
総合評価
(56件)| 9 | ||
| 21 | ||
| 14 | ||
| 3 | ||
| 0 |
powered by ブクログバイオロギングを活用した事例を紹介する書籍 ペンギンが一斉に浮上する理由、何故ペンギンは長時間海の中に潜れるのか、などなど。分かりやすく説明している。
0投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログ海洋生物にデータロガーをつけて行動を把握する生物学者が書いた本。 まあ中身自体は他に無数にある生物学者の本と同じで、動物の生態は奥深くて面白いですね、という情報感である。 この本が特別なのは、筆者にはシュール系ギャグセンスと、普通のことを哲学的に書き起こす筆力があるということだと思う。 世界で一番面白い/勉強になる生物学本だとは思わないが、自信を持ってオススメできる読後感である。
0投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログアザラシやペンギンの生態をもっと知りたかったが、データロガーの方の話がメインに感じてしまった。南極ではトイレも大変なのかぁとコラムが面白かった。
1投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログペンギンやアザラシなどの海洋動物にハイテク機器「データロガー」を取り付けたことで見えてきた、本来の生息環境下で動き回る海洋動物たちの姿について書かれた本。 本書を読むことで、動物たちにデータロガーを取り付けて生態の記録を採る「バイオロギングサイエンス」を知ることができます。
0投稿日: 2019.07.29
powered by ブクログ高校時代、理系少年だった私は生物、脳科学、地学などなどノンフィクション系の本だとそういうのばっかり読んでいる。急に方向転換して美大に行った手前、もっと勉強したかったな~~~という思いがくすぶっているのである。ぶすぶす。 敷居が高いと思われている理系本達だが、実は文系本より優れているな~と思うところがある。わかりやすいのである。理系の研究にはとかくお金がかかる。記録して、実験して、機械を調達して…と、論文にするまでに多額のお金がかかりるものなのである。ラット1つとっても手間もお金もかかるし。とすると研究者がどう考えるかというと、スポンサーゲットに必然、力を入れるのである。わかりやすく、おもしろく、メリットを説いて、お金を出させる。こうしたことが特に若い研究者の間では得意スキルになっているようで、そのため、ド素人のような読者でも読んでてわかりやすく書いてくれているのである(これは内田樹先生か誰かが言っていた)。 そしてもう1つ、個人的に好きなことだが、この理系研究者達、情熱がすさまじいのだ。このペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐの著者はしょっちゅう南極に行ってペンギンやアザラシのデータロガーを付けているのだが、嬉々として1年半南極で研究生活を過ごし、帰国してまたすぐアメリカの研究者に誘われて南極にまた行っちゃうフットワークの軽さは、まわりの「大変だね~」的な考えなんぞ関係なし!で楽しそうだな~。我々ヲタクも軽いフットワークで情熱を燃やしていきたいですね。
0投稿日: 2019.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アザラシとペンギンの潜り方の違いなど。ハイテク調査の場合、機材の開発経費と開発企業の確保、そして、フィールドの確保が決定的。 ハイテク海洋動物学(バイオロギング)を博物学と称しているのは頷ける。
0投稿日: 2019.01.14
powered by ブクログ実に刺激的、かつ文章にも工夫が凝らされていて一気に読める。 最近こういう、若手・中堅研究者が自分の専門領域を面白く語る本が増えてるなあと感じる。本書はそのムーブメントのさきがけ、かな。
0投稿日: 2018.11.17
powered by ブクログバイオロギングという海洋生物学の最新手法を活用した研究の様子を伝えてくれる。研究の息吹とでもいうものを感じる好著。研究者というものはどういうものかを知ることのできる本と思う。巻頭のペンギンのカラー写真が可愛い。
0投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログデータロガーを用いての海洋生態学の研究。この分野の研究がもっと進んで色んな謎が解明されることを願う。
0投稿日: 2017.05.08
powered by ブクログバイオロギングは比較的海洋生物での利用が進んでいると思います。 そんな、世界が垣間見れますよ! アリと象の心拍の話を個人的に思い出しました~
0投稿日: 2016.03.25
powered by ブクログ動物好きは、タイトルに動物の名前が入っていると、思わず手にとってしまう。これもペンギンとクジラの生態について書いてあるのかな、と思い読みはじめたが、驚いたことに、内容は最先端の水中生物のバイオロギング(生物行動のデータ収集とその解析)の研究内容とその事情の小話についてであった。 興奮したのは、作者が得られたデータを、自分が思いつかない視点から解釈して仮設を立てているので、「このデータからそういう結論を出すのか」と勉強になったことである。 ところどころに入っている南極などのフィールドワークのエピソードは、動物や海外研究者とのやり取りがユーモアにあふれていて思わずクスッと笑ってしまう。アザラシの体重を南極でどうやって測るのか知りたいな、と思ったら読んで欲しい。
