
総合評価
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powered by ブクログ本格ミステリの巨匠であり、国内のみならずアジア各国で「ゴッド・オブ・ミステリー」の異名を持つ、島田荘司氏のデビュー作。 昭和11年、密室のアトリエで殺害された画家が遺した手記通り連続殺人が決行され「梅沢家・占星術殺人事件」と大々的に報道された。多くの素人探偵が解決へと乗りだすも事件は迷宮入りし43年後、新たな証言が明かされる。占星術師の「御手洗潔」を探偵役に、友人の「石岡和巳」を語り手・ワトスン役に据え事件はトリック解明へと動き出す。 難解な序章から一転、御手洗・石岡の登場でいっきに物語に引き込まれる。2人の軽快なやり取り、事件の概要と考察、解明へと動き出すもミスリードの波状攻撃が読者に謎解きを促す。読者への挑戦を諦めた時、犯人・トリックそして動機が明らかになる。秀逸なロジックは古さを感じさせない。事件当時の警察や鑑識の精度、時代をも伏線とし、そして回収へと繋がる。推理と共に旅情、古都の情緒を楽しめ飽きさせない。 まさに「新本格ミステリの夜明け」がここに始まる。 ★★★★★ 5.0
0投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おすすめのミステリーとTwitterでみて、図書館で借りた。 最初、犯人の小難しい自白ノートからはじまったから、読みにくいし、犯人最初にわかってるタイプのやつ!? て思って少しつまらなかった。 でも、読んでいくうちに違うとわかった。 途中に手紙が入るのが面白かった。 推理の部分が同じことが何回も出てきてくどい感じがした。 犯人は殺された6人のうちのひとり時子。 動機は平吉に捨てられたら母が可哀想ということ。母のため。 あと、義母や娘たちにいじわるされていたから。 死体を分解してアゾートをつくる てことにして、死体を組み合わせて(ない部分をひとりずつずらす)自分は生きている。 読んでるとき、推理は全然わからなかったけど、ネタバレしたとき、 あれ?金田一?と思った… こっちがさきなんだろうけど。 それともよくあるトリックなのかなぁ。 事件を解いていく、御手洗と石岡のコンビにとくに魅力を感じなかったけど、このふたりでシリーズ化してるの? 魅力感じないというか、御手洗がどういう人なのか、よくわからなかった。 頭がいい変人? 途中からは、早く犯人やトリックが知りたくて読むのまどろっこしいかった
1投稿日: 2022.10.01
powered by ブクログ素晴らしいミステリー小説。 ずっと気になっていた小説。始めの書記は難しい単語も多く一瞬挫折しかけたが、それを乗り越えれば非常に面白い。 ストーリーやトリックもだが、御手洗さんのキャラクターが大好き。憎めない。 結末はネタバレになるから詳しく書けないが、終わった時は少し悲しく、寂しい感情を抱いた。 作中では四十年未解決の事件となっているが、その歳月は人の人生においては大きすぎるものである。 最後の手紙を読む前から御手洗さんはなんとなく結末も分かってたんだろう。 難しい用語とか言葉も多いけど、それでも読んでよかったと思える作品。
1投稿日: 2022.09.22
powered by ブクログ面白く読みました。 初の島田荘司さんでしたが、御手洗潔と言う魅力的な探偵に出会うことが出来て良かったです。
5投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログ最初のアゾートの話でこれは難しそうな話だなと感じました。しかし、その後話にぐいぐい引き寄せられる展開。わくわくがとまらずすぐに読みきりました。金田一少年の作品を読んでいたのでオチに気づいたときに、少し残念でした。 …(金田一を知らなければもっと魅了されたはずだった。もったいない) この後の、御手洗シリーズも読んでみたいと思います!
0投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログボディーブロウを喰らいまくってガードをお腹に集中したところで、アゴにパンチをくらいノックアウトされた様な印象。 例のトリックは金田一耕助の孫の話で知ったが、元祖も読めて良かった。
0投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログ冒頭の手記で撃沈すること10回。ようやく手記を読み終え軌道に乗るも、最後の最後まで眠気に襲われる本だった…。 本格ミステリーの中では、私としては読んでおかなければならない作品ではあったし、そして楽しめた。最近のでよくある、登場人物が奇抜すぎて鼻じらむ…というようなこともなく。しかしいかんせん有名すぎて、昔いつかどこかでこの作品のトリックを聞き齧ってしまっていたようで、途中で種がわかってしまったのが残念だった。有名すぎるとそのようなこともあるのか。
0投稿日: 2022.09.09
powered by ブクログミステリーの名作ってことで読んだけど30年以上前の作品のせいか、かなりとっつきが悪くて読了するのに時間がかかった。半分すぎるまでが辛かったけど後半は一気に読んだ。トリックがびっくりだけどその後の金田一少年の事件簿とかに使われてた気がする。
0投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ単純なトリックなんだけど、それを見過ごさせる仕掛けが壮大で終盤まで本当に分からなかった! 会話のテンポも良くて読みやすいし、2人のホームズとワトソン感が面白かった
0投稿日: 2022.09.01
powered by ブクログ星5個では足りません。これ以上に衝撃を受けたトリックはありません。前知識なく読めて本当に幸運でした。
1投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ冒頭の画家の手記、探偵・御手洗と友人・石岡の掛け合いは、残念ながらいずれもやや冗長に感じてしまった。 だが、それら汚点を無力化してしまうのは、幾重にも入り組んだ難事件の魅力、簡潔かつ鮮やかなトリック、2人の男主人公と犯人が向かい合う場面の静謐さ、そして西洋占星術に彩られた終章の余韻。 文学的な深みというより、本格派推理小説の醍醐味を存分に感じさせてくれる傑作だった。 ヒントがあちこちにちりばめられていたのに、また御手洗が言うように、完全犯罪をそれらしく見せているのは例えれば「一本のピン」だったのに…。 推理小説を読むのが趣味の人にはもしかしたら犯人が途中でわかって物足りないかもしれないが、僕のような初心者ならば簡単に騙されて深いショックを受けるでしょう。 これを当時30歳そこそこで書いてしまうなんて。脱帽です。
1投稿日: 2022.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長かった… とは言え、あれこれ考えさせられて、とても深い時間ではあった。 一番大きな謎が解けたときには、思わず声が出た。もちろん、現在では、通用しない手口ではあるが、感心せずにはいられなかった。 『推理小説』を堪能した…
2投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログ新本格ムーブメントのきっかけとなった作品としていつか読みたいと思っていたが、ようやく手に取った。 事件の鮮やかさはもちろんのこと、名探偵御手洗潔のキャラクターにも非常な好感を持った。常識という偏見を排除して事実を語るところ、特に女性についてと自殺についての一言は現代の感覚でも全く古さを感じない。 アゾート殺人事件のトリックが第一の挑戦の時点で解けたのは嬉しかった。オマージュと思われる、ある作品を思い起こしたためではあるけれど。
0投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。やっぱり最高。5人の死体を6人分に見せていたトリックが好き。手記やら手紙やらが長くてしんどいけど、それを上回る感動。
