
総合評価
(226件)| 53 | ||
| 72 | ||
| 65 | ||
| 15 | ||
| 6 |
powered by ブクログ手元に置いときたい本ですね。 ストーリーよりも短歌が主体なのかな。 「やんなくゃ なんないときは やんなくちゃ なんないことを さあやんなくちゃ」
0投稿日: 2010.10.23
powered by ブクログ短歌の話です。現代短歌の面白さをおしえてくれた、ストーリーはそりゃ普通だけどさ、作中の歌がリアルで面白い。
0投稿日: 2010.10.22
powered by ブクログ歌人・枡野浩一の名前は数年前から知っていて、彼のブログもたまにのぞいて「ドラえもん短歌」にニヤリとしたりしていた。この小説は、チェリーボーイとプレーボーイの二人を主人公に実在の歌人と作者本人の短歌を織り込んで構成されている。新しい形の歌集といってもいいかもしれない。というか、「歌集」だったら買ってない。一部短歌に合わせて都合よくストーリーがひねられた感はあるのが気になるが、すいすい読めるし、現代短歌も軽快でいい。
0投稿日: 2010.10.19
powered by ブクログ「恋人はいてもいなくてもいいけれどあなたはここにいたほうがいい」 この歌がやけに頭に残っちゃってます。 それぞれの人柄やその場の思いが、ちょっと澄ました短歌できれいに表れてるのがお洒落。
0投稿日: 2010.10.06
powered by ブクログこれを読むと、短歌を作りたくなる。というか、作れる気がする。短歌は古典なんかじゃないって、思いました。今にちゃんと生きてます。共感できます。
0投稿日: 2010.10.04
powered by ブクログ歌人である枡野浩一さんの、短歌が題材のお話。 語り手?人称?がころころ変わるのがあまり好きではなく、違和感があったけれど、途中からは気にならなくなりました。 少し謎が残ったため、消化不良なところあり。 吉祥寺や鎌倉のカフェの描写は好きです。
0投稿日: 2010.09.29
powered by ブクログこの本で、「短歌っておもしろいな」って思った。 ストレートで、心に響く、5・7・5・7・7の文化。 すごいよ! 小説自体は、とてもライトで、下ネタ満載。 主人公の男二人は、結局どちらも情けない。 でもいいやつらだ・・・・。 最後の方の連作は引き込まれた。 不覚にも涙が出た。 小説そのものよりも、短歌でこんなに心が揺さぶられるとは思わなかった。
0投稿日: 2010.09.20
powered by ブクログ短歌ってこんなのもありなの!?という衝撃を覚えた作品。 制限があるようで、結構自由なんですね、見方が変わりました。 内容は短歌がなくても良いような気もするけど…。うん、でも青々しくて好きだなぁ。
0投稿日: 2010.09.04
powered by ブクログ集英社文庫のナツイチフェアで、 ストラップが欲しかったから普段あまり買わない集英社文庫を購入。 短歌って遠い存在だと思っていたけど、 ここにのっている短歌は どれも読みやすかったり分かりやすかったりでよいです。 若者向けな短歌って言う感じ。 チェリーボーイとプレイボーイと2人の視点で交互に描かれていて なかなかおもしろい。 二人とも若いなぁ~っていう内容。 男子の考える事が同時に2種類知れる(笑) でも結局どちらもピュアなんだろうなぁーって。 最後の終わり方は私的に微妙だったけど 2視点で描かれる+短歌っていう構成がよかったので★三つ。
0投稿日: 2010.08.30
powered by ブクログ漫画読んでからこれ読みました。何が衝撃って、わかめちゃんと瞳さんの生息地があれだったことですよ。ちょっと私にも読ませろ。
0投稿日: 2010.08.29
powered by ブクログレビューは→http://ameblo.jp/sean-north/entry-10567929721.html
0投稿日: 2010.08.23
powered by ブクログ10/08/10読了 読んだことあったっけなと思ったのは何でだろうか。見覚えのある短歌があったからか。
0投稿日: 2010.08.10
powered by ブクログ主人公はやっぱり伊賀さんだと思う。伊賀さんが悩み・考え・成長する物語。 「五七五七七のフレームで捉えればいいのよ、虹を」という言葉に短歌の良さを感じた。写真とは違う表現方法。
0投稿日: 2010.07.26
powered by ブクログ読んだきっかけは主人公が童貞だからw あと、最近ガチガチの文学ばっかり読んでいて軽く読めるものを読みたくなったから。 短歌には馴染みが無かったけれど、楽しめた。いいなと思うものがたくさんあった。 中央線沿線の物語であるが丸ノ内線も印象に残る。カフェに行きたくなる 2010年集英社のナツイチの一冊
0投稿日: 2010.07.06
powered by ブクログ短歌のリズムにハマってしまいそう。あとカフェに行きたくなる。ミラクルで奇跡、バレンタインが破廉恥、が好き。「もうぼくをさがさないで」は引用された文庫のほうを立ち読みしたことがあって、その時にコレいいって思った。
0投稿日: 2010.07.01
powered by ブクログ表紙をパッと見て、パラパラッとめくって、それで買った本でした。 元々時間つぶしだったし、大して期待もしてなかったのですが……これが、思った以上にアタリの本。 あらすじとしては、ハーフでイケメンなのに童貞な主人公が、プレイボーイで自堕落な生活を送っている天才歌人と知り合って、短歌を始める話なんですけど、作中で使われている短歌がどれもこれも「おお!」という感じで、国語の授業で培われた短歌とかメンドクサイみたいなイメージをすっかり払拭してくれるような作品でした。 以下、いくつか気に入った短歌を引用しておきます。 気になった方はぜひ、読んでみてください。 してもないピアス確かめてばかりいる 今日で君には逢えない気がする(柳澤真実) 遠くから手を振ったんだ笑ったんだ 涙に色がなくてよかった(柳澤真実) 恋人はいてもいなくてもいいけれどあなたはここにいたほうがいい(is) 今すぐにキャラメルコーン買ってきて そうじゃなければ妻と別れて(佐藤真由美) こんなにもかわいい恋の命日をいつかあたしは忘れちゃうんだ(板倉知子) ひとりでは育てきれない恋なのでちゃんと自分で堕ろすつもりです(平賀谷友里) 他にもたくさんの短歌が収録されています。 とっつきにくい、わかりにくい何かではない短歌ばかりなので、ぜひ、読んでみてください。
