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ほかならぬ人へ
ほかならぬ人へ
白石一文/祥伝社
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総合評価

217件)
3.5
22
74
79
15
3
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    様々な愛のかたちとその本質を描いて第一四二回直木賞を受賞した恋愛小説。 リアルな感じ好き、ちょっと物足りない。

    0
    投稿日: 2015.01.24
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    恋愛小説 そう呼んでしまうにはもったいないくらい、きっちりした恋愛小説 最愛の人に気付く物語 手遅れなこともあるだろう、すれ違うこともあるだろう でも、そうやって生きるしかない、精一杯に 料理の描写がすごく印象的

    0
    投稿日: 2015.01.04
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    さみしいが人と人との繋がりが柔らかく優しいタッチで描かれている あとがきより↓ 一人きりの孤独なんて大したことない 本当の孤独は、だれかと一緒にいる時に感じる

    0
    投稿日: 2014.12.12
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    二話とも悲しい終わりなのが、なんか、白石一文らしい。 『かけがえのない人へ』のみはると黒木の美男美女じゃない感じがリアルでちょっと気持ち悪くなった。

    0
    投稿日: 2014.11.20
  • 表題作と「かけがいのない人へ」の2作品からなる恋愛小説

    表題作と「かけがいのない人へ」の2作品からなる恋愛小説。 この作家の作品を全部読んでみようと思っている。 特にこの作品は直木賞の受賞作でもある。表題作の「ほかならぬ人へ」は、 人生訓と云うか、本当に納得せざるを得ない言葉がいっぱいで読ませたし、 「かけがいのない人へ」は失恋こそが恋愛だと思うしかないというラストが泣 かせた。 いろいろな思いが込められていて簡単には言い表せないが、毎年用意して いる恋人のバースデーケーキという発想はには参りました。

    0
    投稿日: 2014.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『ほかならぬ人』、『かけがえのない人』の二編に共通するのは衝動とでも言える、心の底から湧き上がる感情のように思えた。この話での衝動は一時的なものではなく、むしろ積み上げた正確な気持ちであったように感じた。なずな、とみはるは普通の人が躊躇してしまう衝動に身を任せるということをやった。彼女たちのその後の結果がどうであれ、爽快な話だった。

    0
    投稿日: 2014.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ベストの相手」なんているという幻想は捨てたほうがいいんだろう。東海さんはそうだったのかもしれないけど、みはるにとっても黒木が本当に「ベストの相手」なかんて確かめようもないしわからない。 人は何でも失うと魅力が増すとも思うし、ベストだったと思い込む人間の力はすさまじい。こういうとき、私はベストじゃなかったんだ、と思うようにしてる。小説の中の登場人物にすらそんな都合のいいことは起こってほしくない心が狭い我儘なだけだけど。 でも、でも、もしベストだと思っても手遅れであることもあるだろうし、人生どうしたらそれがベストの選択なのかわからないなぁと思う。 あとがきがとてもよかった。編集者の宮川直美さんについても知りたくなった。

    1
    投稿日: 2014.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作の「ほかならぬ人へ」に出てくる、なずなも、もう一作の「かけがえのない人へ」のみはるもなんて自分勝手なんだろうと思ったが、逆に言えば、二人とも自分に正直なだけなのかもしれない。東海さんという女性だけがこの本の中の救いな気がしていたのに、こんな悲しい展開で二度も大切な人を失った明生の存在が悲しかった。

    0
    投稿日: 2014.10.01
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    出会うひと全てが自分の運命になんらかのきっかけを与えてくれ、ただし最後自分が選び取るものがなんなのか、みな漠然と迷いを捨てきれないままに、生きていくしかないという、あきらめにも似た覚悟とか。

    0
    投稿日: 2014.09.21
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    「ベストな相手」「印がある」「失くして知る」 「探索が人生」「見つけても不幸」考えさせられ、 でも正解なんて無い、だから永遠に語られるのが愛

    0
    投稿日: 2014.08.02
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    読み終えた後、思わず考えこみました。証拠、徴か。 ベストな相手と出会っても結果がベストになれなかったら…。誰かが不幸になっても、出会えたのであれば幸せ? 人間って何度も失敗して新しい自分を発見したり、より自分にベターな人と出会っていくんだな。と思う。 自分にとっては、純粋な恋愛小説ではなかったが、考えさせられた。 死ぬ前最後の1日までに出会える? もしくは、出会ってたと感じるか。 結局、後から気付くことなんだな。 匂いは、わかるなー。

    0
    投稿日: 2014.07.11
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    タイトルが素敵。 他の作品も、そう感じることが多かった。 今まで読んだ作品に比べて読みやすかった。 男のボヤキから始まる。けれど、コンプレックスを抱えていても、育ちが良く、容姿も悪くないと、理屈っぽくなく、仕事も恋愛も比較的素直な感覚でいけるのかな?と思いました。

    0
    投稿日: 2014.07.04
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    男女の恋愛を題材にした物語。 なずなとみはる。 自分の欲望に正直であるが故に周囲の人間を無下に扱う部分は共感できなかった。 そういうタイプの人間がいることは理解できるけれど、私だったら耐え切れなくて一人になることを選ぶ気がする。 ☆☆☆ 「みんな徹底的に探してないだけだよ。ベストの相手を見つけた人は全員そういう証拠を手に入れてるんだ」

    0
    投稿日: 2014.06.01
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    生きる事、愛する事を考えてしまう。 自分に裏切られて生きていくと言うことが、解るような解らないような感じがしたが、すんなり読めた。

    0
    投稿日: 2014.05.31
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    「しるし」は、これだと気づくものではなくて、これだと信じることからはじまるものではないか。おそらくは。 一方で、それだけでもないということにも気づいている。 前向きではなくても、命に対する考えに共感。

    0
    投稿日: 2014.05.04
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    恋い焦がれるだけじゃなくて、 これは、強い繋がりがあるな、って分かる時がある。 すごく幸せなことだと思う。

    0
    投稿日: 2014.04.22
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    この著者の作品は、いつもタイトルは魅力的で期待し手に取るけど、読んでがっかりのパターン。 今回もそうだった…。 二作品収録されているが、どちらも愛の深さが伝わってこない。 読了後も、からっぽ。

