Reader Store
BORDER(4)
BORDER(4)
小手川ゆあ、金城一紀/KADOKAWA
作品詳細ページへ戻る

総合評価

2件)
4.5
1
1
0
0
0
  • 善悪 生死が入り乱れる

    前巻に引き続き美少女殺人鬼の話が続く。ストーリー展開そのものよりも、善悪 生死が入り乱れる考察に作品の真価があり色々と考えさせられるところがある。幕切れは文字通りの幕切れで、話をすっぱりと終わらせてしまう そんな思い切りが感じられる。

    0
    投稿日: 2022.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    霊能×刑事系でもズバ抜けて、読み手にインパクトを与える作品だった 『おっとり捜査』を描いた小手川先生だからこそ、金城先生のレベルの高い原作に潰されず、それどころか、逆に金城先生自身も気付いていなかった『BORDER』の魅力を引き出せたのだろう。ホント、相性って大事だな 正義と悪の境界線、刑事と犯罪者との境界線、そして、生者と死者の境界線 多くの越えてはいけない一線を、大きくないが、いつまでも頭の芯に残る声で問うてくる漫画だった ドラマ版のラストも衝撃的だったが、この漫画版も結構、キツいので注意 曲げられなかった信念が、行ってはならない「あちら側」へ向かって背中を押してしまうのだから皮肉なもんだ 石川の最期を見たかった、そう思う反面、この作品はこの終わり方でこそ読み手を納得させる、と思う。なので、あえて、続編は求めない・・・・・・出たら読むと思うけど あとは、小説版だけか。きっと、ドラマ版と漫画版と違う最後になっているのは確かだろうけど、ショックに耐えられるかなぁ。少々不安 この台詞を引用に選んだのは、時に人間は、自分でも何故、そうするのか、解からない行動を取る時がある。けど、解からないからこそ、迷わずに誰かのために、無茶な行動を出来る。それが人間の強さなんだろう

    0
    投稿日: 2015.06.18