
総合評価
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powered by ブクログ日常の中にあるイライラやひりひりした感情が伝わってきて、結局そのイライラやひりひりはどうなるのか気になって一気に読みました。
0投稿日: 2024.08.30
powered by ブクログうーん、あまり好きじゃなかった ピンクバスと昨夜はたくさん夢を見たの2作なんだけどどっちも登場人物の言動が理解するの難しかった ピンクバスはタクジと結婚して妊娠したハッピ〜なサエコのところに変な姉が突然現れて二人の家に居候する この姉は妊婦ってキミが悪い的なことをサエコに初対面の時に言ったり家事を全く手伝わず同じところにずっと立ってたりとにかく怖い サエコのホームレスと10ヶ月も過ごしたという消したい過去も謎すぎて怖かった 文章はうまいなぁという感じで読みやすいんだけど、読んだ後特に何の感想もないな、という感じ 昨夜はたくさん夢を見た は友達と旅行に行ってた彼氏が帰ってきてから今までと違う人になったような気がしてるうちにインドにいっちゃう話 そのインドから送られてきた手紙に恋人とか家族とかと今まで同じものを見て同じ感想を持ってみたいな感じだと思ってたけど実は違うってことに気がついて絶望した。 実はお互い別々の瓶に入っていてそこからみてるみたいなのはああ〜なんかわかるなってなった
0投稿日: 2022.12.03
powered by ブクログ中編2編。標題作は読んでいてとても疲れるが、疲れる理由が自身にあると知る。そうなんですよ、演じてきたことが血肉になっているのか、簡単にこそぎ落とせるのか...。 2編目の方が好み。諦めや焦燥などの感情にどっぷりと浸る。帰ってくるのかな、イタガキ...。
5投稿日: 2022.06.20
powered by ブクログ2022.04.15 表題作のみ 表題作のみ読んだ為、評価低め(自分の戒め) ”通常と異常がこの生温い時間を作った” 角田光代さんの本は「愛がなんだ」「薄闇シルエット」を筆頭に、エッセイなども読ませて頂いてきた。 今回の作品に関しては、夜中に読んでしまい、ちょっと後悔した。「ウゥッ!コワァっ!」と深夜に胸がざわついてしまい、翌日の朝までグルグルと何もないことを考えてしまう羽目となった。 というのも、特に私をグルグルと考えさせたのは、「サエコの精神状態」に関してである。 先日、兄弟が子を産んだ。姉は元来、ドーンと構えるたちである。であるにも関わらず、「妊娠」「母となる状況」となると、姉でさえも、精神がやや不安定であるように思えた。何か思いがけな小さなハプニングが発生した際の騒ぎ立て方が、サエコの精神状態を俯瞰で見た時に、サエコと姉が、少し似通っているようにも思えた。 さて、話の内容的には「はて?」と思う部分もあったわけだが、その部分の解釈に関しては、頭の片隅に置いておくことにしておいて。個人の独断と偏見と解釈になるのでね。 表題作を読み終え、少しの苛立ちと悲しさを抱えていた。しかし、客観的に見た時に「あれ、これって誰がおかしいんだろう」とゾワゾワとしてきたのである。 確かにサエコも変わっている。タクジも実夏子も変。けれども、サエコの精神状態を踏まえた主観として話を進めるので、サエコよりもタクジと実夏子の方が異常者のように思えてきてしまう。 独特の精神状態により、どこかには存在する様相なのに、どこにも存在しない異常が生み出されたのだろう。 妊婦の精神状態を知っていたからこそ、何もかも異常だという言葉では片づけられなくなったように思える。(それもどちらかと言うと「自分が妊婦」というよりも「他の人(友人なり兄弟なり)が妊婦」と言う状況下にあった人は、『ウッワ!』となるような気がする) ま、兎にも角にも。夜中に読んでしまったこともあり、ゾワゾワしてしまつ内容であるということで。 ちょっと人間的な怖さに興味がある人は良いのではなかろうか。ちょっと人間的な怖さが苦手でありながらも、怖いもの見たさの方は、明るい人が多いところでキンキンの水出し珈琲でも飲みながら読むことをお勧めする(唐突な独断と偏見)
0投稿日: 2022.04.17
