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総合評価

2288件)
4.4
1113
776
259
30
8
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    文章がわかりやすくて読みやすい たくさんの美味しそうな料理が出てきてお腹が空く 登場人物の個性がはっきりと描かれており、読み進めるうちに登場人物の行動の意味がわかってくる。春彦の死因が分からないまま話が進むミステリー要素も若干あるが、愛がテーマだとわかる。 現代の社会問題が多く取り上げられている。 私としてはイマイチのめり込めず、どこか他人を見ているような感覚で読み終えた。あまり感動はしなかったが、温かい話だと思った。

    4
    投稿日: 2025.08.21
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    おもしろかった!読み終わって充実感がある。いくつかのドラマが交錯しているけど、とっ散らかることなく、逆に物語の密度を上げている。それぞれの人物が際立っているのもよかった。 人ってどこかに弱さがあるし、とことん悪意だけの人もいない。わかっていても、イヤなやつと関わり続けようとするのは難しい。でも、やれないことはない。

    4
    投稿日: 2025.08.21
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    本屋大賞は必ず読むよ。 と決めて手にとりました。 せつなの料理を想像しながら久々にじっくり読みました。面白かった。 最後、薫子はちょっと強引かな。ともおもったけど、せつながこれを受け入れたんじゃないかと思いカフネの意味も理解できて、よかった。 私は薫子の年齢に近く、でも生き方になんか共感できる部分もあり、これからも頑張って生きて行こうと背中を押してもらえた!

    4
    投稿日: 2025.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり本屋大賞1位の作品イメージそのものでした〜。 だからこそ主観として、苦手なところもあって、ハルキが「みみずく」で言っている 「本当の出来事とか、 本当にそこで血が流れたような出来事とか、 悲しみや恨みとか、そういったものを自分の物語に利用することはできない。」 だったりとか、 村田沙耶香さんの「世界99」で登場人物が言っている 「感動って安全な場所にいる人間の娯楽なんだなーって思います。」 ってところにすごく共感するので、素直にこういう作品を受け入れられない。 でもでも、もちろん面白いと思う部分はあったし、私なりに良いなぁと思ったところをメモメモ。 「仕事があり、家があり、いつか自分のもとに生まれてくる子のために貯めていたお金もあり、きっとこれからも生きていくことはできる。 だけど、私はそれだけでは心をたもてない。 おまえはそこにいてもいいのだと、誰かに認めてもらえなければ、自分が生きることを肯定できない。」 「でも、いつかちゃんと全部終わるから。裕福な人も、貧しい人も、うまくいってる人も、何もうまくいかない人も、死ぬことだけは全員同じだから。だから大丈夫だよ。」 「でも栄養が意味ないっていうのはいただけない。死ぬまでは生きなきゃいけないし、健康じゃないと生きるのはますます苦しくなる。なるべく快適に生きるためにも栄養は必要。あとね、おにぎりを作れるようになると、人生の戦闘力が上がるよ。」 ライトなものでも、感動系でも、本に親しみを持ってくれる人が増えるのであれば、それはそれでとっても大事なことなので!! そしてなんといってもこのこの本はビジュ優勝!本を見て「かんわいいっ!」ってテンション上がるのはすごく嬉しい。 装幀デザインは誰か思わずチェック。 岡本歌織さん、初めまして!

    4
    投稿日: 2025.08.21
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    野宮薫子の弟の晴彦が誕生日に突然死した。晴彦の元恋人という小野寺せつなと薫子がカフェで待ち合わせるところから物語は始まる。自分の主張が強めな両者。ぶつかるのは仕方がないが、そこには相手に見せられない姿も隠し持っている。また、晴彦にも家族にずっと内緒にしていた姿がある。なかなか人間は素直になれないし、どんなお節介焼きでも相手のことを理解するは無理だ。そんな普遍な人間関係を踏まえて私たちは生きていくしかないのだろう。「カフネ」はせつなが務める家事代行会社。ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」という意味。薫子がせつなと一緒に家事代行のボランティアをする姿は、きっちり仕事をこなすバディのようで格好いい。

