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工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki
工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki
森博嗣/幻冬舎
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総合評価

45件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説のような エッセイのような 日記シリーズや SMシリーズや 今までのいろんなシリーズを読んでいるからこその 書いてあることの 裏側が 透けて見えるような感じが 面白いです

    0
    投稿日: 2024.08.10
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    正直に言うと,1巻の方が話がもっと取っ散らかっていて面白かったように思う。2巻は作家になった経緯が詳しく書かれていて,それはそれで面白い。のだけれど,1巻を読んで感じた作者の生の思考の垂れ流し感は薄まってしまったように感じてしまったなあ。このシリーズを書くのに飽きてしまったのかなと思ったが,どうやら3巻まであるらしいので,続きも買ってみようとは思う。

    0
    投稿日: 2024.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    水柿助教授シリーズの第2弾である。水柿君=作者 森博嗣 ととらえていいと思う。多分。普段の森博嗣はというか、この時期辺りの著作はGシリーズを書き始め、スカイ・クロラシリーズも手掛けており、無駄のない洗練された文章がウリになっていた。が、しかし本書は無駄が多い。ダジャレやこの前置きはどこまで続くんだ?というような叙述トリックもびっくりのグダグダっぷりにぶん投げたくなる購入者もいるかもしれない。 そういう意味で、評価を1つ下げている。が、作家 森博嗣がある意味のびのびと好きなことを書いているととらえれば、これほど自由に書いている作品もそうそうないだろう。奥さんへの惚気かわからないが、ミステリー作家になったのは(あくまでも主人公は水柿君なので森博嗣と同一視するのはどうかと言われそうだが、匂わせまくっているからもういいでしょう笑)奥さんを驚かせたい一心であったというのはなんとも心温まる話ではないか。 ただ、奥さんにはものすごく不評だった(西之園萌絵ちゃんと思しきヒロインのキャラがあまりにも立ちすぎてて腹が立ったらしい)のに、出版社に持ち込んだらデビュー。そして、今まで節約していた奥さんもだんだんと好きなものが買えるようになり、幸せな作家生活を送ることになった…というハッピーエンド。 勿論、現実はそうではないのだろうけども、小説だもの、いいじゃない。上記だけを見ると「小説家になろうかな~」とか思いがちですが、でも森氏のように才能がないとね…とは思います。 期日を守るのが当たり前と思っていた水柿君。しかし、小説の業界だとむしろ異端児だったというのはなかなかに驚いた。普通いついつまでに書いてくださいと言われたら納期は守るもんだが、本書の言葉を真実とするのであれば「いや、やはりちょっとうまく行きませんでしたわ~」で締切が延びるのは小説を書くというのもひとつの「芸」ゆえだからか? という事は…と色々と邪推したくなる気持ちをぐっとこらえたくなる。 とまぁ、脱線しまくりでそもそも何の話をしてたんだっけ?になりがちな本書だが、そういう出版の裏側や作家デビューのいきさつを「水柿君」という人物に仮託してしあげたシリーズ第2弾。とても面白く読ませてもらった。

    0
    投稿日: 2022.03.12
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    水柿助教授=森博嗣先生。 そう思いながら読むと、今まで読んできた先生の小説がまた違って見えてくるのかもしれない。 人は必要以上に余計な事を気にし過ぎているのだな。

    1
    投稿日: 2021.12.15
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    なーんだ、奥様が密室ものを書いて書いてってせがんだからあんなに何作も密室ものを書きそろえたのか。本人が言うとおり意外と粘着質。そうでなければ研究も小説も書けないか。 「このときの須磨子さんの顔を、水柿君は心の糧にしている。男という者はこういった些細な引っかかりに手をかけ足をかけ、険しい岸壁に挑むのである……、なあんてね(笑)」  つまんない男。醒めた。モリヒロ熱から解脱。なあんてね(笑)

    0
    投稿日: 2021.10.18
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    エッセイ風小説?第二弾。 前回は小説を書こうと思う前の日常だったけれど、今回はついに小説を書いて小説家デビュー。 こんなきっかけで小説を書いたのかとか、投稿する出版社を決める基準はこんなのだったのかとか、水柿助教授のマイペースさにビックリ! 大好きなS&Mシリーズが世に出るところは読んでいてとてもワクワクした。 相変わらず言い回しが面白く、ユーモアたっぷりなお話だった。

    10
    投稿日: 2021.08.08
  • ミステリー仕立て(?)

