
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・経験知の重要性 ・エキスパートは罠に気づき、迅速に判断し、具体的状況認識し、自分の知識の欠陥も知っている。 ・GPSのルートに従う運転手(初心者)と、自分でルートを探せる運転手(エキスパート) ・エキスパートは閃きがある→子供にはない、経験知がないから。 ・自分が何が足りないかを知っている。 ・人的ネットワークも知識のうち。 ・マネジャーは外から得る知識と組織で育む知識を区別する。 ・信念は知識に対してフィルターになる可能性がある。個人、専門分野、組織、文化のレベルで信念がある。欧米の合理主義もある意味で信念の一つでしかない。信念同士は衝突する。→自分の信念が思い込みだと思うと変化が起こる。 ・コーチングのテクニック →体験談や経験則よりソクラテス方式が役に立つ。 ・キャリアプランニング →ギャップを埋める※知識のなさを知る →レセプターを作る
1投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログ人に説明できない知識があるというのは、なんとなく感じていたがこの本を読んですっきりした。ディープスマートというものを正しく理解しなければ、身につけることも継承することも難しそうだ。
0投稿日: 2019.06.15
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経験知を伝えるということについて記した本。 <メモ> ・経験知が築かれるプロセスには2つある。直接・間接の経験を通じた知識の獲得。自分や他人の経験をもとに迅速な状況分析と決定に役立つ知識を増やす。もう一つは経験知の生成。自分自身の信念のみならず、尊敬する人物や権力を握っている人物の信念や考えにも影響をうける。 ・ある人が経験知をもっているかどうかは大量の情報の海からパターンを見出す能力があるかどうかでわかる。そのプロセスで中心的な役割を果たすのが経験。 ・個人も組織も時間が経つにつれて経験のレパートリーが増える。ありふれた経験や珍しい経験を積んで経験の分布図をだんだん埋めていく。 ・経済環境がきわめて良好なときや、きわめて悪い時など一つの極端な経験しかない人は、それ以外の状況にうまく対処できない。経験と正反対の状況に遭遇した時はなおさらそれが難しい。 ・経験知をはぐくむ上で欠かせないのは、周到な練習を行う意欲。フィードバックを受けながら計画的に練習する必要がある。 ・新しい知識を吸収するには脳内にしかるべきレセプターが必要。新しい経験を受け入れられる心理状態にあり、情報を知識に転換するための知的土台をもっている必要がある。 ・シミュレーションを活用すれば、現実世界の直接の経験を補える。少ないコストで計画的に経験のレパートリーを増やすことができる。 ・リーダーに必要なのはシステム全体を理解するために、幅広い経験のレパートリーを築くこと。できれば優秀なコーチの指導を受けながら経験を積むことが望ましい。 ・エキスパートのもっている経験知は一般化されていて、しかも具体的な文脈を前提にしているので、基本的な事実関係をいちいち検討しなくても迅速に決定を下せる。 ・エキスパートは幅広い経験のレパートリーを築いており具体的な状況前にするとそこに見覚えのあるパターンを見出し、それを過去の経験と照合することができる。その結果目下の状況に最適な判断下せる。 ・エキスパートは特異な状況に遭遇したときも気づきやすい。 ・エキスパートは経験知の暗黙の側面に頼ってるので自分の直感の根拠を言葉で伝えられない場合が多いし、無知過言先入観のせいで間違ったアドバイスをすることもある。
1投稿日: 2016.03.17
powered by ブクログ経験値の必要性、その特性、利用方法、伝達の方法について。適切なフィードバックと改善の繰り返しがポイントとのこと。
0投稿日: 2015.03.20
powered by ブクログ知恵や価値観の共有と融合によってイノベーションが誘発される。マネジメント、人材育成他、色々役立つ内容。
0投稿日: 2013.12.2520代、30代のうちに読みたかった本です。
経験「知」とは、一般に余りなじみのない言葉だと思うのですが。(私は、この本で初めて知りました。)書籍説明には「モノ作りに携わる組織はもちろん、若手人材育成や組織内の知識共有を課題とするビジネスパーソン必携の書」とあるけれど、「組織」で仕事をしている人には、職種や経験年数、年齢や性別に関係なく、是非一度読んで頂きたい。自分の経験を後輩にどうしたら伝えることが出来るか。先輩の仕事の「こつ」や「技術」をどうすれば得ることが出来るか。「組織」を次の世代に引き継ぐには自分たちは何を考え、行動するか。その答えを導き出す一助になるのではないでしょうか。わかりやすく分類され具体的な事例が示されているので、読みやすいと思いますが、ひとつだけ悔やまれるのは、もっと早くもっと若いうちに、この本を読みたかった、ということです。
3投稿日: 2013.11.14
