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脱・限界集落株式会社
脱・限界集落株式会社
黒野伸一/小学館
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総合評価

25件)
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    前作の面々は登場少なめ。 優さんに至っては、ほぼジョーカー。強すぎ(笑) そんなに上手く行かないやろ〜とは思うけど おもしろぃ!!!

    0
    投稿日: 2024.10.23
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    最初はたくさん出てくる登場人物の名前が覚えられずに困惑していたが、この本は続編だったらしく過去作の登場人物をファンサービス的に出しただけだったかな? (ベジタ坊の作者や佐藤の両親など、それ以降はあまり登場しない登場人物も多かった) 章が進むごとに主任の正体や多岐川優の内面性などあえて明かされなかった部分が明かされていくのは楽しかった。 そして何より、多岐川優を元に商店街が活気を取り戻していく様は納得感があった。 よくあるご都合展開ではなく、「あーたしかに」って思うことばかりだった。 ただラストが唐突というか、あっけなく終わった感じはある。 勝手に自滅するなら、仮に今まで何もしてなくても計画はおじゃんになってたよねっていう。 (とはいえそれも含めリアリティは感じたんだけれども) 作者を調べるとフランスで学び働いた後小説家になった特殊な経歴を持たれた方ということで、だからこそこうした作品が作れたんだろうなと納得。

    0
    投稿日: 2023.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あの後どうなっていくのか気になっていたので、ふむふむなるほどと読みました。 前作のように、グイグイと変化していく訳ではないあたりがもどかしい感じもしましたが、社会や人々のありようも少しずつ変わっていく中で、地域おこしの方向性も必然的に変わりますよね。

    0
    投稿日: 2022.10.15
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    前作「限界集落株式会社」では、 先細りの中山間部の村が 鮮やかに復活する模様が描かれた。 都会と比べた田舎の良さが対照的だった。 本作ではその続編。 田舎vs都会の分かりやすい対決構造に対し、 田舎町の開発手法をめぐるものだ。 ショッピングモールvs地元の商店街。 ショッピングモールを作るか、 地元の商店街を残すかという対決ではない。 前作の復活劇の一環として作られた 大型ショッピングモールに加え、 第二弾として商店街も再開発しようという計画だ。 ショッピングモールで成功したのだから、 商店街も作り直し洗練された コンパクトシティを作るべきという意見。 地味ながら活性化しつつある商店街の 温もりを残すべきという意見。 どちらも地元を良くしようとする争いだけに、 簡単にはどっちが良い悪いと言えない。 物語的には分かりやすいカタルシスはない。 でも政治というのは本来、 こうした是非が簡単に判断できないことを 判断していくものだと思う。 情報を公開して議論し、 責任とともに選択することなのだろう。 だから利権はあっていけないのだなと思わされる。

    0
    投稿日: 2021.09.27
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    多岐川と美穂の結婚から三年。止村には多岐川の盟友がコンサルトして関わった大型商業施設ができる。ますます幕悦は賑わうが、止村の今後をめぐって、夫婦の意見は対立。美穂は上元商店街に身を寄せる。しかしそこにも再開発の波が押し寄せる。田舎は都市化されるべきなのか?グローバリゼーションvs田舎魂、楽しく読めた。

    1
    投稿日: 2021.06.15
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    「限界集落株式会社」の続編。 今回は麓の町にショッピングモールが出来た上に、駅前再開発計画まで立ち上がり、駅前商店街が危機に! 新しくなることが、全て良いことではなく、裏には何か不可解なことが… それに妊婦となった喜多川優の妻、美保が立ち向かう! そんな美穂の依頼を受け、優は裏で助言をする。 都会から来た若者たちも成長し、今まで味わえなかったやる気を見せる。 2021.5.15

    0
    投稿日: 2021.05.16
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    止村のある幕悦町に、TODOMEモール21というショッピングモールができる。地上3階の建物に、野菜や土産物の直売所、雑貨店、スーパー、百円ショップなどが入居。庶民的なフードコートと高級レストランがあり、スマートアグリの野菜工場と農産物加工場。ベジタ坊のアミューズメントがあり、若者に人気のアパレルのマライヤが入る。とにかく、何でもありのごった煮の施設。農水省のいう6次産業を体現したモールなのだ。このモールを企画しているのは、佐藤という人で、多岐川優の友人。ファンドの投資と嘉悦町役場によって構成されている。いわゆる第3セクター。 その人たちによって、幕悦町駅前の商店街に駅前開発が行われようとしている。 一方で、コミュニティカフェ琴カフェは、老人たちで賑わっていた。またそこで働く長谷川健太、そして遠藤つむぎ。また、多岐川優の嫁、美穂は、夫の止村の集落株式会社の拡大戦略に反対して、飛び出し琴カフェで、主任として働く。シャッター通りになっている商店街を活性化させるために、地元食材を生かした料理教室を始める。小さな地域おこし。 ハゲタカ資本主義と草の根資本主義の対決という図式で、物語は発展する。農民は少し出てくるが、農業はほとんど出てこない。まぁ。テーマは、地域コミュニティ作りということなのかな。 この中で、引きこもり若者たちが「求められる快感、頼りにされる優越感、感謝される満足感」のなかで、変化して行く様が、上手く描かれている。ワークショップのためのテキストブック作りはいい視点だ。コミュニティ作りの物語ですね。

