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Nの逸脱
Nの逸脱
夏木志朋、からんころん/ポプラ社
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総合評価

105件)
3.3
4
34
50
10
1
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    二木先生がすんごくおもしろかったので 楽しみにしてたのに 買ったら読む気がしなくなって ずっと放置してた本 積読整理で読み始めたら すぐ読み終わっちゃって もうちょっと置いときゃよかったなー 好きなデザート食べ終わっちゃった気分 なんとなくつながってる3つのお話で どれもそこはかとない不穏さと 逸脱するんたけど ぬるっと日常に戻ってくる感じが とても好みだった ほんのちょっと爽やかな気持ちも 湧いてこないでもない 星、4つでもいいなぁと思うけど 期待しすぎたがゆえの星3つ

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    通常逸脱しているが、でも完全悪とも言えない何ともモヤモヤした感じの一冊。 逸脱がテーマだけあって個性的なキャラ達でした。 それぞれが長編でも面白そう。 短編だからこそ、あのモヤさが引き立つのかな。

    22
    投稿日: 2025.11.05
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    常緑町(じょうりょくちょう)に暮らすフリーター、教師、占師に関する物語り。連作短編というには各ストーリーの関連は薄いと感じました。世の中のネガティブさを皮肉ったような内容と感じました。先の読めない展開で面白いと思います。一方で私としては「それで?」という読後感もありましたが。星2つといたしました。

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    日常の歪みを描いているけどあまり嫌な感じはしない。不思議な読書感。 ただ最終話は主人公の造形が最後まで分からず、物語の世界についていけなかった

    1
    投稿日: 2025.10.31
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    「場違いな客」 正直、何が起きてるのかよくわからないまま終わった。 大麻を育ててる? それとも違う? 主人公の情けなさも印象的だったけど、それも「普通」なんだろうなと思う。 みんな、どこかで自分を守るために逸れているのかもしれない。 「スタンドプレイ」 教師って、ほんとに大変。 停学になるのも無理ないと思った。 あの日にあんなことがあって、肘でどつかれたら… 追いかけてしまう気持ちはわかる。 一度きりの「ストーカー行為」って犯罪なのか? 警察も言ってたけど、注意くらいで済むこともあるんじゃないか…と考えてしまう。 「占い師B」 イリスと、若いアキツ(アクツ?)のやりとりがなんとも不気味。 読んでいてモヤモヤが残る。 読み進めるほど、じわじわ気持ち悪さが広がる。 そして、ますます占い師という存在に不信感を抱いてしまった。

    9
    投稿日: 2025.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いずれも狂気な一面を持った主人公の短編3作 いずれもとても面白かった ペットショップでアルバイトをしている主人公は、客の日常に踏み込んでしまい奇妙な体験をする 生徒からのいじめに悩む女性教師は、満員電車で隣り合った女性に固執するあまり、犯罪じみた行動を取る 占いの女性は風変わりな見習い占い師と命の駆け引きを行う いずれも狂気じみた主人公達だがある意味人間らしい一面を持っている 意外に近くに潜んでいる人たちかもしれない

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    「逸脱」していく3人の物語。 第173回直木賞候補作。 「場違いな客」ペットショップのトカゲを助けたい男 「スタンドプレイ」生徒から教師いじめに遭っている教師 「占い師B」弟子志願者に手を焼く占い師 の話。内容説明が難しい。 装丁で気になってたところ、直木賞候補作になり読みました。 この人達は普通でどこにでもいそうなのか…?(疑問は残りますが)、そういう人達が少しずつずれていくような話。後味の悪さがうっすら残る感覚。

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    もはや犯罪なんだけど、なんだかうまい具合に落ち着くというか、ハッピーエンドというか、不思議なおもしろさ。 こんなふうに日常から逸脱しても、なんとなく日常に戻ってこれる感じはいいな。 なんだか気が楽になる。

    4
    投稿日: 2025.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔読んだ、短編小説の基本は、冒頭で高い塔に幽閉されたお姫様が出てくるとラストではお姫様を救う大きい鳥が出てこないといけないとか冒頭で猟銃が出てきたら後半では必ず弾が発射されないといけないとかあったが、この3つの作品はどちらの要素もあるが、主に後者を備えた作品と思う。 誰にでも起こり得る日常に潜む狂気と恐怖を描いていて、一瞬で被害者と加害者が入れ替わり、ギリギリの緊張感とイヤミス感でページを捲る手が止まらない。 例えると冒頭で鞘に収まっていた刀が、後半に眼の前で寸止めされたような… 特に最後の作品は、凡庸な努力家とおバカなのに天才の二人がときにドタバタ劇を演じて、助けているはずが… 作品をつなぐ「口裂け女」の挿話も楽しく、ヒット作の「仁木先生」も読んでみたくなりました。

    29
    投稿日: 2025.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。 2話目、3話目は特におもしろくあっという間に読んでしまったよ 性悪ガキを殴ったとか、暴力はいけないという風潮の中で教職が理不尽を許さなかったことは、まさに痛快。 やっぱり占いとか胡散臭い。でも洞察力はものすごくいい。人の顔色を見極めないと生きていけない、そんな過去を歩んできたからって、説得力ありました。

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ペットショップで働く男性がフトアゴヒゲトカゲのフトシを救おうとある行動を起こす『場違いな客』、 将来は医者になりたかった数学教師の『スタンドプレイ』、 占い師の坂東と弟子入りした秋津の『占い師B』 どれもみんな逸脱していて面白かった。 占い師Bだけ、面白かったんだけど終わり方がモヤモヤした。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    3つの短編 逸脱をテーマにしているそうだ 最終的に犯罪行為につながるのは分かるが、読後にモヤモヤ感が残る作品であった

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    文章の読みやすさとおもしろさで一気に読める3つの中短編集。それぞれの「逸脱」は意外でもあり有りそうでもあり、ちょっぴりシュール。特に教師の話は、あーなんか分かっちゃうかもその感じ···と不謹慎ながらも密かに共感してしまうところがありました。 「二木先生」で私が抱いたこの作家さんへの印象がいい意味で新たに上書きされた感覚。これからも作品を追いかけたい作家さんになりました。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    直木賞候補作なので、期待が大きすぎたのかもしれない。3篇の物語に共通する、主人公の底知れぬ陰湿さ。頁を捲るたび感情が沈む。感情移入が難しい逸脱感である。

    1
    投稿日: 2025.10.05
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    1.2作目の「場違いな客」「スタンドプレイ」は短いが物足りなさもなく、面白かった。3作目の「占い師B」はちょっと理解不能な恐ろしさだった。

    8
    投稿日: 2025.10.04
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    短篇集の評価は、なかなかムズいですね、〇を付けたい話、✕を付けたい話が混在していますから。 表題作(に近い)「スタンドプレイ」は〇評価ですが、他2篇が若干足引っ張って星4つです

    0
    投稿日: 2025.09.30
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    3人の主人公が日常から逸脱した行動をしてしまう3話の短編集。 爬虫類ショップで働く金のない店員、生徒から嫌がらせを受ける女性高校教師、占い師のもとに弟子入りを志願する特殊能力を持つポンコツ女性と、訳ありの主人公がそれぞれトラブルに見舞われていく。 どの話も終盤にかけての盛り上がりがとても面白い。 おすすめです。

    20
    投稿日: 2025.09.30
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    「二木先生」の夏木志朋さん作。「場違いな客」「スタンドプレー」「占い師B」の3つのお話。どれも殺人事件を思わせるような展開になるのだが、ギリギリ?で、そうはならない。普通の人からは「逸脱」してるが、犯罪者未満の人間たち。読み易く、ちょいドキドキさせてくれた。

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    audible123冊目。 どの短編も日常にありそうな、でもありえないような、『世にも奇妙な物語』的な雰囲気があります。 だから続きが気になっちゃう。

    2
    投稿日: 2025.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3つとも予想がつかない展開で面白かった。1つ目はまさかの職業にびっくりだし、2つ目はオチにクスッとした。3つ目は途中まで面白かったのに、後半失速しちゃった感。いつ逸脱するかそれは誰にも分からない。明日かもしれないし、しないままかもしれない。

    18
    投稿日: 2025.09.08
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    1話脱落。可も無く不可もなくと言う内容。映像で見ればまた違った余韻を残す作品になるような気もしたが、それを表現しきれなかった作者の筆力もあるのか。

    0
    投稿日: 2025.09.08
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    前作の「二木先生」は表紙から厨二病な感じが漂っていて、君の膵臓をたべたい系の作家かと勝手に思ってたけど違いました。今回のは表紙も手に取りやすくて良かった。 良い人がひどい目に遭うんじゃなくて、登場人物はちゃんと性格悪くて、会話にユーモアがあるからじめっとしてなくていい!

