
総合評価
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powered by ブクログ映画「おくりびと」で知られるようになった納棺師 という仕事。本書はその納棺を営む会社が舞台で す。 とはいえ、取り扱う「ご遺体」が、飛び降り自殺、 轢死、事故死など「損傷が激しい」状態のご遺体を 取り扱うのです。 そのような状態から、ご遺族が対面できる状況に 復元処理を施す部署で働く納棺師たち。彼ら彼女ら もまた、悲しい過去を抱えて仕事に向き合って います。 各章が彼ら彼女ら納棺師のそれぞれが語り手と なり、仕事を通じて自らの過去に向き合います。 「死」という最も縁遠いと思われがちの事象を 通して、「生」を描ききった傑作です。
0投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ納棺師のお話で、映画「おくりびと」のような穏やかなものじゃなく、損傷のあるご遺体を処置して整形する立場にある人たちの話。 そこで働く人たちにも心に様々な傷を持っている。 彼らもお互いを支えながら懸命に生きていて、もがきながらも前に進もうとしている姿に心が揺れた。 ある程度の年齢になって、故人をおくったことのある自分にとってはこういった納棺師さんたちの話は貴重で、ありがたくて、尊敬する。でもこういった仕事に良い顔をしない人たちも少なくないんだなという現実も悲しい。 誰もが最後にお世話になるんだよ
0投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ無意識に頭の使うミステリ続きだったから、繊細な物語が読みたくて積読してたこちらを! とても読みやすくて、章タイトルの付け方にも惹かれた。 損傷の激しい遺体の描写が生々しく想像すると辛くなるけれど、喪失を抱えた納棺師それぞれの過去、喪失への向き合い方、納棺師の仕事を通じて不器用ながら生きていく姿に、ふと「この物語とても綺麗」と感じた。最後は過去の自分と重なる部分があって涙堪えながら読んでた。 読み終えてカバー外してタイトル見て、買ってよかった!ってついニコッとしちゃった!
0投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ納棺師という職業がテーマの小説。 率直な感想は心を動かされたということ。納棺師という職業は特殊で、さまざまな職業と距離を置いて見られることもあるかと思います。 しかし、本作を通じて人の為に尽くす尊敬すべき職業というイメージを抱きました。 ご遺体の施工は故人のためだけでなく、遺族のためでもある。故人の最期を納得した形にすることで大切な人を失った遺族の方々が少しでも早く日常に戻れるように後押しをする役割でもある。 僕が読んできた中で一番死というテーマに向き合っている作品でした。
3投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログまた装丁だけで手にとった作品です。 オイラは救命救急センターの夜間受付を長くやっていました。 それも三次救急といって、最も重篤な患者さんの救命を試みるセンターでした。 いわゆる「力及ばず」という医師の言葉を何度も聞き、患者さんのご家族の号泣を何度も聞いてきました。 死亡診断書(死亡検案書)に何回公印を押し、ご家族にお渡ししたか…。 そして圧倒的に女性陣が多い職場で、エンゼルケアを終えたご遺体を冷凍庫に運び入れるお手伝いも、男性職員として何回したことか…。 この作品はそのことを思い出させる(忘れたことはないですが)内容でした。 なのでオイラの星5つの時の締めセリフは使うのは好ましくないと判断して、星は4つにしました。 この作品は多くの方にはフィクションでも、オイラにはノンフィクションでした。 この作品の内容と、救急救命のその後の橋渡しを多くしていたのだ。 そう感じた作品でした。
23投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ納棺師の仕事やそこで働いている人たちの裏事情など繊細に描かれていて、新人作家さんとは思えないくらいでした。 宗教的なことか分からないけど、何故こういった仕事をしている人たちを忌み嫌ったりするんでしょう。 誰しも死は訪れるものなのに。そして凄く厳しくて辛い仕事であると思うから、むしろ感謝しかないと思う。
11投稿日: 2025.11.27
powered by ブクログ新人の作品である事を思えば凄く良く書けていると思います。ただ主な登場人物のバックボーンが特異なため、今一つ感情移入がし辛かったです。
0投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログ闇を抱えた納棺師たちのお話 死を意識することは普段生活していくなかほぼないが、死ぬことの意味や、生きている意味を考えさせられた 話自体は重いので気分も重くなる描写はあるけれども、すこし生きていくことを頑張ろうと思える作品
0投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログ納棺師の中でも 損傷の激しい遺体を復元する「二課」に勤める5人 章ごとに視点が変わり、あっという間に読み進めた 有明さん、入相さん、朝未、八宵、東雲くん みんな大事なものを失い、もがいて、でも希望を捨てずに生きていて 読みながら「こんな言葉をかけられる人間になりたいなぁ」と思わされるセリフが幾度となくあった 「死」を感じさせる仕事だが、同時に「生き方」についても考えさせられる 読み終わりは「二課」の一員になったかのようなきもちだった
0投稿日: 2025.11.25
powered by ブクログ冠婚葬祭業に就いていた事があるので、その業界の世界観みたいなものは細かな描写で伝わればと思う。 突然大切なものをなくした喪失感から、気持ちの移り変わりを優しく表現されている作品。
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログブクトモさんで読んでいないのが私だけになってきて、焦って本屋さんで新品購入しました^^; 探すのに苦労しました。そこそこの大きさの書店ですが、在庫一冊しかありませんでした(ー ー;) 損傷の激しい遺体を修復する納棺師たちの姿を描いた作品。 このお仕事は、みんみんさんおすすめの「吸血鬼と愉快な仲間たち」で出会っていた為、それほどの目新しさを感じることもなかったです。 それぞれ問題を抱えた社員さんたちが、人の死を通して、『生』に向き合う姿が描かれていました。 大きくは無いですが、静かに余韻の残る作品かなぁ*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )* ------------- この三連休で、毎年恒例の京都に行ってきました。 今回は予告通り嵐山と鞍馬です。 紅葉の時期なので、嵐山の渡月橋付近と、叡山電車、四条の混み方がエグかったです(^^;; 近隣住民の方は、生活に支障が出るんじゃないのかなぁ。。。 拝観料は2人分の値段です。 行き 高速 6,010 1日目 天龍寺駐車場 1,000 天龍寺 庭園のみ 1,000 あだしの念仏寺 1,000 愛宕念仏寺 土曜定休日(-。-; 祇王寺 600 常寂光寺 1,000 昼食 和食のさと天丼×2 1,866 鈴虫寺駐車場 500 西芳寺(苔寺)予約制で入れず 地蔵院(竹の寺)1,000 華厳寺(鈴虫寺 )1,000 滋賀能登川ホテル二泊 21,700 夕食 屋台寿司 お通し 726(高っ) 生中×5 (私3杯) 1,515(安っ) ネギたん塩 604 甘エビ唐揚げ 494 海鮮サラダ 879 餃子 439 ハイボール(旦那)248 お得巻寿司 879 2日目 能登川→山科 770×2=1,540 山科→三条京阪 260×2=520 三条→出町柳 240×2=480 出町柳→八瀬比叡山口 280×2=560 瑠璃光院 4,000(高すぎね?) 八瀬比叡山口→宝ヶ池 220×2=440 宝ヶ池→鞍馬 410×2=820 昼食 にしん蕎麦(私) 1,300 木の葉丼(旦那) 900 鞍馬寺 1,000 貴船神社 無料 貴船口→出町柳 470×2=940 出町柳→祇園四条 240×2=480 お土産 高島屋 5,648 三条京阪→山科 260×2=520 山科→能登川 770×2=1,540 夕食 昨日と同じ屋台寿司 お通し 726(高っ)昨日と全く同じやつ。 鳥の唐揚げ 604 枝豆 395 天ぷら盛り合わせ 769 うめしそ細巻(私) 285 つぶ貝寿司一貫(旦那)219 本マグロ寿司一貫(旦那) 252 メガ大人レモンサワー ×2(旦那) 946 ぜいたく細巻き3色 1,319 生ビール×6(私4杯)1,818 3日目 養老の滝 無料 昼食 美合PA かき揚げうどん(旦那)750 醤油ラーメン(私)750 帰り 高速 4,190 2泊3日 合計 77,171円(1人 38,586円) 1日目 17,797歩 2日目 19,467歩 3日目 6,825歩 京都は拝観料が高いので、どうしても割高の旅行になりますね(^◇^;) それでも毎年行きたいですっ! ※瑠璃光院は事前予約必須です。 ※ホテルはアズイン東近江能登川駅前 朝食込みの値段です。 ※ホテルには、1人1泊につき、 アサヒスーパードライの350が1本と、 おつまみ付きでした♪ ※勿論ビールは大量に持ち込んでおります♪
