
総合評価
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powered by ブクログ馬喰町の猪鹿蝶こと、アラサーのお以乃、お志花、お蝶が仕事も家庭も放り出し伊勢参りに出かける。 その道中、次々とトラブルに巻き込まれるが、勧善懲悪の胸がスッとするような方法で解決していく。 人情話、任侠物、そしてちょこっと胸キュンの恋話もあったりと、最後まで楽しく一気に読み終えました。
7投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ朝井まかてさんの作品が好きで、続けて読んできました。この本は友人から紹介されて。3人の特徴は昔こんな仲間がいて、こんなやり取りしたな。そんな思いでどこか懐かしく面白がって読みました。内容もホームドラマ風に展開。作者の別の手腕を感じました。言葉の巧みさ、表現の豊かさ等、軽い作品なれど、やっぱり朝井まかては、朝井まかてです。
0投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログ以前NHKで観たことがあり、おもしろかったことを覚えている。 もう一度観たかったが、思いがけず本に出会えてラッキーだった。 はじめはお以乃も、お蝶も、自分本位でとても嫌な女だ。 それが旅を続けていくうちに、それが個性となり、いきいきと動きだし、魅力的にすら見えてくるのだからおもしろい。 道中たくさんの人と出会い、いろいろな出来事とぶつかりながら、自分自身の葛藤と向き合いガス抜きができた。 江戸で燻っていた時とは見違えるほど元気になった姿は、こちらにも元気を分けてもらえたと思う。 江戸に戻ってからの3人の続編も読んでみたかった。 2025/05/22 20:13
6投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ同僚に薦められて読んだ、普段は手に取らないジャンルの本。江戸の時代にあったかもしれないリアルさを内側から体験しているような気持ちで楽しめる。幼なじみの年増の女性が旅での出会いに浮かれつつ、置いてきた日常生活を省みる姿が自分事にも感じ、学生時代の友達に「そろそろ集まらない?」の声をかけたくなった。
0投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログ3人の幼馴染。江戸からお伊勢さんまでの抜け参り。 いい友達がいるって幸せだなぁと羨ましくなった。旅先でもお伊勢参りの人だと色々宿に安く泊まれたり、稼ぎ口があったりそれもまた羨ましかったり。 でも、旅に半年以上、帰りも合わせたら1年近くかかるのか? 時間がゆっくり流れているなと感じた。
21投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ朝井まかて作品を読むのは確かこれで3作目なんだけど、どれも雰囲気が違う。 解説に書いてあるように、直木賞作品の「恋歌」とは作風の違いで少し戸惑う。 最初言葉遣いが現代風で軽い感じがしてうーん、と思っていたけど慣れたら大丈夫だったかな。 幼馴染のアラサー女3人のドタバタ伊勢参り道中記。 色んな事が起きてストーリーが進み、旅路が進み、なかなか楽しく読んでしまった。 やられたらやり返す猪鹿蝶にスッキリ。
3投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログ朝井まかてさん読了3冊目です。お、おもしろかった~ 思っていたより恋愛要素があって、ごろさんが登場するたびに胸キュンしていました。ここ1年でいちばんキュンキュンした気がします。 続きが…続きが読みたいです! 女三人組ってなんでか憧れるものがあります。 セーラームーン、おジャ魔女どれみ世代だからでしょうか。 赤福餅の漉し餡の模様は川の流れを表しているんですね。 好きで何度も食べているのに知らなかった。 伊勢参りに行ったことがないので、今年こそどこかで行きたいな。 現代では何時間かで行けてしまうことですし。