    5
    投稿日: 2025.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    様々な社会問題が散りばめられている印象だった。 主人公の薫子が、不妊治療の失敗や離婚を経験し、お酒を飲む毎日を生きている中で、最愛の弟が死んだ。 弟は明るくて天使みたいな笑顔で、皆からの人気者だった。両親も弟が大好きで、そんな弟が残した遺言書に付き合っている彼女への分配を希望していることを知り、薫子に何とかしてくれと、押し付けていた。 弟の彼女せつなは、遺産は要らないと頑なに拒否し、その代わりに薫子へご飯を作ったり、ボランティアの手伝いを依頼していく。 せつなとボランティアを続けていく中で、様々な家庭に出逢い、色々な人がそれぞれの事情を抱えて生きていっていることを薫子は知った。 そして、せつな自身も色々な事情を抱えており、また弟も素敵な笑顔の裏で苦しんでいたことを知った。 自分に見えていなかったことを知った薫子がどう生きていくのか、薫子をそっと見守るように読み進めていくような、優しい描き方をしている物語のようだった。 人に敵意を向けるのではなく、相手がどんな背景を背負ってここにいるのか、自分はその相手に何が出来るのか… ボランティアをしていく中で、薫子は身に染みたのだろうと思う。そして、少しでも人の役に立つ、それが薫子の切り開いた人生なのだろう。 実際、最初と最後では全くの別人のような、今後の薫子の生き方を応援したいと、元気をもらったような気がした。

    4
    投稿日: 2025.08.21
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    愛しい人の髪に手を入れる動作、なるほど。確かに誰かを思う気持ちってそのくらいの優しさとか遠慮がちなくらいがちょうどいいのかな。 せつなさんがとっつきにくすぎてもどかしかった。慣れてきた野良猫が急にそっけなくなるみたいな。え、なんで?って悲しくなる。 こういう人と人との繋がり、なかなか持てないから羨ましいなぁ。

    4
    投稿日: 2025.08.21
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    面白くて一気に読んでしまいました。 ラスト、せつなが薫子に心を開いてくれたこと、それがカフネの意味を象徴する場面になったのは嬉しかったです。 薫子は今どき珍しいくらい真っ直ぐで、信じたものには猪突猛進。その行動力には驚く場面が多かったです。 最後は暴走しすぎな気もしましたが… その結果、いい方向に向かいそうで良かったです。 せつながどこの家庭でも作っていた卵味噌は、津軽地方の郷土料理である貝焼き味噌の貝無し版のようです。 貝焼き味噌は青森で食べたことがありますが、自分でも作ってみたいと思いました。

    30
    投稿日: 2025.08.20
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    主人公「薫子」の理由も分からぬままの突然の離婚。愛すべき弟の突然の死。そして、言葉遣いがひどい、弟の彼女の登場。とにかく、のっけから怒涛の展開で、読み始めて早々に物語に引き込まれてしまった。どの登場人物もキャラクターがしっかりと特徴立っており、いろいろな目線から物語に浸れるような作品でもあった。 印象に残る台詞も多く、「子どもを産むというのことは結局のところ親のエゴ」という言葉に、子供を産むという固定概念を揺さぶられるような感覚にもなった。また、「人間は自分以外の人間のことは何ひとつわかるわけないんだよ」という台詞には、絶望でもあり、救いの無い真理でもあるような感覚に陥った。この作品には都合の良い展開は用意されていない。それでも人は生きていく。いろいなことに折り合いをつけながら。 これぞ納得の25年本屋大賞受賞作品。初の阿部さん作品を存分に堪能し、筆を置く。 ★4.4

    155
    投稿日: 2025.08.20
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    今年の本屋大賞を読みたいと思い手に取った1冊。 全てを失っても、何もかもダメだと思っても生活は続いていく。 そしてお腹は空く。 『腹が減っては戦はできぬ』と言うことわざがある。 これを言うと武士の方に怒られるかもしれないが、毎日の生活も戦みたいなものだと思う。 だから人間には食がそれだけ必要だと言うこと。 ただ自分が追い込まれてる時ほど大切なことって疎かになりがちだと思う。 そんな中で主人公が人生に絶望していた時に、食と食を通して繋がり深まる人との関係が読んでいてとても素敵で爽快だった。 食から始まる再生の物語をぜひ多くの人に読んでもらいたいと思う。

