
総合評価
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powered by ブクログ一章ごとに読み切りで隙間時間に重宝しました 登場人物が多かったり、専門用語が出てきたりで、途中の状況がわからないままラストを迎えることが少なくなかった
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログもちろん面白くはあるのですが、『空飛ぶタイヤ』だったり『下町ロケット』を読んだ後ではどれも物足りない気がしてしまうのは致し方のないことでしょうか。 この新装版が発刊されたのは2011年で、もともと週刊誌に連載されていたときからは四半世紀近くが経とうとしているのですから、世の中が変わって当たり前。だけど、今も昔も同じ体質の企業もたくさんあるに違いない。 ところで私の脳内でどんな変換が起きたのか、静枝おばあちゃんが出てきたとき、中山七里の静おばあちゃんだと勘違い。おばあちゃんすっかりボケちゃってと思ってすみません。(^^;
0投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログ池井戸さんの初期の銀行もの。実際に銀行員だった著者が感じたことなんだろうな。自分たちのことしか考えないやつらの集まりやな
0投稿日: 2024.10.21
powered by ブクログ花咲舞が黙っていないを読了後に本書を購入。不祥事の疑いがある事案に対して、主人公の指宿らが、人脈等を駆使して事実解明を行なっていく。 短編集であり、1話毎に事実解明はされるのだが、本質的に事実解明された書き方ではなく、読者に最終的な判断を委ねているような書き方であるため、少しモヤっとした感じが残る。モヤっとした感じが残るというのは、自然と物語の決着を考えさせられているとも言える。それそれで面白い。
1投稿日: 2024.06.20
powered by ブクログ短編集です。 もし池井戸作品をお試しで読んでみよう、という方がいらっしゃいましたら、お試しと言わずぜひがんばって、がっつり分厚い作品を読んでください!! あっという間に読み終えるはず! あくまでも個人的意見です・笑
2投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログメガバンクが舞台の半沢直樹シリーズの原型とも思える短編集。初出が2002年であるにもかかわらず、テーマが古びていないのはさすがと思った。 ただ、短編集だから当然なのだが、事件発生から解決までがあっという間で少々物足りなかった。 池井戸先生の作品は長編の方が面白い気がする。
7投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログAmazonオーディブルで聴いた。 短編集。 尻切れで終わるのと余韻を残した終わりって、似てるようで違うよね。
7投稿日: 2024.03.16
powered by ブクログエンターテインメント小説として、面白かった。 短編なので読みやすいし。 最後にすべての物語を繋げる線が見えてくる…、みたいな展開はさすがに期待しすぎだった。普通に読み切り小説です。 人間の心の闇というか、楽できるなら楽したいし、ミスは隠蔽したい。それが、大きなお金が動く銀行という場所では、大きな事件にも発展する。 世の中が、指宿のような人間ばかりだったなら、どうだっただろうか。それはそれで、窮屈さを生むのだろうか。
1投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログ銀行内の不祥事処理班が活躍(というより暗躍)するオムニバス形式のストーリー。いつもの堅実で地味な行員ががんばる話ではなかったので、読み始めは退屈な気がしてしまったけれど、読み進めると、特命の指宿の仕事ぶりがついつい気になってページを捲ってしまった。
1投稿日: 2024.02.10
powered by ブクログ8編からなる短編集 半沢直樹シリーズとも関連があり、池井戸潤ファンを楽しませてくれます。 正直なところ、途中から物凄く惹きつけられ読む手を休めるところを知りませんでした。 半沢直樹シリーズがあるなら指宿修平&唐木怜シリーズがあってもいいんじゃないかな...
2投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログ話の顛末を読者に委ねるような終わり方が自分にはあまり合わないのかもしれない。自分の想像力の無さが影響しているのかもしれない。 章ごとに別の独立した事件が描かれていて、それぞれの背後に一本通ったものが見えればもう少し自分の心の中に話が止まるかもしれない。
0投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログ池井戸作品の特徴はハッピーエンドと自分なりに決めつけているが、当作品は結論を読者の創造にゆだねる形式をとっているため、ハッピーな気持ちになる前にすとんと終わってしまうようだ。
2投稿日: 2023.06.16
powered by ブクログ最後に悪が暴かれるストーリーは気持ちがいいね。(^_^)v堅牢で時計が時を刻むように正確そうな銀行という職場にも、人が介在する限りいろいろな物語があるんだろうな〜・・・。
2投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の銀行物は本当面白い! 短編で、各話の終わりをあえて書かない 手法が賛否が別れるかもしれないですね。 ちなみに私は、しっかり最後まで描き切って 欲しい派。笑 それでも面白かったし、 今更ながら、シリーズ化を希望してしまう。
33投稿日: 2023.04.13
powered by ブクログ池井戸潤さんお得意の銀行が舞台の短編集。 行内の不祥事処理をする指宿(男性)、唐木(女性)が各々行内の事件を解決していく。 善人悪人がはっきりしていて読みやすいストーリー、楽しませてもらいました。