0投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログ読み終わったとき「面白かった〜〜!!」と思える本ってなかなかないが、この本は読みながら既に★5つだなと思っていた。 読者に挑戦する、と作者から突きつけられた時はもう早く答えが知りたくて推理するのも放棄した。
0投稿日: 2022.08.02
powered by ブクログ島田荘司さんの衝撃のデビュー作。日本ミステリの傑作。密室殺人。六人の処女の肉体を組み合わせる完璧な女、「アゾート」を作り上げようとする犯人。ひょんなことから事件解決に挑む二人の若者。 四十年のときを経て、その衝撃のトリックが明らかとなる。ドキドキワクワクして手に取ってまず衝撃を受けた。冒頭40ページは何者かの生前の「遺言」であるが、まるで電話帳を読まされたような気分になる程、訳のわからない話が展開されており、 「これが...ミステリの傑作…恐るべし...挫折しそう」 と挫折寸前でしたが、その後は非常に読みやすい展開に。 狂人の名探偵「御手洗」とそれに振り回される「石岡」の会話は見応えがあり、クスッとする場面も多々あります。これがデビュー作とは恐るべし。 「私は読者に挑戦する」 みなさんも島田荘司さんからの挑戦状に挑んでみてはいかがでしょうか。
8投稿日: 2022.07.28
powered by ブクログ名探偵・御手洗潔の初登場作であり、島田荘司さんのデビュー作。 事件・トリック・キャラクター、どれをとっても魅力的な1冊でした。 https://gomago-gomago.com/mitarai-kiyoshi1/
1投稿日: 2022.07.28
powered by ブクログシンプルにトリックが素晴らしかった。 読者への挑戦を直球で投げてくるのも良い。 読了後に振り返ると動機や細かいトリックに何故気づけなかったのかと思えるのだが、読み進めている時には気づけないよう巧いこと紛れている。 そのため犯人は何となく予想出来たが、明確に犯人と指摘出来る合理的な説明を考えつかなかったのが悔しい。 一方でイマイチな点は最初の手記。 多くのレビューで触れられているが、この部分の読みづらさは尋常ではないので覚悟が必要。 それ以外だと読者の推理を邪魔するノイズとなる情報が少し多すぎて冗長に感じた。 振り返ってみるとあのシーンや情報は丸々要らなかったのではと思う部分がある。
2投稿日: 2022.07.27
powered by ブクログかなり有名で読む前の期待値が高かった作品。初めの手記で難しくて分かりにくい作品かなとおもったが、読み進める内になんて面白く、奥行きのある作品なのかと驚いた。御手洗という人間を生み出した島田さんに感謝。
1投稿日: 2022.07.14
powered by ブクログトリックには震える。挑戦状に負けじと、スマホのメモ帳で犯人探ししてみたものの手も足も出ず…。 ほぼ事件のあらましの説明だけで半分以上を使う構成は決して良い点ではない気がするが、それでも読ませる不可思議な事件の描写の上手さ。また、逆に謎解きに特化した骨太な作品を読まされたなという感もあり、満足。
1投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログ前評判がとても良かったので期待して読んだけど、期待し過ぎてしまった感。 トリックはなるほどなぁと感心。 情報量がものすごく多いのと、文体が読みにくかった、、、面白くなるまでが長くれる無駄が多い気がして、、、 読み始めた時に疑問に思っていた部分が真相だったので、わたしは名探偵になれるかもしれません。
0投稿日: 2022.06.26
powered by ブクログ密室で殺された画家が遺した手記に書かれた計画。 その後、彼の六人の娘たちがその計画通りに一部を切り取られた惨殺遺体となって発見される。 四十数年未解決となった事件の解明に挑む、御手洗潔シリーズ一作目。 トリックや構成が秀逸! 読者への挑戦状等、ミステリ好きにはたまらない。
0投稿日: 2022.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーーん、めっちゃ面白かった トリックがとても綺麗だった 平吉の書記から始まって、全部これなの?辛い…って思ったけど導入だけで安心したと同時に、探偵と助手のやりとりになり(みんなセリフ長い)、先が気になって仕方ない話の進み方だった!! どうも御手洗君も石岡君も好きになれなかったけど、ただトリックが素敵だったので★四つ。 解きたい!というより、早く解答教えて!!って石岡君と一緒に思ってしまう物語 解こうと思っても解けなかっただろうなぁ… 偽札犯も頭いいな?! 平吉の書記に小さなミスがあったことも、全然気づかなかったな〜内容が退屈すぎて、細かなところまで読もうという気にならなかった。まんまとやられた! 謎解きが終わった後、時子さんの遺言で終わってるのも、読後感スッキリでよかった 他の作品も気になるけど、とりあえずこの本が素晴らしかったので、ちょっと間を空けてから読んでみようと思う!
1投稿日: 2022.04.30
powered by ブクログ読了です。トリックなどは金田一少年の事件簿を読んで知っていたので、なかなか手が出ませんでしたがやっと読んでみました。 前半が難しい話が続き、とても読みにくかったです。何回か戻って読んでみたのですが、わけわかんなくて「…?」って浮かべながら読みました。 でも中盤にいくにつれてどんどん物語に引き込まれていき、気がついたらあっという間に終わってました。 トリックは先程言った通り知っていましたが、内容は全然違うので先がとても気になりました。設定など昔ならではの作品だと思います。面白かったです。
0投稿日: 2022.04.13
powered by ブクログ二二六事件(昭和11年2月26日)の前夜、30数年ぶりの大雪に見舞われた帝都東京を舞台に、自由奔放に生きてきた老画家(梅沢平吉)の撲殺事件と異母姉妹7人の猟奇殺人事件は、占星術師・御手洗潔(みたらい きよし)探偵の登場によって、40数年間未解決のままだった怪事件の真相が明かされていく・・・島田荘司さんのデビュ-作となった本作は、本格ミステリ-の譜系から跳躍した度肝を抜く奇想天外なトリックと、幾重にも張り巡らした不可能犯罪を陳列し、読者に堂々と挑戦した改訂完全版。 満腹の読後感に浸る。
1投稿日: 2022.03.25
powered by ブクログ島田荘司さんのデビュー作の改定完全版。 40年までの「梅沢家・占星術殺人事件」は多くの者たちが解き明かそうとして、できずにきた難事件でした。しかし御手洗と「私」はある依頼を受けたことから、この事件の謎に迫ることになります。 序盤の画家の手記部分が読みにくかったり、足跡や鍵の部分では「ええと……」と、追いつくのに時間がかかったりと、珍道中みたいな時間でした。時々、アクの強い御手洗やワトソンポジションの石岡のやり取りなどに引っ張ってもらい、ついて行きながら、最後まで踏破。 メインのトリックに「ほんとだー!」と、衝撃を受けて(昔、某ドラマ観たのに)、序盤を乗り越えてここまで読んで良かった、としみじみ思いました。鮮やかなトリック、作者からの2度にわたる挑戦に、「これが今の“本格ミステリー”の祖と言われる作品かあ」と、始終、旅行者みたいな気持ちで満喫しました。 弥彦、十日町、長岡など新潟の地名が出てくるのも嬉しい。
0投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ手記がもうほんっとに読みづらい!! 女性を軽視しているような表現、自分都合の思考の男に胸糞が悪いと思った(そこは本質じゃないんだけど)「ただのクズ男なのに前妻に上から目線で憐れむとか何様?」って思っちゃった。 手記を過ぎれば読みやすくはなってくる。占星術や星座は詳しくないから流し読みづらいしちゃった。 凄く複雑に思えたこともシンプルだったんだなと思いました。最後の遺書のおかげで分からなかった所の答え合わせができて良かった。
0投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ満を持しての島田先生!メフィストが面白かったので、積読から連れてきました。 期待を裏切らない面白いさ。トリックもうわぁ……ってなるけど、個人的には御手洗&石岡のペアが好きすぎる!!これはもうシリーズ読破しなくては!!