    0
    投稿日: 2014.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    142回直木賞。 運命の人には何か印があり、それを探すのが人生。名家の育ちなのに、兄たちに比べうだつの上がらない主人公は、一目惚れでキャバクラ嬢美女に惹かれて結婚。しかし、その女性には実は思い続けている男性が。その男性は女癖が悪く、彼らたちの非常さに主人公は巻き込まれ……。 「たとえ最期の瞬間でも運命の人に逢え、それを印で確かめられたら、それが人生の幸せだ」というのが作者の教えなのかもしれない。それにしても、朝ドラ「純と愛」脚本の遊川さんや「恋空」ばりの事件災難何でも有りの展開では、そんな教えは胸まで届きませぬ。

    0
    投稿日: 2014.01.26
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    愛について。ベストな人との出会い。 この世界の問題の多くは組み合わせの誤りによって生まれている。 恋愛や結婚における問題が起こるのも、「ちゃんとした組み合わせ」である「ベストな相手」に出会えていないからだ。 「匂い」「初めて」

    0
    投稿日: 2013.12.31
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    「ほかならぬ人」、「かけがえのない人」に死ぬ前一日でも出会えたら成功。人生は宝探しとおんなじ。明生の言葉を信じてみよう。 解説で白石さんの他の作品も読みたくなった。

    0
    投稿日: 2013.12.15
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    表題作は、不器用な人が、掛け違えたコートのボタンを悴んだ手で直そうとしているような作品に思えた。 もしくは出れそうで出れない藪の迷路を裸足で右往左往するような。 面倒な社会の面倒な愛に関する小説。

    0
    投稿日: 2013.12.08
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    すらすらと文章がはいってくる本でした。「ーベストの相手を見つけた人は全員そういう証拠を手に入れているんだ」という文章が自分にとってはしっくり来ない部分もあったけど印象的だった。主人公の明生が、「生まれそこなったんだ」といいながらも、物語を経るにつれて一番魅力的で人間味あふれる素敵な人になっていてとても引き込まれるし、東海さんもおおらかで最後の展開が苦しかった。また、最後の解説の文章から、作者のことがもっと知りたくなった。

    0
    投稿日: 2013.12.03
  • 期待し過ぎてしまった

    これが直木賞クオリティなのか、、、私には合わなかった。 面白いと思う人もいれば、私のように駄目な人もいる。 本との出会いは、人との出逢いに似ているな。。。

    0
    投稿日: 2013.11.30
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    白石一文さんの直木賞受賞作。男性視点の「ほかならぬ人へ」と、 女性視点の「かけがえのない人へ」の2篇の恋愛小説。全然違う話だけれど対になっており、結婚制度に対する男女の考え方が浮き彫りになっていて興味深い。世の中には「ほかならぬ人」じゃない人と結婚する場合も多いとは思うけど、「ほかならぬ人」とめぐりあって結婚できるのは奇跡なんだろうな。 友人が編集者として解説を書いているため、思い入れのある本。白石さんと編集者の絆が伝わってくる解説だった。

    0
    投稿日: 2013.11.21
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    好きと意識したり守りたいと意識したり結婚したいと意識してる人じゃない どんな外見でも知らぬ間に会いたくなり、自然と解放出来る人が、ほかならぬ人 そうなるには、この人だと、なるには気付かない内に証拠を感じているらしい 意識しないで証拠を感じているとなると、気付くまで、満足するまで、必要とするまでが長いかもしれない けど人生かけて辿り着くべきところだろう

    0
    投稿日: 2013.10.07
  • 最後にじわっと

    2つの物語「ほかならぬ人へ」「かけがえのない人へ」があります。両方とも、読み始めるとなんだか、登場人物が多くて、誰が誰だったっけなとわからなくなってしまうこともあり、失敗かなぁと思いました。が、冷静に読んでいたつもりが、最後にじわっと涙が。色々と複雑そうに書いてあるけど、実はひたすら純粋な恋愛が描かれてたということです。時間があるときに静かに読むのがおすすめ。

    1
    投稿日: 2013.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほんとは二人ともベストの相手がほかにいるんだ-。愛するべき真の相手はどこにいるのだろう? 「恋愛の本質」を克明に描き、さらなる高みへ昇華する。表題作ほか全2編を収録。『Feel Love』掲載をまとめて書籍化。 二人の兄は超進学校。自分は勉強ができない。一族が創始者、日大付属から日大へ。両親には、病院で取り違えたの?と聞く。あなたは丈夫で手がかからなかった。

    0
    投稿日: 2013.09.23
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    白石一文による直木賞受賞作。 運命の人には何か、印がある。それを探すのが人生であり。最期の瞬間にでも出会えれば、それが幸せである。 人と人の繋がり、運命、出会いというありふれたテーマを題材にしつつも、著者らしい、思索的な恋愛小説である。

    0
    投稿日: 2013.09.20
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    白石一文さんは読者を置いてけぼりにする。悪い意味ではない。もう少しその後のことを覗いてみたいなあと思うけど、そこから先は書かれていない。だから少し消化不良・・。なずなにもみはるにも苛立たしい感情が湧いてしまう。自分の度量がまだ十分でないのかもしれない。余計に消化不良・・。

    0
    投稿日: 2013.09.17
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    自分にとってベストな相手は誰? その相手に出会うまで、色々な道のりがある。 思い込みで相手が必要だと思ってしまったり、本当にベストな相手なのに、生涯を共に出来なかったり。 気付いた時には遅くて、切ない気持ちに… 2012.9.4

    0
    投稿日: 2013.09.04
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    どうしても、理解できなかったりするのが恋愛だ。こっちのほうがいいのにどうしてもあっちにいってしまう。 大人になって、家庭もあって、どこか冷静にそっちはダメだよ。と計算できるし行動できる私は、きっと普通の主婦なのだろう。 でも、この小説に書いてあることもわかるのだ。こういう生き方しかできない人もいることも。そういうことを思い起こさせてくれる小説。