    1
    投稿日: 2025.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3つの物語に分かれていて、ひとつひとつの物語すべて特別おもしろいというわけではないけど何だか気になるというか読むのを止めれないみたいな感覚になってました。 次の物語迄後こんなけのページ数しかないのに大丈夫か!?ちゃんと終われるのか!?みたいな。でもしっかり気持ち良くしまっていた不思議。 最後の伏線回収気持ち良かったです。 夏木志朋さんの雰囲気全開のお話でした。

    1
    投稿日: 2025.09.04
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    とても面白く読めた。 隣の普通の人も私もある日些細なことで日常を逸脱してしまうのかもしれないなぁ。気づいたら塀の中‥‥なんてことになってたらどうしましょ! ただ三話ともすぐ読めた代わりにラストをすぐ忘れちゃった! 占い師の弟子結局どうなったんやっけ?

    0
    投稿日: 2025.09.02
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    何気ない日常から《逸脱》していく3人の物語。 一つ二つ目はハラハラドキドキの展開で 面白かったが……………… 三つ目の話(占い師)は………………ん〜 直木賞っぽくは無いかなぁ。。。。。。。。 あくまで俺には合わなかっただけですけど(^_^;)

    9
    投稿日: 2025.08.27
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    本作は三篇の短編集。 場違いな客: 爬虫類ショップで働く青年が、一匹のトカゲを救いたくて仕掛けた策が、思わぬ方向へ転がっていく。 スタンドプレイ: 日々のストレスに押し潰された教師が、帰宅ラッシュの電車で出会った女性を衝動的に追いかけてしまう。 占い師B: 占い師と、どこかズレた弟子志願の女。二人の奇妙で不器用な関わりが、不穏さとユーモアを漂わせながら広がっていく。 夏木志朋さんの本を読むのは初めて。普通に見える人たちが、ちょっとしたきっかけでドミノ倒しのように逸脱していく姿が面白くて怖い。誰もが持っているはずの「普通」が、あっという間に壊れていく異常さに引き込まれた。 物語はどれも意外性があって、サスペンス的な緊張感も加わるからページをめくる手が止まらない。特に「スタンドプレイ」の電車内の緊迫感は圧巻で、追う側も追われる側も狂気を孕んでいて息が詰まる。一方で「占い師B」には笑える場面もあって、人間のズレや奇妙さそのものが楽しめる。 「普通」のすぐ隣には狂気が潜んでいる。隣人もまた逸脱者かもしれない。そんな視点にゾクッとした。タイトルの「N」はNormalでもNeighborでも読める、多義的で含みのある一文字で、本作のテーマを見事に象徴している。 全編が「常緑町」という架空の町を舞台にしているのもいい。物語同士が微妙につながり合っていて、読み終えたあともこの町にはまだ知らない逸脱が潜んでいるような気配が残る。 「普通」は本当に普通なのか。自分だって、ふとした拍子に逸脱してしまうのかもしれない。そんな問いを胸に残す、余韻の深い短編集だった。

    5
    投稿日: 2025.08.27
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    やや物騒なやりとりが絡み合う3つのお話。 どれも面白かったです。特に「スタンドプレイ」では主人公が疲弊していくヒリヒリ感がリアルで、ちょっと読むの辛くなりつつ。 一方「占い師B」は、面白い一方、秋津があまりこちらの想定を超えてくるのでなんでなんでと思ううちにふんわり話が終わってしまった印象です。もう少しちゃんと読むべきだったかも。

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    3つの短編集。 最初の2つが好みでした。 各物語で「逸脱」を味わえる。不気味な感じで楽しめました。

    14
    投稿日: 2025.08.24
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    夏木志朋という作家を知った。 その喜びを感じる。 ブルーの印象的な表紙に惹かれて手に取った。 中編が3つ。 マニア向け熱帯魚店でバイトする若者 事情のある両親のもと育った女性高校教師。 人間観察スキルを武器にする占い師と、ふと現れた女性。 ありそうでなさそうで、どこかですれ違っていそうな気もするが、ちょっと自分の世界とはずれた世界にいる。 なんとなく俯瞰した、テレビの中のドラマを見ているような そんな読後感。 別の作品も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三編とも先が気になる内容でおもしろかった。 特に占い師Bは、坂東イリスが賢くて、でも口が悪くて別に優しくもなくて好きだった。 インチキ霊能者でなく名探偵だよ… 自殺しようとする秋津に、償えって言い始めたときは、あ〜まあ結局小説だしこういう展開に落ち着くかーと思ってたら全然違う方向に転んで意味わからなかった良かった。

    5
    投稿日: 2025.08.23
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    「場違いな客」傑作!めっちゃ好き。展開が面白い。 「スタンドプレイ」「占い師B」とだんだん長くなるが、その分間延びした印象。

    7
    投稿日: 2025.08.19
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    3作ともどことなく不穏な雰囲気の話し。登場人物はわりと普通の感覚の持ち主で、それでも訪れる気の迷いとかふとした暗転を経て日常に戻る様を描く。タイトルは2作目のみに呼応しているなかな…

    1
    投稿日: 2025.08.18
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    「普通」から逸脱する短編集。 どの話も、自分が想像した展開にさらにもうひと展開があって面白かった。 危ないことには首を突っ込まないこと。知らない人の嫌な態度とかに衝動的に仕返ししたくなる時は確かにあるけど、絶対にやめた方がいい。 『スタンドプレイ』の話では、誰でもプツンと何かが切れてしまう時、カッとなってしまう時はあるし、誰もがいつどんな些細なきっかけで形で道を逸れてしまうかわからないなぁと思った。冷静になったらしないことも、たまたま色んなことが重なって、自制心が保てなくなってしまうことって怖いけどあるだろうな。

    0
    投稿日: 2025.08.15
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    Nって誰なの?と思いながら読んでいたが、帯にもある「隣人」ってことなのですかね? 3つの短編作、どの登場人物も確かに「逸脱」している。 と言うか、私たちは皆誰かにとっての普通の隣人であり、誰もが、常識や道徳や、そういったものから「逸脱」してしまう可能性と隣り合わせなのかもしれない。 だからこそ、登場人物たちの異様さが怖いし、自分は、ちょっとくらい常識からはみ出ることがあったとしても、ぎりぎり踏みとどまりたい、と思ってしまう。 特に智子に関しては同情してしまう部分も多く、こんな環境にいたら、自分も逸脱してしまうのではないかと怖くなってしまう(いや、ほんと、全く同じようなイライラを通勤電車ではしょっちゅう感じるんだもん・・)

