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白いへび眠る島
白いへび眠る島
三浦しをん/KADOKAWA
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総合評価

187件)
3.5
22
62
69
20
1
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    閉鎖的な島には独自の習わしがあって、、、 ジョージ朝倉さんの漫画「溺れる魚」を彷彿とさせるような 雰囲気の重苦しいストーリー。 しをんさんが不可思議世界を描くのって珍しいような。 う~ん、、

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    投稿日: 2012.05.03
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    平成13年刊行の作品を改題したもの……ということで、最近の作品から比べると青さが残るというか、まだ独特の緻密さを獲得していない感じ。 ストーリー自体は、因習の残る島で行われる大祭と、それに絡むいくつかの変事、関わっていく少年たちの心模様、といったもので紡がれていて、さほど目新しい感はない。道具立ての割に、あまりおどろおどろしさを感じなかったのもやや惜しい。 あとは、なんとなくの印象だけなんだけれど、集落の規模と祭りの規模が見合わないような気がした。 周囲の人間たちの繋がりが濃く、ひとつの神社を独特な宗教観で信仰している、排他的で小さな集落……という描写から受ける印象は、数十人から多くとも百数十人台。祭りの観客の何割かは島外からの帰省だろうけれど、老人も多いというその集落のその規模で、神事の際の楽器担当者がまともな人数そろうのか……と、妙に細かいところが気になった。だって楽器が篳篥とか笙とか、「それぞれ得意なものを持ち寄って」というけれど、結構本格的なんだもの。 こういう、田舎の小さな集落での出来事、という体の作品を読むと、だいたい自分の頭の中では、生まれ育った実家の付近を思い出す。神社がひとつだった(寺は複数あった)、活気があった頃はお祭りもそこそこ賑やかだった、地区ごとにほとんどの人が知り合いだった、よそ者は目立った、世代の近い子供同士は結びつきが強かった……そう考えて、でも自分が育った地区の人数では、こんな神事はできないだろうと、そう思うとなんとなく、何かが違うような気がしてしまう。 そのこと自体は、作品の出来を左右するものではないと思うけれど。 ただ、自分は気になった。それだけデス。

    0
    投稿日: 2012.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三浦しをん初期の作品。ファンタジーちっくであんま好きじゃない。閉鎖的な島は神様とともにある。光市がすごくいい。こういう人になりたい。先入観を持たず、物事の本質を見ようとするような。悟史と光市といい、荒太と犬丸といい、つい同性愛的と思っちゃう。作者のせいだな。

    0
    投稿日: 2012.04.20
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    島独特の風習・習慣と、他者を拒む疎外感。 島と海と船と洞窟、神様信仰。 内容は全然違うんだけど、舞台背景から「八つ墓村」を思い出しました。 八つ墓村よりも、もっとライトだけど。 ファンタジーとちょっとのホラーが合わさった、男の子たちの友情の話・・・・なのかな・・・?w 高校生のくせにクールだし。今のコーコーセーはもっとアホだ。 荒太くん&犬丸コンビに持って行かれたな。

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    投稿日: 2012.04.18
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    多田便利軒を読んで三浦しをんにハマった。 借りたらいいのに、中古で買ってしまった「白い…」で4,5冊目になる。 三浦さんの小説で好きなところは、淡々すすむけれど、味のある男の子だと思うんだけど(多田便利軒的な)、序盤はひたすら情景の説明・説明・説明。 不気味な感じがする、といわずに不気味な感じを伝えるのが小説だとしたら、前半はいまいち。それでもおもしろそうな種があるから我慢。 中盤から後半にかけてぐっとおもしろくなるも、オチであんまり花開かず。 三浦好きなら愛情をもって読めるけど、三浦さん初ならおすすめしないかな。三浦さんは他のがいい。

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (裏表紙より) 高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。 13年ぶりの大祭をひかえ高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、と。不思議な胸のざわめきを覚えながら、悟史は「持念兄弟」とよばれる幼なじみの光市とともに『あれ』の正体を探り始めるが―。 18の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か――。 *** 昔ながらの風習が残る閉鎖した空間の島、『あれ』にまつわる怪奇など、物語の舞台設定には引かれるものがあります。前半は少しだらだらした主人公の帰省を描いただけのものになっていますが、後半、物語の核心に迫ってくると自然ページを捲る手も早くなります。 ただ、最後まで読んでも主人公についてあまり印象が残っていません…。たぶん、犬っころ(すみません)みたいな幼なじみや、静かな雰囲気でいて不思議な力を持つ荒太、そして荒太を主人とする寡黙でぶっきらぼう自分の道を行く犬丸の3人がキャラが濃過ぎるのか、主人公一人称の為主人公についての描写が少ないからなのかは分かりませんが…。 話自体も、面白くないわけではないのですが、結局主人公の成長が描かれているような?ミステリーのような?よく分からない内容になっている気がします。 でもとにかく、荒太と犬丸のやり取りは可愛くって仕方がなかったです。 「煙草が切れたんだがな、ご主人」 「宮本商店で買ってやる」 「腹も減った」 「本当に手がかかるなぁ、おまえは」 文庫書き下ろしとかもう、それだけで読んだ価値があったなぁとか思ってしまいました笑

