
総合評価
(259件)| 35 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半は良かったんだけど、後半のリムジンの語り(スピリチュアル寄りなところとか、おしゃべりなところとか)と、小鳥がすぐに警戒を解いてしまって、リムジンに溺れていってるところがなんかもう、え?って感じで、大丈夫なのかと心配だった。 小鳥がようやく甘えられる場所を見つけられたのは良かったのだけど、小鳥の甘ったれたセリフがあまり好きではなかった。依存してない?大丈夫なの?
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ初めは、かなり重く読み進めるのが苦しかったのですが、少し楽しくなって来たと思ったら、最後急展開に涙が… その後、コジマさんとの出会いで小鳥は幸せになり最終、穏やかな気持ちで読み終える事が出来て、1冊の中に色々な感情が感じられる本でした。 私には凄くよかったです。
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログめちゃくちゃいい話。当たり前の日常がどれだけ幸せなのか、ちゃーんと生きていこうと思わせてくれる素敵な小説でした。
0投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ性加害というものがものすごくよくわかりました。と同時にたくさんの愛情をもって育ててくれた親に感謝しました。
0投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ悲惨な出来事や経験も、この作者はまあるく包んで読者に差し出す。どぎつくない読みやすい形にして、明日への希望も載せて。 登場人物が所々でいいセリフを言う。頭での情報処理ばかりしないで身体を通じて自然の一部になるという生き方が、いいなと思って私には沁みた。
1投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ親から愛をもらえず、酷い思いをして育った主人公。その体験で魂は損なわれず、捨て鉢にならず生きているうち、この星に生まれってよかったと思うまでになる。親の心ない行いは子供のせいではなく、傷ついても魂は損なわれない。その力で自分で自分を必死に守ってこれた。 きっと私にも、その力があったから今日がある。そんな魂を与えてもらったことに感謝。恵まれなかったことは多く悲しく悔しくて辛かったけれど、培われたものも確かにある。そういうプラスに感謝し、日々の少しずつの幸せを積み重ねて、これからの人生自分で舵をとって生きていきたい。
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログタイトルから想定出来ない内容になっていました。 性描写がリアルに描かれ過ぎていて、少し気分が悪くなったのも事実ですが、それ以上に良い作品だと思う。私も"愛なんだぜ"って最後に言えるような人生にしたいなって思いましたょ。
14投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ理夢人が作る料理がどれも美味しそうで、幸せな気分になれました。 小鳥と理夢人、2人が出会うべくして出会って本当に良かった。
1投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ他の方も言うように、表現が結構生々しくてびっくり。読む場所選ぶかな。 理夢人と小鳥が巡り会えて本当によかった。ずっと誰にも話せなかった話を理夢人に話せて、それを受け止めてくれて。 人のお弁当を作るのも幸せだし、誰かが作ってくれたお弁当を開くのも、食べるのも、本当に幸せなことだよね^^お弁当の蓋を開いたときどんな顔するかな?ってワクワクする。誰かのことを想ったり思いやって動けることが、愛だよね。 私もオジバみたいに「愛なんだぜ」って最後に言って亡くなるような生き方したいな。。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
装画:くのまりさん 装丁:大久保伸子さん コジマさんと美船ちゃんが前フリに思えて、いつリムジンがいなくなるか(亡くなるか出奔するか全部嘘だったか人たらしで小鳥ちゃんみたいな人が他にもいるか)、2人の関係が親密になるにつれヒヤヒヤした。 そういう話じゃなかったので、そうだ私は小川さんの作品を読んでいるのだと思い出した。 リムジンは何故あんなに要素の多い人物だったのだろう…山伏て…
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ小鳥とリムジンに幸あれ リムジン弁当の店構えや雰囲気が頭に浮かんでぽかぽかした 男女の睦事を通して愛することとは何か?を感覚的に考えたり感じるストーリー
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログポインティがポッドキャストで、たしか早く処女卒業しなきゃと焦ってる相談者(ニュアンス)に勧めていて、興味を持って取り寄せた気がする 読んで良かったな 闇の性行為と光の性行為がこんなに作中で両立することってあるんだな 性教育ってもっとしっかりして欲しいよね 作中のような凹凸はしたことないので、へーすげー、こんな感じなんだ〜?となり、そりゃ大学生で半同棲しちゃってこれになっちゃったら、単位落とすだろうなあみたいな、みんなこんな感じだったんだろうなぁみたいな俗っぽい感想w 色々な人に読んで欲しい内容だわ〜と思ったけど、結構生々しいという感想も多いんだなあ
1投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログうーん… あまり登場人物に共感できない…というのもありますし、ちょっと生々しい部分の表現が受け付けなくて読んでいてつらかった。 話の前半と後半の繋がりも強くは感じず、一つの小説としてのまとまりをあまり感じませんでした。 ライオンのおやつがとても好きなお話だったので期待値が上がってしまっていました
0投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ小鳥の子供時代の嫌な思い出の描写が、少し生々しくて辛かったけど、、、何とか読了。 料理が上手な男性に憧れる自分が居たり、 付き合いはじめのカップルの初々しい感じが懐かしかったり、 小鳥も、リムジンも、いろいろあったけど、いろんな生き方があって、良いんだなぁと、再認識した。 自分が読む本では珍しく、ハッピーエンドなのは良かったが、、、後半の大部分は凸凹のハナシで、、、少し興醒めだったかな。。
3投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ主人公の小鳥ちゃんが子どもの頃に受けていた、母親や男性からの静かな性的虐待に胸が苦しくなる。 コジマさんからの手紙も、最初は「実の父だから介護してほしい」なんて、自分勝手なお願いだと思っていたけれど、小鳥にとっては人生が良い方に変わっていくきっかけになったから良かったんだなと思い直す。 小鳥ちゃんが、コジマさんの穏やかで誠実な生き方を見ることができて良かった。 理夢人という、本当に愛せる人と出会えて良かった。