111投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ生きる意味は生きる当事者が決めるものであり、他者に委ねたり搾取されるものではない。自分がいいと思えることをまっすぐに続けられる環境で、ほんのきっかけから自分の大切なものの本質を見直して少し方向を変えまた歩きだす面々。人生は二度とない一瞬の連続。
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ『#アフターブルー』 ほぼ日書評 Day951 また凄い新人が出てきたものだ。 主人公は "納棺師"、エンバーミングを専門とする。いつぞや映画になったような世界を連想するが、それは主人公の勤め先では "一課" という外向きの業務を担当する部門の仕事。 彼ら(なぜ複数形なのかは、ぜひ本書で確認願いたい)の勤める "二課" の仕事は、投身や首吊り、交通事故等により、破損、腐敗、虫や魚に啄まれることで原型をとどめなくなった顔を修復し、硬直した体を何とか棺に納める(文字通り納棺)こと。 と書くと、これまた非常にグロテスクな好奇本のように思われかねないが、そうしたシーンの描写はありながらも、むしろ静謐感や優しさ・穏やかさが全体のトーンとなっている。 "二課" のお世話にならざるを得なかった人々の死の理由や経緯に思いを馳せつつも、生きている人たちに、強さや希望を与えてくれる一冊。 https://amzn.to/44nDTKT
1投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この一年で、身近な人がふたり亡くなりました。 だからなのか、死を扱った小説に引き寄せられるように、たくさん読みました。そのなかで、一番よかったな、と思った1冊でした。 亡くなった人に関するエピソードが感動的でないこと。亡くなった人の気持ちは遺された者にはわからないこと。 そんな流れが、よかったです。 自分の感情に翻弄されるとき、読書は、気持ちの咀嚼をする、ただ言葉を与えてくれる。感謝。
2投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログブク友の皆さんの本棚を眺めて、ずっと読みたかった本。 以前、テレビで納棺師のお仕事密着番組を見たことがあって、登場した納棺師さんはご自身のお母さんの葬儀のメイクで感じた違和感や寂しさがきっかけでこの仕事に就かれたと話されていた。特殊な仕事だけに自分の体験から…という人が多い職種なんだろうか。 この本の登場人物達も訳ありの人が多い。 それぞれが寂しさや後悔、生きづらさを感じながら、仕事にはプロとして向き合う姿が格好いい。同じ気持ちで働く仲間、そして仕事を通して見えてきた景色、そこに希望が感じられて、読み終える頃にはこちらまで前向きな気持ちになっていた。 遺体の描写がめちゃくちゃリアルだなと思ったら、著者の朝宮夕さんは元納棺師なのだそう。 遺体に日々接する彼女の「死後は無だと思うからこそ、生とは何なのかを考えさせられる」という言葉が重く響く。
65投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ブクログで著者インタビューを目にし、あまり馴染みのない「納棺師」という職業について知れたら…と思い読んでみた本。 ご遺体を扱う内容なのと描写もなかなかリアルで、読み進めるのがしんどい内容だった。 納棺師の仕事については知らないことだらけ、というか考えたこともなかったようなことばかりで、色々知ることができたのは良かった。 ストーリーとしては、登場人物(二課の人達)それぞれ抱えるものがあり、詰め込みすぎでは…という印象。 名前にちなんだ章タイトルにしたかったんだろうけど、登場人物の名前が個性的なものばかりで、しかも名前が本文中にも多用されるので読みづらく地味にストレスだった。 あと、朝未と八宵のやり取りはさすがに受け入れがたかったかな…。 いい歳した社会人の言動とは思えず、あまりに大人気ない。 信頼し合っているからこそとか、それだけ許し合えている人間関係を描きたかったのかもしれないがむしろマイナス印象…。 個人的には、もっとかっこいい姿を貫いてほしかったかも。
3投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ亡くなった方の身体を清め、身なりを整え、棺に納める専門職である納棺師。 その中でも、事故や災害などで損傷した故人の外見を生前の姿に近づけるための修復を行う復元納棺師がこの物語の主人公たちである。 「おくりびと」とも言われるこの職業、死にまつわるだけに差別も多い。 でも、尊い職業だと思う。 死は身近にあるもので、決して忌避するものではないのだから。 登場人物それぞれが強い喪失感を抱えている。 彼らは、目の前の絶対的な「死」という存在に向き合い、残された遺族に寄り添うことで、自らの生を獲得していく。 そう、再生の物語だ。 タイトル「アフターブルー」のブルーは薄明(ブルーアワー)から連想されているそうだ。 なんとなく、死者と繋がれる気がする、そんな時間帯の後に、読者は何かを得る。
66投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ⭐︎3.7 納棺師という普段なかなか知ることができない仕事について書かれていて興味深かった。損傷の激しい遺体など読んでいて辛い描写も多かったけど、それ以上に登場する納棺師たちそれぞれの抱えている想いに優しく寄り添うような書き方が印象的。著者の人柄が現れているような素敵な文章だった。
3投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ納棺師のお仕事に遺体の修復もあるのは初めて知った まだまだ知らないお仕事があるんだなぁ ワケありスタッフ揃いだが、こんな人達に最期をみてもらえたならいいだろうなあと思う センシティブな内容なので途中読み進めるのが辛い部分もあったが、読後感はよい
3投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログ納棺師、それも事故や事件、自殺などで激しく損傷したご遺体を主として担当する特殊復元処置衛生課を描いているところが新しくて良かったです。不可逆的且つ、圧倒的な死のあり様、またそれを生としてあった頃のかたちに少しでも近付けようとする手(工程)の描写も精緻だったと思います。ただそれぞれの登場人物の抱える葛藤は小説として見ると在り来りで個人的には弱く感じられました。そして実はこれがいちばん気になったのですが、この物語にしては大仰な言葉が所々で使われているように思います。取捨選択の部分にあと少しの神経を。
1投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ第19回小説現代長編新人賞受賞作。「株式会社C・F・C」は納棺師や遺品整理士などの葬儀関係のプロ集団。その中でも損傷の激しい遺体を扱う「二課」の5人の納棺師の物語。亡くなった方や遺族の方に焦点を当ててはおらず5人それぞれに抱えた喪失や苦しみなどを明かしていく。時折泣かされる場面もありながら希望の光を感じながら優しさに包まれていく。面白かった。
1投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ大切な人が突然亡くなってしまう… それは事故や事件、自殺かもしれない それでも私なら顔を見て、触れて、お別れしたいと思うが、その場合きれいな姿とは限らないだろう。 この本には、損傷の激しいご遺体に復元処置や特殊メイクを施し、ご遺族が対面出来るようにする納棺師という職業が描かれている。 登場する五人の納棺師たちはそれぞれ、心に大きな喪失感や痛みを抱えて生きている者たちだ。 精神的にとてもハードな仕事だと想像するが、ご遺族がこれからを生きていくために必要で、大切な仕事なのだと思う。 おびのりさんのレビューで、登場人物たちの名前が薄明かりの時間を表す言葉だと知り、早速目次を確認した。 0 有明の月 1 朝未き 2 入相の鐘 3 宵の明星 4 東雲の空 日本語ってなんて豊かなんだろう( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ ) 処置の場面は目を背けたくなる描写も多く、登場人物たちが心に抱えるものも重いけれど、希望の光が差す優しい物語になっている。 何気ない今日という日も、かけがえのない一瞬の積み重ねなんだと気付かされた。 人には優しさや思いやりの心があるからこそ、こうして生きていけるんだなぁ、と思う素敵な作品だった。