2投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログテレビドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作というが、作中に花咲舞は登場しない。そもそも銀行も違うし。 「不祥事」の方は花咲舞が活躍して、以前に読んだとき、こりゃ「半沢直樹」の女版だなと感じ、もしかしたらテレビドラマ化されるかもと思ったもんだが、「銀行総務特命」は池井戸潤のデビュー当初の著書で、まだいろいろと模索してる頃かもしれない。 短編集だが主役はどれも同じ、総務部所属で特命を受け、事件を次々と解決していくというもの。 テレビドラマ「花咲舞が黙ってない」は、その事件を題材にして脚本化されている。 で、この本だけど短編集のため、どれも中途半端に終わって、事件が解決されると同時に、その章は終わってしまう。 その後、どのようになっていくのかは読者の想像に任せられる。(テレビドラマは、もうちょっと付け足されているようだ) そのため、どれも中途半端で消化不良に感じ、読了感があまりよろしくない。 まあ、私はそもそも犯人追及系の刑事ドラマみたいなのは好きではないので、この本はあまり好みではなかったな。 それにしても、池井戸潤の本の題名ってどれもこれも如何なもんかと思う。 「不祥事」って題名から受ける印象って、なんか陰鬱でしょ? けど、中身は花咲舞がスッキリさせてくれるんですよ。 テレビドラマ「半沢直樹」だって、原作は「オレたちバブル入行組」だよ。 この「銀行総務特命」だって、なんだか聞き慣れないよね。 まあ、私なんかが心配することではないが、題名をもうちょっと工夫すればもっともっと売れる作家になっただろうに。 いやもう、とんでもなくベストセラー作家なんですけどね。
1投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログ同じ人物達の短編集。読み応えがあった!さすが池井戸潤さんの作品だと思いました。銀行が舞台でもさまざまな人間ドラマがあるんだな、、と^_^
1投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログ●久しぶりに読んだ池井戸作品。今は銀行小説と言えば池井戸さんですね。 ●よくもまあこんなにネタがあるなと思うくらい、どんどんエピソードが出てくる。やはり事実は小説より奇なりってやつですかね。現場エピソードが強すぎるんよね苦笑。 ●しかし、本当に銀行ってのは原点主義だし、内部闘争がすごいなあ…内定辞退しておいて正解だった…
1投稿日: 2023.02.22
powered by ブクログ久しぶりに読んだ。短編集。面白かった。銀行員がノルマに追われて高圧的な上司がいて組織の闇があって、取引先の社長もヤクザみたいで・・・、とかって言うのが自分の支店営業時代を思い出して苦しかった。。私利私欲に負けていけない事したら絶対にダメだな、とも改めて思った。 指宿や唐川の仕事ぶりはすごい。正しいことをするという信念と熱量は見習わないと。あと、社内社外の人脈大切だなぁとも。 人質事件の話が一番ハラハラして面白かった。
1投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログ1話1話が短いストーリーだったので、すきま時間に読みやすい。 銀行で起こる様々な事件を解決していく特殊なチームで、指宿さんの洞察力がすごい! 銀行業務の不審からストーカー紛いの事件まで、色んな切り口のお話があって楽しめた。
9投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログ池井戸シリーズ。主人公がいろいろな事件を解明していきます。短編小説でした。オチがもじもじでした。 難易度 中 感動★☆☆☆☆ 涙線☆☆☆☆☆ 興奮★★★☆☆ 感心★☆☆☆☆ 伏線★★★☆☆
0投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログ「不祥事」より難しかったけど面白いかった!毎回、最後が余韻を残す感じで、その後が気になるけど。。 続編も作ってほしい! 指宿修平→西島秀俊さん 唐木怜→栗山千明さん でどうでしょう!
2投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
池井戸潤さんの銀行ものとしては、少し過激な印象。 テレビドラマでは、本書と「不祥事」の登場人物を重ねているようだが、小説では結構別もの。 内容としては、ハラハラドキドキでき、余韻に浸れる。
0投稿日: 2022.08.02
powered by ブクログ〜感じたこと〜 ・少しでも気になることがあれば、納得するまで自分の頭で考えて決断を出す。 ・この世に楽に儲かる話はない ・依頼に全て答えない。目的を見失わない。 自分のやっていることと、ありたい姿の方向性を合わせていきたい。
2投稿日: 2022.07.08
powered by ブクログ< Audible > 前の本と同じく、これも短編から構成されている作品だった。 一つ一つの話は非常に面白いが、やっぱり全体として大きなストーリーになって
2投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ銀行の闇ってヤツやな。 銀行って、昔は就職も人気あったけど、ないみたいやな。 事実は知らんけど、この本を読む限り、出世全ての人が多いんかな。いくら、自身の成績の為とは言え、こんな事して出世って、… そんなアカン事してる人を取り締まる総務部特命。 銀行ミステリーになるんかな? この人らすら、組織との諍いには巻き込まれる… でも、社内で色々やるのは、勝手にしたらええけど、社外を巻き込んでは… お金貸したりするのは、社外やから仕方ないにしても… 悪さするにしても、弱いのを対象にするな!中小企業とか、老人とか… 法律の上で問題なくても、人として許されない行動ってのはあると思うんですー(文中より) 自分で納得した生き方しよ!