13投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
んーー、微妙っ。でも悪いわけではないから☆3。 親友が死ぬとこまでは面白かったのにその後が…悲しい境遇の人が優しい気持ちで理想のようなものを掲げて語り合う話、よくあるけど全部つまらなく感じる 最初の香りの下りとか結構気に入って読んでたのもあって惜しい気持ち なのにこの本のせいですごいお弁当とフォトンのことを考えている私がいる。お弁当箱持参のお弁当屋さん最高だよね
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ小川糸さんらしい、優しい物語。 過酷な人生を必死に生き抜いてきた主人公が、ある男性と出会って魂が救われていく過程を柔らかく描いている。ただ、主人公の身の上が本当に過酷なので、急に人生が好転したのが少し拍子抜けしたのが正直なところではある。 第四章のフォトンの話がとても好き。
1投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ生まれて生き抜いて、それを繋げていく。どんな事が起こっても悪い事ばかりではなくいい事もあるだろう。今まで生きてきた最悪な事から、取り戻すきっかけになった出会い。色々な描写も出てくるが、小川糸さんらしい言葉だと思った。
0投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ優しくてあったかい人たちに囲まれて、人生を再生していくストーリーなんだと思う。 違和感あって、感情移入できなかった。
2投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ登場人物は、かなりシビアに人生をあゆんでいるはずなのに、なぜか、童話のようなあたたかさを感じてしまう
8投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個人的ベスト本だと思っている「ライオンのおやつ」が、系列に入る3部作目。美味しそうなお弁当屋さんがあらすじにあったので、きっと食べている描写も多いだろうと期待して読んでみました(*´ڡ`●) あっという間の情事展開で、若干びっくりしましたが、主人公が再び孤独にならないように、食べ物からでも彩りあざやかに暮らしていってほしい。 『炊きたての白いご飯の上に海苔を散らし、理夢人がその上に一口大に切ったステーキ肉をのせてくれる。上に、ちょこんとおろしたてのワサビが添えられた。…朝ご飯にステーキを食べるなんて、私の人生には無かったことだ。-第四章モーニングステーキ-』 朝のステーキはちょっと重いよね…となりつつも、案外ワサビが一緒ならいけるかもと思い直し、しっかり胃袋をつかまれてしまいました(〃ω〃)ああ、お腹空いてきた。 2025.10
54投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ温かな気持ちになれる物語。 タイトルの意味を知った時、より一層感動した。 そういうことだったのか、って。 主人公がひとつひとつ前に進んでいく 様子も応援したくなる。 落ち込んでいる時こそ読みたくなる小説だ。
0投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ自分と他人は実は一緒で、地球、宇宙レベルで考えたら全て一体…そんな風に考えたら、人の悩みなんて取るに足らない。 どんな不幸な境遇であっても素粒子レベルで考えたら幸せになれそう。
0投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ文庫化されるのを待てずに買ってしまった小川糸さんの新作。いつもご飯の描写が丁寧であったかくて大好きなんだけど、今回はいつもよりそれが少なかったかな。
6投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ人が作るお弁当には癒しと生命力が含まれる 食事は生きることそのものの象徴 自然の調和と日常のありふれたことから生まれる愛情
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ主人公が自身の生い立ちや親友のことなどを語るところは切ないところはあったが、全体的にゆったりと時間が流れ、幸せを感じる割合が増えていくエンディング。よかったねと主人公には言ってあげたい。
0投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ小川糸さんの作品は、ぎゅっと気持ちが掴まれる作品だといつも思わされます。悪い意味と、いい意味で。この作品で問題提起されている話は、すごくリアルで多々起きている日本の問題なんだと思います。家庭内の問題は分かりづらいので。。。最後は内緒ですが、読んでよかったと思いました。
1投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ小川糸さんのいつもの流れ… 毒親だったりひどい環境からの再生て感じ ちょっと気持ちが入りきれなかったなー (20250731)
0投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログこの本は、性に関して丁寧に書かれていてとても感動する1冊だった。 愛する人と出会うことで小鳥が変わっていく様がとてもリアルに描かれていて読んでいてホッコリした。 リムジンもかっこよすぎるし!!
1投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ポちゃんのラジオを聴いて。 タイトルは2人の名前だったんだね 2章の途中まで、1章の人物と2章の人物が別人だと思っていたから、1人の女性の半生がつながった時、鳥肌がたった。 誰の身体も、男も女もそれ以外もみんな、自分の身体は自分のものだ。
2投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ日々の丁寧な暮らしや心のこもった料理は、人を癒す。 小鳥ちゃん、生きることを諦めないでいてくれて本当に良かった! リム君は自分が受けたたっぷりの愛をみんなに惜しみなく注いでくれる。 愛情は未来に受け継がれていくのね。 ヨシミさん、小百合さん溢れる愛を繋いでくれてありがとう♫