    2
    投稿日: 2013.08.29
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    樋口毅宏が以上に薦めていた小説なので「現行の同業者の小説を薦めるなんてよっぽどだな」と思い、手に取った本。 「伴侶」をテーマにした中編が2本入った直木賞受賞作。 生まれながら少し恵まれた主人公がアクシデントで傷つき、それがきっかけで周りの人間と思わぬ交流を深めていく表題作と、職場の同期と結婚が決まっているのも関わらず上司との関係を辞められずにいる女性が主人公の後半の物語は、どちらも大変読みやすく、心に残る結末を迎えるが、表題作は物語のボリューム故か展開が唐突すぎる箇所がちらほらあり、無理矢理泣かせにかかっている印象が拭えない。 一方で後半の中編は激変する勤務先、思いが通じ合っていない婚約者、くせ者の上司と物語の小道具が過不足なく設置されていてこちらの方が読み応えがあった。

    0
    投稿日: 2013.08.29
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    直木賞受賞とのことだけれど、うーんほかの白石さんの本の方が読み応えあったな。 東海さんに惹かれるのがよくわからなかったし、かけがえのない人へのみはるは婚約者がいるのに・・・と思った。 結婚というキャリアを消化したい、という願望はわからなくもないけれど。

    0
    投稿日: 2013.08.25
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    P106 「なずなはあの暗い部屋をトンネル代わりにして、新世界へと旅立って行くつもりなのだろうか。そのトンネルの先に広がっているのは、ひからびた過去にがんじがらめになった寒々しい未来でしかないというのに。」 P111「宇津木、生きてたらいろいろあるよ。でもね、何年か経ったらどんなことでも大したことじゃなかったって分かるから。人間はさ、そうやって毎回自分に裏切られながら生きていくしかないんだよ。」」

    0
    投稿日: 2013.08.17
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    特にかけがえのない人の方の主人公の考えに共感できなかったなぁ。主人公に魅力がないと…反感持ったまま読み終えた。今まで読んだ恋愛小説とは違った印象、こんな恋愛小説もあるんだ ~。恋愛とは直接関係のない描写が不必要に細かく描かれている気もする。文章も古臭い。一つぽつんと心に残ったのはベストな相手に奇跡的に出会えたとしたら何か二人にしかわからないようなしるしみたいなものがあると小説の中で語られていたところ。でも残念なことに二つの作品とも相手が目の前から消えてからそれに気付くんですよね…

    0
    投稿日: 2013.08.16
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    最初のページから惹きつけられてすぐに読み終えてしまった。何だろう、うまく言葉にできないのがもどかしいが、違うけどわかるような、無かったけどあったような、かんじ。

    0
    投稿日: 2013.08.10
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     愛するべき真の相手は、どこにいるのだろう? 「恋愛の本質」を克明に描きさらなる高みへ昇華した文芸作品。第二十二回山本周五郎賞受賞第一作! 祥伝社創立40周年記念出版。

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    ここに出てきた人たち みんな、この後どうなるんだろう・・・・ そっちの方がいろいろと真実を含んでいるような気がした。

    0
    投稿日: 2013.07.26
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    人が発するいい匂いってあるよね。芳香体の人っていうか… それよか、かけがえのない人への方が面白かった!! 物語の筋はいいと思うの。 ただね、話が飛びまくったりして、場面が変わったりするんだけど、それって映像で見るなら面白いけど、文書で特に段落も変わらず場面が変わられるとあれ?って感じになって読み戻したりしなきゃいけないのよね。それがスラスラと読めなかった残念なポイント

    0
    投稿日: 2013.07.23
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    ベストな相手が見つかったら、「この人だ!」って思えるような、しるしがみつかる、と明生くんは言ったけど、そんなことってあるのかな? たとえ「この人だ!」ってその時は思ったとしても、時とともに人の気持ちは移ろいゆくから、その人が永遠にベストであるとも限らないかもしれない。 2つの話は2つとも、得たパートナー以外の人を想い、どうにもならなかったり、どうにかしようとしてしまったりする人たちが出てくるけど、得なかったものって良く見えるから、だからこそ焦がれてしまうんじゃないかな。 それでも、男も女も「ほかならぬ人」だと思ってしまった相手を得たいと思うのは、本能として仕方のないことなのだろう。

    0
    投稿日: 2013.07.20
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    『最愛』と『大切』を知るなら、この一冊を是非オススメする。 そして、『ほかならぬ人』へ読んで欲しい。

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    解説が深かった。解説を読んで作者が言いたいことがよく理解できた。 愛について、ベストな相手について考えさせられる作品。

    0
    投稿日: 2013.06.12
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    短編2編。2編ともハッピーエンドではなく複雑な人間関係を描いており、愛って何だろうと考えさせられた。 個人的には『ほかならぬ人』の東海さんが魅力的だ。その東海さんとの結末が印象的だった。

    0
    投稿日: 2013.06.10
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    人を好きになることは、その人に愛される努力をする決意かと思う。 愛される努力は、紛れもなく、相手を許す決意で、それは同時に許されたいと願うことかと思う。 シンプルになれない諦めがあるから、こういう作品は予想以上にくらう。 うぅ。

    0
    投稿日: 2013.06.05
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    『バカ』とは、好んで自分の幸せから遠ざかる人のことを言うのだと思う。環境、体系、知性などの要因によって、幸せに近づけない人の事ではない。 結局は幸せという言葉も抽象的で、それを恋人に求めるのなら、確実な脈絡が欲しくなる。それは個人の中で存在していれば良いのだが、社会に人として存在している以上、見栄と闘う事になる。ここで、見栄に負ける人間が、恐らくは『バカ』と呼ばれる人達だろう。 本作は、対恋人の中で生まれる幸せを、手に入れることが出来る人間達が、見栄の中でもがき苦しむドラマである。 短編が二作綴ってあるが、個人的には『かけがえのない人へ』の方が面白かった。黒木という人間の深さは見ものである。

    0
    投稿日: 2013.06.04
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    評価は正確には3.5をつけたい。 読み終えての印象は、なんか不思議な感じ。 愛について。深い意味を含んでるお話。