    森博嗣水柿助教授シリーズ第2作 著者が、どの様にして小説家になっていったのか、ミステリー仕立て(?)の小説と銘打って書かれたもの。第1作に続いて色々なダジャレなどが散りばめられていて面白かった。この辺のなんだかよくわからない自由な文章表現は、作品にも反映されていることが良くわかった。 奥様とのやりとりなど、なぜだかわからないが、読んでいてとても面白かった。 次の作品にも期待したい。

    0
    投稿日: 2021.06.06
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    工学部・水柿助教授の日常の続編。今回は遂に水柿くんが小説家になる話。相変わらず含蓄があるんだかないんだかわからない話が真面目にも不真面目にも綴られている。ミステリ作家になったという事もあり今作はミステリの話題多め。須摩子さんとのやり取りが相変わらずほのぼのしていて微笑ましい。

    0
    投稿日: 2019.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    水柿助教授シリーズ第二弾。 まるで、森先生自身のことについての面白エッセイのようだけれど、あくまでも”小説”である…らしい。 ミステリィ作家になり、お金が儲かるようになり…赤裸々に述べられていく生活。 「儲かっている」とちゃんと書いちゃうところが森先生らしい。 須磨子さんともなんだかんだで仲良しで、いつも楽しそうである。 きら~くにきら~くに読める森作品。 本格ミステリ、いつもの森ミステリを期待していると、肩透かしをくらいます。 ラスト、油断しきって読んでいたら、森作品にあるまじき(!)爽やかさで終わり、不覚にもぐっときてしまった。 ずるい。

    0
    投稿日: 2019.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    多分先に読むべき作品を飛ばしてこっちを読んでしまったのですが、とても楽しめました。 なりたくてなる小説家……というものじゃなく、 奥さんのために書いた結果小説家になった。 毎日2〜3時間書いてそれを積み重ねて結果すごい速さでたくさんの本を出した。 お金の使い道に困る。 などなど、夢のある話としてクリエーター小説家になるまでの経緯を書いたのではなく 当然の成り行きのように、劇的な出来事もなく、ただ職業小説家になった、という描写がとても心地よかったです。 森先生もこんな風なのかなと思いました。

    0
    投稿日: 2018.09.29
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    水柿シリーズ第2弾。著者の自伝のようなもの。著者が小説家になるまでの経緯が記されている。水柿くんのユニークな考え方や、須磨子さんのレスポンスがとてもシュールで笑える。

    0
    投稿日: 2017.04.23
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    水柿助教授シリーズ2巻。 小説風エッセイなのか、エッセイ風小説なのか、自伝的小説なのか。本人曰くフィクションらしい。 読んでいて度々思ったのだが、森博嗣はやはり読者にあえて間違った方向に想像させる文を作るのが巧い。 この小説でもそういう表現が何度か出てくるのだけれど、反応を簡単に先読みされてしまった。

    1
    投稿日: 2016.02.09
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    水柿助教授シリーズ、第二作。この巻のメインは水柿(森先生自身?)と云う、一人の作家の誕生秘話が事細かに描かれている点。森先生の作品に触れ、森先生自身にも興味を持たれた方はとても楽しめるのではないでしょうか?森先生とすばる氏の日常。森先生がどのようにして、作家という仕事に向き合っているのか、など。ユーモアたっぷりに語られていて、終始クスクス笑いが止まりません!笑

    0
    投稿日: 2016.01.04
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    水柿助教授シリーズ第二弾。一作目を読んだあとは「助教授の日常生活ってこんな感じなんだー」くらいの感想しかなかったが、二作目を読みすすめていくうちにだんだん水柿助教授の独特の雰囲気につつまれて、おもしろさが増してきた。二作目は主人公がとうとう作家になってしまって、助教授と作家の兼業生活の様子が描かれている。適当な感じのダジャレが多いが、それよりも夫婦間の会話がとてもおもしろい。奥さんの須摩子さんのキャラがなによりとてもよい。素敵すぎる。作家森博嗣氏の自伝小説的なものであるらしく、「相田家のグッドバイ」とかぶる描写もあったりして面白く読めた。