0投稿日: 2015.09.24求む男女。ケータイ圏外。わずかな報酬。極貧。失敗の日々。絶えざるプレッシャー。就職の保証なし。
「求む男女。ケータイ圏外。わずかな報酬。極貧。失敗の日々。絶えざるプレッシャー。就職の保証なし。ただし、成功の暁には、知的興奮を得る。」私のところに来たら、まずは身近な動物で修行を積んでもらうことになる。試行錯誤の末に晴れて学位を取得したら、データロガーと一緒に、世界中の僻地に飛ばしてあげよう。そういう佐藤氏はバイオロギングという手法で動物の生態を研究している。 学校の教科書には鳥は恒温動物で爬虫類は変温動物だと書いている。しかしウミガメの体温は23℃でほぼ一定で逆にペンギンは深く潜るときに体温維持には最低限しかエネルギーを使わず酸素消費を抑えている。 ペンギンは深さ500m時間にして最大27分潜っている。ペンギンは息を吸い込んで潜り、10分ほどで空気中の酸素濃度はほぼなくなってしまう。その後どこまで息継ぎせずに我慢できるかは謎が残っている。空気を吸い込むと浮力がつき潜るにはマイナスなので最初に一生懸命羽ばたく。ある程度の深さに潜ると圧力で空気が縮みある深さで浮力と重力が釣り合うがペンギンはちゃんと潜る深さで吸い込む息の量を変えている。そして浮いて来る時にはヒレを拡げ浮力に任せて水中を滑空する。ペンギンカメラが捉えた8羽のペンギンがヒレを拡げている姿が写っている。そして水上に飛び出す時にはその高さに合わせて速度を調整している。 アザラシは逆に息を吐き出して潜る、というか沈む。アザラシは肺に貯めた空気ではなく血液中に蓄えた酸素を利用している。子育て中のアザラシは子供に泳ぎを教えるようにゆっくり泳ぎ、これまた後ろ向きにつけたアザラシカメラに後を追う子どもが写っている。 どうやってペンギンやアザラシに装置を付けるかというと、ペンギンの場合は足を傘の柄の様なもので引っ掛けゆっくり引っ張るとヨタヨタと近づいてくる。そこでさっとヒレを気をつけで足首はつま先を伸ばして小脇に抱えるとペンギンはおとなしくなる。頭にフードをかぶせて固定すれば体重も測れる。アザラシの場合も頭を袋に入れると大人しくなるのでそこに麻酔剤を入れて吸い込ませる方法が日本チームにより開発された。 ペンギン牧場の作り方。 南極に行って氷の上に柵を作る。氷に穴を開け海に入れるようにする。たまに ペンギンを狙ってアザラシが来るのでできれば穴は二つ。ペンギンは普通コロニーを作っているが時々さまよっているのがいるので上記のやり方で捕まえて柵に入れる。牧場の様子を除きにきたペンギンがいれば後ろに立って追い立てると自分から柵の中に入ってくれる。海に潜ったペンギンは潜った穴に戻ってくるのでこれで牧場は完成だ。餌も自分で撮ってくるので必要ない。 題名になったのはバイオロギング研究者が増えたことでデータを集めてはっきりした。マッコウクジラからペンギンまで泳ぐ速度はほぼ秒速1~2mで一定している。これは筋肉の効率的な速度と関係していると予想し体の大きさとストロークを両対数グラフにプロットすると見事に直線に乗った。筋肉そのものの収縮速度が同じなら大きなクジラは移動距離が長いので周期はゆっくり、小さなペンギンでは速くなるというのが仮説だった。 仮説と実証実験というのが現代の科学の一般的な手法だが、バイオロギングというのは装置からして発達中の学問で、例えば南極の棚氷の下で深い層に餌がいっぱいあるなどもこれまで知られてなかったことが見つかっている。測定が先で仮説が後からついてくるあたり都度都度方向変換が必要でしかも南極の場合シーズンを逃すと次の実験は1年後で下手をすれば帰っている。なかなか大変な研究だ。
2投稿日: 2014.07.11
powered by ブクログ「求む男女。ケータイ圏外。わずかな報酬。極貧。失敗の日々。絶えざるプレッシャー。就職の保証なし。ただし、成功の暁には、知的興奮を得る。」私のところに来たら、まずは身近な動物で修行を積んでもらうことになる。試行錯誤の末に晴れて学位を取得したら、データロガーと一緒に、世界中の僻地に飛ばしてあげよう。そういう佐藤氏はバイオロギングという手法で動物の生態を研究している。 学校の教科書には鳥は恒温動物で爬虫類は変温動物だと書いている。しかしウミガメの体温は23℃でほぼ一定で逆にペンギンは深く潜るときに体温維持には最低限しかエネルギーを使わず酸素消費を抑えている。 ペンギンは深さ500m時間にして最大27分潜っている。ペンギンは息を吸い込んで潜り、10分ほどで空気中の酸素濃度はほぼなくなってしまう。その後どこまで息継ぎせずに我慢できるかは謎が残っている。空気を吸い込むと浮力がつき潜るにはマイナスなので最初に一生懸命羽ばたく。ある程度の深さに潜ると圧力で空気が縮みある深さで浮力と重力が釣り合うがペンギンはちゃんと潜る深さで吸い込む息の量を変えている。そして浮いて来る時にはヒレを拡げ浮力に任せて水中を滑空する。