    4
    投稿日: 2025.08.19
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    読み進めていくうちに見えてくる、登場人物たち其々の想い、事情、背景。 表に見えていないだけで其々色々抱えている(た)ものがあって。 それを真から分かり合うことはできなくても、食や空間を整えることで、鬱滞した思考や状況に風を通し、再生へと向かっていく。 事実を客観視できるようになってはじめて、過去に折り合いをつけられて、その後の成長の糧になるんだなと思った。

    10
    投稿日: 2025.08.19
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    食べることは生きること 野宮薫子 小野寺せつな 野宮春彦 滝田公隆 港航一 登場人物みんな、スピンオフでお話にできそうなくらい生きることに一生懸命 それぞれ影を落としているけど、やさしさに溢れているお話 たしかに没入、いろんな場面で共感したり清々しくなったり、最後はそうあって欲しいと思う方向に進み穏やかに読了

    4
    投稿日: 2025.08.18
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    泣きました。 てっきり、家事代行カフネを通じた食と生のエピソード、くらいの軽い感覚でいたので… まさかこんなに中盤〜怒涛のように色々なものが波のように登場人物を紐解いていくとは…

    5
    投稿日: 2025.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025本屋大賞受賞作 細かい描写と圧倒的な表現力で物語にとても没入できた。今まで読んだ本の中で1番、頭の中で物語が浮かび上がってくるような感覚だった。 薫子は弟の死をきっかけに、弟の恋人であったせつなと出会う。そんな2人の掛け合いは見ていてとても面白かった。 "弟の死の真相を解き明かす"という物語の軸でありながらミステリー要素であるので、とても読みやすく、心温まる話だった。 丁寧な描写で作られていくせつなの料理は、どれも美味しそうで、この本の最大の特徴でもあった。手際よく美味しい料理を作れる人にすごく憧れた。 弟は周りを惹きつけるほどの人当たりの良さを持っているけど、人の見たくない部分まで背負ってしまった。 そしてそれはきっと周りの環境が彼をそうさせてしまったんだろうね。 でも港に対してもせつなに対しても中途半端なのはよくないように感じた。春彦なりの処世術で取り繕い方なんだろうけど誠実じゃないようにも感じた。 この本を読んで、人の生い立ちや背景を知らずに先入観だけで人を判断してしまっていたなと改めて感じた。薫子もせつなも最初の頃はあんまり良い印象ではなかったけど、読み進めてそれぞれの生い立ちと周りの環境が分かるにつれ、そうしなければ生きていけなかったのかもしれないし、彼女らなりの見えない努力を積み重ねていることに気付かされた。 またいつか読み直したい。そして卵味噌食べてみたい。 全然関係ないけど、2000万を3分割は難しくない??

    15
    投稿日: 2025.08.17
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    今まで読んだ本の中でもTop5に入るぐらいの没入感を感じた。家族関係の闇の部分に焦点が当たっているが、徐々に光が差し込んでいくような構成が素晴らしい。 誰しもがこの登場人物のような一部の側面を抱えていると思う。本書を通じて、自分らしく生きていいんだ、他人を信じていいんだ、と思えるような人が少しでも増えてほしい。そして自分自身、少しでもそういう人間になりたい。

    4
    投稿日: 2025.08.17
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    弟の死のミステリーを紐解く中で、人に役立ちたいと思うカフネの考え方から新たな関係を築く。 少しとっぴなラストという感は否めないが、最後の結末としてはありかも。

    4
    投稿日: 2025.08.17
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    ミステリ的な雰囲気もありつつ、人間味あふれる展開を描いた良作。「こういう風になるのかな」という予想をいい意味で裏切っていくところは、とても読み応えあり。この後どうなるのかなという余韻を読者に委ねるような終わり方もいい。高評価。

