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本をめぐる物語 一冊の扉
本をめぐる物語 一冊の扉
ダ・ヴィンチ編集部、中田永一、宮下奈都、原田マハ、小手鞠るい、朱野帰子、沢木まひろ、小路幸也、宮木あや子/KADOKAWA
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総合評価

64件)
3.3
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17
32
2
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    ピンからキリまでの、本に纏わる短編集。 原田マハ、小路幸也、宮木あや子が良かった。 やっぱり後半に面白い良作を配置するんだなぁ

    0
    投稿日: 2025.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本にまつわる物語ばかりのアンソロジー。初めて読んだ作家が多くて刺激的だった。短編でも心が熱くなる瞬間がある。 8名の作家による8作品のうち、特によかったなと思ったのは以下の4作品。 『メアリー・スーを殺して』中田永一 メアリー・スーは、魅力的で無敵なもう一人の自分でもあり、その力を借りて執筆に打ち込むラストが良かった。 『砂に埋もれたル・コルビュジエ』原田マハ 戦争で死ぬというときに、唯一の未来への希望が一冊の本だったという感動的なストーリーだが、実話だったことに驚いた。 『初めて本をつくるあなたがすべきこと』朱野帰子 子どもっぽい夫に対処している前半も面白かったが、最後は爆発して「みんなを置き去りにしていったいどこに行くの」と言ってくれてスカッとした。おっしゃる通りだと思う。これから夫婦の長い人生が始まるのが見えるラストでよかった。 『校閲ガール』宮木あや子 主人公の毒舌っぷりが可笑しくて好意的に見ていた。でも全然違和感がなくリアル。ミステリー要素に人間味があるのもよかった。

    0
    投稿日: 2025.04.17
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    図書館にて借りる、第264弾。 (神戸市図書館にて借りる、第73弾。) 中田永一目当てで借りる、読む。 中田永一も悪くないが、原田マハが秀逸。 原田マハの作品だけなら、星は4つ。 他の作家は可もなく不可もなく。

    0
    投稿日: 2025.04.07
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    こういう本にまつわる物語の本は見つけたら迷わず購入する。 アンソロジー本では、久々にほぼ全ての作品が面白く、お気に入りを挙げるのが難しいくらいよかった。 その中でも「ラバーズブック」は素敵な物語だった。

    0
    投稿日: 2023.12.29
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    本がテーマのアンソロジー。 私は原田マハの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」が断然良かった。 作者のあとがきにこの話が柳宗理さんの体験談を聞いて書いたということが記されていてなおのこと心に沁みました。 自分の命が危ないというそんな中で、私なら何をするかなと考えてしまった。 この本だけでも助かって欲しいと思えるほどの本と出会えるなんて素晴らしいなと思った。

    0
    投稿日: 2023.09.21
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    ▶「メアリー・スー」という言葉を初めて知りました。でも、どんな作品にもメアリー・スーは影を見せてると思うし彼女がいなければその作品は面白くなくなるのでは? とも思ったり。▶小路幸也さんの「ラバーズブック」はスッキリとしていて気に入りました。▶宮城あや子さんの「校閲ガール」は主人公のキャラが楽しかったです。▶表紙カバー絵は片山若子さん。この方の絵は好きです。SF作品の『たったひとつの冴えたやり方』や、米澤穂信さんの『小市民シリーズ』なんかで気になっていました。カバー絵買いの対象の一人です。

    1
    投稿日: 2023.06.02
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    本をテーマにした短編集。 どの物語も短いながらも、本が好きな気持ちに溢れていて、読んでいて楽しくなります。 小路幸也さんの「ラバーズブック」が特に好きです! 亡くなった人の代わりに、彼が遺していった本に旅をさせてあげたいというカフェのお母さんの温かい気持ちに心動かされます!

    0
    投稿日: 2023.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル通り、一冊の本、もっと言うと、主人公たちにとっての大事な「一冊目の本」との出会い、一冊の本で繋がる人間関係、なんかが軸にあるアンソロジー。さすがは「ダ・ヴィンチ編集」といった感じ。すでに知ってる話もあったが、原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」・小路幸也「ラバーズブック」がお気に入り。その本に出会った時に置かれている自分の状況によってその本に抱く感情は当然変わってくるが、自分にとって運命の一冊とはなんだろうか?