19投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログそう言えばドラマ化してたみたいですね。 見なかったけど(爆) 女三人の伊勢参り。 それも、柄杓持っての抜け参り! 手形はどーすんの?関所は?と、いろいろドキドキ。 その後が知りたいような、勝手に想像して楽しむのも良いのかな。 また、伊勢参りしたい。
0投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
柄杓を持ってればすっからかんでもなんとかなるという抜け詣りのはずが、貯めてあったり稼いだお金で宿代など払っているのでアレ?っとなりました。女ながらも3人の活躍ぶりは面白かったです。主人公3人が誰もあんまり好みじゃなかったので、途中飽きてしまった。旅の行きの半分しか書かれておらず物足りない感。
0投稿日: 2024.02.16
powered by ブクログ藤沢周平作品の次は、朝井まかて先生の作品にトライ。朝井さんなんて、今村翔吾先生の教養本触らなかったら一生知らなかったかも。時代小説って現代では使われていない独特の言い回しが沢山でてくる。勿論どれも知らない(なんなら初めて耳にする恥)なのでいちいち検索してはほーとかへーとかなってる。抜け参りとは、家族に黙ってふいっとお伊勢参りしちゃうこと。江戸時代に流行ってんですってよ。 主人公は幼なじみアラサー三人娘。10代で子供生んじゃう時代だから完全なるオバサン扱い(笑)その三人の抜け参りのハラハラドキドキの珍道中、恋あり、博打ありの痛快小説だ。 私時代小説いける口だわ、全然ハードル高くない!むしろ、AIだ、スマホだとめんどくさいデバイスなし、変なトリックなし、義理人情重視、きな臭くなると大立ち回り発生!!読んでると自然に江戸の生活ぶりがよくわかる、そんで結構チップ制じゃない?何かあるとすぐ一粒包んだりしてなんか粋。←すぐかぶれる
3投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログ一膳飯屋の娘・お以乃。御家人の妻・お志花。それぞれに事情と鬱屈を抱えた三人は、突如、仕事も家庭も放り出し、お伊勢詣りに繰り出した。てんやわんやの、まかて版東海道中膝栗毛!(e-honより)
0投稿日: 2022.01.17
powered by ブクログ「抜け参り」...親や主人、村役人の許可なしにお伊勢参りに行くことをさす。お蔭参りとも言う。柄杓を持ち気のみきのままででかけ、道中で色んな家々に面倒を見てもらえる。抜け参りをしてる人に面倒をみたり世話をするのも功徳があるとされる。 さて、物語の主人公は幼馴染の女3人。名をお以乃(おいの)、お志花(おしか)、お蝶(おちょう)といい、若い頃は「猪鹿蝶」と町でも一目置かれる存在であったのだが、アラサーの年齢になってきてそれぞれどうにもパッとしない人生を歩んでいる。久しぶりに会って愚痴の言い合いをしていたらお志花が突然抜け参りを提案し、そのままふらりと旅に出ることになった。果たしてどんな旅になるのやら... 携帯もない時代に家の者に何も告げず旅に出るのが流行ってただなんてびっくりな話でした。新幹線もないし...旅は何ヶ月にも渡るし...現代なら考えられないことだらけで新鮮。この猪鹿蝶、三者三様で性格もバラバラなのに何故か良いバランス。時には喧嘩もしながら訪れた先であれやこれやとトラブルに巻き込まれたり、商売始めてめちゃめちゃ稼いだりとイベント尽くしな旅。騒がしさ、忙しさがコミカルに描かれる。 3人ともそれぞれに鬱屈を抱えているのだがお伊勢に近づくにつれて少しづつその心理描写も変わっていく...その変化を追っていくのも面白かった。
4投稿日: 2021.09.30
powered by ブクログノンストップエンターテイメント。頁をめくる手が止まりません。 主役三人は「うる星やつら」の弁天、お雪、蘭ちゃんがモデルでは?
