
総合評価
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powered by ブクログ壮絶な体験を経て大人になった主人公。過去が辛い…でも出会った。おつりが来るほどの幸せに。 どうしようもない環境、それを作り出した大人たちに腹立たし過ぎて泣けてくる程だったけど、小鳥たちが出会った幸せ、境目が曖昧な夢、全てが光となり全ては一つのこと…深く深く自分を見つめ、救ってくれた亡き人たちを傍に感じ、これからもどうか幸せに生き抜いてほしい。
8投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ2025.3.26 題名のリムジンって人の名前だった。 小鳥は養育環境から性に対する嫌悪感が大きかったが、リムジンと出会い好きな人を愛す喜びを知っていく話。
1投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ母親の性依存に苦しむ小鳥が親友をも自殺により無くしてしまい絶望の中生きてきたものの。コジマさんそして理夢人との出会いをきっかけに生きていく価値を見出すことができ良かった。あまり好みの作ではなかったかな。
4投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログなんでもっと早く小川糸さんの作品を読まなかったのだろうか!!! 日常が愛おしくなるようなとてもすてきな文章。 個性的な言い回しが多いけど、どちらかというと好き。 独特な世界観なのに、あたりまえのささやかな日常を感じさせる。 小川糸さんの作品、もっと読んでみたいな。 ブクログさんからは食堂かたつむりをおすすめされましたので、読んでみます。
3投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ壮絶な過去とか境遇を読むのがすごくすごく辛くなるから、前半は読むのがしんどかった。 何も前情報入れずに新刊だ〜と思って読み始めたら、境遇もだし要所要所の性描写が多くて読むのに疲れたな… でもひたすら美味しそう、お弁当食べたいな〜 ライオンのおやつもだけど出てくる料理の描写が本当に美味しそう。
0投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログこんなにも劇的にわかるものなのだろうか? お弁当屋に入って食べてから 本当に人が変わってる しろくまアイスを食べた日にも バトミントンを打ち合った日にも 踏み込めなかった人の懐に どうして一気に飛びこめたのか そこそこの幸福に過ごした 私には理解できなかった 生きていれば救われるんですね きっと。
0投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ"愛することは生きること" 「食堂かたつむり」「ライオンのおやつ」に続き、小川糸が描き出す3作目の"生"の物語。 ✎︎____________ 優しい〜〜。 終始やわらかな口調で語られるのだけど、描かれてる内容は虐待や性暴力と、結構重め。 だけど表紙から受けるイメージどおり、なぜか優しい〜と感じる作品でした。 え、小鳥とリムジン(理夢人)って、どっちも名前だったのか〜笑 性依存症でふしだらな生活を送る母の元で育った小鳥は、人とのコミュニティケーションが苦手で性に対してもトラウマから恐怖心を持つ。 そんな小鳥が小島さんと出会い、リムジンと出会い、傷ついた心と身体を取り戻していくお話。 性被害って表に出にくいのかもだけど、実際に被害に遭いトラウマに苦しむ人もいるだろう。 小鳥の様に良き人に出会って、って実際にはそんな簡単にはいかないのかも知れないけど、一つの希望の物語だと思う。 まあ、ちょっとリムジンと出会ってからの展開が足早すぎる気はしたけど〜。 この手のお話って結構しかめっ面しながら読む事が多いのだけど、この作品は穏やかな気持ちで読める作品でした◎
96投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ米津玄師さんの「アイネクライネ」みたいな2人だなと思った。 しかしそれ以上に「いねーよ!こんな性欲と自我を自意識を切り離した男性!!」という激しいツッコミと現実世界への失望と綺麗すぎるフィクションへの軽度な嫌悪が同時に走った。 小鳥ちゃんのような子はギリギリ…本当にギリギリいるかもしれない。それでも真っ直ぐ非行に走らず大人になれたのは奇跡だと思うけど(そこは美船の存在が裏付けかな?) 理夢人、存在としてはほぼドラえもん。あんな人いいな居てたらいいなあんな人こんな人いっぱいおるけど〜♪(思わず大阪弁になるくらい「いねーよ!そんな男性!!」となっている) すべては自分が恋愛小説が苦手だからだな、に収斂できるのだけど、女性にとって都合の良い男性すぎた。フィクションにリアルをどこまで求めるかという問題もあるが、少なくとも自分は見たことも聞いたこともないレベルの聖人男性が、リアリティなさすぎて少し肌に合わなかった。
6投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ2025/4/11読了 セックス依存症の母親から、自分たちの性行為を強制的に見せられ、母親の相手の男からも性暴力を受けるという辛い過去を持つ主人公の小鳥。 毎日母親から逃げることだけを考え、誰にも心を開けずにいた小鳥に初めてできた友人美船がある日突然自殺してしまう。 生きることになんの希望も見いだせなくなった小鳥が、コジマさんの介護を経験したり、リムジンさんのお弁当に出会い優しさに包まれ、少しずつ再生していく話。 自然の中の暮らしとか、食べ物とか、作者の実体験が元になってるのかなぁ〜と思うような内容ですごく心地よい読後感でした。 最後の方は小鳥とリムジンの凸凹(セックス)の話ばっかが続いて、もういいよ〜ってなったけど全体的には好きな話でした。小川糸さんの本は表紙の絵がいつも可愛い。
1投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久々の小川糸作品。題名、表紙のイメージとは少し違うお話だった。 まずリムジンが人名とは思わず、驚き。小鳥の成育歴は可哀想だけど、昔から実は身近に割と存在している、よそからは見えない虐待なのだろうなと思った。そんな小鳥が出会いと別れによって少しずつ自分を取り戻していき、最後には前向きに生きる道筋が見える。 その一番大切な出会いである、リムジンもかなり特殊な成育歴をもっていて、山伏をしたりお弁当屋をしたりと独自の生き方を貫いている。ただ、正直読んでいて、リムジンが小鳥にどうして惹かれたのかがあまり伝わってこなかった。美味しそうに食べる姿?一目ぼれだったのか?もっと小鳥の人間的な魅力が描かれると、私も小鳥を愛おしく思えたかもしれない。
1投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ辛い時間が長かった小鳥が、幸せになってくれて良かった。大切な人とともに食べるご飯は幸せそのもの。 後半の展開が早すぎて、そこまで感情移入できなかったかな…。 性に対して強烈な嫌悪感を抱く女性が、どんなに素敵な男性であってもそんな簡単に心を開くことができる??と思ってしまった。
2投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ小鳥ちゃんと理夢人出会えて良かった!色々辛いこともあったけど、それも理夢人と出会うための前菜だと思うと何もかも受け入れられる。人間諦めずにコツコツ生きていたらギフトが与えられるんだなと思った。