    0
    投稿日: 2023.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田中栄一の作品「メアリー・スーを殺して」。 所謂オタク女子という人物が小説を書いていて、ある人の言葉を切欠に現実と関わる。 関わる先は大きくなっていく一方、メアリー・スーは? そう、メアリー・スー=中二病となっているが自らが生み出したキャラだ。 作中のメインヒロインを理想の女性として置き、それに自分を投影していく。 彼女の作品の中に必ず出てくる彼女の理想が、メアリー・スー。 没頭していた時代に同じくそれらに没頭していた友人が、少し離れた時間に現れて「あなたの作品が読みたい」と。 久々に訪れた母校、そこで転寝をした彼女の前に現れたメアリー・スー。 キーボードを動かし始める動作で物語は終わる。 田中栄一氏の作品でこれだけ短編は初めて読んだ。 うん・・・ やっぱこの人の作品好きだわ。

    0
    投稿日: 2021.09.11
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    本の話だから、まあ予想がつくけど、と侮っていたら、結構いけた。凸凹はあるが。今まで読んだことのなかった作家のものが新鮮でよかった。この作家、読んでみようかという気にさせる。 中田永一「メアリー・スーを殺して」この小説自体がメアリー・スーぽいがなあ。 宮下奈都「旅立ちの日に」期待したけどねえ。手抜き。 原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジェ」ピンと来ない。 小手鞠るい「ページの角の折れた本」さすが元詩人だけあって、描写が美しい。物語もいい。 朱野帰子「初めて本を作るあなたがすべきこと」察してちゃんの夫への対応に苦労する主人公が面白い。 沢木まひろ「時田風音の受難」官能小説家と編集者との対峙に笑ってしまう。 小路幸也「ラバーズブック」アメリカをピックアップトラックで一人旅する小説家の気持ちいい話。 宮木あや子「校閲ガール」主人公の口の悪さが最高。

    46
    投稿日: 2021.05.06
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    中田永一(乙一)の作品が収録されていること、そして本にまつわる話のアンソロジーということで購入。 しかし、朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」と沢木まひろ「時田風音の受難」以外はすべて『ダ・ヴィンチ』に掲載されたものだった。 『ダ・ヴィンチ』に掲載される作品は結構クセがあるので苦手だ。 案の定、この短編集も特徴的というか・・・。 中田永一「メアリー・スーを殺して」 おもしろかった。しかし、終盤にかけておもしろさが加速していくような他の乙一の作品と比べると、ややしりすぼみしている。 あと、主人公の内面の話だと思ってたら外に向き始めたことにもやや違和感があった。 「メアリー・スー」という理想像は、完全になくしてもいけないのだろうな。 宮下奈都「旅立ちの日に」 手紙に書かれた物語と、父からの本当のメッセージの間に飛躍を感じる。 原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」 実話が元になっているようだが、小説としての見せ方が中途半端だ。 ノンフィクションとして書くか、もっと飾り付けるかすればいい。 小手鞠るい「ページの角の折れた本」 どうして「あなた」という語りかけ口調なのか。 ストーリーもなんだかよくわからなかったが、読み返す気にもならない。 主人公みたいな女の人がとにかく苦手。 朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」 夫が情けないのは確かだとは思うが、主人公がすべて正しいような描き方が気に食わない。 ラストの主人公にキレ方はスカッとしてよかった。 沢木まひろ「時田風音の受難」 おもしろい。 官能小説は読んだことがないが、こういう感じの文章なのだろうか。 主人公が女性編集者の百山に翻弄されるのと同じように、私も翻弄されていた。 なおかつ、そうやって振り回されるのが心地良いのもよくわかる。 小路幸也「ラバーズブック」 素敵な話だと思う。 しかし、アメリカっぽさを出しすぎで、押し付けがましい感じがする。 宮木あや子「校閲ガール」 校閲ってそんなところまで見てるのか、と勉強になった。 ただ、やはり苦手な女の人が出てくる。 全体的に、小説を読むというより、世間話を聞かされるような作品が多い。 なので、あまり心に残らない。 強い女の人ばかり出てくるのもひとつの特徴だと思う。 『ダ・ヴィンチ』が女性向けだからだろう。 掲載される作品は芸術ではなく商品であり、読んだ女性が快感を得られるようになっている。 芸能界や海外といったキラキラ感も重要視している。 そういう作品をうまく集めてくるのは、編集部が優秀でコンセプトが定まっているからだと思う。 ただ、やはり男性にはうけないだろう。 私が嫌悪感を抱いてしまうのも、器か小さいということ以上に、仕方ない面が大きいと思う。