1投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ性と生、そして死について、真正面から取り組んだ作品。自分の身体は自分のもので、何人にもおかされちゃいけない領域。これが繰り返し語られます。自由に生きるとは、そういうことだと。どうしても若い読者に伝えたいという、作者の熱意を感じます。 また、お弁当屋さんの理夢人。生きる意味を具現化する存在として描かれている彼はこう語ります。「怒りや悲しみ、不満は確実に内蔵に蓄積される。だからこそ美味しいお弁当で少しでも幸せを感じてほしい。美味しいものを楽しくいただくことこそ、人生豊かにする大切な要素だ」と。美味しくて体にいいものが人生にとって大切、という考えには120% 共感です。 そして、旅立ちに関して。「死ぬ瞬間って、案外気持ちいいんじゃないかな? 体という檻から解放されて、宇宙に素粒子がパーッと広がっていく感じ」そう言う理夢人は、大切な人の命日をお祝いします。この世界を卒業して、もっと違うレベルのところに行ったのだから、と。この考え方にはストンと腑に落ちるものがあります。”人生を全うした人”には、近い人でお祝いしてもいいのかもしれません。 ただ、これを16歳くらいの時に読んだら、どう思っただろう。ちゃんと消化できたかな? ちょっと自信がありません。充分オトナになった今は、この作品が心と体と魂の愛の物語であると理解できますが。
45投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログイマドキなトピックスを盛り込んだ作品。いつもの穏やかな筆致は心地よい。 ネタについては無難にこなしている、というふうに感じる。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ辛い子供時代を過ごした主人公の小鳥。さらに、親友のもっと悲しい過去と彼女の自殺を乗り越えて、生き抜くことを自分に言い聞かせながら成長していく姿が良かった。 お弁当やさんの話だからか、食材や料理の描写が多く、それがまたすごく美味しそうに表現されていたからお腹が鳴ってしまう(笑)。 優しい話だけど、とても辛い。特に前半は、読み進めるのがキツいなと思う場面も。そういう現実もあるのだろうと思いつつ、なかなか受け止められない。私がいかに狭い世界で生きてきたのかと思い知らされる。
10投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ辛く困難な人生の連続だった小鳥の前に現れたのはちいさなお弁当屋さんを経営している理夢人だった。 最初の小鳥のイメージはすごく暗く感じていました。もちろんすごく辛い経験も困難な人生も送ってきたので仕方はないと思いますが気になっていました。しかし、物語の後半には小鳥が何だか生まれ変わったような少し明るくなったような気がします。この本は人を愛すということの素晴らしさを教えてくれると共に性についても色々考えさせられました。
77投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ最低で最悪の人生を送っていた小鳥。理夢人(リムジン)に会って「初めて」の体験が続いて、別の人生を生きていると言っていいくらいに人生がくるりと裏返った。リムジンの話す言葉一つ一つは宝物のよう。人間は何からできてるって、宇宙に存在するあらゆるものは、突き詰めて突き詰めて突き詰めると光になるんだって…など、心と体を取り戻す、いとおしい物語です。
4投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ小鳥はリムジンに出逢えて良かった。傷ついた小鳥の心をリムジンが優しく包んでくれる。美味しいものは人を幸せにする。つらい過去をもつ小鳥には傷ついた分たくさんしあわせを感じてほしいと思った。
1投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ今年の元日に申し込んだ一万円選書の一冊目でした。 岩田さんがなぜこの本を私に選んだのか、考えながら読みました。 愛し愛される人と出会えたら人生はもっと素敵なものになる。 このようなメッセージかなと受け取りました。 本当に自分を大切に思ってくれる人との凹凸は、それ以外の人とは違うってわかるくらい別のものだと私も知っています。 それを教えてくれた彼には感謝しています。 他の人に勧めたいような、でも虐待の描写は気が悪くなるので勧めにくいような本でした。 To love is to live.
14投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ最初はよかった。だんだん何を読んでいるんだろう、としらけてしまった。「愛することは、生きること」まあ、その通りの内容だが、安易な気がするな。
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の小鳥が前半と後半で全くキャラが変わった 理夢人と会ってからの心の許し方も過去に負った傷のわりに展開が早すぎて違和感… 親友の美船の自殺も急すぎて理由が後でわかるのかと思いきやわからず う〜ん…
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログストーリーは家族、性、愛。さまざまなジャンルにまたがっているが、総じて哲学的な問いを含んでいるように感じた。どこか、吉本ばななさんの小説を彷彿とさせる雰囲気がある。 登場人物が語っていた通り、人間の五感が重要になる世界はこれからさらに加速していくのだろう。日常を描いているようでいて、少し未来を覗かせる物語だった。 この作品を通して、自分の感覚に忠実に生きること、そして近くにいる人を大切にすることの大切さを改めて思う。
36投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ劇的な物語展開があるわけでも、伏線回収があるわけでもなく淡々と物語が進んでいくため、ストーリー全体として特別面白い内容ではなかった。しかし、ドン底から徐々に上向いていくハッピーエンドベースの物語は安心感を感じ、主張やクセが強くない主人公の視点で物語を見ると穏やかな気持ちで物語を俯瞰できた。 前半部は割とインパクトのある切り口で物語へ導入されるが、後半部の恋愛部分が単調で物語展開に物足りなさを感じた。
16投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログ今がどれだけ辛くても、絶望的な状態にあったとしても生きていればきっと良いことがあると考えさせてくれる、そんな作品でした。 主人公ほどの壮絶な人生を歩んで来た訳ではないが、生きていて何だか楽しくないと思うこともある。自分自身を情けないと思えてきてしまうこともある。だけどそういう時こそ前を向いて、良いことがきっと訪れると信じて、何でも良いから頑張って生きていこうと思った。