ペンギンカメラが捉えた8羽のペンギンがヒレを拡げている姿が写っている。そして水上に飛び出す時にはその高さに合わせて速度を調整している。 アザラシは逆に息を吐き出して潜る、というか沈む。アザラシは肺に貯めた空気ではなく血液中に蓄えた酸素を利用している。子育て中のアザラシは子供に泳ぎを教えるようにゆっくり泳ぎ、これまた後ろ向きにつけたアザラシカメラに後を追う子どもが写っている。 どうやってペンギンやアザラシに装置を付けるかというと、ペンギンの場合は足を傘の柄の様なもので引っ掛けゆっくり引っ張るとヨタヨタと近づいてくる。そこでさっとヒレを気をつけで足首はつま先を伸ばして小脇に抱えるとペンギンはおとなしくなる。頭にフードをかぶせて固定すれば体重も測れる。アザラシの場合も頭を袋に入れると大人しくなるのでそこに麻酔剤を入れて吸い込ませる方法が日本チームにより開発された。 ペンギン牧場の作り方。 南極に行って氷の上に柵を作る。氷に穴を開け海に入れるようにする。たまに ペンギンを狙ってアザラシが来るのでできれば穴は二つ。ペンギンは普通コロニーを作っているが時々さまよっているのがいるので上記のやり方で捕まえて柵に入れる。牧場の様子を除きにきたペンギンがいれば後ろに立って追い立てると自分から柵の中に入ってくれる。海に潜ったペンギンは潜った穴に戻ってくるのでこれで牧場は完成だ。餌も自分で撮ってくるので必要ない。 題名になったのはバイオロギング研究者が増えたことでデータを集めてはっきりした。マッコウクジラからペンギンまで泳ぐ速度はほぼ秒速1~2mで一定している。これは筋肉の効率的な速度と関係していると予想し体の大きさとストロークを両対数グラフにプロットすると見事に直線に乗った。筋肉そのものの収縮速度が同じなら大きなクジラは移動距離が長いので周期はゆっくり、小さなペンギンでは速くなるというのが仮説だった。 仮説と実証実験というのが現代の科学の一般的な手法だが、バイオロギングというのは装置からして発達中の学問で、例えば南極の棚氷の下で深い層に餌がいっぱいあるなどもこれまで知られてなかったことが見つかっている。測定が先で仮説が後からついてくるあたり都度都度方向変換が必要でしかも南極の場合シーズンを逃すと次の実験は1年後で下手をすれば帰っている。なかなか大変な研究だ。
0投稿日: 2014.02.03
powered by ブクログ驚きの連続!! 海底に眠る未知への好奇心が刺激されました! ペンギンがかわいすぎる。 てか本のタイトルおかしくないか?
0投稿日: 2014.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
水中の世界は陸上動物である人には、まだまだ未知な世界だと感じた。 ペンギンやアザラシの潜る深さについて、ペンギンは中性浮力(無重力のような状態)で楽に餌探しをするために予め吸う息の量を加減しているというのは驚く。また、アザラシは体の大きさで潜る深さが決まっているとのこと。同じ潜って餌を探す動物でも、自分の特性に合わせて生きるすべを持っている。生きているっていう結果は凄いな。と感じる。背後には揺るぎない仕組みが備わっている。
0投稿日: 2014.01.04
powered by ブクログ遺伝子の不都合な真実の近くにあって、手に取った本。 海洋動物の水中生活は、意外に謎に包まれていて、著者が四苦八苦、試行錯誤して、取り組む様子が興味をそそられます。 得てして、最初の目的とは、違った成果が出てきたり、別の疑問が解消されたりと、七転八倒。 特に面白かったのは、若い母親アザラシは、年配の母アザラシより、子供に危険が迫った時に、自分の身の安全を優先するような行動をとることについて、若い母親は、繁殖行動にも次のチャンスがありますが、年配の母親は、次のチャンスがあるとは限らず、敵に対しても、戦う様子があるそうで、それが、浅い潜水時間が長いことと結び付けて、説明されていることでした。 最後には、著者が、ネタバレ的な打ち明け話をもらしていて、それが、年齢が近い自分にとっては、ほほえましかったです。そんなん、言わんでも、誰も何とも言わないだろうに!って。著者の性格なんでしょうね。
0投稿日: 2013.12.30
powered by ブクログ学校の教科書には「わかっている」ことばかりが並んでいるので、学校でたくさん勉強した人たちは、この世の中の大抵ことはもう「わかっている」はずだと信じて止まない。 ところが、本当のところ、教科書に書かれていることのすぐ外側には「わかっていない」世界が広がっているし、教科書に書かれていたことが、後になって実はあまり「わかっていなかった」ことがわかることさえある。 水族館などでお馴染みのペンギンやアザラシが、海の中で何をやっているのか。そんなことは、たしか生物の教科書のどこかに書かれていた気がするし、そうでなくても、とっくに誰かが調べているはずだ。そう思うのが普通だろう。 ところがこれが大違い。海の中の出来事のうち、私たちにわかっていることの方が少ないくらいだ。いくらハイテク機器を駆使しても、なお海の中のほんの一部のことしか知ることができない。本書はそのことを赤裸々に語ってくれる。 誰もが「わかった」風に思っていることが、実は「わかっていなかった」ことに気づいて、虚心坦懐に事実を探求し、成果を丹念に論文化する。学問は常にこういった地道な努力の上に成り立つ。本書は、そのことを丁寧に説明しつつ、その先にうっすらと見えてくる「知的興奮」の存在を、十分に示唆してくれている。