1投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ凹凸の話が、後半、少しくどかったな、と感じた。その他の描写は、平和で優しい。特に、お料理の話は、本からいい匂いが漂ってきそうだった。
0投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ幼い頃から性被害にあってきた主人公、小鳥ちゃんが、捨て子だったけどトランスジェンダーのオジバに愛されて育った理夢人と出会って、愛され、生きることに幸せを見出していく話。セックスが愛あるものであってほしいし、世の中か性被害がなくなればいい、と強く思った1冊。正しい性教育がほんとに大切なんだなと感じる。
0投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ出てくる料理一つ一つが香りがしてきそうなくらいに美味しそうな表現 小鳥とリムジンの初恋みたいな恋愛の進み具合が可愛らしくて愛らしい 必ずまた読みたくなる一冊
1投稿日: 2025.04.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
嗅覚を刺激してくれる本。リムジン弁当の臭い泥棒から始まり、トイレで飴、精油でハンドマッサージ、などなど。それから、テーマの小鳥とリムジンは人の名前でした。最初は主人公小鳥は自分の生活環境が原因で居眠り、性に対する恐れ、自尊心の欠如を人との出会いにより最終的には克服していく。リムジン弁当を営む理夢仁との出会いが大きい。ハッピーエンドで読後感もとても良い。
2投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ小鳥の生い立ち、親友との別れ、コジマさんとのギブアンドテイクの関係。ここまでのハードさと、二人(小鳥と理夢人だ)が出会ってからの地に足の付かない、美しさ(と美味しさ)しかない描写のギャップに違和感が去らず。恋愛に関しても初めからお互いに惹かれている設定なので、こちらの感情には響かず感情移入しにくい。何となくスピリチュアル方面に向かう展開も、私としては受け入れにくい。 コジマさんが亡くなった時にアロママッサージをするところは良かった。
5投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログそんなにたくさん小川糸さんの本を読んだわけでは無いのだけど。 毛色が少し違う感じ。 ハッとすることもなく、じーんとすることもなく。 思春期の少年少女の感傷をずっと持っている大人の話だなぁ。と。 毒親って結構いるもんですよ。
3投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
素敵な登場人物達が出てきて、幸せに終わり、そして続いていくラストではあったけど、 性暴力の被害に遭って愛する人とも性行為が出来ない人も 愛していても性行為を必要としていない人もいる世の中で この物語は全ての人に向けられて描かれていないと感じた。 全ての人を掬うのは不可能だとは分かっている、けれどマイノリティの人が描かれているこの作品に取りこぼされた人達のことを思うと切ないし、一方的だ。 手塚治虫のアポロの歌を現代的に描いた作品的とも言えるかなとも思った。 性暴力を絶対に許さない姿勢を台詞で何度も繰り返してくれたことは良かった。
1投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
毒親の元に生まれた少女の物語。様々なヒトとの出会いの中で、大人になった小鳥は人生の再構築に向かう。 『うん、普通に生活していると、つい頭でっかちになって、情報を全て頭で処理しようとしてしまうから。でも、山に入ると、どんどん自分がなくなっていくっていうか、体だけになっていくんだよね。頭で考えようとせずに、体で感じることだけで生きる、みたいな。』 『怒りとか悲しみとか不満とかって、確実に内臓に蓄積されるんだよ。そしていつか、深刻な病となって体に現れるんだ。大抵の人は、そこで初めて自分が我慢していたことに気づいて、食生活を改めたり、考えかたを変えたりする。でも、その頃には手遅れになっている場合が結構多いの。だからさ、そうなる前に、このままだとヤバいなって本能が感じたら、引っ越ししたり仕事を辞めたり離婚したり、すればいいと思うんだ。人にどう言われようが、人にどう思われようが。そんなの、他人の人生には関係ないことなんだから。』 『オジバね、『愛なんだぜ』ってつぶやいて、めっちゃいい表情を浮かべて逝ったの』 『だから、ハルト君にあんなことされた時の私とは、もう細胞レベルで入れ替わっている。骨も、血液も、すべてが新しくなり、あの頃の私の体は、存在していない。』
1投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テーマは「性」かな タイトルは登場人物の名前! 美船、コジマさん、理夢人、出会いが小鳥を守り、導いてくれた。 リムジンに出会ってから小鳥が幸せになってよかった
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ店の周辺には、うっすらと調味料で色付けされたカラフルな空気が、シャボン玉みたいに浮かんでいる。 「そっか。一般的にはあんまり使わない言葉だよね。虫を養うって書いて、虫養い。小百合ちゃんが京都の人で、よく僕の小腹がぐうぐういうと、その言い方をしてたんだ。 要は、お腹の虫をなだめすかすってこと。食事ほどたくさん量は食べずに、虫養いしてちょっとの間だけ腹の虫をだまらせるんだよ 「そうだよ、小鳥。その通りだよ。僕の場合は、小鳥欲。小鳥としたくてしたくて、小鳥のこと考えるだけで、体が勝手に反応しちゃう。でも、相手は小鳥でなくちゃ意味がないの。 それを、ただ誰とでもいいから暴力で脅して相手を従わせたりとか、睡眠薬を飲ませて一方的にセックスしたりとか、そういう自分本位な欲望を満たすためだけの一方的で暴力的な性欲を、お釈迦様は煩悩と呼んで戒めたんじゃないのかな?」
2投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ毒親、強迫的性行動症の母親の元で幼少期と思春期を過ごしてきた主人公が、その過去の心の傷を、お弁当屋さんの店主との出会いによって癒していく物語。性的被害者である女性が自身が被害者であるにもかかわらず自分を責めてしまうことが多いこと、それゆえに起こる悲劇が、鮮明に書かれていました。フィクションではあるけれど、主人公の小鳥のような経験をした人は世の中に少なからずいるのだろうと思うと重苦しさややるせなさを感じてしまいました。 小鳥とお弁当屋の理夢人の出会いから親しくなるまでの過程がちょっとさらりとし過ぎているような気がして物足りなさもありましたが、性の醜い点も美しい点も両方書かれていて、トランスジェンダーのことなども盛り込まれていて、いろいろ考えさせられる良いお話でした。
7投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ性依存症の母親の元で育った小鳥が愛を知る物語。 なんといってもすばらしいお弁当の描写…!まじめに作ってきちんと食べよう、と改めて思う。 肝心のストーリーはというと、『とわの庭』や『ライオンのおやつ』のときも感じたのだけど、こうでありたい、という願いの込められたお話だな、と。 小川糸さんの小説は、どぎついような美しいような…小説なので、それでいいのかな。生活臭のするようなしないような小川糸さんの作品を読みたくなる日はまた来ると思う。