0投稿日: 2022.02.23
powered by ブクログアゾート殺人というテーマも良かったし、トリックも意外とシンプルで面白かった。情報量は多いけどきれいにつながっている。動機や結末も納得感がある。
0投稿日: 2022.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「読者への挑戦」と目次にあったので頑張って推理しながら読もう!と意気込んでいたのですが、冒頭の手記の時点で情報量が多すぎてギブアップしました。 手記が終わってからは二人の会話が主になり読みやすくはなったものの、途中で今どちらが喋っているのかがわからなくなってしまう始末。 それでも中だるみすることなくラストまでしっかり楽しむ事が出来ました。某お孫さんの事件簿の件は知っていたのですが、運良く失念していました。しかし420ページあたりで何故かふわっと思い出してしまい衝撃は薄れてしまいましたが、それでも面白かったです。
0投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログこれは面白い。 始まりは挫折しそうですが、それを越えたら一気読み間違いなしです。 ミステリーファン必読ですわ!
2投稿日: 2022.02.12
powered by ブクログとりあえず最初の手記さえ読み終われば、あとは一気に読めますので、あきらめないでください! 手記も後々いろんなことが隠されていたと思い知らされますが、苦手な人はじっくり読まず読みにくいところは読み飛ばすくらいの気持ちで読んでもいいのかなと思いました。(後でちゃんと御手洗先生が説明してくれます。) 謎が解けず狂ってしまいそうになっている御手洗先生に、最後の最後に最大のヒントを知らず知らずのうちに与えてしまう石岡くん。 最高のコンビでした! 2人のやりとりがクスッと笑えてトリック意外も非常に読み応えのある一冊でした。
1投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
約一年ぶりに再読。自分がミステリにハマったきっかけの作品。 これを超えるトリックには未だ出会っていないし、古今東西未来永劫存在しないのではないだろうか。 文字通り死者が甦るのだ。これを”占星術のマジック”と呼ばず何と呼ぼう。 まさに唯一無二。これと似ているトリックといえばオマージュ作品の『六枚のとんかつ』ぐらいしかない。 今回再読して、まだ出会ってからあまり経っていない御手洗や石岡のやりとりを楽しんだのはもちろんなのだが、トリックに関しても細部まで色々工夫がされているなぁと感じた。 例えば埋める深さでも、隣同士は避けたり、白骨化していない状態で母親に見せるのは避けたりと様々な工夫がなされている。一枝の事件によってそのかなりの重労働が犯人の負担になっていないのも重要なポイントだろう。(この事件に関してもなぜか血痕が拭き取られた花瓶、犯された後になぜか整えられた着物など伏線がしっかり張られている) この作品に出会えて良かった、心からそう思える。世界中で読まれる日本が生んだ至宝が、もっともっと読まれることを願ってやまない。 紛れもなく、最高の推理小説である。
6投稿日: 2022.02.03
powered by ブクログ今、2022年からすると40年も前にこの作品をつくりあげることがどれだけ困難であっただろうか。その一点だけでも評価に値する。
0投稿日: 2022.01.30
powered by ブクログ叙述トリックやらなんやらは詳しくないので分からないが、正々堂々推理の材料は最初から配られており、読者への挑戦もある。40年経っても解かれない謎だけあって大胆かつ繊細なトリック。あらゆる推理の可能性、疑問点の解消が丁寧に行われており、圧倒的な読後感。御手洗と石岡のやり取りも小気味いい。
6投稿日: 2022.01.27
powered by ブクログ「無限チョコレート」を思い出した。。 御手洗さんが謎が解けたらハイ終わり、ではなく、意外と思いやりのある人で魅力的だった。 2作目の斜め屋敷の犯罪も読んでみたい。
2投稿日: 2022.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「もしかして、こういうトリックなんじゃ?」ってなんとなく察しがつき始めたところで盛大にミスリードを誘う偽ヒントが混ざり始めて、自分の最初の思いつきを否定しかけてたところで改めて「それ正解だったよ」って言われるような……そんな感じでした。 ぱっと見すごく重要そうなキーワードの半分くらいが伏線でもなんでもなくただのミスリード誘いのための目眩ましだったみたいなの、普段あんまり読まないからまんまと騙された! トリックをパクった金田一のほうは読んでないしドラマ版も全然記憶に残ってなかったんだけど…… このグロいトリックを土曜日21時のドラマで放映したの?マジで??
6投稿日: 2022.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
探偵御手洗潔の魅力だけでなく占星術殺人事件のトリックがこの本の素晴らしさを物語っていると思います。 何故、平吉生存説が出ているのに、殺された娘6人の生存が、囁かれなかったのか。死体は6体ではなく5体という凄いトリックにより出来上がった迷宮入りしたミステリー。 お札の介して説明しているシーンを読んでもわかるようにこんなにも簡単で日常に潜んでいる不思議な事を事件と上手く関わらせたのは島田荘司さんの技量の賜物だと思います
1投稿日: 2022.01.17
powered by ブクログ古典ミステリぐらいの認識で、手を出せていなかった御手洗潔シリーズを初めて読了 前半の手記部分がまだるっこしくて、あまり気が乗らずに読み進めていた 御手洗が出てきてからは、彼の捻くれた発言とかを楽しんでました。最近はロバート版やベネ版のホームズが出てきて印象づいている人も多い気がするするけども、当時は斬新な切り口でホームズを変人と言及していたりね 内容の途中で、「ここまでが出題編。さぁ、皆さんこの謎が解けるかな?by作者」みたいなページがあって、聞いたことはあるけども実物は初めて読んだ気がしてます。元祖なのかな? その頃には誰が犯人かは特定できたけど、登場人物名までは覚えきれなかったので家系図もどきを見直しました…… 生まれる前のミステリだからか、甘く見ていたところもあったけれども面白かったので他の作品も読んでみたいと思いました
2投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログ昔読んだ本の読み返しです。 結末を知っていても面白く読めました。 終盤の展開のスピード感は気持ち良くすらあります。 本格ミステリーにハマったきっかけとなる一冊なので思い入れも含めて五つ星です。
2投稿日: 2022.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストーリー3 キャラ2 トリック4 文体2 メイントリックを知ってしまっているのが痛い。盗作扱いされてるけど、あちらは当時存分に楽しめたので、個人的には感謝。 本書から入っていたら、序文でリタイアしていたかも。 せっかくの推理旅行でホームズ役&ワトソン役が別行動なのは意味があるのか?ワトソンの行程がお札ヒント以外完全無駄足なのが読めてしまい、経緯度の説明や第二の関係者グループの話と相まって、退屈に感じてしまった。 メイントリックは本当に凄いけど、感心したのは第二の殺人のシンプルトリック。簡単なのに思いつかなかったなあ。雪上の足跡の謎解きはあんまり。トリックは論理をこねくり回すタイプが苦手かもしれない。文体によるかな?(城平京とかは好きだし) ミステリ好きとしては必修な気がしていたので今回読めてよかった。
0投稿日: 2022.01.10
powered by ブクログ最初の手記は読みにくいがそこを過ぎれば一気読み。トリックが多く一つの本にここまで詰め込んでいいの!?といった感想。 500ページもある本作を読ませる読みやすさはさすが。
1投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログこれは作者と読者の謎解き対決なのだろうか。 殺人をゲームの題材とする事に違和感を感じるが、書き手の上手さには驚かされる。 全ての情報が、とても丁寧に描写されている。そして、さあどうぞ推理して下さい、と言われる。 でも全く分からない。謎を解けない。作者の仕掛けにまんまとハマってしまう。 作者からしたら、してやったりなのだろうと思う。解けない悔しさは全く無い。ただ作者の凄さに脱帽する。