    0
    投稿日: 2015.11.06
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    おそらくどの作品よりも森博嗣らしく、これまで読んだどの作品よりも森博嗣らしくない。森博嗣らしさとはなんなのか、そもそもそこが問題だが、その捉えどころのなさが一層魅力を引き出しているように感じる。

    0
    投稿日: 2015.03.19
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    前作同様、森ファンのみが楽しめるであろう自伝的作品。 速筆の秘密が、依頼されたら納期までに仕上げなければいけないという社会人としての常識と、出版界の慣習のギャップにあったとは… 書かれているエピソード類が真実かはさておき、森氏ならさもありなんと思わせる内容のオンパレードに愛情が深まります。

    0
    投稿日: 2014.10.13
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    「札幌かぁ…あそこはもう日本じゃないでしょう?」 「そうでもないと思うよ」 「だって、梅雨もないって言わない?」 「ゴキブリもいないって」 「あとほら、豚骨ラーメンもないらしいよ。早く独立すればいいのにね。沖縄みたいにさ」 「沖縄も日本だよ」 「あほら、一粒でレモン三十個分とかってキャンディあるでしょう?」 「あるかな」 「私、スーパでレモンを見るたびに、これってキャンディの三十分の一か、栄養ないなあって思うもの」 『「面倒だよね。僕が口でプロットを話すから、君が書いたらどうかな」水柿君はこのあと、「君なら、毎日、暇でしょう?」という言葉を呑み込むのである。このようにして毎日呑み込んだ言葉はどこへ行ってしまうのでしょうか、お母さん。』 『大勢の知らない人たちに好かれなくても、身近な数人に好かれていれば、生活は充分に楽しいのではないか』 「あれぇ… ー なんだ。本当に講演会なの?」 「当たり前じゃん、何だと思ったの?」 「なんか、隠れて悪いことするんじゃないかって」 「悪いことって、たとえば?」 「法隆寺に放火するとか」 「やっぱり、元を取らないといけないっていう心理が働くのね。温泉なんかにいくと、みんな、溜息ばっかりついて、ああ、のんびりのんびり、とかって、必死になってのんびりしているもの、どうもいけませんねぇ」 「できるだけ沢山がFになるように努力しました」 「なにか新しいことにチャレンジしようなんて気はこれっぽっちもない?」 「私はね、生きていることが、もうチャレンジなの」 「なるほど」 「毎日、いかに楽をして、平穏に生きるか、眠いときにどれだけすぐに眠れるか、というチャレンジなんだな」 『ま、いろいろあるけれど、 何が大切なのかさえ忘れなければ、 きっと大丈夫だろう。 溜息をつき、もう一度空を見上げる。 箸を刺すまでもなく、空も、いい感じだった。』

    0
    投稿日: 2014.05.12
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    Mシリーズ(水柿助教授シリーズ)の第2弾です。 この第2弾は、水柿君が小説を書いて小説家になる過程のお話です。 作中では、これは水柿君の物語の小説だと言ってますが、もはや森さんのエッセイてしてしか見れないですね。 いや、でも水柿君が小説だと言ってるので、やっぱり小説ということで(笑) 私的には前作よりも好きです。おもしろかった。 前作『~日常』は、常日頃考えてることをただただ文章にしたっていう印象だったんですが、今作は小説を書き始めて、デビューして、人気作家になってという過程が分かるので読みやすかったです。 水柿君(森氏)はやっぱり天才というか、変わり者というか、すごいなーと改めて思いました。 そして相変わらず、水柿君かわいいです。 ちょっと嫉妬しちゃう須磨子さんもかわいいです。 私のお気に入りのシーンは、半ドアの件で喧嘩するところです。 のむヨーグルトですごい笑っちゃいました。