0投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ生について向き合うことのできる小説。 「ライオンのおやつ」がとても良かったのでかなり期待して読みました。 何かしら訴えてくれる小説で、生きる意味を模索するきっかけをくれる小説です。 小鳥と利夢人(リムジン)のふたりの衝撃の過去が今を彩っていると考えるととても素敵な話でした。 辛い過去でも時間が過ぎると意味を大きく変えることができる。 そう考えると今の辛い状況も未来には意味のあることだと感じる気がします。 小川糸さんの他の作品も少しづつ手を出していこうと思います。
35投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログわたしは前半より後半の方がきつかった あと40ページくらいなのに読むのやめようか迷ってる、でも読みます…全部きつかったわけじゃないし、良い気づきもあったので
0投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ『愛することは、生きること』 言葉の通り、かたつむり食堂、ライオンのおやつに比べ恋愛要素が強い作品でした。 主人公小鳥ちゃんの人生の前半はとてもツラいもので苦しくなったのですが、理夢人との出会いで自分の人生を大切に思えるようになって心が温かくなりました。 亡くなっても近くに居る、これは『ライオンのおやつ』でも感動した描写で、自分のまわりにも大切な人が居てくれるのかなと希望をもてました。
8投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログちょっと重い設定。でもそれによって、深い愛というものが浮き彫りになっているのかな。愛し合える人に会えることは、全てを帳消しにするのだろうか。 ハーブの香りや美味しそうな料理の描写が好き。
3投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログこれまでのシリーズと、ちょっと違った? なんだろう。普通に、食とか生活をたのしむ様子というよりは、凹凸?のネタが続いて、まずそういう独特な隠語なのも引っかかるし、ずっとそのことについて語られているのも、もういいかな〜って。
1投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんどん読んだのだけど、後半、かなりスピリチュアルな方向へ行き、別の意味でハラハラする。でも、ちゃんと幸せになるのだなあ、と安心して読めて、そう言う本は久しぶひだとは思う。
0投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ描写が好き。やっぱり食べ物と性と情景を描くのが上手い。コジマさんが良かった。食材の豊かさがとても伝わってきて、料理したい、食べさせたい気持ちにさせられる。凹凸に関して、なんかむず痒いような、恥ずかしいような、うわぁぁぁって気分になるんだけど、なんだろう。ダサい、とも違うんだけど、なんか、痒い。わかるけども!ってなる。小鳥がずっと子供みたいに世間知らずで、だからなのかな。というか、みんな子供みたい。自然につつがなく生きるってそういうことなのかもしれない。美しく、自然に、豊かに生きたい。愛する人と生きて、満たされる、それだけで満足することが魂の本質だと思える本。他者に望まず、正しく生きたい。
2投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログ自分だったら、気になる人から「山伏がなんたらかんたら〜」ってワードが出てきたら、フェードアウトすると思うので、そういう人とのその先が知れて興味深かった。 後半は作者の思想を延々読まされてる気分になって、しんどかったなぁ……
4投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログ「そこに愛はあるのか?」それが肝心なのだと思った。 そして、愛は、いつからでも始められるのだとも。今日は、自分のために、心を込めて食事を作ろう。キラッキラなフォトンをこの世界に放とう。私は、まだまだ私を幸せにできる。この世界を、この星を愛することができる。 愛を思い出せなくなったときは、何度でも読み返す。 山伏が山へ行くように、私はこの本に帰ってこよう。
3投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
性について、かなり深く踏み込んだ作品だと思う。 2人が愛を知る物語の中で、性虐待の災難が濃く描かれてる。その印象が強く残ってしまい、完読してもハッピーな気持ちにはならない。 辛い何かが痞えたままだ。 愛の物語で間違いないけれど、それでも主人公たちの幸せを願わずにはいられない。
10投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログタイトルがそういう意味だったんだと感心してしまった。話の内容は「ライオンのおやつ」の時もそうだったけど、あまり好きじゃない。食べ物の描写は本当においしそう~
1投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これを読んでいる間、毎晩夢を見ました。暗いシーンのときは熟睡できず、幸せなシーンのときは笑ってしまうくらい楽しい夢。ああ、これほど影響を受けるとは。 辛い子供時代を過ごした小鳥ちゃんが、リムジンと出会って、幸せとは何なのかを体中で感じる。どうか幸せになってと願うのはそれだけ小鳥ちゃんを身近な存在と思わせてしまう糸さんの力ですね。 中学生とかのとくに男子に読んでほしいというか、読ませてほしいです。世の中の汚い情報を洗い流してくれることを願っています。
2投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログまたまた小川糸さんの優しくて美味しい匂いのする作品に出逢えました。このテンポも雰囲気も少し影があって心地よくって好きなんですよね。陽だまりよりも木漏れ日のがやさしくて圧を感じないのです。 主人公の訳ありコミュ障女の小鳥は、美味しい匂いのするお弁当屋さんに入るのを躊躇って匂いだけ泥棒してスルーする日々をいったい何年すごしたんだろうか? 誕生日には特別なことが起こると期待して入口を開けたのに賑やかな笑い声にひるんで逃げ帰ってしまう。 そんな気弱で繊細な彼女が初めてお店に入りお弁当をたべたのは父親らしきコジマさんを看取った日の閉店間際の時でした。 18歳でコジマさんと専属介護契約をして12年間、もっと早くこの弁当屋さんに入れたらコジマさんにも美味しいお弁当を食べさせてあげれたのにって、ジューシーながんもどきを涙を流しながら食べてた小鳥。お味噌汁のお替りをいただきながら店主のリムジンに聴かされた身の上が重量感ありすぎて消化しきれない感じでしたが、ようやく二人は出会ってしまった。 食事と香りのもらたす文章表現が反則技のように鼻孔をくすぐりホッとする記憶を呼び覚まし、生きていく気力につながり再生されていく。 小鳥はあれだけトラウマあったのに体を許すの早くないって思っちゃたw たまに、何故山に登るのかって尋ねられることあるのですが、マロリーのようにカッコよいことは言えないのですが、私にとっては、今ここにいることが嬉しすぎてこの喜びを味わうために生かされてきたのではって思えるとこなんです。確かに山登るのって地味に辛いこと多いので虐げられた分、喜びも大きいのかも。 それに私は痛みについて鈍感なので辛いことはすぐ忘れちゃうんですよね。下山して温泉に入りおいしいもの食べて家に帰ってバタンキューって眠る。そのローテションが至福なんです。山伏的な極端な信仰心まではないですけど ちょっと私情に逸れてしまいましたが、生きる喜びを感じられる作品っていいですよね。 性と愛についても歪んだ認識が解れていく感じで無償の癒しへと導いてくれるような温かい気持ちに触れあえた作品でアロマについても興味を惹きました。 自転車の二人乗りはいただけないけど