    0
    投稿日: 2025.08.12
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    平凡な日常のボタンを一つ掛け違えたらどうなるかーー。人は誰しも「逸脱」の欲望を持っているものだと思う。私も、高いところではそこから落ちる(あるいは飛び降りる)想像をする。電車の中でマナーの悪い乗客に思い切り言い寄るとしたらどんな言葉をぶつけようかと考える。そうして、「普通」とはちょっと違ったパラレルワールドに進んだ自分のことを思う。そんな逸脱欲を満たしてくれるような危険な物語で、とても面白かった。最終話「占い師B」で、それまでの「場違いな客」「スタンドプレイ」との若干のつながりが示唆されたが、それはなくてもいいように思った。

    0
    投稿日: 2025.08.10
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    面白かった!最後の占い師の話は会話のテンポ感が良かった。全体的にミステリーとかサスペンス的な展開になりそうな雰囲気がありながら、想像と違うヒューマンドラマ的展開になっていくのが面白かった。

    0
    投稿日: 2025.08.09
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    「逸話」ってけっこう大人になるまで嘘話のことかと思っていて、まるで『占い師B』に登場する秋津並みのおバカさが恥ずかしい。「いつわ」と「いつわり」とを混同してたんかもしれん。ま、タイトルに絡んだそんなこたぁどうでもいい。爬虫類が好きなんだかそうでもないのか金本篤、芯が強くてよい教師になれそうで弱っちく世間知らずなところがある西智子、占い師としてはかなり能力も知識も技術も備えているのに自己評価が冷めてる坂東イリス。3人とも面倒くさい輩に関わり自分を見失うものの、結局はそれなりにいい方向に収まった、のだろうか? PS えー…そもそもタイトルは「逸脱」であって「逸話」ではないと指摘あり。ますますお恥ずかしい。

    2
    投稿日: 2025.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「場違いな客」 爬虫類ペットショップでバイトする男。父親に裏切られ、店長からお気に入りの売れないトカゲを処分されそうになる。ある日、妙な買い物をした男性が自宅で大麻を栽培しているのではないかと疑い、脅迫して金を譲ろうとするが、、 「スタンドプレイ」 医者になりたかったけど、数学教師をする女。クラスの生徒から陰湿なイジメを受け、ある日自暴自棄になった彼女は、満員電車で嫌な思いをさせられた女を自宅まで後をつける。その後、イジメの主犯格の女子生徒を殴るも本人の希望通り職場は異動となる。ある日、電車の中で家まで後をつける気持ち悪い女“口裂け女”の噂を聞く 「占い師B」 セコセコと仕事をする占い師のもとに、弟子にしてくれと客を装った女が現れる。その女は頭も悪く容量も悪いが、ある日異質な能力で他人の過去を当てたりする。弟子にすると相当変な女で、なんとか占い師に仕立てあげて職場まで斡旋する。 ただその弟子は初日に仕事を辞めようとする、理由は占い師になる夢が叶ったから。本当は若い時に祖母を死なせてしまった罪に苛まれ、夢が叶ったら自死をする予定だった。そんな弟子を占い師ら救うのか、裏切るのか。

    0
    投稿日: 2025.08.07
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    直木賞候補でしたが、すでに受賞作は無く、期待値を下げて読みました。 初めて読んだ作家さんでしたが、なんだか伊坂幸太郎さんを意識した作品のようでした。 三つの話のうち二つは割と良かったのですが、そこでまた期待値が上がってしまい、最後の話は残念でした。 もうちょっと短めの話にすれば面白いまま終えれたかもしれず、勿体なかったです。

    1
    投稿日: 2025.08.03
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    ※ 場違いな客 スタンドプレイ 占い師B 各話それぞれ、ヒヤリとさせられる暗部と 転じて力みを削ぐ解放感があった。 一時詰んで絶望に打ちひしがれても、 それだけでは終わらない強かさから、 くすりと笑わせる抜け感が重さを相殺する。

    6
    投稿日: 2025.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日常生活からの逸脱して新しい道を歩き出す物語たち 逸脱していく描写はとても奇妙で見事だとは思うが、昭和の逸脱世代なので今ひとつ心が煽られなかった 1話のネグレクトな親を持つ青年は強盗を"たたき"と呼ぶ時点でかなり逸脱した人生を生きてきたはずだ 大麻を育てているかもしれない人の家に押し入り強盗を企てるが、強盗を「たたき」と呼ぶような人間にとって、その行為は逸脱なのか?違う。 押し込み強盗をする事で新しい軌道に逸脱できたのだろう。 青年の道の先にある未来が明るいものであれ。 そしてサイコパスイ警官の方がキャラ立ちして彼の物語を読みたくなってしまった。 表題につながる二本目のスタンドプレイ 現代の教師は本当に大変な仕事だろう。 しかし気に入らない人の跡をつけたからなんだと言うのだ 怖い思いをさせたから?犯罪ですか? これが逸脱? あまりにも不愉快な生徒を殴ったからなんだと言うのだ 昭和に学生時代を過ごし、先生に殴られる記憶が当たり前の世代にはとって、これは逸脱ではない。 暴力や体罰を認定するつもりはないが、あんな生徒を社会に出す現代の教育システムは本当に問題だと思う。 日本の教育の方が逸脱して軌道修正して欲しいものだ。 現代の逸脱からの軌道修正のリアル物語立だと思えばありですが、昭和の逸脱世代なので物語としては全体的に何かか物足りなく、昭和の逸脱世代には刺さらなかったのが残念。

    2
    投稿日: 2025.07.31
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    短編集。登場人物は薄く繋がっていた。基本独立した話。ミステリー仕立てだけど、文芸寄り。直木賞候補作だもんね。世間の★評価はやや低めっぽいですが、読後感も悪くなく、文芸よりなのに読みやすいのと、ちょっとイカれた人が出てきて私は面白かったです。★5寄りの★4。 「場違いな客」 爬虫類ショップを訪れる客があるものを現金で買っていったら間違いなくアレだよ、と店長から言われていた金本篤のところにその通りの客が来た。 そして、たまたま金が欲しいことができた彼は...。 爬虫類ショップや飼育の描写がとてもちゃんと書けていて、満足させられた作品でした。購入者が何買ったのか、すぐわかりましたが、その後の展開は破滅的っていうか、理解不能でした。 「スタンドプレイ」 高校の数学教師の智子は一部生徒と上手くいっておらず、抑圧された精神状態でなにやらやらかしてしまったらしい。住宅街でタクシーをびくびくしながら拾う。 「占い師B」 坂東はタロットカードを使う占い師。とてもよく当たり人気がある。しかし占いの能力ではなく、極度に人を見抜く力で占い業をやっていた。そんな彼女のもとに、癖のある性格の秋津が占いを教えろと押し掛けてくる。

    5
    投稿日: 2025.07.31
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    話の展開からバッドエンドを予想しましたが、以外にもちょっと爽やかな読後感。 読み終わって、「Nの逸脱」なるほど。 (決別でも、あるのかな。)

    37
    投稿日: 2025.07.30
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    話しはおもしろいんです。 優しいんですね、来るぞ来るぞ来るぞ! 来たー‼️が、あんまり来ないのさなぁ

    3
    投稿日: 2025.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イヤミスの短編という言葉が適切な本だった。 絶妙に社会から逸脱しているけれど、何となくわからなくはない。 悪くはないけど面白いかと言われれば難しいというか、特質してる点も特にない気がして、評価が難しい。

