
総合評価
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powered by ブクログ続き物なので仕方ないが1巻だけだとあまりお朱門ちゃん成分が感じられずよくあるラノベっぽいなーと。 朱門作品として期待していると物足りなさを感じる。
0投稿日: 2015.06.20意外に真剣で格好いい
旧家以外から十二星座の魔女となった東雪羽は、少女たちの憧れであると同時に、孤立した立場でもある。 一度は夢を断たれたが、ユキハのオファーを受けることで学園に入る機会を得たキミオこと君月秋生は、普段は気力も体力もない「使えない使い魔」。 それぞれの目的と覚悟をもって入学した二人の物語。 よくあるパターンと言ってしまえばそれまでだが、粗製乱造という感じはしない。 ラブコメ要素はあっても、全体的には真面目な印象。 最後はかなり壮絶な戦いになるが、人を思いやる気持ちが基本の物語なので、後味は優しい。 気に入ったのは主に2点。 ひとつは、主人公であるキミオが、自分の立場や能力をきちんと理解していること。 「本人はわかってないけど実はすごいんです」というパターンは嫌いなので。 自分の特殊性を知っているタイプのほうが、格好いい。 もうひとつは、ちょっとした発言や出来事も物語の展開に絡んできちんと意味があること。 女の子の部屋に泊まってどうこうという定番も、決して単独で成立し完結したイベントではない。 このムダのない感じが好き。 シリーズとしての出来はまだわからないが、とりあえず第1巻は非常に気に入った。
4投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お朱門新シリーズ。元々書き慣れているだけあって設定やキャラの作り方は安定してて上手いんだが、まだまだそれぞれの要素がつぎはぎの状態で上手く纏まっていない感じ。構成の練りがまだまだまだまだ甘く、書き方もまだシナリオライターの癖が抜け切ってなく、描写面の作りが荒い。戦闘も掛け合いも淡白で引き込まれる要素が弱かった。個々の要素はそれぞれ安定感があるので非常に勿体無い感じ。そして何よりお朱門ちゃん成分が薄めだったので物足りないのが不満である。続刊も確定なので、次巻からはもう少し上手く纏まってくれていると期待して。
0投稿日: 2013.07.08
