
総合評価
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powered by ブクログ人類はどうやって生きてきて文明を築いたのか。これから先どうなっていくのか。人間だけが頭の中で考え宗教的に数学的に物理的に謎を解き明かそうとしてきたけれど、凡人の私にこの本を理解するのは難しかった。この先どんな未来があるのか分からないけれど、人間は小さな奇跡を感じながら生きていけると思いたい。
6投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログスピリチュアル系のお話やSFが多くて、個人的には読んでてもあまり乗り気がしない作品だったかなと思います。 本作は6編からなる短編集で、聖書の翻訳のお話や、右翼系の母を持つ宅配者のお話、SNSアカウントで神格化されている人のお話など、「神」や「宗教」などに関わるお話が多い作品。 小川さんの豊富な知識量が伝わってくるような題材だったのは否めないのですが、あまりにも自分に縁のない世界すぎて、終始頭にハテナマークが浮かんでました。 SNSアカウントの神格化の話は題材は割と好きなのですが、切り口と描写が少し独特だったように感じて、そこもうまく噛み合わなかったなという印象でした。
52投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ぐぬぬ、自分の頭が弱くて申し訳ない。 半分ぐらい流し読みしてしました。 カタカナが多いとどうも頭に入ってこなくて、 現代のお話のところと、最後の章はとてもよく楽しめました。 風俗のところのお話とか、ダジャレとかくだらない話があってそこは電車で読みながら笑っちゃいました笑。 最後の章のお話は短いページ数でありますが、中身は人類の歴史というか積み重なったものが伝わるようなとてもいいお話でした。 哲学や宗教の話がすごくボリュームがあって、理解しようとしつつ流し読みでもめちゃくちゃ時間かかりました。 ただ、作者のこと好きですしまた次回作も期待してます。
8投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神から最も遠いところで生きているような人々の、それでも神を近くに感じている物語。 世界はメジャーでまわっている。マイナーに属する人々は神の視線からは外れているのかもしれない。いや、全知全能の神なら外れている人々などいないのかもしれないが。 それでもどこかの片隅でちいさな人生を送っている人々の、その日々たち。 何かを生すため、とか、何かを変えるため、とか、そういつ大それた人生でなくても、それでも昨日から今日に、そして明日に続く毎日を生きている。 そんな一編を切り取った6章。 最終章「ちょっとした奇跡」がとてもとても好きだ。 奇跡の一瞬の鮮やかさと尊さ。希望の光のカケラ。
5投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログ感想 信仰の狂気。見えないものに心を傾けられるか。仲間がいるからこそできてしまう。神は造られ悪魔を躍らせる。背後でほくそ笑むはただの人。
5投稿日: 2024.10.11
powered by ブクログ思わず「スメラミシング」の名をSNSで検索してしまった時点で、小川哲ワールドの住人となってしまったと自嘲しました。神も王も陰謀もゼロも奇跡ですらも作家は世界を創造し破壊し、再生しうる存在なのだと、小川先生の作品を読んでいると強く感じます。 表題作が一番好きでした。話が通じない人、という話を聞きますが同じ世界軸に立つと会話はこんなにもクリアになるのだと興奮します。どの作品も信じることと破滅への道のりを強烈なインパクトとともに見せてくれました。
7投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログまたまたやってくれました。小川哲さん渾身の最新短編6編本人の体験談ではないかと思う高校生の時の小旅行私の地元の駅や花火大会も出てきて親近感がわきました。クイズ形式のお話も出てきて読み応え充分哲学的エンタメ小説と解釈しました。あなたも読んで楽しんでください。
12投稿日: 2024.08.29