0投稿日: 2013.07.29
powered by ブクログ海洋生物への関心は高い。でも、眺めて和むくらいの、かなり浅い興味かも。そんなの好きに入らないよって自嘲するくらい、熱い視線が感じられる著作。どんな分野でも、のめり込んだらそれなりに認められますよね。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログタイトル通りのことが記載されているのだが、この事実がなかなか出てこない。 「ハイテク海洋動物学への招待」というタイトル通り、海洋に生息する動物の生態をさまざまなロギングツールで調べていくバイオロギング(という造語まであるそうな)についてのお話。 タイトルに期待して手にしたが、少々期待外れの感あり。
0投稿日: 2012.11.13
powered by ブクログ予想をはるかに超えて面白かった。 ガヂガヂの数物系であった自分からするとこういう素朴なアイディアに基づいた研究について知るのはとても刺激的だった。冒頭のアザラシやペンギンの写真はどれもとてもかわいい。筆者はデータロガーを動物に取り付け、それを回収するために奮闘するわけだが、対する動物の描写がとても可笑しくて笑ってしまうところがたくさんあった。 最終章は読者に対する知的冒険への誘い文句である。シャックルトンの言葉を引いているが、実際に南極で調査研究を続ける筆者が言うとこちらの心にも強く響くものだ。研究というのは素晴らしいなと思った。名著。
0投稿日: 2012.10.06
powered by ブクログ海洋動物にデータロガーつけたら色々面白いことがわかった。っていうお話。秒速2メートルだとか、どんなふうに泳いでるとか、そんなことよりもこの研究に対する姿勢が素晴らしいと思うた。
0投稿日: 2012.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
≪目次≫ はじめに 第1章 カメが定温動物でトリが変温動物? 第2章 浮かび上がるペンギンと落ちていくペンギン 第3章 研究を支えるハイテクとローテク 第4章 アザラシは何のために潜るのか? 第5章 ペンギンの潜水行動を左右するもの 第6章 ペンギンはなぜ一列になって歩くのか? 第7章 教科書のウソとホント あとがき ≪内容≫ バイロギング(データロガーをつけた生物<特に海洋生物>の行動や生理、それを取り巻く環境を調べる研究)の第一人者の研究と体験の報告。ただ、著者が一番言いたかったのは、第7章のそれも最後の部分だと思う。世の中の金になる安定した職業を目指して大学に行くよりも、何のために役立つかわからない研究のために学問をする(大学で学ぶ)。それが結局は若者の生きる力になる、と…。
0投稿日: 2012.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
海洋生物についての考察と著者の研究苦労話のエッセイ。 アザラシとペンギンの潜水方法の違いの話はとても興味深い。
0投稿日: 2012.04.06
powered by ブクログタイトルが面白そうだったので読んでみたら、なかなか楽しい。 南極や亜南極で繰り広げられる研究生活に関するコラムあり、 新しい発見に関する記述あり。 読んでいる途中は、研究に関するものと、読み物としての要素が強い箇所は、 別々の本に書いて、両方もっとじっくり読めればいいのに。と思ったけれど、 読み終わってみると、そんなことをいつの間にか忘れていた。 実際の内容はタイトルに関することよりも、ペンギンやアザラシの潜水に関する記述のほうがおもしろい。 今の世の中、わからないことの方が少ないように思ってしまいがちだが、 水中での生き物の生態にかんしてはまだ謎が多いということ、新鮮。
0投稿日: 2012.03.11
powered by ブクログ1月に国立科学博物館で聞いた著者の講演を思い出しながら、最後まで楽しく読めた。バイオロギングの成果と魅力を、親しみやすいエピソードを多数交えて、情熱と人柄あふれる文章で書かれていた。
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログ海洋生物の博物学。タイトルから流体力学の話を期待してたけど学術的な話は薄め。本題は”如何にして極寒の地で動物の行動履歴を取得したか”であり、知識探求のための冒険の物語。結びの一文がすばらしく、一言で本書を表してたのでまるっと引用する。シャックルトンの新聞広告のオマージュ。『求む男女。ケータイ圏外。わずかな報酬。極貧。失敗の日々。絶えざるプレッシャー。就職の保証なし。ただし、成功の暁には、知的興奮を得る』
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログ著者は温度計、体温計、加速度など各種センサーを海洋動物に取り付けて得られたデータから生態を探ってきた。 研究内容や結果そのものも興味深いが、試行錯誤や偶然の発見を繰り返す研究生活がドラマチックでノンフィクションとは思えないほど楽しい。 南極の暴風の中でうまく小便する方法とは!?
