
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻読んでみた感想。 真っ先に上橋菜穂子を思い起こさせた。 彼女の著書も、不条理というか、理不尽なまでの試練に主人公が見舞われる。 本書でも多少年齢は上かもしれないが、少年少女が軍事クーデターに巻き込まれて、 熱帯雨林のジャングルに放り込まれるという、とてつもない理不尽。 密林ゆえに薄暗い地上を進むと、巨大な?遺跡群が… 本書終盤は村上春樹?SFだよな。 どうも主人公二人は、ある民族の通過儀礼に参加する羽目に? どうなる下巻? 題名忘れたけど、中島らもさんの小説も思い出した。 ※追記 ガダラの豚でした。
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログよくこんな状況を描けるなーと感心するする。実体験では、ないだろうし。またちょっとファンタジックな展開に期待高まる。
5投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログ考古学者の父のいる中南米の国にやってきた中1の練。 離婚した育ての母の千鶴子と妹の千華子との、年に一回家族が集う旅行だ。 そこはジャングルと遺跡と軍事政権の国。 遺跡見学に出かけた4人はそこでクーデターに巻き込まれてしまう。 とんとんとんと話が進むので面白かった。 サバイバルものとして読んでも面白かったし。 さてどうなるのか続きが気になる。 詳しい感想はこちらで↓ https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12911130279.html
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ壮大な物語です。 初めは退屈な物を読んでいる感じが 途中からの展開がハラハラして本から目が離せなくなりました。 このまま彼らの運命はどうなるのだろう? 下巻に続く
21投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ上下とも読了。中学生が主人公で面白そう、という情報を以って親戚の中学生にプレゼントしたはよいけど、自分が読んでいなかったので時を経て読んでみた。 ボリュームのある本なので今時の中学生が読めるのか分からなかったけれど、内容的にはジャングルでのサバイバルやら地下都市やら王との対決やらは面白かったのじゃないだろうか。 私もも少し若ければ没頭したのかも。 知人から恩田さんは風呂敷を広げすぎる時がある、と聞いていたのでこのページ数で結末が間に合うのか心配したが無事に収まっていた。 が、主人公レンのお祖父ちゃんがとても良かったのでもっと出して欲しかったし、親戚の人たちもそれぞれ興味深いのに辻褄合わせのような立場になっているのが残念。彼らのサイドストーリーが読みたいと思った。
2投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログ題材自体は面白い、ただこれが下巻に続くとなると長丁場になるなぁと…。諦めずに読み切れるかわからないけど、とりあえず下巻も読みます。
2投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログバラバラになった家族の絆が試されている気がしました。日常から非日常へと誘われ、話が進むに連れ怒涛の展開。このあとどういう終わり方をするのか楽しみです。
0投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログ恩田陸ワールド!面白い! ありえない展開・情景も、先生の文章だとありありと目に浮かぶから不思議 上下巻だから時間がかかるかもと思ったものの、上をあっという間に読んでしまった 下巻も楽しみ! おじいちゃんと賢の物事の捉え方、説明の仕方がすごく好きだった
0投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログマヤ文明が舞台の小説書いていたんだ。マチュピチュと共にいつか行きたい場所。正月初読みにふさわしい上下1000ページ近い大作。恩田作品すべて読んでると思ってたのに、なぜ?と思ったら2000年から文庫書き下ろし全6巻で出版…なるほど。文庫コーナー行かなくなってたな。
1投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ普段は上下巻が長くてあまり最後まで読めない私が、上・中・下あっても良かったと思えるくらいの 面白さでした。
0投稿日: 2024.10.28
powered by ブクログクーデターが思いもよらずまともな考えで成立していたことが意外性があって面白かった。 ただ、巻き込まれた家族の繋がりが離婚しているのに一緒に旅行なんて、ちょっと変かな。 また、地下の街も現実離れしていて、そのミックス度がもう一つ。
0投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ恩田陸さんの作品は読みやすくて好き。 実際には起こり得ない、だけど容易に想像つく書き方、表情まで自分の中で作り上げられる。 2人がお互いを信じ合っているのが、それぞれの描写からよく伝わって来て、ハラハラしながらも絶対助かるよね、と安心できる作品。
0投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ少し冗長かな、と思った。離婚した両親と、別れて暮らす兄・練と妹・千華子。元家族が一堂に会したG国(グアテマラと表現できないのは何故?)でクーデターに巻き込まれ、両親は決起グループに監禁され、兄妹はマヤ遺跡が点在するジャングルに振り落とされた。失われた文明と思われているマヤに息づく成人の儀式。複雑な家族関係に輪をかけて、複雑な政治体制の国、そして謎の文明と盛り沢山。巻末に「書き下ろし文庫全6巻を、単行本に合本し二分冊」とは、これまた複雑。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ恩田陸、やはり読みやすくすらすら読めた。クーデターにより、家族(離婚しているが、年1で旅行はしている)が二手に分かれてしまい、子供組はジャングルに、親組は市街地に…。子供ふたりが賢く、なんとか生き延び、ジャングルの中で不思議な少年と遺跡?を見つける。 単純に最後は家族が再会し、また元通りの家族に戻れることを私は期待して読んでいます。
0投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログ初版のもので読んでいるため3までを上とした。 前半の現実でのゴタゴタがあるから、余計にその後の展開が面白くなってる。続きが楽しみ!
0投稿日: 2023.08.21
powered by ブクログ内容はともかく ものすごい既視感 ドラマ、映画、2度目 ヤバい 映画もドラマもないから2度目ってこと? いやーさすがにそれはない と思いたい 内容はまずまず
0投稿日: 2023.08.15
powered by ブクログ秋にマヤ文明の展覧会を観に行こうと思って、マヤ文明の本とググったら出てきた。想定した予習本とは違うけどまあいいかーと読み始める。 ちょっと間延びして読むのに時間がかかった。 下巻へ!
