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我、天命を覆す 陰陽師・安倍晴明
我、天命を覆す 陰陽師・安倍晴明
結城光流、伊東七つ生/KADOKAWA
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総合評価

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    言葉、文章、台詞、単語、イロイロあるけど、どれも好み。 私の読者の目的、ストーリーに関係なく、素敵な文章に出会うこと、絵画のような、映画のような、舞台のような。色彩を伴い、音を奏で、立体となる、そんな文章。 この本にもたくさん詰まってた。

    1
    投稿日: 2022.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若い清明が十二神将を使役する話。 面白かったー。 闘蛇に紅蓮の名をつけるのは、少々あっさり感が否めないけど。 当たり前だけど、昌弘と清明が似ていてにんまりしてしまうし、姫があの人というのもニヤニヤしてしまう。

    0
    投稿日: 2019.02.22
  • 清明としては異色

    安倍晴明に魅力を感じて色々読んでいますが、この清明はちょっと異色かな。 清明好きならご存知の「母が狐」説の伝説がこのお話では本当と言う事になっています。 その為、20歳の清明は人と化生との間で悩み多き青春を送っていて、常に世の中の人達から距離をおきハスに構えて生きています。 一流の陰陽師なので様々な依頼が来るのですが、到底敵わないバケモノを倒さなくてはならなくなり、獅子奮迅、満身創痍で闘う、人間らしい若い清明が本書の魅力です。 そんな清明でも見守ってくれる師や、気のいい押しかけ友人(清明はツンツンして突っぱねていますが)がいてくれるのは読んでいて救いを感じます。クスクス笑える箇所多数あります。 決して暗くなくスピードがあり、サクサク読めますよ。 お勧めします。

    3
    投稿日: 2015.02.28
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    十二神将を従える過程ずっと読みたかったので、若き晴明のお話、興味深く読みました。この後も色んな経験を積んで、そして、あのようなじい様になったんだなぁっと。

    0
    投稿日: 2014.12.21
  • 安倍晴明 十二神将を式に

    歴史上第一位の陰陽師である安倍晴明。 晴明が、強力な力を持つ洋の闇(吸血鬼)に囚われた橘の姫若菜を救うため、十二神将を式にするためそれぞれの神将と戦い、主と認められために心身ともに苦闘するさまを描く。 そしてその試練を超え式となった十二神将を従えラスボスと戦う。 十二神将やラスボスとの戦いがもっと陰陽師の戦いを強調したものだったらと思うところもありますが、岦斉の思いなど絡めて読み終えました。

    1
    投稿日: 2014.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少年陰陽師はある程度(颯峰編まで)読んである、という前提で書いております まず、安倍晴明の話、というよりは、少年陰陽師の外伝として見たほうが楽しめると思います。少年陰陽師未読でも読めはするだろうけど、十二神将を使役した時のエピソードがメインになっているので、どうしても少年陰陽師の方で十二神将のことを知っている方が楽しめるかと思うので、この評価デス えー、個人的には、昔の晴明の以外な一面が見られて面白かったデス 少年陰陽師の時点ではすでに孫もいるような爺なんで、飄々とした性格はしていても、ある程度落ち着いているのですが、まだこの頃は若かったんだな、とw 姫御前は一体何者なんだろうな~。もうちょっと出てくるのかと思えば、そんなこともなく… 単行本では2巻も出ているので、そっちにはもうちょっと出番があるのかなぁ? 全体的には楽しみ読めたのですが、若菜救出よりも十二神将の使役に重きが置かれていたために、事件としては凄くあっさりばっさりと終わってしまった感じデス まぁ、これを2冊に分けるとなると凄く半端になりますし、これはしょうがないかなぁ… 文庫という名の鈍器を執筆しているような方々の本なら、もうちょっと分厚くもできたんでしょうが、やはり少し駆け足だったかなぁ? というか、詰め込みすぎ…? しかし、読んでてすごーく少年陰陽師の方を読みたくなりました 十二神将と晴明の掛け合いが見たくなったのですw 少年陰陽師も籠目編以降を少しずつ揃えないとなぁ… ちなみに、陰陽師・安倍晴明のお話と思って読むと微妙かもしれません それにしても、書く人によって晴明像が違うのも面白いですけど、晴明の相棒? 相手…? が違うのも面白いですね

    0
    投稿日: 2014.04.05
  • 実力未知数の陰陽師登場!

    日本一有名な陰陽師、安倍晴明。 彼の天才的な能力と、壊滅的な人間性をここまでコミカルに描いた小説は珍しいのではないでしょうか。 事件解決のために十二神将の召喚をこころみる彼の姿。 今まで発行された陰陽師ものの中でも、最もぼろぼろで、青臭くて、とんでもなく高飛車な性格です。 そんな彼のまわりは、人間ができているんだかできていないんだかわからない曲者ばかり。 いちばんわからないのは、妖怪でも神でもなく、自分の心だと教えてくれます。 若者の背中を応援したくなる、おすすめの一冊です。

    2
    投稿日: 2013.12.27
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    (自称?)親友?斎とか師匠の賀茂忠行との関係や、橘家の姫君との馴初めとか。 安部晴明を取り巻く環境が窺える文章もありますが、 この小説の大部分は、十二神将とのやり取りでした。 十二神将というからには十二柱いる訳で、 晴明が一柱づつ四苦八苦しながら対峙して式に下していきます。 その際に突きつけられる問いを通して自分自身を見つめ直します。 最後には目的の化け物と対峙して一応の決着はつきますが、 全体を通して序章のような感触を得ました。 十二神将という式神を得て、晴明の活躍はここから始まる・・・ といった余韻を、読み終えた後に感じました。 実際、続編も既に出ているみたいですね。 化け物の正体については、 陰陽師ものとして読んでいて私的にはちょっと意外でした。 橘家の姫君とのその後も気になる。

    0
    投稿日: 2013.08.24
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    敵のオチが…ちょっとがっかり。 さらーっと読めたけどそれだけで終わっちゃったなぁ。尻切れトンボなような。 彼女の首のあれはそのままで終わり?なのか。 少年~の方を読んだことがないから、読んでれば感想もまた違ったのかも。

    0
    投稿日: 2013.04.19
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    若かりし頃の晴明が、大陸からきたという化け物を倒すために十二神将を式に下す旅(戦い?挑戦?)に出る。少年陰陽師シリーズとは少し違った十二神将たちが見られて面白かった。物語の後半になってやっと、タイトルの意味が分かってなるほどと思った。晴明と橘の姫のその後も読みたい。

    0
    投稿日: 2013.03.30