
総合評価
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powered by ブクログ青年ラスコーリニコフは問題児だ。でも彼が自分の行動を正当化するからじゃない。彼は私達読者に、社会に対して自分勝手な問題を起こしてもいいんだよ、と囁いているからだ。自信はないのにプライドにまみれた青春は耐えられない。 英語で読了 ★★★★★ Raskolnikov is a problem, not because he causes problems, because he whispers to us to be free to be selfish and problematic to the society. Youth is not beautiful, it’s painful, but growing up with a lot of pride is intolerable. Masterpiece, as always.
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログはじめてのロシア文学ということで、少々難しく感じる部分もあった。そもそも海外文学に慣れていないのもある。 殺人を犯すまでが長々しく、これから何が起こるのか、何が起こっているのかわからない状態が長い。それでも、殺人を犯してからはスルスルと読めた。 続きが楽しみ
1投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログカラマーゾフの兄弟からの流れでよんだ カラマーゾフの兄弟のおかげでロシアのテンションには慣れていたのでカラマーゾフよりはすんなり読めた が、 特段面白いとは感じなかった覚えがある でも面白いとゆう投稿がたくさんあるからまた読んでみようかな
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログエピローグ付きの六部からなる長編小説 第一巻(収められているのは第一部、第二部) 1865年夏当時のロシア首都サンクトペテルブルクが舞台 元大学生の青年が金貸しの老女を殺害する話 貧困と精神的な行きづまり 心気症に似た鬱的な状態で 金貸しの老女を憎むようになる 「ある考え」(殺害)を実行に移すかどうか逡巡し、重なり合う様々な偶然により犯行へと導かれる様子が主人公(ラスコーリニコフ)の心の声、セリフなどで語られる 殺害は老女だけでなく、その妹も計2人 孤独かと思いきや心配してくれる友人ラズミーヒンや、世話をしてくれるナスターシヤがそばにいて意外。 巻末に訳者亀山郁夫の読書ガイドがあり、作品誕生の経緯や当時のサンクトペテルブルクの環境、また地図で主人公ラスコの家や盗品の隠し場所まで記されていて興味深かった。 なんだかひと昔前より、だいぶ読みやすいよう解説されているのは新訳ならではないかと思う。 登場人物を記した栞が付いている(カタカナ登場人物多し) 脱落せずに読みきることができてよかった。第二巻も読む。
32投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログ(全巻読み終えた感想をまとめて記載) 罪を犯したラスコーリニコフ、その母と娘、罪を暴こうと追い詰める捜査官。登場人物それぞれの信念や価値観、生き方、信条が深く描かれています。さらに、当時のロシア社会の風潮や思想、宗教なども表現されていて、登場人物たちの内面がより鮮明に浮かび上がるように書かれています。 特に、ラスコーリニコフが罪を犯し、追い詰められ、徐々に変貌していく様は、鬼気迫る迫力があります。こちらが引き込まれていきそうになる生々しい描写はとにかく圧巻です。 対話シーンでは、それぞれの思想や信条がぶつかり合っていて激しいです。長尺のセリフが多く、宗教や時代背景も絡んでとにかく難解ですが、だからこそ一語一語に込められた言葉の意味や、行動の真意などを読み解く醍醐味があるとも言えます。どんでん返しや小気味よい展開を求めるのではなく、その点をじっくりと味わえるかどうかで、評価が大きく分かれるかもしれません。 総じて文句なしの名作です。定期的に読み返したいと思える素晴らしい小説でした。
12投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長大な物語を饒舌な会話の力で一気に押し切るという本作の技法は、現代のエンターテインメントにとっても参考になるだろう。読者にとっては、程よい長距離走のような読書体験であり、読後には大きな達成感が得られる。 ただし、「殺人」というテーマの是非については掘り下げがやや不十分かもしれない。ソーニャへの悔悟に関しても、まだその入口に立ったに過ぎない。
0投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログ精神的に常に囚われている自分がラスコーリニコフに重なった。 久々に読む小説。歩きながらでも読んでしまいそうな勢いで熱中して読んている。 自分がドストエフスキーを読むとは考えたことも無かった。登場人物のロシア名すら覚えられないと感じていた。 しかし、この小説は凄い。引きずり込まれる。今後何度も読み返す予感がする。 今まで読まず嫌いだったのが悔やまれる。
9投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログずっと読みたかった本。描写が細かくゆっくり読めば状況をイメージしやすい。平易で無理のない表現のため読みやすい。しかし人名が多くなかなか大変。メモしながら読むしかない。これからどんな展開になるのか、なぜラスコーリニコフは殺人を犯したのか、すごく気になる。3〜6章も楽しみだ 読書ガイドの細かさが光文社古典新訳文庫で買って良かったなと思った。
1投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログドストエフスキーは『地下室の記録』から二作目。 再び亀山郁夫さん訳。 いつか読もうと思っていたところに、本の交換会で頂いたので、早速。 一分冊目の感想としては、前出の『地下室の記録』と似たモチーフで、これがドストエフスキーの作風なのかと改めて感じた。 思弁癖が強く、プライドと自己嫌悪にさいなまれる主人公。 物語で重要な役割を果たす娼婦という職業と存在。 ナポレオン戦争勝利後になお、「ロシア」と「ヨーロッパ」の間で揺れる19世紀ロシアの知的世界という背景。 『地下室の記録』を読んだ際にも感じたが、この自己嫌悪の主人公はドストエフスキー自身だろう。 そこに天才作家の人間らしいところも見えるのだが、あまり健康的でない作風は、自分の好みとは少し違うところもある。 第二分冊以降楽しみに。
3投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログまんがで読破シリーズで読んだ。 あっちゃんのYouTubeより視聴。 サクサク読めたから軽い感じがしたけど、小説だったら重厚感ありそう。 罪悪感を抱えながら過ごすって苦しいよなあ、、、 ソーニャみたいな懐の広い女性ってほんまにいるんかなあ
0投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母と妹の自己犠牲的な支援により、逆に罪悪感で追い詰められつつある主人公が、悪魔的な偶然に導かれるようにして”醜悪な空想”を実現してしまう。善良なリザヴェータの殺害、運に助けられた稚拙な犯行とまさかの目的の忘失。事件の前後の主人公の思考の渦巻き具合と忘我の境地が生々しくて凄かった。 ”意志と理性”を求めながら、全く制御しきれない恐怖と怒りに囚われもがき続ける様は悲惨としか言いようがない。
0投稿日: 2024.01.02
powered by ブクログドストエフスキーの歴史的名作。老女を殺害した青年の心理描写の変遷を描く。ロシア革命前夜のソドムのようなペテルブルクの様子や、そこで暮らす人々の品位水準や生活様式がよくわかる前半の描写が見事。外的要素や事実が発覚するたびに右へ左へ上へ下へ揺れ動く青年の心理はサスペンス要素が強く、いま読んでも全く飽きずにぐいぐい引き込まれる。
0投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログ『カラマーゾフの兄弟』より読み進める事が難航。。 2部に入ってからは先が気になり面白くなり始めたのですけど、ロージャが皆から気に留められる存在なのが気になります。 アリョーシャ、ミーチャ、イワンとの違いを読みながら考察中。 張り切って3部へ進むことにします。
0投稿日: 2023.09.11
powered by ブクログまったく意味がわからないまま、どんどん話が進んでいって、そのまま読了してしまったのだが、、。 ②巻読んで、この支離滅裂なストーリー展開を全部伏線回収してくれるんだろうか。頼みますよ、ドスト氏!