0投稿日: 2010.06.05
powered by ブクログCHERRYBOYとPLAYBOY 二人の視点を順番につなぎながら物語が進む とてもテンポが良かった 歌人なので 短歌の世界を描いていて 登場人物が短歌をよむのだが それは枡野さんと他の人が実際によんだもの 性描写もふんだんに出てくるのだが なぜだかとてもポップな印象を持った
0投稿日: 2010.05.23
powered by ブクログ小説的には大したことない気がするし、なんか突拍子なくこじ付け的な箇所も見られるんだけど、全体的には嫌いではなかったりします。クドカンが解説書いてるところとかw吉祥寺舞台でとても魅力的なカフェがたくさん出てくるのでいきたくなりました。
0投稿日: 2010.05.22
powered by ブクログはぁ 夏なのに、まったく本を読んでいない・・・ とりあえず、集英社のナツイチの一冊を手取ってみる、と・・・ ショートソング=短歌を作っちゃったりする、童貞君やプレイボーイ君が出てくる青春ストーリー。 なんというか。 言葉ってすごいな 私が単語を組み合わせても、どうにもならない短歌ができるだけだけれど それを他の人が組み合わせると、「あっ!」って思わせる短歌ができる。 57757の音数制限があるにも関わらずだし 「それなりに心苦しい 君からの電話をとらず変える体位は」 「顔面の筋肉だけで笑うのは マジ怖いのでやめてください」
0投稿日: 2010.05.18
powered by ブクログカツオくんはかわいいし、伊賀さんは憎めない。読んでて楽しかった。その上、出てくる短歌がおもしろい。瞳さんの短歌が好きだったな。実在する人の短歌のようだけど。その人の歌集読もうかと思った。ていうか、短歌始めたくなった。
0投稿日: 2010.05.16
powered by ブクログこれを読んでから、短歌にはまり、自分で作ったりした。 読みやすいし、話も軽く、読みやすい。 ついでに、喫茶店も好きになる!
0投稿日: 2010.04.09
powered by ブクログすごい好き!! 下ネタもおおいし、男の子目線で書かれてる本なんだけど、 励まされるシーンがおおい。 元気もらった。 沢山の短歌が挿入してあって、それは作者の方が作ったものもあるんだけど、 違う人が作ったものも沢山ある。 なのに妙にそのシーンにマッチしてるのがよい。 巻末にある、短歌とその作者紹介だけ見て、読み終わったシーンを回想するのも面白い。
0投稿日: 2010.04.01
powered by ブクログハーフの美男子なのに内気で、いまだチェリーボーイの大学生、克夫。 憧れの先輩、舞子にデートに誘われたが、連れていかれたのはなんと短歌の会!? しかも舞子のそばには、メガネの似合うプレイボーイ、天才歌人の伊賀がいた。 そして、彼らの騒々しい日々が始まった―。 以前にどこかで紹介されていた気もするけど こちらに載ってないので紹介します いままで自分が思い描いていた『短歌』 ちょっと重そうで難しい そんなイメージを覆す 簡単に作ってそうに見えて 実は奥深い そんな素敵な『短歌』がたくさん出てきます 『短歌』作ってみようかなぁ… なんて思わせる小説でした 読みやすいのでおススメです
0投稿日: 2010.03.23
powered by ブクログ文章のごちゃごちゃした感じはあるものの、あいまに入ってくる短歌との対比になっているのか、さくさく読める。 題材はもちろん面白いし、短歌もよい。 意味不明だったり出さなくてもいいエピソードも数多くある気がしたけれど、二人の主人公が入れ替わり立ち替わりだからこれはこれでいいのかもなあ。 でもやはり作者は歌人だと思う。小説家ではない。
0投稿日: 2010.03.16
powered by ブクログ少し納得がいかない。 今まで短歌に興味なんて、1ミクロほども持ったことがないのですが、けっこう奥が深いということを知りました。
0投稿日: 2010.03.09
powered by ブクログ各場面は2ページ半という短いスパンでありながら、 その中でも山場をしっかり作り込んであるので、 軽快なテンポで読み進められました。 短く歯切れいいショートショートの巧さは、 31文字という限られた中で情景・想いを 表現する歌人作家ならではの技でしょうか。 終盤、勇み足になるのが少し気にかかったけれど、 ふたりの全く違う男が様々な女性を巡っていく様は、 出てくる吉祥寺のカフェから、一風変った歌会、 言葉遣いまで、すべてが洒落てて面白かった。 それにしても・・・ 「歌人」なんて優雅なものを想像していたけど、 作家以上にシビアなものであると知りました。 一冊の歌集を出すまでの経済面での苦労、 それに見合わない書店での扱いと売上。 確かに私も今まで、本は好きだし本屋もよく入り浸るけど 歌を目に入る事がなかなか無かった。 短歌は授業でも学ぶけど、普通の小説のように 一般人の生活に浸透していないと思う。 作中に登場する女性歌人が作家デビューした際、 小説の各章冒頭に自分の歌を入れる事により、 同時に「歌集を出した」とも捉えるエピソードに 歌人の苦さを特に強く感じました。 ちなみに作中にたくさんの歌が登場しますが、 これは全て既存の歌なのだとか。 この本自体も歌人である著者の 「優れた歌を少しでも人目に…」 という切な願いがあるのかもしれない・・・ なら、それは結構成功してると思う。 現代短歌って、ことば・リズムも面白い。 キャラメルコーン買ってきて、の歌とかお気に入り。
0投稿日: 2010.02.18
powered by ブクログリアルっていったらリアルなのかな。 短歌を読んでる男の子の世界では さわやかエロな感じがさ。 短歌っておもしろいなって思えたよ。 ただ深読みする力がなくて、へーそうなんだ!って感じだったけどね笑
0投稿日: 2010.02.07