0投稿日: 2011.12.07
powered by ブクログアザラシやペンギンに、加速度計や地磁気計などのデータロガーを背負わせて、海の中での動きを観測しようという「バイオロギング・サイエンス」のパイオニアのエッセイのような本。まるで大学の講義を聞いているかのような親しみやすさ、わかりやすさがある。語り口がちょっとジジくさい(失礼!)ので年配の方かと思っていたら1967年生まれの方だった。 それにしても、海洋動物が海の中でどのような動きをし、どのような食餌をしているのか、つい最近までわかっていなかったということに驚いた。
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
バイオロギングサイエンス: ペンギン、アザラシ、ウミガメなどの水生生物に"データロガー"を取り付け、 水中での動物の生態を分析する学問 ペンギン: もぐる深さによって吸い込む空気量を調整している 深くもぐる時ほどたくさんの空気を吸い込む 空気量で中性浮力点を調整 中性浮力点:浮く力と沈む力が拮抗する状態 潜水浅い時:空気少ないため、中性浮力点が浅い→浅いところでエサをとりやすい 潜水深い時:空気多いため、中性浮力点が深い→深いところでエサをとりやすい 浮上する時は、体内の空気の浮力を使って浮上し、 ヒレを動かさずに滑空するように斜めに海面から飛び出す アザラシ: ペンギンとは逆に空気を吐き出してから潜る 身体から浮力をなくして、重力を使って水中を落ちるように潜り、 浮上する時はヒレを使って浮き上がる 研究体験談: データロガーをつけたら、回収するのが大変 産卵期、子育て中など同じ場所に戻ってくる時期と習性を利用する 南極のペンギンは天敵がいないので警戒心が薄くつかまえやすい (北極にはホッキョクグマという捕食者がいる) ペンギンの巣には数万匹が一緒にいるので、見つけるのが大変 一回捕まったペンギンは近づくとソワソワするのでわかる
0投稿日: 2011.09.03
powered by ブクログ*この分野においては教科書を書き換えるような新発見があいついでおり、バイオロキングサイエンスという分野が登場している。そして今、生物研究のフロンティアは海の中にある。 *生物の本質を学ぶことで、経営の流れに生かすことができる情報が多くあるという事実を知るべきである。 *どの分野に進むのであっても、良い本をたくさん読み、国語力を磨く必要がある。文章を読んで情報を収集し、人と話をして内容を理解するだけではなく、書く文章や話す言葉で自分の考えを伝えるという基本能力は、必要不可欠な素養である。
0投稿日: 2011.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
バイオロギングの創成期のお話。世界トップクラスになるまでの著者の試行錯誤の有り様を面白く魅せてくれる本。科学者とは何かの役に立てようといった下心を持たず、面白いから続けるという姿勢は見習うべき物があるとおもった。また、過酷な自然環境での調査の知恵として、「万全の準備をしたときに限り、その準備が不必要であったかのごとく物事がうまく進む。」っていうことを実感のこもった言い方で伝えてくれた。
0投稿日: 2011.06.05
powered by ブクログわくわくする未知の世界の研究。 役に立てようとして研究すると案外役に立たない。 興味と興奮で研究したことが思いのほか役立ったりする。 準備万端のときはうまくいく。 ミスがあったときに限って自然は痛いほどそこを突いてくる。 求む男女のコピーがとても素敵!
0投稿日: 2011.05.26
powered by ブクログ読んでいてこんなに楽しかったのは久しぶりだ。 未知の自然というものを対象にした研究の醍醐味が詰まっている。 研究者とはかくも冒険者であったのか。
0投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「体重30トンのクジラから,500グラムの海鳥まで,みな秒速1メートルから2メートルで海の中を泳いでいた!」(冒頭の一文) いい研究書だった. わかりやすく,面白く書いてある. 著者が心から研究を愛しているのが伝わってくる.