33投稿日: 2022.03.19
powered by ブクログ・帝都銀行内での特別ポジション「総務特命」指宿修平の身の回りで起こる銀行不祥事をお題とした話。 ・8つの短編で構成されており、どの話も面白いかつ8つとも話の内容が違い飽きずに楽しめる。ただ、物語に出てくる人物の名前をやっと覚え、展開も面白くなってきたところでふと終わってしまう所はもっと読みたい読者にとっては物足りなく感じてしまうかも。話の終わり方も読者に今後の展開を考えさせるよう余白を持たせており、スッキリと終わる話ではない。
2投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ銀行内の不祥事いろいろ。 半沢直樹シリーズみたいなスカッと感はあまりなくどれもモヤッとした感じで終わる。 池井戸作品は長編のほうが好き。
1投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログここのところ、池井戸潤作品を読んでいるが、いずれも読みやすく、物語に引き込まれるように読めて面白いと思う。本作品も面白かった。
1投稿日: 2021.11.14
powered by ブクログ池井戸潤、お得意の銀行不正を暴くはなし 短編集。 指宿が、特命をうけて、部をつくり、内偵調査をする。 粉飾決算、ストーカー問題、AV出演、など短編ならではの面白さはあるが、 私は長編好き
1投稿日: 2021.10.10
powered by ブクログなかなかインパクトの強い作品。池井戸さんの初期作感が強い。 スカッと感よりゾクっとした終わり方が多い頃の作品です
0投稿日: 2021.09.03
powered by ブクログ面白いけど、ラストはもうちょっと読みたいなと。 狙って思わせぶりに終わらせてるんだろうけど、ちと恣意的すぎるかな。
0投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログ2021(R3)8.16-8.20 帝都銀行で行内の不祥事処理を任された指宿修平が、銀行内の様々な問題処理に奔走する短編集。 顧客名簿の流出、現役行員のAV出演疑惑、行内の派閥対立など、なさそうでありそうな事件が次々起こる。 事件によっては、その解決の途中で終わる物語もあり、その終わり方は賛否両論だと思うが、個人的には解決まで読みたかった。 特に、『特命対特命』が面白かった。特命の指宿を潰そうとする別の特命がいるなんて、すごい組織だなー。 やっぱりどの職業も、他人に見えているより見えないところの方が圧倒的に多いよな。銀行もまた然りで、タイヘンなこと、いっぱいあるんだろうな。
10投稿日: 2021.08.24
powered by ブクログ池井戸さんお得意の銀行を背景にした様々な問題を解決する物語。 短編ではあるが主人公が一人なので一つの小説として読める。物語によっては終わり方が唐突なので読者が展開を想像して納得しなくてはならないものもあるが、池井戸さんの小説を読んでいる方は概ね先がわかるでしょう。 それぞれが微妙に繋がっていたらもっと楽しめたかも。
0投稿日: 2021.08.16
powered by ブクログ初期の作品ということで、話の繋がりがなく、口調もリアリティにかけ、何より作者が描くステレオタイプな女性像に心底嫌気が差してしまい、なかなか入り込めなかった。 でも最初と最後の話はのめり込んで読んだ。
0投稿日: 2021.01.14
powered by ブクログ銀行の特命係に在籍する敏腕担当の短編集 初期の話だけあって、ちょっと読みにくく、オチも強引なものが多い。 表現をカッコよくしているが中身はもう一つな感じ。 所々に半沢を思わせる描画が感じられるが。 今の完成度から見ると、池井戸さんでもこんな時期があるもんなんだなぁ、と思ってしまった(上からですね、、、すみません。あくまで素人の感想としてご容赦願います。)
2投稿日: 2020.12.15
powered by ブクログ銀行総務特命 池井戸潤さん 「法律の上で問題はなくても、 人として許されないこともある。」 著書より抜粋。 1.印象 さながら、あの相棒の特命係のような部署。 基本的には、特段の仕事、ルーティンは無し。 何か起こったら、それを銀行の組織とは秘密裏に、独立した組織として調査する権限のある組織。 2.現実の組織へ対比すると、、、 内部監査。 規程どおりに運用されているか? また、取引価格に疑問を呈するところはないか? はたまた、その新規取引先選定の経緯は?選定プロセスは? その視点で読むだけで、内部監査の勘所もあがるやもしれない。 3.銀行再編の時代に 破綻した場合、預金保護残高には制限がある。 それを見込んで、破綻前に銀行が預金者から、さらに預金を吸いあげる物語が執筆されている。 さらに、それが行員の所得へ。。。 池井戸さんは銀行出身。 主人公に語らせるキーワードに、銀行への未来の想いが秘められているような感じもする。 #読書好きな人とつながりたい。
12投稿日: 2020.11.07
powered by ブクログ銀行内の不祥事処理を任された総務部特命担当者指宿修平。そんな特命担当が必要な銀行があったら困るのだが、話としては面白い。
0投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログ花咲舞シリーズの堅実版といったところか。もしくは、指宿が半沢とキャラが被るので半沢シリーズの前哨戦小説とも言える感じもします。それぞれ楽しめたのですが、大きな黒幕の影を残したまま終えるストーリーがあったり、正直者が馬鹿を見て、そのまま悪に走ってしまう、という展開があったりで少々不満が残りました。正統法で最後まで徹底的にやっつけて欲しいと思ってしまうのは、もはや半沢流儀が身についてしまったせいなのか。。。