powered by ブクログなかなか面白い本でした。 内容自体はとくにどうというわけではなかったけど。 1章が短いのであっという間に読めた本。 この物語にはたくさんの短歌が織り交ぜられていて、その短歌がどれもすごいよかった。 無理してる自分の無理も自分だと思う自分も無理する自分 こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう だれからも愛されないということの自由気ままを誇りつつ咲け
0投稿日: 2010.02.04
powered by ブクログ吉祥寺を歩きたくなるし、5・7・5・7・7に日常考えるよしなしごとをこめてみたくなる。 全ては本の模倣から始まるかもしれないけれど、何かを生み出すことって、やはりをかし、なことに違いないと思わせる本。「結婚失格」と共に読むと、オモテとウラみたいに感じさせる。
0投稿日: 2010.01.25
powered by ブクログ何度読んだかわからない。 国友くんより、舞子先輩より、瞳さんよりも 伊賀さんが素敵で、人間くさいんだなあ。 また読むだろう。まだ読むだろう。
1投稿日: 2010.01.06
powered by ブクログ内容は軽くてさらさら読める。 心の機微を短歌に乗せるのもいいかもしれない。 軽い若者の会話と、短歌がさらりと融合するとは。 ケミカルだ。 ※吉祥寺を中心にカフェが多く紹介されているため、 カフェ好きの友達に。
0投稿日: 2009.12.25
powered by ブクログ“不思議なことに、舞子だけでなく、国友克夫のこともゆるせなくなった。 おまえ、そんなかっこいい顔に生まれついたくせに、わざとダサい格好して、母性本能くすぐるなよ!童貞ってことを、ひけらかすな!ちょっとばかり短歌の才能があるからって、やや天才の傾向があるからって、いい気になるなよ……。 そうだ。国友克夫には才能がある。こんな才能ある若者の童貞……いや「貞節」を、舞子みたいな女に奪われてはならない。もしかしたら童貞を失ったら、短歌の才能も消えてしまうかもしれないじゃないか。それは損失だ。日本文化にとって由々しき事態だ。 論理が支離滅裂で、自分でも冷静さを失っているような気がしてならなかったが、気がついたときには、舞子と国友克夫のいる席の前に立っていた。 「やあ、国友克夫くん。悪いけど俺たちこれからデートなんだ。俺たちが愛し合ってるってことは、舞子から聞いて、もう知ってると思うけど……」 「え!」 「えっ!」 舞子と国友克夫が、同時に声を出した。” 中村さんのイラストで買い。 うーん、普通? なんかちょっとエロい。 普通にそういう単語が出てくるのにはびっくりした。 視点が二人の間を行き来するのだけど、別にそんなに読みにくいことはなく、むしろ読みやすくてよかった。
0投稿日: 2009.12.22
powered by ブクログとりま短歌つくりたくなる つかこれ読んだの2回目 小説で2回読んだの初めて。 舞台は吉祥寺だからかなり親近感。 出てきたカフェで知ってるのほぼなかったけど。。 話のあいまあいまに登場人物が短歌詠んでる。 話の中で出てくると気持ちがよくわかる。 童貞とプレイボーイのもんもんとした青春な話。 なにも起こらないけどいいかんじ。 短歌って案外すぐできて、ひたれていいよww
0投稿日: 2009.11.29
powered by ブクログ初めて読んだ枡野浩一さんの本。 これ読むと、短歌はまります。詠みたくなる本。 で、やっぱり伊賀さんは枡野さんじゃないかって思うんだよね。 貸してくれた人はそう?とか言ってたけど。 あと案山子さんは頭の中では美輪さん(笑) エンディングはちょっとよくわかんなかったので、もう一回読みます; 短歌のイメージを覆される本です。おすすめ!
0投稿日: 2009.11.28
powered by ブクログ基本的には明るくて前向きな気持ちで読める。短歌の世界が現代ではこんなふうに活動され続けてるのかな、とちょっと興味が沸いた。
0投稿日: 2009.11.23
powered by ブクログ司書さんにおすすめされて借りた本。 短歌なんてちっとも馴染みがなかったけれどとっても愉快な一冊だった。堅苦しいことなんてちっともなくてむしろ軽快なテンポ。愛すべきちゃらんぽらん。 一人称がくるくる変わって飽きない構成も素敵だった。 初めての感触という感じ。こんな「読書」もありだなあと思った。
0投稿日: 2009.11.10
powered by ブクログちょっと過激だったけど…どんどん先に進みたくなるおもしろい本だった。 吉祥寺が舞台って書いてあったから、手に取った本。 吉祥寺のイルミネーションが見たくなる!(^^)
0投稿日: 2009.08.20
powered by ブクログこれは、再構築の物語だ。著者を含む多くの歌人が残した短歌をつなぎ合わせながら、ひとつの物語がつむぎあげられている。その意味で、本書はとてもいい評論といってもいいだろう。歌人による、小説のかたちをとった短歌の評論である。 短歌とは、ひとつひとつが完成された作品だ。ごく当たり前のことだが、本書では物語の流れに身を任せてしまうとそれを忘れそうになる。いや、忘れるようになっているのか? だが、この物語が不思議とリアルに響くのは、短歌の力なのだ。さしはさまれた短歌がなかったら、物語は成立しない。酸素が存在しなければ、人間が呼吸をできないのと同じように。短歌が呼吸をするために、物語は作られている。 同時に本書は、短歌が非常に開かれたものであることを教えてくれる。作者独自のものでありながら、読むものの感情のなかにもひそんでいると感じさせてくれる。あるひとりの感情から生まれた短歌が、他人の物語のなかで息づく。読者の物語のなかで息づく。それは、書き手の自由をも意味しているのだ。 俵万智の登場で、短歌は以前よりも身近なものになったとされている。だが、出版不況の時代、エンターテンイメントとして小説が消費されていく時代に、短歌の読者などどれぐらいいるのだろうか。そこに、エンターテインメントのなかに短歌を封じ込めたこの作品(しかも、携帯サイトの連載小説だったらしい!)が公になったことには、深い意味があると思わざるを得ない。すごい!