0投稿日: 2023.09.01
powered by ブクログ威勢のいい会話、特に気の良い(いい人すぎてつらい) ラズミーヒンの存在が思いのほかこの作品を明るくしていて、個人的には「カラマーゾフの兄弟」よりも大分好き。犯罪前、現場、事後の嫌な感じをずっしりと追体験できる点で、無茶なことに走りかねないような状況に陥った人にぜひ読んでほしい。
0投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典作品と呼ばれるものがどうして読み継がれているのか、この歳にしてようやくわかった気がした。 ラスコーリニコフの苦悩、その時代に流行った思想を先鋭化しているという意味では、ロシアの帝政末期の人間しか持ち得ない苦悩なのかもしれない。けれど、普遍的な、簡単に言ってしまえば、自分という存在の価値を信じきれない人間の苦悩、がその根底にあると思った。キリスト教の思想を言語化できるほど理解をしていないので、ラスコーリニコフと宗教の関係性について深く考えられないことがとても悔しいが、ラスコーリニコフがソフィアに対して抱いていたある種の畏怖と乞いたい赦しは共感できる気がしており、罪を打ち明ける場面、自首をしにいく途中で跪く場面、エピローグでソフィアの膝に頭を預ける場面、泣けてしまった。 ロシア史とキリスト教史を学んでからもう一度読んで深く潜りたい。
1投稿日: 2023.08.03
powered by ブクログとても面白い訳じゃないけど、変なリアリティがあって引き込まれた。意外と読みやすい。 ラスコーリニコフ こういう奴いるよなぁという奴。頭が良くて思想が強い(社会的正義感が強くて自分もより良く生きようとしている)が故に、抽象的な思考に囚われすぎて、自分の肉体を蔑ろにする奴。社会の汚いところを潔癖なまでに嫌っているから、お金に苦しんでいるくせにお金を捨てる奴。ラズミーヒンみたいな、社交的でバイトの口をすぐ見つけられて友達の心配もしてくれるような、良識のある要領の良い社会化された人間を、助けてもらっているくせに内心軽蔑してる奴。逆に社会に苦しめられ底辺で喘いでいる、上手くやっていけない不器用な人には心底同情する。母(的なもの)に溺愛されていて父(的なもの)がいない奴。 思想が強い割にその思想を現実生活に落とし込んで立ち向かったり問題を解消していく方法を知らない、あるいはそんな狡猾さを嫌う、あるいは純粋すぎてそうやっていくと自分が傷ついてしまうから、急に極端な方法で実現させようとする奴。 そういう人を思い出しました。 主人公は行動だけ見るとめちゃくちゃだけど、内心を追っていくと不思議と気持ちが分かるので良い小説だと思う。 あと当時のロシアの街並みとお金と汚い酒場と人の生活が臨場感を持って迫ってくるのがすごい。登場人物が多すぎて混乱することもあるけど、色んな場面を垣間見ることで、主人公に覆い被さってくる現実の苦しみやそれらの社会構造としてのどうしようもなさみたいのが感じられた。
1投稿日: 2023.04.17
powered by ブクログ罪と罰と聞くと今まで何やら堅苦しい感じがして敬遠していたが、思っていたよりは簡単に読め、ハラハラしながら読む事が出来た。 ただリザヴェーダを殺すところがピークで、その後は若干眠くなった。細かい心理描写とか古典作品が好きな人は面白いんだろうけど、、、 ブリヘーリヤならレベシャートニコフやら人の名前が覚えにくいけど、登場人物とその概要が書いてあるしおりがあって助かった。 1巻ではラスコーリニコフが病気から復活する所で終わった。最終的には捕まるのか逃げ切るのか。それとも自殺エンドなのか、、、 2巻を早く読みたい
0投稿日: 2023.04.07
powered by ブクログ罪と罰に苦手意識を持っていたけどこの訳は良くわかるし、ペテルブルグの陰鬱な雰囲気をなんとなくコミカルに描いているのでクスッと笑ってしまうところもある。ドストエフスキーで笑える自分、 成長したな、と思う反面やはり訳が素晴らしいのだなとも思う。
1投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログ先日の『悪霊』に続いて『罪と罰』も亀山郁夫氏の新訳で読んでみたくなり。 『罪と罰』は高校生の頃に読んだ新潮文庫の工藤精一郎訳、数年前に読んだ岩波文庫の江川卓訳に続いて3回目となります。
2投稿日: 2023.03.18
powered by ブクログ興奮した 面白いのだ!遠い昔の少年時代に読んだときはちんぷんかんぷんだった記憶が薄らとある 途中で投げ出してしまったような気もする 国語のテストの問題文でしかない物語だった気がする しかし今回は分かる、分かるというかちゃんと面白い すばらしい新訳のおかげなのか、自分が人生経験を重ね渋みのある大人の男に成長を遂げたのか もちろん後者に決まっている ミルフィーユのように経験を重ねいやミルフィーユは甘いからこの例えは違う 主人公ラスコーリニコフはとにかくいかれている 最初からそうだったのか、なにかの罰としてそうなったのかとにかく支離滅裂だ その支離滅裂な心理描写がとんでもなく巧みだ とてつもい説得力だ いかれた男の心理など経験したことないので分かるはずもないのに、それはこういう心理に違いないと思わせる すげーなドストエフスキー!
42投稿日: 2023.03.02
powered by ブクログなにこれ。すごい。面白すぎる。 ドストエフスキーは、高校時代にカラマーゾフの兄弟を少し齧ったっきり。 難解な話の展開(と、当時は感じた)と登場人物の多さに挫折したのを覚えている。 そこからはドストエフスキー文学とはちょっと気まずくて(?)、正直言って避けてた。 でも、今回たまたまこの「罪と罰」を手に取って読んでみたら面白い面白い。 意味のわからない展開もあるし、相変わらず名前も覚えられないのに、なんでこんなにドストエフスキーを面白く感じるんだろう。 私は今結構病んでいて、そんな闇の深い自分の心にとって、この「罪と罰」が多分すごくいい鎮痛剤のような本だったんだと思う。 多分、高校時代に読んでいたら「なんだこれ」で終わっていたに違いない。 よくわからなかったなあと思う人はぜひ人生に絶望しきっちゃってる時に再読してみて欲しいです。
4投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログ『同志少女よ敵を撃て』を読んで、久々にロシアふに触れたくなり10年以上ぶりに再読 光文社の新訳版は初めて 訳が良いせいか、この作品はこんなに読みやすくて面白いストーリー展開だったかと認識を改めた
1投稿日: 2022.12.19
powered by ブクログ全く何の話をしているのか分からないときと、わかる!!!みたいなときがあって、自分はこれを読み終えれるのか!?みたいになっていた 読み終わってから数ヶ月経ち、続きが読みたいと思うようになった
1投稿日: 2022.12.09
powered by ブクログ命の価値によって殺人は許されるか?普遍のテーマに切り込む永遠の名作。あちこちで使われてしまうタイトル……元ネタはこちら。椎名林檎でもNintendo64でもないぞ! これは面白い。難解な内容を想像していたが、犯行前後のサスペンスと犯人が心理的に追い詰められていく過程、深みのある人間関係のドラマに夢中になってしまった。 第1巻を読み終えた時点では、殺人の動機がまだぼんやりしているもののおそらくは、「多数の若者のために死んでくれこの老害!」ということだろうか。これは高齢化社会のなかで老人が命の価値をはかられる現状の日本にとってもリアルなテーマだし、犯罪を正当化する心理という意味では普遍的なテーマをはらんでいると思う。先が気になる展開な上、非常に考えさせられる内容に驚き、難解そうなタイトルに敬遠していた自分を説教したくなった。迷っている人は、とりあえずメッチャ面白いので読めー!