0投稿日: 2020.07.18
powered by ブクログ池井戸潤、銀行モノで短編集 特命係が銀行の不祥事・問題を解決していく 短編集で、一応時系列でそれぞれ繋がっているが、重厚さは余りなかった。一話ずつサクッと読むのが良いかも。長編がフルコースなら、こっちはファミレスみたいに一個ずつ完結してる感じ。 話は池井戸潤作品らしくちゃんと練られてて面白かった。
0投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログ2020年4月12日読了。銀行の不祥事を調査する総務特命・指宿が直面する銀行内の闇の数々。池井戸潤による銀行ネタ短編集、相変わらずのこの人節で読めば読むほど「銀行ってのがいかに非人間的組織なのか」について考えたり薀蓄を語りたくなる本だ。出てくる支店長とか部長の面々がどいつもこいつも人間のクズなのは笑える、相当誇張されている面はあれど、「銀行で偉くなる人材」というのは人間としてとか、一般企業での優秀人材とはかなり質が異なるものであることは確かなのだろう…。
0投稿日: 2020.04.13
powered by ブクログ池井戸さんの短編集。 銀行業界を舞台にしたストーリー。切り口が一方向だけでなく、さまざまな方向から仕立てているのが面白い。 と、短編集のためか、かなり後味を読者に任せるエンディングになっている。 個人的には、もう少しエンディングの深堀がほしかったけどなぁ、、、
0投稿日: 2020.03.13
powered by ブクログ個人の恥、家庭の恥、組織の恥、広く国家の恥。 他人の恥は知るほど面白く、家庭の恥は命がけで守ることもある。そしてつまるところ、とかくこの世は生き難い。 となるのかも知れない。 「銀行総務特命」これは銀行という組織の中で起きた不祥事を、外にいもれる前に調査しできるだけ内部処理で済ませよう、銀行の信用を守ろうということで設置された部署である。 総務特命調査の内容ごとに短編にして8編、どれも企業融資に絡めば、現実に起こりうるかもしれない、起きているかもしれない不祥事がテーマになっている。 「漏洩」 融資先の詳細が漏洩した。「評価」「格付け」などの重要事項が記載されている。それを、わずか500万円で買えといってきた男が居た、内部に共犯者が居るのか割り出せ。 「煉瓦のよう」 融資先の建設会社が、会社更生法の適用になるという、抵当は見合ったもので損失はないはずが、再建策が進んでない。使途不明金が10億ほど出てきた、この金はどこへ流れていったのか。ダミー会社も見えてきた。 「官能銀行」 女性行員がAVに出ている、これを足がかりに女優になるといっている。そんな恥さらしは誰だろう。銀行内部が揺れる。 「灰の数だけ」 支店長の妻子が誘拐された。恨みか。醜聞がもれる前に調査しなければならない、妻子は無事で居るのか。 「ストーカー」 女子行員がストーカーの被害者になった、犯人を捕まえたが、その後もその行員が自宅に持ち帰って処理していたパソコンのデータが見られていた気配がある。 「特命体特命」 総務部特命の指宿の調査にクレームがついた、人事部特命は、指宿を排除するために動く。 部下の唐木は短い上下関係に馴染みきれなかった。 人事部からきた彼女の葛藤も。 「延長稟議」 期限ぎりぎりで融資稟議を出した行員はジリジリしながら待っている。決済が長引いている。決済が承認される時間が近づき、倒産を目の前にした社長と融資担当は。 「ペイオフの罠」 遺産と預金で暮らしている老女に、担当の銀行員の男は自行に預金の付け替えをさせた。ペイオフは知らされていなかったのか、1000万を超える金はどうなるのか、不安を感じた老女は、昔世話になった唐木に相談する。 どれも面白いテーマだが、銀行の内部を少し知っていればこのような暗部は当然、眼にし耳にし想像できる。 特命の仕事に新味はないものの、人間関係の面白さがある。 人間の持つ弱さや、社会情勢、金で動く組織での立場が欲望を呼ぶこともある。 昔の自分の仕事を思い出して少し重かった。
0投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログこちらもドラマの花咲舞の原作になったそうだが、こちらは事務臨店出はなく、総務部特命と重い。出てくる不祥事も誘拐やら傷害やら、経済事件だけでないし。堅くて重い感じ。主人公もまさにそんな感じで、無色透明。
1投稿日: 2019.11.13
powered by ブクログ上司から貰って読んだ。 銀行員の友達がいれば、話をいろいろ聞いてみたいなと思った。 指宿さんの安定感が良かった。 安心して読めた。
1投稿日: 2019.10.10
powered by ブクログ久しぶりに池井戸作品を読みました。 銀行の総務部に特命というチームがあり、銀行の様々なトラブルを解決する。8つの短編集から成り立つ。 同じ銀行の人事部の特命と対立したり、ストーカー疑惑や女子行員がアダルトビデオ出演疑惑ありと色々な問題があったり。銀行の派閥や権力争いのドロドロした部分や仕事に対して減点主義の姿勢が描かれていますが、最後のペイオフの罠は、善意の銀行の利用者が食い物にされる、銀行の誰を信じたら良いのか分からなくなる何だか、複雑な気持ちになる話でした。
1投稿日: 2019.09.29
powered by ブクログ銀行問題あるある?をよくここまで色々な角度から飽きさせるかとなく書けるのか。。すごいと思う。 1話1話は短いがその中でもハラハラする面白さがある。 ただし他の池井戸潤作品のようなパンチ力は少ないか