0投稿日: 2009.08.11
powered by ブクログ短歌がどんなものか、よく分からなかったのですが 割とカジュアルなものもあるんだなぁ、と新鮮でした。 二人の男の人がチャプターごとに語るような話の流れで 同じイベントに対して、ふたりそれぞれが相手に対して思うことが 一方的かつ妄想的でちょっと面白い。 正直なところ、作品の舞台が吉祥寺や阿佐ヶ谷で 色々なカフェが(恐らく)実名で出ているので、そっちの方が興味深かったです。笑
0投稿日: 2009.07.21
powered by ブクログ短歌に彩られた、童貞グラフィティ小説。主人公はハーフのイケメン童貞大学生克夫。憧れの先輩の舞子についていった先は短歌の会。そしてそこには彼女の恋人、プレイボーイで天才歌人の伊賀がいた。そんな三人の織り成すよくわからない三角関係(?)デイズ。まず、そこここに登場する短歌がいい。まさか自分にこんなものを嗜む度量が有るとは思わなかった。というか、この短歌自体がすごいのかもしれない。まず口語であり、それでいて俵万智のような色恋満開みたいな内容でもなく、結構どうでもいい日常(けどそれが逆に哲学的で味が有る)を歌っている軽さがすばらしい。話の節目節目どころか、なんでもない場面でさえしょっちゅう出てきて、ものすごくいいアクセントになっております。そんで歌人が書いているからかしらないけれど、文章のリズムがよろしい。すっきりすらすら読めます。こういうセンスがラノベの作者に欠けている所だと、俺は思う。チェリーボーイ・克夫とプレイボーイ・伊賀の二つの一人称で交互に語られる形式なんだけれども、それぞれの心象や行動の描写がコミカルでありながらどこかリアル。例えば、伊賀は「自分にゲイの気があるんじゃないか」とマジで疑ったりなんかしてるあたり笑えるけどどこかわかるし、克夫も優しくされるとすぐ好きになってしまう童貞臭さが非常に宜しい。だけどそれが本当にリアルか、こんなヤツいるか、と問われたら、いるとも言い切れない。このリアルとアンリアルの混在が非常にバランス良く心地よい。と、とにかくべた褒めなこの作品だけど、なんで9点かというと、最後がちょっとすっきりしなかったから。本当に面白かっただけに、こんなに「開いた」EDではなく、ある程度「閉じて」、完成度を高める工夫が欲しかった。もったいない。まぁこれも俺個人の意見だからなぁ・・・。この著者の次作があれば絶対読む。<追記>この著者は歌人らしいので、小説はもう期待できないかも。
0投稿日: 2009.06.30
powered by ブクログ2007年か2008年のナツイチ なんか面白そうだなぁってジャケ買いして 面白かった 短歌っていいかもしれない
0投稿日: 2009.05.30
powered by ブクログ日々の気持ちを短歌で綴る。こんな粋なことはない。 しかも一番気持ちが高ぶる20歳前後の男子。 そんな二人はプレイボーイとチェリーボーイ。 人生を楽しんで見えるプレイボーイよりも チェリーくんの方が楽しい短歌を綴ってくれる。 自分の気持ちを正直にリズムよく語れる 様になりたいと思いましたね。
0投稿日: 2009.05.14
powered by ブクログ軽ーく読めていいですが、個人的にはちょっと・・・。 小説形式ですが、短歌を始める人には入門書になると思いました。 短歌についてはわかりやすいです。
0投稿日: 2009.04.23
powered by ブクログ大学生で内気なチェリーボーイ克夫と、デザイナーにてプレイボーイな伊賀の二つの視点で描かれる青春ストーリー。克夫はあこがれの先輩、舞子につられて、短歌の会合『ばれん』に参加する。舞子の伊賀に対するだしに使われるのだが、これがきっかけとなり、短歌を詠みはじめるようになる。伊賀は克夫の内なる才能に惚れこみ、興味を示すようになり三人での交流が何かと多くなっていく。二つの視点が軽い文章にて交互に展開されるので読みやすく面白かった。普段触れることのない『短歌』であったが、身近なテーマで書かれていて、共感できるものも。克夫が同じ年代で大学生ということもあり、彼自身にはいって読み進めていけた。作中にカフェにて会うシーンが多々あり理想の大学生活だなぁなんて思ったりも。伊賀の克夫に対する行動、想いがとても愉快で面白かった。作品の終わりはやや不完全燃焼な部分がありそこが残念であった『チョコなんか嫌いだからな』言われても 言われなくてもあげませんけど 大木 凛この句が一番いいなと感じた。
0投稿日: 2009.04.08
powered by ブクログ読みやすく、あっという間に読み終わっちゃいました。 短歌も初めて詠んだけどすごい面白かった。 自分が知らない魅力を知れてよかった一冊でした。 たいていの本は1回読むと、2回目は、読んでても面白くないんですが、これは、2回目も楽しんで読めました☆☆
0投稿日: 2009.03.17
powered by ブクログ短歌が中心となった小説。短歌なんてあまり触れたこと無かったけど、楽しめたし興味が持てた一作。二人別々の視点で描かれているのも面白い。
0投稿日: 2009.03.16
powered by ブクログ歌人・枡野浩一の初の長編小説。 主人公は19歳のハーフの大学生・国友克夫くん。 ルックス、最高。 オシャレ、最低。 ハーフなのに日本語しか話せない。 だから、モテない。 よって、童貞くん。 残念・・・素材はいいのに、ね。 そんな彼が、憧れの舞子先輩に 有無を言わさず引っ張り込まれたのは、 短歌結社「ばれん」の歌会の場。 しかし、蓋を開けてみると、 国友クンには、意外な短歌の才能があったのだ。 …というところから始まる物語。 かっこいいのにその素材を生かせず、 自分に自信を持てない男の子・国友くんが、 童貞クンゆえのもやもや感と、 自分が持ってる個性を生かしきれないジレンマから、 短歌(=ショート・ソング)と出会うことで、 少しずつ、自分の居場所を見つけていく物語。 キーパーソンは、 彼の憧れる舞子先輩、 その舞子先輩と恋人関係になる天才歌人・伊賀。 この三人の関係を核に進んでいくこの小説は、 国友サイドと伊賀サイドの二つの視点で描かれている。 立ち位置の違う二人の視点でつながる 一つの物語という展開が、新鮮で楽しい。 ピュアでぐだぐだの国友くんが、 短歌や仲間と出会えたことで ぐだぐだながらも少しずつ成長していく感じが、面白い。 わたくし的には 自我とコンプレックス、自信と焦燥感がないまぜになった 伊賀の存在の複雑性が面白かった。 そして、なによりも素敵なのが、 小説の中にちりばめられる短歌の数々。 数人の歌人が詠んだ歌が、 ストーリーに合わせて登場する。 短歌というものが こんなにも瑞々しくて、リリカルなものだとは思わなかった。 小説の中で、短歌に出会うたびに、 登場人物達の心が、ぐっと近くなるような気がした。 終盤に詠まれたいくつかの短歌は、 胸にぐいぐいと迫ってきて、 最後の歌で、鮮やかに頂点を極めた。 最後の短歌は、気持ちのどこか奥の部分を ぎゅっと掴まれたようで、包まれたようで、 わけもなく「あぁ・・・」と声が出そうな気分になった。 かつて、初めてよんだ森絵都の「つきのふね」の 最後に登場した手紙で感極まった時の気持ちを思いだした。 読み終わった後に、 「あたし、歌人になりたい…」とつぶやいてしまった、 かなりその気になりやすい、とほほな私。
