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ひとつ火の粉の雪の中
ひとつ火の粉の雪の中
秋田禎信、若菜等+Ki/KADOKAWA
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総合評価

7件)
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    鬼を斬るものと鬼の血をひく少女の果てのない旅路。 独特のリズムと文体で語られる物語。独特が故に読み解きにくいが、一度その流れに身を委ねると、なんとも言えぬ心地よさと緊張感がある。 運命からの解放からから来るものか、終章の描写が胸に染み入る。

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    投稿日: 2024.03.10
  • 一つ火の粉の雪の中

    この作者の言葉のセンスはずば抜けているように感じます。 デビュー作ですが、魔術士オーフェンシリーズの後に書かれたと言われても信じたでしょう。 ただ、ライトノベルという感じはしませんが。 夜闇は海と空に向かい鳳は鬼の子を探す。 鬼斬りと鬼の娘という作り物めいた世界をリアリティある言葉で紡ぐ作者の技量に脱帽です。 これで十七歳だというからすごいものです。 作者のほかの作品も素晴らしいですが、こういう少し硬いファンタジーを書かせたらこの人の右に出る人はあまりいないような気がします。 星5つ。

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    投稿日: 2015.07.30
  • 秋田禎信先生のデビュー作だが、気軽には読みづらい。

    秋田先生のデビュー作である本作をはじめて読んだのは、オーフェンシリーズにどっぷりとはまってからだった。 当時、本編よりも無謀編のノリが好きだった自分はそのあまりの異質さに読み切るのが苦行だったことをよく覚えている。 韻を踏んだ文章が特徴的なのが陰鬱とした空気を増していた。 その作品に年をとってもう一度挑み、ああ、納得する物があった。 確かに秋田先生の源流なんだなと。 今時のライトノベルと比べると重い作品だが、読み応えがあるかと。

    1
    投稿日: 2014.01.02
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    再読。相変わらずよくわからない。応募時はまだ十七歳でこれとか恐ろしい。まあ改稿後出版されたのは一年後だけど。読み返してみたらラストで泣きそうになってしまった。

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    投稿日: 2012.03.02
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    大好きな作家さんのデビュー作をようやく読んで、色々と度肝を抜かれました。原石だ…。技巧面や分かりやすさはさておき、これはものすごく濃い「秋田禎信」だなぁと思った。非凡な才能が、満点を狙わずに暴走した感じ。十七歳で選ぶ設定にしてはやたら渋い、と思っていたけど、読んでみたらいい意味で若さがあった。

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    投稿日: 2011.06.19
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    そう言えば、好きな作家さんなのにの処女作って読んだことないや…と思い、借りてきてみた。 繰り返しが多く、独特のリズムで流れるお話。 具体的な描写が少なく、残念ながら分かりづらかった。。。 何となく心惹かれるものはあるのだけど、全体的にはやっぱりよく分からない。そんな感じ。

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    投稿日: 2011.05.17
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    5〜6年くらい本棚に飾って積読してた古本。好きな作家さんのデビュー作なのになんてこと。 話が少々分かりづらい。ストーリー的には面白いのかもしれないけれど、構成が複雑というか、なんというか。好きなんだけどよく分からない。うーん。

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    投稿日: 2009.02.11