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和算に恋した少女(1)
和算に恋した少女(1)
中川真、風狸けん/小学館
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総合評価

10件)
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    毛色のちがったマンガで面白そうだなーと。 が、ネームが多くて読むのに時間がかかる(汗)。 しかも律ちゃん以外の人物の見分けがつかんっ。 時間と心の余裕のあるときにゆっくり読み直そ。

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    投稿日: 2016.08.27
  • ある意味ではリアルな江戸のお話

    うーーん…面白いと思わせる漫画になっていることには変わりがありません。 マンガの中にも登場しますが、日本には江戸期に和算を大人の知恵比べの遊戯として嗜み、中には神社に絵馬として奉納される文化があったのは事実で、何のになしに見過ごしていますが、神社の境内の中に大きさはまちまちですが奉納されている大型の絵馬には馬などの絵の物だけでなく、和算の計算を出題していたり解いたりしたものがあります。 大きな神社だけではなく昔からある小さな神社などにも探してみるとあったりしますので楽しいですよ。 さて、本作についてですがそんな江戸期の算術が好きな小娘が事件を解いていく話なのですが、事件と言うか謎を解いていくだけです。 謎のカラクリの計算を言葉と絵でうまく説明できてはいるのですが、ストーリーとしてはその計算で誤魔化されている部分がいくつかあります。 ちなみに出てくるものは数学というよりも数字遊びというか数字のトリックであり、数学ではなく算数レベルの内容です。 このマンガが先なのかも知りませんが、計算で事件を解いていく湯川博士が主人公のドラマ以降、こういう計算で事件解決する作品をいくつか見ますが、面白いって言えば面白いのですが…先述の通り、これは数学でも算数でもなく、数字のトリックでマジックみたいなモンなんですよね~。 (バブル期などのホットドックプレスか何かの記事で「女の子の年齢をヒントの数字から計算で解き明かす数字トリック」なんてのがあったのを思い出しました←今じゃあコンパ芸にもならないでしょうね(笑)) 江戸時代って文明的なものは何もなかったと勘違いされていますが、実はそうじゃないんですよね。 江戸末期に日本を訪れた西欧人が日本人の識字率の高さに驚いた話は有名ですが、それだけでなく訪れた西欧人が数学の知識があれば数学的にもひろく知識を有していたと驚き記録されていたことでしょう。 (例えば現代の地図とも劣らない日本地図を測量した伊能忠敬も、測量技術だけでなく和算で計算して地球一周の距離を計算していたりして結構、当時から数学は発達していたのです) これはマンガですがこういう小娘でも計算ができる子がいてもおかしくないのが実際ですのでちょっとリアルな話だと思って読むのも面白いですよ。

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    投稿日: 2016.02.13
  • 【コミックス】10年に一度出会えるか出会えないかの傑作だ。

    これは面白い。 出てきた答えが正しいかどうか今ひとつ腑に落ちない推理小説なんかより数倍面白い。 優良児童図書どころの騒ぎではない。 10年に一度出会えるか出会えないかの傑作だ。

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    投稿日: 2016.02.11
  • 数学をテーマにした推理漫画です

    無料で期間限定配信されていたので、予備知識なしで読んでみたら面白かった。 タイトルからは分かりにくいのですが、江戸時代を舞台に、算術家の少女と同心の中年男のコンビが様々な事件を解決する推理漫画でした。逆に「恋した少女」という割には恋愛要素は全くなし。劇中では数学問題が登場するのですが、数学というよりは論理パズルに近いものが多いので、レイトン教授シリーズのようなゲームが好きな人におすすめ。 「ヒロイン父親の失踪」というシリーズを通した筋も一応あるのですが、基本的に一話完結なので、この巻だけでも十分楽しめました。全三巻とのことなので、余裕があるときに続きも有料で読もうかと思います。

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    投稿日: 2016.02.08
  • 文系やし!