0投稿日: 2019.08.27
powered by ブクログ「不祥事」と比べるとこちらは特命係ということで、臨店の扱うものとは事件の規模が違います。指宿が主人公のはずなんですが、途中から唐木怜が特命に加わると話がキリッと締まった気がしました。池井戸さんは芯の強い女性を描くのが上手いですね。池井戸作品は勧善懲悪で気持ちの良いラストだと信じているからこそ楽しんで読めますがきっと現実はこんなに簡単に尻尾はつかめないのだろうと恐ろしさも感じます。それぞれ短編なのが惜しいほどですが全部を中編で読んだら重すぎるのかもしれず、この終わり方がちょうどよいのかもしれません。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ池井戸潤氏らしい、銀行員を主人公にした小説。 400ページ程あるが、8編に分けられていて読み易い本だ。 ドラマは見てないので、先入観なしで読んだ感想は、痛快なミステリー?である。 主人公の信念や基軸がしっかりした価値観によって、正義が貫かれたときの達成感 や、爽快感を一緒になって感じられる。いつの間にか、主人公を応援しているこの 状態は池井戸潤氏ならでは! ちなみに、花咲舞は出てきません。が、ストーリーだけをドラマにしているようです。
1投稿日: 2019.01.02
powered by ブクログ珍しくストーリーにのめり込めず、ズルズルと2ヶ月かかって読了。銀行内の不正を暴くシリーズを読みすぎているのか、新鮮味もなく楽しめなかった。 次は違う作者の本読もうかな(´-`).。oO
1投稿日: 2018.12.03
powered by ブクログ銀行内の不祥事処理を担当する総務特命の指宿と、人事から特命に異動してきた唐木。短編8編でテンポよく読める。ドラマの原作。
0投稿日: 2018.11.17
powered by ブクログ半沢シリーズから池井戸さんの作品は好んで読んでいるけれど、銀行ってのはそんなに不祥事やスキャンダルが多いのかって思ってしまう。 よく半沢シリーズを時代劇と評価(??)する人がいるけど一部は納得できる。 ただ、時代劇と違うのは勧善懲悪の悪の部分。時代劇は無闇に私利私欲のみを追及する誰から見ても全身全霊の悪役だけれど、池井戸さんの作品に登場する悪役は心の隙間に生じた些細な悪に翻弄された普通の人。 吉宗も大岡越前も正義の力をもって悪を退治するけれど、この主人公の指宿は愛をもって解決する。 いずれにせよ、このパターンを嫌う人は少ないからまだまだ読み続けてしまうんだな。
0投稿日: 2018.11.11
powered by ブクログ総務部特命担当の指宿さんがとっても素敵。 最初のコンビ鏑木さんも素敵だけれど、途中からコンビを組む唐木さんも、強そう?^^(コナンの蘭ちゃんみたい)で、ただの美人銀行員じゃなさげなのが何とも素敵。 銀行に潜むいろんな「罠」だけに、怖いな・・と思ったけれど、 絶対にあきらめず、調査・対応していく様子が本当にわくわく読めた。 うち、いくつかは結論に余白を残しておいてくれたようだけれど、銀行という世界を知らないから、もう少し余白を小さくしてくらたらいいな・・・と。 続編ないのかな・・・
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作の一部.ドラマよりもう少しミステリー色が強い.出張先で軽く読むにはとてもGOOD.
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ池井戸潤の銀行員が主人公の作品をまた読みたくなり、初期の頃の作品「銀行総務特命」を買ってきた。 池井戸潤の小説を読むのは8作目だが、今作品は主人公の総務部特命担当、指宿修平が銀行内部の8件の不祥事の事件解明をする短編集となっている。 いづれも社会での銀行の存在意義を考えさせられる内容なのだが、短編集ということもあり結末までの過程と勧善懲悪がどうもスッキリしない。 それでも主人公の組織の中で保身に走らない姿勢が気持ち良い。
5投稿日: 2018.07.04
powered by ブクログ面白かった。けど、犯人を特定して終わりというところがちょっと残念。 銀行ミステリーとして、総務特命担当者の主人公が探偵役となって、銀行内の不祥事案件の真相を明らかにしていく物語。 8件の連作短編小説となっています。要は8件の事件の解決をしてく物語 ■漏洩 顧客名簿が流出。 誰が流出させたのか、その動機は? ■煉瓦のよう 裏金の疑惑。口座での金の流れ。 しかし、その真相は? ■官能銀行 現役行員のAV出演疑惑 本当に行員なのか?そして、出演の動機は? ■灰の数だけ 誘拐された幹部の妻子 人質を救い出すことが出来るのか? そして犯人は誰? ■ストーカー 行員のストーカー被害 犯人は誰? 本当の狙いは? ■特命対特命 巨額損失を理由に、特命をつぶそうとする人事の動き 特命はつぶされてしまうのか? ■遅延稟議 行員が刺される事件発生 その背景には倒産した会社が。 さらには稟議が通らなかった理由。 犯人は誰? ■ペイオフの罠 老女が移し替えた銀行口座が破綻。ペイオフに しかし、その裏には周到に用意された罠が といった感じです。 池井戸さんといえば勧善懲悪で最後の最後で悪さしている人がやられるパターンが定番だと思いますが、本作では懲悪までは至らずです。 謎解きの深さと銀行ならではの専門性は良いのですが、ヒューマンドラマが絡まないところが残念。 ドラマの1クールにちょうど良いかんじ!!