87投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログデビュー作でこの出来☆5にしましょう! ブグログ界隈で話題の作品が予想より早く図書館から届きました♪ 内容はみなさん熱くレビューされてるので省略 それぞれの章のタイトルが綺麗 そしてそれが名前になってるのがちょっと良き作品を思わせます。 納棺部《特殊復元処置衛生課》 エンバーミングの話は読んでましたが(吸血鬼のシリーズ笑)他の作品では読んだ事のないお仕事です この仕事を選んだという5人が何かしら辛い過去、事情があるのが容易に理解できる。 無残なご遺体の復元を通して5人が少しでも明るい未来に向かう姿が描かれてます。 読みやすいしこの先の5人をまた読みたいと思わせる良き作品でした╰(*´︶`*)╯
51投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログテーマというか設定がそれだけに、まぁまぁどぎつい描写も多いのに、描かれる納棺師は5人が皆んなとても優しくて、その振れ幅が不思議な感覚 皆んな、名前が良い
10投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ納棺師のお話。通常ではない死に方をした状態のよくない遺体の復元、特殊メイク等ちょっと変わった部署の物語。納棺師は馴染みがないので、こんな仕事もあるのかと勉強になった。それぞれの立場から話しが描かれて、良いドラマがある。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ壊れた遺体を修復する納棺師。そこに心があればあるほど辛い仕事。でも心があるから故人の意思や遺族の未来に繋げていける仕事。実際の納棺師の方々について知りたいと思った。
10投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログページを捲ると“装画なたり“と記されていた 手が印象的なイラストレーターさん 数ページ読むと、この手が何を行なっているのかがわかる 納棺師といえば、映画『おくりびと』のイメージだが、ここでは一課がそちらの仕事 この作品の主人公は二課「特殊復元処置衛生課-遺体の顔の復元やメイクをして、損傷した遺体の顔を遺族に対面できるようにすることが目的」の5人 その5人の名前にちなんだ5つの章からなる構成 予想以上の遺体の状態に、読んでるこちらの顔も歪みがち、でも彼らの技術で復元していく様が浮かんでくる こんなにリアルに損傷した遺体の状態を思い浮かべながら読むのは今までに無い体験だし、どこか遠くに感じていた死が、より近いものと思えた しかし、日々死と向き合い、心も身体もクタクタになりながら仕事をしている彼らの姿には、生きる意味のようなものを感じさせてくれる 暗闇に立ち止まってしまっても、開けない夜はないように人は少しずつ明るい方へ向かう強さを持っているのだと
0投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ孤独死の可能性もあるだろうが、自分の時は遺体の損傷がないように病院から旅立てるように心がけたい。それとついでにエンディングノート書き始めようと思います。
2投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ初読み作家さん。読んだままを想像するのが怖い部分もあるけど、色々抱えながら一緒に働く同僚たちの心理描写が優しく描かれていて、読みやすい作品でした。はっきり全て解決してないところが、次作があるからなのか、解決しなくても人間生きていかないとねっていうことなのか判断つかず。地味に次作を期待しておきます。
44投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ納棺師、それも事故や自殺などで損傷が激しいご遺体を生前の姿に復元するハードなお仕事を扱った作品でした すぐに2週間も経たずに辞めてしまう、そんな納棺師の部署に新しく入社した東雲、 みんなそれぞれにいろいろなものを抱えて、そして答えを見つけるために納棺師を続けていたり、 ご遺体のそれぞれひどい状態の描写はありますが、嫌な感じもなく読めました
3投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ新人の作家さんとは思えないほど、読みやすい文章でした。 内容は死を扱う納棺師のお仕事小説。しかも、ただの納棺師ではなく、事故死や自殺などで亡くなった状態から元に復元する仕事。筆者の実体験から生々しい表現もあるが、自身では経験がない仕事なので凄く勉強になった。 読み終わって少し残念だなと思った点は、 ・有明課長の子どもが亡くなった件のエピソード掘り下げが浅い感じがした ・同期だった望月さんが独立した理由は? ・東雲の入社志望理由が弱いような ・装丁は"空"のが良いのでは? 勝手な思い込みで、東雲が納棺師を志望した理由を詮索しながら読んでいたけど、納棺師を志望した理由に深い思い入れがなかったのが、少し肩透かしを食らった感じはしたかな…。 (過去に身近な誰かが死んだor殺した事件絡みかと深読みし過ぎていた) 登場人物のキャラクターは個性があり掴みやすく、脳内配役を考えながら読み進めるのが面白かったです。
23投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ納棺師という職業について今まで全くイメージが湧かなかったのですが、本作を通して想像以上に厳しく辛いものだなと思いました。 登場人物達が様々な想いを抱えながら仕事と向き合う姿がとても良かったです。
10投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ納棺会社で損傷の激しい遺体に特殊復元処置を施す部署の5人の納棺師たちを描いた作品。 ベテランから新人まで、5人それぞれが重い過去や悩みをかかえていて、故人や遺族と向き合う中で自分なりの答えを見つけて前を向いて進んでいく姿が描かれる。 様々な事情で亡くなった人達や突然愛する人を失った遺族の事を思うと胸が締め付けられるような気持ちになる。 復元によって故人の尊厳を守ったり、遺族が納得して最後のお別れができるようにする、納棺師という仕事の尊さを感じた。
3投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログとても読みやすい文章、というのが第一印象。 かなりヘビーで生々しい描写が多かったにもかかかわらず嫌悪感を抱くことなく物語に没頭した。損傷の激しいご遺体に携わるだけではなく納棺師さん自身をも掘り下げたところに醍醐味があった。2課のスタッフの皆さんが抱えながらもお仕事に邁進する姿勢に頭が下がる思いだった。 個人的にはかなり上位にランクイン。今後の執筆にも注目していきたい。
18投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ納棺師のお仕事小説だと思って読み始めたが、 微妙に違った。 葬儀社からの依頼をこなす「株式会社化C・F・C」 納棺師や生花装飾、遺品整理といった部署があるなか、本作でフォーカスが当てられるのは、損傷の激しい遺体を生前のように復元するのが専門の「二課」。 丁寧な描写ゆえに、時々読み進めるのが辛くなってしまう遺体の復元処理。 二課のメンバーそれぞれが抱える事情も描かれるが、やはり案件毎の生々しい遺体の損傷具合と、それに対応すべく施される処理内容のグロテスクさに圧倒されてしまった。 私も今までの人生で、死化粧を施された遺体に触れた経験はあるが、損傷の激しい遺体は復元が難しく、棺桶を閉じたままで葬儀一式を執り行ったことがある。 納棺された状態においても、生前が偲ばれるような姿で、最期に故人と対面するというのは、とても意義深いことであり、とても人間らしい考え方だと思う。 でも、それを職務とする方については、正直考えたことがなかった。 作中では、遺体に感情移入しないように、想像しないように・・・と職務上注意をされているが、私には難し過ぎる仕事だと思った。肉体的には勿論、精神的にも尋常ではないタフさが求められる。 何も考えず、無心となって、故人と遺族の人生を繋げるお仕事が出来るだろうか・・・ いやぁ、私ならマシュマロマンが出てくるだろうな。 って、これ通じる人、何人いるんだ?笑 朝宮夕さんは初読みの作家さんだったが、これからが楽しみな新人作家さんの意欲作だと思う。 内容は相当にヘビーなので、これから読まれる方は、読むタイミングと精神状態にご注意ください。
32投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ納棺師の話ということで、映画おくりびとをイメージしながら読み始めたら、かなり路線が違いました。こちらは、損傷の激しい遺体を取り扱っています。誰かがやらなければならない仕事ではありますが、過酷な処置の様子も垣間見れて勉強になります。 死者の描写は事実のみでさらっとしています。メインは5人の納棺師の過去から現在にかけてです。重い話のはずですが、読みやすすぎて逆に肩透かしな感じでした。職場の人間関係はうらやましい限りです。
