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恋する女たち
恋する女たち
氷室冴子、峯村良子/集英社
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総合評価

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  • ♪だけど好きよ 好きよ好きよ誰よりも好きよ

     表紙の写真は若かりし頃の斉藤由貴です。大森一樹監督で映画化された時のヒロインでしたね。共演していたのが高井麻巳子(現・秋元康の嫁)、相楽ハル子(元・ビー玉のお京)、斉藤由貴演じるヒロインが片思いする野球部のエースが柳葉敏郎(!)だという辺りが時代を感じさせます。  とは言え、確かに配役は時代を感じさせますが、原作の小説の方はさすが氷室冴子、普遍的な物語はいくら時を経ても決して古びないことを教えてくれます。女子高校生三人組の三人それぞれの恋の行方は、同世代の若い読者にも、あるいは高校時代なんて遙か昔になってしまったもう若くない(失礼)読者にも、共感できるところがあるのではないでしょうか。    シリーズ物が多い作者ですが、本作はこの1作で完結しているので、初めて読む氷室冴子作品としては取っつきやすいかと思います。読んでみて気に入ったら、「クララ白書」、「アグネス白書」あたりもお薦めです。  少女小説でデビューし、一般小説に進む作家が多い中で(例えば山本文緒とか唯川恵とか。桜庭一樹はちょっと違うかな?)、少女小説家としての生涯を全うした作者ですが、やはり51歳という早すぎる死は残念であり、このまま忘れられてしまうのは惜しい作品ばかりだと思います。そう、『少女小説家は死なない!』のです。

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    投稿日: 2014.02.14
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    恋というものについて真剣に描いてる印象。 タバコに酒に、姉との共同生活、ちょっと軟派な感じが、楽しい。

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    投稿日: 2013.04.11
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    しーのも大好きですが、この作品のヒロインのほうか氷室先生の実像に近い気がします。氷室先生がお亡くなりになって4年たちますが、媚びない女の子、女性をもっと書き続けていただきたかったです。

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    投稿日: 2012.09.01
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     久しぶりに読み返してみる。  少女小説と呼ばれるジャンルの本だ。  1980年代。この本に出てくる少女たちは、私が子供の頃より、ずーっと大人びている気がする。  簡単に連絡は取れないし、何も分からない。  だから己の中で情報を熟成させるためだし、深く考えているのかもしれない。  古いんだけど、やはり面白い。

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    投稿日: 2010.05.31
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    私の中での「best of 氷室冴子」 今読み返しても面白い。 表紙にもなっているけど、斉藤由貴主演で映画化されていました。 「ザキ」役の男の子が下手くそでね(苦笑) 「沓掛」より「ザキ」が好きだった私はガックリしたものです。 出演者総とっかえでまた映像化してくれないかしらね。 多佳子は多部未華子ちゃんでお願いします。

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    投稿日: 2009.07.05
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    三人の女の子たちのやり取りが楽しい。高井麻美子ちゃんが好きだった。斉藤由貴もこの頃は可愛かったなー。

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    投稿日: 2009.06.08