    2
    投稿日: 2020.10.07
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    短編集。以下気になったタイトル メアリー・スーを殺して(中田永一)…二次創作小説を書く女の子と、その小説の中に顔をのぞかせるメアリー・スーとの向き合い方について 砂に埋もれたル・コルビュジェ(原田マハ)…認知症で徘徊癖のある父と世話をする娘の話。あとがきで本を埋める話について読み、考えるところがあった ラバーズブック(小路幸也)…アメリカ一人旅中の主人公が立ち寄ったカフェで巡り会う一冊の本について。短編だけど伏線のようなものがあっておもしろく、また「本をみぐる物語」というタイトルにぴったりな話だと思った

    0
    投稿日: 2020.07.04
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    朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」、沢木まひろ「時田風音の受難」、宮木あや子「校閲ガール」が好き。「初めて本を~」は一番身近な感じがした。「校閲ガール」は単行本の第一話なのかな。キャラのポテンシャルが収まりきっていない印象(良い意味で)。

    0
    投稿日: 2020.06.01
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    8人の作家による本をめぐる物語。切り口が各人各様、装丁の話もあり、作品を生み出す基本エッセンスあり etc。電子書籍が増えてきたけど、やっぱ手に取る本がいいわと感じさせてくれた一冊。本は誰かに届けられる。本は電子書籍に比べ、より沢山の人の気持ち、技術が結集され生まれるを実感。それにしても最近の本はアニメのような絵が表紙を飾るようになったなぁともおばさんは感じた一冊。

    0
    投稿日: 2020.01.19
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    アンソロジー、まとまった時間が取れない時や、気分が浮き沈みしている時に手に取る事が多いな。新しい出会いもあったりして嬉しくなる。

    0
    投稿日: 2019.11.24
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    好みだったのは小路さんの「ラバーズブック」。沢木さんの「時田風音の受難」も良かったです。宮木さんのはシリーズとして既読で好みですがこうして一編を切り取られるとなかなか主人公がきついですね。原田マハさんの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」も話の生まれた経緯まで含めてとても素敵なのですが介護が絡んでいる関係で私にはとても重かったです。同シリーズの「本をめぐる物語―栞は夢をみる」の方が、SFやファンタジー要素があったためかインパクトが強いですが、こちらは読後にじわじわと良さが伝わってくるものが多かった気がします。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    今年最後の1冊にふさわしかった。宮下奈都さんの作品はさらりと読みやすい。原田マハさんの作品は短編だけども流石に深い。小路幸也さん人と人の繋がりと本とのつながりに安定感。中田永一さんのメアリー・スーを殺してが新鮮だった。

    0
    投稿日: 2018.12.31
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    さらっと読めはしたんだけど、ちょっと思っていたのは違った感じがした。校閲ガールはドラマでも見ていたから、読みやすかった。

    0
    投稿日: 2017.04.24
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    本は魔力を持ってるみたいだ。 多読するのもやめられないけれどこれ、という一冊を真っ黒にボロボロになるまで読み込みたい。 そんな本に出会いたい。

    0
    投稿日: 2017.02.06
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    本をめぐる物語というか、本に係わる物語って感じ。 色んなかかわり方があるとは思うけれど、それだけでなく、 本が出来上がるまでに、色んな人が関わっているんだと思ったら ますます本が愛おしくなります。 アンソロジーは新しい作家さんとの出会いの場である。 ましてや本関連のアンソロジーときたら、期待度大である。 好きなのは、「メアリー・スーを殺して」 話の流れから、どんな結末になるかと思ったら さすがの乙一氏ですね。 ある意味、予想外で中田氏らしい終わらせ方でした。 ちょっとしたきっかけで、人って変われるんだって思わせる。 これは読後感がよいです(p^_^q) 「砂に埋もれたル・コルビュジエ」 最後に一気にこみ上げてきます。ブワーって来ます。 「ラバーズブック」 ステキ過ぎるお話。周りの人の優しさが素晴らしい(*´◇`*) 原田マハさんと、小路幸也氏の本は、他の作品も読んでみたい。 短編集なのに、大いに楽しませていただきました。

    2
    投稿日: 2016.12.01
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    the book is buried under the beach(by Maha Harada): based on the real story. the book that fold the edge(Rui Kodemari): sounds excellent! the words, the idiom and how to!