0投稿日: 2023.08.09
powered by ブクログ作品紹介に息もつかせぬ面白さと書いてあったが、まさにそんな感じ。どうなるんだと気になり、読み続けてしまう。
1投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログとても面白いけど、なんか、年齢設定がおかしくない? 読んでいてどうしてももっと大きな子(高校生くらい?)な感じがしてしかたなかった。
1投稿日: 2023.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
離婚の末にバラバラになって暮らす家族の年に一回の行事である再会旅行。父親の勤務先であるG国で過ごす休暇中に家族でクーデターに巻き込まれる。クーデター発生時彼らはヘリで遺跡に向かう途中であったが、クーデター側と思しきパイロットに子供たちはヘリから密林へと落とされてしまう。 上巻ではローティーンの兄妹たちが知恵を絞ってジャングルを生き抜く描写が中心。 但しそこは恩田氏。生死がかかっているとはいえ、青春テイストがかおるのは「夜のピクニック」の作者ゆえか。訳あって異母兄妹である二人は、頼りがいがある爽やかなアウトドア系の兄と、新体操に打ち込む美しい妹として、わずかにお互いを異性として見ている雰囲気があります。仄かな恋の雰囲気を匂わすもキレイなままで終わるのがいかにも恩田流といってもよいのかもしれません。 そのほか、上巻では残された大人たちがクーデターによる軟禁下から脱出し子供たちを創作に行くのがもう一つのシーンとして描かれます。 ただ、より印象的でキャラ立ちしているのは日本の家族であり、主人公である錬の従兄、また彼らの祖父などが色々な伝手を使ってこの四人の安否を確認しようとする様は非常にエキサイティングでした。 下巻ではまた流れが変わりますが、両編通じてまずまずの面白さだと思います。
2投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログクーデーターに巻き込まれて離れ離れになった家族。というあらすじからは、どんなストーリーか全然わからなかったけど、とにかく訳もわからないけど読み進んでいくと「王の息に触れるな」あたりからどんどん面白くなってきた!心配でずっとハラハラしてる。14歳にしては賢いな!と思ったり。回想による、おじいちゃんの言葉がすごく刺さる言葉が多くて恩田さんの言葉選びすきです。あと恩田さんの少年少女が主人公のお話しいいですよね。
5投稿日: 2022.12.08
powered by ブクログ久々のガッツリ長編。 読み応えある、、、そして、ストーリーに取り込まれる、、、、、、 まだ上巻。 次下巻。 とにかく、どうなる、どうなるが止まらない。久々に夢中になってる一冊です、 気になる、気になる、 兄妹の行方は!? 謎の地下生態は!? クーデターは!どうなる!?
0投稿日: 2022.05.27
powered by ブクログ舞台は好み。マヤ遺跡とかワクワクする。 地下迷宮とかも大好き。もっとスペクタクルでミステリー感あればいいな。ダビンチコードみたいな。 森林サバイバルものかと思いきや、意外な展開。
2投稿日: 2022.01.23
powered by ブクログありふれた日常から非現実的な世界へと入っていった。今回は紛争、秘境的な所だが、日本人で海外にあまり出たことのない私からすると日常ではなかった。どのように下巻に続くのか気になって読み進めた。
3投稿日: 2022.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
両親が離婚し、普段は離れて住んでいる練と妹の千華子は、年に1度の家族旅行でマヤの遺跡を見に行く途中、クーデターに遭遇し、ヘリコプターから放り出される。 幸い怪我もなく、ジャングルのなかで力を合わせて生き延びようとしていたが、謎の地下の王国に引き込まれてしまう。 一方、両親と父の同僚のミゲルは、子どもたちを助けに行くため、軟禁場所から抜け出す。 両親とも離れ、中学生と小学生の兄妹が、ジャングルの中で限られた持ち物を使って生き延びること自体がすごいが、話の展開も早くて息つく暇がない。 早く下巻を読みたい。
12投稿日: 2021.10.30
powered by ブクログとにかく長い。マヤ文明の奥地でこんな事件に巻き込まれるとは。まどろこしい家族構成も下巻への布石であることを願う。頑張って読んでよかったという感想を期待して上巻読了。
0投稿日: 2021.10.22
powered by ブクログ私の年齢ではこういうのをゲーム感覚というのかな、ということになる。 変化に富んで、急展開でジェットコースタに乗っているごとく面白かったということ。 あらすじは、夏休み、離婚した夫婦とその子供の兄妹がマヤ文明の遺跡のある土地で再会する。 さて、無事に観光を終えて帰る前日、その国にクーデターが勃発、ジャングルをヘリコプターで飛んでいるうちに事故にも合い父親、母親と兄妹が離れ離れになってしまう。 放り出された秘境のジャングル。 果たして再会できるのか。生き残れるのか、冒険と、ゲームがが始まる。 マヤ文明聞いたことはあるけれどよく知らないな(恥だが)と思わず世界史年表と地図帳を出して確かめた。あった、メキシコのそば、ユカタン半島、ティカル、王のピラミッド。G国らしき国。そのシティ。 私の友人にそういういわゆる秘境が好きで選んで旅行している人がいるが、なにを好き好んででいく必要があるのか思う私。中国の桂林しか行ったことがない。桂林が秘境ならだが…。(川下りの船上はトイレの凄さとか食事に生臭さに辟易としたので、そうだったのだと思うのだが) そんな貧弱な経験に照らしていうのだが、そんなところ厭だなーと思う、さよう、主人公の兄妹「レン」(15歳)「チカ」(12歳)の二人も絶えず東京の、文明の便利さを懐かしんで慨嘆しては余儀なく冒険している。しかーし、様々な試練に立ち向かい兄妹は強くなっていくのだろうか?というところが物語り。 ところどころ、恩田さんらしい書き込みがはいる、「じいちゃん」の人生哲学。 その地の文が「恩田ワールド」と私は思う。 自分のことにかまけている大人。大人って者は目配りが出来てこそ大人なんだよ。どうしようもない情けない父親のいつわらない姿。自分勝手なタイプの母千鶴子。悔いて行いを改めて変わっていけば普通なのだが、どっこい。(あれ、ネタバレでないよね) 単行本の緑色っぽい表紙と中表紙の見開きのイラストがいい。読み進むとヒントになるから面白い。