0投稿日: 2009.02.16
powered by ブクログ短歌をテーマにするとは・・・。 三角関係、浮気、確執、嫉妬。 しかしその設定とは裏腹、爽やかさで満ちています。 舞台となる吉祥寺。 作者はきっと大好きなんだと感じました。 主人公二人のそれぞれの主観で物語が綴られていきます。 おかげで二人のキャラはしっかり理解できるし、 そこに関しては相当なレベルだと感じました。 しかし、脇役の影がすごく薄い。 いらないストーリーや設定、 これ誰だっけ?という場面さえ目立っていました。 映像で見ると分かりやすいんだろうけど、 文章である以上、もう少ししっかり書き込んでもらいたかった。
0投稿日: 2009.02.05
powered by ブクログストーリーがどうって訳じゃないけど 間、間に短歌が入っている 歌物語的な感じが気に入ってます。 すてきで胸に残る印象的な短歌がたくさん載っていて それだけでも充分楽しめます。
0投稿日: 2009.02.03
powered by ブクログ表紙買いでしたが、内容も表紙のイラストのようにさっぱりした読後感。面白かったです。短歌と付き合う現代人の色恋人間模様。主観が章ごとに交互に主観が入れ替わって、さくさくと読めます。話の中に入っている短歌がその時々の思いをぴたりと当てていて、いろんな人のを集めてきたとは思えないマッチング加減に驚きです。今の人の作る短歌ってすごく素敵だな、と思えました。
0投稿日: 2009.01.04
powered by ブクログおいカツオ、お前は自信もてや。て思わず言いたくなりました。 物語の途中で出てくる短歌がそのときの心情にはまりすぎてて電車の中でも思わず笑みが…笑
0投稿日: 2008.12.26
powered by ブクログ短歌って凄く不思議だ。 自分が今まで関わったことのない領域。 読んで思ったのは破壊力が凄いなぁと。 主人公が交互に入れ替わるっていう視点もいいし、 面白かったんやけども、 最後が消化不良かなぁ。 何か結末を求めてたわけじゃないけど、 なかったらなかったで、物足りないね。 でも新感覚って感じがした。 ミラクルで奇跡みたいなミラクルで奇跡みたいな恋だったのに この短歌がダントツ好き。
0投稿日: 2008.11.28
powered by ブクログ舞台は現代。テーマは短歌!!ごっつ男前やのに自分に全然自身のないハーフのカツオとチャラ男で天才短歌士の伊賀さんの二人の視点で話は進んでいくお話。なんか最近こーゆー日本の文化をテーマにした小説をようけ読んでる気がするわ。こないだは(けっこう前やけど)落語がテーマの小説読んでたし。 ラストは気に食わんかったけど、全体としてはよかったです♪
0投稿日: 2008.11.24
powered by ブクログショートソング。タイトルそのまま短歌のお話。 本が苦手な若者でもきっとこれなら読めるはず!おもしろい! ヴィレッジバンガードの店員さんは嘘つかない!
0投稿日: 2008.10.29
powered by ブクログ短歌をベースにした小説。 あんまり大きな展開は無いけれど、淡々としていて良い。 ところどころにでてくる短歌が気に入った! 続きを読みたい。
0投稿日: 2008.09.24
powered by ブクログ面白かった。枡野さんって小説書いてるんですね。初めて知りました。別の彼の本でキャラメルコーンの短歌は知っていました。好きですこの短歌。続き書いてほしいです。最後につくろうとしていた短歌集を読んでみたい。
0投稿日: 2008.09.19
powered by ブクログ短歌の世界ってなんかマジメなイメージだったんだけど。 考えを改めさせられた。 作中のおれの好きな短歌。 神様はいると思うよ 冗談が好きでモテないやつだろうけど
0投稿日: 2008.09.09
powered by ブクログハーフで美男子。だけど彼女いないしもちろんその先になんて進んだことないウブな克夫。憧れの先輩にデートと称して連れて行かれた先はなんと短歌の会! しかもそこには天才歌人でありながらプレイボーイな伊賀がいて…。気が付けば短歌の面白さに引き込まれていく克夫とそんな克夫が放っておけない伊賀。2人の視点が交互に描かれ瑞々しい恋の歌が次々と歌われる青春物語。
0投稿日: 2008.09.04
powered by ブクログ友達から借りた本。 おもろかった(^^) このハンサムなハーフの男の人がみく的には好きだなあ。 友達として欲しいかも。 あと、意外と短歌がすっごい載ってた。 実は短歌の話が出ることすら知らなかったからびっくりした。 嬉し泣きしている人の泣き顔は笑顔と言って良いと思った 気づくとは傷つくことだ 刺青のごとく言葉を胸に刻んで こんなにもかわいい恋の命日をいつかあたしは忘れちゃうんだ だいじょうぶ 急ぐ旅ではないのだし 急いでないし 旅でもないし
0投稿日: 2008.09.03
powered by ブクログジャケ買い、そして裏表紙の説明書きも気になった。 その場面に合った短歌が書かれていて面白いです。 美少年のハーフとかプレイボーイの短歌の天才とか、とても個性的なキャラクターも面白いです。 僕は今まで「短歌」や「詩」などをいいなぁと思ったことはありませんでした。 なんか、気に入らなかったんですよね。 「この詩がすごくいい、自分の気持ちとぴったり」 みたいなのが嫌でした。 「だから何なの?」みたいなね。 センチメンタルみたいな感じから「負」を感じてました。 だから、詩集とか読んだことはありませんでした。 でも、この話を読んで、その中に出てくる「短歌」で「いいなぁ」と思ったものがいくつかありました。 あと、本文の言葉遣いやちょっとした表現がとても気持ちよかったです。 1つの区切りも5〜10ページで区切られているのも読みやすさの要因だと思います。 これは、みんなにおすすめしたい本ですね。 (2008.08.26)
0投稿日: 2008.08.26
powered by ブクログショートソング=短歌です。短歌はちょっとした小道具みたいなものかと思ってたんですけど、短歌色(?)がかなり濃くて新鮮でした。吉祥寺のカフェがたくさん実名で出てきたのでいつかこの本のとおりにカフェ巡りしたいなーなんて思いました^^カツオくんかわいいです。笑
0投稿日: 2008.08.22
powered by ブクログモテモテ男とチェーリーボーイ2人の視点で、交互に描かれます。 真逆と言っていいほどの、対照的な二人の視点が、 読み進めていくことに、爽快感がありますね。 吉祥寺という馴染みのシチュエーションや、出てくる和歌の新鮮さ。 読んでも後悔しない、またいつか読み返してみようと思える本でした!