24投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ人生の最後を考えるとき、家族に看取られながらとか、病院や介護施設で、とかを大抵想像する。突然の最後を迎える可能性もあるのだけど、想像するときにはその可能性を見ないようにしているかもしれない。 あんまり考えたくないから。 この物語は、特殊な状況で亡くなられた方を専門に扱う納棺師のお話である。 顔が欠けていたり、損傷が激しかったり、体が棺に納められないような形になっている方を、棺に納めて見せられるようなきれいな状態にしてご遺族にお渡しする。 納棺師といえば『おくりびと』という映画のイメージだったけど、亡くなり方も多種多様であればこういう処置が必要なのは当然。それなのに、そういうことを想像したこともなかった。 大変なお仕事だと思う。 尊敬と、考えもしなかったことに対しての少しの罪悪感のようなものを感じながら読んだ。 処置のシーンは、文章を読んでいるだけでも目をそむけたくなるような状況のはずなのに、淡々とその事実を受け入れられた。 文章の奥に、朝宮さんのご遺体に対しての敬意が感じられるからかなと思った。 納棺師たちも様々な事情を抱えている。 寄り添い、受け止める彼らの関係性が良くて、それぞれ少し前を向くことができたことに希望を感じた。
18投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ納棺師の話、面白そうだなと思って読む。 いくつかの書評も読んで、評判が良かったので。 納棺師の仕事内容は興味深く読めた。働く人たちの背景は、少し物足りなかったけど。デビュー作だということで仕方ないかも。
23投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ葬儀にまつわるテーマは今トレンドの一つなのだろうか。その中で今作がこれまで読んだ作品と異なるのは、遺族ではなく、仕事をする側を描くのが主体であること。2課メンバーが仕事を選んだ理由、続けている理由、その背景が丁寧に綴られる。併せて、ご遺体の状況、その処置など、業務の内容についても具体的に描かれている。 2課メンバーの名前は全て空にまつわるものになっているのは、彼らの仕事への取り組みの象徴なのだと思う。明るい仕事とは言えないかもしれないが、宵闇がいつか迎える朝の光へとつなぐ道筋となれるようにと。
6投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ世界観が好きで他の作品も読んでみたいと思って調べてみたら、この作品が小説初執筆の作品で驚きました 重いテーマを取り扱った作品でしたが、とても読みやすい作品でした ただテーマがテーマなだけに、もう少し重厚感があっても良かったかも 小説を読み始めたばかりの人におすすめです‼︎ 次回作品も楽しみにしています
24投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ第19回「小説現代長編新人賞」受賞作。 今、とても話題になっている一冊。 「薄明かりのさきに」改題のうえでのデビュー作。 目次を開いた瞬間、先を越されてしまったかなと思うと同時に、もしかしてこの方は俳句や短歌の世界にも通じているのでは、と感じました。 登場人物の名前がそのまま章題になっていますが、それらはすべて、日本の薄明かりの時間を表す言葉。 有明――夜明け近くの月。 朝未――夜明け直前のまだ暗い刻。 入相――夕方、日が沈むころ。 八宵――宵の口。 東雲――夜明けの始まり。 復元納棺師という特殊な職業を通して、 それぞれの登場人物が抱える闇と向き合う姿を描き、その“闇”を、薄明かりの移ろいと重ねて見せる構成がとても見事でした。 静けさの中に、確かな希望の色が差し込む読後感です。 なぜ「先を越された」と思ったのか、と言うとですね、数年前、『一日歳時記』という本で日本の時間を表す美しい言葉を知り、 いつかこれらを使って俳句か短歌に詠み込みたいなと思っていたのです。 先に物語の形で出会うとは、嬉しい驚きでした。 と、昨日レビューを考えて 今朝ブグログの朝宮さんのインタビューを読んで ちょっと外したかなー 書きすぎかなーとは 思ったのですが、初読の感想なのでそのまま登録しました。
115投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ葬儀社に新卒として入社した東雲 それぞれ不慮の事故 殺人 自殺人生の幕をかわった姿でしめた人がくる二課に自身の希望もあり配属 思いもよらぬ最後の姿となることがあるの我が身かもしれない 突然の不幸 その姿が思い描いていた自分の最後とは限らないけどしっかりと最後にはお別れを言えなくても姿を見せたい 心に傷があり悩みがありそれでも抱えて生きていくしかない
3投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ※ 新卒新入社員と先輩たち、それぞれの 納棺師が抱える心の傷、痛み、葛藤の物語。 想像していた話とは違ったけれど、 強さや弱さ、脆さと儚さ、人の命と人生、 あらゆる瞬間、一瞬を表す色彩が印象的。 薄闇、濃淡、明星、宵、薄明、グラデーション、 一つに留まらない揺らぎに人の生を感じました。
11投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
事故などでご遺体の修復が必要なときに出動する納棺師のお話。 今の自分が生きている世界とはかけ離れすぎていて、何もかもが新鮮だった。 人の死が関わるので話自体は軽くはないけど、仕事として亡くなった方に真摯に向き合う職員たちのおかげで重くなりすぎないのが絶妙なバランス。 人の死に関わる納棺師や法医学系の小説が好きなのだが、人の死を扱いつつも、あくまでも仕事としてそこから一歩線を引いて向き合うという距離感がいいのかもしれない。あまりにも入り込みすぎると心がきつくなるときもあるからね。 一方で、描写含めけっこう内容はリアルなので苦手な人は苦手かも。個人的にはご飯食べる前後は読むのがきつかった。著者の朝宮さんは、近しい仕事をされていたんだろうか?そんな風に思うくらいにはリアルな描写が多かった。 登場人物がそれぞれ抱える過去、現在、それを踏まえたそれぞれの温度感など、とてもちょうどよい小説だったと思う。 続編とかあったら読みたいなー。
2投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログなかなか作品のテーマとしては聞かないと思う納棺師のお仕事の話。 仕事が仕事だけにすごく重いんだけど、でも向き合うべき一冊
2投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ高評価で納棺師という あまり内情を知らない職業の話で期待して読みましたが。 私はいまいちだったかな。 亡くなった方のエピソードは事実関係だけ。中心は納棺師の方々の生きようでしたね。 全員がわけありだと、ちょっとはいりこめなかったかな。 文章はあっさりとしているのに、時々4文字熟語 春風駘蕩とか出てきて、違和感。 納棺師の方々の苗字も凝りすぎでちょっと 私的にはうーむという感じ。
1投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログ図書館予約が、待ち切れず購入。 ※一部、外野が、買っても積むだけやから、予約待ちが得策とか言ってだけど、気にしない(^◇^;) すっごい職業や! 必要なのは分かるけど、私には、ちょっとムリかも? 湯灌でもしんどい… 復元処理… たまに、ご遺体の損傷が酷くてお見せできないってある。 個人的には、ほんまの最後なんで、キッチリお別れしたい気はする。 それも、出来るだけ、生きていた時と同じ姿に… まぁ、姿見ずに、心の中で、お別れもありやけど、後悔しても取り返しつかんし… しかし… 顔半分ない。 顔あるけど中身ない。 冷凍人間。 お風呂で煮込みました。 などなど。 お別れする側は、ええけど、気持ち良くお別れさせようとする側は(−_−;) 舞台は、 葬儀関連のプロ集団「株式会社C・F・C」その中の復元処理を行う二課がメインの話。 ストーリー的に、5つに分かれてて、5人の話になる。 しかしなぁ… キツい仕事やなぁ… とはいえ、死って、普段、あまり意識してないけど、めっちゃ身近な話やし。 いずれ、自分もそうなるし。復元処理の方のお世話になるかは、分からんけど。 仕事内容からも、働いている人もワケアリな人が多い。別に犯罪者という訳やない。 八宵さんはキツいわ〜 私なら、心が… ポキッ!_| ̄|○ 入相さんもキツい… 私なら… ポキッ!_| ̄|○ 朝未さんも… ポキッ!_| ̄|○ あかん!複雑骨折や! 心の中は、色々あるけど、一歩ずつ! みんな前向きに生きて〜!! あっ!私は、時が来たら、M78星雲に帰らな!w
113投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ納棺師というおくりびとのようなストーリーかと思っていましたがそれよりも損傷の激しいご遺体を扱うお話でちょっと気が重くなりましたがお仕事のシーンが少し勉強なった。あと登場人物一人一人前向きでとても感動しました。
4投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ秋の夜長 じっくり ゆっくり 読もうと思っていたのですが どんどん読み進めてしまう そんな作品 納棺師の話しなので ダークで重たく辛くなるのではと思いましたが 皆んなが前を向いて歩き出す そんな素敵な作品でした!!