109投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログaudible54冊目。 大好きな小川糸さん。 わたしの好きな小川ワールドとは、ちょっと雰囲気違うかも?と思いつつ読み進めました。 が、美味しいごはんと、(悪人もいるけれど)やさしい人々の存在はやはり大切にされていて安心しました。 複雑な環境で育ったことに変わりはない小鳥とリムジン。 でも、誰かにしっかり愛されて大切にされて育ってきていると、物事の感じ方に違いが出るんだなあと小説ながら実感できました。 2人が出会い、惹かれあって、これからの人生を仲良く歩んでいってほしいなあと思いました。 「多様性」という言葉に悩まされる時もあるけれど、やっぱり、大切なことだなと感じます。 本当に認めるべき多様性とそうではない(と思う)多様性の線引きは難しいけれど、やっぱり、大切なことだなと感じます。
1投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分を守るために家を飛び出し、児童養護施設へと逃げた少女が愛を知っていく物語。 悲惨な状況にあったとしても、出会うべき人との出会いによって、人生がいみのあるものへと変わっていくという物語は多い。 こういう出会いは物語の中だけでなく、現実にもあると思うし、あってほしい。 辛い思いを経験した人々にそういう出会いが訪れることを願ってやまない。 『今日の今の何気ないこの瞬間も、いつかの未来と思わぬところで繋がって、輪っかがまたひとつ増えるのかもしれない。そう思うと、代わり映えのしない日常でも、思わぬところから芽が出たりして、生きているってそれだけで面白いのかも、と思えた。』 『人って、魂を成長させるために生きてるんだって。何回も生まれ変わって、そのたびに魂を切磋琢磨して、完璧に成長できたら、上がりになる』
12投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログ複数の重いテーマを織り交ぜてるけど、 そこまで深刻な雰囲気にならないのは 作者の文章力なんだと思う。 前半は正直読むのをやめようかと思うくらい、 辛い内容なので苦手な方もいるかも。 出会いって不思議で、 それまでの人生を180度変えてしまうことも あるんだなぁと思わせてくれる作品です。
2投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ重かったのか…。 ふむ、なんだか…。詰め込み過ぎかなぁ。 小鳥ちゃんと理夢人くんのお話。 小鳥とリムジン弁当。 小鳥ちゃんとコジマさん。 リムジン弁当との出会いそしてオジバ。 がんもどき。 美船のコト 大人のためのお子様ランチ むしやしない トランスジェンダー 素粒子とか、山伏生活って⁉︎ わかんなくなっちゃって。 児童養護施設のトコも…。 啐啄 ゆべし 旧暦の元日のモヤシ 小雨くらいの火加減 細胞の入れ替わり そして凹凸 養命酒の豆乳割り…。 ポテサラハムカツ 主人公が若いからか…。 コジマさんやオジバ、小百合さん視点の方が、入りやすかったかなぁって。
2投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログタイトルの小鳥とリムジンがまさか2人の名前だったとは。いや、小鳥はわかるけどリムジンは意外すぎた。 高校生の時に家を飛び出して児童養護施設で育った小鳥と、母親に捨てられてオジバに育てられた理夢人(リムジン)。彼が経営するリムジン弁当のお店にに小鳥がお客として入ったことから2人の人生が変わっていく。生まれたからには生きなければ、という考えだった小鳥が理夢人と出会い、生まれてきて良かった、と考えが変わっていく。小鳥も理夢人も良い子すぎる。こんなお弁当屋さんあったら通っちゃうよ。
16投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ⬛︎ 生と愛の話 表からは見えづらい、性的虐待という幼少期を過ごした主人公・小鳥が、大人になり本当の愛を知り自分の心を取り戻していくお話です。表紙のような朗らかな雰囲気…ではなく、生々しいシーンも多く出てきます…。 前半パートの小鳥の半生が語られるシーンは、あまりにも報われず…希望が見えたと思ってもどん底に落とされる理不尽さに、どんどん自分の呼吸が浅くなり、頭がぐらぐらと沸騰するような怒りを覚えました。 世の中に絶望しながらも、合間にあったほんの僅かな暖かな交流が小鳥の生きる糸を繋いでいたのかな、と思います。だからこそ彼女はなんとか自分で這い上がり、ずっと匂い泥棒しかできなかったお弁当屋さんの扉を開け、人生の大きな転機となる理夢人くんとの出会いを迎えられたのかな、と。 ーあぁ、この人は光の中で生きている。圧倒的に強いもので守られている。寝ている時も起きている時も、常に強固な光の甲羅を背負って生きている。だから、この出会いは私にとって最高のギフトなのだ。 本の栞が挟められた場所が、秀逸でした。 理夢人くんもまた、捨て子という複雑な境遇で、育ての親はすでに逝去されています。 後半は、理夢人くんと愛を知った小鳥が営む場面が頻出し、それが一種共依存のようにも見えて…少し異質に感じました。 作中ずっと光の存在としてえがかれた理夢人くんですが、彼もまた言い表せない孤独をずっと孕んでいたのではないのかな…そんな心の弱い部分を小鳥と埋め合えたことで、まさに凹凸として成り立ったというか…。そんなことを考えてしまいました。 余談ですが、作中で理夢人くんが「嫌なことを我慢で耐え忍ぶのは、内臓にすごく負担をかけること。だから本能がヤバイと思ったら行動に移した方がいい。」といったニュアンスのことを言っていて、それが最近の私自身の気持ちと重なって印象に残りました。 見てみぬふりや我慢は、私もこれまでたくさんしてきました。そうするうち、本心はどんどん麻痺して、何が嫌で何が好きなのか分からなくなってきてしまった…このままではまずいと、もっと自分の気持ちに素直になる、と決心したところでした。 ー理夢人と出会ってから、世界を柔らかいと感じる場面が多くなった。世界は、自分の意識次第で、ぐにゃりと曲がったり溶けたりするのだ。 生きること、愛することを改めて考える一冊でした。
0投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログハードな人生を送り生まれちゃったから、仕方ないので死ぬまで生きるしかないと思っていた小鳥。理夢人と出会ってから少しずつ日常が変わっていく。 理夢人が作るご飯が本当に美味しそうで美味しそうで、食べてみたいなぁ!