0投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小鳥の幼少期は性的虐待で、気持ち悪いししんどい。カウンセラーの的外れな、平和すぎる言葉に小鳥と一緒に苛立つ。「おかしい?何か私、おかしなこと言った?」なんて言い草、カウンセリングセンスがないどころの話か。p57 中学の同級生・友人(美舟)が従弟に犯され(お互い初めてで、美舟は従弟を好きだけど恋愛的な意味ではなく、昔はよく一緒に入浴していたからという流れで一緒に入ってみたら、従弟がそうゆうことを始めだして、初潮もきてなかった身でよくわからなかった)妊娠して男の子を出産してそれがまた可愛いなんてなかなかに凄い話を淡々と普通の雑談のように話していてギャップに笑ってしまった。なんでやねん。p72 そんな幼少期を過ごした小鳥は闇堕ちせず、コジマさんという独特な関係と支援のおかげで心が壊れずにすんだ。 現実ではほぼ起こりえないことではあるが、誰かしら信頼のおける人間が現れたりして、心の生き方として現実味があって、苦しいのとほっこり。 その後、理夢人が登場し、食べ物なんかで癒しをくれる。そして終盤で2回くらい性交渉がある。 理夢人との行為には愛があるから気持ちいいとして、性に対する考えが変わったような描写。 その2回目を誘う時に理夢人がsexをサラッと「凹凸」と言っていて、え? 小鳥を見てたら興奮してきたみたいなことを言っていて、え? 凹凸してもいい?→いいよ。みたいなやりとりだったがなんじゃそりゃ笑 そこに愛があって、小鳥は満足して受け入れているみたいだけど表現が気持ち悪い笑 癒しをくれたはずの理夢人も所詮は性に頭を支配された男よ、と思ってしまう。 幼少期のセックス依存症の母親の姿や、その母親とやっていた男に数回襲われそうになった過去と、理夢人との性行為とで対比にしたかったのだろうと思うのだが、結局小鳥自身も性行為からは逃げられないというか、求めてる感じがあってやっぱりどこか歪んでる印象。まぁ本人たちが幸せなら何よりで、何も言うことはないのだが…
21投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログこれからの時代、人間がしなくちゃいけないことは、自分の五感を使ってちゃんと体で感じることだ。もっともっと感じて、感覚を磨いて、感受性を研ぎ澄ませよう。 そして、そのために、いい凸凹しよう。
1投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ小川糸さんの本は"優しい"。読了後は深呼吸がしたくなり、いつもより所作が丁寧になる気がする笑 生きること、食べることが物語の軸にあるけれど、そこに社会、精神、科学など色々な要素が反射して、1/fゆらぎを生み出していると感じる。
8投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログキュンキュンの恋愛が良かった(不倫、離婚、ドロドロは最近は食傷気味)。母親からの虐待が可哀想すぎた分、余計にそう思った。 性に関して、結構踏み込んで書かれていた。妊娠の仕組み、子供達はわかっているのだろうか。心配になってきた。 そういえば私の友人(桜蔭出身)、大学1年の時にお母さんから避妊具を渡されていたなぁ
57投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログライオンのおやつ、食堂かたつむりと作中の食べ物の描写が好きだったので、本作も気にいると思ったけど何だか斜め上の物語でした。 前作から少し不思議な設定?スピ要素があるかなぁと思ったら今作はスピ要素がかなり強い!と感じてしまいました。 恋愛要素が今作は多めというか、キツめの表現があって苦手でした。 恋愛小説が好きな方は暖かく読めていいと思います! ライオンのおやつが好きなだけに、少し切なくなりました。次回作に期待!
5投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ10冊目の小川糸さん。サイン本を見つけて買ったのはいいけれど、なかなか読めずに積んでました。しかもこちら、なんと直筆のメッセージカードまで入っていて、メッセージもめちゃめちゃ素敵で感激でした。 『食堂かたつむり』…「食べることは、生きること」 『ライオンのおやつ』…「死にむきあうことは、生きること」 2作に続く、3つめの「生」をテーマとした物語…「愛することは、生きること」 タイトルから、どんなお話なんだろうと想像していたのですが、「小鳥」も「リムジン」も実は主人公たちの名前でした。 セックス依存症の母親に育てられた小鳥は、15歳の時に自ら家を出て保護施設で暮らしていたが、施設から出て自立しなくてはいけない年齢となり途方に暮れていた。そんな時に父親と名乗るコジマさんから、病に侵された自身の介護を仕事として依頼される…。 愛することと愛されること、愛しあうこと、そして食べることと生きること、が小川糸さん節で語られていきます。 リムジンの作る料理が本当においしそうで、ひとくち食べるだけで心も体も温まってしあわせを感じられそうです。 「人間には、どんなに傷ついても、その傷を自分で癒していく自然治癒力があって、それは本来誰しもが持っているものなんだ。」(229頁) その治癒力を高めるために、新鮮な空気を体いっぱいに吸ったり、滋養豊な食べものをしっかり食べたり、他人と心を通い合わせたりすることが必要なんだな、としみじみ思いました。
9投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ一万円選書。 理夢人(リムジン)の言葉と料理には優しさと愛があふれている。 前半は読んでいて辛くなるけど、「人間卒業の日まで頑張ろう」って背中を押してもらえる素敵な物語。
1投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログ7/20.21 ずっと読むのを心待ちにしていた本。 やっぱり小川さんの本は私に合っていると思った。 たぶん、他の作家さんだったら読むのに時間がかかるような今回の重い内容も、小川さんのあたたかさでなぜかするすると読めてしまう。 理夢人の作る食べ物が温かくて、私も誰かの作るお弁当が食べたくなった。
0投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ小川さんワールドの優しさに包まれた作品。 この本を読んでもっと自分を大切にしようと思えた。あと、愛するって素晴らしい。小鳥と理夢人のような関係性の相手を自分もいつか見つけたいなとしみじみ思った。 人との繋がりって尊いものだなとも実感させられた。 出てくる料理もどれも丁寧で温かくて。 日々の食事ももっと大切にしていきたいと思った。
8投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ小川糸さんの話はどれも大好きです。 今回も読みながら気持ちがほぐれ穏やかに柔らかくなっていきます。 いつもながら食べる事、そして丁寧に日常の出来事を感じながら生きていくことの大切さが伝わってきます。 愛することは、生きること
17投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログ読んでよかった、美味しく、心が救われる温かな物語。 人生っていいことないし、終わっちゃった方がいい、って思うこといっぱいあるけど、ほんの一握りの人たちが生きる意味になることあるよねという話。 それが家族ではなく、愛と思いやりでつながっているのがいい。セックスの話もいやらしくなく、愛の極限の形の表現の一つとして語られているのがとてもいい。食事と同じくらい、尊い行為として描かれている。 凹凸、という言葉もすごくそれっぽい。 居心地のいい場所を見つけたいな、そんな人に出会いたいなって思えるお話でした。