    3
    投稿日: 2025.07.27
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    Amazonの紹介より 何気なく開けてしまった隣人の扉、「フツウ」の奥に隠されていたものは―― 爬虫類のペットショップでアルバイトをする金本篤は、売れ残ったフトアゴヒゲトカゲが処分されそうになるのを見て、店長に譲ってくれと頼む。だが、提示された金額はあまりに高額で手が出ない。「ある男」を強請って金を得ようと一計を案じるのだが、自ら仕掛けた罠が思いがけぬ結末を呼び込んでしまう……(「場違いな客」)。 生徒たちにいたぶられ精神的に追い詰められていた高校数学教師・西智子は、深夜の満員電車で非常識な若い女と遭遇する。冷静になろうとするが高ぶる感情が抑えきれず、駅で降りた見知らぬ若い女を追尾し始めて……(「スタンドプレイ」)。 占い師・坂東イリスのもとに、弟子にして欲しいという若い女性がやってくる。一見、優秀そうにも見える彼女は、やることなすことズレていて、失敗ばかり。クビにしようとしてもしつこく食い下がり、ぜひ自分を占い師にしてくれと訴えるのだが……(「占い師B」)。 追う者と追われる者が入れ替わり、善と悪が反転していく予測不可能な展開――隣の人たちが繰りひろげる3つの物語。 直木賞候補作ということで読んでみました。 異なった3つの物語でしたが、共通しているのは、タガが外れるかのように、前半と後半とでは別の「顔」をさらけ出してます。 この人はこんな人なんだろうと思っていたはずが、本性を曝け出すと、予想以上の狂気さに驚きとシュールさがありました。 大声とかで威喝するのではなく、普通にジワジワと相手を攻めていくので、より粘着質や持続的な恐怖さがありました。 最初は、ちょっと変な光景かもしれませんが、そこまで異常ではなかったのに、何かをきっかけに深みにハマるにつれて、変な世界へと誘っていきます。 日常から一変、窮地に堕ちた時の恐怖と気持ち悪さが何とも言えないあとを引く面白さがあって、独特で不思議な世界観がありました。 その一方で、どの物語も最後は含みを持たせるかのような結末だったので、モヤモヤの残る余韻でした。 この人は結局この後どうなるんだろうといった疑問をもったまま終了するので、もう少しその先を描いてほしかったなとも思いました。 衝動的な興味本位から始まり、そこから一歩はみ出しすぎたために起きた人間の豹変さに圧倒されました。

    12
    投稿日: 2025.07.25
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    精神的に病んでいるような、夢を見ているような、何かが抜け落ちているような不思議な世界観の短編で、最後まで計算されていた内容でした。

    1
    投稿日: 2025.07.25
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    どこかの書評サイトで絶賛されてたので期待が大きくなり過ぎたなぁ。 決して面白くないわけでないんだけど、いかんせん期待値が笑 「普通」からズレた人達のなんとも言えない感性がちょっと怖かった。

    14
    投稿日: 2025.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    独特な世界観の短編3編。 どれも、どこか掴みどころのない登場人物ばかり出てくるので、誰にも共感しづらく全てが怪しく思えてくる。 自分には身近とは思えなかった。 読みやすくさくさく読めたが、いまいちピンと来なかった。 みんなが理性をなくし内面をぶちまけたらこんな世界になるのだろうか…? 個人的には、これが直木賞候補??という感じ。 ⭐︎2.5ぐらい

    1
    投稿日: 2025.07.24
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    3つの短編集のため、サクサクと読むことができました。読了したての感想として一言で表すと、言葉にするのが難しい「気持ち悪さ」。 特に、占い師の話の後半には予想斜め上をいく急展開。読み進めるにつれ、自分の心拍感も高まっていき、奇妙な気持ちになる作品でした。

    1
    投稿日: 2025.07.24
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    二木先生が結構面白かったので本作も読みたいと思っていたところ、直木賞にノミネートされたということでようやく手に取った次第です。 本作は短編集なのですね。読みやすく良かったです。 内容も相変わらずの独特な嫌らしさで溢れていて、すごく不快になるのにやたらと爽やかな読後感を得るという何とも奇妙な読書体験ができます。 私はこの作風が好きです。 難しいことが一切無くサラッと軽く読めるところも結構気に入っています。 ❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀ 第173回直木賞候補作!! 何気なく開けてしまった隣人の扉、「フツウ」の奥に隠されていたものは―― 爬虫類のペットショップでアルバイトをする金本篤は、売れ残ったフトアゴヒゲトカゲが処分されそうになるのを見て、店長に譲ってくれと頼む。だが、提示された金額はあまりに高額で手が出ない。「ある男」を強請って金を得ようと一計を案じるのだが、自ら仕掛けた罠が思いがけぬ結末を呼び込んでしまう……(「場違いな客」)。 生徒たちにいたぶられ精神的に追い詰められていた高校数学教師・西智子は、深夜の満員電車で非常識な若い女と遭遇する。冷静になろうとするが高ぶる感情が抑えきれず、駅で降りた見知らぬ若い女を追尾し始めて……(「スタンドプレイ」)。 占い師・坂東イリスのもとに、弟子にして欲しいという若い女性がやってくる。一見、優秀そうにも見える彼女は、やることなすことズレていて、失敗ばかり。クビにしようとしてもしつこく食い下がり、ぜひ自分を占い師にしてくれと訴えるのだが……(「占い師B」)。 追う者と追われる者が入れ替わり、善と悪が反転していく予測不可能な展開――隣の人たちが繰りひろげる3つの物語。

    3
    投稿日: 2025.07.24
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    なんでしょ?灰色のお話が3つ 占い師Bすごい!坂東と秋津の師弟コンビ なかなか予想外の展開に面白かったなぁ なんだかんだ弟子の人生、気にしとんやん! その後もいいコンビになっていきそう 最初の話、大麻栽培の警察?ヤバい設定ですが思った以上にヒューチャーされなくて、結局ペットショップの男もいい人になって、あれっ?って感じです あの話ってとうなった?口裂け女の尾行犯が通報した警察が大麻の男? 最後、微妙に繋がったけど、繋ぐ必要あったんかな?って、、、んで?って感じ 直木賞候補かぁ、、、

    31
    投稿日: 2025.07.23
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    “人殺し”との距離感……みたいな短編3本。かなり好き。主人公が、私普通ですが?って顔してるのが良い。どれも面白いんだけれど、1番展開が予想できなかったのは「占い師B」。占い師にしかなれない才能をこう書くのか。精神的に追い詰められる新任教師の「スタンド・プレイ」は辛すぎる。

    1
    投稿日: 2025.07.22
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    ●読前#Nの逸脱 第173回直木賞候補作なので読むことは決まっている。芥川&直木賞、本屋大賞に比べれば楽しめない作品も多いが、それは僕の問題で、楽しめないことも読書の味わいと思っている。内容紹介にはおもしろそうな感じを受けたので、当たっているか確かめてみたい https://amzn.to/4kRPAPC ●読後#Nの逸脱 潜在的になにも意識することなく読みだして読み終わった感想は、「うーん、それほどおもしろくもないなぁ」。他の方の感想を読み、タイトルの「逸脱」を意識して振り返ったら、「そっか、そうゆうことね」とおもしろさを若干感じられ、自分の感性の低さを実感 https://mnkt.jp/blogm/b250122c/

    11
    投稿日: 2025.07.17
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    タイトルにあるように逸脱してしまった3人の人間にまつわる短編集。 どれも予想ができない展開で話が進んでいき、それぞれの主人公について変だな、逸脱しているなと感じた。十分面白かったが、それぞれの話にもう1つ展開があれば文句なしに面白かったと言える本だった。

    1
    投稿日: 2025.07.15
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    直木賞候補作品、ということで手にとりました。直木賞…ってこういう作品が候補になるの?と少しイメージとは違いました。