4投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ“納棺師“ 損傷の激しい遺体の復元を専門とする『二課』 ワタシの知らない世界でした。 こんな仕事が… 描写も生々しく、心拍数があがる。 二課は途切れた人生を繋げる場所 東雲くんが歯車になって 二課のみんながそれぞれに、いいんだよ。って 一緒に歩き出してくれる。 「目の前はこんなにも開けているのに、映したいものしか映さない」 「君には、君にしかできないことがある」 『大丈夫』 畳み掛けてくる八宵の言葉が胸に響くよ… ワタシも誰かの先を生きていきたい! 自分が撫でてもらうんじゃなくて 誰かの何かになっていきたい! そんな人になりたい! 人生、揺さぶられたわ
3投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自死した母を思い出し涙が止まらなかったです。八宵のどんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからない、理由なんて生きている人間が決めることという言葉には涙無しでは読めなかったです。私も八宵と同じく、母にはただそこにいてくれるだけでよくて生きていてくれたらどんなに良かっただろうかと思います。
4投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ現実の職業にも関わらず、読んだらこんな異世界を体験ができるのかぁ。ただのお仕事小説ではない。五人の納棺師について丁寧に描かれているし、その関係性も◎。大和言葉がおくゆかしく、じわじわと高まる本。
94投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ文章が読みやすくて、初心者の方にもオススメだと思いました。 お話は思っていたよりも情緒的な展開が多くて、ドラマのような印象を受けました。 しかし、今まで知らなかった職業のお仕事を見ることができる素敵な読書体験ができました。
8投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ納棺師という仕事があることは知っていましたが、恥ずかしながらお化粧をしたりするという程度しか知りませんでした。 損傷の激しい遺体を、できる限り復元しきれいな状態にする。そして遺族との最期のお別れができるようにする。作業の詳細が描かれていますが、心身ともに本当に大変な仕事だと思います。 この会社の二課で働く人たちが各章の主人公ですが、皆それぞれに辛い事情を抱えています。が、納棺師の仕事と二課メンバーとのやりとりを通じて、皆少しずつ前に進み始める。じんわりと染み渡るような素敵なお話でした。
4投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ納棺師と復元師。 おくりびとを見た時に納棺師の仕事を知ったけど復元師の仕事をこの度知ることができた。 私の好きなアンナチュラルの世界線にあるようなストーリーで、登場人物の過去やここに至る経緯から目が離せない。 遺族のために、故人のために繋ぐ仕事…。 なんと誇り高き仕事なんだろう。 自ら命を断つ人の理由を見つけることなんてできないし、理由なんて無いと思うことも時には必要なのかと考えさせられる。
3投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
復元納棺師という仕事が、どれだけ過酷で大切な仕事か、少しだけ分かったような気がした。 覚悟している死もあれば、ある日突然奪われる命もある。 もし自分の家族や大切な人が突然亡くなり、損傷の激しい遺体で、最後顔を見てお別れ出来ないとなると死を受け入れられないと思う。 まだ何処かで生きているのではないか、探さないと、と。 事故以外ではコロナ禍の時、葬儀も最後のお別れも直接出来ず遺骨だけ渡されたという話を聞いた。 最後顔を見てお別れをするというのは死を受け入れる事だと思う。 光の当たらない職業。 そこにスポットライトを当ててくれた本書と著者、そして世界中で働いている納棺師さんに敬意を払いたい。
3投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログまずまず 人生において 問題が全部スッキリ解決することなんて ないよね〜 と思いつつ 「やりすぎ!!」 くらいの劇的な解決を好む 俺には少し物足りなかった 子供なのよ 逆に言うと テーマも含め シブい大人な作品と思った
7投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ映画「おくりびと」を観て こういう仕事もあるのだと驚いたことを覚えている。 その後、ご遺体を復元する過程を書いた ノンフィクションを何冊か読んだ。 新人の東雲が先輩に言われた言葉 「どの施行でも感情移入はしすぎないように」 ここで書かれるご遺体は損傷が激しい。 ただ、朝宮さん自体、感情を閉じ込めたように 納棺師の仕事を冷静に書いている。 P216 〈どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて 絶対に見つからないんだよ〉 朝宮さんは、登場人物になりきり 最後までブレることなく、それを貫き通している。 それぞれの納棺師の人生に何があったのかは徐々に明かされていく。 そのバランスが絶妙。 すごいものを読んでしまったな。 次回作も期待していいでしょうか。
3投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ朝宮さんデビュー作 新作で入荷していて気になってたんですが ひま師匠、ともちんさん、ミユキさん、一休さんのレビューを読んで読まなければと手にした本 納棺師という仕事の物語です この言葉を聞いて最初は「おくりびと」という映画を思い出しました。 見たのはかなり前なので死化粧を施すような割と綺麗なイメージでいましたが、本作はそんな甘いものではありません。 電車に轢かれ顔が潰れていたり 屋上から飛び降り顔の半分がなくなっていたり 凍ってカチカチになっていたり そんな目を背けたくなるようなご遺体を修復し、きちんとお別れができる状態にするお仕事がこの物語で語られる納棺師たちでした。 5人の納棺師たちはそれぞれいろんなものを抱えています。抱えながらも日々ご遺体と真摯に向き合っています。 周りの雑音はとにかくうるさくて、こちらが物語の中に入っていって言い返したくなるようなことを平気で言ってきます でも彼らは少しずつ向き合いながら何かを見つけていきます。 当たり前に綺麗な遺体ばかりイメージしていた自分を恥じたくなります こういうお仕事をしてくれる方がいるから 大事な人の死と向き合える人もいる とても意義のある仕事だと思いました とても生々しい描写もありますが 知らない世界だったので読んでよかったです こちらがデビュー作とは驚きです 今後も注目していきたい作家さんが増えました(^^) ちょっと余談ですが 真ん中の息子は昨日はお休みしましたが ゆっくり休んで回復して 今日はこども園へ向かいました(´∀`=) いろんな方が心配のコメント下さって、なんかジーンとしてしまいました。みなさんいつも、ありがとうございます。゚(゚´Д`゚)゚。 取り急ぎご報告でした(^^)
98投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ新人作家とは思えない作品です。 遺族に代わり不条理な死を少しでも和らげる納棺師、その仕事の過酷さをこの作品で改めて知ることができました。
5投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ遺体の修復場面で何度も読むことを断念しそうになりつつ、この仕事を選んだ人たちのことをもっと知りたくなって最後まで読み切りました。登場人物それぞれが事情を抱え、それと折り合いをつけて前を向く姿に私も励まされました。人から見れば、いつまでもクヨクヨしていてもしょうがないと思えることでも、なかなか自分の中で消化できないことはあります。強くではなく優しく、自分の人生は自分のものだよと、背中を押してくれるように感じました。
4投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ埼玉新聞の書評で知り、図書館で借りて読んでみました。良質で美しい小説でした。最後の八宵と東雲と薄明のシーンは泣いてしまった。読後のこの高水準な満足感は久しぶりに味わったかも。 登場人物もみな魅力的に描かれている。私は八宵さんが一番好き。八宵と朝未の関係性もいい。カテゴライズで括れない関係性。いちいち言葉で当てはめようとしなくていいんだよな。 葬儀屋さんは知ってたけど、納棺師という言葉は今作で初めて知りました。私には100%無理。立派な仕事だと思います。 これがデビュー作とは凄すぎる。今後の活躍が楽しみ。また好きな作家さんが増えたぞ。嬉しい。
26投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」の「ニ課」は、事故、事件、自殺など、損傷の激しい遺体を専門に扱い、無残な状態から生前の面影を復元するのが仕事である。 毎日のように運ばれてくる遺体は、かなりの復元を要するもので、轢死で頭部の損傷が激しかったり、餓死していたり、腹部が破裂していたり、飛び降り自殺してたり…と息を呑むような遺体ばかりである。 だが、納棺師たちは最善を尽くし失われた生前の面影を復元していく。 姿を見ることなく火葬されるより、最後に顔を見てお別れを言えるのは当たり前だと思っていたが、どんなことで命を失うかはわからない。 納棺師の大変さは、計り知れないが必要な存在だと改めて思う。 5人の納棺師の抱えている事情も織り交ぜながら描かれているのでより深く人生の複雑さを感じた。 薄明…濃淡が織り成すグラデーションカラーの空。 見上げるたびに色も明るさも、名前も変わる空は、一度たりとも同じじゃない。 それは人生と同じ。 〈納棺師5人〉 有明〜22年前に息子を事故で亡くす。 朝未〜自分をアセクシュアルかもしれないと。 入相〜10年前から妻が行方不明に。 八宵〜夫が飛び降り自殺している。 東雲〜大卒の新人、両親に支配され生きてきた。