    0
    投稿日: 2013.05.22
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    142回 2009年(平成21)下直木賞受賞作。恋愛小説。富裕層育ちの”坊ちゃん”男が、家族の反対を押し切ってキャバ嬢と結婚するが、”モトカレ”の存在がわかり次第にすれ違いが生じてくる。登場する男たちは”自分で決めない男”や”下半身がだらしない男”ばかりだが、女性は恋愛に積極的な女ばかりでカッコいい。おすすめ。表題作の他に一編『かけがえのない人へ』が収録されている。女性が主人公のこちらのほうが好きだ。

    0
    投稿日: 2013.05.19
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    本書は、自分の実体験を匂わせる要素が多々あり、読了するまで、相当苦しく痛いはなしだった。 それでも、人の暖かみと、荒々しいほどの心の本流を十分感じ取れる作品である。

    0
    投稿日: 2013.05.17
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    恋愛・結婚における、ベストな相手とは?を考えさせられた本。 本当に大事なことは本の中には明確に書かれていない。

    0
    投稿日: 2013.05.17
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    白石一文( @kaz_shiraishi)著。 「ほかならぬ人へ」(直木賞受賞作)と「かけがえのない人へ」の二作。 やっぱ僕は恋愛小説、白石一文が好きみたいです。

    0
    投稿日: 2013.05.15
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    ベストな相手、、ね。確かに、ずっと探しているかも。でも、永遠の生を求めるのと同じくらい、ベストな相手を探し続けることは夢見る桃源郷なのかも。。ベターな相手を見つけることは、死を身近に感じ受け入れることなのかしら。。他にも白石さんの意見を聴いてみたくなる一冊でした。

    0
    投稿日: 2013.05.06
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    「俺なんてどこにもいやしない。ただ、お前の目に映る、お前が感じる、お前が考えるこの俺がいるだけだ。」 「ほかならぬ人へ」「かけがえのない人へ」の二作品収録。 自分が心から欲している人っていうのは、本当の自分は気づいているのだけれど、色々なしがらみとか、常識とか、理性とかが邪魔をして、気づきにくくなっているんだよ。そう言われたような気がしました。そうなのかな。気づけるといいな。 東海さんと、黒木さんがとても魅力的でした。これは、明夫とみはる視点で書かれているからなのかなとも思います。 あと、あとがきがとても面白かったです。こんな面白いあとがき、あまり読んだことないなぁ。

    0
    投稿日: 2013.05.06
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    恋愛とは。 それのみを問う、2つの話。 あまりしっくりこなかった… 多分私の恋愛経験が浅いから? あまり恋愛に興味がないから? いつも傷つくのが怖くて逃げてるから? 不倫され、浮気して、…と、 明らかに正しい形ではないけれど、 自分の恋愛にただ、一生懸命な主人公。 羨ましいとはおもう。 ところどころ話が飛んで、時間も急に飛んで、 いきなり新しい人が出てきて、と ちょっと読みにくかった。 たまに置いていかれた。 うーん 恋愛小説が私に向いてないのかな。

    0
    投稿日: 2013.05.03
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    「ベストの相手がみつかったときは、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ」…妻のなずなに裏切られ、失意のうちにいた明生。半ば自暴自棄の彼はふと、ある女性が発していた不思議な“徴”に気づき、徐々に惹かれていく…。様々な愛のかたちとその本質を描いて第142回直木賞受賞した、もっとも純粋な恋愛小説。 読みやすく、直木賞らしい作品。2編構成で、その2つの物語が交差するのかと思いきや、全くしなかったのは残念。2つ目の物語は切なく、愛のかたちは人それぞれであることを感じさせられた。個人的には好きな作品。人は間違いながらも、たった一つの自分の大切なものを守るために生きていこうともがいているのかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ほかならぬ人へ」 誰がみても別れた方がよいと思えるのになかなかなずなを切れない。やっとこ東海さんと結ばれるのに幸せは長く続かない。そういう不条理さこそ現実だと思う。 「かけがえのない人へ」 黒木は「初めて」を与えてくれる。水鳥にはない。それが総てではないか。 形式的に世間のルールに適っていても幸せになれるとは限らない。つまらない人間と付き合っても本当の意味で幸せにはなれないと改めて思わされた。

    0
    投稿日: 2013.04.28
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    直木賞を受賞したとのことで、衝動買いした本。“ほかならぬ”という言葉に惹かれました。必要とか、愛するとかよりも強い、どうしようもない気持ちを感じさせる言葉。 中編が2本はいっており、それぞれに全く色合いの違う話。共通しているのは、終わり方がどちらかというと、アンハッピーであることと、「本当に自分が探し求める人」と一緒になることの尊さと苦しさを伝えていること、であると思います。 どちらも最後に残るのは、喪失感。ただただ悲しいです。ストーリー自体におきな波があるわけではないけれど、読み切るとズッシリと心にきます。しばらく呆然としたし、これからの人生を考え直しました。。

    0
    投稿日: 2013.04.21
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    これで直木賞?もっとも純粋な恋愛小説、という謳い文句は今すぐ修正すべき。半分読んだところでゴミ箱に投げ捨てた本って初めてだな。

    0
    投稿日: 2013.04.21
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    「ほかならぬ人へ」「かけがえのない人へ」の二編からなる。 表題作は、期待し過ぎたからかそれほどぐっとくるものが無かった。 ただ「良い香りがする人」のことはなんとなく、あるような気がしている。 それから「間違っている相手」がいるということも。 わたしには「かけがえのない人へ」の方が感情移入しやすく、読んでいて面白かった。 展開も終わり方も大方の予想通りというところだと思うけれど、そういう楽しみ方もあっていいのではないかな。 裏切られることだけを期待して小説を読んでいるわけではないし。

    0
    投稿日: 2013.04.21
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    新潮社のyomyomで初めて白石さんの作品を読んで、そういえば書店でよくこの本見るなーと思って買った作品。直木賞も受賞している。ところどころに心に刺さるようなフレーズがあり好きな作品だ。ただ、一つの物語で前ページ使って欲しかったなーとなんとなく思った。

    1
    投稿日: 2013.04.20
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    「ほかならぬ人へ」と「かけがえのない人へ」の2つの物語。 最初は男性が主人公、次は女性が主人公。 どちらもうまくいかない自分の思い、生活、関係などが書かれている。 直木賞受賞ということで読んでみた。白石一文の作品は3作目。 男性作家でも女性の気持ちをこういう風に書けるのってすごい。 ただ途中ちょっとドラマチックすぎると思うとこがあったり、仕事の背景のくだりが中だるみ感があったけど、さらりと読めた。