2投稿日: 2021.09.10
powered by ブクログ一体何の話なんだ!と思いながらも、G国のジャングル、首都、そして日本で同時進行する緊迫感のあるストーリーはさすが。 清く正しく力強い少年による青春物語は恩田陸先生の得意技ですね。
0投稿日: 2021.08.24
powered by ブクログ恩田陸には珍しい冒険サバイバルもの。南米のジャングルで彷徨う練と千華子兄弟の心理描写や、熱帯の空気感の表現がすごくて、2人と一緒に自分も冒険しているような気になる。 出だしが、やや捉えどころがなくて、あまり進まなかったけれど、そこを過ぎたら一気に下巻まで読み終わってしまった。
0投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログ不思議な家族だなと思っていたら、思っていた以上に家族じゃなかった、という印象。 ヘリコプターから落ちるってどんな感覚だ…怖すぎてハラハラした。サバイバルの描写が楽しくて早く続き読みたいとあっという間に読んだ。 マヤ文明の知識ほぼゼロだけど成人式ってありなのか…? 練がニコを未来の顔、と表現したのすごくいいなと思った。色んな血が混じってる人、美しいよね。
0投稿日: 2021.01.27
powered by ブクログ恩田さんの作品は、以前に「ライオンハート」を読んでいた。 その時は、特に残るものはなく、特別面白いと感じたわけではなかった。 むしろ、つまんね・・・に類するぐらいだった。 がしかし、この「上と外」は非常に面白かった。 特に、終盤のストーリー展開は息をもつかせぬ勢いで、最後のシーンでは涙が出てしまった。 いつも、新幹線の中なので恥ずかしいんだよね。本読みながら涙するのって。 なんだぁ、恩田陸って面白いじゃん・・・と思って次(現在)も「夜のピクニック」を読んでいる。 ん~、ちと期待はずれ。 それにしても、これも映画になってるんだね。 主演の多部未華子 はい、ど真ん中のストライクです。 山田太郎ものがたりで、眉間にしわを寄せながら 「えっ!」 っていう顔が抜群でした。 ん?何の話だっけ。。。。 「上と外」 これも中学生が主人公みたいなものなので、中高生が読んだら良いのになと思う本でした。お勧めです。
0投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログ複雑な家族の冒険という感じです。 「夜のピクニック」に繋がった印象です。 キャラクターデザインが同じにトレースしている気がします。折角の古代文明を解き明かしてほしかったところ、インディー・ジョーンズ博士は登場せず。という所感です。
1投稿日: 2020.03.19
powered by ブクログこれ、面白かったです。 なんていうんでしょう、少年小説よんだかのような?読後のさわやかさと、マヤ文明とかこー、マニアさをくすぐるかのような設定と、うふふ、もう、たまりませんな!的なときめき(笑) いやージャングルでサバイバルとか、絶対こんなの死ぬにきまってるよ! とか思いつつもやはりトキメキが止まりません! どうしても続きが気になって、急ぎ読みしちゃったので、再度ゆっくり読みなおそう~。
0投稿日: 2020.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんじゃこの題名は?意味わからんぞ?というのが、何しろ第一印象でしたね「上と外」って。なんなんそれ?って感じ。何を意味しとんねんこのタイトル。「下と内」じゃ、ダメなの?って感じ。で、上巻読み終えまして、題名の意味が「なるほど、そうか!!」とメカラウロコで分かったか、というと、全然そんなこと無いです。やっぱ今んとこ、意味不明です。下巻を読了したら、この題名の意味が、分かるんかしらん?気になるなあ。 で、上巻読み終えた時点での感想は、なかなか下巻が楽しみだね、って感じでございまして、早く続きを読みたいなあ、ってなもんでして、うむ。満足しております。 なんだか、ジャンル分類の難しい作品だなあ、って思います。テーマとしては、 家族の絆?みたいなん ジャングルでのサバイバル生活 異国でのクーデターに巻き込まれた国際情勢ハラハラ冒険もの いきなりの謎のファンタジーぶっこみ 主要登場人物は、5人?といっていいのかな? 練 たぶん主人公?中学生?良い奴ですね。サッカーしてるけど、ロッククライミングが一番好きらしい。 千華子 たぶんヒロイン?小学生?美人らしい。新体操をしている。 千鶴子 母親。練とは血が繋がっていない。ジョウネツテキな恋多き女みたい。42歳? 賢 父親。千鶴子とは既に離婚している。練とは血が繋がっている。賢と千鶴子の間の子供が千華子の筈なのだが、もしかしたら違うかも?みたいな話が出ている。異国で考古学者三昧の日々みたい。 ニコ 謎の少年。マヤ人?上巻の終盤に登場。下巻でのキーパーソンかなあ、と。で、この子の登場で、物語は一気にファンタジーに舵を切った感じ。 個人的には、ニコの登場から、完璧にファンタジー路線になってきたと思うので、ちょっと残念。ガチの現実路線の話で行ってほしかったのです。 宮部みゆきの「悲嘆の門」を、最初「これって現実もの?ファンタジーもの?」って、正体つかめずドキドキしながら読んでて、途中から「ああ、ファンタジーじゃん。なーんだ」ってガッカリしたのとおんなじ心の流れでしたね。 いや、ファンタジーが悪いわけじゃないんですけれどもね、どうしても、ファンタジーになると「まあ、なんでもアリっしょ」って悪い意味で開き直ってしまう、読者としての自分がいるのですよね、、、 舞台は、これ、ブラジル?なんでしょうか?インディオの言葉で「木々の茂る場所」という名前の国。中南米?ニュースの中では、G国、って表現されてましたね。国名を出さないのは何故だろう?アメリカ、とか、日本、とかは、国名出ているのになあ。謎だ。意味があるのだろうか? で、とりあえず、練と千華子のジャングルサバイバルの描写とか、面白かったですね。日本という国で、安全に囲まれて暮らすことが出来ている事が、なんと尊い事か、、、とシミジミ。それだけでも感謝しないと。 あと、直前に読んでいたのが、角田光代の「ひそやかな花園」だった影響もあるのですが、家族のありよう、というものも、考えさせられますね。練と千鶴子は血が繋がっていないけれども、一応は、育ての母と育てられた子の関係。練と千華子は、異母兄妹。賢は、一人だけ異国にいるから元嫁と子供二人とはほぼ会わない関係だけど、一応父であり元夫であり。 なんだか、関係性、結構希薄やないですか。それでも、この4人は、家族、という単位で、、、ある?のか?千鶴子の再々婚?話がすげえ波乱を呼んでますけど、基本的には4人、仲好さそうな理想の家族、って雰囲気もあるし、、、そこらへんの関わり、下巻でどう変わっていくんでしょうかねえ。 それにしても恩田陸。やっぱ作風、広いなあ~。色んな作品、書いてるよなあ。凄いよね、って、そこは素直に尊敬するのです。下巻、期待してますよ!って感じですね。どんな流れになるのか、どんな方向性に向かっていくのか、ホンマに全然わからん。期待してますよ!のみな感じ。しっかしホンマにこの題名、まったく意味不明だよなあ、、、