    0
    投稿日: 2021.03.15
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    最近すべての評価が★★★なので変化付けます ラストに種明かし的な手法は辞めた方がこの作品は良くなる

    0
    投稿日: 2019.11.21
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    脱—を読んだよ。 これ、限界集落株式会社を先に読むべきでは? どこもかしこも、今や似たようなお店ばかりだもんね。コンビニや大手スーパーとかさ。田舎に住んでいるのに、田舎だと思うのは家の近所の田んぼや畑をみているときくらいのもんよ。市街地に出たら、似たようなお店ばかり。 だから、余計に個人で特徴的な商品を取り扱っているお店は応援したくなっちゃうわ。少々高くても納得できるなら買うという具合に。

    2
    投稿日: 2019.02.28
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    前作は右肩上がりの話だから一気に読めた。今作は現状の問題点を地道に解決する話で少し物足りなく感じた。ただ、やはりうまくできたストーリーではあるかな。

    0
    投稿日: 2018.01.04
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    いかにもありそうな、胡散臭い「開発計画」。最終的に不動産を手に入れようとする資本の論理が、実際にはほぼ実現しないであろう甘々のビジョンで釣って素人を騙す、っていう図式だろうか。

    0
    投稿日: 2017.12.30
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    限界集落株式会社に続けて読みました。 今回は商店街がテーマでしたが、考えさせられました! 地域のコミュニティーの力、商店街の役割。忘れがちなことを思い出させてくれた本です。

    2
    投稿日: 2017.08.23
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    前作以上にヒリヒリする書き出しだった。TODOMEモール21という表記にも違和感が表現されている。都会から逃げてきてシェアハウスで暮らす若者たち。今回の主役はやる気なし、目標なしの健太だろう。彼の変わっていく姿に惹きつけられていく。そして主軸は、地域コミュニティの充実をコンセプトにする商店街と、外資を後ろ盾に地域住民をないがしろにする再開発を進めるコンサル・自治体との対決。優のことば「地域のことを考えられるのは、地域の人間だけなんだ」が象徴的だ。

    1
    投稿日: 2017.08.19
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    限界集落株式会社の続編ともスピンアウトとも言える作品。 再生した限界集落のその後が描かれているのかと思いきや、あの方はなかなか登場しません。 今回は、お隣の町での物語。

    1
    投稿日: 2017.06.10
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    前作は日本の農政の歴史なんてのにも踏み込む話でしたが、今回は地方行政、ハコモノ行政なんてものに踏み込む。 過疎が進んでいる地方都市、近くには前作の舞台となった止村も。 そんなところに大型ショッピングセンターが出来て、たくさんのお客さんが集まる。 地元の商店街は閑古鳥が鳴いてるが、ひっそりとお年寄りの居場所はとなるカフェが。 そこを舞台に都会出身の若者たちが地元の方々とのコミュニケーションを通じ、自分自身の価値や残すべきものなどにも気付いていく。 もちろん主人公の多岐川優は登場するが、今回は奥さんの方がメイン。 素敵なエンディングでした。

    1
    投稿日: 2017.05.20
  • 事業は、誰のためにあるのか。

    前作からのファンで、続編を読んでみました。 前作が、非常にきれいな終わり方をしていたので、あれ以上どんな展開になるんだろうと思っていたのですが、今回は前回の村の隣町が舞台。 ここからどう展開するんだろうと、まったく展開が読めないところからスタートでした。構図としては、「大手チェーン」VS「地方商店街」の構図へ。日本全国でよく起きていることではないでしょうか。 地権者にとってどっちがメリットがあるか、そこに住む人にとってどっちがメリットがあるか、行政にとって、開発業者にとって・・・いろいろな思惑が絡み合います。個人的に強く感じたのは、事業、サービスは誰のためのサービスなのか。ここがズレたものをどれだけ推し進めても、良い結果にはつながらない。 そして、「大手チェーン」と「商店街」は、ここがズレているからこそ、戦うことができ、共存ができる。 大手ナショナルチェーンは好きですし、よく利用しますが、大手ナショナルチェーンばかりが並んだ町にいくと、ちょっとがっかりする自分としては、商店街や、地元ならではのお店は残ってほしいなと思います。いち消費者として、そうしたお店を利用させていただくことで、その一助になればいいな~と思います。