    60超えてマンガ読んでいます。 むかしから文系なので、計算はどうも・・・(^_^;) マンガを読んでいる人は、算数の宿題を途中でやめてマンガに手が伸びて・・・。勝手な推理ですが。 なので、恐る恐る読み始めると、出ました図形問題!まぁ物語は面白いし、スルーしても答えは出てくるし・・・その答えが、文系にはまたまた問題ですが(^_^;) ここのレビューで紹介してある「算法少女」を試し読み(^_^;)しましたが、確か似てますね。でも背景となる資料がひとつしかなさそうなので、物語のなかの問題は同じようなのが出てきてもね。

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    投稿日: 2016.02.06
  • 和算、数学の面白さを再認識

    冒頭、神社に納められた「算額」をめぐるケンカシーンは、小説「算法少女」(こちらもReader Storeにあり)のパクリかな?と思いましたが、その先はまったく別物! 和算好きな少女がひょんなことから、奉行所の同心と協力して事件を解決していくストーリーで、面白そうな問題がいっぱいです。西洋の数学は世界の真理を追求する道具として、実用的に進歩しましたが、日本の和算は高等遊戯として全く別に進歩したため、算数パズルとして見ればとても面白いです! 事件の推理と和算の解、両方ちょっとだけ頭を使って楽しみましょう。

    1
    投稿日: 2015.04.17
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    タイトルに惹かれて購入。 内容としては探偵物といってもいいかもしれない。毎回算数に絡んだ騒動、事件が起こり、それを算数の得意な小娘と腕利きの同心が解決して行く。 タイトルの「少女」は、美少女というわけではなく、まさに「小娘」。まだ恋にも縁遠い? 同心に対する町民の評価が、「あのすっ転び方…円熟の技だねえ。」「旦那の「まあまあ」は絶品だ。」 信頼高いよ。絶品の「まあまあ」を繰り出せる人になりたい。

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    投稿日: 2014.03.28
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    うーん、これは・・・好き嫌いっつーよりは、好きor苦手で意見が分かれそうな漫画 数学の定理が絡む推理劇って内容なので、理系向きだと思われがちだが、逆に台詞を深く読み込んで内容をいかに、どれだけ深く理解できるか、が重要になってくると思われるので、どちらかと言えば、読解力を備えている人向き もっとも、中学・高校の授業で割りと使う定理をある程度まで覚えていれば、普通にサクサク読み進められるので、大した問題はない・・・難問ばかりが登場するわけだが 画そのものが少し粗いのだが、逆に人間のドロドロとした業が濃く描かれており、読み手をドップリ引き摺り込んでくる 私が一番に好きな話は、第二話の『干支病み』

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    投稿日: 2013.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    父の残した遺題を追って、和算に取り組む江戸時代の少女の話。 天地明察のおこぼれを狙ったあたりか、 おもしろく無いわけでもないが、読み進めるとだんだん面倒くさくなる。 算術としてはさすがに現代のほうが優れているもので、 お話の中の最高の頭脳が、私の知っている公式に至っていなかったりする。 そのような状況で、与えられたものをいかに使うか、が読ませどころだとは思うのだが、初歩数学を使っただけの謎解きに終始してしまっているようなところが、もう一つ。 あと、毎度のお約束めいたところも、連載で雑誌の中に入っている時には悪く無いと思うのだが、単行本でまとめて読むと、くどさが目に付く。 連載作品ならではの、ドライブがかかってくると面白くなるかもしれないが、当面は難しそう。

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    投稿日: 2013.02.16
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    ぐううう円の面積っっっ! 「円は四角なんだもん!!」「各図の方形の一辺の長さを10寸とした時の各々の小円の半径を求めよ」ってぎゃああああああああ!!!! まるがまるがマル丸○円●…orz うちの親父が数学大好きだったんだ(よみがえるトラウマ) 江戸時代、和算家の父に育てられた娘・米倉律は南町奉行同心の深井転とともに難事件を解決!「算数の心を持てば、それまで見えなかったものが見えてくる、面白いでしょ!」 久々に算数したわ~。 元気っ子な律に算数は…習いたくないかも(教えたでしょ!ポカッ とやられそうだもんw)。 転さんがんばれ~。 二巻待ってます……あの半径の出し方を巻末で説明してください!! いや紙とペンがあれば解けるよ?きっと解けるけどね?!

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    投稿日: 2013.02.04