8投稿日: 2018.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
総務特命担当の指宿が主人公の銀行小説。 半沢直樹ほどの分かりやすい悪人は出てこないので、 その悪人をとっちめる痛快さは無いものの 不祥事を取り扱う総務特命という立場上物語の幅が広く面白いです。 ただやっと謎が解けたり立場が逆転したりしてここから 指宿が活躍するぞというところで物語が終わってしまったりするので 物足りなさが残るというか何というかというところですね。
2投稿日: 2018.04.14
powered by ブクログ2002年の作品で、花咲舞シリーズは2004年でその原型みたいな感じだ。特命と言うと「相棒」のよううでもある。扱う事件が誘拐や暴力、AV出演と過激なのが目立つ。また最後倍返しする前に止めてしまって、もう分るでしょという作りにしているのが印象的。そこは泥臭くやってほしかったのですが。
2投稿日: 2018.03.31
powered by ブクログまずまず、楽しく読めた。真相がわかった後も多くを語らず物語が終わるのは一般的には奥深いのかもしれないが、個人的にはモヤモヤする気持ちの方が強い。
0投稿日: 2018.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価は3. 内容(BOOKデーターベース) 帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり…スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに―「総務特命担当者」の運命はいかに!?意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。
0投稿日: 2017.12.08
powered by ブクログドラマの花咲舞関連の作品を読んでみたくて、刊行年の古いこれから読んでみた。 かなり初期の作品みたいなので、テイストは今とは若干異なる印象。どちらかと言うと銀行を舞台としたミステリーだからなのか、終わり方が唐突なものが多い。犯人、動機、犯行方法等を明らかにして終わる感じ。 池井戸作品の源流と考えれば問題はない。
1投稿日: 2017.11.29
powered by ブクログ読んでいてスカッとする一冊。銀行の事情がよく描かれている。財務や経理の知識があるとより理解が深まる。
0投稿日: 2017.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不祥事の後に購入し読了。 内容としては短編集であり、結末を書き込まないあたりが不祥事と同様である。 うろ覚えだが、ドラマ版「花咲舞が黙ってない」はこの銀行総務特命もセットにしていたかと思う。 不祥事との違いは、主人公が指宿調査役、男性である点。 やはり池井戸潤のメインである銀行内容なので勉強になる。
1投稿日: 2017.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
連作短編集。 銀行内の不祥事処理をする総務部特命担当。お金が絡んだ話はどれも後味が悪いです。『遅延稟議』は一生懸命中小企業のことを思って働いていた行員が上司の保身や欲のために犠牲になり、それに憤ったその行員が復讐するという何とも理不尽な話でした。
0投稿日: 2017.08.13
powered by ブクログ短編集なので、昼休みのの読書にちょうどよかった。 メガバンクの特命担当調査役が主人公だが、それぞれのエピソードのストーリーを独立して楽しめる。 銀行の様々な場面が描かれていて、ビジネス小説としても面白かった。 最後の「ベイオフの罠」が最後までハラハラさせられて、一番面白かった。
3投稿日: 2017.07.10
powered by ブクログ帝都銀行総務部の指宿修平は、社内で起きた不祥事を探る特命を受けている行員である。 顧客の名簿流出や行員のAV出演。ペイオフに乗じた資金横領、銀行を巡る後を絶たないスキャンダルに立ち向かう姿を描いています。 世の中の銀行がこれだけのスキャンダルに溢れている、と考えると恐ろしくて何も信用できなくなってしまいました(笑)
2投稿日: 2017.07.08
powered by ブクログ■アマゾンから引用 2015年7月スタート日本テレビ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」ドラマ化エピソード収録作! 主演:杏 指宿、お前どうするよ。 メガバンクの醜聞を隠し通せと言われたら。 帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平(いぶすき・しゅうへい)。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり……スキャンダルに事欠かない伏魔殿(メガバンク)を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある「罠」を用意しているとも知らずに――「総務特命担当者」の運命はいかに? 意外な仕掛けに唸らされること間違いなし! ある事件をきっかけに指宿とコンビを組むことになる美貌のキャリア・唐木怜(からき・れい)の活躍にも注目。
0投稿日: 2017.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集 帝都銀行で唯一行内の不祥事処理を任された指宿修平。 唐木怜(女性人事部より総務部へ) ①漏洩 顧客名簿流出(帝) ②煉瓦のよう 煉瓦の男との損失 ③官能銀行 AV出演総務部 ④灰の数だけ 堂島支店長妻子誘拐 ⑤ストーカー 東大ストーカーと取引先ストーカー ⑥特命対特命 宮野証券トレーダー損失補填 ⑦遅延稟議 二人の傷害事件犯人は左遷課員 ⑧ペイオフの罠 唐木怜おばあちゃん預金を奪う
0投稿日: 2017.05.20
powered by ブクログ帝都銀行の特命担当である指宿調査役。 彼の元に、行内の様々な不祥事や難問が降りかかる。 また、彼を追い落とす影の動きも。 果たして、彼は真実を暴けるのか? 途中から部下になった唐木調査役とのタッグも、だんだん良い関係に... 短編集ゆえ、それぞれのストーリーは、短いですが、しっかりとした流れとキャラの書き分けで、十分長編にも劣らない内容となっています。 最後まで、全て書かず、読者に委ねる手法は、流石です。
5投稿日: 2017.04.28
powered by ブクログ指宿、途中から唐木、小気味よい正義感のある短編集。不正を暴くまでは巧妙、謎解き以降の結末の記載が、想像にまかせるためか、敢えての控えめ。そこから先の記述も欲しい気がする。一気に読めた。
0投稿日: 2017.03.21
powered by ブクログ花咲舞がドラマ化した頃に読みかけていたものを約2年位放置していた。 登場人物が多いのと内容が難しくて、放置してしまったのかも。 ドラマでも見たが「ペイオフの罠」面白かった。 それにしても、毎回欲呆けした悪いやつが出てくるなぁと思った。
1投稿日: 2016.10.11
powered by ブクログ短編なので読みやすい。 内容はいつもの感じで、あっさり終わる。 それなりに盛り上がる。 他の作品に比べると、不正を暴く存在がいるとかで良心的な部分が多い。
2投稿日: 2016.09.27