0投稿日: 2021.12.31
powered by ブクログなんて絵が浮かぶ描写だろう。 昭和、べた塗りの黒が多めの白黒漫画の怖い暗い世界に 浸っていたいときにまた戻ってこよう。
0投稿日: 2021.12.23
powered by ブクログ事件結果や犯人は、最後、そうだったのかーと、謎解きされてスッキリして面白かったが、 途中が細かすぎて、読むのが萎えてしまった時があった。占星術が難しかった。
0投稿日: 2021.12.12
powered by ブクログ序盤の文章がどうにも合わなくて、読み進まなかったのと、御手洗氏の鬱状態の描写に、これ必要??と読み飛ばしたい気持ちと戦いながら読んだ。 トリックは図があって、非常にわかりやすく理解できたな。 読み終えれば、海外の本格ミステリの読後感に近い。
0投稿日: 2021.11.28
powered by ブクログ「新本格」が到来する嚆矢となった、いわばレジェンド的作品ということで、トリックやその発想、そして人物描写なども未だに色褪せない内容だった。 何より主人公で探偵(占星術師)・御手洗潔の”人間らしさ”に感動。 この本が発行されたのが80年代初頭ということにも驚いた。名作は廃れない。
0投稿日: 2021.11.15
powered by ブクログトリックが有名な島田荘司の代表作。 まぁなんとも序盤が読みにくすぎて挫折しそうになった。 トリックに関しては『おぉ!』とはなったが、完璧に理解は出来ていない、、。 とりあえず、昔の名作ミステリーを読めたので満足。
0投稿日: 2021.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3.7 設定もストーリーも面白い。初めて御手洗のシリーズを読んだけれど、若い探偵だからかなんだか好きになった。トリックを明かされたらスッキリする作品。
0投稿日: 2021.11.08
powered by ブクログあまりにも有名なのでとりあえず読んでみた。 昔の作品なので、最近の小説に比べると冗長に感じられる描写が多いと感じた。 会話のテンポが悪く、一人のターンが長いのもあり、読むのが疲れた。 トリックは面白かったし、なるほど!となったのだが、散々引っ張られた割にはという印象だった。 40年前の事件の謎を解くというストーリー上、緊張感が薄めだったのもマイナスポイント。
0投稿日: 2021.10.04
powered by ブクログ序盤の手記は読みづらくてこの文体のまま謎解きだとしんどいなと思っていたら、その後、会話に入りすらすら読めるようになり、進めていると、ある人物の手紙から事態は急展開を迎える。 ここからは読み応えがあって本当に面白かった!! 後半になっても怪しい人物が多すぎて的を絞り切れないハラハラ感が続き、最後まで楽しめた作品でした。序盤の穴だらけな殺人計画の手記もしっかりと回収されているので、積読の人には是非とも最後まで読んでほしい作品です。
2投稿日: 2021.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直トリックを知ったとき、「なんで気づけなかったんだ!?」とショックを受けたくらい。似たようなトリックは読んだことあるのに。この作品のすごいところはトリックが単純でも最初の手記でどうしようもなくミスリードされてしまうところ。だってアゾート見たいじゃん。 星座とかめっちゃメモったのにまじで意味なかった笑
0投稿日: 2021.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の数十頁はあれ?間違えて細木和子の本を買ってしまったのかな?と思うほど何を言ってるのか意味不明でした笑 さらに途中緯度軽度が何ちゃらという話も出てきましたが、正直読んでいるだけで多分理解はできてなかったと思います笑 そんなこともあり序盤は読むのにかなり苦労しましたが、2人が京都に行くあたりからはすらすらと読むことができました。 トリックも5つの死体を6つに偽装するというびっくりな結末でした。 このトリックは金田一の事件簿で似たようなのがあったような気がしました。(金田一の方が真似したんですかね?) 個人的に御手洗があまり好きになれなかったです。 どちらかと言うと石岡の方が好感持てました。
1投稿日: 2021.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終始御手洗と石岡のやりとりを楽しく読んでいた。 絶賛されていた肝心のトリックに関しては、読む前からハードルが上がりすぎたということもあって、そこまで感動はしなかった。ただ、ニセ札を生み出す方法は初めて知ったので、そこは興味深かった。 細部のトリック云々はさておき、四十数年前の事件を、現場の捜査もできず容疑者の話も聞けない現在に、頭を動かして解決を目指す話の構造が非常に面白かった。話の落とし所もとても良い。最後の時子の遺書にはグッとさせられた。 終盤、公園のベンチで御手洗が急に走り出して石岡が困惑する場面はかなり笑えた。
0投稿日: 2021.09.07
powered by ブクログお正月にトランプ遊びをしようとて、物置の遊び道具を放り込んであるダンボールを覗いたら、羽子板、かるた、オセロやチェス版に続いて、なつかしや「ルービック・キューブ」が出てきた。一時はやったよね。「カチャカチャ」ぐるぐる。頭が混乱、いらいらしたものだ。 そんな風になった、この「占星術殺人事件」。占星術というものを知らない私はまず最初の「梅沢平吉」さんの残した文章であっけにとられ、殺人の多さにもびっくり、目くらめいた。 でも、占星術師「御手洗潔」さんののんびりしたキャラクターと、友人のミステリー好き理詰めの「石岡和己」さんのコンビがほっとさせる、救われた。なるほど、名コンビ、デビュー作である。 しかも、ネタがばれるといけないのであまり多くはいえないが、一個ピンがはずれるとガラガラと動いていくなんてすごいトリック。 話は変わって、私はシャーロック・ホームズと松本清張を好み、暗記するほど読んだのにもう古くて誰も話題にしないのかい、と思って落ち込んでいたが、どうしてどうして登場するんだなーこの本に。やっぱり、ミステリー作者は読んでいるんだよ、と嬉しくなった。 清張の「東経百三十九度線」の驚きそのもだった感激が、御手洗さんの話に出て面白かったし、ホームズにいたってはものすごく揶揄して、それが笑ってしまった。 ホームズものではとても好きで傑作と私も思っていた「まだらの紐」をくさすこと、くさすこと。でもそれが的を射てるのよね。私も最近読み返して、何でこんなものあんなに有難がったのかしらと思ったものね。ネタバレになるから具体的にはいえないけどね、少年、少女だった頃に読んで今読むとねぇ~。 と、こんな具合に楽しく浸ったのであった。
1投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数々のミステリーに新本格ミステリとして作中に出てきたので読んだ。 火付け役とのことで、当時は革新的な内容だったのかもしれないが、自分の読解力の低さ、占星術という難しさが相まって理解が追いつかないまま読み進んだ。 後出しジャンケンのようで多少の狡さがあるかもしれないが何となく犯人の予想はついた。 トリックや動機についてはさっぱりだったが。 そのため驚きが少なく、名作と呼ばれる作品が自分の好みの1位にはならないのだと感じた。 ただし、自分の好きな作家たちがこぞって名作と評する点を鑑みて、おそらく自分の読解力、想像力の欠如があるのだと感じた。 御手洗と石岡のやりとりは読みやすく、面白い作品であったことは間違いない。 もっともっとミステリーを読み続け、忘れたころに再挑戦したいと思う。
0投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログおどろおどろしい雰囲気と細かい設定が多く読みづらかった。が、そういった部分も含めてこの作品のトリックなんだと思う。ミステリー好きとして読んでおきたい作品。衝撃を受けました。 こんなの絶対解けない!と読んでるときは思ったけど、最後まで読むと私も頑張れば解けたかもーと悔しい気持ちでいっぱいです。解けないことはないから頑張れと励ましてくれる人が近くにいればよかった!