0投稿日: 2022.10.20
powered by ブクログいや、まじで意味がわからなかった・・・何度目だろう、読むの・・・まだ全然わからないよわたしには・・・ 中間と下巻を読んだら何かがわかるのかもしれないけど全く買う気にならない・・・
0投稿日: 2022.10.07
powered by ブクログ第一部あらすじ 7月の太陽が照りつけるペテルブルグの街中を、元大学生ラスコーリニコフは歩いている。 彼は殺人計画を立てていて、そのターゲット金貸し老女アリョーナの居室を下見の目的で訪れるのである。はたして実行できるのか、神経質にびくびくしている様子が描かれる。 いよいよ金貸しアリョーナの部屋に着き、古い銀時計を質草に金を借り、また訪れると予告して去る。 幾ばくかのお金を手にして居酒屋に寄るラスコーリニコフ。そこで、マルメラードフという飲んだくれの元役人に出合い、酔いに任せたおしゃべりで彼の家庭事情を聴かされる。再婚した妻の病気、子沢山、そして前妻との実娘ソフィアの稼ぎ(売春)に頼る生活。 ラスコーリニコフは酔っぱらったマルメラードフをそのアパートまで送り、貧困にあえぐとても悲惨な生活状況をつぶさに見る。 自分の下宿に帰ったラスコーリニコフは母からの手紙を読む。仕送りが途絶えた事情、妹ドゥーニャの家庭教師先での災難、ルージンという男との婚約を知る。しかし、その婚約は母や妹の貧困脱出の打算が見え、暗澹となる彼。 ラスコーリニコフは、自身の非力、むなしさに悲嘆・無気力で自堕落になっている様子、そして金貸し老婆を殺さなくてはいけない、という極端な思想に走る狂気的状態が描かれる。 いよいよ、息詰まる殺人実行の描写で、第一部は終わる わたしの感想 ラスコーリニコフが殺人を実行するまでにどうして至ってしまうのか?あまりにも唐突で、ちょっと理解できなかった。ストリーが進むにしたがってわかるのだろうか。 それはむしろ、酒場で知り合ったマルメラードフという飲んだくれの独白。どうしようもない哀れな自虐話の内容。母親からの手紙の内容のおぞましさ悲惨さ。母・妹が彼に期待し犠牲に走る心理。それを知り怒り不甲斐なく思うラスコーリニコフ、そんな別物語が潜んでいるのを感じるのは、読む視点が変わったのだ。 第二部あらすじ 夢中で下宿に帰って死んだように眠っても興奮冷めやらないラスコーリニコフ。そこへ突然の警察からの呼び出し状にぎくりとする。 ドキドキしながら警察を訪れ、別件「不払い下宿代の催促だったとだった」と知る。警察の事務官ザメートフにラスコーリニコフが「自身が父親の早世による貧困で大学をやめざるを得なかった事情、下宿屋の娘との婚約、死別したために借金になってしまった」事情を語り、書類にサインするも、警察では「金貸し老婆殺人の話題」が飛び交っていて、精神が持たず失神してしまう様子。そこから彼の罰が始まる。 下宿で寝込み、友人ラズミーヒンや医師のゾシーモフたちが親身に介護するも、抜け出してアリョーナのところから盗んだものを隠したりする。妹の婚約者ルージンが下宿に来れば喧嘩したり、警察事務官ザメートフと危険な会話をしたり、街をさまよい懊悩する。 そのさなか、マルメラードフの事故死に遭遇、母から送金されたなけなしの25ルーブルをマルメラードフの残された家族にあげてしまう。 下宿に戻ると田舎から出て来た母と妹ドゥーニャが待っていた。 わたしの感想 あらすじを忘れていたからなのか、ジェットコースターのように変化にとんだ展開に驚く。さすが犯罪ミステリー小説の古典だ。それから、スラブ人のというか、ロシア人の極端な性格、熱するかと思いきや、氷のように冷める上がったり下がったりの行動の満載に圧倒される。『カラマーゾフの兄弟』もそうだったが、ドストエフスキーの骨頂だ。
2投稿日: 2022.05.31
powered by ブクログラスコーリニコフの慢性的な憂鬱感が作品を通して感じられ、現在は大学生でもなく、貧乏で何者でもないという立ち場の危うさと闘っているのが妙に生々しい。 『カラマーゾフの兄弟』が長編であり、ドストエフスキーの作品は「難解」で「文学上級者向け」というイメージがあったため、現段階でかなり読みやすく、楽しめていることに驚いている。『罪と罰』にもう少し早く出会ってもよかったなと思いつつ、もう少し読み進めることとする。
0投稿日: 2022.03.02
powered by ブクログうーん1(上)しか読んでないからか面白いとは感じなかった。これは私の読解力とか知識とか色んなものが足りないだけだと思う。とにかく名前が難しい
0投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログ旧訳版を古本屋で見つけて読んでいたのだけど、上巻の終盤になって自分が話をまったく整理できてないことに気づいてよくわからなくなってしまったので、新訳版を買い直した。 旧訳は上下巻だけど新訳は3巻に分かれていて、最近の「100分で名著」のアンコール放送で、同じくドストエフスキー著の『カラマーゾフの兄弟』を解説してるロシア文学研究者の亀山郁夫さんが訳。 1巻は第一部と第二部。解説もついていて、登場人物の愛称を絞っていたり旧訳より行間も広くなっていたりで私にはわかりやすかった。 年取ってもう少し理解できるような力がついたら読み比べるのもありだなと思う。 わからなくてもとりあえず最後まで読んでみるぞという感じ。 がんばる
0投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログ自分にも理解できない、説明できない回り道 勝手な宿命を感じる主人公 初めは変な奴、考えに共感できないと思っていたが、人を殺すと決めた後の感情は自らが未知の感情のため否が応でも移入してしまった。 妹をも殺め逃げる臨場感も、警察に呼ばれ殺人罪での話ではなかった時の高揚感、動物的喜びも心理描写が綿密。 1つの悩みが姿形を変え堂々巡りする様。 犯した後の「こんなふうに生きてはいけない」 考えても考えなくてもケリのつけようがなく苛まれる。白状してしまった方が楽だという行動に。 そして救い、活力、生きる道標。 どう結末を迎えるのか。
0投稿日: 2022.02.17
powered by ブクログ3部まとめての感想。 この文庫本は最後に訳者からのヒントみたいな解説が載っているので、満遍なく理解できた。 その上で...全編飽きることなく面白かった。 ドストエフスキーの表現だったり構成がとても面白いと思うのだけど、日本語にしても面白いのは訳者の努力だと思う。 ドストエフスキーの表現力というので言えば、ラスコーリニコフの具合の悪さや卑しい感情に対する表現が抽象的なんだけど、妙に分かる感覚が多くて、読んでるこっちまで具合悪くなった。
0投稿日: 2021.12.10
powered by ブクログあの時代のロシアの社会が違うのか、ラスコーリニコフやソーニャが違うのか。ドストエフスキーが変なのか。俺の人生観が狭いのか。本を読み進めるたびに異様な世界に入らなければならなかった。 でも、“腐っても鯛”。へんな例えで申し訳ないけど、とんでもない登場人物たちは見事にロシア社会を描いているし、想像させてくれる。 そして生きている。この今の日本の多くの人たちよりずっと。 生誕200年。文豪と言われる所以が少しわかった気がする。 他の作品も読んでみるよ。ドストエフスキー。
2投稿日: 2021.11.29
powered by ブクログ翻訳を変え、これにて三読目。新潮文庫、旺文社文庫はいずれも全2巻だったはず。光文社古典新訳文庫では全3巻。文字が大きいせいだろう。 親友ラズミーヒンが出てくると物語を覆う暗雲が切れ、晴れ間が覗く。女中のナスターシャを初め、世話焼きが多い。ラスコーリニコフには放っておけない魅力があるのか。 巻末の読書ガイド12「ラスコーリニコフの聞きちがい」には膝を打った。
0投稿日: 2021.11.29
powered by ブクログ『『罪と罰』」を読まない』を読んでから、読もう読もうと思っていたが、ようやっと重い腰を上げた。 ラスコにしろ、マメ父にしろ、クセが強すぎる。独り言を言いながら散歩しまくったり、やたら気絶したり。いきなり語り出したと思ったら、ドMだったり。 まだ1冊目だから序盤でこんなもんじゃこれからどうなるんだろうという心配と、それと同時にこれからさらにクセの強いキャラが出るのか楽しみでもある。 人気のあったスベが気になる。続きが楽しみ。
1投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログドストエフスキーが読みたくて、どれから行こうかなーと悩んでいてコレ。ミステリー好きなら外せないとどこかで見かけたので。 新薬古典文庫の亀山訳はとにかく読みやすくていいよねー。賛否両論だけど、個人的にはミステリー小説として楽しめたので良かった。 1ではラスコーリニコフの脳内駄々洩れ回とラズミーヒングダグダ回って感じ?ぐいぐい引き込まれるのほんとすごい。
1投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログ老婆殺人前にみた病的な状態にあるときに見る夢が鳥肌立つほど怖かった。人間の残虐さと当時の犯罪都市ペテルブルクを語るエピソードだとしたらこんなにグロテスクなわけあるんだって恐ろしくなった。夢の中で人が馬を殺す、殺人終えて夢遊病者のように街を歩いているときに聖書を読み込んでいるマゾヒズムに侵された男が馬に殺される。登場人物誰も彼もが正気じゃないし、精神病的なのに、ラスコリーニコフが殺人前・殺人中・殺人後で正気じゃたどり着けないほどの精神分析を遂げてる描写が本当に凄い。著者が実際に殺人したんじゃないかって思うくらいに詳細なのが怖い。