0投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログ同じ著者の『ライオンのおやつ』をかなり前に読んでとても気に入っていたので、別の作品を。 性被害がメインテーマとして取り上げられていて重みがあるはずなのに、小川糸さんならではの世界観でふわふわした感情がずっと平行線にある。 他にもネグレクトなど負のテーマがあって、若干お腹いっぱいだけど、最後は読み切った満足感があった。
4投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ好きだったけれど、嫌だった、複雑。 誤解なくメッセージを伝えるためなのかもしれないけれど、作者の考え方の説明書のように感じてしまった。 小川糸さんのこれまでの作品を読んでいたらここまで言葉にして説明されなくても受け取れるから、ふたりから感じ取れるままにしていてほしかった。 私のわがままです。
1投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ辛い過去を持つ主人公・小鳥ちゃんが、お弁当屋の理夢人と出会って再生していくお話だが、主要人物が現実的ではないというか、結局最後まで魅力を感じなかった。物語も漫画にありそうな展開で読んでいて恥ずかしくなり、性的なことを言語化し過ぎていて気持ち悪くすら思った。 総じてあらすじから想像していた内容とかなりズレている印象。食べものの描写もあまり興味がないので、正直いつやめようか…と思いつつ、ここまで読んだし…と惰性で読み切ったような感じ。 250206読了、図書館本。
1投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ子どもの頃のつらい体験が「性」に対する恐怖をおこしてしまうのは仕方がないことだと思う。それでも小鳥はとても素敵なパートナーに出会えて素敵な凹凸を経験できてよかったなと思います。 それからおいしい物を食べる事、大事ですね。
16投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ小鳥とリムジン 生きること 食べること 小鳥がリムジンと出会い、 いろいろなことを乗り越えて、 生と性を受け入れていくお話。 食べ物の描写が美味しそうで、 手前味噌作ってみようかなと思ってしまうくらい。 コジマさんと行った、 奈良の宝生寺 素敵な場所だろうなーと思い、 行ってみたいリストにいれちゃうくらい。 小川糸さん すごいです。 後半の流れが早すぎて、 少しついていけない感があったけど、 良いお話でした。 保健室に置いておきたい本です。
0投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ過去との決別って本当に難しい。そんなに簡単なものではないけれど、それ以上の喜びや希望を持てることは本当に幸運だと思う。帯にあるテーマを、この作品を通して感じるかは、人それぞれのような気がする。なので、読者が気づかないような過去作との「◯部作」みたいなのにはして欲しくないなぁ。 2025/1/13読了
2投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ「食堂かたつむり」「ライオンのおやつ」に次ぐ3つ目の「生」の物語ということで、楽しみにしていた本。 生きることとは?がテーマになっていると思うのだけど、3冊に共通する「食」には今回も惹かれた。 早朝からやっている愛情たっぷりの手作りお弁当やさん、いいなぁ。記念日にはスペシャルメニューも作ってくれるだなんて! 今作は「愛することは、生きること」ということで「性」が軸に物語が展開する。 辛い子ども時代を過ごした小鳥が、自分らしく幸せになっていくのは嬉しかったけど、後半の展開の速さに気持ちがついていかなかった。 小鳥ちゃん、思いのほか切り替え上手だったのかな。
45投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ読んでいて勇気と元気をもらえました。生まれつきの幸不幸や生い立ちはどうしようもないけれど、それを分かち合えるそして一緒に痛み分けできるパートナーに出会えた小鳥は結局幸せ者だと思います。人と人が支え合う、愛ってこういうことだ〜と思いました。凹凸という表現が面白かった。
2投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ性について、もう少し若い時にこの本と出合いかんじたかったな… ストレスのある凸凹ばっかりだったな〜 それでも、山登りが好きで自然のなかで五感を研ぎ澄ますことはできた。良かった。 離婚して今は一人だけど私を理解してくれる人がいっぱいいるのは私が五感を持っているからかもしれない
3投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ『生』について描かれたシリーズものの第三弾 しかし内容に繋がりはないので 単独で読んでも問題なしです 『小鳥』は親の影響で苦しい環境にあり、親友との別れ、施設での出来事などを経て人を信頼することをあきらめ、自分の人生すらもあきらめていました。 しかしコジマさんの介護と、お弁当屋さんとの出会いで少しずつ自らの心と体を取り戻していきます。 小鳥が受けた苦しみが辛い分、オジバやリムジンのセリフが心に沁みます。 その分、小鳥の受け入れの速さにちょっと置いてきぼりをくった感覚でもありました。 あとはやはり食べ物の描写が素晴らしい。 食べていないのに丁寧な食事をしたような感覚になります。 食も性も生きるということにつながっているんですね うちの近くにお店があったら私も毎日お弁当お願いしちゃうなー 印象的なセリフがありました 死ぬ瞬間って、案外気持ちいいんじゃないかな そんな風に考えたことはなかったので、印象に残りました
97投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ身体も心も満たされる凹凸を子どもたちには経験してほしい。そんな相手と巡り合ってくれますように。 私はどうだったかな。
1投稿日: 2025.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小鳥とリムジン、どちらも名前でした。独特。 母親の性依存のために過酷な半生を送ってきた小鳥だけど、理夢人との出会いで最低でも最悪でもない人生だという気持ちになれて良かった。性描写が多いけど、性に真摯に向き合ってる。性加害がすごく取り沙汰されてる昨今なだけに、多くの人に読んで欲しい本。魂と魂が寄り添えるような凹凸…。自分もそうありたい。理夢人の作る料理を食べたい。里芋に塩とオリーブオイルならできそう。干し柿きなこなますってどんなだろう。身体に良い、美味しいものが食べたい。
2投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログここ最近読んだ中で1番面白いと思った作品。 性描写が多くて辟易するというコメントもありますが、私は性によって傷つくリスクもあると同時に幸福をもたらす面もあるという二面性を描きたかったのではないかと思いました。 むしろ若い人にこそ、知識として読んでほしいと思います。 たしかに食堂カタツムリのようなほっこりした話が読みたい人には前半部分の方が近いものがあると思いますが… お弁当屋さんのお弁当の描写は本当に美味しそうで、食事って大事だなあと実感。 自分を社会不適合者だと思っていた小鳥が、当然現れた父親の介護やお弁当屋さんとの出会いを通じて生きがいを見出せるようになり、ジンとしました。 小鳥の物語でありながら、物語の節々に小川さんが日々の生活から得た実感のようなものが感じられて、それが読んでいてとても心地良く、この本を生み出してくれて本当にありがとうという気持ちで読んでました。