0投稿日: 2021.08.13
powered by ブクログ前から気になっていた作品についに手を出してみました。たしかに最初の物語の根底となる部分の章は少し難しかったけど、そこからの事件の概要説明・解決へ向けての捜査・事件の真相解明はスラスラ読めました。 作者の方が謎解きに必要な要素は全て読書にも提示してくれている上で、「分かりそうだけど分からない」絶妙な難しさがモヤモヤを引き立て「早く真相を知ってスッキリしたい」という思いでページをひたすらにめくり続けました。 現在進行形の事件ではなく、すでに完結している事件の解明という点も新鮮でよかった。
0投稿日: 2021.08.09
powered by ブクログ以前書かれたものと、この改訂完全版、どこら辺が違うのかわからないけど、これは自分にとってミステリーにはまるきっかけとなったので、記念すべき作品。
0投稿日: 2021.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すっかり御手洗シリーズのファンになった。 グロテスクな描写が多いが、キャラクターが楽しいので面白く読める。 死体のパズルトリックには仰天。 犯人の過去回想が切なかったです。
1投稿日: 2021.07.10
powered by ブクログ新本格の旗手島田荘司の代表作。ここから続く「斜め屋敷の犯罪」「異邦の騎士」の3部作はとにかく素晴らしいと薦められて読む。 本格推理小説らしく、トリックを解くことに重点を置いた構成。読者にフェアに全ての手がかりが提示され、そしてお約束の謎解きへの挑戦状。古臭いけど懐かしい。昨今の人物重視、心情重視のミステリとは一線を画すレトロな作りにワクワクする。 だけど、冒頭からの占星術の詳細や、緯度、経度のくだりでなかなか難渋。図解がふんだんに含まれているのは改訂完全版ならではの親切さだけどそれでも十分苦労した。 肝心の犯人はなんとなくわかったものの、種明かしの部分で「そうか!」と全てがスッキリすることもなく終わる。 昔の事件ゆえ、科学捜査がどこまで進んでいたのかよくわからないが、血痕や体液、足跡などそんなやり方でバレない?的な疑問がつきまとう。やはり、時代が進みすぎたのかな〜。 残りの2作もしっかり読むけどね。
0投稿日: 2021.07.03
powered by ブクログツイッターで「とにかく素晴らしいトリック」とおススメいただいて、それならば読んでみようと手にした本。 島田荘司というミステリ界の大御所の名前は存じていたものの、これまで一冊も読んだことがなかったのでこの機会に、と。 結果ーー ごめんなさい、私はダメでした。 本書はいわゆる<本格モノ>です。 そして、昔の私は知恵比べともいえるトリックがはられている本格モノが大好きでした。ちょっとでも目を見張るトリックがあると嬉々として読んだものです。 そのころの私なら楽しめたのかもしれません。 でも時代が変わってハードボイルドやクライムミステリなども幅広く読み始めると、人間を描けていないもの、人間の描写が薄っぺらいものは受け付けなくなっていきました。 本書では心に響くセリフや描写が私にとってはないに等しかったです。 それゆえ読むのが苦痛でした。 でも、まあ、それはそうなんですよね。 <本格モノ>なんだから、読む人たちの最大の関心事は「犯人はだれ」「トリックはどういうもの?」ということにあるわけです。 世間から大絶賛されているこのトリックが明かされる最後の大団円で読者が「どうだ、まいったか~」「まいりました~」となる瞬間のためだけに、この物語の中盤までのすべてがあるわけです。 だから犯人も殺される人たちも謎解きパズルの一片として配置されています。 そこには心に響くセリフや描写は必要ないのでしょう。 一応最後に犯人の独白手記があるんですが、うーん、これでは後付けが過ぎると感じてしまいました。 現在の私は、どうしてそういう犯罪に手を染めなくてはならなくなってしまったのか、その人間ドラマのほうに感じ入りたいと思っています。 たとえば『白夜行』では、どうしてあの二人はああいう生き方をせざるをえなかったのか、それがわかった最後では、守ってあげたい、いや、大人こそが守ってやらなくてはならなかったのに…と、それこそ心が震えて涙が止まりませんでした。 以上、あくまでも現在の私個人の観点から好き勝手なことを述べました。 お気を悪くされた方がいらっしゃいましたら、平にご容赦ください。 ただし、これだけは断言できますね。 本書は「日本の本格モノはこの作品からはじまった」的な位置づけの作品なので、本格モノ好きを自認している方は”必読”の一冊です。 この本を知らずして「自分は本格モノ好きだ」というのは、そうですねえ、「鬼滅の刃」を知らずして「私はアニメの大ファンだ」といっている感じでしょうか。 いえね、「鬼滅の刃」にあなたがどういう感想を持つかはどうでもいいんです。でもその分野の「大ファン」と公言するからには、個人の感想は置いておいて、これだけ世間の注目が高まった作品には目を通しておくのは筋なんじゃないかなあと思いますので…。 ただし、本書を読むおそらくほとんどの方がものすごい忍耐を要するのではないかと思われます。 事件解決には直接関係のない描写が延々とこれでもかと続くことや(それも物語のキャラクターを生かす方向に行けば読めるんですけど、本書ではそういう方向にいっていませんので)、また現在では回復すべき時代錯誤感のある作者自身の思想を登場人物に語らせたりと、とにかく冗長なのは否めないので。 まあ、私はそういう部分も全部ひっくるめて、この作品がこの時代の一つの金字塔、このジャンルを切り開いていった一つの形なんだと解釈しております。 ======データベース===== 密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。 彼の死後、六人の若い女性が行方不明となり肉体の一部を切り取られた姿で日本各地で発見される。 事件から四十数年、未だ解かれていない猟奇殺人のトリックとは!? 名探偵・御手洗潔を生んだ衝撃のデビュー作、完全版! 二〇一一年十一月刊行の週刊文春臨時増刊「東西ミステリーベスト一〇〇」では、日本部門第三位選出。
0投稿日: 2021.06.11
powered by ブクログシンプルな謎に様々なフィルターを複雑に重ね合わせたトリック。 本当に素晴らしい小説。 もっと早くに気付けていたな、と悔しくなりました。 登場人物の設定やキャラクターもそうですが、 とにかく素晴らしい設定と構成力。 最初の部分や、所々読むのが大変だと感じる部分もあるが、 そこを超えさえすれば、苦労しただけの感動があります。 読者に公平にヒントを出しながら、 ミスリードへ誘う巧妙さがまた秀逸。 堂々と読者へ挑戦するというくだりがあります。 未挑戦の方は是非。
1投稿日: 2021.06.11
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なにも知らない状態で読めば、もっと楽しめた気がするのですが、この本のトリックを盗用した金田一少年の事件簿の話を若い頃に読んでしまっていたので、楽しみ半減になってしまった感が強いです; 金田一少年シリーズは好きだったのですが、ちょっと嫌いになりそうです… 現在発売されている金田一少年の本には、この本のトリックを使用している注意書きが書いてあるらしいのですが、自分は当時問題になる前にコミックで読んでしまっていました。 そして、盗用のことなど現在まで一切知らずに、おすすめのミステリー小説として紹介されたこの本を手にとったのです。 途中で「あれ?これ金田一に出てきた話に似てるな…?」と思い、悪い予感がしてネットで検索したところ、盗用のことを知りました…。 この本一番の驚きどころであるメイントリックがわかってしまったので、序盤も序盤で犯人が特定できてしまった。それが一番の問題でした。 中盤にて京都へ行ったりいろんな人に話を聞きに行く部分があります。 この部分で犯人とその犯行内容がすでにわかってしまっていると「あ、ここ関係ない。ミスリード部分だな」ってわかってしまって、自然と流し読みになってしまってました…。物語の大事な部分、捨てていい情報の区別がついてしまい、半分くらいの内容が冗長に見え、つまらなくなってしまったのです。 知らなければ、新しい情報に胸が踊り、考察を進め、でも行き詰まり…と楽しめたのでしょうが…。 初見で何も知らずに読めば、その冗長に感じた部分もあとからくる衝撃で吹き飛び、なんと自分が踊らされたことか!となったことでしょう。 そのため、★3評価になってしまいました。 金田一少年、ほんと恨みます…。