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    投稿日: 2013.04.17
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    「ほかならぬ人へ」 靴屋の男と、靴屋の女、ホステスあがりの女性の話。 「ズブロッカ」というお酒の響きと、冷凍庫に保管しているということ、それをいっきに空けてしまいクラクラになるというところに魅かれた。 後日ズブロッカというお酒を飲んでみたりしたし。 安酒らしい。 「ズブロッカ」って良い響きでしょう? 「かけがえのない人へ」 電池屋の話。 リチウムイオンバッテリー? 黒木さんはラグビーかなんかやってたがたいのいい色黒の人。 大めしをくらう。 そんで主人公は若いOL 婚約者が居て、イケメン風でだめな感じ。 セックスの相性というのは大切だなぁ・・・

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    投稿日: 2013.04.16
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    表題の『ほかならぬ人へ』と、『かけがえのない人へ』という、愛に関する二作が収められた作品。 前者は思慮深さなんてものが感じられず(とくに主人公)薄っぺらく、でもそれがリアルでもある。 前者も後者も、それぞれの都合、それぞれの心情が交錯し、哀しいエンディングを迎える。村上春樹の作品を読んだあとなので、読中はすこし退屈だったが、エンディングが絶妙でよかった。

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    投稿日: 2013.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    就活している頃に直木賞を受賞したので買ったのだが、そのまま積ん読状態になっていたものを読んだ。題名から想像の付くとおり恋愛小説だったが、表題の受賞作よりも、一緒に入っている「かけがえのない人へ」の方が面白かった。好きで一緒になったのに、どうしてうまくいかないのかなあという永遠の(?)課題が浮かび上がる。2作とも、主人公がブルジョワ~中産階級で、世間的に見たら「幸せ」な結婚をするのが全然幸せじゃないんだよね、という意識に支えられたストーリーであった。生まれ育った、ある種「恵まれた」環境から逃げ出したい。けど・・・という葛藤が本能的な性愛を通して描かれる。

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    投稿日: 2013.04.07
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    「ベストの相手が見つかったときは、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ」… 妻のなずなに裏切られ、失意のうちにいた明生。半ば自暴自棄の彼はふと、ある女性が発していた不思議な”徴”に気づき、徐々に惹かれていく…。 様々な愛のかたちとその本質を描いて第142回直木賞を受賞した、もっとも純粋な恋愛小説。

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    投稿日: 2013.04.07
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    愚かな行為を繰り返す女性と、いちいちまともな男性との対比。そうできればいい、でも心と体は裏腹。女性からそんな声が聞こえてきそうです。逆に男性ってすごく我慢強いなあと思います。感情と理性のバランス。完全に制御できる人間なんて、きっといないのではないでしょうか。

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    投稿日: 2013.04.01
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    出だしは何だか難しそう?と思ったけど、最初だけであとは読みやすく、そしてぐいぐい話に引き込まれていた。お気に入りの一冊となった。

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    投稿日: 2013.03.30
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    表紙のインパクトが強くて 気が付いたら買っていました 笑 一言でまとめるとこの作品は 恋愛が綺麗に出来ている わたしはそう思いました 恋愛って綺麗だけじゃなくて 汚い部分もあると思うのですが この作品はとことん綺麗。 綺麗な恋愛小説を読みたい そんな方にオススメだと思います

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    投稿日: 2013.03.27
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    恋愛小説なんて久しぶりだけど、装丁に惹かれて買っても後悔しなかった。 愛ってなんだろう、と考えてる人ならだれでも、この小説で何かに気づく瞬間があるだろなぁ。何かは百人百様。 この小説はけして快楽や高揚を求めるものじゃない。エンタメじゃない。地味に感じる人もいるかも。 愛は、憧れるようなドラマチックなシチュエーションのなかから夢のように生まれるものじゃない。空気のようでなかなか顕れて見えない生活や生態の中に隠されてる。それがぼくにはリアルだった。地味なんだ。綺麗なものとは限らない。曲がった愛もある。そんな愛を著者は彫刻のように変わった角度からこつこつと掘り起こす。掘り出されたものにすごく惹きつけられた。

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    投稿日: 2013.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ベストな相手、ほかならぬ、かけがえのない人。 それはやっぱり無くしてから気がつくような…、 思い込んじゃうときもあるけどね。

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    投稿日: 2013.03.21
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    ベストの相手が見つかったときは、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ。。。。本当にあればいいのにっ!

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    投稿日: 2013.03.20
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    大人の恋愛における相手の見つけ方を描いた作品。直木賞受賞作品。 勉強になったところ引用。 「みんな徹底的に探してないだけだよ。ベストの相手を見つけた人は全員そういう証拠を手に入れてるんだ」「死ぬ前最後の一日でもいいから、そういうベストを見つけられたら成功なんだよ。言ってみれば宝探しとおんなじなんだ」 渚(※幼馴染)が死んだのは、その日の昼間のことだ。決して自殺ではない。偶然の事故だった。 「この世の中になくてはならないのにないものが二つある。一つは正義。そしてもう一つはドラマだ。」

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    投稿日: 2013.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世の中に運命の人って本当にいるのかな? 運命と分かっても、違う人と結婚しちゃうもんなの。 秋生は妻に裏切られ、会社の上司と一緒になり、看取る。これって運命の相手は上司だったの? 婚約しているのに、昔の男とよりを戻し、結婚式の前日に逃げ出して男のもと行くけどマンションはモノケの殻。 この後、そのまま結婚するのかしないのか。 考えさせられる話でした。

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    投稿日: 2013.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本編も良かったですが、何よりも解説の中の作者から解説者に宛てた手紙に感動しました。あーそうだなーと・・・しみじみと納得してしまいました。