0投稿日: 2020.01.14
powered by ブクログこれは、素直に面白いです。まだ上巻を読み終えただけなので100%言い切れるものではないですが、とってもストレートなストーリー。直近で読んだのが理瀬シリーズや常野物語だったこともあって、こんなにストレートな作品も恩田さんなんだとビックリです。 ただ、そうは言っても恩田さんです。作品途中までの時間軸を混ぜこぜにしたような展開はまるで時と踊っているかのようです。そして、一気に作品世界に我々を引き込んだ後は、エンタメ・アドベンチャーの世界がスピード感を持って展開しはじめました。ところどころ少々都合が良すぎるように感じられる部分もありますが、なんと言ってもこれは小説ですから、それも含めて楽しめばいいんです。 それよりも登場人物の複雑な親子関係を背景に恩田さんの親と子に対する見方が垣間見える部分がそこかしこに出てくるところがとても興味深いです。 一番印象に残ったのは「親は概ね子供を信用しているが、最後のところで信じていない。子供は普段の生活の細々としたところでは親のことを信用していないけれど、最後のところでは信じている。そのボタンの掛け違いが、お互いに不信感を生んでいることになかなか気付かない。」という父親の自問自答の箇所です。確かにそういう部分があるのかもしれない。だから、追い詰められた親が、また一方で最後のところで親に裏切られた子が、相手を殺めるような悲惨な事件がこの世から後を絶たないのかもしれない。親と子についてこういう見方もあるんだ、できるんだ、と。まさかこの本からこんなことを考えることになるとは思わなかったです。 こうなってくると下巻もとても楽しみです。この期待がどうか裏切られませんようにと、マヤの神々にお祈りして続きを読みたいと思います。
13投稿日: 2019.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
考古学者の父が働く中米で、夏休みを過ごす“元”家族。 壊れた家族の機微を身近に感じて心がザワザワと落ち着かなかった。 親しか頼るものを持たない子どもたち。でもその親も不完全な人間なのだ。 家庭を維持することは意外に難しい。 そんな中で、どんどん進んでいくストーリーに好奇心が抑えきれない!
0投稿日: 2019.11.10
powered by ブクログ《友人勧められて》感想は下巻にまとめますが、面白いです。日本に住んでいてテロということは近しくもないが遠い存在でもない。おおよそは想像が付くし題材にしている小説や映画も多い。だがクーデターは…そして密林に放り出される事など、どうやって作者は取材をしたのだろう。想像だけにしてはリアル過ぎる。続きの下巻が楽しみだ。
0投稿日: 2019.04.20
powered by ブクログ時間軸の把握が難しくて読み始めは取っつきにくい感じがしたが、途中からは物語の力で比較的スムーズに読み進められた。 下巻を読み終えるまで気の抜けない展開。 --- 娘の救急搬送後、待合室でだいぶ読み進めた。2人がジャングルの中で過ごし始めた頃で、しばし現実を横に置いて没頭できたのはよかった。
0投稿日: 2019.02.07
powered by ブクログハラハラドキドキで、ページをめくる手が止まらなかった。 利発そうな兄妹。親というより女を選んだ母親。ジャングルの中で見つけた遺跡はいったい何なのか?この先どうなるのか、下巻が楽しみ。
0投稿日: 2018.05.10
powered by ブクログマヤの文字に惹かれて手に取った一冊。 私が想像していた内容ではなかったものの、普通に面白い。 しかし、中・小学生の兄妹凄いな。 サバイバル知識が豊富で、心も頭も大人びた二人だなぁと言う印象。 冒険小説なのかしら。 下巻も緩く読んでいこうと思います。
0投稿日: 2016.09.01
powered by ブクログ中学生の兄妹が考古学者の父のいる中米に渡米 密林、遺跡、軍事政権の国でクーデターに巻き込まれる 避難中のヘリから落下して、密林を彷徨う二人 息もつかせぬ面白さ
1投稿日: 2016.08.27
powered by ブクログ解説にもあったけど、上と下?外?って?題名が面白い。話もそこそこおもしろかったけど、ちょっと突拍子もない話にかなと言う気もした。色々な物語あるんだな。
0投稿日: 2016.07.08
powered by ブクログ再読。 少年少女のサバイバル冒険活劇恩田陸ver,です。 恩田作品にしては主人公兄妹の年齢層が低めですし、わりと児童文学色強めなのかも。
0投稿日: 2015.07.11全部入り
とてもおもしろく上下巻とも一気に読みました。 複雑な家庭の人間関係の話から、南米の古代文明、サバイバルの果てに謎の儀式に巻き込まれるなどとにかく盛りだくさんです。
2投稿日: 2015.05.22いますぐ冒険に出られる
小さい頃に姉弟でした冒険や、迷子になった時の体験に似た不安やらドキドキ感やらを思い出しつつ読みました。 内容は、日本に暮らす兄妹が父親に会うために訪れた南米で迷子になる話です。かいつまむと突拍子も無い設定のようですが、整合性の取れた最後まで一気に読ませるストーリーです。ジャングルの濃い緑や蒸し暑い空気、神秘的な遺跡とそれにまつわる現地の人々の息遣いが背後でするようなリアルさが、うまく描写されています。先が気になる、読んでいてすぐに引き込まれる作品で、現実を離れて冒険に出たい方にオススメです。