85投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ・二課は途切れた人生を繋げる場所ですからね ・一度たりとも同じ空はありません。〜 今しか見られないものがそこにあるのだから、下を向いていたらもったいないですよ ・どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ p216 それぞれ何かを抱えた納棺師たち、納棺師になろうとする者たちの物語。 残された者は、死の理由を探したくなる、知りたくなる、答えのないまま生きていことはどんなに辛いだろう。答えが見つからなくても、苦しみや後悔を抱えて生きていかなければならないのに。 それでも、目を背けながらでも、苦しくても、人が生きていく姿を人は美しいと思うのだろう。
2投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ本を読むことで自分の知らない世界に行ける、とはまさしくコレだなぁ。死ぬことはきれいごとでないとこれでもかと突きつけられる。そんなリアルが詰まっている。「いくら考えても人が死んだ理由なんて絶対に見つからない。」だけど、残された人の明日へつながる何かが必要なんですね。とても考えさせられました。
2投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ納棺師たちの連作小説。損傷の激しいご遺体の描写がリアルでしんどい場面もあったけど、ご遺族と向き合い、自身の過去とも向き合いながら進んでいく様子が丁寧に描かれていた。 初執筆作とは思えない完成度で読みやすかった。
7投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ損傷の激しいご遺体 文字にすると空虚になってしまうものを、生と死の実感を伴って立ち上らせている作品。目を背けたくなるような状況にも、真摯に取り組む登場人物たちを応援したくなりました。
1投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ納棺師という仕事に真正面から向き合ったお仕事小説。 いったいどんな経験をしたらこんな小説が書けるのでしょうか。 しかもこれが初作品だなんて。 とても難しいテーマを、平易な文章で。 そのバランス感覚が非凡。 町田その子や凪良ゆうに通じるものを感じる。
7投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ふと見かけた表紙に惹かれて,購入することを決めた。 私は,正直「納棺師」という職業を知らなかった。なので,「納棺師」という仕事は,どんなものか詳しく調べてから,読みはじめた。 納棺師は,亡くなった方のご遺体を棺に収める前に,体を清め,化粧を施し,生前の姿で,お別れをできるようにする仕事。 (一部インターネット引用) しかし,この本作の仕事の内容は,損傷の多いご遺体を生前の姿に復元すること。 人は,皆同じ死に方では,ない。もしかしたら,明日の私の姿かもしれない。少し苦しくなりながらも,死について考えながら,読み進めた。 ご遺体の状態は,正直に詳しく描かれていて,想像してしてしまうと,少し苦しくなるような描写が,多くあった。 しかし,その中で,ずっと暗すぎず,それでも明るすぎず,文章が,そっと隣で,寄り添ってくれるような表現が感じられた。 本作の文章が,言葉が,1番のポイントだと感じた。 人が亡くなった時「なんで」を追う内容のドラマや小説を読んだり見たことは,あった。しかし,本作は,誰の死も平等にそこに死があるという事実だけが,書かれていた。「なんで」を追うわけでは,ない。ただ,寄り添うただそれだけ。 この仕事は,誰もが,できる仕事では,ないが,存在しなくては,ならない仕事。 本作を読んで,少し苦しく感じる描写は,いくつかあった。でも,何かきっかけをくれるようなそうでないような 私は,この本を読んでよかったと思っている。
6投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ初執筆でこれは凄い。 納棺師の仕事を通して大切な人の死と向き合う連作短篇集。 運ばれてくる遺体の描写が細かく、その損壊具合が想像できてしまい思わず身震いした。 だけど遺族が顔を見てお別れできるよう可能な限り元の姿に整えていく様子は、どこか静謐で惹き込まれる。 おそらく老衰や病死だったら、ある程度心の準備ができる。 だけど事件や事故、自殺のような不慮の死は、なかなか受け容れがたい。 そのうえ損壊が激しいからと顔も見ることなく火葬してしまったら、もっと現実感が無くなるだろう。 だからこそ作中の《二課》の仕事が重要になる。 ふとした場面でグッとくる描写もあって何度か泣いた。 あと、登場人物の名前はもちろんの事、春時雨、薄明、落照、夕景といった美しい表現が多い。 この方の文章好きだなあ、と思いながら読みました。
4投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ とても重い作品。 人の死をとてもイメージする作品でした。 それぞれの登場人物が自分の境遇と向き合いながら、前に進んでいきます。4人のお話が展開していきますが、まだまだ明確にされない部分が多く、2作目、3作目と、続いていきそうな作品でした。 「まさか」という言葉、いろいろなところで耳にします。多くの人は、想像や思考をしない、それは、歳をとるとさらに定着化して、ほぼ、同じ範囲内のことを繰り返し考えるだけになっていきます。 私もそういう人たちと同じで、想像や、思考ができない、なので、「生まれて初めて経験」や、「新たなものに目を向けること」を目標にして、ちょっとズレた生活をしています。 人生において「まさか」はなくしたい、「想定内」と処理していきたい。 そんな私には、とても貴重な本作でした。また、新たな思考が身についた感じです。 人の死と向き合うことが多くなってきていますが、より多くのことを知り、成長していきたいと同時に、誰かのためになるように生きていきたいと思います。 /_/ あらすじ _/_/_/_/_/ 納棺師達を主役とした連作短編集です。 納棺師である朝未、八宵、入相、東雲と物語は続いていきます。 /_/ 主な登場人物 _/_/_/ 株式会社CFC コフィンフラワークリーン 納棺師、生花装飾技能士、遺品整理士が集う会社 @納棺部2課 有明 課長、男性、子供を事故で亡くしている 入相 いりあい、課のリーダー、10年勤務 八宵 やよい、女性、何事も直感で動く、7年勤務 朝未 あさみ、男性、八宵同期、冷静沈着で慎重派、7年勤務 @関係者 保科 男性、メガネ 望月 有明友人 @入社者 日高 映画を見て入社、20歳、女性、新卒→休み 霧生 40代、女性、中途、子供がいる→一課 風間 30代、男性 →一課 東雲 男性、新卒、期待の子
67投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログご遺体を復元する納棺師の物語と聞いていたので目を覆いたくなるような描写を覚悟していた。 実際にそういう場面もあるにはあったがこの物語がご遺体と対話することがメインではなく、あくまでも生きている人がどう生きていくのかという方が主題だったので全然大丈夫だった。 この小説全体に広がる温度がいい。 起こったことがあるがままに描かれて、過度な演出もなく、変に温められてもいない。 この作者の本を読むのは初めてだったが、傷付いた人にフラットな寄り添い方ができるこの作者は信頼できると確信した。 今後の作品にも期待したい。
2投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ人の尊厳を守る最後の砦、それが納棺師。 各章のタイトルの付け方とか、散りばめられている空の描写が美しかったな。
2投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ恥ずかしながら、「納棺師」という言葉、職業をこの本で初めて知りました。 また、本作品のような「納棺の専門業者」がいらっしゃること、様々な理由があり損傷の大きいご遺体があり、それらを修復してくださっているということ、も初めて知りました。 自分が本を読む際は、本の登場人物になった気持ちになって、こういう時は何を考えているだろう、どうするだろう、とか考えながら読み進めることが多いのですが、この本ではあまり感情移入ができず。 というのは内容が問題というではなく、このお話に出てくる登場人物の方の辛い過去に、自分の心が同一視すること、考えることをストップかけたというか、、、。 登場人物の心の描写、記述が胸を突くというか、読んでいて切なくなることが多かったです。 (逆に自分の文章化力の無さにとても悔しくなります。) 「二課」のメンバーが、悩みながらも「生きて」いける場所を見つけることができてよかった。
12投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ亡くなられた人のために、または大切な遺族のために、ご遺体を復元し綺麗に整える職業にとても感動した。身内から忌み嫌われても納棺師の仕事を全うする姿や、それぞれの抱える事情や闇とひたむきに向き合っていく強さは読んでいて熱くなれた。ご遺体の激しい描写はあれど、その表現方法でなければ伝わらない空気感もあると思うので、作者のチャレンジングで圧倒的な描写力に今後の作品も期待したい。
2投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ第19回小説現代長編新人賞受賞作。 すごい新人作家さん。葬祭業でもない納棺業。映画を撮られているのをチラッと思い出しましたが、そんなきれいな話ではなく現実に起こっている状態の良くない遺体を特殊復元していただける会社。遺体を扱う深い内容も取材のたまものなんでしょうね分りやすくでも悲壮感・恐怖感もなく読み切れました。死に向き合うことの重要性を感じられた。