0投稿日: 2021.06.08
powered by ブクログ読み応え抜群。本当にこれがデビュー作なの? 本格ミステリで、作者が読者に挑戦してくる描写があって面白い。 先ず冒頭から硬い文章で、これがこのまま続いたら読み続けられる自信がない!と思った辺りで探偵役が登場して一安心。 この探偵、御手洗潔のマイペースさと身勝手さが良い。ワトソン役の石岡君の空回りも良い。 事件が起こった時代設定が昔なので、今同じ事件が起こったら色々トリックが破綻しそうだけど、作者の着眼点はすごいよね。 正し、これ長いです。石岡君の奮闘シーン必要だったのかしら? 御手洗氏がホームズの悪口言うのも笑えた。多分著者は好きなんだろうな、ホームズシリーズ。 やっと叙述トリックを使ってない本格ミステリに出会えて嬉しい。
1投稿日: 2021.06.02
powered by ブクログ密室で殺された画家の手記、処女の娘6人の身体のパーツをつなぎあわせて、完璧なアゾートを作る計画。手記通り、全国各地の鉱山に埋められていた遺体。40年越しの謎、未だ見つからないアゾート。脅迫により遺体を埋めに回った元警察官の手記を元に再調査。 40年多くの人が挑んでも解けなかったということ、当時の科学捜査のレベル、というのもトリックの一環なんですね。
0投稿日: 2021.05.22
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最初が意味不明で厨二病ワードばかりで????? 犯人候補も多いわりにエピソードが薄くて頭に残らず。そのわり後々名前が出てきて濃厚になってきて困る。 御手洗くんは失敗せず解く天才感が強いので、そんなワクワクしない。
0投稿日: 2021.05.13
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既に40年ほど前に発表された作品。初めて読んだが、古びていない。 その時代から、さらに40年ほど前が事件の舞台。御手洗と石岡は東京で起きた事件を解くため、京都に向かう。 犯人の登場は突然。これほど印象的なシーンはミステリーで珍しいのではないだろうか。 ラストは複雑な設定がシンプルに解き明かされる。
0投稿日: 2021.05.08
powered by ブクログ過去の未解決事件を解決するために御手洗潔が調査に乗り出す話だけれども、最初の方は過去の事件の説明が長くてちょっと読むのに苦労した。 それが終わると会話文なども入り、読みやすくなったので良かった。 探偵役の御手洗のキャラが個性的で、ワトソン役の石岡とのコンビを見てると何となくポアロシリーズを思い出しちゃった。 この猟奇殺人犯は頭がおかしいか、あるいは何か暗示的な意味があるのか… そして事件から40年もの歳月が経ってから(しかも短時間で)解決するとかできるのかと、ドキドキして読んだ。 このトリックを考えたのは凄い。 また他の御手洗シリーズも読んでみたいな。
9投稿日: 2021.05.04
powered by ブクログ御手洗シリーズの一作目。 出だしで不安になるが、石岡さんが登場してからは自分も推理に参加したような気分でページがどんどん進みます。
3投稿日: 2021.04.30
powered by ブクログ衝撃の御手洗潔デビュー作。1人の画家が密室で殺された。遺書には6人の処女の肉体の一部を切り取り星座に合わせて人体を合成する…と。そして若い6人の女性が行方不明。独創的なプロローグ、息も付かせぬ見事な展開。詭弁だらけの御手洗の推理も楽しく納得できる。そして無駄のない文章。日本のミステリを代表する腕前につくづく感心する
2投稿日: 2021.04.29
powered by ブクログ前半はなんだか説明くさい間延びした感じがして読みづらかったが物語が解決に向かうとテンポ良く読めて面白かった。 トリックは今となってはそれほどでもないが当時としては斬新だったのかなぁ。なによりも御手洗のキャラが良かった。 ただ最後の時子の手記は読んでいて切なかった。
1投稿日: 2021.04.26
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女性の遺体をつぎはぎして制作するアート作品"アゾート"や人形作りを趣味とするおじいさん等が怪奇なディティールが印象に残った。読者への挑戦には勝てなかったけど、1箇所だけ予想通りだったところがあってその作りも楽しい。あとがきで作者が子供の頃給食の時間にみんなに創作話を聞かせていたのが原風景で、デビュー作である本書はそれと地続きだとする話がとてもエモくてよかった。
1投稿日: 2021.04.22
powered by ブクログ面白かった!!! 元々トリックも知らなかったので幸運でした。ただ一つの後悔は異邦の騎士を先に読んでしまったこと…。 占星術の神話めいた感じが厨二病ぽさもあるけど、嫌いじゃない、むしろ好きなので冒頭も順調に読めた。こんな狂人の連続殺人鬼を日本人で考えつく人がいるなんて…という一種の感動。 改訂版で加筆したみたいだけど、松本清張の作品や歴史上の出来事が引き合いに出されていて、作者の知識の広さ・深さを感じた。 あとがきに書いてあったことだけど、江戸川乱歩は多くの作家に影響を与えているんだなあ。 大昔、小学生の時に図書館で借りて読んだことがあるけど、内容も全然覚えてないし、今また読んでみたいと思う。
1投稿日: 2021.04.16
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トリックが素晴らしい。最初にこれを思いつくというのは並大抵のことではなかろう。 しかしながら、登場人物に魅力を感じられず、 また読者に対して謎解きに必要な要素は全て明らかになっているとしてあるものの 犯人の動機描写が随分と弱いように思え、いまいち納得できなかった。 実際の犯人による種明かしの部分でも、仲が良くないのに一緒に旅行してみたり 女一人で死体を移動させたり、それで母親が幸せになれると思ったり した理由がよくわからないと思ってしまう。 恐らく出版当時に読んでいれば楽しめていたのだろうと思うところは多かった。
1投稿日: 2021.04.12
powered by ブクログ今でもとても有名なミステリー。やっと読了できた。なるほど!と唸るトリックだった。 いろいろヒントは出ていたのに、まったく見当がつかなかった…。 御手洗潔って面白いキャラだなぁ。 聞き取り捜査を、石岡君と一緒にしている気分になっていた。シリーズ1作目ということで引き続き読んでいきたい。【御手洗潔シリーズ①】
0投稿日: 2021.03.08
powered by ブクログエンバーミングしていない遺体を繋ぎ合わせても、すぐに変色と腐敗が進んでアゾートと呼ぶような神秘的一品にはならない。 と、いらない事を考えてしまいました。
0投稿日: 2021.03.01
powered by ブクログやっと読み終えた感じ。 情報が多くて、私の固い頭に入ってこない! 早く御手洗さん、ささっと解決して下さい。という気分になります。 しかし、トリックは全くわからなかった。ミステリなことは詳しくないけれど、きっとすごい作品に違いない!