    4
    投稿日: 2025.08.17
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    一気読みでした。 話の展開が早く、心理描写や出てくる人たちのキャラが個性的で、また話の内容がなかなか重く、身近に起こりうることでもあったので没頭して読みました。 食べること、料理は、人を救う。 重い話の展開に登場する数々の料理が美味しそうで、目に浮かび、作ってみようかなと思ってしまいます。 度々出てくる卵味噌が気になる! 主人公薫子や突然亡くなった弟の春彦、弟の元婚約者⁈せつななど、ひとりひとりの描き出される表層部分の背景に着目させられました。 人は人によって傷つけられたり、また自分で自分を追い込み、苦しみの渦に巻き込まれることがある。それは、生活の荒みに現れる。それらを救う家事代行サービス。薫子やせつなが出向き、対応する家庭の状況は、社会問題が描かれているのと同時に一人ひとりに背景やストーリーがあることも感じた。そして、それは手助けする薫子たちも同様様々な重い背景を抱えている。 人は何かを抱え生きている。それらに打ちのめされ、生活の危機に瀕する危うさを誰しもが持つ可能性がある。だから、巡り合う人との出会いの中で時にぶつかり合い、また真摯に向き合いながら、それぞれが持ち合わせた優しさで救い、救われながら生きていく。タイトルのカフネ〜ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指をとおす仕草」〜を最後にじわっと温かく感じた小説でした。

    10
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さすが本屋大賞。間違いのない感動作品。 ミステリー仕立てなので、ミステリーとして読んだ。 最後の1行ではないけれど3章後半から4章にかけて滝に落ちるような感覚。 最後から4行目の「カフネ」に涙

    4
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    弟が早世した薫子。彼女せつなに遺産を残していた。二人ともいろいろ抱えているが、結局助け合って生きていくことになる、人と人の繋がりの大切さと大きな力みたいなものを感じられるいい作品。

    4
    投稿日: 2025.08.17
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    カフネ、愛しい人の髪を撫でる行為。その時に出る感情のように優しく温かい話だった。心理描写というよりは状況描写が上手く描かれていてありありと目に浮かぶようだった。最高の本でした。

    4
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    薫子の真面目さと、不屈の努力家であるところがとても好きだった。陸上部仕込みの脚力で全力疾走するところも。法務局に勤めている国家公務員であるというのも、薫子の真面目さや勤勉さ、公平な性格が表れているし、うまくストーリーとも絡んでいる。せつなとの憎まれ口のたたき合いも楽しい。 魔法のように手際よく作られる優しさとときめきが にじみ出るせつなの料理と、気持ちよく家を片付けていく薫子の生き生きとした描写は、読んでいてワクワクして、元気が出た。 この描写に触発され、私も、自分で、自分のために片付けしよう!とやる気が出て、いつもより丁寧に掃除をしたが、汗だくになり、30分くらいでヘトヘトになってしまった。2時間×2軒ってかなり大変な作業であると体感し、呆然とした。しかも、家事って終わりがないし……。 最後の、薫子からのせつなへの提案は突拍子もないように感じたが、薫子のきちんとした性格や、目的のために既存の制度を利用しようとするところは、非常に薫子らしい提案でもあるなと思った。しかし、遺産のことで再会してからまだ一カ月!?一年くらい経っているかと思って読んでいた。ちょっと展開が速すぎやしないか。 また、ちょっと気になったのは、薫子がせつなに特別に惹かれているような描写がちらほらとあったこと。これって恋心?と思ってしまったが、相手を想っていることに変わりはないのだし、別にそこをはっきりさせる必要はないのだが、ちょっと含みがあるなぁと思った。

    5
    投稿日: 2025.08.17
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    主人公とまったく同じ環境っていうわけじゃないはずなのに感情移入度がすごい。 好きなセリフはおにぎりが作れるようになると人生の戦闘力が上がる。いやほんとそう思う。料理の力ってスゲー。、

    4
    投稿日: 2025.08.17
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    弟を亡くし旦那と離婚した主人公が、弟の死因と家事が回らなくなり自堕落な生活を送っていたどん底から、カフネという家事代行サービスに出会って変わっていくストーリー。 冒頭で弟の彼女であった、せつなとの出会いは遅刻されて登場するところから始まる。 後にせつなは、家事代行サービス「カフネ」で料理を振る舞っていると知り、主人公は二人三脚で生活が回らなくなった家庭に無償で料理と掃除を行う。 かくいう私も仕事に日々疲れて、部屋が荒れていって、徐々に部屋が荒れていることに何も感じなくなっていっているので、主人公の部屋が荒れているシーンは、はっとさせられた。。。 そんな中家事代行を通じて弟の死因を辿っていく。 せつなが待ち合わせで遅れてきた理由も後からわかって泣きそうになる。 料理という題材を通じて、人の立ち直り方、関係性が描かれた良い作品でした!