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    投稿日: 2012.02.09
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    三浦しをんさんの作品の男性キャラはいつも魅力的です。荒太さんすてき。 幻想的な雰囲気と、島の人達のリアルな人間関係が楽しめました。兄弟の関係が、切ないけど好きです。 読後感もさわやかだったので、友達にもおすすめしたい本。

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    投稿日: 2012.02.02
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    閉鎖的な島や村をテーマにした小説は好きなので、 これも面白く読めた。 三浦しをんらしい男性陣の描き方。 思いの外ほのぼの。

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    投稿日: 2011.12.25
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    最近の作品と比べると、なんだかぎこちないなあ、説明過多だなあと思っていたら、案の定、だいぶ昔に執筆されたものでした。 いろいろ悩んで書いている感じが伝わってきた。表現が先に立ってしまうような。 キャラクターが魅力的。三浦しをん氏の男性キャラはとことん好みだー。

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    投稿日: 2011.12.21
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     友や、故郷の島を想う主人公の気持ち、よくわかります。これまでの三浦さんの作品は何か通ずるものがあります。ただ、今回は物語の伏線が前面に出すぎてしまっているような気がしました。

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    投稿日: 2011.12.21
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    あー三浦しをんだなって設定。“あれ”関連の描写はちょっと気持ち悪いけど、少年の友情とか絆とかドンピシャです。狙い通り、楽しめた!

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    投稿日: 2011.12.03
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    離島で民俗伝承でファンタジーで幼馴染みで、と好きなキーワードがいっぱい!怖くはなくて切なかったり温かかったり。光市をあいばさんで映像化してた(笑)

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    投稿日: 2011.09.16
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    もひとつ散漫な感じで、集中して読めなかった。 少し日をおいて読み返してみよう。 アニメにでもしたら、美しい絵になりそうな・・・・

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    投稿日: 2011.08.31
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    お伽話が三浦しをんの手にかかればこうなるんだ… 文庫書き下ろしの『出発の夜』が好き。荒太目線の話もあったらいいのに。

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    投稿日: 2011.08.31
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    面白いんだけど、悟史と光市の関係とか、荒太と犬丸の関係とか、なんか濃すぎて別のものを感じてしまったり。三浦しをんの趣味が出てしまっているというか。

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    投稿日: 2011.08.19
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    古くからの慣習が残る島が舞台になった、不思議系の話。それなりに面白く読めましたが、場の雰囲気・プロット・登場人物・など、さまざまな面でまだ恩田氏には及ばない感じでした。

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    投稿日: 2011.07.30
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    祭り・神社・海・夏 と好きなものが舞台になってて、不思議ものがネタと好きなものづくしで楽しく読めました。 いろんな男性がでてきたけど、茂太じいちゃんが一番好きだった。

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    投稿日: 2011.06.07
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    閉鎖的な島、特有の伝統、不思議、絆。後半はぬめりとした黒い不快感を感じさせるところがうまいと思った。恐怖心を掻き立てる「あれ」の描写もすごくいい。描き下ろしの「出発の夜」が好き。夏に読みたい本。

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    投稿日: 2011.05.02
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    はじめからファンタジーと解ってはいたのですが・・・ 途中で間延びしてしまって、後半は一気に読んだけど うまく想像力を掻き立てられなかった。

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    投稿日: 2011.04.30
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    言い伝えに支配された故郷の島に帰省した少年と、親友の少年の冒険の物語。13年に一度の大祭にむけて島は盛り上がっていくのだけど、その裏で恐怖の存在が動き出し・・・。 島民みんなが恐れるものに立ち向かい、無事に大祭を終えることができるのか。ファンタジーの要素もあり、ミステリーとしても満足のできる一冊。 でもあたしはミステリーにファンタジーの味付けをしてしまうと「なんでもありじゃん」って思ってしまうのでちょっと不完全燃焼。

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    投稿日: 2011.02.11
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    2011-15 よかった。ずっしりと物語を読んだ。「桃色浄土」の読後感と似ているかも。「風が強く吹いている」「仏果を得ず」の2作品は似ていたがこれはまた全然違う雰囲気の小説。