0投稿日: 2011.04.18
powered by ブクログ口絵の可愛らしさに惹かれて手に取った。水中動物の生態は実は知られていないことが多い、と改めて知る。つい人に話したくなるような研究成果が半分、あとの半分は研究の苦労話・裏話が満載というお得感が得られる本。想定読者は高校生なのだろうか、7章やあとがきは特に筆者の情熱を感じる。「何かの役に立てようなどといった下心を持たず、おもしろい研究を突き進めていくのが、科学者として真摯な態度なのだ」とは、格好いいなあ。そして「世の中の動物好き」に「私の興奮を何とか伝えられないだろうか」という筆者。伝わりました、十分。
0投稿日: 2011.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
[ 内容 ] ペンギン、アザラシ、ウミガメなどの水生動物は、海の中でどのように活動しているのだろうか? その生態は、直接観察できないため謎が多かった。 だが、今や日本発のハイテク機器「データロガー」を動物に直接取り付けることによって、本来の生息環境下で、己の生存をかけてきびきびと動き回る動物たちの姿が解明されつつある。 この分野では、教科書を書き換えるような新発見が相次いでおり、「バイオロギングサイエンス」という新しい学問が誕生した。 いま、生物研究のフロンティアは水の中にある。 [ 目次 ] 1章 カメが定温動物でトリが変温動物? 2章 浮かび上がるペンギンと落ちていくアザラシ 3章 研究を支えるハイテクとローテク 4章 アザラシは何のために潜るのか? 5章 ペンギンの潜水行動を左右するもの 6章 ペンギンはなぜ一列になって歩くのか? 7章 教科書のウソとホント [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2011.04.07
powered by ブクログhttp://blog.livedoor.jp/nulljp/archives/1454094.html
0投稿日: 2011.04.04
powered by ブクログ変温動物と言われているウミガメの体温が恒常性を持っていたり、逆に恒温動物と言われるペンギンの体温が水中では下がっているという発見がデータロガーを使って発見された。生物関係の教科書の書き換えが起こるのもそう遠くはないのかな。
0投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログ3/17産経新聞に国立極地研究所の高橋晃周(あきのり)准教授(38)と渡辺佑基助教(32)が、南極でビデオロガーに成功したと報道があった。 http://sankei.jp.msn.com/science/news/110307/scn11030717010006-n1.htm この本の著者も先を越されたと思っているのではないかな。
0投稿日: 2011.03.18
powered by ブクログこれもおもしろい。 動物の体に取り付けてデータを収集するデータロガーを用いた調査。 研究成果の解説も面白いが、その過程がエッセイ的に書き連ねられており、それが更に面白い。 ウミガメ、ペンギン、アザラシの研究を中心に。 後半では、教科書にもウソが多い、と述べた上で、「この本の中のウソ」として大袈裟だった点、脚色を加えた点を自己暴露。 それで更にリアリティが高まる。うまいなぁ。 アザラシと四つに組み機械を取り付ける仕事(そんなものがあるのだ!)にここまで本気に取り組んでいる。 すばらしきプロフェッショナルの世界。
0投稿日: 2011.02.24
powered by ブクログ海洋生物研究のタフさとダイナミズムの息吹が伝わってくる。氷下のアザラシの子が泳ぐ写真、ペンギンの群れの水中グライディングの写真がとても素晴らしい。
0投稿日: 2011.02.20
powered by ブクログ水中生物のことが本当はあまり分かっていなかったのを知った。 世の中には分かっていないこと、仮設で常識とされていること がいっぱいあることを改めて実感した。 教科書に書いてあることも疑う。 大学に行けばいくほど表面上は難しくなっていってなんとなく凄そうだけど、 ウソがどんどん大きくなっていくことは、言われてみれば納得。 ペンギンもアザラシの写真も興味深いし、 こんな仕事もあるんだなぁ、と最後まで楽しく読めた一冊だった。
0投稿日: 2011.02.20
powered by ブクログ■この本を知ったきっかけ 小飼弾『新書がベスト』で紹介されていた。 ■読もうと思ったわけ なんとなく面白そうだったので ■感想 科学的な話も面白いのだが、南極での生活の方が個人的には面白かった。
0投稿日: 2010.09.07
powered by ブクログ著者は、東京大学海洋研究所国際沿岸海洋研究センター准教授の佐藤克文氏。 バイオロギングサイエンスと呼ばれる分野における著者の研究成果がまとめられた本である。バイオロギングサイエンスとは、細かい定義は別にして簡単に言うと、野生生物にカメラや速度計・深度計などの記録装置をつけて日頃の動物たちの行動を研究するというもの。ウミガメの体温変動から始まり、ペンギン・アザラシへと広がっていく著者の研究内容とその成果は常識を覆すようなものばかりで非常に興味深い。研究成果などというと小難しいことが書かれているように感じる人も多いだろうが、全くそんなことはない。説明にはグラフが用いられているから数式は登場しない。したがって数学は殆ど不要。さらに、とてもわかりやすい文章で説明がなされているので安心して読むことができる。 そして、この本に楽しさをプラスしているのは、研究の過程で起こった出来事、舞台裏での苦労話などがあちこちに散りばめられているところ。現場での研究者と動物の間に起こるハプニングなんかは非常におもしろく、次は何が起こるのか、わくわくしながら読む事ができた。 タイトルに出ている「ペンギンもクジラも秒速2mで泳ぐ」話は最終章でやっと登場するのだが、読んでいて著者がどんな思いでタイトルをつけたのかに気付いた時は正直、感動してしまった。ただ単に研究成果を一般向けに書籍化したというのではない。もっと根本的な事、研究とは何かということまでひっくるめて、著者の思いが詰まった一冊。 これは、読まなきゃ勿体ない!