0投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログ向こう見ずな性格の一膳飯屋の娘・お以乃。自分のことより他人のことを思いやる癖があるものの時にはそれが度を越してしまう御家人の妻・お志花。着飾ることが好きで商才に恵まれ、しかし男のこととなるとだらしのない小間物屋の女主人・お蝶。 幼なじみの3人は若い自分は町内では猪鹿蝶トリオとしてちょっとは名の知れたものだったが、三十路を前にしてそれぞれが事情を抱え思い悩んでいた。 そんな中久方ぶりに顔を合わせた3人が思いついたのはお伊勢詣り、着の身着のままでも柄杓さえ持っていれば伊勢まで行けるという、通称抜け詣りだった。 仕事、恋愛、家庭、きっとどんな時代であっても悩みの種はそうは変わらないもので、江戸時代を描いているけれど現代と変わらない内情に苦笑しながら読み進めた。 女3人江戸から伊勢への道中はもちろん一筋縄でいくわけもなく、巻き起こされる騒動のひとつひとつがとても面白くて、旅がしたくなった。
0投稿日: 2021.03.06
powered by ブクログ恋、仕事、子育て、生き方と、どの時代でも悩みは同じなんだなー、と思わせてくれるお話でした。 猪鹿蝶の3人がお互いに何かしら羨ましくも尊敬しあってるのがすごく伝わってきて、とても読みやすかったです。同じ女性として、共感して泣けるし、笑えるところもあって一気読みしてしまいました(^^)
1投稿日: 2021.01.11
powered by ブクログ楽しく読了。女3人の活躍ぶりに胸がすくし、身近な友人たちだったら、彼女は誰…と想像しつつ読むのも楽しかった。この著書の描く女性像はいつも好きだ。他作もたくさん読んでみたい。
0投稿日: 2020.10.04
powered by ブクログ非日常に飛び出したくなるよね!わかる!!! って共感しながら読んだ。 今まで人生なんだったんだろうって思いながらも、培ってきたことに助けられてる。けしてムダじゃないんだよねどんなことも。 江戸に帰った三人のその後が知りたいな。
0投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログこの作家さんは好きなので何冊か読んでますが、毎回楽しめています。今回もワクワクしながらあっという間に完読。
3投稿日: 2019.09.09
powered by ブクログ権柄尽く。抜け詣る。楽なだけの事にどんな甲斐がある?楽しい事にやり甲斐はあるけどね。ちょこちょこ非常用漢字が出て来て読みにくい。江戸フィクション
1投稿日: 2019.08.19
powered by ブクログ歳を重ねても何者にもなれないところをお以乃さん 懸命にやっているのに家族の中の立ち位置をうまくつかめない感じがするところをお蝶さん 好きなことを諦めて家のためにいきてきたところをお志花さん 少しずつ自分と重ねて感情移入しやすいと思いました。 気を許せる友人があればとても心強いと羨ましく思ったりもしました。 花札自体は家にあったからカードゲーム感覚で柄とか知っていたけれど、遊び方やどの札が強いかなどはあまり分からず、せっかくの面白さを受け取ることができずに残念です。
1投稿日: 2019.07.14
powered by ブクログ『恋歌』がONまかてだとすれば、本作はOFFまかて。 よりカジュアルで気楽に楽しめる。 でも、ONまかて好きなので。
1投稿日: 2019.05.28
powered by ブクログ男勝りで博打の才のある「お以乃」 冷静で武芸の達人「お志花」 派手好きで商売の達人「お蝶」 馬喰町の猪鹿蝶と呼ばれた少女たちも はや三十路手前 さまざまな屈託を抱えてた3人がある日突然 すべてをほっぽり出してお伊勢詣りへ♪ 旅の途中でトラブルに巻き込まれたり 自分たちから首をつっこんだり。 果ては大親分との大勝負。 3人のキャラがそれぞれひきたち、最高の読後感 長五郎も恰好いい♪ 朝井まかてって、こんな小説も描くのね 引き出しの多い人だなぁ
1投稿日: 2019.05.25
powered by ブクログ前半は3人とも秘密を抱えて、重い雰囲気で進んで行くが、闘いや人助け、恋愛などの展開が次々と出てくるので、後半はあっという間に読み進められた。江戸に戻った後は3人はどうなるのだろうか?