10投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 5人の納棺師たちは全力を尽くす。遺された人々が、最後に顔を見てお別れを言えるように。 「どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ」 納棺師、遺品整理士、生花装飾技能士……葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」。 とりわけ損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」は、無残な状態から生前の面影を復元するのがミッション。 事故、事件、自殺ーー二課には毎日のように遺体が運ばれてくる。入学式を明後日に控え線路に正座していた少年、ゴミ屋敷で餓死した男性、幼い我が子を残して事故に遭った母親、飛び降りる瞬間を動画配信していた少女ーー 二課の納棺師たちはその手で、失われた生前のおもかげを復元していく。 愛する人が突然この世を去った時、どうすれば立ち上がれるのか。あの人はなぜ命を絶ったのか。遺された者はどう生きればいいのか。 それぞれに「喪失」を抱えた納棺師たちもまた、明日を生きる微かな光を見出していく。 『時間というのは残酷で、良くも悪くも変化しながら進んでいく。心にあった熱も次第にすっと逃げてしまい、本来の目的さえも忘れそうになる。一生変わらないと思っていた愛情が、ただの情になってしまっているのかもしれない。』 『どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ。理由なんて、生きている人間が決めることなんだよ。』 『喜びも、幸福も、一瞬にして奪われる。 不幸も、失望者、一瞬にして訪れる。』 『人の抱えているものに、重いも軽いもない。人の最期に良いも悪いもない。それなのに、人は無理にでも理解しようとして選別する。勝手に理由をこじつけて、そうだと決めつけて、安心したくなる。理解できないものは、とてつもなく怖い。』 【個人的な感想】 他の方の評価が高くて期待しすぎていたのかも。 私にはあまり響かなかった。 どの登場人物にもあまり感情移入できなかった。
3投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ装丁と帯に書かれていることばが印象に残ってて、 読みたいな〜と思っていた本。 普段は全然考えもしない’死’と向き合う話。 納棺師それぞれの思い、背景が一章ずつ語られていく。 帯を見て期待しすぎてたからちょっと自分にはあまり響かなくて、残念でした…(><)
10投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ納棺師さんたちのお話。 それぞれがそれぞれの理由、想いを抱えながらら納棺師としての仕事をしている姿がとても格好よく思えた。 素敵なお話というには重い内容・表現があるかもしれないけど、それでも素敵なお話だった。 こと本を読んでいる時に、親戚のお通夜があって亡くなった方のお顔を見て、本当に素晴らしいお仕事なんだなと改めて思った。 あと、作家さんの言葉選びが素敵だった。 またいつか、読み返したい本です。
3投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ損傷のある御遺体を復元する納棺師のお話。 復元に関する処置の表現は、取り繕う様子もなく生々しく表されているため、想像力が豊かな方にとっては読み辛いこともあるかもしれません。 しかし、登場人物が「なぜ、この仕事をするようになったのか」等の背景がとても感慨深く、惹き込まれました。 最後に、『アフターブルー』という、内容を想像し難いタイトルではありますが、読み終わった後には、その意味と美しさが解るかと思います。ちなみに、原題は『薄明のさきに』です。
5投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ葬儀関係の会社で働く納棺師5人のお話。その5人は会社の中の通称二課と呼ばれる部署で働いている。そこでは損傷の激しいご遺体を復元させることが主な仕事。 物語は新入社員の東雲くんが入社し、二課に仮配属されるところから始まる。東雲くんは仕事を見学したときに見た八宵さんに見習いにつくことを希望し、見習いをスタートさせる。 課長の有明、リーダーを務める入相、同期の八宵と朝未、そして新入社員の東雲。それぞれが悩みを抱えながら仕事に向き合っていく。 読んでいて、納棺師の仕事というのは綺麗な部分だけじゃなくて大変というのはもちろんだけど、本当に感謝すべき大切な仕事だなと思った。見るも無惨なご遺体であっても、遺族にとっては大切な家族であって、納棺師の方が綺麗に整えてくれなかったらきちんとお別れが言えないのかもしれない。当たり前に思っていた故人の顔をみてお別れをいえるって、影で働いてくれている人たちのおかげなんだよね。 登場する5人が誰も良い人で、激務でもこの5人となら支え合って働けているのかなとも思った。個人的には同期の八宵と朝未の関係性がいいなぁ。お互い言いたいことを言っているけど、決して仲が悪いわけではなくてお互いを認めている部分もある。同期って大事だなー。
23投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ辛い過去。 克服している過程。 小説を読んでいると良くある構成。 それなのに心に響く文章と表現力。 納棺師という特殊な職業背景で、死という重い内容を使いながらも読みやすい。 こんなに凄いのに処女作なの!? 次回作はいつだろう…
5投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ読み始めは、遺体の生々しい様子に面食らった。 読み進めていくうちに、ズタボロの遺体を修復しようと懸命に働くスタッフたちの様子に胸を打たれた。 彼らの抱えているものが少しずつ見えてくると、感情移入した。 これが著者のデビュー作、かつ初めて書いた小説だというのに驚いた。
30投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ納棺師のお仕事小説。自分の知らない仕事ってたくさんありますね。小説でも家族には仕事を反対されるという描写がありますが、「死」に関する仕事ってなかなか評価されにくいってことなんですかね。絶対必要な仕事なのに、人の不幸で飯を食ってるとか思われるのかしら… この葬祭会社にはいろんな性格の人がいるけど、皆傷を抱えていて人の側に不器用ながらもそっと寄り添ってくれるような人たち。絶対いい人たちやん! とても続編が読みたい。
18投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログアフターブルー 特殊復元衛生措置 事故などの遺族が心の別れするため 生前に近い姿の遺体と別れるための仕事 男装女子の自殺。遺族は女らしい姿希望を 措置者が拒否。葬儀は誰のため 死を描く事で初めて「生」に触れる 夫が飛び降り自死した八宵。 いつも通り仕事から帰ってきて屋上から。 突き詰めた答えは、 死者の考えは決して分からない
12投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ死は絶対に全員に起こる揺るぎない現実だけど、どうしても目を背けてしまうし逃避しすぎて自分の身には関係ないんじゃないかとまで思えてくる。 そこに対して真摯に向き合う事を仕事にしてる人たちの話を読めて本当によかった。 登場人物それぞれの心の傷と、傷と共に生きていくさまを見てると自分も長いようで儚い人生をもう少しがんばって生きてみようと思えた。
4投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ納棺というあまり馴染みのない職業の話だったけど、非常に勉強になった。 登場人物それぞれに色々な問題を抱えながらも、死者やその家族と向き合う姿が感動的だった。
35投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログひまわりめろんさんの本棚から 納棺部二課【特殊復元処置衛生課】でご遺体の復元処置をする人たちのお仕事小説 5つの章で構成されていて、二課の5人の人たちに視点をあて仕事に真摯に向き合う姿とともに、個人的な事情もあわせてあかされています。 生々しい描写が多く読み進めるのがきつかったです。血も匂いも、処置の時間制限もあり、これは大変なお仕事だと思いました。 特殊復元処置をすることにより、交通事故、飛び降り、お風呂で亡くなった方たちの最後の尊厳は守られ、見送る人がきちんとお別れできるんだと感じました。尊いお仕事だと思います。 読了後「生」と「死」に向き合う時間が余韻として残りました。
110投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログその業界の方々からすればあるあるな感じなのだろうが、ご遺体の描写に戸惑ってしまう。 それ以外の人間関係などの部分も楽しむことができた。 小説は大抵、最後の数ページはかなり流して読むタイプだが、これは最後まで丁寧に読みたくなる作品だった。 なぜこの題名がついたのかスッと入ってきた。
9投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ納棺師として働く人たち。 それぞれが様々な痛みを抱えながら、仕事や仲間たちと向き合い 生きる希望を見出していく物語でした。 答えが出ないどうにもならないことを抱えながらでも お互いに支えあい、優しく寄り添うことで人は前を向くことができるんだなと 希望を感じました。
2投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ風景の描写 綺麗な表現の日本語が 重い話を軽やかにすることなく、 大切さを心に響かせてくれた なんだろう いい話を読んだ のだけれど 素敵な言葉と描写に 心が包まれてる感じがしている 納棺師のお話しは おくりびと エンゼルフライト を読んだし、見たけど、 遺体にあまりクローズアップすることなく 本人たちの遺体への寄り添い方や成長を 書けてるのはすごいなとおもった 欲を言うと 心情をもっと深く切り込んでたら わたし好みだったかな もっと泣ける作品だとおもっていたけど ウルウルぐらいだったのが残念 次回作読みたい!!