2投稿日: 2021.07.06
powered by ブクログ2、3話、読んでから評価する。 『罪と罰』の中では非常に読みやすく訳されているが、登場人物の名前が出過ぎで読みづらい。
0投稿日: 2021.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
□星5 岩波文庫と比較して、まず言葉遣いが現代寄りであるため、内容に入れる点で古典新訳の優位性が個人的に凄く魅力的に映った。 □内容・感想 正直、岩波文庫の上までは読んで、放置して古典新訳でちゃんと読もう!と思って読んでいたので大筋は知っていた。 ラスコーリニコフの狂気と人間味が混じる描写は、サイコパスとはまた異なった、理解に及ぶ範囲の心情を鋭く映し出していると感じた。 正直、登場人物と話の細かな要点等をメモしているわけではないので、見逃している点も多々あると思い感想を述べられるほどではないが、古典ならではの重々しさを漸次、感じた次第。
1投稿日: 2020.12.15
powered by ブクログ何でもないただの学生が人を殺したらどうなるか? 一時の衝動に身を任せ、錯乱して、動揺して、その後どうなっていくのか、目が離せない
1投稿日: 2020.08.26
powered by ブクログ1866年刊 https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/28_tsumitobatsu/index.html
0投稿日: 2020.07.04
powered by ブクログ高校生の時に挫折し読了できなかった本。それから30年近く経つ。最近になって、五大長編のうち、まず「カラマーゾフの兄弟」を読み、次に「白痴」を読み、これが3作目。この分なら面白く読み終えられそう。感想は最終巻で。
0投稿日: 2020.03.09
powered by ブクログドストエフスキー作品としては読みやすい。光文社古典新訳ということで、全体的にもすっきりして、物語が把握しやすい。それにしても、ロシア人の名前は覚えにくいというのは、どうにもならないな。
0投稿日: 2020.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まず、本を読んだことに関する感想。ロシア文学、長い、まどろっこしい、時代背景が頭に入ってないと難しい。それでもなお、おもしろくてたまらない。この感覚は、小学生の頃に小説アルセーヌ・ルパンにはまりとんでもない集中力で没頭し全巻読み終えた時に似てる。本の世界に入るって感覚。活字を超えて、時間を忘れて、世界に入りきる。分厚い本で、こんなの読めるだろうか、めんどくさいなとか思う気持ちも少なからずある中で本に魅了されていた、あの頃の自分を思い出した。何度となく、息子達の夜泣きに中断された。世界に入りきる時間がなかった。何度も間が空いてしまって、心が本の中に置き去りにされてしまって、日常とのギャップに最後は責任感で読み切った感じがある。でもひとたび本をめくりはじめれば、とりこぼしなき表現の、言霊のつづきに、この陰鬱な世界に引き込まれてしまって、老婆を殺害した描写の時など特に手に汗握るような緊張感と恐怖を感じた。夜、ひとりで無音で読むことが恐怖で、かぎを何度も確認しに行ったほど。 自分もロシア文学か、と言うほどに長ったらしい文を書いているがしかし、内容に関しては今はどうにもこうにも言えない。一度読み終えただけのいまでは、なにひとつとして落とし込めていない。でもきっとそれでいいんだと思う。なぜ、ラスコーリニフが殺人に至ったか、その後の苦悩と人々とのやりとり、ソーニャの存在、最後なぜ自白に至ったか、、、それらを解読していくには、きっとまだまだの時間が必要。これからの人生でなにかがあったときに、決断や判断や思考を深めたいときに、引っ張り出してこれたらいいなと思う。
0投稿日: 2020.01.15
powered by ブクログロシア・ルクセンブルク 登場人物の名前が似ていたり、呼び名が変わったりで理解するのが難しかった。 また、終始殺人関連とその心の葛藤なので内容的にはモヤモヤ。 ただ、改めてお金の魔力を感じる。貧乏の度も超えているし、貧しすぎて裕福な人が殺されるというのは全くあり得ない話ではないと思う。
0投稿日: 2019.12.29
powered by ブクログ米子の今井ブックセンターで、ブックカバー(安野光雅さんのデザイン)が欲しくて3冊購入。その後読まずに棚に眠っていたものを半年ぶりに引っ張り出してきて読み始めた。いやあ、おもしろい。しかも、読みやすい。そして、この内容。これが150年ほど前にロシアで書かれていたとは。テレビなどで見ておぼろげながらストーリーは知っている。主人公が「あれ」と言うのが何をさしているのかもわかっている。いつ「あれ」を実行に移すのかとドキドキしながら読む。そして、その「あれ」の場面での心理描写。罪を犯しているにもかかわらず、主人公を応援している自分がいる。何か頭の中でアドバイスしようとしている。ダメだ、こうしろなどと犯罪に手を貸しているようだ。何とも不思議な感情だ。第2部の終盤、いよいよ妹の婚約者、そして母と妹がやってくる。これから話はどう展開するのか。ところで、貧乏自体は悪いことではない。しかし極貧は困る。確かにそう思う。何らかのセーフティネットがこの時代になかったのだろうか。
1投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログずいぶん前に買って、積読状態が数年続いていた。 背表紙をほぼ毎日眺めながら そのうちに… と思っていたところ 昨夜辺りから 台風が近づいている そんなニュースを耳にしながら ひょいと手に持ってみた いゃあ これが なかなか 面白い 何十年か前に途中でやめてしまったのは なぜだろう 犯罪小説の古典的名作 「罪と罰」をおもしろい と感じ取れるまでには それなりに人生を経なくてはならないのだろう なにより 活字が大きくなっているのが 何よりうれしい
2投稿日: 2019.08.14
powered by ブクログ『罪と罰』は高校生の時に読んだ以来の再読。当時は新潮社の文庫で上下巻を読んだ記憶があります。 僕も40歳を超え、いろいろと自分の人生を振り返り、またこれからの生き方を見据えるという意味で、今ロシアの文豪の名作に再挑戦中しているところです。 何故、ロシアの文豪なのかというと、自分でも分かりません。学生の頃から好きなものと言えば、文学ならドストエフスキー、クラシック音楽ならチャイコフスキー、そして政治家ならプーチン・・・というのは冗談ですが、ドストエフスキーとチャイコフスキーは本当に好きなのです(笑)。 ロシアには行ったことともないし、ロシア語も勉強したことはないですけど、何故か惹かれるものがあるんですよね。もしかしたら僕、前世がロシア人だったりして(笑)。 冗談はさておき、本書は言わずと知れたロシアの大文豪・フョードル・ドストエフスキーの傑作。処女作の『貧しき人々』、5大長編への転換点となった『地下室の手記』と読了し、いよいよ5大傑作長編『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』に取りかかろうと思い、最初の『罪と罰』を手に取りました。 今回はいろいろと話題となった光文社古典新訳文庫の亀山郁夫氏の新訳で読んでみることにしました。 本書は文字も大きく、行間も広いので老眼になりつつある僕には非常に読みやすかったです(笑)。分かりやすい訳文も良かったですね。ただ、この『罪と罰』を読む前に読んだ岩波文庫のトルストイ『戦争と平和』では、文章中に「これでもかっ!」というばかりに注釈がついていたので、それと比較するとちょっと不親切かなとは感じてしまいます(まあ、岩波文庫がお節介すぎるという意見もありますが・・・)。 ただ、文末にまとめて『読書ガイト』と称する説明文が地図などと供にかなり詳細に記載されているので、それを読みながら読めば良いのかなと思いました。 この『罪と罰』、読んだのはもう数十年前の話になるので内容についてはほとんど覚えてないのですが、クライマックスで主人公のラスコーリニコフが娼婦のソーニャに自分の罪を告白した場面だけは非常に印象に残っています。 実際、この1巻を再読してみて、ほとんどの内容を忘れているということが判明しました(笑)。ラスコーリニコフが金貸しの老婆の妹も一緒に殺していたことなど全く記憶に無いし・・・(本当に当時、読破したのかということすら、ちょっと自信なくなってきた)。 それにしても、どうしてあの告白のシーンだけを良く覚えているのだろう? それだけ高校生という感受性の高い時期に感じるものがあったのでしょうね。歳を経て、今回はあのシーンをどのように感じるのか楽しみです。 『罪と罰』って日本人なら多くの人が知っているドストエフスキーの古典的名作ですし、「大学生のラスコーリニコフが高利貸しの老婆を自分の高尚な目的の為に殺害する」というあらすじも大体知っているという人がほとんどだろうけど、実際に読んだことがあるという人は少ないと思います(文春文庫の『「罪と罰」を読まない』って本が流行っているくらいだし・・・)。 そう考えると『罪と罰』って「題名もあらすじも知っているけど実際に読んだことは無い本」ランキングを作ったら間違いなくトップを争う本の1つですね。 『罪と罰』は「犯罪者の自己の行為の正当性を『一つの些細な罪は百の善に償われる』『選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ』という犯罪理論から主人公が自ら進んで罪を犯したのだ」みたいに説明してあるものも多いけど、実際に本書を読みすすめると、主人公のラスコーリニコフはそこまで明確に犯行を企ててはいないんですよね。 