
総合評価
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powered by ブクログ実践する経営者 成果をあげる知恵と行動 著:ピーター・F・ドラッカー 編訳:上田 惇生 出版社:ダイヤモンド社 本書は、基本を説き、知恵を与える書とある よく聞くことばが、系統だってのべられているのがわかる それが、ドラッカーの言葉であることがあらためて、認識される 気になったのは、以下です 未来を作り出すものは何か 今日、最も成功している製品は、明日には最も早く陳腐化する 成長するものすべてが望ましいわけではない 量の拡大は成長ではない、質を分析しなければならない 成長の危機 利益よりキャッシュフロー 2,3年後の財務構造と資金調達先の用意 将来必要となる情報とは何か 技術・製品・市場を集中させる 規模は必要か もはや、大規模であることは、有利ではない 産業という概念が今後曖昧になる パートナーシップの時代 組織のために働いているが従業員というわけではない アウトソーシングは当たり前になった パートナーシップは、異種の技術を手に入れる唯一の手段 脆いパートナーシップ、成功したあと、深刻な致命的な問題が生じる マーケティングと情報 雇用を創出しているのは、ハイテクではなく、ローテクであり、ノーテクである 流通チャネルの変化に注目する 変化に気づくための唯一の方法とは、自ら外に出て、変化を探すことである 顧客は常に、事業を再定義している 内なるデータは、情報ではない、外の世界の情報こそ重要だ イノベーションと生産性 アイデアを大事にする すべては陳腐化する 生き残るためには、巨額の資金を捻出して、研究開発を増強しなければならない 知識労働の生産性を上げる4つの方法 知識労働者自身に責任をもたせること 知識労働者がみずからの貢献を評価できるようにすること 知識労働者に本来の仕事をさせること 知識が高級な資源であることを認識すること ⇒あらゆる資源のなかで、知識はもっとも高価である 恒久措置としてのコスト削減 リストラは誤り 仕事を廃止する⇒その仕事の目的とはなにか 2つ以上の目的をもった仕事は、非効率とコスト増をもたらす コスト削減するまえに、予防する 経営:5つの大罪 利益幅と創業者利益を過信すること 市場が受け入れる限度いっぱいに価格を設定すること コストを中心に価格を設定すること 昨日の祭壇に捧げるために、明日の機会を犠牲すること 問題にえさをやり、機会を飢えさせること 情報中心の組織を作る スタッフ スタッフの肥大化に注意せよ スタッフは重要性の高い長期の問題に専念させなければならない スタッフが取り組む仕事は限定しなければならない スタッフの仕事は目標と期限を決めなければならない リーダーシップ リーダーシップとは手段にすぎない リーダーシップはカリスマ性に依存しない カリスマ性はリーダを破滅させる カリスマ性はリーダーとしての有効性を約束しない リーダーシップとはなにか それは仕事だということだ それが地位や権限ではなく、責任ということだ リーダーシップとは信頼を作るということだ 目次 インタビュー「起業家の時代がやってきた」 第1部 成長と戦略 第2部 パートナーシップの時代 第3部 マーケティングと情報 第4部 イノベーションと生産性 第5部 利益と経営の評価 第6部 組織と人 第7部 リーダーシップと企業文化 インタビュー「起業家が陥るわな」 ISBN:9784478300671 判型:4-6 ページ数:232ページ 定価:1800円(本体) 2004年04月15日第1刷発行
19投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログマクドナルドの創設者曰く「2人の子供をつれている母親は、ハンバーガーがおいしいからマクドナルドへ来るのではなく、トイレがきれいだから来る」。これが記憶に残った文章です。最近、ドラッカーの本は理解しやすくなったと思ったが、この本は難解。いろいろな雑誌に投稿したドラッカーの文章をまとめだけのものであるため、話があっちこっちに飛ぶ。なかなか読みづらいが、読む価値あり。
1投稿日: 2018.10.23
powered by ブクログ・起業家精神はマネジメントの中核に位置し、しかも教え学ぶことのできるもの ・起業家とは、富を生む力を、資源に与える人たち ・今日成功している起業家には、大組織で5年から8年働いた経験がある ・起業家社会の発展には、人口構造が関係している ・悲観的になることは簡単。でも、悲観的になることから何が得られますか?~すべての問題にもかかわらず、我々は生きてきました。 ・成功するイノベーションは、すでに起こった変化を利用する。変化そのものと、それが認識され受け入れられるまでの時間のずれを利用する。 ・機会とは、外に横たわっているものではなく、経営者がつくり出すもの。 ・同族会社の経営 ・複数の事業を結びつけるには、市場ないし技術に共通性がなければならない。 ・変化についていくための唯一の方法は、自ら外に出て変化を探すこと ・経営者に対する正しい助言は「外を歩き回れ」である ・今日の経営陣には、明日の事業のための決定を、今日下すという重大な責務がある ・投資の結果、人事の結果、イノベーションの成果、計画の結果を、期待(見込)と比べる。 ・自社の業績を評価する5つの計器:市場地位、イノベーション、生産性、キャッシュフロー、収益性 ・リーダーシップとは、手段、仕事、責任、信頼である。 ・起業家精神の4つのわな