2投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログご遺体の描写がなかなかエグい。最後の4章の、一家心中は辛かった。紅葉のような手、でもう無理。薄目で見た。 でも、どんなご遺体でも最後まできちんと見届けて処置してくれる納棺師さんたちがいるんだなと。 20年ほど前に、自宅で湯灌した時の祖母の温度感、感触を思い出しました。 ご遺体と向き合い、自分の中の闇とも戦う東雲くんが今後も救われますように。 『理由なんて、生きている人間が決めることなんだよ』
3投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログ葬儀関係会社の「株式会社C・F・C」。その中でも、損傷が激しいご遺体をきれいに復元し棺に納める「特殊復元処理衛生課(二課)」を舞台に、新人社員の東雲をはじめ、一癖二癖もありそうな社員たちが納棺師として、不慮の事故や事件、自殺で亡くなった方々と向き合い、葛藤しながら成長するストーリー。 「死」と真正面に向き合う納棺師の方たちには、尊敬の念を抱かずにはいられない。なのに、二課の社員の方たちは、身内にどんな会社に勤めているのか話していない社員もいる。 二課のみなさんはそれぞれ辛い過去があるのに、どんなご遺体でも、人生最後の舞台には美しい姿でという想いがとてもよく伝わった。 ちょっと頼りない東雲くん。これから立派な納棺師になれそうな予感。 小説現代長編新人賞の今作。とても読みやすく、新人さんとは思えない力作だった。もし、続編とかができるなら、今度は亡くなった方たちを軸に物語が読みたいな。
47投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ全体を通していろんな感情にされてくれる作品に釘付けになりました。 二課の個性豊かな登場人物たち、特に八宵と朝未のかけ合いに笑い、彼らが抱えている過去や困難に胸が痛くなり、ご遺体を巡っての遺族の想いや、ご遺体に真摯に向き合う彼らの姿に心打たれました。 そして何より、東雲のキャラが応援したくなる!家族の問題は解決したということでしょうか?とりあえず。 続編がありそうだな、そうだと良いなと思います!
5投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ事件や事故、自殺などで亡くなったご遺体をきれいにして棺に納める「特殊復元処置衛生課(二課)」を舞台に、”残された者”に対応する5人の納棺師の葛藤と変化を描いた作品。 納棺師という死を扱う題材だけれど、それ以上に「生」を描いた作品だと感じた。 不合理な対応や正解のない問いに真剣に向き合い、痛みと葛藤を乗り越えていく様がとても良い。 ご遺体の描写は痛々しいが、言葉選びや描写が美しく無駄が無く、とても好きな文章だった。 これが新人の書く文章だとは思えない。 次作も期待。
9投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ本音痴なのでどんな本なのかは分からず、表紙とタイトルを見て読んでみたいと思った。 納棺師…もっくんのおくりびとの世界しか見たことのない自分にとって今回の舞台はあまりにも凄惨であり言葉に出来ないものであったが、読むうちにどんどん引き摺り込まれていく。確かにこのようなことは色々なところで起きており、日々ニュースで報道されている。でもこんな場面があることは知らなかった。 登場人物たちの人生模様も深く重いものばかりであり、ストーリーに箔をつける。 何とも不思議な読み応え満点の本であった。
4投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ本来、仕事で偏見や職業差別を受けることはあってはいけないこと しかし、残念ながら現実はそういうわけにはいかない 実際、偏見や職業差別を受けている仕事も多いと思う 例えば、「人の死」を扱う仕事もそのひとつではないだろうか 本作では「人の死」を扱う納棺師、その中でも「特殊復元処置衛生課」という課にスポットライトを当てている 「特殊復元処置衛生課」とは、事故や事件、自殺などで亡くなった損傷の激しい遺体の復元処置をおこない、遺族が対面できるようにすることを目的としている 正直、私はいろいろな意味でこの仕事をすることはできないでしょ ただ、私にはできない仕事だけど、なくてはならない仕事だと思います 復元処置をしなかった遺体は、遺族が顔を見ないままお別れをすることが多い 状況によっては、とてもでないが遺体が見れる状態でないため、遺体の顔を包帯で巻いて隠したり、棺をテープで固定してあけられないようにすることもある 生きている人のために、大切な人を見てはいけないものとして扱う それが、最善で当然のことだとも思う でも、最期の姿を見なかったことで残された人の心には大きなわだかまりを作ることもある だから、きちんと顔を見てお別れができるように処置をしてあげる大切な仕事だと思う 残された人たちにとって少しでも前を向くきっかけになるように、そしてこれから先も生きていけるように、、、
71投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ・それぞれの章で私が変わり、それぞれの見方で同じ景色を見ている。ドラマではできない。一気に読む書籍ならではの構造。それぞれにドラマが存在し、レッドゾーンを思い起こさせた。 有明 二課長 八宵 朝未 入相 日高 新入社員 即戦力 霧生 シングルマザー 風間 フリーライターあがり 東雲 テンプレ 保科 葬儀社
3投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025/07/25予約11 遺体復元をする納棺師の仕事小説。特殊復元処置衛生課に所属するメンバーそれぞれ深く辛い思いを抱え仕事に向き合う姿が痛ましい。解決できなくとも、日々の仕事を感情移入しすぎず一つづつ終えていく、こういう気持ちで納棺師を描くのは珍しいように思う。なので、とても新鮮な読書体験だった。良い悪いではなく、この仕事を続けられる人は数少ないだろうな… 初読み作家さん、なんとデビュー作品らしい。今後も楽しみです。
2投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ身内の時もきれいにお化粧してもらって、いつも感謝… 爺さんの時も父の時も、血色がよくなったように見えて、おぉ、と思った。確かに忙しそうだったけど。すごい仕事だ。 朝未き(あさまだき)って言葉初めて知った。
2投稿日: 2025.08.25
