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「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋 フリーランスが訳し、働き、食うための実務的アイデア
「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋 フリーランスが訳し、働き、食うための実務的アイデア
井口耕二/講談社
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総合評価

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    【動機】翻訳という仕事のことを知りたくて 「自分に向いているかどうか」を知るための判断材料にもしたくて読んだ。 「ふわふわと想像していた」内容が、「地に足のついた」ものに変わってきた気がする。 「自分の得意な(書籍の)分野を選ぶこと」で「翻訳のスピードを上げ」られたり、理解度が高いことで「わかりやすい表現ができ」るようであれば有り、だろうか。

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    投稿日: 2025.04.25
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    『スティーブ・ジョブズ』翻訳の舞台裏はもちろん面白かったし、翻訳者としての技術、知識、工夫、スキルアップなども非常に参考になった。でも特にページをめくる手が止まらなかったのは、後半の子育てを含む人生設計の話だった。 人生の選択において、合理性と感情面のバランスが絶妙。もちろんそのバランスを取るためにたくさんご苦労や葛藤もあったはずだけど。 井口さんの奥様の「運動を先約の仕事だと思え」という言葉は、運動以外でも、やりたいけどつい後回しにしてしまう色々なことに応用できる。 翻訳時に特に今後気をつけようと思ったのは「非出現の状態が無標」という考え方。英語にある要素を忠実に訳すことで、日本語に意図しないニュアンスが加わってしまう可能性がある。

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    投稿日: 2025.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・原文は親切に読む。訳文はいじわるに読む。 ・英語は「原因が結果をもたらす」という組み立てが多く、日本語は「人がにじむ(「今日、ご飯を食べた」など、示されてはいないけど、人の存在が感じられるもの)」、つまり、「だれがなにかをした」となることが多い(149) ・日本語の訳文で「必要なことだけを書く」:読者の負担を減らすため。訳抜けと言われかねない怖さはある(153)

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    投稿日: 2025.02.08
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    異色の経歴を持つスティーブ ジョブ関連本の翻訳者が、スティーブ ジョブ公認の伝記を訳した時の舞台裏から、翻訳者の仕事のタイムスパン、筆者が思ういい翻訳について、自分の翻訳者となるまでの歩み、暮らし、趣味などについて明かしている。 前半は、スティーブ ジョブスの公認伝記本の翻訳がいかにイレギュラーでタイトなスケジュールであったかに多くページが割かれている。それを遅れることなく成し遂げた自分への自負や、その環境下での翻訳について、本を読んだ読者からの耳の痛い意見に、反論したくなる気持ちも垣間見えた。 翻訳はわかりやすければそれでいいのか?という筆者の考え も理解できたが、少し言い訳がましくも感じた。 例に出されてる訳を読めば、翻訳者の深い考えがあってこの訳になったのだなという思いは、普通の読者にはわからないし、読んでいて唐突感があると思う。 大体は「実は翻訳者も、はっきりとは意味が分からず、ど直訳したのだな」と思うことが多い。 訳し方の工夫は理解できるが、英語の流れ、日本語の流れの章の図は、筆者の頭の中では整理できているのだろうが、全く意味が分からなかった。 筆者の出版翻訳者になった経緯や暮らし方、趣味などの話も興味深く充実した人生を送っているように思えた。 スティーブ ジョブの公認伝記のみならず他の経営者の伝記本も訳しているようなので、筆者の翻訳本を一度読んでみたくなった。

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    投稿日: 2024.09.20
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    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10279347

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    投稿日: 2024.09.06
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    スティーブ・ジョブズ等の本を翻訳されていた方が、自身の働き方、生活について紹介。 フィギュアスケートで全日本選手、東大卒業に8年、大手石油会社を子育ての為に退職等、興味深い話が多々ありました。 齋藤孝氏の本で「外国の本は良い訳者、自分に合った訳者をいかに見つけるかが重要」とありましたが、この方の本を読んでみたいと思いました。

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    投稿日: 2024.07.22