0投稿日: 2008.08.22
powered by ブクログ* CHERRY BOY と PLAY BOY * 焼きたてのパンを5月の日だまりの中で食べてるようなほほえみ 恋人はいてもいなくてもいいけれどあなたはここにいたほうがいい など 現代短歌を散りばめた等身大の青春ラブスト-リ- * 2人の目線で交互に紡がれる 言葉と短歌の中に個性と 人間の本質が所々 垣間見てとれてドキってする+° 吉祥寺カフェ追体験したくなる!!!! 読んだあと 頭ん中が 57577 * 2/14前後に読みたい * 好きと苦手が 鮮明に出るけど 男性の素直なノベル *
0投稿日: 2008.08.19
powered by ブクログ「それなりに心苦しい 君からの電話をとらず変える体位は」 これ、短歌です。 チェリーボーイと、プレイボーイの二人。 内容は、別にHじゃないです。 確かにそーいうシーンとかはちょいとあるけれど、むしろさわやかです。 短歌って結構おもしろい! 短歌なんて全然興味なくて、「若いもんはやらんだろー」とか思っていたけど、この本を読んで、つくってみたくなりました。 短歌集とか詩集、読んでみたくなりました! 「ひとりでは育てきれない恋なのでちゃんと自分で堕ろすつもりです」 「こんなかわいい命日をきっとあたしは忘れちゃうんだ」 「手荷物の重みを命綱にして通過電車を見送っている」 うん!力作がいっぱいです!
0投稿日: 2008.08.13
powered by ブクログ初枡野さん。とっても読みやすい。 枡野さんの短歌ではないけど「遠くから手を振ったんだ笑ったんだ 涙に色がなくてよかった」が好き。
0投稿日: 2008.07.30
powered by ブクログ短歌のための小説。プレイボーイの転落人生とチェリーボーイの好転人生を描く。 登場人物がみんなして移り気。唯一一途な元女子高生歌人の自意識過剰っぷりが個人的にだいすきです。 「だれからも愛されないということの自由気ままを誇りつつ咲け」
0投稿日: 2008.07.21
powered by ブクログ短歌って百人一首であるとか堅苦しいものかと思っていたけど、 クスっと笑えちゃうようなものもあって、ことばあそびは楽しいと思った。 吉祥寺に住んでたらもっと楽しく読めるのかもしれない。
0投稿日: 2008.07.11
powered by ブクログ2007年のナツイチのときに購入。 悪い意味でなく、くだらなくて笑えた。 軽い気持ちで読めるので、2冊同時読みにもおすすめ。
0投稿日: 2008.07.02
powered by ブクログ甘酸っぱいようなどこかもどかしいような、 そんな雰囲気が漂う1冊。 結局は完璧な人間なんてどこにもいなくて みんな試行錯誤で前に進んでるんだなーって、 素直にそう思う1冊。 なんでも吉祥寺に実在するカフェが出てくるのだとか。 お洒落なとこなので行ってみたいな♪ あとは短歌がいちいち面白い! これ読めば短歌=とっつきにくい ってイメージはなくなるよ☆
0投稿日: 2008.07.01
powered by ブクログ最初はおもしろかったけど、、、 時代に抗う反フェミな感じに憤りを感じないこともない。 軽く、サクッと
0投稿日: 2008.07.01
powered by ブクログ久々に面白いと思った本です 腐的視線でもなかなかに楽しめました いやあこれ読んだ後は日常生活で短歌使いまくりです
0投稿日: 2008.06.23
powered by ブクログ主人公とますのさんを重ねて見てしまうと、 なんだか落ち着かない気持ちになるけど 男二人の目線で話が進んでいく書き方はなかなか面白いなと思う。 途中で出てくる複数の女の子の書き捨て感は意図的なんだろうな。
0投稿日: 2008.06.06
powered by ブクログ若者の身内話の様なストーリー 最初から入っている 愛の切れ目を 歌手は拡大して歌うのだ 小説としてはどうなんだろう。でも嫌いじゃない。
0投稿日: 2008.06.05
powered by ブクログ"Short Song"=「短い歌」=「短歌」? という具合で、実は「短歌」をモチーフにした話です。短歌とは、57577の31文字に言いたいことを詰めていくもの。俳句と違って季語はないし、31文字でどれだけ詰め込めるかというのがポイント。 作中にたくさんの短歌が出てきますが、読後は自分も短歌を詠んでみたくなるから不思議なもんです。
0投稿日: 2008.05.22
powered by ブクログまさか最後があんなになるなんて…。 人はいいかげんに愛しちゃあいけないんだね…。 伊賀さんの気持ちってなんだかすげぇわかる…。 あの苦悩みたいな感じ、なんとなくだけどわかる…。
0投稿日: 2008.05.19
powered by ブクログ〜お薦めお返事〜 お薦め有り難うございます!本日早速朝本屋で探してみたり、帰りに本屋で探してみたりしてみました。行き着けの本屋で凄く汚れた形で一冊置いてあったので、買うべきか買わざるべきか迷ったあげく、どうせなら綺麗なもの!と思ってグッと我慢をして、次回機会があった時に手に入れてみようと思います。青春物語とあれば、私好み間違い無しです!読むのが楽しみです!有り難うございました!>たもつ
0投稿日: 2008.04.18
powered by ブクログチェリーボーイとプレイボーイの視点で進む吉祥寺の話。 話の中に散りばめられた短歌が絶妙なスパイス。 そして吉祥寺に行きたくなります。
0投稿日: 2008.03.28
powered by ブクログ作中の短歌が実際に歌人の方々が作った短歌だったとは… へたれ大学生が短歌サークル所属の先輩に恋をした事がきっかけで短歌の世界に入っていくというもの 作中の短歌のやり取りとシーンごとに主人公の視点が変わるところが読んでいて楽しい
0投稿日: 2008.03.26
powered by ブクログわたしが今までの20年の間に最も感銘を受けた短歌「絶倫のバイセクシャルに変身し全人類と愛しあいたい」を詠んだ歌人・枡野浩一氏が初めて書いた長編小説。 でもわたしがバイセクシャルに変身しても、ゲイとは愛しあえないんだって。 人間て複雑で難しいね。
0投稿日: 2008.03.23
powered by ブクログ吉祥寺という舞台がしっかりしてるのと、短歌というのに興味を持ったのと。前者に関してはお店の名前は出てくるけど、町そのものの記述がないのが期待はずれでした。後者に関しては・・・短歌って思ってるより何でもありなんだな、というか。それで短歌っていっちゃっていいの?というか。読み手の感性不足かもしれませんが。重ね言葉なんて技法になってるくらいだし、言葉遊びと割り切ればありなんだろうけどあんまりそんな作品が続くと飽きてしまいます。載ってる短歌を面白いと思えればOK。思えない場合は・・・推して知るべし。
0投稿日: 2008.03.23
powered by ブクログ枡野さんは短歌。なイメージだったから小説はちょっと躊躇してたんだけど、とんでもない!おもしろいわー!!