powered by ブクログ不祥事担当の帝都銀行総務部企画グループ特命担当調査役の指宿修平が主人公の短編集。後半の話では、人事部から特命担当に異動してきた唐木玲も存在感を増してくる。銀行を舞台とした小説は、元銀行員である池井戸潤の十八番であり、どの話もリアリティがあり読みごたえがある。単なる勧善懲悪ではなく、結末をあえて語らず余韻を残している話も少なくない。スカッと感はあまりないが、これはこれでよい。本書の中で、「遅延稟議」で警察官の語る「根っからの善人が悪人にならなきゃいけないほど悲しいものはないです。……根っからの善人を悪事に追い立てたほうが百倍悪いと思います」というセリフが印象に残った。
2投稿日: 2016.09.18
powered by ブクログ短編集だからか、オチの部分が少し雑な印象だった。ストーリー自体は面白い。もう少し一話ずつが濃いとよかったかな。
2投稿日: 2016.07.22
powered by ブクログ『不祥事』の花咲さんは前向きでドライ(私の大好きなタイプ!)、それに比べると唐木さんはクールなんだけど少しウェットな(辛気臭い)印象ですが、おふたりとも知的で情熱的で正義感が強く、好感が持てます。 指宿さんもストイックで素敵です。
2投稿日: 2016.07.18
powered by ブクログ読んだのは、二回目だった。ドラマ花咲舞の原作の一つだけに読んでいて面白いです。ただ、切なくなる話が多かった。。
0投稿日: 2016.05.08
powered by ブクログ池井戸潤の銀行モノ。特にドラマ化された花咲舞が活躍する「不祥事」は、臨店班の凸凹感、花咲舞の強烈なまでも真っ直ぐな倫理観、職業人としてのプロフェッショナリティが対立する真藤一派とのやりとりが痛快なだけに、こちらの臨店ものは、同じショートショートと言えども一歩物足りなさを感じる。 ひとつには、関連性のない物語が同一の登場人物で展開される、かったるさ。もう一つは、正義が際立つには、くっきりとした影の存在が不可欠であるが、それの欠如だろうか。人事部との確執はあるが、ちょっとピンぼけである。 このシリーズは、起承転結の転の頭を枕に起承に続け、時として結は読者の想像に委ねる手法をとるが、食い足りなさと表裏一体でこちらの作品では奏功しているとは言いがたい。しかし、この作品が後に「不祥事」の花咲舞を産んだとすれば、それはそれで、価値がある作品である。
0投稿日: 2016.02.15
powered by ブクログドラマ原作とあったので読んでみたら、こっちに舞ちゃんと相馬さんは出てこないんですね。(出てくるのは不祥事だったんですね) お話の中ではペイオフの罠が一番印象に残りました。 唐木さんが素敵でした。
0投稿日: 2016.02.04
powered by ブクログ銀行の行内の不祥事事件 8編。 その事件を処理に専任された指宿修平。 昔は、就職の希望として、ランクインされたのが、銀行、商社、証券が、ベスト3に入っていたのだが、、、、 やはり、派閥争いは、どの会社でもあるのだと、、、、 現在、統合で、マンモスメガバンクになって来ている銀行などは、さぞ、大変であろうと、思う。 本でも、顧客名簿流出が、描かれているが、、、、マイナンバー制度も、どうなる事やら、、、、、 裏金にまつわる自殺、現役女子行員のAV出演疑惑、灰の中の数字で、誘拐犯を検証、ストーカーと裏金、トレンダ―と、巨額損失事件、ペイオフと遅延稟議、、、、 最後の遅延稟議は、老人相手に詐欺であるが、不景気になればなるほど、オレオレ詐欺の被害者やマイナンバー詐欺が、横行するので、無いかと、心配する。 そうなると、又池井戸氏の小説の本になるかもしれない。
0投稿日: 2016.01.04
powered by ブクログ特命対特命が良かった! まさか彼が味方だったとはね~^^ わずかな幸運が私にも舞い降りてくれますように☆彡 それにしても、どこの職場にもやっかいな輩というものはいらっしゃるものなのね^^;
0投稿日: 2015.11.19
powered by ブクログ2015.11.14 読了。 * 難しかったなぁ。 面白かったんだけど、えっこれで終わり?的な感じが多かったなぁ。 THE 銀行。 ドラマ化されてないですよね。 されたらわかりやすいのかな。 * てな感じ。
0投稿日: 2015.11.15
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり…スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに―「総務特命担当者」の運命はいかに!?意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。
0投稿日: 2015.10.01
powered by ブクログこの結末まではっきり描かない、このスタイル好き。どうなったかは私の想像次第(笑)銀行…お金は本当に人を良くも悪くも人を狂わす。
0投稿日: 2015.09.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「花咲舞が黙っていない」の、「不祥事」と並ぶ原作の一冊。 総務部調査役・指宿修平と、そのパートナー・唐木怜が行内の不祥事を次々と暴いていく。 キャラクターは、「不祥事」の舞と相馬に比べると、個性はだいぶ控えめ。その点では実写化はしにくいのかも。しかし、個人的にはこの互いに沈着冷静で、緊張感もある二人のコンビの方に肩入れしてしまう。 指宿かっこいい。。しかし何と言っても、唐木という女性がこの物語の魅力。表情を表に出さないながらも、不安や葛藤も持ち合わせている。何だか、舞よりもリアルに、人間らしさを感じるのだ。 数ある池井戸作品の中では地味かもしれないけど、私は好き。
0投稿日: 2015.07.02
powered by ブクログ短編集。池井戸潤さんの本の最初に読む本としてはいいと思います。銀行用語に慣れます。他の池井戸さんの本も読んでいますが、勧善懲悪のストーリー展開は、いつも通り。ただ、読後感にすっきり感はあまりありませんでした。
0投稿日: 2015.04.19
powered by ブクログ顧客情報の漏洩、裏金、行員のAV出演、母子誘拐、ストーカー、二百億円の不正取引、傷害事件、独居老人に対する詐欺。。 こんなことに翻弄させられる仕事なんてぜったい無理!!! あくまで小説だが、そんな風に思わざるを得ない。 お金や保身のためならこうも人は変わってしまうのか。 「根っからの善人が悪人にならなきゃいけないほど悲しいものはないです」
0投稿日: 2015.04.01考えさせられる
総務部で不祥事調査を担当する指宿修平を主人公とする連作短編。銀行という組織の人事、出世、エリート意識というものいやというほど見せつけられる内容だ。読み終えて銀行のあり方を考えさせれさました・・・
1投稿日: 2015.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本作品は主たる登場人物は同じの一話完結型短編集。今年の春に日テレ系列で放映されていた「花咲舞が黙ってない」の原作のひとつである。 いわゆる都市銀行の腐敗を描いたものだが、金融小説というよりは、殺人事件が頻発したりして、その解明に取り組んだりするミステリーに近い。 どの短編もそうだが、結末をはっきり書かないというのが本作品の特徴。黒幕や真犯人が判明しそうなところでバシッと打ち切ってしまう。いわるゆ寸止め。これには若干消化不良の感があった。著者にすれば、伏線は回収したので、あとは賢明な読者の想像にお任せする、といったところか。やはりミステリーには真犯人の特定とその動機を吐かせるところまで書いて欲しいものだ。短編集の最後に一気にその種明かしがあり、みんな繋がってくるかも、という淡い期待は裏切られたし。 ま、私は「花咲舞が黙ってない」を全話観ていたこともあり、ほとんど分かったのだが…。 他作品に期待!