7投稿日: 2019.03.03
powered by ブクログ史実を交えた女版東海道中膝栗毛。ユーモアあり、最後のちょっとしたサプライズあり、各宿場の描写も興味深い
0投稿日: 2019.02.05
powered by ブクログ若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれた三人組も今や三十路前。 お以乃、お志花、お蝶は、ある日江戸から伊勢へと旅立った。 それも、抜け詣り! 立場は違えど、家に、境遇に鬱々としたものを抱える三人が、 東海道を旅し、様々な事件に巻き込まれる、道中記。 一膳めし屋のお以乃、御家人の妻お志花、小間物屋の女主人お蝶。 かれこれ半年ぶりの再会が伊勢への抜け詣りとなったのですが、 十八、九歳頃につるんでいた時とは異なり、それぞれの立場の 違い、抱えている問題があります。それでも性格は変わらない。 道中、それが原因で反目し合ったりもするのですが、 いざ事件に巻き込まれると、過去のようにそれぞれの性格と特性を 活かして一致団結する姿は、なかなかのもの。 老夫婦を助ける人情物、恋に身を焦がす恋愛物、賭博場での 立ち回り有りのアクション物と、バラエティーな内容です。 それでいて、江戸、とりわけ東海道の風俗、伊勢詣りの様子等、 きちんと描写されているところは、さすが。 他の登場人物も良かった。特に、柄杓作りの正ちゃん(^^♪ 洒脱なご隠居一行も・・・彼等のように将来、三人組がまた、 仲良くお伊勢詣りに出掛けられたら良いなぁと思いました。 しゃんしゃんと♪
2投稿日: 2019.01.24
powered by ブクログNHKドラマ化を見る前に読もうと、本書を手に取った。本来弱々しい役が多いともさかりえが、どこまで腕っ節の強い独身アラサー女を演れるのか、おとなしい役の多い田中麗奈がどこまでおきゃんな小売商の女将を演れるのか、おきゃんな役が多い佐藤江梨子がどこまで御家人の妻を演れるか、まあ見ものではある。 「恋歌」に次いで、朝井かまて読了二作目。解説士の言うとおり、恋歌とはかなり調子が違う本書ではあるが、弱き者に寄り添う著者の視点は、同じだ。愉しませて頂いた。 小説は1話毎に3人それぞれが「語り手」を交代するという手法を採るけど、ドラマは流石にそうは行かず、その分小説の方が3人の心持ちを詳しく描いていて、ドラマよりも楽しいという感じがした。しかも、3回に一回しかそれぞれの心理が明かされないので、ちょっとづつ謎解き小説部分もあり、エンタメである。流石直木賞作家だ。 アラサー女性だけの伊勢参りを描くことで、幕末の女性事情を明らかにするという事も狙っているようだ。それはまあ果たしている。そもそも「抜け参り」と言いながらも、お錫を持って沿道のカンパを頼って旅をしたのは、最初期の数日だけで、後は3人の才覚で何故か金を儲けてお伊勢まで行っている。それはそれで楽しいのだけど、果たしてお錫だけで伊勢参りは出来るのか?という疑問が残った。彼女たちの出立したのは、1854年らしい。それと関連して、この小説に唯一の歴史上人物が登場する。まあ、中段から予想は付いていたけどね。 正月休みで、やっと溜まっていた録画を見終わりました。NHKドラマは、それぞれの役者が今迄の殻を破ろうと力演した。でも、わざわざイメージと違う役を演らせる必要はあったのか?という疑問は残った。 2019年1月読了
5投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログテレビドラマの放送が始まった。 書名は知っていたけれど、読んだことがなかったので、ドラマ第一話を見た。 騒々しくて、内容もガチャガチャしていて、正直、なんじゃこりゃ、と思った。 「昔はいけてたのに」という思いは、もちろん江戸の人にだってあったのだろうけれど、表現がそのまんま。 ネオ時代劇(ミュージカルでもなんでもありのエンタメ時代劇)かと思ったのだ。 それで、第一話で見るのをやめた。 でもー、なぜか原作を読んでみようと思い立ってしまったのだ。 お伊勢参りのガールズ・ロードムービーといった趣の小説。 読んでみると、だんだん猪鹿蝶の三人に愛着がわいてくるから不思議。 三人が自分の境遇を振り返り、自分が行くべき道をそれぞれ納得して進んでいくように変化していく。 端的に言えば、二十八の三人(現代の年齢感覚だとアラフォーくらいにあたるだろう)が、本当の大人の女になっていくお話、と言えるだろうか。 ここ辺りが丁寧描いてあって、納得して受け入れられるからだろう。 特に、男勝りのお以乃の、次郎長との恋と別れはいい。 時を重ねることによって見えてくる人間の多面性みたいなものに着目しているのも面白い。 自分にも、友にも、「昔から変わらないなあ」という面があれば、「前はそんなじゃなかったのに」という面を見出したりする。 ちょっとしたことだけど、それが人物像のリアリティにつながっているのかな、と思う。