0投稿日: 2008.03.17
powered by ブクログ克夫視点と伊賀視点が交互に入れ替わる形式で進む、短歌を題材とした青春小説。 なかなかに引用される短歌がよい。最初は全部著者の作かと思ったんだが、そんなことは当然無かったf( ̄ー ̄;;) 女性視点の短歌とか、流石にあれだけでないよな… 青春小説としては青臭い(大学生以上なのに中学生のような…わかる人にわかるように伝えるなら、漫画「Bバージン」の様)のに耐性があれば十分楽しめる。 あと、吉祥寺を舞台にした本だが、一回か二回しか訪れたことが無くあまりイメージはなかった、そんななかこの本の帯には ”吉祥寺石を投げれば童貞か、 桝野か宮藤楳図に当たる” …吉祥寺のイメージがさっぱりわからなくなった(;´Д`) まぁ芸術的な人間とそれにあこがれる童貞(ひよっこくらいのニュアンスか?)しかいないという意味か…? カフェ描写とかも多く、吉祥寺を知る人間にはもっと楽しめるのかな
0投稿日: 2008.03.15
powered by ブクログ表紙が中村さんのイラストだったので購入。短歌って堅苦しいイメージがあったけど、案外そうでもないなって読んでて思った。
0投稿日: 2008.03.12
powered by ブクログハーフの美男子なのに内気で、いまだチェリーボーイの大学生、克夫。憧れの先輩、舞子にデートに誘われたが、連れていかれたのはなんと短歌の会!?しかも舞子のそばには、メガネの似合うプレイボーイ、天才歌人の伊賀がいた。そして、彼らの騒々しい日々が始まった―。カフェの街、吉祥寺を舞台に、克夫と伊賀、2つの視点で描かれる青春ストーリー。人気歌人による初の長編小説。 短歌とかはダメだな…
0投稿日: 2008.03.08
powered by ブクログ最近こうゆーの久しぶり:)直接的な単語飛びかってるけどおもしろい★
0投稿日: 2008.03.01
powered by ブクログ枡野さんは短歌。なイメージだったから小説はちょっと躊躇してたんだけど、とんでもない!おもしろいわー!!
0投稿日: 2008.03.01
powered by ブクログこういう作品が好き。むしろこういうのばっかり読みたい。 ところどころに短歌を散りばめているのが乙だわ。
0投稿日: 2008.02.28
powered by ブクログ好きだった 雨、雨だった あの頃の 日々、あの頃の 日々だった君 (本文より) 小説というより、歌集。それもとびきりの。
0投稿日: 2008.02.26
powered by ブクログ初枡野さん。とっても読みやすい。 枡野さんの短歌ではないけど「遠くから手を振ったんだ笑ったんだ 涙に色がなくてよかった」が好き。
0投稿日: 2008.02.10
powered by ブクログ「あの頃に戻りたいとは思わない だけど3分くらいならいいかも」 クドカンも短歌で解説していたのでマネっこ。 いろんなヒトの短歌が読めるのはいんだけどーーー!!! 肝心の小説の筋が…書いてるうちに分かんなくなっちゃったのか?…枡野さん。
0投稿日: 2008.02.09
powered by ブクログ帰国子女の超イケメンハーフなのにチェリーボーイの男子と 短歌で有名なかっこいい眼鏡男子のプレイボーイの男子の話。 短歌の話なのです。 短歌って私たちに馴染みのない趣味だけど この小説を読むと案外簡単に作れる物なのかもしれない。 そう思いました。 チェリーボーイとプレイボーイの観点から書いたストーリーは非常に読みやすかったです。 短歌だけじゃなく恋愛の話も興味があって 暇なく読めました^^
0投稿日: 2008.01.25
powered by ブクログ自分が好きな吉祥寺が舞台ということでカナリ場所を想像しながらよんでしまいました。 途中途中に題名通り短歌が組み込まれていておもしろい!
