
総合評価
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powered by ブクログ御薬園同心という役職にある青年 水上草介を主人公にした連作短編集。 時代小説だけど、剣劇はほとんどなし! こういうのが好きだなぁ。 幕府直轄の薬草園「御薬園」を管理する 優しい心根の「水草さま」は その薬を求める患者たちや そこで働く周囲の人々の ちょっとした問題を解決して 心と体の病を治すのです。 草介の上役の娘で、男勝りの千歳が ちょいちょい顔を出しては 問題を持ち込んだり、引っ掻き回したり。 でも、これが何だか可愛いのよね〜。 小石川養生所の蘭学医師との交流から 薬草を中心とした和漢の医療と 西洋医学の違いを知り どちらも患者を救うためには 大切と考える草介に 長崎留学を勧める男があらわれて 物語はまだまだ続きそうです。
1投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物たちに根っからの悪人がいない。読んでいて心が温かくなる。草介と千歳が恋仲にならず終わるのも良い。
0投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ「御薬園同心」シリーズの一作目。 主人公である水上草介は、本当に、幸せな人だと思う。 勤めである御薬園同心に満足しているというだけではなく、 誰に、どう、何を言われようと、自分がそれによって、 大きく心をかき乱されない、一向にかまわない、頓着しない、そういうところだ。 自信の無さが垣間見える時もあるが、それは、ごく些細な点で、全体的には、人の芯というものが、とても太いのだろうと思う。 それは周囲にも伝わって、この人には裏切られないという、 信念を持たせることになる。 やっぱり、幸せな人だ。
1投稿日: 2024.09.09薬草の知識が
登場人物の造形が典型的な時代小説であり、江戸時代市井ものである。主人公と相方の女剣士という取り合わせも鉄板の配役である。ストーリーの舞台に小石川の薬草園を取り上げたところが結構目新しい。本文中に出てくる色々の薬草を都度調べたので、いくらか薬草の知識がついた。
0投稿日: 2023.10.27
powered by ブクログ202110/小石川御薬園の御薬園同心の水上草介シリーズ全3作まとめて。これはめちゃめちゃ良作!読めてよかった!御薬園という設定も、個性豊かで魅力的な登場人物達もいい。言動や外見等の描写も見事なので、どのキャラにも息吹を感じこの世界を楽しめる。 1)柿のへた 御薬園同心水上草介 2)桃のひこばえ 御薬園同心水上草介 3)花しぐれ 御薬園同心水上草介
2投稿日: 2021.11.24
powered by ブクログ小石川御薬園で働く、“御薬園同心”の水上草介が主人公の連作短編。 植物オタクの草介にとって、御薬園同心はまさに天職。植物の知識を活かして様々な問題を解決していきます。 薬草等の種類や効能についてもわかりやすく書かれていて、興味深く読ませて頂きました。
0投稿日: 2019.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
のんびりしているようで芯がぶれない水上の様子に心ひかれます。 また、身近な植物の効用もよくわかり、読んでいて楽しいです。
0投稿日: 2016.02.11
powered by ブクログじいじ(私の父)が孫(私の子)に読ませて欲しいと渡された本、その2。とりあえず私が読んでみた。。。 御薬園同心、水上草介が主人公。のんびりとした性格で、そののんびりとしたペースで話が進み、江戸物が嫌いでなければ、読みやすい本と思います。
0投稿日: 2015.09.10
powered by ブクログずっと気になっていた作家さんのシリーズ。御薬園同心の水上草介が、事件を植物や漢方などの視点から謎とく連作短編集。ひょろっとしてどこか頼りなさげな草介、周囲や部下からも水草と呼ばれてしまうような人だけれど、穏やかでおごらず、植物たちに対する真摯な人。植物や漢方の視点から話が進むところが興味深く、主人公の性格からか穏やかに話が進む。健康を保つことを大切に改めて思える。相対する千歳の性格が勝気でまっすぐすぎる気もするけれど....。二人の関係が少しずつ進化していくのかな?とその辺りにも期待。
0投稿日: 2014.12.06
powered by ブクログ小石川御薬園に勤める同心が主人公の連作短編集。 様々な草や漢方が登場して、興味をそそられる。主人公・草介がまったり穏やかなので、難題が降りかかっても、物語の雰囲気は終始穏やか。 短編一つ一つが短いので軽いけど、心和む一冊でした。予約待ちだけど続編も読みたい。
0投稿日: 2014.11.13
powered by ブクログ小石川御薬園というのは知っていた。けど、同心がそこで勤めていたとは。同心って捕り物をするとばかり思ってましたが、ここでは薬草に関わったりで意外でした。でも具体的な仕事内容はよく分からずも、のんびり屋で癒し系の主人公と、さまざまな植物薬草が諸問題を丸くおさめて行き、おっとりとした読後感でした。
0投稿日: 2014.08.26
powered by ブクログ穏やかで優しいのんびりとした主人公で、読んでいてこちらも癒されました。薬草って本当にたくさんの種類があるんですね。興味がわきました。
0投稿日: 2014.01.28
powered by ブクログ御薬園同心・水上草介は御薬園の人々から“水草さま”と呼ばれ親しまれている。のんびりした性格だが、周囲の揉め事を植物の知識を生かして穏やかに収めていく。 剣劇は無いけど、のんびり草食系の草介とお転婆な千歳に癒されます。
0投稿日: 2013.09.22