1投稿日: 2021.02.27
powered by ブクログ星籠の海が映画化された頃に買ったまま、積読になっていました。理由はメイントリックを既に他所で知っていたから・・・。 実際に読んでみると、流石にどのミステリーランキングにも上位に挙げられているだけあって、じんわりと余韻が残るような味わい深い作品でした。 トリックも本当に凄いとしか言えません。 だからこそトリックを知らずに読みたかった。 追いかけたい探偵がまた一人増えました。今更ながら御手洗潔シリーズに嵌まりそうです。 やっぱり自分には、昭和のミステリーは大好物ですね。
11投稿日: 2021.02.22
powered by ブクログ【始】プロローグ これは私の知る限り、最も不思議な事件だ。 【終】 あなた様の今後のご活躍を、陰ながら、いつまでもいつまでもお祈り申し上げております。 四月十三日 金曜 時子 文章量も論理的考察も多かったので読み応えはかなりあったが、それ以上に事件も推理も複雑過ぎて前書いてあったことを忘れる。 あと途中のパートがすべて無駄だと判明するのが、嫌いじゃないけど好きじゃない。
1投稿日: 2021.02.09
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某少年探偵マンガでなんとなくのトリックを朧げに記憶してしまっていたために、謎解きの面白さは味わえなかったものの、このトリックを思いついた作者には唸らされるばかりである。 この話をきっかけに、御手洗潔という探偵の物語をさらに読んでみたくなった。
1投稿日: 2021.02.02
powered by ブクログ鮮烈なトリック、これに尽きる。 この本以外にはありえない衝撃のトリック。 文体はやや難解、完全版で分量も多いですが、それを凌駕する鮮やかで美しいトリックは、生涯に一度は味わうべし。 新本格ミステリの新風を起こした、巨星的作品。
0投稿日: 2020.12.10
powered by ブクログ余韻に浸る程の面白さでした! 本格ミステリで「読者への挑戦」があり、本を閉じ自作メモを見ながら考えたのですが、私には解けませんでした。。。 画家の梅沢平吉の手記から始まるのですが、自分は悪魔憑きで、理想の女(アゾート)を作るのが夢であるという。 自分の娘達を占星術で占い、理想の星座の身体の部位を寄せ集め、アゾートを作り出すという、エログロ要素満載の出だし。 事件は2・26事件と同時に起こったのですが、平吉本人が密室で殺害されてしまうというもの。 そこから終戦後40年もの間、謎が解明されず時効へ。 娘達の複雑な家庭環境、手記の内容、占星術の示す星座と運命、死体安置の軽度や緯度、狂人の思想の巧妙さ。 すごく面白かったです。
19投稿日: 2020.12.07
powered by ブクログずっと読んでみたかった作品でしたが、やっと読むことができました。 皆さんが記載されているように序盤の読みづらさを乗り越えてしまうと、あとは犯人とトリックが気になってしまい、どんどん読み進めてしまいました。残念ながらトリックにも犯人にも全く気付かずでしたが…。 好みが分かれそうな印象はありますが、もう少し御手洗潔シリーズを読んでみたくなりました。
1投稿日: 2020.11.24
powered by ブクログたったひとつの単純なトリック。 気づいた瞬間が最高です。 京都旅行で渡月橋に行った時、感慨深くて暫く眺めていました。トリックとは関係ありませんが。 大事なのは、物事の本質を見ること、ですね。
1投稿日: 2020.10.24
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散々言われていることではあるが、展開も少なく陳述のような前半が読みづらく、3ページ読むごとに眠気が襲ってきて読破に時間がかかった。 刑事が事務所に乗り込んでくるところから急に読みやすくなり、すらすら読めた。 トリックはありそうでなかった、という感じ。 40年前、戦前の事件とした理由はこれに尽きるのだろうなと思った。 筆者の方がホームズが好きなことがすごく伝わる。
1投稿日: 2020.10.16
powered by ブクログ久々に夢中で読んだミステリ。知らなかっけど、かなり有名な作品なのね。 最初は「黒死館かよ」と思うくらい次から次へと謎と手がかりが提供され、その後は「じゃあ解決してみて」という構成の流れは少々読みにくかった。なんせ情報が多すぎる。とはいえ、著者からの挑戦まで添えてあるのでは頭を悩ませないわけにはいかない、無い脳絞ってひたすら考えた。 かなり面白い作品だと感じた。(ミステリなら当然だけど)時代背景に留意する必要があるけど、手がかり・トリック・動機のパズルが最後に完成する手際はとても鮮やかだった。
1投稿日: 2020.10.08
powered by ブクログ数年前に図書館で借りて 返却期限の手前で読み 最初の章で「なんだこりゃ!?」と ワケがわからなすぎて、そのまま期限が来たので返してしまった。 SNSで好きな本が「占星術殺人事件」 という方を見かけると「あの難解な文章をこの人達は読んだのか…」と尊敬してました。 あれから数年 目次も特に読まなかったので よくわかってなかったが、最初の章を「占星術にのめり込み女性を殺して、その部位を集めて完璧な人間を作ろうとした"狂人の手記"」として認識し… ようやく読むことができた。 (アレはまともに読んでたら頭がおかしくなる…) その狂人にまつわる四十年前の殺人事件の謎を解明しようと奮闘する話 ようやく、主人公の御手洗くんの登場 第一声で「手記」を読み終えた読者の気持ちを代弁してくれている。 四十年前の事件を追うため、解決したところで意味があるのか?という疑問を持ったまま進む。 「これはどうだろう」という予想は次のページくらいでどんどん却下されていく。 登場人物の一覧を紙に書いて、それぞれの状況を整理しないと追えない… (改訂版でようやく図が足されたらしい、これなかったらキツかったなぁ) 本作のワトソン役である 石岡くんの敬愛するシャーロック・ホームズを探偵として、ボッコボコにけなした後から話が動き出す。 上記の疑問も解決し、事件の真相を追わなければならなくなった御手洗達 どちらかというと男としてというか 「探偵」としての勝負に出て突っ走る そして暴走、疾走 鬱と躁のバランスの中で狂人の謎に、狂人が挑む。 ワトソンはホームズになろうとして独自の捜査を進める。 石岡くん疲れるだろうけどいい関係性だなぁ… ルールがあり、ヒントをすべて出した上での「読者への挑戦状」の ページは、少し震えました。 (全然わからなかったけど) 事件に絡む人々の「感情」の部分は、どうしても真相が解明してからになるだろうと、あえて気にせず読み「謎」を解く姿を追い続けました。 やはりこの手の本格推理小説は 「探偵」が「謎」に挑む姿を 一種のスポーツのように観戦するような感覚で読んでます。 「トリック(謎)」に重点がくるため、好き嫌いが分かれそうなジャンルですが… 「紅蓮館の殺人」以降どハマりしています。
27投稿日: 2020.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなく犯人の目星はついていたところもあり、オチまでめちゃくちゃ長く、その間の思わせぶりな謎は全て飾りでなんの意味もなく疲れてしまいました…。
1投稿日: 2020.05.30
powered by ブクログ初っ端の平吉の手記のところで心が折れそうになりましたが、そこを乗り越えると楽しく読めました。 御手洗潔のような変人タイプなキャラクターが好きというのもあります。 トリックも幸い、オマージュされた作品などに触れたことがなかったため既視感もを感じず、純粋にこの時代にこんなに練られたものを作り出したことが凄いなと思いました。 コミカルな描写もあり、御手洗が人様の家でコートを着たまま食事をしていて...というシーンがあるのですが、そこが個人的に面白かったです。
2投稿日: 2020.05.23
powered by ブクログ密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。 彼の死後、六人の若い女性が行方不明となり肉体の一部を切り取られた姿で日本各地で発見される。 事件から四十数年、未だ解かれていない猟奇殺人のトリックとは!? (アマゾンより引用) いや、これ40年の間には誰かが絶対気づく。 絶対に気付く‼️
0投稿日: 2020.05.11
powered by ブクログ出だし部分は本当に読み難い。難しいというより・・・ちょっとつまらない。でも、事件の真相に迫ってくるとだんだん面白くなってきてページをめくるスピードが上がってきます。御手洗さんシリーズですが、すべては理解しがたい内容で面白い部分とつまらない部分の差が激しいと感じました。
8投稿日: 2020.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
40年前に日本中を騒がせた、女の体を繋げてアゾートを作るという未解決の猟奇殺人に挑む。 他の著者のミステリー小説でも触れられるほど有名なのでいつか読んでみたいと思っていてやっと読めた作品。 前半なかなか読み進まなかったけど、真相に近づく後半は面白かった! 切断遺体のトリックは金田一少年でも似たのがあったので予想はついてしまったけど(金田一少年がこれをモチーフにしたのかな?)発見の順番をも操作してしまう遺棄の仕方は本当にすごい。とにかく綿密なトリックですごく読みごたえがあった。 もっと早く読んでいればよかった…!
