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「できる人」という幻想 4つの強迫観念を乗り越える
「できる人」という幻想 4つの強迫観念を乗り越える
常見陽平/NHK出版
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総合評価

11件)
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    見た目ばかりのプレゼンが意味ないとか、ポエムが気持ち悪いとか、「コミュニケーション能力」ってなんだ?とか、漠然と思ってたモヤモヤを語っている本。とはいえ「私の代わりに言語化してくれた!」というほどの爽快感はなく、色々と話題に出してはその議論が十分に深まる前に次の話題に移る。ちょっと物足りない。 ひとつひとつ掘り下げて、問題の本質を考えたいと思った。これを書いている今はあまり覚えていないのが残念。

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    投稿日: 2023.01.04
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    活用させてもらってるブクログ、キャンプファイアは家入一真氏が起業したのですね。try 江副モデル(情報の非対称性=much 発信側と探してる側)。check 20xx流行語大賞 out+. 謝長悔長、花長風月。。

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    投稿日: 2016.02.18
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    文字通り「できる人=意識高い系」をぶった切る一冊。 著者自体、元意識高い系だったらしく、説得力があった。

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    投稿日: 2015.08.24
  • 耳障りの良い言葉で語られる、仕事の「できる人」幻想への警鐘

    本書は、耳障りの良い言葉で語られる、仕事の「できる人」幻想に警鐘を鳴らす本です。 具体的には、経営者やコンサルタントが語る、「仕事のできる人」の4つのキーワードが浮ついた言説であると、現場目線で批判しています。 その4つのキーワードは以下です。 ・即戦力 ・グローバル ・コミュニケーション能力 ・起業 例えば、「起業」について。 『二〇代でFacebollkを上場させたマーク・ザッカーバーグなど、一部の「天才」を前提とした話が、メディアでは取りあげられる。すると、若者たちの間で起業家たちが必要以上に英雄視される。これが、平成の起業家を巡る狂想曲である』 というメディアで語られる起業家像は浮ついた言説であることを、サイバーエージェントの藤田氏が味わった苦悩、楽天の三木谷氏の経営面の堅実さ、そして常見陽平氏自らのベンチャー企業経験での苦労から批判されています。 常見氏の批判する仕事の「できる人」に関する4つのキーワードは、耳障りが良い所だけが誇張されがちなのが共通点です。 しかし、仕事の現場では、苦労、失敗、課題の克服などの地道な活動に支えられています。 これからキャリアを積んでいく若者も、私のような中年サラリーマンも、このような耳障りの良い言葉で語られる仕事の「できる人」の言説に踊り、踊らされないために、バランスのある視点を忘れないことが大切だと思います。

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    投稿日: 2014.09.15
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    コミュニケーション能力、即戦力、グローバル、起業といった要件を備えた「できる人」という強迫観念が日本の若者を苦しめている。じゃあこの若者に求められるできる人ってのは何なのかと、入社式の社長訓示や流行語などから時代時代のできる人像を見ていく。バブル期から今まで日本のビジネスの世界でどんな若者が求められてきたか、そしてそれがそのまま経営者に当てはまるもんだという話は勉強になった。 まぁコツコツ頭使って努力していきますか。