    1
    投稿日: 2025.07.13
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    世の中には様々な小説が溢れているけど、こういう流れだったら次の展開はこうだよね、という暗黙の了解のようなものが作家と読者との間で共有されているものが多い気がする。特にエンタメ作品で。 ところが本作は、一癖も二癖もある登場人物たちの自由すぎる振る舞いによって次の展開がなかなか予想できず、何だか読んでいるこちらが翻弄されているようで楽しかった。 中編3作が収録されておりどれも良かったけど、ベストを一作挙げるならやはり「占い師B」か。ミステリの探偵役でも使えそうな鋭い観察眼を持つんだけど胡散臭さ満載の占い師坂東イリスと、坂東に弟子入りしようとする自称「天才」秋津のズレた掛け合いとブラックな展開がGOOD。 もう少し改行を減らして畳みかけるような地の文にすればもっと盛り上がった気がするけど、これだけ書ければ問題なし。デビュー作もいつか読んでみよう。 ひとつだけよく分からなかったのは「N」の意味。日常のNなのだろうか?それともNovelとかNormalとかかな。いずれにせよタイトルだけは一考の余地ありだと思う。

    1
    投稿日: 2025.07.13
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    直木賞候補作。「占い師B」がお気に入り。秋津と坂東先生のコンビをもっと見たい。 坂東が人のどこを見るのか、なるほどなぁと。3編とも主人公の心境の変化を追体験するが、「そっちに変わるのか!」という意外感で、感情移入するとは違う違和感体験。

    1
    投稿日: 2025.07.13
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    直木賞候補や帯の文言につられて手に取ったけど、あえて読まなくても良かったかな…が感想。 読み終えても、誰かにオススメしたい本ではない(薦めたら、何で薦めたのか人柄を疑われそう…) --------------------- 短編3話あるが、ボリューム感に差があり、占い師Bがやたら長かった。 登場人物、どれも初めから少し逸脱している感があり、あるキッカケを元に更に落ちて行くようなストーリー展開。あまり救いもない。 『場違いな客』で酒鬼○○…の名前が出てきたが、例え話で用いるにはパワーワードだし、驚いた後にイラッとした。正直、物語で使わないで欲しい。

    14
    投稿日: 2025.07.09
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    3つの短編集。 どれも何かがおかしい。 ちょっと何かズレているような…。 けっして普通などとは感じない人なのである。 奇妙であって、怪である。 何度も⁇と感じたり、想像力が必要。 「場違いな客」〜爬虫類のペットショップであるものを買った客を強請ろうとするが…。 「スタンドプレイ」〜女教師が怒りの果てに行き着いたのは…。 「占い師B」〜占い師になりたくて挙げ句に…。

    67
    投稿日: 2025.07.09
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    啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50395425 他校地の本の取り寄せも可能です

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    普通に生活しているはず?の登場人物たち それぞれ確かに少し(?)逸脱している。 3本目の占い師の話が非常に人間臭くて面白かった。

    6
    投稿日: 2025.07.06
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    捏ねが足りないというか、生煮えというか面白くなりそうな雰囲気だけで盛り上がらないまますべての中短篇が終わる。登場人物もただ配置された駒のようで顔が全然見えてこない。

    2
    投稿日: 2025.07.06
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    なかなかに難しかった。(特に、3つ目のが) 常軌を逸脱してしまう、という系の話で、最初のペットショップが舞台の「場違いな客」やストーカーな「スタンドプレイ」は、ふんふん、と楽しく読めたのですが、3編の中で物理的に一番長編な「占い師B]はストーリーが頭に入ってきませんでした。 直木賞はちょっと厳しい感じかな~

    0
    投稿日: 2025.07.04
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    直木賞候補作品ということで本作を手に取りました。どんでん返しというよりも、嫌なサプライズを受けているような感覚で、個人的には好みだったかなと思います。 本作は3編からなる短編集で、日常ホラー?みたいな作品でした。タイトルの通り、逸脱した感情によってもたらされる、後味の悪さや薄気味悪さに飲み込まれるような感覚がありました。感覚としては芦沢央さんのイヤミスに近い作風かなと思いました。

    60
    投稿日: 2025.07.03
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    常識や正義感を一歩こえてしまう瞬間… 人間の卑屈さ、下衆さ、醜悪さを力強く描いた作品集 #Nの逸脱 ■きっと読みたくなるレビュー 起承転結のあるエンタメですが、純文要素のつよい作品集ですね。負の感情をパワフルに描いていて、登場人物と一緒に闇に落ちそうになります。 人間の最も墜ちている瞬間って、何故こんなにも心が揺さぶられるのか。喉の奥がぎゅるぎゅると鳴いてしまう。どの作品も線を一歩こえる瞬間が読みどころ、人間ってつくづく弱い生き物だよなーと痛感させられます。 ■各短編の簡単レビュー ●場違いな客 爬虫類専門のペットショップに勤務する篤。ある日、買い物来た客に注目する。一見サラリーマン風の男は爬虫類に興味がない、しかし飼育に必要なブラックライトを大量に買っていくのだ。篤はかつて先輩から聞いたことがある、ブラックライトは大麻を育てるのに便利ということを。 卑屈さ、下衆さ、醜悪さが、絶妙の湿度で漂う作品。人間を人間らしく描いていて潔いですね~、なかなか酷いお話ですが結構好き。 ●スタンドプレイ 高校の数学教師である西智子は、一部の生徒から嫌われ、人格や名誉を傷つけられていた。満員電車で帰宅途中、苛立ちが限界を迎えた智子は犯罪ともいえる行動を起こしてしまう… イラつかせる描写が上手ですね。我慢のシンギュラリティを迎える智子、人格が破壊される瞬間が痛々しくて見てらんない。たしかにこんな先生いたよな、なんとなく空気が重いというか、低気圧な感じがするんすよね。彼女の支えになってくれる人を募集したくなる、ただ幸せはかなり遠そう。 ●占い師B 占い師の坂東は霊視ができるという売り文句であったが、実は詐欺まがい観察眼によるもの。ある日、その坂東に弟子入り希望の秋津がやってくる。彼女は常識と能力がなかったが、霊視する能力はもっていた… 師匠と弟子の距離感が不思議、凸凹コンビっぷりが興味深いなー。ぜひ映像化で見てみたい。飾り気のない本音のやり取りがゲスくてイイ! タロットカードをモチーフにストーリーをまとめ上げるところもGOODでした。 ■私とこの物語の対話 最近のニュースは酷いのが多い、学校の先生が性犯罪に手を染めるとか、到底理解ができません。 人って誰しも聖人君子ではないので清廉潔白である必要はない。でも自分の性癖が異常だと気づき、教え子や職場に迷惑をかける可能性がありそうなら、職を辞する選択をすることはできなかったのでしょうか。 きっと彼らにも良心の呵責はあったんでしょう、しかしある時、常識や正義感を「逸脱して」しまったんだと思う。間違った方向にハンドルを切ってしまうキッカケってどこに潜んでいるのか、本作ではその瞬間を垣間見たような気がしました。

    114
    投稿日: 2025.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    逸脱。みんな少し逸脱してる。篤。トカゲのフトシ 。大麻。警官。教師。感情的。智子。コート。口裂け女。占い師。つられた男。すうじの9。秋津。