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    投稿日: 2013.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ほかならぬ人へ」と「かけがえのない人へ」の2つの短編が入っています。両作品とも主人公に男女の違いはあるものの、恋愛に受け身で、恵まれた環境にありながらも人生をどこか悲観視した主人公が、自分にとって本当に大切な人の存在に気づくまでを描いた作品ということでは共通している。感情移入があまりできなかったのと、作家さんの文章の書き方が好きじゃない部分があった。(固有名詞で実在している流行りの芸能人名や音楽名を書くのは、文章が流行りと一緒にすたれてしまうようで普遍性が薄れるのが好きじゃない。)直木賞を受賞した「ほかならぬ人」のほうが大切な人を見分けるための仕掛けのようなものがあってよかった。 完全にネタバレだけど、、、 自分にとっての「ほかならぬ人」を見分ける方法とは「におい」。何かのテレビ番組で見たが、遺伝子上最適なパートナーを見つけ出すには、その人のにおいが好きかどうかで分かるといった実験結果が実際にあるらしい。あくまで性格面での一致ではなく、遺伝子レベルで最適ということらしいけど。それを思い出した。

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    投稿日: 2013.03.07
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    15冊目に借りた本。 明生さんとなずな、明生さんと東海さん、みはると水鳥、みはると黒木さん。どの関係も痛々しくて満たされることが無い。 読んでいる最中はドロドロとした気持ちでいたけれど、読み終わって振り返ってみると、なんてことはない星の数ほどある小説のひとつだなと思ってしまいました。それほど特徴が無い。 特に何がどうと言うことも無く、若干靴屋とか、電池屋のわりとどうでもいい社内のゴタゴタが多く取り上げてあってしかもそれが中途半端でなんなんだろうなーと思ったくらい。 そういう体験をした人にとっては違う読み方ができるのかもしれないけれど、そういう体験をしたことが無い人にとってはひっかからない、ってことなんだと思う。自分がみにくいあひるの子だと気が付くか、気が付かないかの差。 でも、解説のところにあった作者からの手紙文が身に染みて、この部分だけでも(あとケーキのくだりも)この本に出会ってよかったなと思った。 「ぼくは、自分と関係を取り結ぶほとんどの人たちに対しては、やはり寛容であたたかであればいいと思っています。その方が人生がずっと豊かになるのですから。 ただし、自分と本当に深々とした縁を結ぶ人を選ぶときはかなり厳しい目で臨むべきだと思う。妥協は禁物だし、もし、その人の嫌なところをも含めて受け入れようと思った時は、その欠点を自分は一生許し続ける、と言う誓いを立てるくらいの気持ちで思いきり許すべきだと思っています。 小説でも書いたことがありますが、一人きりの孤独なんて大したことない。死ぬほどの孤独にはならない。だから引きこもりの人もホームレスの人も案外自殺しない。本当の孤独は、誰かと一緒にいる時に感じるんですよね。恋人同士や夫婦がうまくいかなくなると、そういう死ぬほどの孤独がやってくる。だからちゃんと選ばないと実はエライ目にあうし、みんなそういう目にあってるんです。」 受け入れようと思ったら、その欠点を一生許し続ける。 実行できる大人でありたいです。 あと、ケーキを冷蔵庫にしまう時はビニール袋を何重にもしておくっていうのは目から鱗だった。確かに1日冷蔵庫に入れたケーキほどのがっかりケーキはない。生クリームの冷蔵庫臭さったら・・・。 冷蔵庫臭いって思っているのに対策を立ててこなかった自分にびっくり。

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    投稿日: 2013.03.06
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    壊れた男の告白である。 この小説が、ではない。この小説が文庫化されるにあたって添えられた巻末の解説が、である。私は、本篇の小説そのものの内容には一切触れることなしに、この本のレビューを書こうとしている。そんな仁義破りをさせてしまう程、型破りな面白さがその「解説」にはある。 人によっては余計なものかもしれないが、解説は単行本が文庫化された時のメリットのひとつだ。例えば、佐藤優はある程度の読書人には知的で抑制の利いた文を書く優れた著述家として知られている。しかし世間の彼を見る目は、容貌怪異な刑事被告人という色眼鏡越しのレッテル貼りのものだ。 偉そうなことは言えない。私自身、彼の著作を読んでみるまでは、「あの鈴木ムネオ議員と一蓮托生の外務省のラスプーチン」とのイメージしか持っていなかった。 そのラスプーチンが書いた『国民の罠』を「いい本だな」と思った、とこともなげに言ってのけたのは川上弘美だ。 瓢然とした嘘話の名手である川上さんが解説のなかでそう断言しているのを書店で立ち読みし、目から鱗が落ちた私は初めてこの世間の目からは「埋もれた知性」というか、「留置場の中に閉じ込められた知性」に触れることができた。解説の妙味、とはこういう事なのだと思う。 で、この『ほかならぬ人へ』の解説である。 書いたのは宮川という新潮社の編集者である。間違ってはいけないのは、この小説は祥伝社から単行本として出され、文庫化も祥伝社文庫としてなされている。ショーデンシャといってもそれ何処の出版社って思ういう人がいるかもしれない程の、失礼ながら有名どころではない会社だ。 だから、この「解説」はよく読むと、新潮という超メジャーな会社の間抜けな編集者がポカをやらかして、直木賞を獲る程の作品をマイナーな会社に盗られちゃったという「告白」と「懺悔」だということが解ってしまう。 同時に、解説の書き手が「ぶっ壊れていた」といういい方で、自らが精神を病んでいたことをカミングアウトしてもいる。おそらくは彼が病のせいで長期休職している間に、新潮社はベストセラーを扱うチャンスを失ったのであろうということも、読むと解ってしまう。そんな病んだ彼と著者である白石さんとのメールのやり取りも生の文面がまんま掲載されていて、この作家の大人な優しさも滲んで見える。そういう意味では生半可な解説以上に作品と作家の人なりを読者に伝えてくれてもいる。 また、音楽や映像作品には、「これクスリかなんかやりながら作ったよね、絶対」と思えるものが時々ある。 宮川が学生時代に白石作品と初めて出会った時のシーンは、「その本が光っていた」と書かれているが、これもどこか「逝ってる」感じの迫真性がある。 宮川は、六本木の書店でその一冊と出会った時のことを、当時在籍していた三田の大学(ってことは慶應のことだろう)の裏門を出てから、「麻布十番」を抜け「芋洗い坂」を上り、「六本木交差点」を左に曲がり、と言う具合に長々くどくど道順まで詳述している。 そうして辿りついた書店で、 「『僕のなかの壊れていない部分』という本のビビッドな黄色は、青山ブックセンターの平台で、まさに店内のすべての光を集めていた」 と壊れていた彼の頭は感じたのだという。 私個人的には、その道順の部分部分が仕事やプライベートで何度も歩いた馴染みのある道ばかりで、だから、歩く宮川と一緒に歩き、「逝ってる」宮川の感覚と同じにその一冊が光って見える様子を、やすやすと追体験してしまえた。 ある意味、これはヤバい薬のような「解説」である。 だから、よい子はこの「解説」を読んではいけません、と言うべきかもしれない。 だから、すべてのよい子じゃない読書人に、この「解説」は効くよ、とお勧めできるかもしれない。