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    投稿日: 2011.02.10
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    冒険、友情、夏、島、伝説、祭り、民俗芸能。 いやぁ、これだけあたしの大好きなキーワードが揃っちゃったら、 買わないわけにはいかないぢゃないか(笑)。 舞台の「拝島(おがみじま)」が、 数ヶ月前にゼミの合宿で行った沖縄の伊平屋島、 それから四国の直島なんかに、その雰囲気がとても良く似ていて、 ついつい自分の記憶を物語の光景に反映させながら読んでしまった。 この人の作品は初めて読んだのだけれど、 じっとりとした風土感や、登場人物の中身の葛藤をリアルに文章化する割に、 全体として受ける印象はカラッとして爽やかなのよね。 坂東眞砂子から毒気を抜いたような感じとでも言おうか(失礼かな?w)。 ややファンタジスタすぎる箇所もあったんだけど、それでも面白かった。 島の内部の洞窟に向かうシーンなんて、 横溝正史の『八つ墓村』の鍾乳洞のシーンを彷彿とさせてくれて、 個人的にウハウハ。 しかしなんでこういう時の主人公ってだいたい男なんだろね。 こういう設定で女バージョンの小説が読んでみたいのだが。 あ、最後まで名前やその存在理由を明記しない、「あれ」がいい味出していた。 【あらすじ】 高校最後の夏、悟史は未だに独自の伝統や風習を守る故郷・拝島に帰省した。 十三年ぶりの大祭を控え、島全体が高揚するなか、 ひとつの噂が人々の口の端にのぼっていた。 口に出すのも忌み嫌われる、「あれ」が出た、と。 悟史は、「持念兄弟」と呼ばれる幼なじみの光市と供に、 「あれ」の正体や、13年前の大祭で自分たちが見た、 記憶のカケラを探り始める…。

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    投稿日: 2011.02.06
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    高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。十三年ぶりの大祭をひかえ高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。いうのもはばかられる怪物『あれ』が出た、と。不思議な胸のざわめきを覚えながら、悟史は「持念兄弟」とよばれる幼なじみの光市とともに『あれ』の正体を探り始めるが――。十八の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か――。文庫用書き下ろし掌編、掲載。(『白蛇島』改題作品) (裏表紙紹介文より) *** 面白かった。 不思議で、少しだけ怖くて、でも島人たちの暖かさもあってちょっと切なさ(ノスタルジー)も感じられて…っていう雰囲気が好きです。 なんとなく恩田作品や恒川作品に近いものを感じました。 特に「持念兄弟」という繋がりを持った、幼なじみであり、親友であり、そして兄弟でもある悟史と光市の絆が良かったです。 本編にあったように、ずっと一緒にいることはなくても、2人なら繋がっていられるんだろうなと思いました。 それから、過疎が進む地域特有の考え方の違いなども盛り込まれていて考えさせられました。 悟史の島を出たいという気持ちと、悟史の父親の風習を守りたいという想い、光市の島に残るという意志…どの気持ちもわかる気がするので、ちょっと切なくなりました。 荒太と犬丸が主人公の書き下ろし「出発の夜」も良かったです。 犬丸目線の話で、読み手としてはちょっと寂しい気もしましたが、とりあえず今は荒太が一緒にいるから大丈夫だよね。 13年後、そしてもっと先の未来で、拝島と“彼”がどうなるのか。 気になります。

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    投稿日: 2011.01.23
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    昨日の夜読んで後悔しました。夏の昼間読めば良かった〜。 幼少のころから『不思議なもの』を見たり聞いたりすることのできる悟志、悟志と持念兄弟の光市、不思議な雰囲気の荒太、もっと怪しい荒太の友達の犬丸。 日本の怪談話しってなぜか背筋が寒くなるのは、もしかしたら私も小さい頃本物の物の怪を見たことがあるからなのかしら?などと思ってしまいました。

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    投稿日: 2011.01.21
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    個人的にすごく好きだ。因習、お祭り、魂、そして大事な仲間。 主人公に共感できる年に読んだからかも。 悩める高校生におススメ。

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    投稿日: 2010.12.24
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    古い因習が残る島の独特の雰囲気は好きなんですが…。 なんとなく入り込めませんでしたね。 すーっと抜けて行ってしまう感じ。 サラサラしすぎていて残る物があまりなかったです。

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    投稿日: 2010.11.02
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    なぜか絵がとぎれとぎれで。最後の方は良かった。成長っ!みたいな。 でもファンタジー(勝手に認定したけど?)にしちゃいつもどおりヤニ喰うし ⁇なんか期待してたのと何かが違かった。

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    投稿日: 2010.10.02
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    ちょっとファンタジーチックというか、非現実的なお話で面白かったです。月魚と違ってそれほどBLくさくなかったと思いきや、文庫の追加のお話でなるほどと思いました。