2投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログすごく宗教的だった。 信者さん??ってなる瞬間何度もあった。 すごく重い重い話だったけど、それをちゃんと掬い上げられている感じがあって、この世の闇とか理不尽とかに真正面に向かった上で、人生の輝きとか幸せを描けていて、本当にすごいと思った。尊敬する。 小鳥ちゃんを抱きしめてあげられるような人間に私もなりたいと思ったし、私も小鳥ちゃんのように運命の人に出会いたい、その人と出会った時に、お互いに惹かれ合えるように、自分を作っていきたいとすごく思った。
1投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50374060 他校地の本の取り寄せも可能です
0投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙のホンワカとした装丁からは想像出来ない過酷な始まり。小鳥のようなネグレクトは一見分かりづらいから、自ら児童保護施設に逃げた。親友の美船は家庭に恵まれて幼くして出産ということに耐えたように見えていたけど深い傷に負けてしまう。どちらも実の親元で育っても幸せとは言い難い環境。 一方でリムジンはラブホテルに放置されオジバに育てられ、裕福ではないけど愛情いっぱいに育てられる。何がその人にとってプラスやマイナスになるか分からない。でも、とにかくタイトルの二人が出会えたことは良かった。
0投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ壮絶な幼少期を過ごした女性の話なんだけど、抱えていたものの重さ、その壮絶さに反して、なんかリムジンと出会って、あっという間にトラウマを乗り越えて…みたいな展開で、ちょっとあっけなかったというか、きれいすぎるというか、できすぎというか。リムジンみたいな男性って現実にはいないかなー。 ヤバいなって本能が感じたら、引っ越したり、仕事を辞めたり離婚したりすればいいと思うんだ。人にどう言われようが、人にどう思われようが。そんなの、他人の人生には関係ないことなんだから。 心に残った言葉のひとつ。
12投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログとても素敵なお話。 もちろん、幸せではない過去があり、辛いことをたくさん経験したのちに、 新たな出会いを発掘して… 凹凸の問題も、こうやって自然に進めていけるなんて、最高です。 いつまでも幸せに過ごして欲しい…と、応援したくなります。 なんて可愛らしい小鳥と理夢人❤️
17投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ小鳥の幼少期は、なんだか「とわの庭」を思い出した。 わけもわからず、大人の都合のいいように扱われる子供達。 ニュースでも、教師が盗撮や猥褻な事件を犯し、どれだけ子供たちの心身を傷つけているのか。 少子化問題を話し合うなら、まず現場の子供達をいかに犯罪から守るのか、もっと大人は頑張らなくちゃいけない。 日本の性教育も、かなり遅れていると思う。 美船のような被害者をもう出してほしくない。 傷ついた心に染みる、美味しいリムジンの料理が、読んでいて温かい。 オジバの性教育のおかげで、小鳥もゆっくりと凸凹の本当の喜びや癒しを得ることができた。 中高生に読んでほしい、究極の恋愛物語であり、性教育の本だ。 気になったのは、小鳥の母親が、その後どうなったのか? いずれ、小鳥の前に現れそうなものだけど。
45投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログ過酷な生い立ち、友人の死、絶望の後に幸せが。理夢人があまりに物分かり良すぎて、どんでん返しがあるのかと身構えてたけど、幸せな結末でした。もうこれ以上痛めつけなくてもいいよね。
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・リムジン弁当 児童養護施設で育った主人公の元に突然自分が父親だという人物コジマから手紙がきて、病気だからと介護を頼まれる。お金はくれる。その家に通う途中に「リムジン弁当」という弁当屋がある。 10年介護してコジマが亡くなった日、はじめてリムジン弁当屋で弁当を食べる。 ・小鳥の人生 小鳥は母親がセックス依存症でその相手に犯されかける。 中学でできた美船という友達は、中学にあがるとき妊娠して子どもをうんだ。相手はいとこ。無理矢理ではないがお互いなにしているかわかってない状態。産んだ息子は養子に出される。 美船は将来は保健の先生、老後はカフェのママを小鳥とやる夢を語ったりした。 2人は中学を卒業したらそれぞれ小鳥は共学の高校、美船はカナダに留学が決まっていた。春休み、美船は小鳥に「本当に心から好きな人とやって。」という。たこ焼きを食べて帰り次の日も会う約束をしていたが、翌日美船はビルの屋上から飛び降りた。16 歳だった。 ・オジバについて 主人公が小鳥だった。小島小鳥。リムジン弁当の人は理夢人と言う名前。 オジバはトランスジェンダー 小鳥は美船が死んだあと家出して児童養護施設へ。しかし、そこでも職員から性的虐待を受ける(寝てるとき顔に精液かけられる) 理夢人にはなぜか心を許せる スピっぽい話になる。すべては素粒子みたいな。 理夢人は山伏でもある。 性行為にトラウマがあるって言ってるのにリムジンの距離のつめ方がこわい。いきなり呼びすてだったり、小鳥にも凹凸の気持ちよさを味わってほしいって発言したり。付き合ってその日にキスするの?!一緒に寝るの??! なんかリムジンの会話?言葉のチョイスが気持ち悪い。 2人は付き合って、小鳥は大きくなった美船の息子が弁当屋にくる夢をみる。 セックスのことを凹凸(おうとつ)というのがキモい 最後はオジバの命日に小百合(オジバのパートナーだった人)と理夢人と小鳥で、オジバの好物食べ会みたいのやっておわり。
0投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログ愛することは生きること 小鳥が少しずつ少しずつ、自分の生きる道に光を見出していく物語。性の描写が多くてびっくりしたけど、子供への性教育についても考えさせられた。「同意のないセックスはこの世の諸悪の根源」というオジバの言葉に、小鳥が経験せざるを得なかった問題点が詰まっていると思う。 理夢人の考え方や話し方が温かく、優しさが言葉から伝わってきて読んでいてとても心地よかった。