powered by ブクログ終始スリラーのようなホラーのような雰囲気が漂っていました。もしいつか子供を身籠ったら気持ちがわかるようになるのかな。同じように聞こえる『妊婦』でも『お母さん』でも、環境によって全然違うから、わかる人とわからない人がいるだろうから、わたしはどっちなんだろう… (以下関係ないお話をちょっと…) いろんな人や本や映画に出逢ってから「子供って別に血の繋がりとかあんまり関係ない(わたしにとって)」と自然と、そしていつの間にか思うようになっていました。わたしの育った環境にもよるのかもしれないけれど… 歳を取ったらまた気持ちは変わるかもしれないけれど、いまは、幸せを新しくつくるより、幸せになれるはずの芽に毎日お水をあげる方が、わたしにとっては「素敵だな」と。
0投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログいまいち。 角田光代っぽい話だったけど、よくわからなかった。 噛み合わない旦那と、辺なその姉。 主人公もいまいちまともでない。 話としてへーとしか思えなかった。 次の話もふーんって感じだった。
0投稿日: 2021.02.23
powered by ブクログ角田さんの本を初めて読んだ。「愛がなんだ」が良すぎて興味を持ち読んだが、疲労感がちょうど良かった。記憶を全部消して演じきるとか、なんかタクジのお姉さんとか、不思議な人ばかりでちょっと怖いし狂ってる感じの人が多かった。良く言えば個性ですね。
0投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
妊婦、ピンクのバス、家族、ぬいぐるみ。 過去の自分と未来の自分の作り方。 妊娠中は読みたくないね。笑 不安感が様々な方向に向くのはわからなくもない。 ピンクのバスはどこから来て、どこへ行くのか。 夫は結局なんなのか。 姉は? 自分は? ーーーーーーーーーー 昨夜はたくさん夢を見た こっちのがすき。 みんなガラス瓶の中にいるんだよ。 しっくりきた。 自分の時計は時間があっているのか。自分の目で見えてるものは周りの目にも同じように映ってるのか。
0投稿日: 2019.05.20
powered by ブクログうーん。いまいち。 ピンクバスの主人公に共感できないし、夫や、その姉はもっと共感できない。何か理由ありげで繋がりそうだけど結局何も明かされない。 昨夜はたくさん夢を見た。もりあがりも何もなく、ちょっと変わった主人公とその恋人や、幼少期の振り返りなど。印象が残らない話。 角田光代さん好きだから文章は好きだけど話が面白くなくて残念だった。
0投稿日: 2019.04.26
powered by ブクログ突然居候するようになった夫の姉にかき乱される、過去にホームレス体験をした妊婦のサエコも、かつてピアノの天才だったカオルの友人たちとの日常も、親近感はない。ぬるい水に浸かり粘着質な空気を纏うような気だるげな倦怠感。各登場人物にとってのリアルという具体的で確固とした不思議な説得力。芯を掴むには少し難解。
1投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ妊娠による不安定さなのか、それとも彼女が元々持っている性格なのか、共感出来る部分と理解出来ない部分が共存する不思議な世界でした。日常なのだけれど非日常でもあり、そのハラハラするような不安定さがクセになるというか、ねっとりとした湿った空気を感じさせる本でした。
0投稿日: 2017.04.10
powered by ブクログ角田さんの頭のなかは一体どうなってるのだろう。想像力とか創造とかそういうのを遙かに超えてしまっていないか?その人になってみなければ分からないような感覚が、小説のなかで生き生きと描かれることにいつも感嘆のため息ならぬ、感嘆のまばたきをパチパチとしてしまう。 現実感あふれる世界にある汚くて臭いものすら、愛おしいものだと抱きしめたくなる不思議な気持ちになってしまった。
1投稿日: 2016.06.04
powered by ブクログ何を表現したいのかよく分からない あまり気分の良い文章ではなかった! 本当に面白くない❗ とうじょうじんぶつみんな嫌いだ❗
0投稿日: 2016.04.09
powered by ブクログ妊娠中のイライラ感を書いた作品なのかなぁ、気持ちは分からないわけではないですが、読んでいるこちら側がモヤモヤした感じが続いてしまい途中で諦めました。 またいつか!?