0投稿日: 2015.03.21
powered by ブクログ銀行という場は借りているものの、もはやこれはミステリーの域。ドラマでは花咲舞シリーズに入っていたけれど、原作の登場人物は別人。ドラマを先にみていたので、指宿と唐木の関係がドライに思えたけれど。 どの短編も、犯人を指し示しつつも、本人を確保するあるいは追求する一歩手前でストーリーが終わる。自分の非が明らかになった時の犯人の様子やその後の展開は読者の想像に任せられているところの余韻がよかった。「遅延稟議」は犯人側にかなり肩入れ、根っからの善人を悪人にさせてしまう側が本当は悪い、という刑事のことばに深くうなずける内容で切ない。
0投稿日: 2015.03.01
powered by ブクログ池井戸さんの短編集。銀行内の不祥事の真相を探っていく。ミスしたら左遷。ミスを封じ込めたら出世。お〜こわっ。爽快感薄でしたが、読みやすかっったです。
0投稿日: 2015.02.08
powered by ブクログドラマ見てないので分かりませんが、意外にも?短編集なんですね。 余韻を残す、というかあえて書かないことがプラスに出てますね。 話自体はこんなに書いちゃって銀行から敵視されませんかね。 もちろんいい人も出てくるけど、人間としてああはなりたくない人もチラホラ。他山の石としなくては。
0投稿日: 2015.02.03テレビドラマとはひと味違った楽しさ。
帝都銀行内部の不祥事を解決していく総務部特命担当の指宿。胸に秘めた熱い正義感を表に出さず、あくまで冷静に真相を突き止めていく過程が緊迫感を持って描かれ、いつの間にかストーリーに引き込まれていきます。結末をあえて書ききらないことで読者個々人が自由に想像する余地があり、テレビドラマを見た人でもひと味違った楽しみ方ができます。
0投稿日: 2015.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
半沢、不祥事の次に読んだ作品。 ドラマでは花咲舞が出てきますが、この作品には出てきません。 不祥事に比べるとスッキリ度は低いですが、こちらもとても読みやすい作品です。
0投稿日: 2015.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公 指宿が銀行内で起こった不正や事件を解決していく 連作短編集。 主人公を指宿と書いたが、最後の章は指宿ではなく、部下の唐木の物語になっている。 この短編集の特徴は、事件などを解決するのだが、最後の最後まで描き切らずに、なんとなく余韻を残し読者の想像力をかき立てるような終わり方のものが多い。 完全な悪と善の物語もあれば、何が悪で何が善なのかを考えさせる物語もある。 池井戸氏らしく、面白く非常に読みやすく内容も濃い一冊だった。
0投稿日: 2015.01.20
powered by ブクログ大きな組織の中で心が蝕まれていった人々の転落が描かれている。著者の他の作品と比べて、暗い影が終始落とされていたような印象を受けた。
0投稿日: 2014.12.14
powered by ブクログ短編8作品を収録。行内の不祥事処理を任された総務特命担当者が探る行内ミステリー。メモ。(1)融資の要諦は回収にあり。(2)こっちに必要なものは、もう少々の幸運だ。どこかでそいつを拾って来てくれ(3)あいつも銀行員じゃなかったら、もっと別の人生があったろうにな。
0投稿日: 2014.12.06
powered by ブクログドラマ花咲舞の原作です!あれ?花咲が出てこない(°д°) 原作からは設定がかなりアレンジされてたんですね。 池井戸潤先生の定番手法。「短編で最後まで書かない」が本作でも炸裂してます! もうちょい書いてよ!と思わなくもないけど、それでも面白い! サラサラ読めるし、池井戸短編の中では一番好きかなー★
0投稿日: 2014.11.10
powered by ブクログひたすら指宿調査役がかっこいい短編集。 とても読みやすくてあっという間です。ただ、各話の謎が解き明かされ反撃する手前で終わってしまうので、少し物足りなさを感じます。 読者に考えさせる為なんだろうとは思うものの、私は最後まで知りたいな〜と思ってしまいました。
0投稿日: 2014.11.09
powered by ブクログ短編なので、ひとつ、ひとつ短くて読みやすかったけれど、これからという時にはなしが終わってしまって不完全燃焼。はなしのつながりもあまりないし、個人的な好みになると思うけれど、短編はそんなに好きじゃないな。
0投稿日: 2014.10.31
powered by ブクログ短編集だとは知らずに手にとって、「あー短編集なのか、ちょっと残念…」と思いながら読み始めたのですが、読みごたえありで面白い一冊でした。 終わりかたが独特の切り方でモゾッとするのだけど、それはそれで良かったです。 指宿も唐木も好きなキャラ。 もっと読みたいなと思いました。
0投稿日: 2014.10.15