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    投稿日: 2013.03.04
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    「ほかならぬ人へ」 妻のなずなに裏切られた明生。無かったことにしてやり直すも結局、破綻。ベストな相手に巡り合うことは出来るのだろうか?好きになった相手をベストな相手だと思いたい。でも、そうもいかないから、みんな苦しむ。 「かけがえのない人へ」 エリート社員の聖司との結婚を決めたみはる。なのに年上の黒木とも関係をもってしまう。聖司と会い、黒木と話し、だんだん自分のほんとうの気持ちがわかってきたみはる。かけがえのない人は誰なのか? どっちもちょっと切ない。

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    投稿日: 2013.03.02
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    読了、レビューを書きました。 その人はあなたの運命の人でしょうか。なぜそう言えるのでしょう。 この問いに作者は「ベストの相手が見つかったときは、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ」と登場人物に述べさせている。昔の恋人と切れない妻がいる名家の三男の傷心と再生の物語。人の縁はそのときどきではどうにも分からないもので、何があっても努力して乗り越えようとするか。運命と諦めるか。 二〇代後半の三男は、すごく仕事のできる女性の先輩に甘える。最初は仕事で。次第に精神的に。そしてたびたび突き放される。あやしたり、叱りつけたり。現実では、弱ってる人を突き放すには強さがいるのに。なぜ彼女はそれほど強いのか、徐々に明らかになっていく。 表題を含む中編2編。後半の「かけがえのない人へ」はフィアンセがいながら上司と逢瀬を重ねる女性が主役だ。 ここまで書いて気付いたが、どちらも女性が悪く描かれてる(^^;;;。男は弱くて格好良い人物ばかりの気も。直木賞作品。

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    投稿日: 2013.02.28
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    少し心が病んでたので、あえて純愛小説。 思えば男性著者が書く恋愛小説を読むのは久々。軽く読み終えることができました。そうそう、って思うこともいくつか。タイミング的には丁度よかった。 帯にもある「ベストの相手が見つかったときには、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ」そー思って、ここまで生きてきたんだけどなー(笑)そう思うけど、なかなか証拠があるオトコが見つからない。 あと。「自分に裏切られながら生きていく」。今の自分には突き刺さる言葉。自分には常に裏切られるよね、ほんと。いつまで経っても。もう少しちゃんとスマートに生きている大人になるハズだったんだけど。 心が病んでるので(笑)、今の自分と重ねながらの感想。 でも、結果として、愛が成就するのは瞬間の出来事であり、それと結婚や永遠を語ることは全くの別モノであることをしっかりと伝えてるお話でもありました。

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    投稿日: 2013.02.24
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    んーベストな相手を見つけられてない。ベターな相手。間違いないっていう証拠はどこにあるんだろう。なんかなー男性が書いた恋愛小説って感じ。ちょっとネガティブ。

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    投稿日: 2013.02.23
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    人を好きでいることは 誰かを傷つけるか 自分を傷つけるか どちらかを選択することなのか 自分を裏切って生きようとする 自分を許しなさいってことなのか まだわからないなあ 愛ってなんなのか

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    投稿日: 2013.02.22
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    今までと違ってだいぶ砕けたテイストだった。まるで違う人の作品を読んでるみたい。でも晩婚のOLと離婚夫婦が出てくるのは変わらず。昔はこうなりたくないな…って思ったけど今は絶望の先に希望が見える。

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    投稿日: 2013.02.21
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    宮川直実さんの解説が、すべてを語っている。 『見つめ合うべき二人がちゃんと見つめ合うという至極当然のことがこの世界でやなかなか実現しない』 この言葉には、思わずページの端を折りました。 わたしも「ちゃんとした組み合わせ」の人と出会えるといいなあ。

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    投稿日: 2013.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「この世界の問題の多くは、何が必要で何が不要かではなく、単なる組み合わせや配分の誤りによって生まれているだけではないだろうか。これが必要な人にはあれが、あれが必要な人にはそれが、それが必要な人にはこれが渡されて、そのせいで世界はいつまでたってもガチャガチャで不均衡なままなのではないか。どうやったらそれぞれが『ちゃんとした組み合わせ』になれるのだろう?」すごくいい作品なのに物足りない。もっと深く、作品を進めて欲しかった。ちゃんとした組み合わせか…。

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    投稿日: 2013.02.19
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    あまり共感できず。 登場人物が簡単に亡くなりすぎだし、セリフにもグッとくるところがなかったし、全体として言いたいことはわかったけど、なんだかなーー 読み取れないほうがダメなのかな?

