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機動戦士ガンダムUC バンデシネ(16)
機動戦士ガンダムUC バンデシネ(16)
福井晴敏、大森倖三、安彦良和、カトキハジメ、矢立肇・富野由悠季/KADOKAWA
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総合評価

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    サイアム・ビストが語る宇宙世紀の始まりと、そこに秘められたささやかな善意。 これから果てしない世界へ送り出される宇宙棄民への贖罪の一文。最初は何の意味もなかったそれがジオン勃興とニュータイプ神話に拠って意味が様変わりし、憲章に関わる人々を呪い縛り、それが知られた時に何が起きるか判らないという恐怖を刻み込んだ それこそが『ラプラスの箱』の正体だったわけだ いわば『箱』は可能性そのものだね。憲章の一文も未来の可能性に言及しただけ、その憲章を今持ち出しても連邦が認める可能性は少ない。だが旗印にしたい者達が新たな闘争の御旗として掲げてしまう可能性がある ユニコーンガンダムを巡る一連の旅もいわば可能性を探す為のもの。宇宙世紀に纏わる様々を知る事で可能性に至る歴史を知る為のもの そして可能性の象徴であるニュータイプと思われるバナージの返答が良いね ニュータイプだからではなく、『箱』を託された者だからではなく、ビスト家の末裔だからではなく。一人の人間として人の持つ可能性を信じると言った その考え方だって未来に責任を放り投げてしまうものかもしれない。それでも『箱』に飼いならされる現状を確定してしまうよりずっと良いのかもしれない バナージの選択はあらゆる可能性を潰さないもの 対してフル・フロンタルは可能性を持たない人間か 作り物の器として人の想いを注ぎ込まれた人間。けれど模倣先が数年前に死んだシャア・アズナブルであるならば、フル・フロンタルに未来への発展はない。だからフル・フロンタルが『箱』を使って望むものは現状維持の先にある未来となる 『箱』を開いて変化する未来へ進もうとするバナージにとって最大最後の敵となるに相応しい相手 フル・フロンタルが用いるネオ・ジオングは色々な意味で恐ろしい機体だね その圧倒的質量を持つ見た目だけでなく、他の機体を意のままに操り同士討ちを生じさせる。それはフル・フロンタルがバナージ等を相手にやろうとしている未来を奪う行為そのもの バナージとリディ、ユニコーンとバンシィ。並び立たないと思われた2つが立ち向かうはネオ・ジオング 『箱』を巡る物語は遂に終局へ至る、それを飾るに相応しいカットでしたよ

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    投稿日: 2022.08.11
  • 箱の正体!ガンダムVSジオングは最終決戦の証。

    読み始めて10ページくらいでラプラスの箱の正体が明らかになるので唐突感がありました。 箱の中身を知っても僕の中では“そんな理由”くらいな感じで興醒めでした。 そのうっぷんを晴らしてくれたのが[ネオ・ジオング]とユニコーンの戦い。 ネオ・ジオングといっても実質はMAで大きさや全体のフォルムはαアジールにそっくりで、 ジオングに似ている部分といえば両指が全部ビーム砲になっていることかな。 一年戦争の時とは違い戦力差は圧倒的で2機のユニコーンでもかないません。 「これ、勝ち目あるの?」と勝利の兆しも見えない中で16巻が終わってしまいました。

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    投稿日: 2016.10.29