    0
    投稿日: 2025.07.01
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    173回直木賞候補作ということで、『Nの逸脱』を読んでみました。 帯には「日常の奈落へ、ようこそ」とありますが、正直、登場人物たちが自分とはかけ離れていたせいか、あまり“日常感”は感じられませんでした。 収録されている短編は、以下の3作品。 「場違いな客」:爬虫類を扱うペットショップの店員 「スタンドプレイ」:高校教師 「占い師B」:占い師 どの登場人物も、私の普段の生活とは縁遠い職業ばかり。そのためか、全体的に少しファンタジーっぽいというか、現実離れしている印象がありました。 対照的に、同じく直木賞候補作である芦沢央さんの『嘘と隣人』は、登場人物の存在がより“身近”に感じられて、他人事とは思えない緊張感が終始漂っていたのが印象的でした。 とはいえ、『Nの逸脱』にも心惹かれるポイントはありました。 なかでも「占い師B」に登場する、占い師・坂東のキャラクターには、どこか自分と重なる部分があって、楽しみながら読むことができました。 坂東のセリフで印象的だったのが、こちら: 「霊視のあとは必ず吸うことにしておりますの。受けた気を外に出さないと体がもちませんから」 これを読んだ瞬間、「あ、わかる……」と心の中でうなずいていました。 私自身、コミュ障気味なせいか、人と接するだけでグッタリします。 たかだか週1の出社でも、どっと疲れる。 たぶん、私たちは普段から、人と会ったり話したりするだけで、何かしらの“気”を受け取っているんだと思うんです。 特に“エネルギーバンパイア”と呼ばれるようなタイプの人と接すると、その消耗は尋常じゃない。 以前、そういう人と数時間一緒にいただけで、回復に1週間かかりました……。 だからこそ大事なのが、「リセット」の方法。 この小説を読んで、「人と会って何かしらの気を受けたとき、自分はどうやってそれをリセットするか?」をいくつか用意しておくといいなと思いました。 例えば、部屋にお香を焚くとか、軽く体を動かすとか。 方法は何でもいいけれど、とにかく“受けた気”を溜め込まず、こまめに外に出すことが大切なんですよね。 そして、どうしても接触せざるを得ない相手が“強烈なエネルギーバンパイア”だった場合は、できるだけ接触時間を最小限に、省エネモードで対応するのが得策です。 余談ですが、占いの世界では「悩みを話すと相談者の気を占い師が吸い取るので、相談者は軽くなる」という考え方もあります。 作中の坂東も霊感はないけれど、“人の気”を敏感に感じ取るタイプ。 見えないものの影響って、やっぱり侮れないと思わされました。 そしてもうひとつ、占い好きな私としては「吊られた男」というタロットカード1枚から、ここまでストーリーの広がりを持たせる構成に感心しきり。 物語を通して、占いの新しい視点も得られました。 ……読後、また占いがやりたくなってきました。

    34
    投稿日: 2025.06.29
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    直木賞候補作。 3つのお話が入った短編集。 特に最後の占い師の話が引き込まれた。 終わり方も綺麗。 二木先生がとても好みの話だったので、直木賞候補に入っていて嬉しい!!

    12
    投稿日: 2025.06.28
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    ちょっとしたきっかけで日常から逸脱していく人々を描いた3編が収録されていました。 人が追い詰められた時の心理を描いていて、不穏な空気が漂いますが、読後はイヤミスな感じではありません。 占い師の話だけ、何が言いたいのかなんかあまりよくわからなかった。。

    8
    投稿日: 2025.06.26
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    登場人物がキャラ立ちしすぎていてもはや全部続きがほしい…と思う短編集だった。感性が近くて、すらすら読めてしまった。

    1
    投稿日: 2025.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    直木賞候補作。短編3つ。場違いな客、スタンドプレイ、占い師B。どの話も読み終わってため息ついちゃった。すごくよかった。初読みの作家さんでした。胸糞〜いやハートフル〜いやスッキリ?でもな…みたいにぶんぶん振り回されて楽しんでしまった。

    1
    投稿日: 2025.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三作の短編。 ◎場違いな客 爬虫類ペットショップでバイトする主人公。絶対爬虫類を飼わなそうなサラリーマン風の中年男性がブラックライトだけを買って現金払いした。このパターンは大麻を育てていると思ったが特に何もせず。気に入ってたトカゲを廃棄されて、自分で育てる!とオーナーに言うも、お前には無理と。たまにしか帰ってこない親父が帰ってきて20歳になったし一緒に酒を飲もう!と飲んで寝たら、バイト代の袋と一緒に消える。 隣町で大麻栽培の男を見つけて尾行し、家に踏み込み脅す。大麻栽培のカマをかけるも違い、逃げ帰るところを逆に捉えられる。他人が殺した死体をバレないように埋めようとする夢をみるとのこと。風呂には死体をバレないように処理するセットがあるが、使う機会が訪れないので、そう言うシーンを見かけたら教えて欲しいと言われる。独立して警察署で住所変更したらなんと警官だったことがわかる。 ◎スタンドプレイ イジメられてる高校国語女性教師。両親が障害者でその事をjkから揶揄われてブチギレ、jkも停学になる。終電で帰る中、満員電車で若い茶髪女子に肘鉄をくらい、そいつだけ場所を占有している。ムカついたので家まで尾行する。家を特定して満足していると家の窓から見られる。jkの家まで行きその事を話しつつ、謝る気もサラサラなかったのでブン殴る。警察に自首するも特に何もなく。また終電の満員電車を降りると、自分のことが幽霊として噂になっていた。 ◎占い師B マツコみたいな凄腕占い師。実際はすごい観察能力でやってる。おバカな感じだが、本当に予知ができる女の子が弟子入りする。その女は認知症の祖母と暮らしていたが祖母が死ぬと分かって散歩に出して死んだ事を自分の罪に捉え、祖母の言っていた夢を叶えてから死ぬべきを受け占い師になった。そして初日でバックれて首吊りをする。が、凄腕が助ける…と見せかけるが首を吊らせて、ほぼ死んだところで枝からおろして通報。一応関連を持たせるためにトカゲのタトゥーの女の客や幽霊の噂なども出てくる。 うーん…これなんでノミネートなんだろう?よくある感じの短編集に見えたけどなぁ。普通の生活の裏にあるかもしれない話が良いとかかなぁ。

    0
    投稿日: 2025.06.22
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    どの話も、最初はワクワクした。でも、読み進めていくと、しっくりこなかった。要するに自分にはあまり合いませんでした。「スタンドプレイ」の逸脱はちょっと分かるかも

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    3つの中短編?集で3つ目の占い師がめっちゃ好きですね。 師弟もので弟子がむちゃくちゃするのいいっすね、なんかあると手が出そうになる師匠のキャラもいい。 予測しずらいストーリー展開だけど、突き抜けておかしいことも起こらず若干モヤモヤするとこがあった。もっと変な感じでも良かったかも。

    47
    投稿日: 2025.06.19
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    Nは、日常のN?normalのN? 日常を逸脱してしまった感じの短編集。 3話目の占い師はイマイチわからなかったけど、後の2つは、あるあるのような、いや、いや、それはないだろうみたいな感じで面白かった。 文の流れが面白いのか、内容が面白いのか イヤミスとはょっと違った感じ。

    18
    投稿日: 2025.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普通の生活から逸脱してしまった人々を描いているが、Nってなんだろう。イニシャルかと思ったけど、そういうわけでもなさそう。 占い師がいいキャラで、肝が据わってて好みのおばさん。別時間枠の短編かと思いきや、最後に少しずつ重なる部分あり。みなさんお元気そうで何よりです。

    1
    投稿日: 2025.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025直木賞候補 3つの短編集 逸脱した隣人がテーマ 筆力があるので読めるが、ほぼ意味わからん。 直木賞候補になること自体???