11投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログリムジンは人の名前。理夢人。 小鳥も人の名前。 一見すると辛い人生を歩んできた小鳥だけど、人との出会いによって心も体もほぐれていく。 自分を守るのは自分だけど、人との出会いも大きいと思う。 読後感良き。
4投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ結局、相手が1人かどうかっていうだけで、小鳥も母親と似ていると思ってしまった私は歪んでいるのか、、でもまぁリムジンがいい人で良かった。
14投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 傷口に、おいしいものがしみていく 苦しい環境にあり、人を信頼することをあきらめ、 自分の人生すらもあきらめていた主人公が、かけがえのない人たちと出逢うことで自らの心と体を取り戻していく。 主人公の小鳥のささやかな楽しみは、仕事の帰り道に灯りのともったお弁当屋さんから漂うおいしそうなにおいをかぐこと。 人と接することが得意ではない小鳥は、心惹かれつつも長らくお店のドアを開けられずにいた。 十年ほど前、家族に恵まれず、生きる術も住む場所もなかった18歳の小鳥に、病を得た自身の介護を仕事として依頼してきたのは、小鳥の父親だというコジマさんだった。 病によって衰え、コミュニケーションが難しくなっていくのと反比例するように、少しずつ心が通いあうようにもなっていたが、ある日出勤すると、コジマさんは眠るように亡くなっていた。 その帰り、小鳥は初めてお弁当屋さんのドアを開ける―― 【個人的な感想】 ライオンのおやつがすごく好きで、期待しすぎていたのかもしれない。
1投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログ小川さん初めましての1冊でしたが、ほっこりあたたかくなるこの感じ好きです。 青山美智子さんと同じような、心がほっこりするのが良かったです。 帯の、 『いいにおいをかぐこと おいしいものを味わうこと いやなことにいやだと言うこと 大好きな人に触れること 心と体を取り戻す、いとしい物語』 ほんとその通りだなぁと思いました。 タイトルの小鳥とリムジンって、どっちも人の名前だったのね!ってびっくりしました。 とてもお似合いの2人でした。 リムジンみたいな人に会ってみたいなぁ~。 過酷な人生からのほっこりで、ほんといい人に巡り会えて良かったなぁと思いました。 前半、アロマオイルの話出てきて嬉しかった~♪ 自分自身がアロマセラピーの資格持ってるのもあり、大好きなアロマの話が出てきて楽しかったです。 他に、アロマの話が出る小説って、何かあるのかなぁ?
13投稿日: 2025.06.15
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手作りのあたたかい料理と、無償の慈しみの愛。 小川先生が描くお話は、 いつも胸が幸せでいっぱいいっぱいになる。 心の栄養をくれた本作には感謝している。 主人公小鳥は、シングルマザーの母親から「本当の愛」をもらえず、自ら児童養護施設に行くもそこでも蔑まれる。そんななか実の父親と思われる「コジマ」さんという人から手紙をもらい、金銭的援助等もあることから交換条件として彼の最期まで看取ることを決意した小鳥。それが幼い彼女の唯一の生きる方法だった… そして小鳥はコジマさんを最期まで愛を持って看取り、亡くなった日に今まで勇気が出ず行けなかった「リムジン弁当」に行くことに…そこにいたのは少し風変わりで、でも優しく包み込んでくれる店主理夢人だった。彼も実はラブホテルで親に捨てられ、そこのオーナーのオジバに育ててもらったという過去があった。そして理夢人はオジバにたくさん愛してもらい、その話を小鳥にするようになる。2人はオジバの話から心を通わせるようになり、恋人になる。 小鳥は今までに母親のことや、親友の死を通して人と接することに臆病になっていた。それを理夢人が優しく丁寧に小鳥をほぐしていく何気ないシーンの数々に、私まで心が温かく優しくなっていくような感じがした。2人が何も繕わず会話をするシーンは潔くて、真っ白で、とても綺麗だった。綺麗で、ずっと2人の物語を見ていたくて読み終わりたくなかった… 最後に2人が自分たちのペースで愛を紡ぐシーンに、改めて「人を愛する」って尊いなと強く思った。 こんなに綺麗な愛のお話を紡いでくれて、 私に小鳥と理夢人に会わせてくれて、 小川先生に心から感謝している。 これからも2人が幸せに、手を繋いで歩いていけますように…
0投稿日: 2025.06.14
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装丁で、ほんわかしたのどかな物語を想像して読むと、ちょっと意外性のあるお話かもしれない。小川糸さんの作品は、大抵そうだけど。 生と死と性。性について、加害について、かなり触れてある作品。 小鳥の幼少期の語りは、前半、ひたすら辛く、しんどい。「父親かもしれない人」や、勇気を出して入ったお弁当屋さんが小鳥を救っていく。 お弁当を初めて食べた時の描写は、小鳥の感動が表れている気がした。あとから、理夢人が、小鳥が美味しそうに食べる…という話をするが、そこにすごく共感できる描写。食事の場面が、想像力をくすぐられる描写で好き。 コジマさんについて、こういうかたちの人間関係の描き方も、小川糸さんの作品ならでは、という感じがした。
5投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログラブホテルに捨てられ、オジバに愛情たっぷりに育てられたリムジンと、セックス依存症の母のネグレクトに苦しむ小鳥との出会い。 私をはじめ読者もみんな祝福したくなる結末だ。 2人の5年後20年後も読んでみたい。そして小鳥の母のエピソード0も是非書いてほしい。
0投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ食堂かたつむり、らいおんのおやつ…と言う流れではない内容だった印象。 あらすじにざっと目を通して想像していた展開ではなかった。
0投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ主役の小鳥の過酷な生い立ちや 親友である美船との別れ、 父親かもしれないコジマさんを介護する穏やかな日々までは胸は痛むけどとても良かった。 後半のリムジンに会ってから(まさか人の名前とは!)話が変わってきた。 この世にこんな男性存在するのかしら? と思ってしまう。 小鳥が愛される喜びに溢れかえって スピリチュアルな話や 延々と性(凹凸という)の話が続いて 何を読んでいるのかだんたんわからなくなった。 私の性格が歪んでいるのかも? 食べ物の描写はこの作家さんらしく素晴らしくて ほんわか香りがしてくるほど 美味しそう。それは良かった。
19投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ導入はとても面白く読みましたが、途中から(コジマさんが亡くなってからか美船ちゃんが飛んでから)理解できなくなりました。宗教?