4投稿日: 2015.04.25
powered by ブクログ最初の100ページは、最後まで読めるんだろうかと思うくらい、なかなかすすまなかったけど、 家族でヘリに乗ったあたりから、 どんどん読めた! ただ、ラスト(上巻の)あたりから また少しすすみが悪くなったかなぁ。 でも、引き続き下巻を読むぞー。
0投稿日: 2014.08.26
powered by ブクログおもしろい。 小さなきっかけが偶発的に重なりあって、やがて大きなうねりとなる・・。 突拍子もない設定なのに、のみ込まれた。 時に自分も熱帯にいて、ジャングルをさまよっているような焦燥感にかられたり、子供の無事を必死に祈る親の気分になったり・・。 楽しめるものがたり。 ただ、ニコの設定が少女漫画のオチっぽくてひいた。なので4点。
0投稿日: 2014.08.07
powered by ブクログ上下巻合わせて約1000ページの長編ということで、気合れて上巻読み始めてみました。 最初の方はあまりさくさく読み進められなかったんですが、中盤以降は続きが気になってどんどん読めました。 雰囲気としてはなんとなく『ネクロポリス』に似てるかなという印象です。 中米とかクーデターとかマヤ文明とかよく分かんないんですが、おもしろかったです。 とりあえず、練とチカはすごいです。 中学生と小学生というのが信じられないくらい行動力があって、しっかりしてて…。 たぶん私だったら1日くらいで力尽きちゃうだろうなーとか思いながら読んでました。 そしてすごく続きが気になる感じで上巻が終わってしまったので、続けて下巻も読みます。
0投稿日: 2014.05.29
powered by ブクログ恩田ワールド、しかもかつてない壮大な規模の世界に発展しそうな気配を漂わせながらも、まだ一歩手前で引っ張られている感じ。 一気に下に突入せざるを得ない。
0投稿日: 2014.05.04書籍説明の「息つかせぬ面白さは」は嘘じゃなかった
読んだのはもう数年前。本当はもう一度読み返した上でレビューを書きたいところですが、未だレビューがついておらずこの本の面白さが伝わらないのはもったいないと思ったので、思い出しながらレビューします。まず、「面白い」本であることは間違いないです。一気に読みました。特に、伝奇、謎解きが好きな人は心底楽しめると思います。南米の遺跡を舞台にした兄妹のサバイブを描いた作品ですが、遺跡の描き方が上手くて巨大で複雑な遺跡の暗さや黴の匂いまで感じられそうなリアルさがあります。兄妹のサバイブの仕方も単なる冒険劇でなく、伝奇好きをうならせる謎に満ちた設定で、恩田陸さんらしい不思議な別世界に連れてってくれます。この一冊で伝奇、ミステリ、アクション、歴史、サバイバル等盛りだくさんの要素が楽しめる傑作エンタテインメントです。
6投稿日: 2014.03.17
powered by ブクログp10 人生は、何もしないでいるには長いが、何かをやりとげるには短い。 p24 ビジネスは英語、愛を囁くならフランス語、歌うならイタリア語、そして、神と話すならスペイン語なんだって。
0投稿日: 2013.12.09
powered by ブクログまだ何とも言えない。 先の展開が全く読めないから楽しみ。 色んな知識がないとこの作品はかけないのだろうなぁって思った。
0投稿日: 2013.07.24
powered by ブクログ下巻にまとめて記載。 http://booklog.jp/users/cs0804/archives/1/4344410203
0投稿日: 2013.07.14
powered by ブクログワクワクする。主人公がいきなり頭よすぎて、そのわりに若すぎるのが気になるけど、設定はまるでゲームや夢で、古代遺跡が舞台だなんてワクワクする。
0投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハラハラドキドキ 映画化したら面白そう 今まで読んできた恩田さんとは、違った種類の感じで新鮮でした
0投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログ人としては良いんだけど親としてはちょっと…な離婚した両親 対して、妙に出来のいい子ども二人 がマヤ文明の地でクーデターに巻き込まれる話。 練のサバイバル能力、現代日本の中学生じゃ絶対ない。 残りの感想は下巻で。
0投稿日: 2013.03.23
powered by ブクログ不思議な恩田陸ワールド、飽きずに読ませるのは登場人物たちが魅力的だから。ブックオフで100円で買ってきたのを、入浴タイムに楽しんでます。
0投稿日: 2013.02.12
powered by ブクログ2012年、マヤ暦終わりぐらいのタイミングで読んだ僕はいいタイミングでした。 いろいろ強引さが引っかかったので微妙な☆2。
0投稿日: 2013.01.07
powered by ブクログ【図書館】 中盤から面白くなってくる。 作品の紹介 両親の離婚で、別れて暮らす元家族が年一度、集う夏休み。中学生の練は妹・千華子、母とともに、考古学者の父がいる中米のG国までやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。すぐさま四人はクーデターに巻き込まれ、避難中のヘリから兄妹が落下、親子は離ればなれに!?疲労困憊でさまよう二人の身に、異変が…。息もつかせぬ面白さの新装版上巻。
0投稿日: 2012.04.18
powered by ブクログ中米の国でのクーデターに家族が巻き込まれ、兄妹はヘリから落下。恩田陸の冒険小説ってどうなんだろうと思って読み始めたが、どうしてスピード感ありミステリアスな展開にページを繰るのももどかしいといった感じ。小学生らしからぬ主人公たちではあるが、エンターテイメントもふんだんにいれながら揺れ動く少年少女の心を書かせれば恩田陸ワールド。早速下巻へ。
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログ突っ込み所はあるけれど、取り敢えず続きは気になる……が、いくら創作とはいえ小学生と中学生にこのサバイバルは普通は無理でしょ。
0投稿日: 2012.02.16
powered by ブクログ恩田さんの本、なにげに初めて読んだ! 想像以上におもしろくて嬉しい! これから下巻~♪ どきどきわくわくします!