1投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログ死に至る進行性の病気を患うコジマさんは、父親不詳の小鳥の母と一時期関係があり、今は妻と死別、妻の連れ子とも疎遠で小鳥に介護を依頼した。小鳥も母親とはいられず高卒で一人社会にでるのも厳しく、その誘いに乗り、まだ少し動けたコジマさんに介護や家事スキルをつけさせてもらったのかもしれない。コジマさんは、亡くなった。物語は母親と過ごしながら小鳥が受けていたネグレクトのこと、親友になった美船からの様々な影響、母親からようやく離れた後の世間、介護の11年そして、コジマさんと自宅の間にあるリムジン弁当との出会いで構成されている。まー、小鳥の人生がこれでもかっていうくらい困難です。でも、なぜか小鳥の苦難時代の方が面白くて、理夢人との生活にシフトすると、さほど楽しくなくなったのはなぜだろう。イチャイチャ話は好きなのになぁ。理夢人が若いのに修行僧のように人間できすぎていて共感薄めになっちゃうから?山伏って…。そんなのあるんだ。 この本は「食堂かたつむり」「ライオンのおやつ」と三部作と言われていますが、単独で読んで大丈夫です。食べ物の描写が秀逸なのは変わらず。ただ、最近読んだ「人間みたいに生きている」で食べるのを嫌悪する主人公が、どの小説でも美味しそうに食べる描写多くて嫌になるみたいなこと言っていたのを凄く思い出しました。私にとってその文は、本に重さがあると困るって言われて初めて気づいたハンチバックみたいな衝撃でしたね。 とにかく性の描写はこれでもかっていうくらい出てくるので、中学校以上。高校生の娘でも、読後感重くてげんなりしていました。
9投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログタイトルと表紙絵と内容のギャップ! (爽やかなイメージで読み始めたんで) ちょい強引過ぎな展開かな?と思ったが…………… サーファーと納豆アレルギーの因果関係には ビックリしました。
9投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログ辛い日々を送ってきた小鳥がお弁当屋さんの理夢人と出会って、それまでの「最低最悪」の人生も結果的に悪くなかったって思えるようになるのが素敵。前半は優しくいたわってくれるようなストーリー運びで好き。 でも、性行為をそこまで高尚にする感じに辟易し、最後の方は飛ばし読みになってしまった。期待しすぎて残念感が残っちゃった。
12投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログ初めての小川糸さんの作品。 正直自分には合わなかった。 辛い過去を持つ小鳥に、心の底から愛し合える男性が現れたのは素直に良かったねと言いたい。 でも性描写が多くて、個人的には読んでいてしんどかった。そもそもそういうシーン出てくるとは知らずに読んでしまったのもあるが。。。 かなり期待していただけに残念。 小川さんのデビュー作や過去作、「食堂かたつむり」や「ライオンのおやつ」は評判がいいそうなので、そちらも読んでみようかな。
4投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ確かに。 かたつむり、ライオンに続く3作目って感じ…。 前半しんどくて、 後半急に…え?急すぎない?? 美味しそうな料理の描写でほんわかさせつつ… ちょっとぎゅーぎゅーに詰め込みすぎな…
1投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログすっごく期待してしていたのに、期待しすぎたからかな…性的な描写が必要以上に多いなーと。ペンギンさんとお別れして、少し変わられたのかな。基本的な部分は大好きなので、これからに期待ですが…
1投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログ人によるけど、一定の人は人生の前半がハードモードすぎる...!自分と重なってちょっと辛かった。 「ライオンのおやつ」で大好きな小川糸さん。 本作も見ているとよだれが出てくる笑 美船と理夢人の発する言葉には、名言が詰め込まれていて好きな言葉がたくさんあった。だけど、後半になるにつれて名言が出まくって「筆者が言いたいことを登場人物に言わせている感」がもりもり。 優しい気持ちになりたくて読んだせいで、少し想像とは違った。本当にこれは個人的な感想。
3投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログ著者の食べ物に関わる三部作と言って良いのかな、最近の女性作家の作品のテーマが似たものが多く感じるが、今回は死なないだけマシである、と言うより生を司る方向に向いている、さんまの作ったHがこの小説のように凹凸に変わる事を願う、松本や中居の穢れた肉体関係には閉口してしまうので本書による穢から解き放された心地が気持ちいい、しかし結ばれたばかりであるこれからの夫婦の人間関係が危惧されるのは、世界が狂っているせいだろうか。
1投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログ小川糸さんの本は好きでよく読むが、今回はあまり共感を持てなかった。 糸さんのいろいろな思いがたくさんありすぎて、いろいろなことを書き過ぎてしまっているのかな。そのために言いたいことがわからなくなってしまっている。 最後の方はよんでいるのがすごくつらかった。 性の描写も私はあまり好きではなかったな。 他の人が書いてれば、なんとも思わないんだろうけど小川糸さんの言葉として読むと嫌だった。 私はそう思ったと言うだけ。
5投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログ美味しい料理の香りが漂ってくるような文章表現で、リムジン弁当が実際にあったら通ってみたいと思った。 後半は凹凸の内容が多めで、、前半とのギャップが大きくて話について行けないような感覚が少しあった。 とは言え壮絶な過去を抱えた小鳥が幸せになってくれて本当によかった!
4投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半と後半では別の物語りを読んでいる様でした。後半の性描写は自分には生々しく感じてしまい、もう少しオブラートに包んだ表現して欲しかったです。
1投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ生きるとは。凸凹とは。 愛することの意味とは。 そんなことをホロホロと考えさせられながら おいしそうなお料理を想像しながら 糸さんらしい結びの本でした。
1投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ『生まれてからこれまでの辛かったことは、すべて理夢人というメインのおかずを引き立てるための、まずいけどまぁまぁ栄養のある前菜だったのかもしれない。』 すごい感動するというよりも、読み終わってじんわり心に染み込むようなお話だった。 お弁当の描写が上手で、読んでいて目の前にお弁当があるんじゃないかと錯覚するくらい匂いや味を感じたし、お弁当を食べたくなった。 理夢人も小鳥もお弁当のように毎日暖かい日々を送っていってほしい。
1投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
愛するということ、改めて考えさせられる。 小鳥という女の子はセックス依存症の母親に育てられ、“初恋の人”と中学生の頃に例えようのない別れを経験し、自ら助けを求め入った養護施設では驚愕する恐れを抱き、大人になって”父親“かもしれない人とも邂逅を果たすが切ない別れも。 愛するということに臆病になるのは最もだと思うこれまでだったけれど、あるお弁当と出会い… 最終章、ソコに語られる行為はなんと尊く愛おしいものだったか。 「愛」というものにまだ出会っていない人、迷っている人や恐れを抱いてる人、全てを知った気になっている人にもお勧めしたい。 もっと早くにこの本に出会っていれば〜とも思う。
9投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログとある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。体組成計を買うため―ではなく、寿命を効率よく消費するために。この本は、そんなヒトのオス個体に宿る○○目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。(e-honより)
1投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小鳥は、十八歳になって施設を出され一人で生きていかなければならないときに父親であるというコジマさんからの手紙を受け取った。生活していくために、進行性の難病を患ったコジマさんの介護を引き受けたが、当初まだ身の回りのことができたコジマさんは、小鳥が家事をマスターできるまで丁寧に教えてくれた。しかし、だんだんと病気は進行し、ある朝、ひっそりと人生を卒業する。火葬の場に行く途中にあった「リムジン弁当」で、泣きながらお弁当を食べたのが店主の理夢人との出会い。タイトルは二人の名前だったのか。少しずつ関係を築いていく二人。理夢人が作る料理がとってもおいしそうで、近所に「リムジン弁当」があったら絶対常連になってると思った。性行為依存症の母親とその相手からの虐待、親友の死など、とても辛い思いをしてきた小鳥が、理夢人の料理をおいしそうに食べる。良かった。いつまでも幸せでありますように。