    8
    投稿日: 2025.08.17
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    本を読んで泣いたの久しぶりです。 人それぞれ辛いことを抱えているかもしれない。 考え方も人それぞれ。 改めて色んな人がいること、自分もこうありたい色んな想いが込み上げてくる作品でした。

    4
    投稿日: 2025.08.16
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    読み始めたら止まらず一気に読み終えてしまいました。 食べる事、くつろげる場がある事でなんとかへこたれずにいれるよね。 楽しく食事ができるってすごく素敵なことだよね。 いろんな痛み、苦しみを抱えながら生活をして本当に人って見た目だけじゃわからない、自分自身のこともよくわからないのに。わかったつもりじゃなくわからなくて当たり前。そのために言葉をつくして分かろうとすることの大切さをしみじみ思う。 登場人物のそれぞれの言葉が胸に刺さる。 薫子さんがすごくカッコいい。 この作品は「本屋大賞」に選ばれたのは納得です。好きです。

    22
    投稿日: 2025.08.16
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    一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。 やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。 最愛の弟が急死した。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。 実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。せつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。 食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。(紹介文より) ーーーーーーーーーー 説明文にあるように、食べることがもちろん重要なシーンを担っているんだけども、よくある「美味しいものを食べれば心を満たしてくれる」ような、ほんわか小説ではなく、もうひとつの「生きること」がしっかりと物語の芯を通っているお話。 家事代行で出会う人々を通しての、 さまざまな家庭や人間の生きる苦しさが伝わってくるし、 せつなが作る、相手のことを考えた数々のメニューも魅力的。 親子関係の難しさや シングル貧困やネグレクトなどの社会問題、 LGBTQ問題など、現代の社会が抱える難しさも たくさん内包している。 愛想のない、ばっさりとしたせつなのキャラクターも、 家事代行サービス代表の常盤さんの心地よい距離感も、 キャラがしっかり根拠あって成立しているし、 何より急死した弟を巡る話の伏線が、不幸につながるものでない結末なのが、私的にはとても良かった。

    4
    投稿日: 2025.08.16
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    安らげる場所があって、美味しいご飯がある。とても幸せなことなんだと改めて感じました。 斗季子さんが眠ってる娘たちの髪をさわりながら、忙しすぎて心を失くしかけているような人たちが、こんな時間を持てるようにする仕事がしたいと立ち上げたカフネ、素晴らしい仕事だと思う。チケットもめちゃくちゃ良い取り組みだと思います。 薫子もせつなのそれぞれの考え方や生き方も良かった。 さすが本屋大賞作品!素晴らしかったです。

    18
    投稿日: 2025.08.16
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    カフネ 愛しい人の髪に指を通す仕草 その仕草そのものも、忘れてた そうしたくなる気持ちも忘れてた でも、その思いを思い出した。。 一気読み、しました。おすすめです。 そして、私は、「薫子」が、とても愛おしい。

    8
    投稿日: 2025.08.16
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    「カフネ」スペイン語で、愛する人の髪にそっと指をとおすしぐさ、頭をなでて眠りにつかせるような穏やかな動作を意味する言葉。 ある日突然、夫から離婚を切り出され、最愛の弟を亡くした薫子。そして弟の元交際相手のせつな。そんなふたりの再生のお話。 自分の手で丹精込めた料理を食べて欲しいって、確かに「あなたが好き」という気持ちを伝える手段だなと思う。そして、美味しいって笑い合う時間、あなたを愛しいと思う瞬間。 あなたを愛しいと思う気持ちだけで強くなれるし、前を向ける。救われる。 それをまた返したいと思うところから愛は生まれるのだなとと思う。