0投稿日: 2010.08.31
powered by ブクログ科学の基本はやはり観測にあるんだなぁ、と再認識させてくれる本。 中学生くらいの頃に読んでたら人生変わってたかもなぁ。
0投稿日: 2010.08.24
powered by ブクログ南極研行きたいな…!まじで。 内容を簡単にまとめる 爬虫類=変温動物 鳥類=定温動物 は嘘! ■ウミガメは定温動物 ウミガメは代謝熱によって体温を保つ。これはウミガメの体積の大きさ(体積あたりの表面積が小さいこと)によって、体温を一定に保つことが容易であることが主たる要因である。(たぶん、ミドリガメなんかだと変温なのではないかと、書いてないけど) 定温動物であることのメリットは、昼夜や季節の違いによる外界の温度変化とは独立して一定の活動を続けることができるということ。 ただし体温は水温より1,2度高い程度なので内温性は低い。 ■ペンギン(鳥類)は変温動物 ペンギンは潜水を繰り返すことにより、腹腔内(胃の中)の温度を10度以上下げる。(体温もそれにともなって多少下がる) 体温を維持するために酸素を大量に消費するとなると、多くのエネルギーが必要とされるが、ペンギンのような動物においては、餌のある深いところでの長時間の潜水が必要とされるため、体温を一定に保つのは効率が悪い。 そのため、潜水中にひれを動かすのに必要な筋肉の温度を維持するためだけにエネルギーを消費して、腹腔内の体温維持にはエネルギーを割かない(結果として体温は下がる)戦略をとる。 ていうか定温動物ってのは体内全体の温度を保つ動物っていう定義なのかな?これからいくと。知らん。 ■ペンギンはグライディング浮上する ペンギンは前ひれを動かすことなく浮力のちからのみで浮上する。これは浮力から重力を引いた上向きの力と、進行方向の逆方向の抗力と、つばさを広げたことによる揚力のバランスによるものである。 また、ペンギンは潜る前に潜る深さを決めておいて、それに応じて水面で空気を吸い込む量を調節している。メリットとしては、体内の空気量(浮力の大きさ)に応じて、中性浮力(浮力と重力が釣り合う状態)に達する深度が異なるため、事前に餌を探す深度を決めて潜ることによって、その深さでの餌とりに使うエネルギーをできるだけ少なくしている。 ■アザラシは落ちていく アザラシの場合はペンギンとは逆で、深いところに潜水するときには脚ひれの動きを停止し、浅いところへ浮上するときにはひれを懸命に動かす。これはアザラシがある程度重量のある動物であることが要因である。アザラシの場合、潜水を開始する際に空気を吐き出し、浮力を小さくして、重力の力により水中を「落ちて」いく。 また、この現象はアザラシの肥満度にも左右される。やせたアザラシの場合、グライディングで潜行し、浮上の際には脚ひれを動かすが、太ったアザラシの場合、潜行と浮上の両方においてストローク&グライド泳法(数回ひれを動かし、数秒間惰性でグライディングする)を行う。これは脂肪含有量によって、効率のよい泳法が異なるからである。(太っている場合、体の密度が海水とあまり変わらなくなる) ■アザラシが潜る理由 アザラシがもぐるのは、ひとつには餌取りのため(南極では深度250m程度が最も餌が多く、このあたりを目指してアザラシ潜る。なお、この程度の深度にもっとも餌が多く存在することは、これまでの知見とは異なる)また、子どものアザラシは5m程度の深度でちょこちょこと潜水を繰り返すが、これに付き添うようにして母アザラシが潜水を行うのが見られる。 ■ペンギンについて ペンギンの行動は、外敵の有無や環境の要因によって緻密にコントロールされており、そこにはペンギンの社会性がうかがえる。ちょっとこのへんは細かいネタが多くて若干まとめにくいです。 ただ、ペンギンがなぜあんなにも長い時間潜っていられるのか?というのはまだわかっていないのね。(23分!)それはすごく興味深いです。 ■多くの動物の遊泳速度は一定である つまり、体のサイズに左右されない。 これは、動物の種にかかわらず、筋肉はたんぱく質からできており、その素材に大きな差はないと考えられるため、そのもっとも効率的な収縮速度がすべての動物でほぼ一定だうからだと考えられる。 ■バイオロギングとは バイオロギングとは、「人の視界や認識限界をこえた現場において、動物自身やそれを取り巻く周辺環境の現象を調べるもの」であり、その多くはハイテク機器によって支えられている。著者の考えとしては、この分野は比較的博物学に近い。
0投稿日: 2010.08.13