犯行にはかなり偶発的な要素が絡んでいて、犯行当時ラスコーリニコフは、貧乏生活に嫌気がさしており、しかも最愛の妹が金持ちの男に嫁がなければならないということを知らせた手紙を母親から受け取ったばかりで、主人公は自分の無力さを呪い、かなり心神喪失に近い状態のままで老婆を殺害している。そしてその場で帰宅するはずのなかった老婆の同居の妹までとっさに殺してしまい、金品を盗むのも中途半端になってしまう。 ラスコーリニコフは犯行後も、そのショックから心神喪失状態で寝込んでおり、友人や下宿の女中から介抱されるといいう始末。 このラスコーリニコフの精神状態についての描写は、ドストエフスキーの真骨頂です。陰々滅々としたラスコーリニコフの心の描写、精神状態の独白は、それこそ「ドストエフスキーの文体は暗い、読みにくい」と言われる最も大きな理由の一つですが、そこがドストエフスキーの小説の最も大きな魅力であるとも言うことができます。これを「愉しめるか、愉しめないか」でドストエフスキーを「読めるか、読めないか」が分かれると思いますね。 本書『罪と罰1』では、犯行後、ラスコーリニコフが罪の意識から自暴自棄になり、自殺しようか、警察に出頭しようかと迷っているところに、自分の飲み友達である貧乏役人の死に直面し、その家族への有り金ほとんどを渡し、妻や娘たちから感謝をされたことによりラスコーリニコフの心情に変化が訪れるというところで終わります。 いや~、やはり、ドストエフスキー、面白いです。 このラスコーリニコフのジェットコースターなみの心の動き変化を楽しむだけでも凄い。 のんびり読んでいこうかと思っていましたが、どんどん先を読みたくなりますね。すぐに2巻、3巻に取り組もうと思います。
22投稿日: 2019.08.13
powered by ブクログ原書名:ПРЕСТУПЛЕНИЕ И НАКАЗАНИЕ(Достоевский,Ф.М.) 著者:フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー、1821モスクワ-1881サンクトペテルブルク、小説家・思想家、工兵学校卒 訳者:亀山郁夫、1949栃木県出身、ロシア文学者、東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科→同大学大学院外国語学研究科→東京大学大学院人文科学研究科、東京外国語大学学長
0投稿日: 2019.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カラマーゾフより全然読みやすいし面白く感じる。 今のところラスコーリニコフは感情に振り回される愚かな犯罪者という印象。これから彼の罪の背景が次第にわかってくるのが楽しみ。
0投稿日: 2018.06.22
powered by ブクログ主人公の青年の異常な心理状態の描写が真に迫りすぎて、読んでいるこちらの精神がどうにかなりそうなレベル。実際に読んでるあいだ毎晩うなされました。でもうなされるレベルで濃い犯罪心理描写ってそうそうないので「罪と罰」は傑作だと思います。めちゃくちゃ面白いけどめちゃくちゃ精神がゴリゴリ削られるので、少し休憩してから2巻以降を読みます。
0投稿日: 2018.04.16
powered by ブクログカラマーゾフからドストエフスキーを呼んでいて、なんとなくわかってきたような気がする。読者は作中にすごく感情移入しやすい、あるいは、自分が物語の一員のような錯覚を覚えるくらい情景描写が怒涛のようになされている。ロシアの当時の状況がわからないと、わかりにくい部分もあるが、亀山氏が最後に丁寧に解説を加えてくれている。
0投稿日: 2018.01.12
powered by ブクログ文藝春秋の「『罪と罰』を読まない」を読んで俄然興味がわいて。前書の面白さを引きずってしまっているからか、凄まじい貧乏や疲労感の表現が延々と続くのに、なぜか陽気な明るさを感じてしまう。。訳文も読みやすくすいすいと読める面白さ。続巻もたのしみ。
0投稿日: 2017.09.26
powered by ブクログなんだろう、『カラマーゾフの兄弟』はのめり込んだのだけれど、これはそうならなかった。 一つ一つの台詞が長すぎるのかしら。あとは登場人物が多いのか。 読み進めると変わってくるのかもしれないけれど。
1投稿日: 2017.08.06登場人物たちが、アツすぎる。
タイトルもインパクトあるし、 とにかく「世界文学、読んだ!」という気持ちになるであろうことを期待して手にとりました。 これ、すごい面白いんですけど!!!! ということに、驚いてしまいました。そして読みやすい。 おばあさんを殺すか否かで悩む話、 大儀のために人殺しをしてもいいのか?そんなテーマを思い描いていましたが、 実際読んでいるとちょっと違うような……。 そして出てくる人物たちが、超絶情熱的で、すごくよくしゃべります。 どこまで正気なのかよくわかりませんが、圧倒的なパワーにひきつけられて、 あっという間に読み終えてしまいました。
1投稿日: 2017.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うぇぇぇぇ。 ずっと読みたい、読まなきゃ、読むぞ、と思いながら、なんか普通の文庫だとすごい長いイメージしかなくて読めていなかったこの子。 やっと読み始めました。 しかし。 うぇぇぇぇぇぇ。 殺人の話、えぐすぎでしょ・・・ 特に、第1部、やばい。 電車の中で読んでて、もう、多分超絶なしかめっつらで読んだと思います。 こんなに詳しく殺人の現場(しているしぐさとか考え方とか鮮血飛び散る状況とか…)を描写した本って、そうそうないと思う。。。Oh my... そして、何の前知識もなく読んだので、こんな本だったのか!!!とびっくり。 ただひたすら、一人の青年を追って、その人の考えている内容をつらつら綴るんです。確かに小説ってそんなもんですが、今時の日本の小説とは、やっぱりちょっと異なる世界。 犯罪者って本当にこんな風に考え得るのか? この作者も何かやったのか?! とか思うほどの詳細な表現。 後の解説読むと、牢屋から出てきてから、、、とか、作者自身も超貧乏だった、ということで、本の中の描写はある程度はうなずけるところがあるのか。 しっかし、なぜこのころの文学って、こんなに酔っ払い、出てくるんかねぇ。そして、貧乏との戦い。 やっぱり、貧乏だと、人間の心の極限にはなりやすいのかな。良い方も悪い方も本性が出やすいと言うか。 読んでて、ゾラの居酒屋を思い出した。 あれも、幼き(?)学生時代に衝撃なる印象を受けた本の一つだ。(考え方、とかではなく、まざまざと場面が脳裏に浮かんでそれがあまりに過激なのでショックを受けたということ。忘れられない。) それに似たものがある。 あと、今書いててふと思ったけど、鬱々と考え続ける青年の物語、ということでは、ヘッセの車輪の下、とかにも空気感は多少似てるかな・・。 とりあえず、一番初めの一番衝撃的なパートを過ぎれば、多少はゆるくなります。 今は2部の途中。その辺りは、気持ち悪くなく読めます(笑)。
0投稿日: 2016.10.04
powered by ブクログめったにないことなんだけど、読み出してすぐさま、 ムリ・・・・・・・・・orz てな拒否反応が。 カラマーゾフは読めたんだけどな~ 合わないのかな~ もう読まない人生でいいや!てな気になってたんだが、ここのレビュー見てたら、やっぱそのうちリベンジしよう・・・て気ももたげてきた。訳変えてみたらいいんかな。とりあえず10年後ぐらいにw再チャレンジ。かも。
0投稿日: 2016.07.10
powered by ブクログ今ごろになって読んでみようと思い立ちました。何種類も訳本は出ているのですが、レビューをチェックして、まずは読みやすさ重視で亀山郁夫氏のものを選んでみました。 読み終わっての感想ですが、こういった作品を味わう上では、旧弊たる「国語の授業」の得意技、「この小説の主題は何か?」といった問いは不相応です。読後のゴールとしての「解釈」への拘りは全く不要だと思わせるような作品でした。
0投稿日: 2016.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貧乏は悪徳ならず…でも、これが極貧となったら、です…極貧となったらこいつぁもぉ悪徳なんですなぁ…。深い。 ラスコーリニコフの心の葛藤 金と正義のバランスについて考えさせられます。 いや、正義と悪の感情なんだろうけれど、それはやっぱり金が媒介している。どんな美しい精神も、金を媒介すれば極悪を正義にすり替えてしまう。こわいこわい。 まぁよくある正義のための悪は許されるの?っていうタイトルなんだろう。その代表作か。 ルールを破るという「罪」は許されないし責任を負うべきである。しかし、その量刑の程度である「罰」は感情が介入してもいいのかもね。そういう意味で罪と罰は違う。 罪はどんな社会でも罪である。でも、罰は社会が悪ければ社会も責任を負わなければいけない。 日本も格差が拡大し、罪を破る人が増えていくだろう。そうなれば、その罰は社会が責任を負わなければならない。そうならない楽な社会を作らなければいけないのになー。 誰がいけないって、政治家。じゃないよ、ワレワレ国民ヒトリヒトリだよ。 頑張って全巻読もう。
0投稿日: 2016.04.26