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    投稿日: 2010.07.25
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    2010/05/26 この空間を構築するの楽しそう。なぜこんな・ここに・彼が・・・の種明かしはないけど。

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    投稿日: 2010.05.26
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    日本のファンタジー。 小学生の時に読みふけった類のもの。 むかしの感情を思い出して、懐かしかった。 ……思えばむかしから私は腐の兆候を見せていたんだなあ。

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    投稿日: 2010.05.23
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    しをんさんの本すきだ。 私は恋愛要素が苦手なのだけど、しをんさんはBL好きを公言するだけあって作品には男女の恋愛はあまり多くはない、ような気がする。(私がエッセイばかり読んでるせいのような気もするが。) 無い訳じゃない、でも恋愛というよりそれは関係であり関係構築の話である。 そこは男同士でもそうで、この話でも持念兄弟という設定がある。 関係性の物語である、と思う。 主人公と近しい人間の2者の関係の物語だとおもう。しをんさんの本は。 設定や出来事や神様よりも、それが印象的だった。

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    投稿日: 2010.05.21
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    『白蛇島』の改題作品だそうです 自由とは、「逃げだしたい場所があって、いつでも待っていてくれる人がいること」と光市は言った 親元を離れているという点で悟史に随分共感してしまう私には、この言葉がすごくキいた この物語のあらすじを語るのはとても疲れるので敢えて書きません ただ、『神去なあなあ日常』の原点を見た気がします 『神去』の方が軽い感じではありましたが 悟史と光市の関係より、陽介と大地の関係、荒太と犬丸の関係の方が好きでした 特に、陽介に待ち望まれて生まれてきた大地の存在が、読んでて可愛くて仕方なかったです 読むのに6時間くらいかかって、重い文章ばかりなので結構しんどかったです 時間のある時にどうぞ

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    投稿日: 2010.05.10
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    高校生の悟史が夏休みに帰省した拝島は、今も古い因習が残る。十三年ぶりの大祭でにぎわう島である噂が起こる。【あれ】が出たと…。悟史は幼なじみの光市と噂の真相を探るが、やがて意外な展開に!

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    投稿日: 2010.04.29
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    和風ファンタジー?自分が生まれた島に馴染めない、「不思議」が見える主人公の話。先が気になってぐいぐい読めました。「あれ」って呼ぶのがちょっとハリポタを思い出した。

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    投稿日: 2009.12.18
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    孤島の話 独自の風習、氏神信仰の神秘性を脹らませてファンタジーチックな感じになっていた 友情の描き方がなんとも言えず爽やかで それこそ10代のイケメン俳優二人とっつかまえてきたら すぐにでも映画になりそうな気がした。

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    投稿日: 2009.12.14
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    孤島な故郷で起こるミステリー風ファンタジー。 荒太と犬丸目線の物語にしないことで、うまいこと間合いが取れているんだと思う。

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    投稿日: 2009.11.22
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    三浦しをん作品のなかでかなり好きな作品。 白蛇島のほうを先に読んでいたので、この文庫に収録されている荒太さんと犬丸の読みきりが読みたくて購入。 他の三浦作品は映画化されたりしているけど、この作品は実写よりもアニメとかにしたほうが面白そう。 ほかにも月魚やまほろは映画やら舞台化よりもアニメやボイスドラマ化のほうがしっくりきそう。

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    投稿日: 2009.11.06
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    さいごまで「あれ」の本当の名前がわからなかったびっくり。 私的には、荒太と犬丸の組み合わせが好きです。 2009/10/27

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    投稿日: 2009.11.02
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    2009.10.25 start →2009.10.25 fin. きっかけ:風が強く吹いている 三浦さんの本が読みたいな。と思って本屋に行って、ふと手にしてみたらなんと私の守備範囲w 遠い昔に本当にあった出来事が伝説となり、風習となり、 それが現代の人々の生活にも息づいていてそれが時々息苦しい。 そういうことって日本では良くあることだと思う。 月日が経つにつれてそれが本当なのか作り話なのか分からなくなり、形式だけが伝わり、心の片隅では作り話だろうと思っていながらも軽視できない風習。 そういうのって面白いと思う。 女踊りの謎や荒太と犬丸の関係についてもっとちゃんと教えて! って思ったけど、それは謎のままなのも面白いとも思った。

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    投稿日: 2009.10.28
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    本編よりも書き下ろしのほうが文章が綺麗でぐっときた。 人間たちはそれを見せてくれる。宝物のようにそっと。

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    投稿日: 2009.10.13
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    内容はさておき、しをんさんの友情の書き方が好きだ。 http://beautifulone.jugem.jp/?eid=118