5投稿日: 2020.03.08
powered by ブクログ最初読み辛か感じたけど、御手洗さんが出てきてからはすいすい読めた。経緯度の話は漢数字出てきすぎで頭こんがらがる。
0投稿日: 2020.01.08
powered by ブクログ昔からタイトルは知っていたが読んだことなかった。読んでみたら凄く面白かった!時代を感じさせず、最後まで一気に読めた
0投稿日: 2019.11.11
powered by ブクログ学生の時以来の再読。といっても当時読んだのは改訂完全版になる前の物だけれど。当時読んだ時はミステリ初心者なうえにネタバレも全く知らなかったので純粋な気持ちで読んで滅茶苦茶驚愕した覚えがある。思えば私にとって「ミステリとはこういう作品なのか!」という指標となった作品だった。再読した今でも犯人も動機もトリックも全て覚えていて我ながらビックリ。昔読んだ時は犯行の手口にばかり感心したけれど今ではその動機の方に興味を覚えるのは年を取ったからか。
1投稿日: 2019.10.05
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ネタバレあり。 足跡のくだりや、誰の知り合いの誰を訪ねてとかがくどくて読みにくかった。。 この事件の肝は6死体のトリックだけど、私のような金田一少年世代からすると、これもしや六角館では?とはじめのほうから想像がついてしまう。 もうちょっとコンパクトにまとまってて会話もくどくなくスマートにすすむと読みやすい話なんだけどな。
0投稿日: 2019.09.29
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自分は、いわゆる「新本格」といわれるジャンルは好きではない。 つまり、以下はそういう人の感想w 前に読んだ、同じ著者の『暗闇坂の人喰いの木』は、スコットランド行以降明かされる新本格ファンタジー(?)な真相wはともかく、物語としては面白かったように思う。 石岡、御手洗はもちろん、レオナ(だっけ?)もキャラクターとして魅力的だったし。 何より、読者を物語に引き込む、謎、謎、謎…と出していく展開には、「新本格」が人気あるのはその奇抜なトリックもさりながら、作者のこういった読ませる努力があればこそなんだろうなーと感心させられた。 ただ、これはうーん……、かなぁ…w 確かに、そのアゾートなるものは何だったのか?という真相(わかりやすく慣用句で言うと、トリックw)には感心させられた。 とはいえ、お札のエピソードはない方がよかったような気がするかなぁ…。 自分はミステリー小説を、あくまで「物語」として楽しみたい方なんで。 読みながら、犯人はコイツかな?とか、真相はこういうことなんじゃないかなと“思う”ことはあっても、“考える(推理する)”ことはまずしない。 だから、犯人はわからなかったが、でも推理することを楽しむミステリー小説ファンだったら、お札のエピソードでアゾートの真相はもちろんのこと、スルっと犯人までわかっちゃわない?って思ったんだけど……!? それはともかく。 読んでいて、これはうーん…と最初に感じたのは、『暗闇坂の人喰いの木』であんなに魅力的だった石岡と御手洗に全然魅力を感じなかったことだった。 二人の会話がとにかくつまらない。 もっとも、(確か)40年くらい前の小説だから、会話のテンポやノリが微妙に異なるというのはあるのかもしれないが。 ただ、前半よりは後半の方がいいように感じたので、そう考えると、書いていて著者の筆がのってきたということなんじゃないだろうか? 読者というのは、読んだ小説を良いにしろ悪いにしろ、批評する側なので(逆に言えば作家は批評される側だと思うので)、ぶっちゃけ書いてしまうが、著者のような人気作家も最初はこんなたどたどしかったんだなーと、(失礼ながら)ちょっと驚いた。 というよりは、その後の成長(進化)ぶりを褒めたたえるべきなのだろう。 (ていうか、たどたどしいのはともかく、たどたどしいながらも自分の好きな要素でここまで書いた、その一念こそ、褒め称えるべきなのかもしれないw) さらにこれも本当にぶっちゃけちゃうけど、『暗闇坂の人喰いの木』を読んだ後、この著者は、ドラマは描けても、メロドラマが描けないのが難点だと思ったが、このデビュー作の時点ではまだドラマすら描けてないように思うw 著者や本格ミステリーファンからすると、この話の肝はアゾートの真相なのかもしれない。でも、物語としてミステリーを読む自分からすると、犯人が犯行を思い立った生い立ちこそが物語の肝なのだ。 いや、だからって、そこを話のメインにもってくるなんて言っているわけではない。それは、もちろんあくまで脇のエピソードだ。 ただ、自分としては、事件の根本であるその脇のエピソードがしっかり描かれることで、アゾートという読者をあっと言わせる真相の奇抜さが生きてくるように思うのだ。 ま、そこをあえて描かないのが、この著者の持ち味で。自分は、そこが合わないだけなのかもしれないがw というのも、自分が読んでいて一番楽しめたのが、石岡が京都の市電の駅で思い立って、一人であちこち行動する、あの場面だったからだw そんなわけで、★は『暗闇坂の人喰いの木』と同じ二つだが、自分の評価はそっちの方が全然上だ。 そうそう。 自分は長い小説が好きなこともあって、これを“長い”とは思わなかった。ただ、最初の(つまんない)密室の部分は省いて、物語の核心部であるアゾートの方だけにした方がスッキリ楽しめたように思った。 それはともかく、ファンの方に「つまんないなら読むな」と怒られちゃいそうだけど、『アトポス』は読んでみたい(笑)
0投稿日: 2019.08.31
powered by ブクログ久しぶりにミステリー小説を読んだが、推理をしながらページをめくるのはとても刺激的で面白かった。 これからもミステリー小説を読んでいこうと思う。 しかし事件の種明かし自体はとても単純でなぜ読み進めていて気づかなかったのだろうと疑問に思うくらいだった。 内容も良くできていて、御手洗と石岡のキャラがよかった!
0投稿日: 2019.07.31
powered by ブクログ金田一少年の事件簿が、この小説のトリックをパクったとネットで読んだので、どんな内容かの確認の気持ちもあって読んで見ました。 犯人の身の上が悲しすぎる。
0投稿日: 2019.07.30