    0
    投稿日: 2016.11.12
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    おもしろかった作品 「初めて本をつくるあなたがすべきこと」朱野帰子 夫のキャラクターがめんどくさくておもしろい。現実にもいる 「時田風音の受難」沢木まひろ こんな優秀な編集者がいたら書けないものも書ける。でも心を蝕まれる・・・

    2
    投稿日: 2016.07.15
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    「メアリー・スーを殺して」中田永一 「初めて本をつくるあなたがすべきこと」朱野帰子 「時田風音の受難」沢木まひろ 「ラバーズブック」小路幸也 「校閲ガール」宮木あや子 この5篇が好きだったな 1作目の「メアリー〜」が面白かったので、一気に読み切れた。 小路さん以外は初めて読む作家さんなので、他のも読んでみたい。

    3
    投稿日: 2016.05.29
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    本屋さんとか図書館とかじゃなくて、「本」に関わるアンソロジーだったので作家さんとか装丁とかのお話ばっかりで楽しかった!!中田さんのお話はやっぱりいいなあと再認識したのでした。 あと夫が本を出す話が良かったなあ。読んだことない人がいっぱいいたのでこっから新しい作家さん開拓したいと思いました!

    2
    投稿日: 2015.12.28
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    8人の語り手による短編集。 本を通して見た世界はこんなにも多く、こんなにも刺激的。 広がる世界の面白さを、あなたに。 『メアリー・スーを殺して』 メアリー・スーとは聞きなれない言葉だった。 一体それは誰? この人物は、二次創作における、書き手の願望を一身に背負った自己愛の塊というべき人物。 つまり、イタいキャラクターであり、ご都合主義的な登場人物ということらしい。 ありがちな設定だ。 プロの作家なら、それらを上手く操れるのだろうが、残念ながら多くの書き手はそうではない。 自分の妄想とありがちな設定と底の浅さが露見する、書いている本人だけが満足できるという代物。 このことに気づいた主人公、如月ルカは彼女を徹底的に排除すべく努力を開始する。 それが彼女の扉を開けた瞬間だった。 好きなことをもっと上手くなりたいと熱望し、自らを客観的に眺め、己と戦った。 そして彼女はメアリー・スーと再会する。 その再会は、きっと彼女にとって、大切な瞬間だったことだろう。 『校閲ガール』 出版社の校閲部に配属された悦子は、この仕事が好きではなかった。 好きではなかったが、雑誌編集部に行くために彼女は真面目に、完璧に仕事をしていた。 今や、素人が好き勝手に情報を配信できる時代。 しかもその垂れ流す情報の多くはたった一人で書き、他人の目を通さぬまま世界中に発信される。 だから、変換ミスもおおいし、誤用も多い。 私も自分の文章を読み直しているかと問われたら、毎回はやっていない、というか、ざっと目を通すだけできっちり訂正をかけてはいない。 だが、出版物はそうはいかない。 一応、他人の目が入っているはずなのだ。 さて、嫌だけど、嫌だから、悦子はきっちり仕事をこなす。 言葉遣いはなってない、かもしれないが、意味もなく人を批判してくるわけではない。 ゆとりと言われようが、商売女っぽいと言われようが、その相手にあるだろう思い込みを壊す感じが好きだ。 実際にこんな人が後輩にいたら面倒だろうが、それはそれで面白いかもしれない。 ただ、私のような大雑把な人間に校閲が務まるかはかなり怪しげなところだが。

    3
    投稿日: 2015.11.22
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    ⚫メアリー・スーを殺して/中田永一(乙一) ⚫旅立ちの日に/宮下奈都 ⚫砂に埋もれたル・コルビュジェ/原田マハ ⚫ページの角の折れた本/小手鞠るい ⚫初めて本をつくるあなたがすべきこと/朱野帰子 ⚫時田風音の受難/沢木まひろ ⚫ラバーズブック/小路幸也 ⚫校閲ガール/宮木あや子 こういった本を読んでいつも思うのは、自分にとって新しい作家に出会える嬉しさ。 といっても、今までは目当ての作家以外に1人2人いれば当たりだったが、今回は4人もいる。 誰から手を出そうか。