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    投稿日: 2009.10.10
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    ちょっとホラーなジュブナイル?ものかな。光市がいいやつです、さっぱりしてて。展開は前半のまったり心情も、後半の激動の冒険もすてきですー。

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    投稿日: 2009.10.04
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    白蛇島でよかったんじゃないかな、とは思うんですが。 月魚よりもこちらの方が好きです。 わたしはもしかして世界中のどこかに自分の持念兄弟がいると信じ込んでその相手を探しているんだろうか、と思うことがあります。

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    投稿日: 2009.09.02
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    まるで作中に出てくるくちなしの花の香りのように濃密な描写にくらくらする。荒太さんが好きです(分かりやすい)

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    投稿日: 2009.07.13
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    昔から独自の風習と習慣を持つ離島「拝島」に生まれた悟史が、お盆に帰郷し13年に一度執り行われる大祭の夜に体験する不思議な物語。

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    投稿日: 2009.07.02
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    井田斑文化会のメンバー【004】が、先ずは一発目に本棚送りにさせていただく書籍でございます。 女性作家自体コレという好きな人がいない中で、たまたま出会った『色』を感ぢさせるstory。 これが『三浦色ってやつ??』みたいな☆ チョロチョロっと読んだ三浦しをんの作品の中で、私が『色』を素直に感ぢたダントツのオススメ作品。 今のこの梅雨の時期が過ぎ去り、訪れる夏の【かほり】と【始まり】、そして私が大好きな要素がたくさん詰まったこのstoryは、 想像するよなヂリヂリとした焦がれるよな夏ではない、別の『夏』を心に残してくれる。 島に伝わるそれぞれの‘縁(えにし)’。 話のネタとしてよくあるものだけど、代々残されてきたそういう‘繋がり’で、ヒトだってヒトぢゃないものだって互いに結びつきあい、生きてきたってわけで。 先ずは皆様に一読を所望す。 『色を感ぢたかい?』

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    投稿日: 2009.06.24
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    タイトルからして私は苦手かなーと思い少し敬遠していた作品。 しをんさんの作品にハズレはないと知っているのに…ね。 想像をはるかに上回るくらい面白かったです! ファンタジーのようなホラーのような。 最初に浮かんだ感想は日本版ハリーポッター。 でもなんか違うな…まあいいか。 古い因習が残る島…拝島のお話。 こういう日本の民族学的要素が入っている作品勝手に苦手だと思っていましたが実は好きだったみたいです。 持念兄弟や神宮家など面白かったです。 持念兄弟はいかにも三浦さんが好きそうな設定でエッセイ版で妄想もみたいなーと思ったり。 三浦さんの世界観に毎回ながら脱帽します。 またその世界観を読者に無理に押し付けるわけでもないのに惹きつけられ、想像しやすく読みやすいところがたまりません! 内容がすごく複雑で濃いのになんでこんなにも読みやすいのか不思議です。 人と人との絆だったり関係性が繊細に書かれています。 もう話の続きが気になって読んでいる間ずっとハラハラドキドキしていました。 文庫の書き下ろしもよかったです。 悟史と光市、荒太と犬丸の深い絆が素敵でした。 夏休みに読みたかった1冊。 だが、拝島があるかぎり、とても遠く深い場所で一緒に冒険したこの夏の記憶があるかぎり、どこにいても、どんなに離れていても、二人は緩やかにつながっていて、かつ、自由だ。 契約のいらない友愛、約束にいらない拘束。ぼくたちの自由はなんて不完全でだけど愛おしい形をしているのだろう。

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    投稿日: 2009.06.24
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    すごく面白かったです。閉鎖された島で起こる出来事・・・ふと、小野不由美さんの『屍鬼』を思い出しました。目次のページをめくると島の地図が載っていて、わくわく感が高まります。この作品は『格闘する者に○』や『月魚』とは異なる雰囲気を持っていますね。他の作品を読むのが楽しみです。文庫書き下ろしの短編がBLっぽくて笑ってしまいましたが、この短編でまとまった一冊になったと思います。

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    投稿日: 2009.06.06
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    高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島(おがみじま)だった。 十三年ぶりの大祭をひかえ、高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。 言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、という噂だった。 不思議な胸のざわめきを覚えながら悟史は「持念兄弟」と呼ばれる幼馴染の光市とともに『あれ』の招待を探り始めるが──。 十八の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か。 こういうちょっぴりファンタジー、みたいな話は割と好きです。 なんだかよくわからない「不思議」が見える悟史とそれを素直に受け入れられる光市。 その二人の友情がすごいなぁ…と思いました。 自分の「将来」「自由」に向かって考え、歩み寄ろうとしている姿にも感心しました。