1投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログ今までの作品とは違う…なんだかワタシは好みではなかった。 もし、今後こんな感じなら多分彼女の作品はもう読まないと思う。
1投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ小川糸さんらしいというか、らしくないというか、ゆっくり、じっくり、読ませていただきました。 言葉のひとつひとつ、情景のひとつひとつが丁寧で、とてもほっこりしました。 非日常がたくさんでしたが、これもまた、読書でしか得られないものだなあと、しみじみ本を閉じました。
9投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ辛く悲しい事を背負って生きてたのに、大好きな人に出会えて愛し合えるようになって良かったね。自暴自棄にならずに頑張って生きてきたもんね。
2投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログ物語前半が重たく本の装丁からはかけ離れたお話に読むことが辛くなりました。 小鳥に向けて逃げなさい逃げなさいと、呪文のように唱える私でした。 よく自分で保護を申し出たとあっぱれ。 生きる力があったんだね。 その後の展開は表紙の絵のように暖かい色になりホッとしました。
8投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログシビアな境遇で育った小鳥が、自分を取り戻し、のびのびと生きていくことができるようになるまでの物語。かなり刺激的な描写もあるが、小鳥を語るためには必要なことだと思う。中学生には(ひとにもよるが)、少し刺激が強いかもとも思った。 小鳥がコジマさんやリムジンと出会えて本当によかった。
3投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ美味しそうな話 そんなに上手くいくものか?という感想だったが、物語だからこそ上手くいく例を見せる必要があるのかもしれない。 これ以上、美しい船が壊れないように
0投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ辛い日々を過ごしてきた小鳥、親のいない李夢人、美味しいものを一緒に楽しく食べることのできる関係って素晴らしい。とうか、幸せでいてほしい。
0投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小鳥がリムジンと惹かれあってから、いつまた美船との関係のように落とされるのかと思ったら、ハラハラとページをめくり、2日で読了。美船の息子さんに会えてよかった。母の犠牲になる小鳥がかわいそうで最初はとても辛かった。でも、ハッピーエンドで終わり、ホッとした。 2人が夫婦になり、お弁当屋をやってそこを訪れる人々の物語… そんな続きの物語があったら読んでみたい。食事の描写が素晴らしいので、その続編を期待したい。
0投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログことりちゃん、良かったね。 ほんとにほんとに、良かった(T_T) 謎の母親心が溢れてきて涙がにじむ、 よい本でした。 お弁当って、食事って大事なんだなぁと。 ふだんあまり食事に興味がわかない自分としては、反省。。 子どもたちのお弁当、がんばりたいと思います。
6投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ小川糸さんの生活そのもののような、美味しい料理や人生観だった。 読んでいて、清々しい空気を吸い込んでいる感じ。 リムジンや周りの人達の、性に対する考え方が素敵だった。
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ母親から性的な被害を受けていた小鳥。中学生になり危険を感じた小鳥は児童相談所に逃げる。しかし、そこも安心できる場所ではなかった。父親と名乗る男性の介護を引き受けて最後まで看取るなど、大変なこともあったが、弁当屋リムジンで素敵な出会いもある。性教育の小説だなあ、と思った。
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログあまり料理の印象はないかな。 ライオンのおやつが死をテーマにしているなら、こっちは生(性)をテーマにしていると感じた。 ずっと救いがなかった小鳥にコジマさんとリムジンが来てくれて本当によかったと思う。
6投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログ子ども時代に母の無理解と性暴力、毎日学校で眠るような悲惨な日々を経て、男性不信に陥る小鳥。 不幸へと導かれていくようであったが、学生時代に出会った美船に心を救われる。 ただしそれも束の間。 もはや生きる事さえ苦痛でしかないはずの小鳥は理夢人と出会い… 中盤くらいまではあまりにも悲惨な人生に、読むのも辛かったのですが、終盤に向けて、ちゃんと人生を生きられるようになる姿に励まされました。 私の悩みなんてちっぽけで、強く生きなくても、きっと誰かが支えてくれる。 そう思ってもいいんだと勇気づけられました。
10投稿日: 2025.05.28
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おいしそうな料理が沢山でてくるお話。 小鳥の幼少期はとてもしんどいものだった。 殴ったりネグレクトだったりはないものの、セックス依存症の母と二人暮らしで、日々母と男のソレの声を聞かされ、時には見せられて成長してく。 成長してくると、母がお風呂に入っている間に男が小鳥の部屋にはいってきて触ってたり服を脱がそうとしたりもあった。 が、必死で抵抗して未遂に終わる。 部屋のカギをかけてもらえないので、トイレにこもることにした。2階のトイレは母も男も使わないのでそこで勉強したり寝たりしていた。 だけど万年寝不足。 ようやく美船という友だちが出来た。とてもかわいかわい女の子。 美船にも友だちは小鳥しかいない。ずっと一緒で、お泊りもして、将来の話もしていた。 が、美船にもかかえているものが。彼女はその行為がどういうことなのかも分からないときに従兄に悪戯されて妊娠し、気が付いたときには中絶もできずに息子を出産していた(だから学年は一緒でも留年していて1つ年上) 「いつか息子に会いたい」という彼女。 でも高校はカナダに留学することが決まった。明日、一緒にカナダに必要なものを買いに行こうね・・・って約束した日、彼女は死んだ。 小鳥は自力で児童相談所に駆け込み、高校はそこから通った。大学に行ける学力はあったけどお金はなかった。さて、どうしよう・・と思ったときに、父親から連絡がきた。顔も知らない父親は末期がんだった。 彼女は父親の介護を、仕事としてすることにした。 なまじ、お互いに父子という時間がなかったため、ふつうに介護者とヘルパーの関係。でも、そこで父なりの彼女への感情を受け止めた (父は当時既婚者で不倫だったのもあり、性に奔放な母とは別れていた) そんな父を最期まで看取った。 