
総合評価
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名作古典から生まれた、秀作だと思います
ウェルズの「宇宙戦争」をベースに、ディケンズの「オリバーツイスト」と、過去の作品から、色々な部分は拝借していますが、独自の物語を展開していきます。 「地球戦争」というタイトルは、読んでいただければ、その意味が解ると思います。(特に2巻で!) 宇宙から来たと言われる3本足の怪物や、それに付き従う謎の女性たちなど、多くの謎があり、今後の展開が楽しみです。絵はものすごく上手いというわけでは無いですが、物語で読ませる作品です。
0投稿日: 2014.06.27
powered by ブクログ19世紀の大英帝国。 帝国の繁栄は謎の巨大兵器襲来により突如終わりを遂げた。 恐慌状態で逃げ惑う人々。 そんな絶望の中、少年は少女と出会う。冒険が始まるーー。 ノルスタジックSF。 少年の成長譚でもあります。 無骨な巨大兵器に怪奇な雰囲気が大好きです。 少年オリバーは少女アリスを守り、サバイバルできるのか? 面白くなりそうです。
0投稿日: 2014.01.05
powered by ブクログ二十面相の娘で有名な小原愼司先生によるSFモノ。H・G・ウェルズの「宇宙戦争」を下地にボーイミーツガールで味付けした作品。まだ序章なので展開的にはベタな進行だが宇宙人の正体など掘り下げたら面白そうな部分も多々有り。 孤児院暮らしの少年と貴族の少女。生きる上で大切なことをこの二人はサバイバルな世界のなかでみせてくれます。孤児院で育ったオリバーは何が何でも生き残る執念をみせ、アリスは人間としての尊厳を胸に抱きどんな状況でも自分を見失わない強さを持っています。この一見正反対な二人の掛け合いはベタですがこういった世界観でやらなければいけないことを表現しているのが好印象です。 宇宙人側の謎。この作品ではあっさりと宇宙人がでてきます。トライポッド型の機械からは女性の人型と黒い身体と触手をもった2タイプが描写されていますが、片方の女性タイプはどちらかといえばヒューマノイドのような雰囲気を身にまとっています。オリバーたちと一緒に行動している坊やの身体の謎も相まって、小原先生のオリジナル設定が引き出されそうで期待しています。 まだまだ既知の枠から飛び出てはいない物語ながらこれから先いかようにも展開できる遊びがこの作品にはあります。その遊びの部分を小原先生がどう表現していくか、面白い展開を期待しつつ次巻を待ちたいと思います。
0投稿日: 2013.04.14