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    投稿日: 2009.05.20
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    島の話ってなんだか好きだ。 閉ざされた空間で起こるミステリアスな出来事。 なんだかそれだけでもうわくわくしてしまう。 でもこの話はなんだかなかなか読み進めなくて。 好きなストーリー展開ではなかった。 ただ「荒太」は個人的に好みのキャラクターだった。

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    投稿日: 2009.03.06
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    09/03/05読了 「世界は理由の定かでない決まりごとで成り立っている」 期待が大きいとそれがハズれた時の失望もそれなりに。

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    投稿日: 2009.03.05
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    後半かなりファンタジーでびっくりした。三浦さんの作品なので、BLに思えて仕方なかった。長編なのに、短編みたいな、さらっとした印象。

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    投稿日: 2009.01.21
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    ミステリーホラータッチだけどいやな感じもなく、謎はいい感じで散りばめられてバランスがいい。気付けばスピードに乗って一気読みだった。 も少しおどろおどろしくても良かったな。

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    投稿日: 2008.10.20
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    しょっぱな、ミステリなのかと思ってた。おとこのこたち可愛い。ざわざわと落ち着かない島特有の空気がいい。

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    投稿日: 2008.10.04
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    恩田陸の『ネクロポリス』をちょっと思い浮かべた。閉鎖的な島であり、大きな祭、不思議な現象。似てるような似てないような。他の人の感想にもあるが、文章力の問題ではないかな。読みづらさが残る本でした。ただ悟史、光市の持念兄弟のような熱い友情がカッコ良かったかな。

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    投稿日: 2008.09.29
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    民俗的な妖しい雰囲気が大好きでした。相変わらず文章も綺麗です。 ただ物語としては、なんとなくあやふやな印象を持ちました。

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    投稿日: 2008.09.15
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    「この人こんな文体で書けるんだ!!」という思いは久しぶりで快感。今までに読んだ三浦しをんの軽さとはちょっと違う。そうね、どちらかといえば『まほろ駅前多田便利軒』(だったかな?)に似てる。というか、きっとこの人の書き方が顕著に変わっているという表れ。こういうのを感じるのがとても好きです。古い因習が残る島での奇怪な事件というのも、結構好きな設定。決して揺らぐことの無い関係性を保てる友達(そういうのは大概、女の子よりも男の子の方がさらっと書けて良い)というのもとても好き。その土地独特の信仰というのも好き。…ただ、そこまで好き尽くしでやられても、ちょっと何だかさらっとしすぎている話の流れだったような。面白かったけど、「やべぇ、この本めっちゃツボだ!!」までは行かず。。残念。いや、でもとても面白かったです。

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    投稿日: 2008.03.31
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    まさかそんな話と思っていなかった。 古い慣習の残る島に、13年ぶりの大祭のため戻ってきた高校生の悟史。 祭りが近づくにつれ、島は不穏な雰囲気に包まれていく。 ビールが水のように飲まれるというので、なんだかおっさんがひさしぶりに島に戻ったという感覚があった。 こ、これ、青春物だったのか?! 妖怪ものというか、この世でないもの、結構好きなので、そっちの話ならそっちにしちゃえばよかったのにな。 島を離れる者の気持ち、残る者の気持ち、新旧がないまぜになっていく不安などなど気持ちはとってもよく伝わってきた。

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    投稿日: 2008.03.04
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    それなりに面白かったけど、ちょっと期待しすぎてたかも…冗長な部分が多かった気が…この設定とキャラクターは好きだけども。文庫の書き下ろしの方はよかった。

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    投稿日: 2007.11.19
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    「高校生の悟史が夏休みに帰省した拝島は、今も古い因習が残る。十三年ぶりの大祭で賑わう島で【あれ】が出たと噂が起こった。悟史は【持念兄弟】である幼なじみの光市と噂の真相を探るが…」というお話。設定が好き。ここっていう所で胸に響く文章を書いてくれます><

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    投稿日: 2007.10.28
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    光市&悟史コンビは私の中で好きな登場人物コンビ三本指に入る。「持念兄弟」って設定いいですね。あえて定義するならば、ファンタジーとちょっぴりホラーの中間に位置する冒険モノ。「がっつり小説を読み込みたい!」時には是非試してみてね。

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    投稿日: 2007.09.30
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    三浦さん二冊目。ファンタジーとも、ホラーともとれる。こんな島があったらすぐに出ていきたいと思うだろうな。