0投稿日: 2014.10.03
powered by ブクログ2014.8.23ー61 表作 及び 昨夜ははくさん夢をみた 双方とも角田光代作品としては落ちもなく今ひとつ。
0投稿日: 2014.08.23ちょっとシュール
妊娠した若妻の家に、軽く気が狂った義姉が同居する話。学生時代にホームレスと同棲?した思い出が臭くもまた痛い。「公園のピンクのバス」がシュール。都市伝説の「黄色い救急車」みたいなものなのだろうか。併録「昨夜はたくさん夢を見た」は、彼氏がインドに旅立ってしまう女の話。友人の男女の描写がいかにも「貧乏で退屈でエネルギー持て余した若い連中」で悪くない。
0投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログ再読 妊娠した妻だったが、ある日突然行方しれずだった夫の姉が家に居着くようになり…表題作と「昨夜はたくさん夢を見た」を収録
0投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログ今じゃないところへ戻るバス、ピンクバス?? 妊娠中の揺れ動く心を描いた、とのことだけど、共感できないなー。 モヤモヤした気持ちで終わってしまった。
0投稿日: 2013.06.19
powered by ブクログ『ピンク・バス』 表題になっている作品だったが、最後までよく分からないままだった。 『妊娠』を扱った小説だと小川洋子の『妊娠カレンダー』を最初に思い出すが、『妊娠カレンダー』と違って、妊娠中の女性視点から描いた作品なので、妊娠の気だるさや疲労感、心の揺れと言ったものが文章からじわりじわりと溢れ出していて、こちらまでしんどい思いになりながら読んだ。 『昨夜はたくさん夢を見た』 若者が成長していく中で変わっていく『死への観念』を描いた作品として面白く読めた。 ただ本作品を含めて、角田光代の青春小説は『青春を理想の形で謳歌している若者』にスポットを当てている印象を受ける。心の許せる友人がたくさんいて、周囲の事よりも内輪の楽しさを優先しつつ、死や未来といった漠然としたものを考える。今で言う『リア充』みたいなものなのかなあ。
0投稿日: 2013.06.06
powered by ブクログ久々の小説。「ピンクバス」と「昨夜はたくさん夢を見た」の短編集二本だて。どちらもよくありそうな風景だけど、ちょっと違和感というか疲労感というかけだるい感じが中心にある感じ。ちょっとしたゾクゾク感が面白い。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログなんか、オカシイよ、それ、って思うんだけど、でも自分にもおこりうる、 自分もそうなんじゃないか。。。 なんて思ってしまうのがこわい。
0投稿日: 2013.01.22
powered by ブクログ主人公のサエコは、自分の記憶を捏造しこれまで色々なキャラクターを演じて生きてきた。不良少女やお嬢様、そして浮浪者もどき・・・。 学生時代に出会ったロッカー“タクジ”と結婚・妊娠し、完璧な生活を送ろうと心に固く決意したのだが、突然現れた夫の姉“実夏子”に心を乱されていく。 登場人物すべてが何だか怪しげで、何が現実でどれが幻想なのか分からない。 純文学の難しさを感じた。
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログ出産前の重い雰囲気が出ているピンク・バス。 インドに行ってしまった彼氏とその後の生活を描く角田初期作品2編。
0投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログ二作品構成。 ピンクバスでは、妊婦となり不安を抱える中、夫の実の姉との数日間の同居生活の中で、過去の自分や現状の変化にためらう展開。 昨夜はたくさん夢を見たでは、大事な人たちの死、彼氏との別れがあったにもかかわらず、悲しいという雰囲気はあるものの、さらりと表現されていて、生活にはさほど大きな変化もなく過ぎて行く内容。 二作品のクライマックスでは、前向きに物語を終えることがなく、私としては読み終えてからの余韻を味わうことができませんでした。