    1
    投稿日: 2025.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    土曜日のテレビで紹介された際は、普通のOLがちょっとした冒険心でちょっとした悪さをする、と言うシンプルな見せ方だった。なぜか今頃気になって読んでみたらドッロドロのイヤミスでした。正確には、イヤミスを期待させる展開だけどイヤなヒューマンドラマな結末でした。 ①紫外線ライトを購入した男を恐喝したら本当に大麻を育ていた。さらに死体を消したい欲がある警察官だった。殺されるかと思ったが口止め量を貰ってペットショップの正社員になる。愛着を持ってしまったトカゲは店長の好きな嬢がちゃんと飼育していた。 ②ひどい教師イジメで限界に達した主人公が、電車内で肘鉄をして来た女の跡をつけて恐怖心を与えながら家を特定する。家に入った女に見つかるが去っていく。翌日イジメの主犯格の女生徒の荒れた家庭に停学中の訪問にいき殴ってしまう。左遷。跡をつけてくる口避け女として街で噂になる。 ③詐欺霊視のやり手占い師のところに、ポンコツだけどガチ霊視できる本物の天才が弟子入りをする。占い師はこの天才を潰すために弟子にとる。しかし真の力の片鱗を見てすぐに破門。天才は喰いぶら下がり稽古を付けてもらい本当に占い師になる。天才は占い師になれたら自殺すると決めていたので初日に占いの館をやめて自殺を図る。占い師は自殺を止めるフリをしてさらに突き落とす。それぞれ変わらずに生きていくエンド。

    0
    投稿日: 2025.06.06
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    2025,05.30 個人的感情が多く投影された結果の星5つ。 わたしなら最後の登場人物Aさんをトコトンやってしまう。こういう新人類がどうしても許せないから。実体験から。今の自分の置かれている状況、心境にマッチしすぎていて怖い一冊。 かなりカタルシスを得られた!

    5
    投稿日: 2025.05.31
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    どれも不思議な世界観で常識はずれの登場人物だけど、自分に正直な感じもして面白かった。 1話目 爬虫類ショップに勤めてる父親に裏切られた男の人が大麻を栽培している実は警察官の男の部屋に押し入って、お金をもらって帰される話。 2話目 障害のある両親に育てられた高校の女性教師が生徒達にいじめられて、帰りの電車で小突かれた女の人の跡をつけて見つかり、口裂け女の噂になり、いじめをして自宅謹慎になった女子生徒の家庭訪問に行ったら父親がだらしない感じで、生徒に自分が人をつけるという犯罪をおかしたことを話して、殴って警察に自主して異動になる話。 3話目 性格の悪そうで体を鍛えている占い師が不器用すぎるけど、人の過去未来が見える弟子をやとって、その子が首吊り自殺をしようとしたのを止めるのかとおもったら、抱きしめておいて縄に吊るして半殺しにしてから降ろして救急車を呼ぶ。

    3
    投稿日: 2025.05.24
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    夏木志朋さん著「Nの逸脱」 初めて読む作家さんの作品。どの書店でも著者の「二木先生」という作品は目にしており、人気作家さんなのは認知していた。 ただ「二木先生」に関しては表紙のインパクトから何故か読む気が起こらず、今回はこちらの作品の方を読んでみることにしてみた。 物語は三篇の短編集。3作目「占い師B」はやや長めの中篇の作品。 「世にも奇妙な物語」的な少しだけ逸れた世界観が読み取れる。どれも物語としては面白いのだが、そこからの読み応えという点では感じ得るものは少なかった。 帯に「日常の奈落へ、ようこそ」と書いてあるのだが、そこまでの転落人生やどん底が描かれている訳でもない。 そのため読む前の期待感と読了後の満足感に結構な開きが生じてしまった。 特に「占い師B」では物語展開からか読みにくさをかなり感じてしまい上手く消化できず読了。自分が物語から逸脱しているのか?という安直な疑問が込み上げてきた。率直に理解が難しい作品だった。

    102
    投稿日: 2025.05.24
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    3.3 犯罪につながるグレーゾーンを描く短編集。犯罪の匂いは日常な中にあると思う、巻き込まれない生き方を選びたい。

    0
    投稿日: 2025.05.23
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    倫理から逸脱していく人々3編。読みやすかった。どの作品も、おかしなことにならないでよ、踏み外すな、と願いながら読んだ。少しずつ交差している人生があったりで面白い。張り詰めた緊張感にゾワゾワした。

    0
    投稿日: 2025.05.19
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    ①爬虫類ペットショップの店員 ②高校教師 ③占い師 の短編3つ 個人的にはペットショップ店員の話が好き 占い師は途中からヒューマンホラーなのかと思ってしまってスッキリしなかった

    1
    投稿日: 2025.05.12
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    普通の日常からふとしたことで逸れてしまう。。。まさに逸脱してました。 最後の占い師Bのお話は笑える部分もあり面白かったです。

    4
    投稿日: 2025.05.09
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    サクサク読めて、どのお話も面白かった。 人それぞれ、ほんの些細なきっかけで 日常や普通の範囲から逸脱してしまうのだなあ と思った。 単純にその後どうなったんだろう と気になります。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    それぞれが持つ「逸脱」した要素同士の乗算。それによって決して特別ではない舞台で物語が逸脱していく。 日常って紙一重なことだらけなんだろうなと思う。 3つの物語すべてが脳内に映像化しやすかった。特に「場違いな客」は主人公に入りやすかった。 「占い師B」では占い師がフィジカルで物を言わせるというギャップを魅せてくれて笑えた。