powered by ブクログ罪と罰。 恐らくは中学生くらいの頃に読んで以来ですから、およそで言うと30年ぶりくらいになります。再読。 と、言っても前回は新潮文庫版。今回は光文社古典新訳文庫版。 去年あたりから、「もう何にも覚えていないし、再読したいなあ」と思っていました。 亀山郁夫さんの翻訳については、賛否両論があるようですが、僕は光文社古典新訳文庫さんを応援したいので(笑)、そちらで購入。 「読んだ」という記憶以外に何も覚えていなかったのですが。 改めて読んでみると、まあ、ほぼ、イっちゃってる青年が殺人事件を犯す、と言っても過言ではありません。 そしてその背景には、資本主義的な大都会の貧困や格差の人間模様に満ち溢れています。 まあとにかく、パワフルでクドイ。 サウンドを敷き詰めるコルトレーンのような、濃さ。濃い。濃ゆいですドストエフスキー。饒舌。 その代り、第1巻について言うと、それほど難解ではありません。 とにかく主人公の心情にべっっったりと寄り添って、汚れた街を暴走していく感じ。 主人公は、ラスコーリニコフ。「元大学生」という設定がどういうコトなのか、ちょっと判りにくいですが、要は貧しいインテリ青年。 貧しい。実家も貧しい。田舎に母と妹がいる。あんまり貧しいので、金の為に、兄の為に、愛の無い結婚を妹はしようとしている。 ラスコーリニコフはペテルブルグに暮らしている。時代は明治維新くらいの頃。(当時の現代劇です) 当時のペテルブルクは、資本主義といっしょに地方の農民たちがどどどっと流入したようで、えらいこっちゃな犯罪貧困都市だったそうです。 もうとにかく貧しくて、未来が無くて、娘は娼婦に落ち、父はのんだくれる。 そんな人生模様が酒場に充満し、ラスコーリニコフと読者の目と耳を埋める。正直、その饐えた匂いが鼻まで支配されそうな濃さ。 もう、のっけからラスコリくんは、イっちゃってます。 ほとんど神経症?ノイローゼ?演劇的?ふらふらの痩せっぽちの、熱にうなされがちな病弱青年が、自分と未来と家族と犠牲と貧困と不公平と社会に、うなされています。 そして、金貸しの老婆。徹底してがめつい高利貸し。 家族もいない。義理の妹がいるが、日々その義妹を虐待している。 こいつを、なぜ、殺してはいけない? まあ、読む側も大抵は、「青年が老婆を殺す話」ということくらいは知って読んでるってこともありますけれど、100頁も我慢したら、その犯罪に向けて堕ちていく、まさにダークヒーロー。悪漢小説。ピカレスク・ロマン、というのですかね。 犯罪のプロじゃありません。シロウトです。どきどきです。 計画、偶然、迷い。決断。斧。目撃者。現場。 この心臓バクバクする感じ、ジェットコースター・エンターテイメント。 殺しちゃってからがまた。絶体絶命かと思われた現場からの逃走。 警察。悪夢。うなされて気を失って、復活したら。 宿敵?「可愛い妹と結婚するいけすかない勝ち組野郎」との対決。 自首するのか?生き延びるのか?悩みと彷徨。 偶然という美味しさ。貧しい中年男の事故死から、その娘の、娼婦ソーニャとの出会い。その家族への支援。 いたいけな幼女から感謝と祝福を受ける場面は、前後がどれだけ、くどかったりもたついたりしていても、圧倒的な小説らしい快感に満ちた名場面。震えます。 こういうのが、くどくて、長くて、饒舌で、重くて痛くないと、こういう瞬間にならないんだろうなあ。 すごいです。 そして、なにかしら、やる気になって帰宅...ドアを開けると待っていたのは、田舎から出てきた母と妹。 うーん。 疾風怒濤の第1巻。 やっぱり面白い。犯罪ミステリー。どきどき、第2巻へ。 (って、名作だからそういう議論になりませんが、芥川龍之介さんが言った通り、ドストさんの描く女性像っていうのは、ひょっとして結構...紋切り?だったりするのか? 「ドストエフスキーの女は、すね毛が見えている」。 つまり、男性が頭で想像した女性像で、妙に男性的なことを言うか、あるいは紋切りな女性的情緒と健気さのイメージ? そのあたりを検証しつつ、2巻3巻を美味しくいただきましょう)
3投稿日: 2016.03.10
powered by ブクログ2015年19冊目。 『カラマーゾフの兄弟』と違って、“事件”は1巻の半ばで早くも起きる。 すでに巻き起こっているラスコーリニコフの混乱や悟りは、残り2つの巻でどのように進み、どのように終着するのか楽しみ。 「光文社古典新約文庫」シリーズはやはり読みやすい。 日本語も読みやすいが、文字も大きめでページを繰るのが早いから疾走感がある。
0投稿日: 2015.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これでドストエフスキーの著作は2作目。最初に読んだ「悪霊」はまだロシア文学に慣れていないせいか読了にかなりの時間がかかったが、今回は何故だか割合サクサク読むことが出来た。人を殺したラスコーリニコフが今後どのような運命を辿っていくのか目が離せない。
0投稿日: 2014.10.03
powered by ブクログ序盤は目がスベるスベる。めちゃ退屈だった。名作と呼ばれるものはいいと思えない薄っぺらい私(=゚ω゚)ノ二巻面白いのか?
0投稿日: 2014.08.14
powered by ブクログドストエフスキーは、なんて優しい人なんだろう。 こんなに人間を信じて、愛を信じて、嘘をつかない。 ドストエフスキーがこんなにも長く愛されているのは、 その主題が人間の普遍的なことを描いているからだと思っていたけれど、それだけではないようだ。 私は、それはドストエフスキーがあまりにも人を愛していたからだと思った。 まさか「罪と罰」で、こんなにも温かい気持ちになれると思っていなかった。 皮肉もなく、楽しませるためだけの落ちもなく。 それでいて、通しで読めばやはり極上のエンタテイメント小説だった。 よかったね、ロージャ。 ソーニャと出会えて本当に良かった。 はじめのうち、ラズミーヒンにとても惹かれましたが笑、今はロージャを抱きしめたいくらい彼がかわいい。 がんばった、ロージャ。 しかも君は、うそつきの反省を拾わなかった。 バカだな。 でも、そうしかできないんだよね。 7年、あと7年。がんばれ。 新しい世界では、きっと。 彼は自分が犯した罪について、きっと違う考えを持つようになるんだろう。 もしかしたら、その時が本当の苦しみの始まりなのかもしれない。 でも、ソーニャがいるんだ。 君は恵まれている。 責めている訳でも、皮肉を言っているわけでもなくて、よかった。
0投稿日: 2014.05.24
powered by ブクログ新潮文庫に次ぐ2回目。前回のカラマーゾフに続き、亀山訳を読んでみた。非常に読みやすいので、最初に読もうとする人にはおすすめ。
0投稿日: 2014.01.07
powered by ブクログ今月の2冊目。今年の114冊目。 途中で中だるみしつつもなんとか読み切った。しかし、あと2冊らしいが、読めるのか。名前が長いので、なかなか読みづらい。うーん、名作といえども、読みづらいものは読みづらいですね。カラマーゾフも読まなくては・・・。
0投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログ亀山氏の新訳で、久しぶりに古典への挑戦です。カラマーゾフと同じ印象ですが、ラスコーリニコフを青年と呼ぶ箇所がこんなに多かったのか!が驚きです。これは私自身の年齢の重なりが大きいのでしょう。従って、以前読んだように怪物ではなく等身大の犯罪を冒す若者として受け止めることが出来たように思います。それにしても殺人の実行までがこれほど長く、マルメラードフのことを書いているとは覚えていませんでした。これも不幸な人々の描写を充実させているのでしょうね。
0投稿日: 2013.08.17
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) ドストエフスキーの代表作のひとつ。日本をはじめ、世界の文学に決定的な影響を与えた犯罪小説の雄。歩いて七百三十歩のアパートに住む金貸しの老女を、主人公ラスコーリニコフはなぜ殺さねばならないのか。ひとつの命とひきかえに、何千もの命を救えるから。
1投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ2度目の『罪と罰』。何故主人公ラスコーリニコフが罪を犯さなければならなかったのか?その理由が明らかになったころにはもうどんどん続きが読みたくてやめられなくなる。この本にはそんな魅力がある。たとえ2度目であってもその魅力は薄れる事はなかった。「踏み越えられる人間は存在するのか?」これを主題として個性的な登場人物たちが織りなす人間関係はドストエフスキーならではの面白さがつまっている。
0投稿日: 2013.04.04
powered by ブクログ全6部からなる世界的名作『罪と罰』の第1部と第2部が収録されている。 聞きなれないロシア人の名前を覚えるのには苦労したが、すんなり読むことができた。 どこにでも起こりうる一見単純な殺人事件も、犯人の内面に目を向ければいろんな要因が複雑に絡み合って起きていることがわかる。決断・決行に至るまでの精神的葛藤や、罪の意識による気を失うほどの苦悶。実際に殺人という大罪を犯した人にしかわからないであろうこのような心情が、臨場感を持って語られていて、自分も当事者の一人になった気分で物語に没頭した。 小説という限られた世界の中で、犯人の心理がどのように変化していって、どのような最後を迎えるのか続きが楽しみだ。
1投稿日: 2013.03.18
powered by ブクログもっと重厚長大なドラマかと思ったんだが、かなりカジュアルというか軽いタッチ。訳のせいだろうが小中学生向けのラノベを読んでいる感じ(ってラノベ読んだ事ないけど) 今のところ拍子抜けなんだが、2,3巻読んで印象は変わるのか?