1投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログ前半は辛いことばかりで読むのが辛かった。 小鳥がコジマさんの人生に関わることで人生が上向き、理夢人に出会い最高の人生を歩めるようになった。 食べることは生きること本当にその通りだと思う。理夢人を育てたオジバの存在も良かった。理夢人から語られるオジバは、ステキな人物で大切な何かを持ち合わせてる人だった。最後まで暖かなゆっくりとした時間を感じさせてくれる作品であった。
11投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大好きな小川糸さんの作品。 しかも「食堂かたつむり」「ライオンのおやつ」の流れなんて…と期待しすぎてしまった。 とても素敵な作品だったけれど、さらりと読めてしまい、最後まで期待を超えてくるものがなかったのがちょっと残念。 あらすじは、過酷な幼少期を過ごした「小鳥」の物語。 「愛することは、生きること」とあるけれど、「性」を正面から捉えた作品だった。 母親が性依存症でトイレで幼少期を過ごし、自身も何度も危険な目にあい、つかの間の中学時代の幸せを経て、高校時代は児童養護施設…、という生い立ちが深く辛い。 中学生で子供を産んだが自殺した親友や、捨て子でトランスジェンダーに拾われ育てられたリムジンや、余命少ない時期に娘を探し出し介護を依頼する父親など、要素は濃い。 のに、リムジンと出会って、すぐ幸せになっていく展開があっという間で、あれだけ性に苦しめられてきたのにその後の展開は思ったよりスムーズで、という流れに、それぞれの濃すぎる要素が消化しきれず…腑に落ちず…。 運命の相手に出会うのはそれだけすごいことなのだと思うけど、後半なにか物語に展開があるのかと思ったら、ずっと小鳥とリムジンの心の癒され具合の描写だった。 救いのある物語で、「小鳥、よかったね」ともなったけど、もう少し深みやエピソードのつながりが欲しかったな。 親友(美船)の息子は夢オチだったし、荒れてた高校時代が省略されすぎてて謎だし、極度の人間不信設定が介護施設ですぐ働けてるし、小鳥とリムジンの幸せを描きすぎて、ほかが飛ばされた感じがあったのが残念でした。
3投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログ凄く良かった。 小鳥ちゃんとリムジン君が穏やかに幸せで とても良い。 でも、若干ロマンチックにかけるので4つ星。
8投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ前半は暗くて重くて何だか好きじゃない…と思いつつ読んだが、後半でリムジンに出会ってからは小川糸さんらしい美味しいものと人々の優しさに包まれて救われた〜!
10投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなくふんわりした話しだと思って読み始めたらなかなか残酷な世界が描かれてた。 小鳥と理夢人が惹かれ合って結ばれたことが本当に嬉しくて泣いてしまった。この二人なら凹凸できるって思ってた。 食べることって大事だな。疎かにしがちだけど食べてもらうことできる今を大切にしようって決めた。 オルガズムのくだりは興味深かった。死ぬ時も「逝く」、気持ちいいときも「いく」。フランス語でオルガズムのことを「小さな死」って表現するという。なんか面白い。 オジバの最期の言葉、「愛なんだぜ」に痺れてしまった。かっこいい。私も死ぬ時に最高の一言を残したいな。
2投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
想像よりも性にまつわるストーリーで。 性について、快楽を求め自分の欲求を満たすものとして書かれている前半。性に対して嫌悪感を感じてしまった。 対して命を繋ぐ営み、相手を思いやって心と心が繋がるものとして書かれている後半。 小鳥の辛い半生やリムジンとオジバの話も引き込まれるんだけど、凹凸があまりに後半をしめてしまって付き合い始めのただ凹凸したい盛んな感じがして、性とは生きる事みたいな壮大なイメージを上手くキャッチできなかった。 小鳥とリムジンの恋もくすぐったくて、読んでいて幸せな気持ちになるけど、急展開すぎて2人の世界に気持ちがついていかなかった。 文章は読みやすくてわかりやすくて好き◎
4投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ人との出会いで、自分の居場所が出来たり、安心して眠れたり、ご飯を美味しいと思えたり。 自分が信じれる人と、出会えるって素敵な事だなと思いました。
34投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログ家庭環境に恵まれないで育った主人公。小川さんが描いた食のエッセンスや出会った男の子が温かく、心が救われました。
1投稿日: 2025.01.10
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小鳥とコジマさん、リムジンとオジバの性と生の話。 性の話は強味が感じられるが、 生の温かさと儚さを全面に、 よく使われることのない日本語が美しく 小鳥の幸せが瞬いていた。 出会いは人を変えてくれる。 オジバの考え方が好きでした。 優しい温かい言葉が出てくるリムジンの人柄が良かった。 救われたね、小鳥ちゃん、生きてる事が大切
20投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログお料理の描写がとても素敵で一緒に食べてみたくなるお話です。ラストはハッピーエンドで幸せな気持ちになるお話ですね。 ただ、小鳥ちゃんのお母さんとは絶縁のままなのか?結局はお母さん毒親ってことで終わりなのか、、、と少し残念ながら気持ちになりました。 お母さん目線のエピソードも欲しかったなぁと思いました。ラストはこれで終わりかぁと呆気なく感じました。
1投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログリムジンと出会う前までの小鳥ちゃんの人生が過酷過ぎて、読んでいてしんどかった。リムジンと出会うための試練だとしても辛すぎるよ。コジマさんとの関係だって、介護要員として都合よく使われただけ。今の小鳥ちゃんが幸せで過去のアレコレを肯定できたのは本当にすごいけど、みんなはそんな風にはなれない。 リムジン弁当食べたいし、リムジンみたいな人に出会いたい。 小鳥ちゃんがどうか幸せになれますようにと、祈りながら読み進めた一冊でした。
8投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ愛することは生きること。人生を振り返ったときプラスマイナスゼロ!より少しでもプラスだと思えたら最高で、辛いことがあっても、いつか思い出して穏やかに振り返れたら◎隣に誰かいてくれたらもっといい!大切な人と美味しいご飯が食べたくなりました。できれば理夢人さんのお弁当が食べたい!
1投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ前半の重苦しさと 後半の平和な世界が 相乗効果となっているはず。 後半はツバキ文具店のように 個性的で良い人達が 安心感の中で 自己を確立してのびのび生きている。 ただ、個人的には、ちょっと違和感を感じたなあ。前半や設定の重さに比べ、 後半が上手く行きすぎて、恋に浮かれている感じが、くすぐったくて。 料理が美味しそうに描かれたり、 繊細な心理描写があったり、小川糸さんの 良いところも、もちろん ふんだんに感じたけれど 期待しすぎたのかな? 全体としては 入り込めないままだったなあ。
10投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ小川糸さん、初読。 小鳥ちゃん、幸せを知れて、よかったね。 2024年も楽しい読書時間を持てました。 ブクともさんにたくさんの刺激をいただきながら、読書記録をマメに付けるという習慣も持てて、よい1年でした。 来年もよろしくお願いします!