    3
    投稿日: 2015.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    市図書館にて。中田永一が気になり。 なぜだか大笑いしながら読んだ。作品としては大して気に入らなかった。他の人のレビューをみて、そうかこれは良い本だったのか、と思った。言うことはないはずだ。

    2
    投稿日: 2015.07.08
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     短編集。どれも面白く、さらりと読めた。  作者・読者・装幀家・校閲者など、色々な立場から本と関わる主人公たちの、本に纏わる物語。 「メアリー・スーを殺して」を特に気に入った。

    3
    投稿日: 2015.07.03
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    原田マハと小手鞠るいが読みたくて 図書館で借りたんだけど、全体的にイマイチ。 最後の校閲ガール/宮木あや子 だけ おもしろかった。スカッとしたわ。

    2
    投稿日: 2015.06.05
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    旅行中に持ち歩くのに 重すぎず(内容的にも) さらっと読めるものを、と購入。 題名の通り、本をめぐる様々なお話。 どの作品も、さらっと読めるうえ いい話だった。

    2
    投稿日: 2015.05.31
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    砂に埋もれたル・コルビュジエ 原田マハ 初めて本をつくるあなたがすべきこと 朱野帰子 校閲ガール 宮木あや子 この3作が良かったな。

    0
    投稿日: 2015.05.04
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    本に関する8つの物語。どの話も本によって人生におけることが変化したり、何かを変えるきっかけになったりなど、本から色々なことを紡ぎ出していく印象で読みやすく良かった。その中で特に宮木あや子さん「校閲ガール」が良かった。文芸や雑誌などの校閲作業にまつわることが分かったり、ある小説家さんとの関わりを通じて見えたことなどが良かった。他に良かったのは小路幸也さんは温かみのある作品で、原田マハさんの作品は美術関連も盛り込まれ、短編ながら読み応えがあった。朱野帰子さんの作品は夫婦合わせて良い本を作るのが感じられる。

    2
    投稿日: 2015.05.02
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    苦手あり、鷲掴みあり、ニッコリあり。 楽しく読んだ、アンソロジー。 原田さんは「認知症」の父親を介護する女性の話が、 現実的でたまらなかった。 小路さんの「旅の本」でなくて、「旅する本」。 らしくて大好き。 沢木さんは初読みですが、面白かった。 無職の40歳、男性、時田風音が受賞後の2作目を書く時のお話。 結構笑えて面白かった。おっちゃん、頑張りや!と思う。 初読みの作家さんが多くて、いい出会いだったな。

    2
    投稿日: 2015.03.29
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    小路さんがいらっしゃるので購入。 電車移動時間等におすすめな読みきりサイズの短編集。 宮下さんはスコーレNo.4のみ読んだことがあり、他の方々の作品は初めて読みました。 本というキーワードを多角的な視点でピックアップして物語が展開しています。 「メアリー・スーを殺して」は、二次創作の畑を通ってきた身としては、お、俺を殺してくれ、と思うような暗黒時代を思い出させるような、そんなリアリティのある空気にえぐられました。面白かった。 やっぱり大好きな作家さんということで贔屓目もりもりな気もしますが、「ラバーズブック」がとても好きです。読み返したい短編。短絡的じゃなくて完結していてなおかつ重量がある文章。すきです。

    3
    投稿日: 2015.02.08
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    11/9 図書館 宮木あや子さんの作品が収録されていたので。校閲ガールまだよんで読んでないのよね 八篇収録されてますが後半四作品が好みでした。

    1
    投稿日: 2014.11.09
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    最近お気に入りの中田永一さん、宮下奈都さん、宮木あや子さん等の作品が含まれた短篇集だったため、迷わず手に取りました。 やはり中田永一さんはおもしろかった! 朱野帰子さんの作品は初めてでしたが、他の作品も読んでみたいと感じました。