    6
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若林理央さんの母にはなれないかもしれないを読んだあとに読んだカフネ、内容もなんだかタイムリーで色んなところでボロ泣きしながら完読 子どもを持ちたい人、持つことが怖い人、愛の形がわからない人、与えすぎた愛でしばってしまう人、愛されたいと願った人、愛が故に先を恐れて自らの命を終わらせてしまった人、 誰かに心の内を言えればあの時もこの時もみんなしあわせに暮らせたんじゃないかと思っちゃうけど、人生も人と人の関わりもそうはいかなくて。 終盤真実を伝えに来た薫子、春彦が亡くなってから全てに気づいた父と母の描写がつらかった。真実を知ることだけが正解じゃないけど、がんじがらめになった愛をほどいてやり直していくためには真実も意志も知ることが大事な時もあって、生きてる時にそれができる関係って一体どれぐらいあるんだろう せつなちゃんの気持ちめちゃくちゃわかります、きっと私も回避型愛着障害みたいな感じなんだと思う。 ぐいぐい来てくれる愛をどう受けとったらいいかわからないし、誰かと本気でぶつかるぐらいなら誰とも深く関わらないよってスタンスもわかる そこに強引にでも愛してるよ!恩返しさせて!って来てくれた薫子さん、せつなちゃんがたくさんの人に甘えて愛をたっぷり与えてもらえる暮らしになりますように 色んな人に色んなことがあって全部わかりあうなんてできないけど、政治も宗教も思想も関係なくこうして優しさと強さと愛が循環していくコミュニティが増えたらいいな もう星10こはつけさせてください、足りない! 藤井風さんの優しさ、清水翔太さんの花束のかわりにメロディーを、が終盤合いすぎてそれも聞きながら読んでボロ泣き、笑 本屋大賞おめでとうございます、素晴らしすぎた

    6
    投稿日: 2025.08.16
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    お腹が空いていると、鬱々してきちゃう。 友人に先日、言われた言葉だが、これを読んで同じ言葉を投げかけられたような気がした。 人のことは、100%わからないし、 わかったつもりになったら、それは思い込み。 見えない部分、見たくない部分、見せたくない部分。 伝えたいことは、伝えないと伝わらない。 それには、ちょっと勇気が必要。 大人になったら、そんな勇気が自然と出てくるのかも?と思っていたけど、案外そんなこともなくw 伝えること、理解したいと思うことの大切さ。 思い出しました。

    9
    投稿日: 2025.08.16
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    とてもよかったし、最後はじんとさせられた。本屋大賞納得の作品だった。 薫子をかっこよく思えたし、最初はなんだこの人と思うせつなも可愛く思えた。出てくる登場人物薫子、せつな、公隆、ときこ、みんな個性的だけどとてもよかった。 ぶきようながらもひたむきなせつな。 『何かを作って食べさせてあげることは好きだよと伝えてる事』の文章はすごく素敵だった。 口では伝えれないけど行動で思いで伝えてるんだなって。 一品一品気持ちを込めてきたものは誰かの喜びになる。おいしいと笑顔にさせ生きる力をもたらしている。料理ってすごい、食べること大事と思えた。 せつなの作った料理食べたい。

    25
    投稿日: 2025.08.16
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    生き方や人間関係に悩んでいても美味しい料理と優しさがあれば人はいつだって幸せになれる。薫子、せつなのユニークなキャラクターや会話にクスッと笑えて、複雑な社会を表す人間模様に悲しくなりつつも最後まで気持ちよく一気に読めた。せつなの料理を食べたい。映画化するなら薫子は松たか子さんがいいな。

    8
    投稿日: 2025.08.16
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    胸がいっぱいになった。 たくさんの感情が押し寄せて、いま読み終わった瞬間、自分の中にどんな感情が残っているのか分からないけど嫌な気分ではない。 せつなと薫子のくすっと笑える掛け合い。せつなのストレートで悪気がない物言いがまた面白くて、 まるで子供のように無邪気にせつなの料理姿を見てすごいすごいと感想を言う姿、 2人の短い期間だけれど、関係を築いていく様と、 終盤にかけて畳み掛けるように押し寄せる春彦の存在。 1日で物語に吸い寄せられて読み切ってしまった。 大切に抱きしめたい物語。

    8
    投稿日: 2025.08.16
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    読み進めていくなかで次第に見えてくる登場人物それぞれの想い。人の温かさに触れることができて前を向ける読了感もよかった。