33投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
愛と性と生の本だった。 小さい頃から理不尽なほど辛い思いをしてきた小鳥。 美船に出会い、一緒にアイスを食べて、美船の秘密を共有し、生きる喜びを得たかにみえた。 でも、小川糸さんは容赦なく小鳥を突き落とした。 あまりにも突然の出来事に読む意欲をなくすほど。 その設定は必要だったのか疑問に思いつつ最後まで読んだ。 リムジンのおかげで小鳥は傷が少しずつ癒えていった。でも、美船のことは最後の最後まで引っかかった。小鳥の中でも、いつまでも消えない哀しみとして沈潜し続けるのではないかと。夢では解決するはずなどない。 相手を労り合う関係の美しさが際立つ小説だった。 小鳥に幸あれと思う。 リムジンの考え方が世の中に広がれとも思う。 自然とともに実感をともなう愛に貫かれた生き方。 二人の関係はすてきだ。
95投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログ『食堂かたつむり』では「食べることは、生きること」『ライオンのおやつ』では「死にむかうことは、生きること」そして、今回小川糸さんが描き出す3つめの「生」の物語は、「愛することは、生きること」です。 前半の小鳥の生い立ちからコジマさんと出会い、コジマさんとの永遠の別れまでは、簡単には言い尽くせない辛く、これほどの苦悩を幼い頃から背負う人生をよく耐えてきたと、胸を締め付けられながらページをめくりました。 後半に入ってニオイに釣られて入った弁当屋さんで出会った、弁当屋の主人理夢人(リムジン)がこれまで小鳥が味わったことのない人間らしい愛情を与えてくれたことは、生きていけばいつか幸せを掴むことができるかもしれないと希望を持たせてくれたことに感謝しつつ読み終えました。 本物のオルガズムは、人間しか生み出すことができない。そこから生まれるのは、愛であり、調和なんだ。 本文p129抜粋 最近では若い人の安易なセックスや望まぬ妊娠が問題になることが多くなっています。そういう若い人たちに送りたい言葉ですね。 更に、辛い出会いと思っていた美船との出会いも、彼女が産んだ息子と巡り合って小鳥はこう語ります。 美船と出会えたことも、理夢人と会えたことも、大きくなった美船の息子に会えたことも、最高に最高にかけがえのないギフトだ。 本文p243 これから生まれてくる人が愛に包まれて生きてくれること、そしてお互いを尊重する愛を知ってくれることを願ってやみません。
5投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログ生と性。 性被害や親からの愛情を感じることができず生きることが辛い小鳥さん。逃げや我慢で生き延びるしかなかった小鳥さんがコジマさんと出会いらリムジンさんと出会い、本当の愛や生きる喜びを知った。苦しくて辛い人たちが、自分の人生最悪でもなかった、と言える希望が見える。 生きること、求めること、感謝すること、再認できる作品です。
14投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログおべんとうは愛だ。 小さなしあわせをつなぎ合わせて みらいのわたしがよろこぶほうへ 自転車こいでいきたいな。
4投稿日: 2024.12.30
powered by ブクログ美し過ぎる・・・小鳥とリムジンの凹凸描写に身悶える。読みながら必然的に、フォトンをたっぷり浴びている。自然との一体感、自然は愛そのもの、命を体に取り入れる、祈りが世の中を支えるって、絶対そうだわ。
32投稿日: 2024.12.30
powered by ブクログ表紙やタイトルからは想像もつかなかった内容のお話で、小鳥の人生は壮絶だったなと思います。 小川糸さん、踏み込んだお話を書いたなと思いました。でも、書かないといけないとも思ったのかなぁ、今の世の中を見ていると、なんて想像もしました。 生まれたからには死ぬまで生きていかないと、と、生きていく楽しみとか何もなかった小鳥がコジマさんや理夢人に出会い、少しずつ変わっていけたのは良かったと思います。 この人に出会うために生まれてきたなんて思える人に出会えたらそれは素敵なことだと思います。
5投稿日: 2024.12.29
powered by ブクログ小さい頃から母親に性行為を見せられ近い場所にいて生活してきた小鳥 母親の付き合う男性や他の男性に嫌な思いをさせられることもあり他人恐怖症に そして中学生の時に親友ができる 父親だと名乗る人に介護を頼まれ介護をしていき偶然見つけたお弁当屋さんリムジン 父親が亡くなった日お弁当屋さんに入り店主理夢人と話そして付き合いが始まる お互いの寄り添いあい
0投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ小川先生の作品は、小説もエッセイも大好き。でも、食堂かたつむり、ライオンのおやつ、どちらも苦手なシーンがあり、途中で読めなくなってしまった。しかし今回は、全部読むことができた。 自分を大切にするとはどういうことなのか、丁寧に教えていただいた。愛なんだぜのシーンでは、涙が溢れた。小川先生の作品は心に染みる。
14投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ小鳥の前半の人生は母親による居場所のない生活・親友の死・児童養護施設への入所・実の父だという男性の介護等辛い事ばかりであった そんな小鳥がリムジン(理夢人)と出会う ロボットやAIでは感じることの出来ない感情を大切にし二人の幸せが続く事を願う
0投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログこんなことが本当にあるのかな?と切ない気持ちになりました。 最終的にはよい人と巡りあえてよかったですが・・・ 情景の表現の仕方などは素晴らしいのですが、今までの小川さんの小説の読後感とは少しが違う気がしました。
0投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ・・・ふぬ。とっても「性」のお話である。 最終的に報わるからいいと言えばいいのだけれども、 なんで美船は死んじゃったんだろうなぁ。 てか、加害者のほうは、結局そのままなのか。 弁当屋の扉を開けた瞬間から、それまでに撒き散らされたことはさておきギュインギュインと幸せになり始めて、おいおい、おーーーい、となる。
0投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ初めの方は読んでる事も辛いことが多く 主人公の小鳥が自ら助けを求めて逃げ出す所も 心が苦しい場面だった。 父親だと名乗る人の介護のシーンも ちょっと泣けた、私だったら出来ただろうか? お弁当屋さんのリムジンとの出会いから 小鳥が救われていく。 その辺からは凹凸のことばかりで ただしたいだけの二人みたいで 前半のお話が良かったのに、残念。
1投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログ凹凸論かな。 半世紀以上生きて、あー、こんなふうに言葉で説明しといて欲しかったと、思う。 ここまでとはいかずとも、経験から学ぶことができた気はするけど、自分で学びとるには時間かかるんだよね。 だから、これから育つ子どもたちや若い人たちに、読んでほしい。 人間とは、ということだったのかも。。
1投稿日: 2024.12.18