    1
    投稿日: 2014.10.13
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    薄い本に8人の作家は詰め込みすぎ そのせいでほとんどが盛り上がらないまま何となく話が終わる 感想も出てこないぐらい残らない 朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」 小路幸也「ラバーズブック」 宮木あや子「校閲ガール」 の3作は良かった

    1
    投稿日: 2014.10.13
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    書名通り、本をにまつわる、いろんな作家さんの短編集。その中で、時田風音の受難が少しコメディっぽくて、一番面白かった。

    0
    投稿日: 2014.10.08
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    タイトル通り、本にまつわる短編のアンソロジー。 中田永一の作品が読みたかったのと、他の作家が著作を読んだことのない名前ばかりだったので、新規開拓のため読みました。 表紙のイラストを見るに若い読者がターゲットかと思いましたが、話のキーとなる本は二次創作の同人誌から戦争に関わるものや官能小説まであり、全体として不思議な一冊。 お目当ての中田永一「メアリー・スーを殺して」に関しては、メアリースーという言葉は知っていましたので、オタク趣味で中高生の時分そういった部活に所属こそしなかったものの周囲に部員の友人がたくさんいた自分としては、なんかもう胃が痛かったです。創作活動は簡単なことじゃないぞという内容を十代でデビューした著者が書いたんだから、なんだかな、という感じ。あと乙一の描く女子は何故「実は美人」ばかりなんだろう。わざとやっているんだろうけど、メアリースーそのもの。男子は等身大に見えるキャラクターが多いのに。まさか、女の子は誰だって本当は可愛いのよ、という考えの持ち主なのか?男子の実態は女である私には想像するしかない部分も大きいので、等身大と感じるのが間違いなだけなのかもしれない。 他の作品に関しては、言葉選びや運びが面白かった小手鞠るい「ページの角の折れた本」、言い回しは好みではないが頭の中にはっきり風景の浮かぶ描写とストーリーが良かった小路幸也「ラバーズブック」、キャラクターが立っていて爽快な宮木あや子「校閲ガール」が気に入りました。それぞれ他の著作も読んでみようと思う。「校閲ガール」は連作短編集になる予定とあるので既に出ているのかな。

    1
    投稿日: 2014.10.04
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    本をテーマとしたアンソロジー。 それぞれ「本」「読書」に対するアプローチが様々なので、飽きずに楽しんで読みました。 中田永一「メアリー・スーを殺して」は、オタク趣味の少女が二次創作小説を書くようになるが、いわゆる『メアリー・スー』(ファンが二次創作の中に登場させた自己投影したキャラクターのこと)に悩まされ・・・という話。 小説を書くことで現実と向き合った結果、小説から離れてしまった少女が、世界を広げていったその先でまた小説と出会うという、本好きにはたまらない素敵なお話でした。 小路幸也「ラバーズ・ブック」はノスタルジックな雰囲気が印象的。 この世界観でもっと続きを読んでみたい。 宮下奈都「旅立ちの日に」は短いけれど好感の持てる話だったし、 原田マハ「砂に埋れたル・コルビュジェ」も整理されていない感情を うまく表現している、センスが感じられるお話でした。 他の作品を読んでみたい作家が増えてしまうので、アンソロジーは困ります。

    0
    投稿日: 2014.09.19
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    二作目の「栞は夢を見る」はSFっぽいけれど、この作品は現実的でどの話もあり得そうで面白かった(^^)ほとんど読んだことのある作家さんだったので読みやすかった!一番好きなのは宮下奈都さんの「旅立ちの日に」かな♪「校閲ガール」も読みたい本の一冊です(^^)

    0
    投稿日: 2014.09.01
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    物語を紡いだり、装丁したり、校閲したり… とにかく本作りに関連した話ばかりだから、読書好きにはたまらない一冊。 読んだら、本がもっと好きになれそう。もしかしたら、本を一冊作ってみたくなるかも…