0投稿日: 2013.01.25
powered by ブクログラスコーリニコフという主人公の全てが理解し難く、読んでてかなり苦痛。後編で救われることがあるのかな・・・
0投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログ何度読んでも面白く新しい発見がある名作中の名作。老婆を殺害した主人公が良心の呵責に苦しみ罪を償う…、といった一言では決して言い尽くせない深みがこの小説にはある。 登場人物の心理描写がリアルで予審判事ポルフィーリーに徐々に追いつめられていく主人公の心情をいつの間にか追体験してしまっている自分がいる。 法律上では罪には当たらないものの、より深い心の闇を秘めたルージンとスヴィドリガイロフという二人の悪人との対立を物語に盛り込む事によって、主人公を犯罪者としてではなく、思い悩む一人の若者として描き、知らず知らずのうちに読者に感情移入させる手法は凄いと思う。
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログ(1)(2)(3)全部読了。 光文社のは非常に読みやすかった。 ドストエフスキーはちょっと気難しくて固い感じ…ってイメージで、読みにくいかと思ってた。 現に一回他の作品読んで途中でギブアップした。 けどこれめっちゃ面白かった! 夢中になって読み進められたし、最後もすごくスッキリ終われた。 やっぱり名作って言われてるものにハズレはないね。 次は、前にギブアップした彼の作品を読んでみようと思います。
0投稿日: 2012.11.30
powered by ブクログドストエフスキー5大作品のひとつ。 ラスコーリニコフ性格悪過ぎ笑 そしてラズミーヒンイケメン過ぎ笑
0投稿日: 2012.09.12
powered by ブクログドステフスキーの独特な、熱っぽくて病的な描写はホントに読んでいて不快になるのに、読む手が止まらない。この人の作品から僕の中に浮かぶ色は砂色と灰色のみ。ボロボロの布とくすんだ硬貨とコンクリートの色、それと埃と砂を被った人の肌。 ラスコーリニコフの母親の思い込みが激し過ぎる愚直さと、ポルフィーリーが持つ眼と迫り方がメチャ恐ろしかったです。母親の「神さま!」って叫ぶところと、ポルフィーリーの「いいえ、アナタです。アナタが殺したんです。」って場面がビリビリきました。確かに古畑任三郎と似てるなぁと。犯人から見たらこんな人を相手になんて絶対したくない。
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ主人公の青年が不安定で危なげで、罪を犯す彼がマルメラードフに見せる優しさがなんだか哀れ。 今は、かろうじて彼の中に留まっている罪が、暴かれそれに伴う罰が科せられるのか。 それにしてもロシア人の名前って、なんでこんなにややこしいんだろう。 読み終わるまでには慣れるかな。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログWOWOWで日本版に翻案したドラマを見たので原作も読んで見ることに。大筋はドラマで押さえているし、現代語訳なので読みやすい。借金に追われどうしようもない状況で書いたらしいが、そうとは思えないほど緻密な筆致で読む人を引きつけます。 世の中の人間は凡人と非凡人に分けることができ、非凡人は殺人の資格を持つというかなり独特の考えに支配された元大学生ラスコーリニコフと予審判事ポルフィーリィの戦いがストーリーとしては最大の見所だと思います。
0投稿日: 2012.07.06
powered by ブクログ同じ著者の「カラマーゾフの兄弟」が、世界文学の最高峰!と呼ばれているのを何度か目にしたことがあるが、私は、この「罪と罰」のほうが断然、好きです。 鬱屈した若者の犯罪に向かい、犯し、逃げ、苦しみ。。。という様々な心境が生生しく描写されています。
0投稿日: 2012.04.09
powered by ブクログこの作品をこの歳になって読むのは間違いで、せめて未成年のうちに読んでおけばよかった。 理論と現実の間で揺れるラスコーリニコフの葛藤も、狂っていく様も18の頃なら共感できたかもしれない。 とかく狂人が多い本作で、過酷な運命を受け入れ、ただ自己犠牲に生きるソーニャは美しいが 神に救いを求めることで正気を保つ姿は、哀れを通り越して理解不能だ。 それと結局、実感がないことが僕が本作を読めない原因であると思う。 社会的な文化的な宗教的な道徳的な、そういった背景がことごとく異質ということ。 もうちょっと勉強してから読みなおそう。 唯一、作品の大テーマともいうべきラスコーリニコフの思想 つまり、一握りの非凡な人間が、多くの人を救うためにする罪(それが殺人でも)は許されるべきだという考え方だが これは青年の悩みとしては普遍的なものであると思う。 ラスコーリニコフは自分が非凡な人間であるはずだという観念にかられ、最後の最後まで現実に抗おうとするが 結局は罪の意識と、聖なる凡人(ソーニャ)の生き様から罰を受けることを決心する。 法的な罪と、人間的な罪は違うかもしれないが 理想(社会に対しても自分に対しても)に走りすぎるところが青年らしく、情熱的だが儚い。 僕にはもうそんな情熱はないし、ラスコーリニコフのナイーブな考えに賛同するところがない。
0投稿日: 2012.01.22
powered by ブクログまだ読了したのが第1巻のみで、さりとて、全体のストーリーを知らないわけではない KiKi がこの1巻単体で Review を書くのはかなり難しいんだけど、1つだけはっきりと言えることは「とても読みやすかった」ということでしょうか? 色々な書評で賛否両論渦巻いているみたいだけど、KiKi にとっては良書でした。 特に気に入ったのは巻末にある「読書ガイド」で、近くて遠い国ロシアのことをあまり知らない日本人にとって、この心遣いはホント嬉しい。 又、付属の栞にメインとなる登場人物の一覧表があるのも嬉しかった!! 嘗てはロシアものの何が辛いって人の名前がわかんなくなっちゃうことが一番大きな問題だった KiKi にとって、この配慮は嬉しいと言うのを通り越して「買い」です。 さらに言えばこの新訳では個人名の愛称はできるだけ一つに統一してくださったとのこと。 昔は、一人の人間を呼ぶ名前が3つも4つも出てきたのに悩まされたりもしていたわけだけど、そういうロシア人にとっては大切かもしれないけれど異文化で生まれ育った人間には混乱の極みにすぎない部分への配慮は、素晴らしいと思いました。 ただでさえ、ロシア文学って「やたら長い」という、本離れの激しい世代へのイヤミみたいなところがあるうえに、更には「暗い」っていうアメリカナイズされた日本人には罪悪にも等しいと感じられちゃうようなところもあるわけで、これに「名前がわけわかんない」まで追加されたら、目も当てられません。 (全文はブログにて)
0投稿日: 2012.01.19
powered by ブクログ亀山さん訳のロシア古典を読みたくなったので。 さすがです、すいすいと読まされてしまいました。 まだ一巻なのでなんとも言えませんが、続きを早く買わなきゃ!という気持ちです。
0投稿日: 2011.12.15
powered by ブクログ挫折しつづけてきた名作『罪と罰』。 外大・亀山先生の新訳ということで衝動買いしたまま、ずっと本棚にさしっぱなしだったのを久しぶりに取り出しました。 貧困。悲劇。邪推。懊悩。 やはり、あのシーンにはひきこまれるなあ。。ぐいぐい! 思わず鼻息荒くなりますね。 ラスコーリニコフーーーー! とりあえず、 最後までいってみます。
0投稿日: 2011.08.27
powered by ブクログ終わったー エピローグは、もう目がうるうるして、だめでした。 ソーニャが読み上げるラザロの復活のシーンが震える。 ぼくは、ラスコーリニコフがいとおしくてたまらない。 そして同時にスヴィドリガイロフも。 誰しも持つ人間の選民思想を、ラスコーリニコフは実際に、そして最も残酷なやり方で体現した。自分の持つ信念にしたがって。 しかし、彼はナポレオンではなかった。その人間的な弱さ(信念は相変わらず揺るがないが)にも魅力を感じる。そして、最後に訪れる復活。心からの祝福を送りたいと思った。 一方、スヴィドリガイロフの方も、僕は大好きです。というか、肩入れしてしまいました。悪というか、素直なんです、ほんとに。 魅力的なキャラクターや場面が多すぎて多すぎて、本当に楽しい時間を過ごせました。 すごい小説でした、やっぱり。
0投稿日: 2011.08.23