    0
    投稿日: 2017.05.13
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    冒頭が前作の続きではないため、前作の内容を思い出すのは最後の方になってからだった。 続編が読みたい。

    1
    投稿日: 2017.04.07
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    やっと文庫版が出てる! 本屋で見つけたときの喜びったら。 前作を読んだあと、これ絶対に続編書いてほしいなぁと思ってからようやくです。 そしてなぜ本作が【続】でなく【脱】なのか、 読んでみてなるほど!でした。 すべてを利便化、最先端にすることが 地域活性化になるとは限らない。 古き良きはきれいすぎな言い方かもしれないけど、今あるものの価値をどう活かすか。 新しいものが古いものより価値あるものなのか。 新旧の共存共栄はできないのか。 いろんな視点からとても考えさせられました。 これ、シリーズ化してほしい… 少子高齢化の日本でだからこそ 続きという日本の未来が気になる。

    4
    投稿日: 2017.03.08
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    20170219 前作も面白かったが、今回は最初はスロースターターな感じがしたが、読み進めるうちに面白くなってどんどん読み進められた。 商店街vs大型ショッピングモールをテーマに、商店街の生き残る道しるべが示されているように思えた。 コミュニティカフェは本当にいいもんだなぁと感じた。

    1
    投稿日: 2017.02.20
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    前作を読んだのは、4年前。 登場人物の名前も、すでにうろ覚え。しかし、前作を忘れても、あるいは読んでいなくとも、十分楽しめる本作。 何故なら、「続」ではなく、「脱」だから。 今回は、「ハゲタカが跋扈する資本主義」対「地域密着型資本主義」の戦いと、わかりやすい構図。 結末は予想できるとはいえ、次々と難題が襲いかかる展開に、主人公たちとともにハラハラドキドキ。 地方活性化を推進しようとしている政府の面々にも、読んでもらいたい地域活性エンターテイメント。

    5
    投稿日: 2017.01.10
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    前作は限界集落そのものに視点が向けられていたが、 本作では商店街対ショッピングモールという構図で やや身近なテーマにシフト。 前作で定着した(元)限界集落のブランドを活かして 建設されたショッピングモールなので、 前作の登場人物も引き続き登場。 他の登場人物から前作主人公に向けられる 「こいつなら何とかしてくれる」的な安心感(笑) この人が動き出してからは 作中でのハラハラ感が薄まってしまう。 昔からある建物、通りを活かして 町の発展、維持を目指すのか、 大型の箱モノ事業で人の流入、収益ありきを目指すのか。 何が正しい、とかはわからないけれど、 どちらの事業を進めるにしても 「そこに住む人にとって嬉しい事業」 という視点を持つほうが良いことだし健全だなーと この本を読むと思わさせられた。

    1
    投稿日: 2017.01.04
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    黒野伸一『脱・限界集落株式会社』小学館文庫。『限界集落株式会社』の続編。今回はショッピングモールを展開する巨大資本に地元商店街が立ち向かうという物語。 前作に比べれば、面白味と爽快感に欠けるというのが正直な感想。読み始める前の期待の高さ故なのかも知れないが…

    0
    投稿日: 2016.12.22
  • 痛快爽快

    〝限界集落株式会社〟の続編 都市部と地方、若者と高齢者との対比、融合を愉しく読ませてくれます。多少御都合主義な部分は有りますが、そこはそれエンタテインメント!読後感良し!3分の1過ぎたあたりからノッてきます。 言わせてもらうなら、登場人物バックグラウンドを知ってからの方が より 楽しめると思いますので、まず一作目を読んでいただきたい。。。と

    0
    投稿日: 2016.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前読んだ限界集落株式会社の続編。止村の麓の町に大型資本のショッピングモールが進出し、シャッター通りとなっていた駅前商店街の再開発計画が浮上するなかで現状維持か都市開発かで意見が二分化していく。 日本の地方部で実際に起こっていそうな問題が題材になっていて、興味深い内容だった。「悪役」としての開発推進側の人物が本当にいそうだなという描写になっていて面白かった。

    1
    投稿日: 2016.11.20
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    都会と地方。巨大資本のショッピングモールと駅前の小さな商店街。舞台を止村から麓の町の幕悦へ。多岐川優のアイデアも冴えるし、最後はスッとしました。 一時期、地方活性化のために、どこにも似たようなショッピングモールが出来ていました。単に、ハコをこしらえて、その中にごった煮の様に色々なものを詰め込む。ひとの気持ちが籠っていないものは、巨大な利権と共にいずれは引いていく。 東京も余裕がなくなれば、地方交付金の問題も似たようなものだと思う。 全てを解決する銀の弾丸は存在しない。それでも、全てはできなくても何かはできると思える読後感。 多岐川の「自分のライフスタイルにこだわるのは、平和なときだけにしろ。今は有事だ。武器を取って戦え」がよかった。

    0
    投稿日: 2016.11.19