    0
    投稿日: 2014.08.12
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    このタイプの企画本は当たり外れが多いので、書店で見かけて惹かれるものだけに手を伸ばすようにしているのだが、今回はAmazonで衝動買い。 その理由は冒頭作「メアリー・スーを殺して」の作者、中田永一が好きだから。 そしてこの短編も、やはりよかった。好感と清々しさを覚えた。ふと辻村深月の「スロウハイツの神様」を思い出した…と言えば伝わるかな。 メアリー・スーという存在は初めて知ったが、その意味を読んで、どきりとした。 私の中にも、スーがいる。おそらくは作者の中にもいたのだろう。 この作品だけでなく、どの作品からも本に対する愛がしみじみと滲み出している。 ストーリーは本の中だけじゃない。本が生まれるまでのストーリー、本を手にした読者が主人公のストーリー、さらには本そのものが紡ぐストーリー。 どれもがそれぞれの作家の、その人だけの目線で作られた短編で、どれもまったくテーマや趣きが重なっていない。しかも、おざなりな作品はひとつもなかったように思う。 やはり本は素敵。愛してる。

    1
    投稿日: 2014.08.09
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    中田永一『メアリー・スーを殺して』、宮下奈都『旅立ちの日に』、原田マハ『砂に埋もれたル・コルビュジエ』、小手鞠るい『ページの角の折れた本』、朱野帰子『初めて本をつくるあなたがすべきこと』、沢木まひろ『時田風音の受難』、小路幸也『ラバーズブック』、宮木あや子『校閲ガール』

    0
    投稿日: 2014.07.20
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    たまたま知って手にした本。 知らない作家の作品が多くて、楽しめました。 最後の「校閲ガール」が面白かった。

    0
    投稿日: 2014.07.16
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    さえない現実から離れて、自己投影させた完璧なヒロインが登場する二次創作を楽しんでいた私は、自分の作品の弱点を知って・・・中田永一『メアリー・スーを殺して』など、一冊の本が生まれる地点を描く物語のアンソロジー8編。

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    投稿日: 2014.07.10
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    本のお話。本を作ったり、読んだり、それぞれのお話にそれぞれのテーマがあって、どれも面白い。 2014/6/30

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    投稿日: 2014.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっとした出来心で読んでみた一冊でしたが、思いのほか良かったです。 とくに1作目に収録された「メアリー・スーを殺して」がお気に入り。社会的にイケてなかった主人公が書くことを通して世界を広げていくお話ですが、広がった世界で改めて書くことに向きあう後半ではなんともいえないセンチメンタルを感じました。

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    投稿日: 2014.06.15
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    中田永一、宮下奈都、原田マハ などによる本にまつわる短編集。 作家たちの物語を生み出す苦しみなどが描かれている物語が多くて、裏話的に面白く読むことができた。 物語をかいて、直して、印刷して、表紙を決めて、出版するまでってたくさんの人の手によってなされているんだなぁと改めて実感できる一冊だった。 そう考えると本って安いなぁ。 読んだことのない作家の短編もあり、他の作品も読んでみようかなと思った。 沢木まひろ、朱野帰子 という作家の他の作品を探してみよう!!

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    投稿日: 2014.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本にまつわる8名の作家さんの短編集。 中田永一目当てだったけど、原田マハの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」が秀逸だった。1冊の本に対する父親の思い。そして、この話が実話をもとに書かれたという作者のあとがきを読んで、私も人生でこんな一冊に出会いたいと思った。本を読むためにフランス語を習得しようとするこの熱意。読み手をも熱くさせる素晴らしいエピソードだった。

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    投稿日: 2014.05.18
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    ダヴィンチ編集部の「本をめぐる物語」読了。表題の通り、作風異なる8名の作家が紡ぐ本にまつわる短編集。小説の中に理想像を描く少女、アメリカの荒野を旅する男、出版社の校閲部で働く女性など、どの作品も本が重要な役割を持って描かれる。個人的には中田永一さん「メアリー・スーを殺して」、沢木まひろさん「時田風音の受難」、小路幸也さん「ラバーズブック」が好き。他にも初読み作家さんの作風が感じられたのも今後の本選びに役立ちそうで良かった。読後、あとがきにある「新しい一歩を踏み出すとき、そばにはきっと本がある」が、じんわり響きました。興味のある方は是非♪

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    投稿日: 2014.05.02
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    「校閲ガール」が気になって手に取ったんだけど、結局のところ最初に読んだ「メアリー・スーを殺して」が一番気に入った。二次創作に馴染みがある人ならわかるわかると頷いてしまうはず。 他の作品もどれもお話としては面白かった。ただ私の足りないオツムではよく理解できなかったり、地元の方言に違和感を覚えてしまったり、主人公の性格に馴染めなかったり、とひっかかる部分があるものも。どれも好みの問題だとは思いますが…。