0投稿日: 2012.09.03
powered by ブクログ表題作の「ピンク・バス」は主人公のサエコの妊娠が判明するところから始まる。夫のタクジに妊娠を報告したが、彼は思ったほど喜んでくれない。さらにタクジの姉でかなりの変わり者、実夏子が転がり込んで来たものだから、サエコの精神は逆撫でされるばかりで…。 ホームレスの鉄男(通称レゲエ野郎)との交遊が回想として挿まれているのがミソ。これがなかったら単なる妊婦の憂鬱で終わってしまう。 この人の小説は読んでいてかなりリアルに想像できてしまうところがすごい。だから巻き込まれると大変。 他に「昨夜はたくさん夢を見た」を収録。
0投稿日: 2012.07.26
powered by ブクログ精神のバランスをくずしている。それぞれが強烈な異彩を放っている。身の毛もよだつミステリアスな雰囲気が恐怖を募らせる。
0投稿日: 2012.07.24
powered by ブクログなかなか難しい本ですね。妊娠でイライラしている日々のモロモロ~とも思えるけど、インパクトのある箇所も多くなんか面白い読後感。レゲ朗との日々はかなりの強烈さ。お腹の中で違う人間が育っていく不思議さは共感する。日常と非日常の対比かな?それがバランスよく溶けててフワフワしてる部分に目が行く時と、汚く混じった嫌悪感が目につく時との差みたいな?う~ん、言葉にするのは難しい。
0投稿日: 2012.04.08
powered by ブクログ先に読んだ寺山作品の解説が 角田光代だったので 「つぎ角田さん読もう」 と何となく手に取った本。 『ピンク・バス』『昨夜はたくさん夢を見た』の2編とも 体が調子悪いときの不快感の表現がまぁみごとで やだなぁー。と思いつつ 一緒に体調悪くなりそうでした。
0投稿日: 2011.11.29
powered by ブクログ大学生の時に浮浪者の男の子と共に過ごしたサエコ。 浮浪者として暮らす彼の隣にいるだけで、サエコは快感だった。気分が良かった。 けれど、その思いは次第に崩れていく… っていう若さ故の幻想はとてもよくわかったが、全体的に面白くなかった。残念。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログ一番最初に読んだ角田光代作品と思う。 私の中の統計によると 角田さんの作品は 読了感がくさくさした気持ちになるのが多い。
0投稿日: 2011.09.09
powered by ブクログ角田作品は解説の石川氏曰わく「疲労感」を味わう小説。この独特な感性は女性の「生理」から生まれるのだろうか? 収録の2作品とも、主人公にとって解決しなければならない出来事が起こるが、積極的に解決に向けて動くことはしない。もどかしい疲労感を十分に味わった。
0投稿日: 2011.07.01
powered by ブクログ「昨夜は沢山の夢を見た」はお薦め。全体的にどうしようもない倦怠感や逃れられない疲弊感の漂う物語。ちょっと読んでてホラーでした…。
0投稿日: 2011.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ピンク・バス」と「昨夜はたくさん夢を見た」の2作品。 2作品とも、読み手の好みが分かれる作品なのでは・・・ ・「ピンクバス」 少しシュールな雰囲気漂うストーリー。 意味不明なお話だと感じつつも、サエコになんとなく感情移入できるのは、何故なんだろ・・・と思いながら、後書き(「角田光代の”疲労感”について 石川忠司」)を読んだら、 「ピンク・バス」が扱っている問題は「意思」と「運命」との対立だと言っていいだろう。 ・・・とあり、納得。 そういう観点から読むと、なかなか面白い作品だと思った。 ・「昨夜はたくさん夢を見た」 生死にかかわらず、身近な人との別れに直面した時の、残された側の心情が描かれた作品。