父の家に通う途中にある「リムジン弁当」。入る勇気がなくていつも匂いだけをかいでいたが、ようやくはいってみた。 もう閉店間際でお弁当は1つしかなかったが、イートインできるというので食べていく。 がんもも大根もおいしい。これなら食べさせてあげられたかも・・と思うと涙がでてしまう。それで店主がはなしかけてきた。 リムジン弁当はみんな自分のお弁当箱をもってきて、そこにつめてあげるシステムもあるらしい。 あずけておいたら、出勤前通学前にとりにくる。小鳥が食べたような使い捨てお弁当場もあり、ここのイートインはオバちゃんたちのたまり場になっていたりする。 これを機に小鳥はリムジン弁当にかようようになり、店主の理夢人(りむじん)とも仲良くなる。 理夢人は、この近くにあった連れ込みホテルに捨てられていた赤ん坊だった。オーナーのゲイの「オジバ」が名前をつけて育ててくれた。 自然を愛し、平日は菜食主義者。山伏でもある。 そこから、小鳥の世界がひろがっていき、理夢人とかかわることで 過去の性に対する嫌悪感や、美船のこと、父だった「コジマ」さんの事など、癒されていく。 って言うお話。 とにかく、丁寧な丁寧なごはんがおいしそう。 小川糸さんの小説はいつもおいしいものが沢山でてくる 心がほわほわするとてもいいお話でした。
1投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コジマさんとの出会いから、受け入れがたい 厳しい生い立ちの2人、フワフワとした出会い、夢見心地なその後 基本的に女性向けの小説かな? どこかがファンタジック 主張は分からないでもないが、スピリチュアルに頼る部分も多く、個人的には共感しにくかったです
4投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログ過酷な環境の中で育ってきた主人公が、性的なことに嫌悪感を持っていたが、素晴らしい男性に出会い、愛を知り、幸せになっていく良い話だった 出てくる食事も美味しそうで、自分も作れたらなぁとうらやましく思った
1投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ読み始める前にイメージしていたものとちがい、後半は性に関する描写が多く疲れてしまった。 でも、でてくる料理は美味しそうだし、小鳥が愛によって再び生きる力を得ていく様子はよかった。
2投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ糸さんの相変わらずほわほわとする様な文章と雰囲気は変わらずのまま、それでいて中身は愛と生のなかなかリアルなお話。 ほわほわとした雰囲気がありつつ、糸さんの書く話は結構ヘビーな境遇の登場人物が多かったりする。 糸さんのほわっとした文章で凹凸の描写が書かれたのを読むのは何だか新鮮な気がした。
3投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログ一風変わった恋愛小説と言えるだろう。 幼少期、思春期に主に精神的DVを受け、孤独の中に生き続けていた主人公が、ある人物に出会い、恋愛をし、新たな人生を見出していく姿を描いている。 肉体関係、セックスなども描かれているが、現代の純愛小説とも言える作品。
0投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログ性と自然と山と、愛。 食から見る命の繋がり。 分子、原子のレベルに落とし込むと、私たちはひとつなのかもしれない。 おもしろい考え方だなあ、日々辛くなって来たときにまたこの考えをできるようにしたい。
15投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ題目でチョイスしたら、あまりの違和感に疲れてしまった。食べ物は美味しそうで良かったのだが、性描写が多いのは苦手で、好みではない。 傷を負った心を徐々に癒していく主人公が幸せに向かって行くのは良いのだが。
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ壮絶な生育歴であっても、人生で出会う人との交流を通じて再び生きることができるということを描きたかったのか 後半の小鳥とリムジンの料理を通したやり取りをもう少し掘り下げて欲しかったかな 後半は前半ほど心が動かなかった
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんだか前半と後半の雰囲気が全然違うのよね。前半は悲痛な人生から抜け出したことや、死に向かって行く人の介護について考えさせられる。後半はラブラブな話がただただ続いていく。前半のところからこうなって良かったねと言いたいところなんだけど、なーんかこんな上手くいくかねとか思ってしまう部分もありつつ。 しかし、、、まさかこの本のタイトルが名前だとは思わなかったわ。
3投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ小川糸さんらしい話だった。過酷でとてもじゃないけど見てられないような人生を途中まで送ってきてるのにとても綺麗でピュア。眩しいくらいに。私は全然なのにそうは生きられてないな。 リムジン弁当、すごくすごく食べたい
9投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ人物設定はちょっとぶっ込み過ぎな気もするが、美味しそうな料理でふわっと包み込まれている自分がいる。料理による回復の3部作目 心理的に過酷な環境から自分を否定していた主人公小鳥が、理夢人リムジンと出会い今の自分として生まれた事を喜べるようになる。「愛」とは? 出版社はポプラ社なんですね! 私の30代独身の息子がこんなに心通わせ愛し合える人に出会えたらいいな…と思った。 星はウーン3.5かな?
1投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ「愛することは、生きること」 孤独な主人公の小鳥 ひっそりと暮らす彼女は心を閉ざしていたがリムジンと出会い硬くなった心がほどけていく 虚無から光り輝く希望が生まれていく 地道に日々を真っ当に生きているそういう描き方がいい
0投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログこれで3部作を全て読んだが、どれも読み易いものの暗い内容で、気持ちも重くなる。 主人公の小鳥は性依存症の母親のために過酷な少女時代を過ごし、また親友の友達も子供を出産し自殺するという展開。救いが、父親を自認するコジマさんとの出会い。そしてコジマさんを介護することにより、微かに人生が好転して行く。 弁当屋のリムジンとの出会いも偶然のようで必然。リムジンもを捨て子でありながら、自分に無償の愛を注いでくれるジェンダーのオジバに育てられ、感謝を持って生きている。性に不馴れな二人が出逢い、じっくりと愛を育み、そして結ばれる。 「愛することは、生きること」というテーマで、最後は心が温かくなって読み終えた。
73投稿日: 2025.04.28