0投稿日: 2008.01.23
powered by ブクログ私は枡野さんの詠む歌が好きだ。この作品には素敵な短歌が沢山入っていて、読んでいて自分も短歌作りたいな、なんて思ってしまう。その意味ではこの作品は小説というより歌集と言った方が近いのかもしれない。彼の作品だけではないけれど、小説に登場するので好きなのは、「恋人はいてもいなくてもいいけれどあなたはここにいたほうがいい」、「好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君」とかかな。浪人時代に彼の短歌集を買って元気を貰ったけど、なんだかこの小説からも元気を貰えた気がする。小説としても、正反対の“CHERRY BOY”と“PLAYBOY”の視点から交互に描かれていてテンポがあって読みやすい。
0投稿日: 2007.12.13
powered by ブクログ「プレイボーイ」と「チェリーボーイ」正反対の二人の視点で描かれる短歌を愛する若者たちの物語。ひとつの特徴として吉祥寺を舞台にしていて、実在するお店が登場するので知っている人はより楽しめると思います。 そして物語の中で主人公達の心情を描写する短歌が詠まれるわけですが、短歌に関心がない人でもきっと心に留まる歌が詠まれると思います。 『好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君』 『君は僕のとなりで僕に関係ないことで泣く、いいにおいをさせて』 などなど、ひとつの物語だけでなく短歌の深みも楽しめる1冊。
0投稿日: 2007.12.02
powered by ブクログ「ショートソング」 = 短歌 吉祥寺在住の歌人、枡野浩一の短歌小説! と書かれたポップが吉祥寺の本屋で揺れていたので おもしろうそう、と思って読んでみた。 物語のあちこちに短歌がちりばめられていて、 へぇ〜...とか、ほぉ〜...とか思いながら読んでく。 刺さるような歌とか、切なくなるような歌とか、たくさんあった。 短歌って無駄な言葉がないぶん鋭利なんだな。 「ミラクルで奇跡みたいなミラクルで奇跡みたいな恋だったのに」 「好きだった雨 雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君」 「恋人はいてもいなくてもいいけれどあなたはここにいたほうがいい」 吉祥寺の知っている場所がたくさん登場して、ドキドキした。 オレンジカフェとか、...ful。cafeとか、くぐつ草とか… ほかにも、ここ行ってみよう!って思えるカフェがたくさん。 さすが吉祥寺小説だ! …それにしてもとにかく下ネタのオンパレード! けっこうおもしろかったと思ってるけど、 堂々と人にすすめられない感じはなんなんだろ...笑
0投稿日: 2007.11.23
powered by ブクログかなり惹き込まれました。 物語が交互にチェリーボーイとプレイボーイの2人の視点からあって 相反する2人の感情と考えの違いがおもしろい! 短歌を題材にしているのですが、 まさに短歌のように最後まで書ききらない手法に 自分の想像力、先を読みたいという好奇心をくすぐられました! そして、自分でも短歌を詠んでみたくなる。 短歌って実は1番身近なクリエイティブなんじゃないかと思いました。
0投稿日: 2007.11.07
powered by ブクログ主人公の甘酸っぱい、けれど素直な感情に心躍らされながらサクサク読めました。短歌も上手く小説に取り込まれており、下手な比喩法を使用するより感情が汲み取りやすく、面白みが増すなど自分でも吃驚。
0投稿日: 2007.11.01
powered by ブクログ※ビジネス書ではないので評価(新規性・難易度・実践性)はナシ。 新規性:古⇔新 難易度:易⇔難 実践性:理論⇔実践 推奨読者:言葉遊びが好きな人、吉祥寺が好きな人、平凡な自分に嫌気がさしている人 《著者紹介》 枡野浩一(ますの・こういち)1968年、東京生まれ。97年、短歌集『てのりくじら』でデビュー。『ショートソング』が初の長編小説。ほかに『結婚失格』、『金紙&銀紙の 似ているだけじゃダメかしら?』など。 http://masuno.de 《作品紹介》 カナダと日本のハーフ、見た目はいいのになぜかモテない童貞、国友克夫とメガネが似合うプレイボーイ、伊賀寛介が短歌を通じて友情のような、まるで恋愛のようなそんな関係を両者の目線で描いた変わった作品。 国友は、好きな先輩の舞子に連れられて歌会に参加する。国友が初めて読んだ短歌にその才能を見出した伊賀。舞子の彼氏が伊賀だと知り、ショックを受ける。好きになる女性のほとんどが伊賀と関係を持った女性で、それを知るたびにショックを受ける国友。そんな国友も伊賀、舞子と接するうちに、自然と短歌を読むようになる。 伊賀は、女の扱いがうまい。自分でもそう思っている。セックスをするたびに新しい歌が生まれる。世界を一歩引いた場所から眺め、少し冷めている。歌会で国友の才能に驚き、その才能が童貞という自分にはないものから来るのだと考える。次第にその興味は才能そのものよりも国友の“童貞性”に向く。何をしても目を見開いて驚く国友にサド心がうずく。次第にそれが一種の愛情に変わっていく。 若くして短歌の世界で成功して何に対しても自信のある伊賀と、幼いころにいじめられ何をしても自信が持てない国友。二人の男がお互いに影響しあい少しずつ変わっていく。その心情を短歌で表している。 「わかる!!」とリアクションできるような、そんな短歌が多い。作品の中にも書いてあったが、短歌が古臭い人間のものと思ってなめてた自分は損をしていたと思う。特に気に入ったものをいくつか挙げておこう(忘れないようにそのときの感想も添えて)。 馬鹿中の馬鹿に向かって馬鹿馬鹿と怒った俺は馬鹿以下の馬鹿 (その通り!) 「デザイナーになる方法をおしえて」と訊くような子はなれないでしょう (俺もよく訊いてる。) あきらめた夢のひとつもある方が誰かに優しくなれる気がする (大人の男ってこれか?) 書くことで落ち込んだなら書くことで立ちなおるしかなんじゃないか? (恋もそう?) だいじょうぶ急ぐ旅ではないのだし急いでないし旅でもないし (旅じゃなきゃいったい何なんだ。) こんな風に書いても、短歌のどこが良いのかわかってはもらえないだろう。短歌そのものは言葉の羅列に過ぎない。でも、それを読むのが機械ではなく、感情を持つ人間だから良いんだな。
0投稿日: 2007.11.01
powered by ブクログ可もなく不可もなくというか…。読みやすいです。小説として、というよりは短歌を絡めて詠むそのテンポがいい感じかな。
0投稿日: 2007.10.12
powered by ブクログ短歌って、面白いんだ、綺麗なんだ、と改めて思いました。何かを続けて、何かにおいて上へ行こうとすると必ずやってくる、辛くて苦しい時期。その壁に触れる、ということ自体が何よりも進んできたという証拠なのだと思うけれど(どこまでも初心者のままなら、壁の存在に気がつかないでいられるから。)実際に触れてしまったらそんなポシティブなことを言っていらんない。そういう、創作のあれこれを読んでよし。童貞のキビを読んでよし。何より短歌を読んでよし。特に最後の短歌は本当に、いいです。
0投稿日: 2007.10.05