1投稿日: 2011.03.08
powered by ブクログ読んでるとき、ちょっと怖かった。気持ちわるいところもあり、現実との境い目があいまいになる。2話載っていたが、どちらもあまり好きじゃない。
0投稿日: 2011.01.13
powered by ブクログ借本。 著者の本はこれが初めて。 不思議なお話で、サラリと一冊読めてしまう。 でも、何かが残る訳でもない。 この読後の不思議感は面白い。
0投稿日: 2010.10.28
powered by ブクログ角田さんの本はこれで11冊目です。その感想を書く度に、過去の感想を読み直しているようです。それほど私の中で位置付けが定まらない作家さんのようです。 「何故、こんな作品を書く必要があったのか」と思う作品が多くあります。それでも力のある作家さんだという事は判るので、あくまで「私には合わない」という意味です。ならば読まなきゃ良いのですが、時々惚れ惚れするような作品に当るので困ってしまうのです。 この作品は、それらの真ん中あたりに居る感じです。 「『自分』なんて曖昧なものだよ。」角田さんはそう言ってる様に思えます。 主な登場人物は、何かになろうとする女性、廻りに流される女性、総論の正論(例えば「人間なんて・・・・」)しか言わない男。 廻りに流されるだけの女性は勿論のこと、なにかになろうとする女性も、自分が何者でも無いから、何かになろうとしているのであって。。。さらに「総論の正論」男性は自分の意見の無い空虚な人間として語られます。 他の登場人物も、そういう目で見れば皆同じようなものです。 確たる自分なんて無いことを角田さんは良いとも悪いとも言ってません。ただ「そんなものでしょ、皆さんも」と語っているだけのようです。
0投稿日: 2010.08.25
powered by ブクログ小川洋子「妊娠ダイアリー」を彷彿とさせる「妊娠描写」グロッキー小説。 なんで、この人って、こんな悪意と毒に満ちた人物を描けるのかなあ。。 とフシギ。 内容も、正直よく分からない。 ちょっと拒否反応出て、自分の中に受け入れることを拒否しちゃいました。 もう1本の方はまだいけたかな。 若干、感傷的だけど、「人との別れ」とか「つながりの喪失」とかまだ受け止められました。
0投稿日: 2010.08.20
powered by ブクログ角田光代さんの小説は大抵好きなんだけど これはちょっとランク低いかな。 初期のは合わないのかな。 でも、ちょっと日常と違うっていうのが そのちょっとがひっかかって 気になってっていうのは なんとなくわかる気がする。
0投稿日: 2010.08.18
powered by ブクログこれは、なんというか … 純文というかんじではないのです。 不思議系です(。^ ^。) どんな背景から出来た話なのかな … と読み返したとき思うのですが、わかりません(笑) 主人公と登場人物とのあいだには、なんとも不可思議なやりとりが多いのですが、いえ … さいごまで不思議なテイストで終わってゆくのですが、読後感がとてもさわやかで、何度も読み直したくなる、そんなお話です(。^ ^。)
0投稿日: 2010.04.28
powered by ブクログ『酔った・・・』 本を読んで、酔う事はあるけど、今回は本当にくらくらになりました。 なんだろう・・・色んな所々の描写がリアルに共感してしまって。 電車で倒れないか心配になって、家で読みました。 結構きついかも。角田さんの作品はまだ読みたいけど、所々休憩が必要そうです。
0投稿日: 2010.04.16