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    投稿日: 2007.09.11
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    これまた悩みながら読む。どうやら私は三浦しをんの「小説」とは相性が悪いのかもしれない・・・。青春小説?と思い込んで読み進む。3分の2くらい読んでどうやらファンタジーかホラーらしいと思ってみた。でもやっぱり納得いかないというかもやもやするのですよ・・・。主人公の少年と友人との関係とか。微妙にいらない関係とか思ってしまったり。これも読後が気持ち悪いのですヨ。でもいつか面白くなるはずと思って三浦しをんの「小説」をもこもこ買ってます。

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    投稿日: 2007.08.29
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    アレですよ。アレ。 この作者は男同士の友情、ともすれば、愛情が好きみたいですな。 「しをんのしおり」とか「人生劇場」といったコラムを読むと、なんとなく偏った感じがぬぐえなくなる。 コラムを読んでしまうと、二時間ドラマやレディースコミックのような感じを受けてしまうのがなんとも。。。 でも書いてる内容はおもしろく。描写も悪くない。ただし、それすらも少女漫画的と言ってしまえば言えなくもない。 だからこそ読みやすいのかも。

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    投稿日: 2007.07.18
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    名前を言うことすら忌まれる怪物[あれ]・禁足地[シゲ地]・島の守り神[白蛇]等、ファンタジー色の濃い設定ながら、割りと現実に即した物語。[持念兄弟]に似た因習は実際に何処かの島にあったと思う。

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    投稿日: 2007.07.15
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    最初はちょっとうんー・・・?と思いながら読んでいたのですがだんだん面白くなってきて後半はもくもくと一気に読みきってしまいました。 悟史光市コンビよりも荒太犬丸コンビのほうがすきみたいです。荒太みたいなキャラよわいなーわたし(笑) ふとでてくるさらりとした表現がすきです。

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    投稿日: 2007.07.10
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    しっとりとした文章が個人的に好評価に値します。月魚に同じく、どことなくやおいの匂いを感じるのはわたしだけですかね? 暇な時間に読み進めてみては。 蛇足― これを読んでいたのが夜中だったのですが、「あれ」が初登場した時の描写には思わず身震いしました。(笑)結構怖いです。

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    投稿日: 2007.06.16
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    三浦しをん作品を初めて読みました。 面白かった。村の風習と神様と能力と普通の子。 犬丸って名前がいいな。

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    投稿日: 2007.06.13
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    図書館で借りた。 月魚で衝撃を受けた三浦しをんの作品。 こちらもなんともまた…といった感じだった。(男の子しか出てこないところとか) 終始濃い霧が漂ってるイメージでした。

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    投稿日: 2007.05.27
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    レビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/41911172.html

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    投稿日: 2007.05.16
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    高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。十三年ぶりの大祭をひかえ高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、と。不思議な胸のざわめきを覚えながら、悟史は「持念兄弟」とよばれる幼なじみの光市とともに『あれ』の正体を探り始めるが―。十八の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か―。文庫用書き下ろし掌篇、掲載。

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    投稿日: 2007.05.10
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    古い因習に囚われる排他的な島。島にまつわる伝承、祭り、十三年に一度の大祭。得体の知れない「あれ」の存在。樹なつみの「朱鷺色三角」「八雲立つ」を彷彿させる物語。私好みのテーマで楽しく読了。しかし、少々物足りなさもあり。それにしても、血のつながりの無い二人が結ぶ「持念兄弟」という絆の風習はいいな。それだけで和む。

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    投稿日: 2007.05.03
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    主人公・悟史の故郷拝島(おがみじま)で催される祭。その祭に呼応するかのように増していく不思議な胸のざわめき。 「持念兄弟」である悟史と光市が様々な謎を解き明かしていく。 自由とはなんなのか? ただ単にスリルを味わえるだけでなく、色々なことを考えさせてくれる作品。

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    投稿日: 2007.03.06
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    <高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。十三年ぶりの大祭をひかえ高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、と。不思議な胸のざわめきを覚えながら、悟史は「持念兄弟」とよばれる幼なじみの光市とともに『あれ』の正体を探り始めるが―。十八の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か―。文庫用書き下ろし掌篇、掲載。> 島の因習も持念兄弟もしっかりと設定がされているので、現実にあるもののように思えた。民俗学的要素が私の好みにあっていた。光一の人柄がいい。光一みたいな友達がいたらどんなに素敵だろうと思った。

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    投稿日: 2007.02.19
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    おもしろかったー!前半で島の民俗をきっちり描いてあるので、後半部分のダイナミックな動きがきいてきます。最初は『屍鬼』みたいなホラーかなと思わせつつ、ちょっぴりファンタジー。読み終えたあと、自分もひと夏の得がたい経験をしたような感覚にひたれました。関東に島の地図があるのも、位置関係の把握に便利でよし。あと、「持念兄弟」の幼なじみふたりと、神宮次男&犬丸ふたりの絶妙な距離感も気になります。