    0
    投稿日: 2014.04.18
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    本書はスカイ・クロラシリーズやS&Mシリーズの著作がある森さんのエッセイ集、第二弾です。 第一弾の「工学部・水柿助教授の日常」は以前読んだ事があったので、第二弾である本書も読んでみました。 内容の方は第一弾同様、筆が滑りまくった感じで冗長な部分が多い物となっており、最早これは著者の駄弁を楽しむ本と言えるでしょう。 それでも一応テーマらしきものはあり、それは著者のデビュー秘話とでも言うべきものです。 札幌で開かれた学会の為の出張に、珍しくついてきた奥さん。 札幌の夜、彼女のすすめに従いミステリィ小説を書く事に決めた著者。 出来上がった小説を最初は奥さんや信頼できる友人のみに見てもらったが、客観的な評価を得ようと講談社に投稿してみた所、あれよあれよと言う間に作家デビュー。 その後、締切=納期=厳守すべきものと言う、エンジニア的な発想に基づき、次々と執筆をつづけた所、 あれぇ~、気が付いたらベストセラー作家にぃ~、 なお話が書かれています。 費用が出版社持ちのスイス旅行やサイン会の様子。 売れっ子作家に忍び寄る浮気の影(笑)を心配する奥さんの姿等々、色々と面白い所もあったのですが、しかし一番印象的だったのは次の一文です。 編集者たちは、よくこう口にしたものである。 「はっきりいって、文句を言ってくる読者は、どんなものでも本を買ってくれるわけだから、別に彼らの要望をきく必要なんてありませんよ」 ・・・・ 何というか、ストライクゾーン一直線な剛速球?、的な感じ?? シビレマス(笑) しかし本書によれば、森さんは投稿まで小説の執筆はおろか、これを読む事自体ほとんどしなかったとの事です。 以前読んだ東野圭吾さんのエッセイによれば、東野圭吾さんも現国が苦手だったとの事で、案外国語が苦手な方がベストセラー作家になりやすいのでしょうか? あるいはこの様な人たちの方が真面目に執筆するので、結果的にベストセラー作家になりやすいと言うのでしょうか? どうなのでしょうね~。

    0
    投稿日: 2013.11.24
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    この辺になると新書で書かれているような話と被ってきますね。 解説をよしもとばななさんが書いているが、少しこの方の気持ちがわかる気がする。このとりとめのない話に癒されます。

    0
    投稿日: 2013.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    水柿君第2段。 もー止まらんです、脱力系かつ知的なお笑いを見ている感覚。 今回は、水柿君がうっかり小説を書いちゃって、さらにデビューしちゃったあたりがわりと詳細に書かれている。動機が可愛い。しかも所謂「作家の先生」の視点じゃなく「小説を書いたこともなかった水柿君」視点のままなので、思いっきり疑似体験できた。 しかし、水柿君の経済感覚がすごい。 他の感覚もすごいが…須摩子さんいい奥さんです。 さぁ最終巻へGO。 「僕ね、お金に困ったことがないんだよね」

    0
    投稿日: 2013.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    水柿助教授シリーズ二作目。 今作は前作みたいにミステリィとは如何みたいなお話よりも水柿君が小説を書き始めて衝撃的(と本人はあまり思っていない)デビューをするまでの物語。須磨子さん相変わらずかわいい。 このシリーズはあれですね、Wikipediaとかで森博嗣という人物のバックグラウンドを頭に入れながら読むと面白いですね。 奥様との不毛な喧嘩もやりとりがリアルで笑ってしまいます。 女子学生やファンとの不倫を疑って嫉妬してしまう須磨子さんかわいい。かわいい。

    0
    投稿日: 2013.06.14
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    水柿助教授、作家になるの巻。 森博嗣変わった人だろうとは思ってたけど こんな人だとは。。 奥さんがわりと好き。

    0
    投稿日: 2013.03.09
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    この本を読む人は森博嗣、じゃなくて水柿先生ファンしかいないとは思うが、そんなアナタも本書を読み終えたら須磨子さんファンになること間違いなし!という恐ろしい本。

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    投稿日: 2013.03.04
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    なんかK談社の人ノリ軽いなw(これは小説だし、きみも軽いデショ) ちくしょうかわいいぞ森博嗣(かわいいはかほはゆしが短縮された形なんだって、へぇー(興味なし)) あぁ何でしたっけ?レビューですか? いやはやもう文字数足らない、残念でしたー(ウソツケ

    0
    投稿日: 2013.01.22
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    何にも考えずに読む感じの本、文体。くどいくらいの言い回しに文字稼ぎな繰り返し、それでもなんだかプッとしてしまいますw 須磨子さんは、そうとうすごい性格をしているんじゃないだろうかと思いようになってきました。