powered by ブクログ角田光代さんの初期中編集。妊娠が判明した瞬間、変わり者の義姉が家に押しかけてきて、自分の家庭やそれまでの生き方をかき乱されてしまう表題作ほか。 独特の気味悪さ(けなしている訳ではなく。むしろ小説に対する言葉としては褒め言葉のつもり)に満ちた作品ばかり。 この中編集を楽しむには、私は5歳ほど歳を取りすぎていたのではないかという気がする。今の私は「何故生きるか」を悩む時期は過ぎ去り、「どう生きるか」を悩んでいるので。 タイムリーに角田さん結婚のニュースが飛び込んできた。ネットをザっとみた感じだと「意外」という反応が多いけれど、私は妙に「なるほどね~」と思ってしまった。なんていうか、角田さんって、まだ心は家出してみたいロック好き少女なところがありそう(これまたけなしているわけではなく)。
0投稿日: 2009.10.22
powered by ブクログ妊娠したのに変な義姉が居候することになって赤ちゃんがおかしくなるんじゃないかと心配するオンナのはなしと、突然おかしくなってインドへ行ってしまった彼氏とたくさんのともだちとバンで海へ遊びに行く彼女のはなし。 買い物のしかたはその人の人生の歩みかたに似てるらしい。 さとこは買い物に行っても何も買わなかったり衝動買いをしたりする。 さとこ
0投稿日: 2009.03.01
powered by ブクログ080529(a 080615) 080604(c 080716) 080831(a 081115)
0投稿日: 2008.05.29
powered by ブクログ「ピンクバス」 働いて、結婚して、子供を生んで、幸せに暮らしましたとさ。 というような言葉はたくさん目にするけど、 本当は、その単純なパターンの中に、たくさんの葛藤と矛盾がある。 複雑な心境を書き出すの、本当に上手だと思う。角田さん。 「昨日はたくさん夢を見た」 私の好きな、放浪旅行系♪ インドに旅行にいった彼氏と、日本で相変わらずだらだら過ごす自分。 変わりたいけど、変わらない。 世の中には、自分が変われば、世界は変わるって言う人がいるけど、 どうしようもない、もやもやから抜け出せない人もいる。 生きるって何? みたいなことを一緒に悩んでくれるような作品。 答えはないし、希望もないけど。
0投稿日: 2008.05.05
powered by ブクログ短編2作。 表題作は読んでて自分も妊婦でつわりで気分が悪い気持ちになるくらい、主人公に同化してしまって、読んでて鬱陶しかった・・。 嫌いじゃないけどやっぱり苦手なのかもしれない。
0投稿日: 2007.11.26
powered by ブクログ「自由」な社会の個人とはなんぞや、ということを考えさせられる。 同じ時間を共有していても、見ているものは異なり、違う世界に住んでいる事実を描く。 「空中庭園」のポイントがここにも表れています。
0投稿日: 2007.11.10
powered by ブクログヘヴィ。ピンク・バスは、ぐったりします。油ぎった空気をすっているみたい。昨夜はたくさん夢を見た、は、散らばって同じ光りのネオンのような人間模様。わかるなってかんじ。
0投稿日: 2007.09.27
powered by ブクログ妊娠した主人公が自分の人生を振り返る小説であるが、大学時代を振り返る場面など親近感を感じた。 ex)サラリーマンは同じ服とか、自分だけの事をやってやると粋がってみたり、逆に物凄く優等生になったり、社会のコースに乗ってみたり… この、主人公の行動の中での解釈が何かしっくりきて面白かった。 野生的な生命力の凄さより、社会的な成功への野心のある人に魅力を感じる・要は普通のレールに行くというだけの話。 ただ、それを考えるのが学生時代、いいね〜 俺も自分なりに結論を出さないとね。 それから、この人みたいに今までの道から方向転換するのは色々と振り返り自分らしくできるとは思う。それを、社会人として転勤族になるのは強制それるので少し違ってくるけど、1つの世界だけに通じる職人的スキルよりも、オールマイティの力をつけて広い世界に見たいかな…
0投稿日: 2007.08.30
powered by ブクログなんと申しますか・・・ 独特な世界感です。 2つのお話が収録されていますが、どちらもは、曖昧で、気だるくて、エキセントリックで・・・ 『ピンク・バス』 これはファンタジーなのか、現実なのか? 『昨日はたくさん夢を見た』は、イタガキがインドに旅に出てからの手紙は、うまいこというなって思った。 ガラス瓶の例えとかね。 それでもやっぱり、独特な世界観にちょっと戸惑いました。