powered by ブクログ高校生のときに手をだして挫折した名作。読み易い新訳がでたとのことで、友人から借りて。しょっぱなから悩んでる、ほんとに凄まじい。読みやすくなってるし、さすが名作おもしろいので、さくさく読めちゃうのかと思ったけど、重たすぎて数ページ読んでは顔上げて息継ぎして読み続ける感じ。すごいパワー。巻末の読書ガイドが当時の時代背景、信仰、精神など解説されていて、読解が深まりそう。ありがたい。
0投稿日: 2011.08.04
powered by ブクログ不朽の名作が読み易い新訳で。 ピカレスクに憧れる気持ちはわかるんだが、良心に潰される。。という気持ち、もっと良くわかる。 リスクが顕在化する前後で、メンタルが同じでないことは、それまでわからない。だからといって、リスクに回避的になるのはもっと危険なのだが。。 当時のロシアはこんな人ばっかりだったのだろうか。。だとしたら凄まじいな。
0投稿日: 2011.07.17
powered by ブクログ自己と他者が客観的かつ、 人間の心の奥底に住む闇、 超えてはいけないボーダーライン。 そして人間の再生が描かれた、 人生において読むべき本である。
0投稿日: 2011.07.14
powered by ブクログ「新訳」と云う、魅惑の二文字に誘われ購入 ⇒ 失敗 最近、この手の詐欺まがいの被害に遭うことが多くなりました それでも、日暮雅通様や村上春樹様のように、素晴らしい「新訳」を味あわせ、愉しめさせていただけることもある訳で… 尚、当然のことながら、<2>巻以降の購入予定はありません
0投稿日: 2011.06.27
powered by ブクログ年を重ねてそれなりの人生経験を積んで、ようやく本書の内容に共感できるようになりました。苦悩する主人公の姿に自分の姿を重ねつつ一気に読了しました。
0投稿日: 2011.05.25
powered by ブクログ歴史に出てくるような名作は読んでおかなくてはと思い、手にした本。 ロシア文学ってどす黒くて重苦しい。 1巻の1/3ぐらいまで読んだあたりでようやく感覚がつかめてきて、サクサクと読めるようになりました。 これはこれで、こういう世界観なんやなと思いながら読み進めてます。
0投稿日: 2011.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
“一つの微細な罪悪は百の善行に償われる” 独自の思想を持つ貧しい元大学生ラスコリーニコフは金貸しの老婆を殺害し、荒んだ世の中の為に役立てようと計画する。 誰もが題名とあらすじは知っている世界的名作と呼ばれる大作にトライ。 登場人物の名前の複雑さと長さに返り討ちに。 主人公の名はロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ。 第三者の視点で描かれる本編中では主にラスコリーニコフと表記される。 ~ちゃん。~っち。~さん。 と日本に愛称や敬称があるように、登場人物により彼の呼び名も変わる。 ロジオン、ロージャ、ラスコリーニコフ・・・。 これが全ての人物にも当てはまるからさぁ大変。相関図が必要。 ラスコリーニコフはプライド高き元法学生。貧困の為に休学し、家賃滞納中のボロアパートで寝起きしている。 “ひとつの罪悪は、百の善行に償われる”“凡人と非凡人”という独自の思想、理論を持つ彼はある日、傲慢な金貸しの老婆の存在を知り、本当に必要とされる場所にお金はあるべきで、使用されるべきであるという考えに至り、入念な準備と偶然の産物により老婆の殺害と逃亡に成功する。 しかし、無関係であったはずの第三者まで殺害するはめになり、彼の罪意識は理論の壁を超えてしまう。 自分の犯した行為と正義と信じた思想に一喜一憂するラスコリーニコフは隣人、友人、母と妹、娼婦や判事と関わりを持ちながら常軌を失っていく。 ラスコリーニコフが強大な罪の意識を背負い他者と交わるクライム・サスペンス要素あり、貧しく、不幸でありながら聖女のように生きる妹、ドゥーネチカや娼婦のソーネチカとの愛の物語要素あり、証拠のない事件をゼロから追及する判事ポルフィーリィとの心理戦要素あり、現実にある矛盾を突いた社会批判的要素ありの盛りだくさんの上・下巻。攻略には諸々の事情で時間がかかる。 カミュの「異邦人」ほどの衝撃こそないものの、一個人が殺人に至るまでの経緯や心情が生々しく事細かに描写されるため、読み手もすっかり罪と罰を背負わされる羽目になる。 世間一般で言う「罪」とは何か。「罰」とは何か。 幸せを求め真っ当に生きることの難しさ。それを端から見る愚かしさ。 母子の関係。友人の思いやり。他者の追及。 じっとりと汗を掻きつづけるような果てない潜伏期間はいつまで続くのか。 罪と言う横軸と、罰と言う縦軸の交差した場所で苦悩の直射を浴びる主人公への救いは、果てのない償いしかないのか。 では償いとは何か。 回転下降していくラスコリーニコフに相当の報いと僅かな希望が残されるが、当時と現代では今作の受け取り方が違うかもしれない。 罪も罰も感じられない現代のラスコリーニコフ達には決して与えてしまいたくない希望。彼らには大盛りの報いを。 フョードル・ドストエフスキー その他の著書 ・虐げられた人びと ・カラマーゾフの兄弟 ・白痴 などなど。
0投稿日: 2011.03.30
powered by ブクログ110204*読了 ドストエフスキー作品は、昨年読んだカラマーゾフの兄弟に続いて2作目。文学的なことはわからないけれど、ドストエフスキーの作品はおもしろい。はまりこんでしまって、何をおいても読まずにはいられなくなってしまう。続きが気になりますが、図書館で借りているので、今度行ったときに2巻があるかどうか。ドストエフスキーといえば犯罪小説なんですね。知りませんでした。よくこんなに長々と1つの犯罪にまつわる話を書けるなぁ、と脱帽です。回りくどいところが魅力ですよね。狂ってるところも大好きです。
0投稿日: 2011.02.04
powered by ブクログ犯行のシーンが結構生々しい描写で驚いた。 全体的に貧しくて息苦しくて不衛生な雰囲気が伝わってきます。 ラズミーヒンまじイケメン
0投稿日: 2011.01.20
powered by ブクログ新訳と聞いて かねて読みたいと思っていた 長編をとりかかりましたが、 1巻は すらすらと読めて、偏屈な主人公の心の葛藤などは 読んでいてとてもおもしろかったです。
0投稿日: 2011.01.05
powered by ブクログこれのどこが名作かというと、追い詰めて混乱している人間の心理描写が非常に真に迫っているというところではないだろうか。一見して気の良い人間の腹が立つ面もちゃんと書かれていて、リアル。
0投稿日: 2011.01.04
powered by ブクログ<いまこそ理性と光の・・・意志と力の王国が訪れたんだ> 思想性が頭をもたげ始める。いやー、文章も簡潔で、ドスト氏の小説の中で一番読みやすいんじゃないかな。
0投稿日: 2010.12.05
powered by ブクログ全体的な話の感想はまとめて3巻の時に。 ひとまず、簡単に書けば、読んでて耳が痛い、胸が苦しい感じになる登場人物ばかり。 話云々というよりは、登場人物が皆人間臭くて魅力的。
0投稿日: 2010.12.05
powered by ブクログ大学を除籍になり、更に貧困にあえぐ主人公。極貧と退廃とが渦巻く救いのない生活の末、遂に恐ろしい強盗殺人を計画する。しかし計画というにはあまりに杜撰なその犯行は衝動的に行われ、やがて危機に陥っていく。苦悩の末、自らを罰する決心をするが... 正直、この作品の良さが今のところ僕には分からない。あまりに冗長すぎる表現、精神を病んだようなヒステリックな登場人物たち。あまりに過剰で噛み砕けない。これは10代のうちに読んでおくべきだった。読書における体力が落ちたのかなぁ。
0投稿日: 2010.10.26
powered by ブクログ小学生のときに読んだけど、さすがにその記憶をひっぱってきてレポートは書けなさそうだったので(笑)課題のためにあらためて。私はこの新訳が苦手だ…!と最初に思いました。分かり易くを心がけてるのかな、なんだか変にやわらかくてうざったく思えてしまう。心理描写とか、哲学っぽい物言いとか多いので尚更。ただやっぱり内容はさすが。ラズミーヒン好きです。2巻以降も読んでいきます。
0投稿日: 2010.09.21
powered by ブクログどこかで「新訳は読みやすいよ」というのを耳にして、ちょっと背伸びして読んでみた。 主人公ラスコーリニコフは、ある罪を犯す。 個性ある登場人物がからみあい、次々に物語は流転する。 時代背景の違いから、違和感を覚える部分も確かにあるけど、時代を超えて支持される骨太な何かが確実にあるのはわかると思う。 最後の展開もちょっと意外な気がする。 本屋でぱらぱら読んでみて、読めそうなら試す価値はあるかも。
0投稿日: 2010.09.18