3投稿日: 2018.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
娘時代は馬喰町の猪鹿蝶と呼ばれた一膳飯屋のお以乃、武家の嫁のお志花、小間物屋のお蝶ももうアラサー(三十路)。家庭のゴタゴタや恋愛のドロドロを振り捨てて3人で伊勢参りに出かける。その道中の笑いあり、しんみりありの物語。 博打に強いお以乃が人生をかけた勝負 芯が強く頑固で一途なお志花の初恋 商売とイケメンに目がないお蝶の取引 3者3様のキャラクターが際立っている
0投稿日: 2018.10.23三十路間近の女3人伊勢参り
女3人それぞれの事情を抱え伊勢参りに着の身着のまま、ろくにお金も持たずに出発することに。 江戸から伊勢までの珍道中です。 途中で、若い娘たちに騙されたり、ひょんな事から出会った男の店で大儲けしたり…。 喧嘩したり、助け合ったり、気心知れた女同士の旅はテンポよく進んでいくのでとても読みやすいです。 ラストはハラハラドキドキの賭場での騒動。 友達っていいなぁって思える作品でした。
0投稿日: 2016.12.12
powered by ブクログ若いころは「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれ、ブイブイ言わせていた三人娘も、それぞれの人生や家庭に、鬱屈と閉塞感を感じる年齢になってきた。その三人がふとした思い付きと勢いから、伊勢参りに行くこととなり… 旅の醍醐味がいっぱいに詰まった小説です。旅先での様々な人との出会いは、クスリとさせることもあれば、しんみりとさせられるところも。だんご屋を営む老夫婦の家に居候したり、奥さんに尻を敷かれるご主人を叱咤したり、はたまたお金をだまし取られたり、危ない男との恋の予感があったり… 三人娘の個性の強さも読んでいて楽しく、旅先での様々な事件、出来事もどれも読ませます。それは三人娘以外のどの登場人物たちにも表情があり、個性があるからだと思います。 読んでいる自分も三人と一緒に旅に出ているような、そして自分も旅に出たくなるような、魅力あふれる小節だったと思います。
2投稿日: 2016.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幼馴染のおてんばだった以乃志花蝶の3人が十五年後のある日突然にそれぞれに自身の問題を隠し抱えながらお伊勢さんの抜け詣りに出発するその道中の物語。お以乃がその道中で出会い慕わしく思うようになる長五郎の正体が最後に博徒で売り出し中の清水次郎長であると知り、溢れ出る恋慕の気持ちを抑えて江戸へ戻る決意が切ない。でも名前がおちょうじゃないから次郎長の妻にはならないと初めからわかってしまっていたのだけれどww
0投稿日: 2016.08.10
powered by ブクログ江戸っ子の馬喰町で、猪鹿蝶と、呼ばれた美人の三人組も三十路前。 色々、嫁いだ先や、仕事、家庭に、鬱屈していた3人は、思い立ったら吉日とやらで、お伊勢参りに出かけてしまう。 なんとも早、ハチャメチャな作者まかて流の東海道膝栗毛である。 関所をどう、女3人が、通過できるか? ゴマの蠅のような、若手おしゃま連へ騙されたお返しにどのようにして反逆できるのか? 一文無しになっても、商才があったりして、その都度困難をもろともせずに、お伊勢さんへ向かう。 少しの艶っぽい話も交えながら、面白可笑しく描かれている。 私の母方の父の方は、40年以上も続く氏族であり、祖母の方は、大きな蔵を所蔵する庄屋で、本陣だったと、聞かされていた。 本陣も、名誉のためには良かったのだけど、贅をを尽くしたものと思われる。 祖父の方は、すべて、農民たちへ、土地は、廃藩置県で、そして鎧兜や、陣笠など、戦争で焼けてしまったと、、、。 お人よしだったのか、すべての財産を民の為に使い果たしたように、聞いている。 ここで、登場する人物の猪鹿蝶3人組も、人の好さを加味し出しており、弱い人には、手助けをしないと気が済まない人物が描かれており、読む側も、がんばれ!と、声援したくなるようである。 昔のお伊勢詣では、春に出かけても、このように秋まで旅する人もいたのと、、、、 気の長い話でありながら、それだけできる、気力体力財力が、あることに、感心した。
0投稿日: 2016.08.07
powered by ブクログ女同志のお伊勢参り、おもしろそうなので行ってみたいこの頃。でも、着いたら散々午後好きにして過ごすため一時解散後、また集合場所で会うのがいいですね。 この3人も個性がそれぞれあって、事情があって、生き方があって、旅の間の出来事がそれぞれを彩り楽しませてくれました。
0投稿日: 2016.06.26
powered by ブクログさくさくと読める。 ライトノベルのちょっと大人系かな? しばらくまともに読書生活してなかったから、リハビリにはもってこい。 もうしばらく作者の本を読んでみよう。 伊勢参り。三人組。どたばた。 恋と人情と・・・なんでも詰め込み!