    0
    投稿日: 2012.06.07
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    ちょっと変わった大学教授であった水柿くんが、ミステリィ好きの奥さんの影響で、ちょっと小説を書いてみたけど、思ったより誉められないから、講談社に送ってみたら大絶賛で小説家になってしまった。 ‥‥と言う「小説」だそうです。 いつもドライなのにミステリィの話題の時だけ目が輝く須摩子さんも、ミステリィも小説も興味ないのに彼女のために面白いトリックを日夜追い求める水柿くんも、とても素敵。 そして理詰めの喧嘩の下らなさったらない。 マイペースでドライで、理屈っぽいけど脱線しまくって、テンポが良くて仲良しな夫婦関係が成立しているのがすごく素敵!羨ましい!

    0
    投稿日: 2012.05.05
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    だらだらした感じの話。 余計な言葉遊びとか、オチもなく適当な物語運びが多いけど、私はそういうとこが好きなんで。 エッセイとか読んだ後だと、さらに森さん自身をモデルにしてるんだなぁ水柿くん、と。 3割以上はエッセイじゃない? 教授としての生活とか、鉄道模型とか。 すばるさんも須摩子さんみたいな感じの人なんですかね。 なんか絶妙な距離感で結構好きなカップルです。

    0
    投稿日: 2012.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ二冊め。 相変わらず話が脱線しまくり、ワープしまくり~笑 言葉遊びが面白くて、森サンならではのジョークにクスクス笑いながら読めました。

    0
    投稿日: 2011.10.27
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    森博嗣の小説を自身の解説付きにしたというかんじかな。こんな生活をしてみたい。須磨子さんがとっても魅力的。

    0
    投稿日: 2011.05.28
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    森博嗣による自伝的フィクション第2弾。自伝的・・・と思われる、むしろエッセイ?的な。 とにかく、某国立大学工学部助教授であるところの水柿くんが、いかにして人気ミステリィ作家となるにいたったか、についてのメタフィクション?的な。 まぁとにかく、あんまり頭使わずに、カリカリせずに、のんびりとこのエキセントリックな小説にお付き合いください的な。 うちは森博嗣の本大好きだけど、この小説?は森博嗣の頭の中をのぞくようなお話です。 とってもフザケテイルのですが、森博嗣は本当に根っからの理系人間なんだな、というのが感想です。 おもしろいです。 各章のタイトルはふざけています。中身もです。 第1弾は、「工学部・水柿助教授の日常」です。 ぜひお読みあれ、です。たぶん。

    0
    投稿日: 2010.08.12
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    新書で出たときに読んでたのに、すっかり忘れて文庫買ってしまった。不覚!でもまあ中身忘れてたのでもっかい読んだんですが。 そして改めて面白いと思ったので登録します。 実は森氏の作品の中でいちばん笑えるのってこのシリーズなのではないか。もうキーボードを打つ手が流れるようなこの語り。 水柿君と須磨子さんの夫婦喧嘩のくだりが好き。 森氏の他の小説や日記も読んでると、かなり事実に近いということがわかるし、ぷっと笑える箇所も増えると思います。

    0
    投稿日: 2010.03.22
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    「以前にテレビのワイドショーで、崖から落ちたのに奇跡的に助かった人がインタヴューを受けていたが、「何を考えましたか?」ときかれて、「死ぬかと思いました」と答えていた(後略)」 「(前略)「こうして、サインをするたびに、僕の翼の羽根は、一本ずつむしりと取られていくのです」事実、サインをすることで、時間も体力も消耗しているのだから、現実に近いイメージではないかと考えるのだが、やはり、サイン会という華々しいステージに相応しくない揶揄なので、今のところ胸に秘めている。エヴァンゲリオンではないのだから。」 (2009.7)

    0
    投稿日: 2009.07.05
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    タイトルから東野圭吾のガリレオシリーズのようなものを期待していたのですが、全く違いました。 小説のようで自伝だったのではないかと思います。 こんなにとんとん拍子で作家になれるとは、この人はきっと天才なんだと思います。 つられて作家になってみようかと思ってしまいました。

