ヒーローによる二次被害は、ガメラ3でも描かれた難しいテーマである。結果、主人公はライダーではなく、ショッカーに入る。仮面ライダーを平井和正がリライトしたら、この様になるのではないか。平成ライダーとも異なるテイストだ。

某改造人間を彷彿させてくれる正義の味方。 その正義の味方と敵の改造人間との戦いで、彼女が死んでしまった主人公が正義の味方に復讐していく話 第1巻では正義の味方に復讐するために悪の組織(？)に 入るまでが書かれています。 まだ謎だらけですが、これからは主人公が悪の組織(？)に鍛えられていくことでしょう。 正義の味方視点ではなく戦いに巻き込まれた一般市民あるいは悪の組織視点でかかれた小説です。 男の子の夢を引きずっている方が、読まれたら熱くなることと思います。

恋人を殺された主人公は、意図していなかったとはいえ彼女を巻き添えにしたヒーロー（カーディアン）を倒すため、悪の組織（ユニコーン）に入隊する。高畑京一郎の今までの作品とはなかり毛色の違う作品で読んだ素直な感想としてはキャラ設定が違うだろうと思った。男くさい内容でハードな話なのだが文体やキャラがライトでどちらかというと伝奇バイオレンス系で新書版ぽい内容を期待していたのだが、出てくる奴がみんな性格が品行方正で淡白？本来復讐劇なのだからもっとドロドロした性格のキャラであっていいと思うのだが、主人公以下登場人物のほとんどが爽やかなのだ。悪の組織で戦闘員からカーディアンを倒せる地位まで登りつめるという話なのだから手段を選ばず他人を蹴落としてでもという主人公を想像していたのだが、ナイスガイなのだよ、この主人公は。そこがどうもイメージと違う。 またこの小説どうやら「仮面ライダー」の世界を現実に登場させた場合、どうなるかをまじめにシュミューレーションしており、現実世界で悪の組織をやるならやはり軍隊だと思うのだが、これがある意外な組織が登場する。。。。この設定についてはこの話がどこに向かっていくのか非常に興味が沸いたことは確か。あと登場人物の名前が昭和ライダーの登場人物から取った名前がチラホラと出てきており作品へのオマージュを感じさせる。 ２巻以降さらにハードな展開になっていくのですが外伝はいいですがら早く本編を終わらせてください。

シリーズ全部を高校時代に読んで以来読み返したこともないし、手元にもないけれど、数年経った今も何故か忘れられない記憶に残っている作品。続き出ないのかな……。

あの組織とあのヒーローの戦いに巻き込まれた青年の復讐劇。 読まされた本だけど面白かったー！ ちょっと前に自分でも考えたことのある話題なんですが、物語の主人公が活躍する裏には、人知れず犠牲になってる人も絶対いるはずでしょ。下敷きにされた人から見れば、事件の全貌はがらりと変わる。当たり前のことです。 ５人の殺された連続殺人事件を解決したと讃えられる名探偵は、２人目以降の犯罪を未然に防げなかったことを責められてしかるべきではないのか。 ヒーローの手により解放された売春窟の女たちも、食べて行くためには結局明日からも体を売るしかないんじゃないのか。 巻き添えで身内が殺された人にとって、その男はヒーローでもなんでもない。 そうやって、視点をずらした世界観がとても好みでした。 続き全部読むことになりそうですが、完結どころかちっともお話進んでいないらしいですね…。 おい…。

高畑京一郎が送る、ベタな設定第4段！！ 今回はとうとうやっちゃいましたって感じです、果てしなく仮面○イダーです。 　 ベタっつーかなんて重い予定調和だ！ 思い入れの無いキャラに死なれても読者ﾎﾟｶｰﾝですよ！ 序盤、序章、これからに期待してよう。