0投稿日: 2016.06.13
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 一膳飯屋の娘・お以乃。御家人の妻・お志花。小間物屋の女主人・お蝶。若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれ、界隈で知らぬ者の無かった江戸娘三人組も早や三十路前。それぞれに事情と鬱屈を抱えた三人は、突如、仕事も家庭も放り出し、お伊勢詣りに繰り出した。てんやわんやの、まかて版東海道中膝栗毛! 平成28年5月7日~16日
0投稿日: 2016.05.16
powered by ブクログ軽くちゃらちゃらしてるのが最初は気になったけど、ふとした描写にグッと惹きつけられた。元々筆の力がある人の創られた軽み。次郎長が…悶える。なんで振ったの…なんで…
0投稿日: 2016.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そうか、お伊勢参りを題材にしたら、時代物のロードノベルがかけるんや。と、まずは目から鱗。こういう格好の題材の小説に巡り合ってこない俺って、選択眼がまだまだやなぁ。 女性同士の「ゆとりっぷ」小説に江戸時代という設定は違和感があると思う。現代を舞台にした方が、ドタバタする自由度も、登場人物たちが抱えるうっ憤も、もっとこなれて扱いやすいように思うのだが。 なんだか、薄っぺらいコメディ度合いが、いくよくるよ師匠を主人公にして作った30年前の新喜劇的な味わいだと思った。かといって時代設定をイマにしても、日曜夕方にやってる低予算バラエティみたいになるだろうし…。なんの予定もなく流れてしまった週末を惜しみつつ、怠惰な時間を無駄に漂う日曜の午後。 そうか、この小説はそういう風に楽しむ小説なんや!読み終わって気付いた次第。
0投稿日: 2016.03.03
powered by ブクログ途中まで読み、最後はざっと目を通しただけです。江戸時代が舞台ですが、時代小説というよりは、現代小説と言った方がしっくりきます。登場人物たちの口調や、文章のちょっとした表現が、あまり江戸時代らしさを感じない。地の文で、人称がコロコロ変わるのも読みずらかったです。ライトな時代小説が好きな方には読みやすいかと思われます。
2投稿日: 2016.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016.1.13読了。時代小説はあんまり読んだ事がないせいか、けっこう知らない事が多い。そもそもお伊勢参りがどんなものか知らなかった。全て放っぽり出して行っても咎められない公式の人生救済措置ってところだろうか。昔の方が尼寺とかの人生の逃げ道がちゃんとあって皆もそれをちゃんと知っていたように思う。今は逃げたくても逃げられなかったり、逃げる術を知らない人の方が多いんじゃないだろうか?自殺を考えるのも無理はないよなぁ。猪鹿蝶で共感できるのはお志花が一番だな。自分だけは美しくいようとか、息子への葛藤もよくわかる。次がお以乃。お蝶はわかるけど私と全く異なるタイプだ。こういうタイプの友達欲しいなぁ。てか遊郭って金あれば女性でも花魁に相手してもらえるのね!閨を共にしてもらうわけじゃないけどな!してもらってもいいけど‼︎そしておしゃま連との攻防は面白かったなあ!上手な嘘のつき方に関して別の本でも同じ事が書いてあったなぁ。手本引きなんて知らなかったし、花札のルールもすこしわかった。ポーカーとブラックジャックを掛け合わせたよう。花札はせっかくだからちゃんと覚えたいなぁ。よくできた話はやはり参考文献が多いな。解説にもあったけど一緒に旅してる気分だった。伊勢詣りが信仰よりも娯楽として広まったのは日本らしいなと思う。表紙は花札の猪鹿蝶にそれぞれが描かれおり、その他に柄杓や道中に会った巡礼さんかおしゃま連、前半の盛り上がりである風呂場の決闘。団子屋の老夫婦が細々と描かれてとても遊び心に富んだいい表紙だと思う。
0投稿日: 2016.01.13
powered by ブクログ女も三十路近くともなると、心にいろんなもんが溜まってきて・・・ そんな時は、旅に出て、命の洗濯、リフレッシュ! 明治維新の20年ほど前のそんなこんなな道中記。 お伊勢さんに行きたくなること請け合い。
0投稿日: 2016.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2015/12/9 これもおもしろかった。 にわかにまかてさんブーム。 お以乃の恋は成就してもよかったんだけど。 江戸に帰れる人で。 あっちこっちでたくましく稼ぐ3人が好きだ。 ごろちゃんに「逃げろっ」と言われて「やなこったっ」って返すとこも好き。 『すかたん』のときも思ったけど妙に映像化を考えてしまうお話だなー お蝶が石原さとみってのは私の中で決まったけど後はどうしましょう。 お以乃が難しい。 お志花は松下奈緒にしよう。 お以乃…ガッキーが好きだからもうガッキーで。よし。 ちなみに『すかたん』は東出昌大と井上真央ちゃんと決めました。 映画化してくれんかな。
0投稿日: 2015.12.10
powered by ブクログL 伊勢参りの旅に出る立場の違う女三人の珍道中。 …珍道中…。それにつきる。 はじめのほうはドタバタで内容なし。途中それぞれの悩みや憂いがあらわになって少し重厚感。が、後半輪をかけてドッタンバッタン。ド珍道中。 三人三様にひどい有様。それが読みどころ?