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    投稿日: 2014.04.14
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    中田永一の話が良かった。 やっぱり好きだな、と思う。 あるヒトのあるコトバがきっかけでこんなにも人ってかわるんだな。 あといいな、と思った話は、原田マハ、朱野帰子、宮木あや子の話。

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    投稿日: 2014.04.14
  • オムニバスは楽しい

    オムニバス形式の本は結構好きです.お目当ては良く読む作家の短編であっても,普段絶対手にとらない作家の作品も読むことになり,ある割合でその作家の別の作品も読んでみようという気にさせてくれます.いつも,とは限りませんが,見つけたときには儲けもんですから.

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    投稿日: 2014.04.13
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    本がテーマのアンソロジー。 宮木あや子、小路幸也、中田永一などなど好みの作家さん多かったので手にしてみました。 表紙も片山若子さんではないか!!!好き! http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-1048.html

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    投稿日: 2014.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    メアリー・スーを殺して 中田 永一 ★★★★ 旅立ちの日に 宮下 奈都 ★★★★ 砂に埋もれたル・コルビュジエ 原田 マハ★★★★★ ページの角の折れた本 小手鞠 るい★★★★ 初めて本をつくるあなたがすべきこと 朱野 帰子★★★★ 時田風音の受難 沢木 まひろ★★★★ ラバーズブック 小路 幸也★★★★★ 校閲ガール 宮木 あや子★★★★★

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    投稿日: 2014.04.12
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    持ち歩いて空いた時間に少しづつ読むつもりが、どれもおもしろくて、ごろごろしながら一気読みしてしまった。「メアリー・スーを殺して」「砂に埋もれたル・コルビュジェ」「ラバーズブック」がよかったなぁ。

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    投稿日: 2014.04.10
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    【収録作品】「メアリー・スーを殺して」 中田永一/「旅立ちの日に」 宮下奈都/「砂に埋もれたル・コルビュジエ」 原田マハ/「ページの角の折れた本」 小手鞠るい/「初めて本をつくるあなたがすべきこと」 朱野帰子/「時田風音の受難」 沢木まひろ/「ラバーズブック」 小路幸也/「校閲ガール」 宮木あや子

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    投稿日: 2014.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    探書ミステリー的なものが読みたかったが残念ながら収録されてなかった。 残念。 期待してなかった分どの作品も楽しめた。

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    投稿日: 2014.04.03
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    本をモチーフにしたアンソロジー。個人的には、宮下奈都さんのお話が素敵でした。寝る前に同じ話を何度も繰り返して眠りにつくというのもいいなと思いました。

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    投稿日: 2014.03.30
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    中田永一、宮下奈都、小路幸也ら8名の作家が執筆した、 本と新たな一歩をテーマにしたアンソロジー本。 豪華作家人が勢ぞろいで、短編ながらもどれも素敵な話だった。 作り出すという、新たなことをする行為は想像以上の苦労があるということ。 印象深かったのが、中田永一の「メアリー・スーを殺して」と、 原田マハの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」。

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    投稿日: 2014.03.25
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    中田永一さん、宮下奈都さんが好きで手に取ったアンソロジー。 初めて知った作家さんもちらほら。 中でも個人的に秀逸だと感じたのは小手毬るいさん。小手毬さんの著書ちゃんと拝見したことはなく、短編しか読んだことないのですがいつも素敵だなと思ってます。近々全著書読んで見たいと思っている作家さんのひとり。 初見作家さんでは朱野帰子さんの作品が面白かったです。こういう察してちゃん男いるいる! それが夫だったらめんどくさいなーとおもいつつも綺麗にまとまってて高感度大!

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    投稿日: 2014.03.24
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    本にまつわる作品なので読書好きな私はたまらない。宮木あや子の校閲ガールは単行本があるので、読むまでの楽しみとして読まず。久しぶりに読む中田永一だったがすごくよかった。

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    投稿日: 2014.03.23
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    本がテーマのアンソロジー。中田永一『メアリー・スーを殺して』(題名が秀逸)と宮木あや子『校閲ガール』が特に気に入りました。

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    投稿日: 2014.03.22