0投稿日: 2012.02.14
powered by ブクログ面白かったんだけど。 この人の筆力なら、上・中・下にできたんじゃない? 最後のクライマックスから収束に至る部分がものすごいはしょり方でやや唖然。 成人式の意味もイマイチ不明。 最初の方でキーになるいくつかのイベントが後半であまりに非情に切り捨てられて、 ちょっと浮かばれないような気がしたのですが。 ロミオとロミオみたいなサスペンスにハラハラした分、 最後でえーっと、感。
0投稿日: 2011.12.13
powered by ブクログ両親の離婚で、別れて暮らす元家族が年一度、集う夏休み。中学生の練は妹・千華子、母とともに、考古学者の父がいる中米のG国までやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。すぐさま四人はクーデターに巻き込まれ、避難中のヘリから兄妹が落下、親子は離ればなれに!?疲労困憊でさまよう二人の身に、異変が…。息もつかせぬ面白さの新装版上巻。
1投稿日: 2011.11.17
powered by ブクログタイトルに読んだ覚えがあるし、あらすじにもかすかな記憶があるけれど、どんな話だったか、残念ながら思い出せず。
0投稿日: 2011.10.30
powered by ブクログ常野さんからはまった恩田さん。 こんな話もかくんだ、と驚かされた。 でも、続きが気になって読んでしまうところは変わらずで。 降りかかってくる災難とか危険とか サバイバルな子どもたちの年齢とか、 色々ありえんだろ!てつっこみたくなるけど、 面白かった。 どきどきはらはらしたいときに読む本だなぁ。 最後の終わり方がいまいち、 うーん、だったけど。
0投稿日: 2011.10.23
powered by ブクログどこかリアルで非現実的。 ハッとさせられるほど共感できる場面もあれば、その日常の非現実さにただ物語を追うだけの読者になってたり。 今後の展開が気になる。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログ映画化されてもいいのではないかと思うぐらい、結果はハッピーエンドと予想はつくもののハラハラドキドキの冒険小説。 しかしヘリから振り落とされ、南米のジャングルで路頭に迷う子供たちが、小学生と中学生という設定だと途中から知って驚いた。 もう大学生ぐらいにはなってるんだろうと勝手に想像してたから・・・ だって二人ともあまりにも冷静で、ジャングルで生き延びる術を冷静に考えて行動するんですよ。小説じゃないとありえないよ。普通の子供はパニックでしょう。 二人でジャングルをさまよっている間は★五つだったんだけどな~ 地下に造られた遺跡に迷い込み、ニコとかいう男の子の指示のもと、過酷なゲームを強いられる、なーんて非現実的なことになってくるとだんだん話はつまらなくなる。 地下の国の王はジャガーで、その王に殺されないようにゲームを完結させる。そしてそのゲームに参加するのは同じぐらいの年の子供たち、ニコを含む12名。 この子供たちは一体どこから?豊富な食料と水(しかもペットボトル)はどうやってジャングルの地下まで運んでるの? そんなことにこだわってたら本や映画なんてたちまちのうちにつまらないものになっちゃうよね。・・・・でも最後の最後まで疑問だった。いっそのこと村上春樹の描く世界のように文学的な別世界にしちゃえば違和感なく読めるんだけどな。 それでも★が四つついたのは、この兄妹がちゃんと親元に帰れるか、最後まで目が離せなかったから。
0投稿日: 2011.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冒険譚。エンターテイメント。面白かった。ニコが好き。好きな場面は千鶴子が千華子を見つけて抱き合うとこ。
0投稿日: 2011.07.05
powered by ブクログ読みはじめるまでに時間がかかったものの、読みはじめると面白い。練とチカは小中学生ながら大人びすぎてるし、千鶴子は読んでてイライラするキャラクターなので、あまり自己投影できないけど…。賢パパはかっこよすぎ。
0投稿日: 2011.05.16
powered by ブクログなんだか凄い小中学生たちが出てきます 冒険もの(と勝手にくくってみます)好きにはたまりません 遺跡、地下水路、ロッククライミング等々、探検してみたくなります 運動音痴なんですけどね… 南米の遺跡群を見に行きたくなりました
0投稿日: 2011.02.08
powered by ブクログ父親が海外で遺跡の研究をしているということで、夏休みに一家総出で父の職場を見学に行くが、クーデターに巻き込まれ子供たちは親と離ればなれになる。そこから始まる冒険もの。 まず、いきなりどんな状況なのかわからないけど、一章後半からようやく呑み込める。 上巻から下巻にいくところで話が目まぐるしく展開する。違う話を読んでるのかこれはと錯覚するくらいに一挙に状況がぶっ飛ぶ。 上巻に関してはおっおっどきどっき!何か来るぞ来るぞ!ぐぬぬ!という感じ。さすが冒険もの。幼気だったあのころの僕を呼び起こすものに十分足るロマンを感じさせてくれた。 下巻に行くと超展開。まさに超自然的。スリルもインフレすると何とも感じなくなることを学習させてくれる。 ネバラン、夜ピクとは全然違うタッチでクリビツ。たまの隙間に出る哲学モードには感服いたしたでござる。
0投稿日: 2011.02.06
powered by ブクログきょうだいが南米の密林に取り残されてしまう冒険物語。ちょっとゲームみたいなところもあるし、お手盛りな展開だなぁと思うところもあるが、全体を通してのワクワクドキドキ感は最後までずっと続いて、面白く読めた。この本を読んだ直後に、偶然、この舞台と思われる国の紹介をしている展示物を見て、こんなとこだったらあのゲームみたいな設定が起こってもおかしくないわ、と思った。オススメ。