0投稿日: 2015.10.28
powered by ブクログ2015年9月23日 女3人のお伊勢まいりは抜けまいり。 幼馴染の3人は長所短所を知り尽くし、気のおけない仲間で、ずけずけものは言うけど、放っておいてほしいと察することもうまくやる。 みすずちゃんにしてやられたときの団子屋の切り回しや朝顔尽くしの小間物屋、博打で稼ぐきっぷの良さが痛快。みすずちゃんへの仕返しもすごく良い。 でも今思い返すと3匹のおっさんシリーズと似たところあるかも。 博打で稼ぐのは結構いろんな本に出てきてた。 おしかちゃんがまたあの家に戻るのか。ようやくできた恋人から離れていくおいのもせつない。元の鞘に戻ろうとも心持ちはかわってる。成長物語だね。 すごく面白くて好きな本です。
0投稿日: 2015.09.23良いテンポで
江戸時代のアラサーといえば,結構な年増なんでしょうが,何もかも捨てて女3人,伊勢参りに出かけてしまいます。 途中,いろいろ事件もありながら,テンポ良く話が進んでいきます。 細かい突っ込みはいろいろでしょうが,あまり深いことは考えずなかなか楽しんで読めるので,おすすめです。
0投稿日: 2015.07.12
powered by ブクログうーん? 三人の関係性が、今一しっくりこなかった。 これだけ性格も嗜好も価値観も違う三人が、大人になっても仲良くできるのか、どうも不自然な感じがして物語に入れ込めなかった。
0投稿日: 2015.06.26
powered by ブクログ全1巻。 三十路前の女三人が急に伊勢参りに旅立つ話。 直木賞作家・朝井まかて版、東海道中膝栗毛。 いや面白い。 江戸→伊勢までの道すがら、 数々の事件に巻き込まれていく、 痛快(元)ずっこけ三人組。 主人公達の設定が秀逸。 女の曲がり角、 青春の終わりを自覚しだす三十路前の女三人。 それなりに背負った人生の哀しみと センチメンタリズムが、 物語を単純な痛快コメディじゃなくしている。 妙にリアルに胸に沁みる。 惜しむらくはクライマックスのアッサリ感。 他作品でもそうだったけど、 最期に全部の謎が集約して盛り上がるんじゃなくて 駆け足で消化してる感がちょっとある。 結果、女達のそれぞれの哀しみ、 そして哀しみと改めて向き合うこれからについての 掘り下げが浅くなり、 キャラがイマイチ確立しないままで終わっちゃった。 おしいなあ。 でも、 クライマックスに用意されてた驚きは 著者っぽくて好きだった。
0投稿日: 2015.05.25
powered by ブクログ抜け詣りとは、家人の許しを受けないで家を抜け出し往来手形なしで伊勢参りに行く事とのこと。 それぞれ事情のある30前の女3人がかしましく騒動を起こしながらの珍道中。 江戸時代の旅を可笑しく楽しく味わせてもらった感じ。 旅に出れば見えてくるものも違ってくるのは現代も同じかもしれない。
0投稿日: 2015.05.06
powered by ブクログうんざりするほど詰まらない。文章が下手すぎだし、構成も甘い。 主人公以外の登場人物は、都合良く話を進めるための存在でしかなく、作品を軽薄なものにしている一因と成っている。特に次郎長の登場は酷い。 主人公の3人の女性も、もっと立体的に描いて欲しかった。作者の中で熟成される前に世間に放り出された感じがする。時代物では珍しい主人公設定なので、とても勿体ないと思う。 『まかて版東海道中膝栗毛』の文句で買ってしまったが、十返舎一九の膝栗毛から踏襲したものは皆無で全くの別物。 評価に価しないので、☆は有りません。
0投稿日: 2015.04.20時代小説だと思うとちょっと違うかも
話はおもしろいし、街道の関所や川越えの仕組みなんかも興味深いですが、登場人物がどれも現代風すぎて少し違和感がある。
0投稿日: 2015.03.21
powered by ブクログ一膳飯屋の娘・お以乃。御家人の妻・お志花。小間物屋の女主人・お蝶。若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれ、界隈で知らぬ者の無かった江戸娘三人組も早や三十路前。それぞれに事情と鬱屈を抱えた三人は、突如、仕事も家庭も放り出し、お伊勢詣りに繰り出した。てんやわんやの、まかて版東海道中膝栗毛!