    0
    投稿日: 2009.05.05
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    助教授である水柿君は、出張で妻の須磨子さんと北海道に行った。 本にあまり興味がない水柿君は、須磨子さんが読んでる本に興味を持った。須磨子さんが出掛けてる間に本を隠れて読んだ。その本は、ミステリーだった。なんだかんだでミステリーを書くようになった水柿君。出来上がった本を須磨子さんに読んでもろうと、評価があまりよくなかった。須磨子さんに認めてもらおうと本を出版社に送ってみた。 なんと、出版社が認めた。本になってしまったのだ。しかも売れてしまった。作家になった水柿君は、何を考え何を思うのか? 主な登場人物は、水柿君と須磨子さん。脇役に2・3人で送る小説です。(作者が小説と言ってるので間違いない?)駄洒落いっぱいの脱線しまくりの小説ぽくない小説です。実験的要素も多々あるのかな? 作者自身が作家になった過程を書いた本でもあります。参考になる人もいるのかな? そうそう、第1話〜第5話まであるのですが題名がこんな感じです。 第1話 「まだ続くのか?」 「命ある限り(高笑)」的な 悪ふざけからいかにしてミステリィに 手を染めたのか着メロを鳴らす 第2話 いよいよやってきた人生の転機を 脳天気に乗り越えるやいなや ラットのごとく駆けだして だからそれは脱兎でしょうが 第3話 小説家として世界に羽ばたく といって本当に羽ばたいたら 変な人になってしまう この不思議な業界の提供でお送りします 第4話 サインコサインタンジェント マッドサイエンティストサンタクロース コモエスタアカサカサントワマミー 第5話 たまに短いタイトルにしたいと 昨夜から寝ないで考えてるうちに 面白い夢を見てしまった。 ああ、そろそろ秋だなあ。 そこで一句。短めに タイトルつけたら秋かもね。 どうです?読んでみたいと思いませんか?読んで見てください・・・。

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    投稿日: 2009.01.08
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    須摩子さんが素敵すぎるー。須摩子さんになりたいー。 ああなるほど、こういうことを考えながら森さんは生活してるんだなあと思った。 意味がなくて面白いことがたくさん。

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    投稿日: 2008.10.26
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    第2弾 やっとミステリにはいってきました 書ききるのにかかる日数が早いのに衝撃 いや、早すぎでしょ

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    投稿日: 2008.08.11
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    7月12日頃読了。 こいつの3作目が文庫になるのはいつかな。 スカイクロラシリーズの愚は避けたいものです。

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    投稿日: 2008.07.26
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    水柿助教授シリーズ、第2弾。相変わらずの調子で、気楽に読める。お気楽なんだけど、途中、普通のことも書いてあったりするので、森先生のエッセイとか他に読まない中途半端なファンとしては、これを読んで、へぇ〜と思うことも。莫迦莫迦しい文章も結構好きです。

    0
    投稿日: 2008.03.07
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    そうか…これの前にもこのシリーズあったんだね…ってことを途中で気付いた。 これは…小説か…?(笑) 08'1'1

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    投稿日: 2008.02.10
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    こういうふざけた文章って好きだなあ。 個人的にはツボ。 世間的にはあまり受け入れられないかもね。

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    投稿日: 2008.01.17
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    「これは小説」と著者は言い張っているが、どう読んでも「実録だろう」と思わずにいられない水柿君シリーズ第2弾。いよいよ水柿君が小説家になった経緯が語られるが、前置きというか余談というか…そういう部分がちょっとくどくて読み疲れる(苦笑)。まぁ、そこも味かもしれないが。。。

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    投稿日: 2007.11.24
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    水柿シリーズの第2弾!!これは小説だ!!と言いつつも・・・分かる人にはわかってしまう。小ネタも多数!

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    投稿日: 2007.11.20
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    水柿君は、N大学工学部助教授のままミステリィ作家になった。なんとなく小説を書き始めたら、すぐに書き上がり、それをミステリィ好きの妻・須摩子さんに見せたが、評価は芳しくなかった。しかし出版社に送ってみたら、なんと本になって、その上、売れた!時間があれば小説を書き続け、幾星霜、いまではすっかり小説家らしくなったが……。

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    投稿日: 2007.11.11
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    こういう文章を書くことができることこそ、森博嗣が天才である所以であると言っても過言であるかもしれないが、なきにしもあらずんば虎児を得ず(意味不明)。 須摩子さん素敵☆

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    投稿日: 2007.10.30