    0
    投稿日: 2025.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Nの逸脱 著者:夏木志朋(しほ) 発行:2025年1月20日 ポプラ社 初出:『場違いな客』(「WEB asta *」2023年7~8月号)、『スタンドプレイ』(「WEB asta *」2023年5~6月号)、『占い師B』(「WEB asta *」2023年9~2024年1月号、掲載時は『午後三時のサイキック』) 山荘まちの図書館でたまたま見かけたので借りて読んだ小説で、もちろん著者のことは知らなかった。1989年生まれで、2020年9月に『二木先生』という作品でデビューし、これが15万部のベストセラーになった作家らしい。今回は短編2編と中編1編が収まっている一冊だった。文章のタッチからして、男性作家かと思ったが、女性だとのこと。 短編2作は、いずれもプロットの妙味で読ませるタイプ。最後にオチがある、オーヘンリータイプのような短編であり、分かりやすくて、村上春樹の短編とは対極をなす感じ。文章そのものは、決してうまいとは言いがたい感じだった。 場違いな客(5~86p) 金本篤:爬虫類ペットショップ「レプタイルズ・メサ」店員(アルバイト) 喜屋武:オーナー 篤は、オーナーの喜屋武から言われていた。場違いなやつが紫外線ライトを買っていく理由は、大麻を育てているからだ、と。そういう男が一人現れた。冴えないサラリーマン風、猫背。 オーナーは、アルバイトの篤にワンオペで仕事をさせて、閉店時間になると戻って会計をする。それまでは女と会っているような感じも・・・(成長して)売れなくなった爬虫類は、オーナーが陽気に入れて連れていく。処分するとのこと。そんななか、フトアゴヒゲトカゲのフトシに愛着がわいていた。ところが、ついにフトシも処分される運命に。連れて行こうとする喜屋武に対し、自分に譲ってほしいと申し出たが、これを飼うのには飼育の器具などがいるから無理だと言われた。それなら店で使っている中古のものを売ってくださいと食い下がると、30万円払えと言われてあきらめた。 家に帰ると、父親がいた。高校生のころに出て行って女と暮らしている父親。それ以来、独り暮らしだった。なにしに帰ってきたんだ、とっとと出て行けというと、今日はお前の20歳の誕生日だろうと、お祝いにきたことを明かした。ありがたく受けて、寝たのだが、目を覚ますと父親はおらず、もらったばかりのアルバイト料が全部なくなっていた。 やけになって外で酒を買って飲む。強くない。そこで、あのUVライトを買っていった猫背の男を見つける。家を突き止め、訪ねていって、お前は大麻を育てているだろう、警察に通報するぞと脅した。そうしてほしくなければ40万円払え、とも。一度、後ろからなにかで殴られ、気を失い、室内に連れ込まれて手足をしばられ、逆にマウントをとられたが、また逆転した。そして、40万円を持って出た。 翌日、すでにフトシはいなくなっていた。絶望する篤。愛玩動物飼育管理士の資格をとると宣言する篤。受験の前提である半年以上の実務経験は、この店の勤務でクリアできるはずだというと、喜屋武から嘲笑される。うちの自治体の規定では、アルバイト勤務はだめなんだ、だからお前に資格はない、と。 喜屋武は続ける。だから、お前を正社員にしてやる。また、フトシもそうだが、これまでの処分爬虫類は、みんなほしい人を見つけて譲ったのであり、殺したわけではないとも説明した。今回も、ある女性に飼育してもらうことにしたという。その女性は、篤が喜屋武が昼間に会っている女だと思っていた女性だった。 めでたし、めでたし。 スタンドプレイ(87~131p) 西智子は相川高校へ数学教師として赴任した。そこで、生徒からいじめを受ける。とくに安藤という明るい髪の色をした女子生徒は陰湿だった。そして、ついに堪えられない屈辱を受けた。 あんたの親は知的障害者だろ、あんたは医学部に行きたかったけどいけずに教師になった。そんな親の子だから行けるはずない、という酷い差別的な発言だった。 西智子の両親は、軽度の知的障害者だった。小学校のころに、作文でそのことを書き、さらに小説「アルジャーノンに花束」を途中まで読み、医者になりたいと思ったことも書いた。松田先生からは算数を勉強しろと言われた、そして、頑張れば奨学金ももらえるから医学部で勉強ができるぞとアドバイスと応援をもらった。ところが、結局、医学部には入れず理学部へ。相川高校の数学教師に。 西智子は移動を申し出たが、聞き入れられなかった。仕事を自宅に持ち帰るのに堪えられず、いつもネットカフェで残り仕事をし、ターミナル駅から最終電車で最寄り駅である常緑町駅に帰るようになっていた。そんな時、満員の終電で奥に詰めることに協力することなく、スマホに夢中になっている若い女に嫌な思いをさせられる。むかついたのだが、降りたのは同じ駅だったので、後を付けて家を探ることにした。最後までうまく尾行が出来てアパートを探り当てた。ところが、戻ろうとすると見つかってしまい、窓から顔を出した彼女と目があってしまった。背が高く、目立つ西智子。マスクはしていたから顔はしっかりとは見られていないものの、罪悪感に苛まれた。警察に通報され、逮捕されるかもしれない・・・ 安藤は停学処分になっていた。自宅を訪ねると、昼間から父親が下着姿でごろごろしていた。安藤も悪態をつくばかり。ついに殴ってしまった西智子。 それなりの処分を受けた。そして、ある日、いつもの電車に乗っていると、若い男の子が話をしている。会話を聞いていると、西智子が住むまちにマスクをした背の高い口裂け女が出るらしい、という噂話だった。 占い師B(133~276p) 板東イリス:出張占い師、1回2万円、電話が3万円 秋津:T駅で待ち合わせた相手、弟子になる、自称バカで天才 出張占い師である板東に、占いの依頼をしてきた秋津という若い女性。勉強が出来ないタイプであることがすぐに分かり、彼女自身も自称バカ、ところが天才だとも言う。そして、占い師になりたいので弟子にしてくれと言ってきた。確かに、霊感的なものは素晴らしいものがあると感じていた板東。一応、弟子にすることになった。もっとも、占い師にはある程度の霊感は必要だが、それ以上に技術が必要。相手のことをさり気なく観察し、いろんな情報から相手のことを推測していく。その能力こそが重要だった。それを教え込むつもりだったが、うまくいかず。 最後は秋津の自殺騒ぎに。探して、なんとか止めたが・・・・

    1
    投稿日: 2025.04.25
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    じわじわした不穏さと、ちょっとズレた可笑しさがあって何とも不思議な世界観。 日常から逸脱した人達の狂気が垣間見える。 短編で文章も読みやすい。 「占い師B」が結構面白かった。

    3
    投稿日: 2025.04.23
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    短編2篇中編1篇 爬虫類のペットショップで働く主人公、口裂け女と思われた数学教師、観察力のすごい占い師とその弟子志願者。個性際立つ主人公、ある意味変人とも言える人たちが真面目に生きる様子を描いていて頑張れと応援したくなる。

    0
    投稿日: 2025.04.17
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    「二木先生」が面白かったので手に取りました。 少し逸脱してしまう人達の短編集。 Nとはなんだろう??

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    4.0点 「普通」から逸脱したい者、逸脱してしまった者、元々逸脱している者、それぞれの異常性を描いた短編集。 どの作品も異常性たっぷりで、緊張感漂う。でもコミカルなシーンもあり、読んでてこっちの感情が普通じゃいられなくなる。 最後の話は、展開が二転三転して、たくさんの伏線が想像を掻き立ててくる。 二木先生で大好きになった作家さんだけど、読者の心情を荒立てるのがなんとも上手で、それでいて凄く読みやすい! 普通でいなくちゃ。に疲れちゃった人にオススメです

    3
    投稿日: 2025.04.01
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    初めての作家さん、3遍のストーリーで、どのストーリーもラストの展開が気になり一気読み。日常によくありそうな話なのに、そこから少しズレていく感情と行動が丁寧に書かれているように思う。どれも短編ではなく、それぞれの主人公の生い立ちなども含めて長編ストーリーで読みたいと思った。3つ目の占い師Bは、特に好きなストーリー。 タイトルのNの逸脱のNとは?→日常?normal?

    1
    投稿日: 2025.03.13
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    隣人の扉を開けたばかりに見てしまった“普通”から逸脱した人々を描く3つの物語。 「場違いな客」の“男”の正体にゾッとし、「スタンドプレイ」の主人公の踏み外し具合に恐れをなした。 最後の「占い師B」は長すぎるし、終わり方にも物足りなさを感じた。最初の2つが面白かっただけに残念。 タイトル「Nの逸脱」の”N”が何か知りたい。 “日常”のN?“normal”のN?なんだろう…… 誰か教えて

    3
    投稿日: 2025.03.12
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    夏木志明さんの作品ははじめて… なんだか不思議な世界観! 日常から外れるってこんなことなのかしら…なんて思った! 自分の感情のコントロールができなくなった時、 その時に、ブレーキが働くか働かないか… なんだろうな…  私も何かのはずみでブレーキが効かなくなることがあるのかも… この間もあまりにも理不尽なことを言われてブチ切れそうになったし…(笑) まぁ、そこは大人の対応をしたけどね… でもあれ以上だったら、私だって、もう知らんけど…(笑) まぁ、とにかく ちょっと怖くなったよ… とりあえず私も、まめに油をさしておかないと… アルコールとおいしい栄養も入れておかないと…(笑)

    10
    投稿日: 2025.03.08
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    うーん…あんまり面白くなかったかな…。 王様のブランチで知り気になり、初めての夏木先生作品を読んでみたけど、ちょっと思ってたのと違った。 3つの短編だったけど、3本目は長ったらしく感じた。この中なら2本目が面白かった。 ミステリーを求める方にはおすすめできないかな。

    1
    投稿日: 2025.03.06
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    大きなどんでん返しはない。日常にありそうな話の中で主人公達は少し逸脱していってしまう。そこに何かが起こるという展開だった。3.3

    0
    投稿日: 2025.02.25
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    3編の短編集。結論から言うと、「スタンドプレイ」が良い。他はあまり良くないと感じた。 毎日の生活の中で、キレる場面はあると思うが、殊更それに焦点を合わせ過ぎて、収拾がつかないようになっているように思われる。 読後感もあまりよいものではない。この作家の作品を読むのは、これで終わりかな?

    1
    投稿日: 2025.02.25
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    日常と異常の狭間を描くのが長けた作者だなぁという感想。 どんな平凡そうな人間でも腹の中では何かを抱えている。その「何か」を垣間見ることができるような一作。

    0
    投稿日: 2025.02.23