0投稿日: 2015.03.09
powered by ブクログ三十路がらみの幼馴染“猪、鹿、蝶”の女三人が、それぞれの屈託を抱えて何の準備もなく突如としてお伊勢参りに出る珍道中。カラッとしていて女の友情もいいものだな。江戸に戻ってからの、お以乃とお志花のその後は何となく察しがつきますが、お蝶はどうなんだろ?三人が江戸を出た後の、それぞれの家の様子が気になります。面白かった。
0投稿日: 2015.02.03アラサー女子の旅、江戸時代Ver.
女三人集まれば、姦しいのは今も昔も同じ事。 娘時代に小町と呼ばれた幼なじみの猪鹿蝶の三人が、パッとしない気分を変える為、ノリと勢いで「そうだ、旅に出よう!」という物語。 江戸時代に流行った伊勢参りがテーマですが、人物造形はまるで現代のアラサー女子達を見ているかのよう。 家業の食堂を手伝いつつ作家志望のお以乃、親から継いだ店を繁盛させる女社長のようなお蝶、良いとこに嫁いだ若奥様のお志花。 それぞれ「自分はまだイケる」と思っているけど、本当はもう若くもないことにも気付いている彼女らの気持ちには共感してしまいます。 それに、ちょっとした冒険や大勝負もあり、クサクサしていた気分が上がるストーリーです。 気心の知れた幼なじみだから、安心することもあればムカッ腹立つこともある。けれど、こんな風に仲間と一緒に旅に出たらきっと楽しいだろうな。
7投稿日: 2015.01.26
powered by ブクログ時代小説には(普通の小説もかもしれないけれど)三人組の主人公という設定が多く、大抵の場合、知性派、武闘派、癒し系の組み合わせです。 この話も主人公が女性達というのは珍しいですが、武闘派のお以乃、知性派のお志花、癒し系のお蝶という役割。やはり安定感があるのでしょうね。 ただ、お蝶のキャラが、完全に癒し系という訳では無く、むしろ愚痴系というか、わがまま系というか。。。グズグズしていてどうも好きになれず一旦投げ出しかけました。 ただ、行く先々の宿場町のトラブルを3人で解決し始め、人情話になっていく頃から面白くなってきました。最後に次郎長が出てきたのはどうかと思いますが。 軽い時代物の活劇です。
0投稿日: 2015.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お以乃、お志花、お蝶3人が 最初は欠点ばかり目につき、バラバラ状態なのに 欠点は美点、短所は長所、3人集まればなんとか 痛快で、やさしくて、楽しく、あたたかい 伊勢へのお参りの道すがらを一緒に旅した気分 とっても面白かった~
0投稿日: 2014.12.21お江戸女3人のお伊勢まいりドタバタ道中
なにかの拍子に「そうだ、お伊勢さまに行こう!」と思い立ったその時に、とるものもとりあえず、家族にも相談せずに、仕事もそのまま放棄して伊勢神宮へのお参り旅に行く事をぬけまいりといって、江戸時代に流行ったらしい。この物語ではかつてのおてんば3人娘(今は三十路前のお年頃)が、お茶してる時に「これからお伊勢さまに行こう」という事になり、そのままの格好で旅立つ事になる。 ロードムービーならぬ、江戸時代ロードノベルみたいな感じで、気軽に楽しく読めます。
1投稿日: 2013.10.07