0投稿日: 2007.07.17
powered by ブクログ主人公のサエコは、現在妊娠中。そこに夫の姉が突然現れ、生活をかき乱され、どうも精神状態が不安定に。サエコの感情もわかるが、オレからするとホームレス同様の学生生活を送っていたというサエコの過去は受け入れがたい。何を角田光代が訴えたかったのか、サラッと読んだだけではわけがわからない。何だかどうもピンとこない小説だった。
0投稿日: 2007.06.19
powered by ブクログ小説に大事なのは主人公の性格に共感できるかどうか。 わたしはダメでした。 きっとすごく好きってひともいるでしょう。
0投稿日: 2007.01.23
powered by ブクログ抽象的すぎて、よくわからなかった…。 解説読んで、あ、そうゆうことねと気づいたり。笑 ちょっぴり苦手。 07/01/08
0投稿日: 2007.01.08
powered by ブクログレビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/20537916.html
0投稿日: 2006.07.10
powered by ブクログ22歳の結婚して妊娠したばかりの不思議ちゃん系女の子の物語。旦那のお姉さんが(これまた不思議ちゃん)が来て、ただでさえ不安定なのにかき乱されて…。最後もピンクのバスに乗っていなくなったりと、まぁ雰囲気がちょっと古いかなぁって感じ。角田さんは好きだけど、これはあまり好きにはなれなかった。06.4
0投稿日: 2006.04.27
powered by ブクログこの異様な感じ。なんともいえない。だるくてだるくて、イライラしてたまらないんだけど、やめられない。で、読み終わったらなぜかすっきり。 角田さんやっぱりすごいです。
0投稿日: 2006.03.28
powered by ブクログこの前読んだはずなのに余り印象に残ってないな。取り合えず、「ピンク・バス」が一体なんだったのか謎 角田さんのいいところは日常を描くことだがこれは不可解な部分が強烈過ぎて読むのが大変だった。言い換えればそれだけ世界に入れこめる良い作品とも言うが、私は余り好きではない。
0投稿日: 2006.02.05
powered by ブクログお得意の苦手なタイプの同居人が押しかけるお話。 結局ピンクのバスが何だったのか分かんないのが夢の様なほわほわした雰囲気を出していた。
0投稿日: 2006.01.03
powered by ブクログ短編2作品でした。とくにピンクバスの歪んだ世界観がすごく好き。 妊娠が発覚したばかりの妻と夫。家族にさえ存在を隠すような夫の姉。 この話私にはさっぱりつかめなかったのですが、何度も読み返してしまいます。妊婦特有の精神的トラブルなのか? 人間の脳のシワ1つずつ広げちゃったらこんな風になってしまうのかも。
0投稿日: 2005.05.29
powered by ブクログ倦怠感や焦燥感があって、でも微妙な希望があって、なんとも不思議な小説。印象が残っているようで、忘れてしまっている。生きていくと、いろんな事があるけど全てを覚えているのではなく、体外が忘れてしまっていてふとあるとき突拍子もなく思い出してしまう。そういう、ふと思い出してしまうものを小説にしていると思う。なんとも存在感があるのか無いのか・・・夏のアスファルトの輻射熱で揺らめく景色のように、ありふれていて意識しないと無視してしまう。
0投稿日: 2004.12.27
powered by ブクログ短編集。タイトルにもなった「ピンクバス」という話が一番面白かった。主人公はピンクのバスにあのまま乗って行ったらどうなっていたのだろう。この別の話も書いて欲しいなぁ、なんて思ったりする。
0投稿日: 2004.10.23