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    投稿日: 2014.08.24
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    「「強さのインフレ」が起きている」 即戦力/グローバル/コミュニケーション能力/起業 最近流行のこれらのキーワードが若者の強迫観念になって、真面目に働こうと考えている人ほど適応しようとする。  その姿は薄気味悪くもあるけど、企業側もこれからの社会がわからないから、高い能力を持っているからという事で採用する。  しかし、いざ仕事を始めると上記のキーワードが発揮される職場なんてほとんどなくて、企業からの「採用」という承認を得て自尊心を持った学生は、現実の何でもなさに戸惑う。仕事とはこんなモノだなんて上司もしたり顔で言ったりして。  そして、そんなこんなで3年ぐらいで仕事を辞めたりする人がでてくる。企業側の不安が強さのインフレを起こして、若者側はそれがインフレだとは気づかずに乗っかってしまう。そんな問題が就活にはあるらしい。  という感じに読めたけど、本文の最後のところで違和感があったのは、結論じみたものが「中高年よ若者の可能性だけに甘えるな」ってことで、どうもこの本は若者向けに書いた本ではないらしい。  全体的に、若者自身の問題ではなくて若者をめぐる言葉なり社会に対する常見さんのいら立ちを感じていたけど「若者よ幻想からさめよ」じゃなくて「若者を幻想からさめさせよ中高年」だったようです。  ならばこのタイトルじゃ当事者の中高年は絶対に手にとらないと思うし、じゃあタイトル変えれば手にとられるのかと言われれば、そんな自省心のある中高年はいないと思うから難しいですね。  数字関係はグラフにしてほしかったけど根拠データもちゃんと載っていて、いい感じのコピーライティングも随所にあって面白かったんですけど、ギリギリ若者の私からするとやはりグサッと刺さらなかった気がします。 こういった理想より現実を伝える本は関心を得られにくいかと思いますので、誰に落とし込んでいるのかがもっと明確になっていればなと思いました。

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    投稿日: 2014.06.01
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    大人が描く若者へのできる人像(「コミュニケーションを磨き、即戦力としてグローバルに活躍し、会社が頼りないなら起業しろ。」)を辛辣に語った書。ここ数年の日本情勢や会社の現状を元に、企業のトップを始め、いはゆる大人が理想として求める姿を述べている。 そのようなできる人が強烈に必要とされるのは、一部のかっこいい大人がいる一方で、単にできない大人が増えたことが大きな原因であることは疑いえない。ただそうは言っても、それを受けて今の若者がどう感じどう動くかはあくまで若者サイドの領分である。 私自身はまだまだそのどれもが身に付いてないのが現状ではあるが、自分の人生を自身の選択でコミットしていくために、少なくとも上記のようなできる人としての力をつけていく必要があるように感じている。ただ、それを外からの強迫としてとらえるのではなく、内発的に「なぜ必要なのか?」を絶えず問いながら行動としてうつしていきたいものである。

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    投稿日: 2014.05.03
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    うん、いまの若者に対する「できるひとであれ」という風潮は、社会を繁栄させていくための方便でしかないと思う。 筆者の「できるひと」観が適格。即戦力、グローバル、コミュニケーション力、起業、と。 これらはもちろんないがしろにされていいものだとは思わないけど、でもそこに薄っぺらさも感じてしまう。

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    投稿日: 2014.05.03
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    過去の新聞記事や流行語大賞、ベストセラーのテーマなどのデータ分析が主で、そこから著者の推測による持論が展開されるスタイルの本。 できる人というのは幻想であるということ、若者にだけ期待するなというのが著者の主張。

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    投稿日: 2014.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    常見さんらしい切り口の本。たしかにこの国は若者に何かを求めすぎているとは思っていた。もちろん、可能性を信じてもらえるのはいいが、私のような凡人にはいささか気が重い。 内容的には、入社式やそこでの社長からの言葉、就活の移り変わりなどから、最近の若者への期待を表すデータをいろいろなところからもってきて、分析している。 おもしろい本だったが、もっと常見さんは面白い本書けると思う。分析が多く、やけに真面目な本だ。ぜひ次は少しお酒を飲みながら、本を書いていただきたい。

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    投稿日: 2014.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    社会よ、若者の可能性にかけるな、というメッセージにとても共感しました。変化を求める際に必要なのは他人に期待することではなく、自分が出来ることをすることだと思います。「新入社員に新しい風を入れてもらう」という考えに違和感を持っていたので、本書を読みすっきりしました。 変に焦ることなく、目の前の仕事を頑張ろうと思えました。

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    投稿日: 2014.04.13