0投稿日: 2017.08.16色褪せない感じ
ドラッカーはマネジメントのエッセンシャル版あたりしか読んだことないけど、これはこれでいい感じ。 結構昔の投稿などを集めたもののようですが、あまり古くさく感じられないのが凄い。それだけ普遍的ということか。
0投稿日: 2014.04.05
powered by ブクログウォールストリートジャーナルで30年間掲載されてきたコラムのうち企業家に対するアドバイスを(原題はAdvice for Entrepreneurs)集めたもの。90年代のものが多いように見受けられますが70年代のものもあります。28章プラス序章・終章という構成で、章ごとに成長戦略やマーケティング、人事・経営評価等を区切ってそれぞれの助言がなされています。。「~の条件」シリーズ的な構成ともいえます。或いは、「ドラッカー名言集」よりは長い論文集。 他著で見られる助言が殆どですが、逆に助言エッセンス集が欲しい人には適しています。私も電車の中などで繰り返し読んでおります。ドラッカー氏の言葉はでも、どれも正に「座右の銘」としたいものばかりであるが故に、「名言集」だけではなくこの本ももっと小さくして欲しい。文庫になって欲しいと思うのは私だけではないはずです....電車で読むにはでかすぎる。
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ本書は1980年代以降に書かれたドラッカーの論文28報とインタビュー記事2編からなる。「はじめて読むドラッカーシリーズ」はマネジメント編、自己実現編、社会編、技術編の4つからなるが、本書はビジネス編に相当すると言えるだろう。 28報の論文のうち最新のものでも10年前に書かれたものであるが、ドラッカーの指摘は現代のビジネスにおいてもそのまま通用し、古さを感じさせない。 逆に先見的な指摘については書かれた当時に読んでもピンとこなかったかもしれない。ドラッカーはマネジメントの神様と呼ばれるだけあって、その指摘は本質を突いている。この本の英文タイトルは「起業家のためのアドバイス」だが、このアドバイスの賞味期限は相当長そうだ。
0投稿日: 2012.08.03
powered by ブクログ21/7/15 85 21/7/27 85 棄てられない、なかなか棄てられない 悲観的似なることは簡単です。でも、悲観的になることから何が得られますか?われわれはいろいろなことに悩まされています。ところが、それらすべての問題にも関わらず、われわれは生きていきました。 可能性を現実に転化する方法>機会に応えられるだけの知識と人材を用意しておかなければならない。 成長戦略を持たないことはばかげている。しかし、あまりに多くの会社が行っているように、かつての成長時代の延長として計画を立てることは、より以上にばかげている。 仕事をするうえで、いかなる情報が必要か。いつ、いかなる形で必要か、誰から手に入れたらよいか」を考える経営者は少ない。「データを入手したら取り組める仕事は何か。どの仕事を棄てるか。どの仕事のやり方を考えるか」を考える経営者は、さらに少ない。「どの情報を、誰に、何時、いかなる形で与えるか」を考える経営者に至っては、ほとんどいない。 コスト削減に着手するにあたっては、通常、「いかにしてこの仕事を効率的にできるか」を問う。これは間違った問いである。正しい問いは、「この仕事をやめたならば屋根が落ちるか」で無ければならない。答えが「落ちはしないだろう」であれば、その仕事を廃止すればよい。 問題は、いかに情報を処理するかではなく、いかなる情報が必要かを明らかにすることである。 利益とは、資金なる名の重要資源の正真正銘のコストである。利益とは、あらゆる経済活動に付随するリスクと不確実性に対する定量可能な保険である。利益とは、明日の雇用と年金の資金である。 大罪>コストを中心に価格を設定することである。有効な価格政策とは、価格を中心にコストを設定することである。 計画とは予想ではない。未来を支配しようとするものでもない。それは、明日を考えて今日決定することである。>未来についての期待を含んでいる>経営者の能力を赤裸々に表す>それらの期待は明確に書き出しておかなければならない。そして、実際に起こったことと比較しなければならない。 安定期の経営者>「自分は何をしたいか。役割は何か」と考えるのは間違い>「この段階で事業に必要はことは何か」「自分はそれができるか」を考えなければなりません。事業に必要なことからスタートしなければならないのです。
0投稿日: 2009.07.28
powered by ブクログドラッカーの視点がふんだんに盛り込まれている一冊。「経営者」に必要なことは「実践する」ことであるのが切に感じられる本。結局そこなんだ。
0投稿日: 2007.02.24