0投稿日: 2011.02.02
powered by ブクログマヤ文明を囲む大森林を舞台に 「家族旅行」の最中にクーデターに巻き込まれ 離れ離れになった親子の過酷な運命を描く物語。 感想は下巻を読み終えてから。
0投稿日: 2010.12.27
powered by ブクログ恩田陸さんの本は常野シリーズ以来。一年ぶりぐらいに読んだと思う。ある方の書評ブログで高い評価を受けているのをみて、久しぶりに読みたいと思い、本書を手にとった。ドミノ、真夜中のピクニック、そして常野シリーズを読んで思ったが、この人は扱うジャンルが実に幅広い。ドタバタ痛快劇だったり、どこか切ない青春小説だったり、はたまたSFの要素を持ったミステリー小説だったり、読むたびに「こんな本も書いてるんだ」と驚かされる。そして、「今回はどんなジャンルの内容なのだろう」と思って読み進めたが、上巻を読みきってなお分からない。今後、どういった展開になるかも読めない。題名からして「どんなテーマを扱うのかさっぱり分からん…」とか思いながら読み始めたが、その疑問はそのまま残って、下巻に持ち越された。それでもあっという間に読みきってしまうぐらい面白いのだから凄い。人物設定とその人物の心理描写がとても丁寧で綺麗なので、結構なページ数だったけど、全く苦にならなかった。そのために、展開が読めないことがこの本の面白さの1つにもなっている気がする。下巻もあっという間に読んでしまいそう。早く結末を知りたい。。
1投稿日: 2010.11.21
powered by ブクログ読書週間に突入しました(笑) なかなかおもしろかった。 明日、下巻を買いにいきます! こういうの、ほんと楽しい。リアルな世界で冒険(と呼んでいいのか…)しているのが、なお、良いです。すごいと思います。 ある意味ファンタジーだけど、完全にファンタジーな世界で、の物語でないのが。 レンもチカもすきです^^ つづきが気になる…!
0投稿日: 2010.09.09
powered by ブクログ「王の息に触るな」 「上と」…ときたら「下」ときそうだけれど「外」 一体何が「上」で「外」なのかまだ分かりませんが 平穏な非日常から厳しい世界へポンっと放り出されてしまった 兄妹2人の冒険もどきどきの連続なのですが 登場人物の内面が細かく描かれています 千鶴子の母娘の考察 賢の父親としての考え 千華子の娘としての気持ち そして練の家族への考え それぞれが本当に一人の人間がそこにいるような感じで 描かれています
0投稿日: 2010.08.23
powered by ブクログ『人生は、何もしないでいるには長いが、何かをやりとげるには短い。』 『ビジネスは英語、愛を囁くならフランス語、歌うならイタリア語、そして神と話すならスペイン語』
0投稿日: 2010.08.09
powered by ブクログ両親の離婚で、別れて暮らす元家族が年一度、集う夏休み。中学生の練は妹・千華子、母とともに、考古学者の父がいる中米のG国までやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。すぐさま四人はクーデターに巻き込まれ、避難中のヘリから兄妹が落下、親子は離ればなれに!?疲労困憊でさまよう二人の身に、異変が...。息もつかせぬ面白さの新装版上巻。
0投稿日: 2010.06.27
powered by ブクログあり得ない展開、ここまで行くとファンタジー!? 子どもたちが大人っぽ過ぎるように感じたけど、高校生くらいだと生々しくなっちゃうのかな。
0投稿日: 2010.04.23
powered by ブクログ恩田作品と分かっていながら・・なかなか進まない感があった。が、人間追い込まれたときの状況、誰を思い出すのか、読み進めていくうちに深いな~と引き込まれる。 あとがきに、「上と下」と間違われると書いてあったが・・・・ココを読むまで自分自身もそう勘違いしていて、『思い込みって怖い』と、物語・現実をひっくるめてしみじみ。
0投稿日: 2010.03.29
powered by ブクログこんな大人な中学生や小学生がいたらステキです。 若干リアリティはないけど、それでも読みたいと 思わせる力があるからスラスラ読めました。 下巻に続く。
0投稿日: 2010.01.25
powered by ブクログ外国で調査をしている考古学者の父の元へ、夏休みに異母妹とその母とともに出掛けていった中学生、練。ジャングルの中に埋もれるマヤの遺跡をヘリコプターで見に行く途中にクーデターが発生、しかも妹千華子とともにヘリから投げ出されてしまい両親と離れ離れに。ジャングルで生き残るため2人で力を合わせる兄妹と、子供を救うために必死になる両親、クーデターが発生した中南米で行方不明になった家族の無事を祈り、あらゆるツテを使って情報収集しようとする日本の親族たち。突拍子もない設定のようでいて、ほとんど違和感なくサラサラ~っと読めてしまうのはさすが恩田さん。とても面白かったです。
0投稿日: 2009.12.01
powered by ブクログおもしろかったですよ。 なんかすごく不思議でしたし マヤ文明が出てきたのは嬉しかった。 スリルがあって、イッキ読みしちゃったね。
0投稿日: 2009.10.05
powered by ブクログ2000年に文庫6冊で書き下ろしされた作品を2007年上下巻にまとめた新装版。 子どもの視点で書かれているので、子どもにも読みやすいでしょう。 祖父と暮らす中学2年の練と、母と暮らす小学6年の妹・千華子。 両親が離婚した後も、一家4人で年に一度は集まっていた。 この夏休みも中米G国で発掘調査をしている考古学者の父・賢のもとへ。 異様な緊張がただよっていたのは、母が恋人との再婚を決めていたから。 しかし、クーデターに巻き込まれて事態は急転、子ども達はジャングルに放り出されてしまう?