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    投稿日: 2007.02.11
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    実世界と自分が感じる世界の違和と齟齬を掬い取って描いてあるのが嬉しかった。土俗的な題材も好みです。他の作品も読みたいと思わせてくれるしくせもないし三浦しをん入門書にはばっちり。エッセイのほうが好きだけど。

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    投稿日: 2007.02.11
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    物語の舞台や登場人物の設定が何とも漫画。頭の中にアニメ版だったらこう、実写ならこう、という場面がイヤでも浮かびます。

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    投稿日: 2006.12.28
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    どこか優艶で怪しい響きのある文章が好きだなぁと思います。”持念兄弟”という特別な間柄、というのも好み。

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    投稿日: 2006.12.24
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    何小説っていうのだろう。友情、ホラー、家族、様々な要素が組み込まれている。因習的な島の大祭で起こる不思議の数々。すごく雰囲気のある内容なので、どんどんひきこまれていく。最後まで曖昧な部分もあり、その余韻がまた楽しませてくれる。

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    投稿日: 2006.12.21
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    主人公が私とかぶりすぎて怖かった。 濃密で重い空気に押しつぶされそうになる。 閉じられた処の言い伝えとかお祭りって、ほんとっぽいから怖いよね

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    投稿日: 2006.11.15
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    最初は青春小説かなーと思いましたが、途中からミステリーのようなホラーのような…でも実はかなりファンタジー。人と人のつながりっていいなぁと思わされました。

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    投稿日: 2006.11.11
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    大好きな三浦しをんさんです☆ この本、クリックミスでなぜか家に二冊もあるんですよね・・・(涙) どなたか、もらってくれる方随時募集(笑) この作品は、ちょっと「月魚」に似てるような印象を受けました。 なんか、妖しい感じのする距離感。「持念兄弟」という特別な間柄があって、強い絆で結ばれてる二人だけど、一人は島を出たがってる。みたいな。 なんか、この主人公二人が妙に某二人組みの間柄に似ていて、重ねて読んでしまった。<死ねし 兄弟でもない、ただの友達ってわけでもない、そんな間柄。滅多に持てないよなぁと。うらやましいなって思うのです。 今、三浦しをんさんの本は文庫になっていないのがほとんど。それがちょっと悲しいところ(笑) やっとダヴィンチコードのおかげで読書離れが食い止められたよヨカッタヨカッタ 

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    投稿日: 2006.11.07
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    ハードカバーの「白蛇島」の文庫版 不思議な風習と伝説の眠る島。不思議が見える少年と親友が触れた島の秘密とは? 妖艶…というのか、どこか怪しい雰囲気漂う冒険物語。

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    投稿日: 2006.08.27
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    主人公悟史の故郷・拝島は、今も古い因習の残る離島。 十三年に一度の大祭を控えた島で、古くから恐れられる「あれ」が現れたと噂がたつ。 幼馴染・光市と共に真相を探るが…。 土着の宗教や、ムラ社会の描写などなどを盛り込んだ緻密な舞台設定、島に残らねばならないのに、島を出たいと苦悩する主人公の描写、島の人間関係などなど、とにかく「うまい!」の一言。 そこはかとなく全体を包む静謐な空気が絶妙。 無駄がなくテンポもよろしい。 こんなに若い人が書いているのか…。 となんとなくショックでした。 エッセイを読むと頭のおかしい女…って思うんだけどね。

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    投稿日: 2006.06.02
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    とても綺麗な文章を書く作家さんです。もう一つ「月魚」もおすすめなのですが、今回はこちらで。夏、拝島に久しぶりに帰省した悟史は、小さい頃から聞かされてきた「あれ」に出会ってしまう。島の言い伝えを解く内に見つけた真実とは・・・?

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    投稿日: 2006.04.22
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    三浦しをん。  小さな島の祭りと伝説。  着物と男の子と、うん。三浦しをん。  内容はちょっと微妙だけど、読めないことはないし。  ただ私がファンタジーが苦手と言うか。

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    投稿日: 2006.01.09
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    三浦しをんの書くものには、やたらと運命的な男友達が出てくるのは、そっち系の漫画を読みあさっているからなのか。それを嘆美で文学的だと思ってしまうのも短絡だが、そう思った方が面白いのでそうする。◆伝奇サスペンスというんでしたっけね。昔から続く伝統行事をずらすことによって起こる怪奇現象と戦うお話。そこに古い習慣になじめない青年の葛藤などをブレンドしている。◆どうでしょう。読んじゃったので面白くないわけではないのだけど、もう一回読むかとなると多分読まない。そーいうこと。

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    投稿日: 2005.07.23