powered by ブクログ東大海洋研の准教授の佐藤克文先生の本。 前に情熱大陸にも出てた(のを見たことがあったのだが、同一人物だと気づかず、本のほぼ終わりで気づく)。 ウミガメやペンギンやアザラシにデータロガー(速度計、加速度計、カメラ etc. )を取り付けて研究を行っている。 このようなデータロガーを使った研究は、バイオロギングサイエンスと名付けられているそうだ。 本では、データからわかった、「ウミガメ(爬虫類)は実は恒温動物である」といった研究成果が紹介されている。生物学の学問上の分類はよく知らないが、おそらく動物行動学や動物生理学に関する成果で、高校レベルの物理の数式を使ったりしてわかりやすくまとめられている。 科学的成果だけではなく、南極へ幾度も足を運んだ経験から南極での生活の様子や、データロガーを動物に取り付ける際の苦労話などが、各章の最後にコラムとしてまとめられていたり本文の中にも散りばめられていて、これだけでも十分に楽しめる。 と、本の内容で十分に薦められるのだが、さらに素晴らしいと思ったのが、あとがきに書かれていた、主に将来研究者となる若者へのメッセージである。特に、「なんでも鑑定団」での鑑定家の中島さんの言葉の引用が印象に残ったので、以下に紹介する。引用の引用になってしまうが。 将来鑑定家になりたいというその中学生に対して、鑑定家の中島誠之助さんが、実によいことを言っていた。曰く、「中学生のうちから将来なりたい職業を限定せず、よい本を読んで幅広く勉強してください。すばらしい青春時代を過ごしたあとになお骨董の道に進みたいのであれば進んだらよい。この鑑定家の席はいつでも明け渡す用意がある」といって忠告していたのである。 この言葉に全て詰まってるよな、という気がした。小さい頃からの夢を叶えるために真っ直ぐ進んでいくのは素晴らしいことなのだが、小さい頃の夢なんて身の回りの数少ない選択肢から選んだものに過ぎない。固執し過ぎずに視野を広く持つことはそれ以上に重要。 生物系の研究者、フィールド系の研究者がどういう風に研究活動を進めているのか知れるので、多分野の研究者が読むと面白いかな。地球物理だとフィールド系の研究者が結構いたので割と近いのかもしれませんが。 ちなみに、タイトルにはクジラが出てくるが、中身にはほとんど出てこない。キャッチーなタイトルなら他にいくらでも付けられそうなので、別のタイトルにすればよかったんじゃないかと他人事ながら思ってしまった。 -- 北極のアザラシはきょろきょろする→ホッキョクグマ 探検家 息子 博物学
0投稿日: 2010.08.09
powered by ブクログこれは面白い‼ 娘に読ませようともう1冊購入したのですが、興味無し!理系の人なら最高とおもうのですよ!
0投稿日: 2010.05.08
powered by ブクログとても面白いです。研究という職業にとても興味がわきます。最後の方に話が大きくなりすぎて、どうかなと思いましたが、あとがきはとてもすばらしかったです。
0投稿日: 2010.04.19
powered by ブクログ題名から予想した内容とちょっと違ったけど面白かった。南極でのデータ採集の様子など、分かりやすく興味を引く。写真が多くていちいちカワイイ。ペンギンわさー!! ペンギンは益鳥か?というおばあちゃま。アムンゼンを知らない学生。新しいモノを作る時に必要なもの。
0投稿日: 2009.01.11
powered by ブクログアザラシは落下する、ペンギンは浮かび上がるなんて「へーっ」でした。自然科学の本はなかなか面白いというのが、最近の発見 :)
0投稿日: 2008.12.07
powered by ブクログ生物学、博物学の世界が楽しい。 素人にとってわかりやすく、興味深い内容になっている。 調査、データの重要性を再確認した。
0投稿日: 2008.11.15
powered by ブクログ専門性に富んだ研究であり面白かったので☆4つ。 データロガーという最新の機器を用いることにより、海洋生物の新たな生態を調査した結果が載っている著書です。アザラシやペンギンを中心に南極での研究活動がどのように行われているのかわかります。タイトルは最後の方にでてくるグラフと完璧に結びついていて一本取られた感じがした。
0投稿日: 2008.10.24
powered by ブクログ名前の通りの本で、主に南極におけ著者のペンギンとアザラシについての研究とその過程での試行錯誤が書かれている。 本題は恐らく7章で、バイオロギングというハイテク博物学が誕生したということと、 一見不必要に思えるようなこういった研究の意義が語られている。 また、最後には具体的な研究の内容から離れ、個人の手柄と責任を明確にすることがプランを成功させる方法であると説かれている。 まあペンギンとかアザラシの話が退屈しない人なら面白く読めるはず。
0投稿日: 2008.10.21
powered by ブクログ水生動物に対して計測機器を取り付ける「データロガー」という手法を用いた研究の生物学的意義について熱く語られる本。ペンギンやアザラシなどの極地に生息する動物の話が多く、極地での研究の過酷さや苦労話が随所に鏤められていて楽しく読める。これまでヒトが水生動物のことを如何に知らなかったのか、そして、それがデータロガーの登場により少しづつ明らかになろうとしている様にはわくわくさせられる。優秀な機器メーカーの存在もあり、日本がこの分野では他国よりやや先んじていているというのは少し意外だったけれども、どうやらヒトにとって海の中というのは未だにフロンティアなんだな、と思わせる一冊。
0投稿日: 2007.11.10
powered by ブクログ面白い。7章はちょっと違うのではないかと思いますが本としてのできもよく楽しめました。最後の最後も山他方が良いかも。
0投稿日: 2007.09.11