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    投稿日: 2013.02.18
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    あまりに唐突に周りの人が亡くなってしまう気もしましたが…でも生きていて、そういう突然な事件に巻き込まれ、自分に大きな変革をもたらすタイミングがあるというのは事実。 信じていた相手と幸せを感じる時期があったかと思えば、突然に裏切られたり。登場人物それぞれが想う人とすれ違っていたり。。実際の人生に当てはめ、共感できる作品。運命の人である証拠ははっきり明記されていないが、自分のことをいつも思いやってくれて、見守ってくれてる人がいるということに気がつくことが、その第一歩なのかもしれない。

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    投稿日: 2013.02.18
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    ベストの相手がみつかったという証拠なんて、誰にも掴めないけど、この小説では「匂い」と「初めて」だった。解説にて、いい小説とは個人的な感情と記憶を思い出させる小説が読者をあらわにするという一説に共鳴した。

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    投稿日: 2013.02.17
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    誰しも自分にとってベストな相手を探し求めて生きてる。でも見つからないからせめてベターな人を探したり。ようやく見つけても結ばれないこともあれば、失うこともある。そんなもどかしい世界で孤独や悲しみに打ちひしがれながらも、また人を求めてしまう。

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    投稿日: 2013.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    答えを本に探すことは自分のよくない癖だと思う。 そして、求めた答えが結局書いてないじゃないかと落胆することも多い。 でもこの作品を読み解説を読み、大いに納得する。 答えはいつも小説の中に散りばめられていて、その鍵に自分が気が付いていないだけなのだ。 生きている限り、皆宝探しの途中で、答えはひとつじゃない。

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    投稿日: 2013.02.13
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    直木賞受賞作の文庫化ということで読んでみましたが、いまいちわからぬまま終わってしまいました。帯には「愛の本質に挑む純粋な恋愛小説」とありますがそれが何なのかがよくわかりませんでした。東海さんが素敵な女性です。

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    投稿日: 2013.02.11
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    数ページを読んだところで、「あ、これ読んだ」と思い出した。 内容も何となく覚えているけれど、でもあんまりちゃんと覚えてないから、いい機会だと思ってそれでも読んでみた。 「ほかならぬ人へ」と「かけがえのない人へ」の2篇が収められていて、同じテーマの物語。受ける印象や出てくる人は全然違うけど、読後感はとても似ていて、同じような気持ちになった。 両方ともシンプルなハッピーエンドとはいえないけれど、だからこそ、誰かにとっての大切な人っていうのは「そういう存在」なんだと強く伝わってくるし、きっと気付かないうちに自分もそういう存在に支えられているんだろうなと思う。 私の場合、シンプルにダンナさんが一番大切な人ではある気がするけれど、知らぬ間に私を支えてくれている、そう一筋縄にいかない存在の人もいる気がする。

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    投稿日: 2013.02.07
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    白石一文の直木賞受賞作です。普段は後書きは読んでも解説は読まないんですが今回ツイッター上でやたらと著者の白石一文さんが解説が素晴らしいとおっしゃってたので本編読了後に解説も読みました。この作品、4年前に単行本で一度読んで★3つで登録したんですが今回、解説も含めて★4つですね!解説も素晴らしかったんですが、「この世の全部を敵に回して」、「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」の流れで読んだのも良かった。

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    投稿日: 2013.02.07
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    愛の本質に挑む純粋な恋愛小説 第142回直木賞受賞作 愛するべき真の相手は、どこにいるのだろう? 「男女間の恋愛」を徹底して突き詰めたという本作だが、 なかなか登場人物たちに感情移入できなかった。 ただ解説には惹かれるところがあった。 また、人の「無在」「不在」といった感覚がくっきりと浮き上がってもいた。

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    投稿日: 2013.02.05
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    よかった!! 解説の著者が編集者へあてたメールに泣いてしまった( ;∀;) 初めてこの人の本を読みましたが他も読みたい。

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    投稿日: 2013.02.03
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    20130203読了 東海さんいい女だな 「明生くんの赤ちゃんを産めなかったことだけが心残りかな。ごめんね明生くん」 この言葉にはぐっとくるな。これが愛だと言われれば確かにそうなのかなと思えるけど。じゃあ愛って何?信頼?許し?思いやり? こんなことごちゃごちゃ考えるより、体は正直だってことを言いたいのかな。匂いだったりセックスの相性だったり。 白石作品の中では「どれくらいの愛情」と並んで好きな作品

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    投稿日: 2013.02.03
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    いつもながら白石一文作品、登場人物が目の前にいるかのように実写的に文章に吸い込まれる。文体に肌が合っているんだと思う。ずっと読んできているので、「直木賞受賞作だから」とか「・・・にしては」とかの力んだ感慨は特にありませんが、「ここでおわり?あれ?」という突き放されたような読後感は残りました。映像化するとしたら東海さんは誰が演じるのがよいかな?

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    投稿日: 2013.02.02
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    白石一文らしい作品。 以前の作品のどれかに似てる。「一瞬の光」だったかなあ。 誰がベストか、どれがベストの選択か、そんなこと誰にもわからない。 若くしていくつかの選択を迫られた明生。 東海さんにたどり着いただけでも救いだと思うべきなのか。 白石作品では登場人物の誰かが病気になるね。

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    投稿日: 2013.02.02
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    2013/02/01 え、これが直木賞?と突っ込まずにはいられない。 一回嫌になったらもう読んでる間ずっと嫌になっちゃって、解説にもイラっとした。笑 都合が良すぎるし、最後の展開が早過ぎる。 誰にも感情移入できなかった。

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    投稿日: 2013.02.02
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    自分にとって、ほかならぬかけがえのない人って… 誰もが思うだろうね。今そばにいるこの人がその「ほかならぬ人」なのだろうか、って。 でも、結婚生活なんて、そういうことを頭の片隅もしくは心のどこかに押し込んで毎日を生きていくことなんだと思う。 ほかならぬ人ではなかったとしても、共に暮らす日々がなによりかけがえのないものとなるってこともあるんだよね、と思ったりして。 それにしても東海さんは、ステキだ。

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    投稿日: 2013.01.31
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    「ピンとくる」とか「これだ、と思う」みたいな、言葉にならない恋愛の感覚的な部分。 それが、立ち昇る「匂い」と共に、小説の中に文字の配列だけで再現されている。 ああ、どうして人は一人では生きられないのだろう。 どうして「その人」を探してしまうのだろう。 どうして私自身が、その人の「その人」ではないのだろう! 言葉にできないからこそのもどかしさ、ままならない感情、已むに已まれぬ衝動を、言葉にしてまざまざと目の前に突き付けられる。 それは言葉にするからこそ尚更苦しくて、辛いのだ。 今までに読んだ「恋愛」小説の中でも、それからあらゆる小説の中でも特に好きな一冊。単行本も持ってるけれど、文庫が出たので思わず買ってしまった。 併録の作品も、これに続けて読むと一層胸に沁みる。

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    投稿日: 2013.01.31