4投稿日: 2009.09.24
powered by ブクログ両親の離婚によって別々に暮らしている家族が、マヤ文明の地G国へ。ピラミッドへ向かうヘリコプターの中でクーデターが起きて子ども達はジャングルの中に放り出される。 子ども達のサバイバルと親の必死の救出、地下遺跡の存在。中学生と小学生という設定には、ちょっとスーパーマン過ぎて疑問を覚えるけど、 恩田作品らしい愛情味あふれる作品
0投稿日: 2009.09.02
powered by ブクログ日常から離れた感じが好き! これが好きな人は恩田さんのロミオとロミオも好きじゃないかなー もうこの思わず笑顔になるラスト!
0投稿日: 2009.08.16
powered by ブクログこの人のお得意分野だな。 次から次へと面白い展開が出てきてかなりわくわく しかし、確かに彼女の作品に出てくる小学生は、大人び過ぎてるなあ
0投稿日: 2009.07.28
powered by ブクログこれ、ジャンルは何になるんだろう…。フ、ファンタジー? とても恩田さんらしい作品で、ぐいぐい読み進めてしまった。面白かった〜。 現実にはありえないはずだけど、絶対絶対ないとは言い切れない、 そんな絶妙な世界観の中で広がるサバイバル小説。 ライトノベル的な要素も結構あったと思う。 分かりやすいけど、私はニコが好き(笑)
0投稿日: 2009.07.22
powered by ブクログ古代文明をテーマに、家族、兄妹、そして成長を描いた冒険小説。 クーデターにより両親と離れ離れになってしまった兄妹が試練を乗り越え、生きようとする様子が彼らの心情とともに上手く表現されています。 結構スリルがあってミステリーがあって、何より少年が冒険をして、妹とともに両親の元へ帰ろうとするストーリーの展開に心を揺さぶられました。 恩田陸ファンにはぜひとも読んで欲しい作品です。
0投稿日: 2009.06.13
powered by ブクログすっかり頭の中はinジャングルー! チカと練が小学生と中学生という設定に多少の無理を覚えつつも、練たちと賢たちの交互で視点が変化するので両面から楽しめます。 何よりもおじいさん最高にカッコイイですね。後、邦夫が好きです。
0投稿日: 2009.05.21
powered by ブクログもぉ、最高っすよ!!! 大好きだいすきだいすきー!!!! 最後の二文がまたたまらん。 主人公とじいちゃんの再会のシーンで、大泣きでした。 ニコもかっこいーよねー!!!
0投稿日: 2009.04.19
powered by ブクログ中学生と小学生の兄妹が密林の中に落ちてしまうだなんて、発想からして意外なストーリー。 でも、家族の間の問題もしっかりと書いてあるし! 少ししか登場していないけど、主人公の祖父が印象に残ります。 物事の根底をきちんと見極めているなぁって 最後の展開がまた以外で、下巻にはどんな状況がまっているのか楽しみです!!
0投稿日: 2009.03.22
powered by ブクログ恩田陸さんの作品を始めて読んだのがこの本 どこか不思議でファンタジックな物語が 恩田陸さんの魅力 恩田ワールドにどっぷりつかるきっかけになった本です
0投稿日: 2009.02.03
powered by ブクログ中学生の兄弟が旅行中にジャングルにまっ逆さま…。 家族の間のそれぞれの思いや葛藤。 個人的に祖父との見えない絆がすごく良いです。 ジャガーと戦う中学生…。 読んでてはらはらしますが…どんどん引きこまれます。
0投稿日: 2009.01.02
powered by ブクログ【両親の離婚で、別れて暮らす元家族が年一度、集う夏休み。中学生の練は妹・千華子、母とともに、考古学者の父がいる中米のG国までやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。すぐさま四人はクーデターに巻き込まれ、避難中のヘリから兄妹が落下、親子は離ればなれに!?疲労困憊でさまよう二人の身に、異変が…】 恩田さんのこの手の話って好きです。 上巻はドキドキ感もまだ少なく、物足りなく感じるところもありましたが、 後半に進むにつれ面白くなってきました。 でもまだ幼い2人がジャングルであれほど冷静にいられるのはどうかと。。 まあそれは良いとして。 おじいちゃん、いい味だしていたと思います。 子どもの頃にこういう大人が回りにいると良い意味で成長できますよね。
0投稿日: 2008.12.28
powered by ブクログこんなに引き込まれた小説は久しぶりです。某国のクーデターに巻き込まれてしまった日本人の兄妹が、放り出されたジャングルの中で悪戦苦闘する物語。いやいや、悪戦苦闘なんて四文字じゃ表現できない体験なんですけどね。とにかく続きが気になって、物凄いスピードで読み終えました。
0投稿日: 2008.12.01
powered by ブクログシチュエーションが好み。 主人公二人の関係性が ちょっとNo.6っぽいかな・・・? 小学生なのにりりしい妹もよかった。 兄が微妙にヘタレキャラなのもw ヘタレの頑張る姿は素敵ですよね。
0投稿日: 2008.10.05
powered by ブクログおもしろい。グロテスクでなく、幼稚すぎず、読みにくすぎず読み易すぎず。ちょうどよいです。 南米に片言とはいえ日本語を話す少年がいるという設定はムリがあるような気がするけど、でもミステリーっぽいその後の展開が気になる話の進み方は読むものを決して飽きさせません。 もともと6冊だったものを2冊にまとめていて、上巻だけで一応三冊分のボリュームがあることになっていますが、「長さ」を感じさせないおもしろさでぐいぐい読めます。
0投稿日: 2008.10.02
powered by ブクログお?お? 正直期待はしてなかったけれどもかなりおもしろかったです。 内容としては恩田節全開の闇鍋。 ファンタジーも政治的策略もサバイバルもミステリも家庭事情もごったごったに煮てみればあら不思議。意外と美味しい。そんな感じ。 まぁ期待させておいて落とすのが恩田さんなんで、下巻でどう転ぶかによるかも。 とにかくおもしろかったです。 まったくもって先が読めないなぁ。
0投稿日: 2008.10.01