    5
    投稿日: 2025.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家事代行という職業が近年、タサン志麻さんのおかげでクローズアップされているので、興味深く読んだ。 性的指向や不妊、毒親、自死など、現代の問題を盛り込みまくった意欲作なのはよくわかったが、いかんせん薫子が好きになれなかった。絶対友達になれない。 それでも小野寺せつなは魅力的だった。本当に幸せになって欲しいと思った。

    5
    投稿日: 2025.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1日で読み終わった。 人それぞれ大小様々な苦悩を抱えているけど、毎日を生きている。そして、その毎日を支えていて、欠かせないことが家事。くたくたに疲れた時に家事に対しての気力がないことは経験があるからすごく良くわかる。そんな時、たった2時間だけでも助けをもらえることで前向きになれると、環境を整えることの力を感じた。 また、この本は、「人はいついなくなるか分からない」ことをメッセージとしているのではないだろうか。夫婦であっても親子であっても、他人同士。想いは伝えないと分からない。一緒にいられるうちにお互いの想いを打ち明けあうべきなんだと言われた気がする。伝えたくても伝えられない、伝えてはならないと思ってしまう薫子の元旦那の気持ちはすごくわかる。 食事を通じて、薫子とせつなはお互いの想いを打ち明けることができた。一緒に食事をすることは昔からコミュニケーションの常用手段であって、やはりそれは不変のものなのだろう。生物学的にも、食事は最も無防備な状態であり、それを相手に見せるということは心を許していることと繋がるらしい。 食事を通じて、相手と想いを打ち明けあって支え合って生きていこう。 そんなメッセージを筆者はくれたのかなと考えました。

    5
    投稿日: 2025.08.15
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    2025年28冊目『カフネ』 静かで切なく、そしてどこかほっとする物語。特にラストは胸がじんわり温かくなりました。 「誰か一人でも自分を大切に思ってくれる存在の尊さ」を改めて感じさせてくれました。周囲の人の悩みに気づける人間でありたいと思いました。 カフネって素敵な言葉。。。

    27
    投稿日: 2025.08.14
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    心に残る、あたたかいお話でした。 いつか子供ができたらカフネと名付けようかと思うくらい。名前としてはちょっと変ですけど笑

    5
    投稿日: 2025.08.14
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    オーディブルにて。 ライトノベルっぽかったら嫌だな…と警戒して読んだところ、思ったよりも面白かった。 家事が溜まってしまい、人間らしい生活が送れない時期って誰にでもあると思う。どんどん自己肯定感が下がって負のループに入る前に、家事代行サービスを利用してループを断ち切るのは全然あり。というか忙しいワンオペママなんかは絶対やるべきだと思う。 日本人は人に甘えたり頼るのが苦手と言うが、こういったサービスがもっと一般化して抵抗がなくなると良いと感じた。

    6
    投稿日: 2025.08.14
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    食事の大切さがひしひしと伝わってきて、どんなに辛いことがあっても努力で乗り越えようとする薫子さんが魅力的な作品でした。 どんな人にもそれぞれに問題を抱えていて、疲れきってしまうこともある。 でも、美味しい食事をすること、部屋をきれいに片付けることだけでも、気持ちが前向きになれることが、どんなに些細なことでも自分を助けてくれるきっかけになるんだと明るい気持ちになれました。 元気がないときは、「悪魔のようにハイカロリーな甘いもの」が食べたくなる。 そんな日があっても良いじゃない笑

    54
    投稿日: 2025.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「私の命の使い道は、私が決める」 本を読むことのすばらしさを思い出した本だった。 何かを与えてくれる本だった。 最近は刺激を求めて本を読んでいたが、この本は、おだやかにそっと寄り添ってくれる本だった。 薫子は不器用な面はあるけれど、勤勉な性格。 ほんとうに尊敬できる。 同じ女性としては、家もあり、安定した仕事もあり、仕事も丁寧な薫子に憧れる。 薫子も自分自身でそう思っていたのかもしれない。 子どもができないこと以外については。 なぜ、こんなに立派な人なのに、子どもができないだけですべてがだめというような気持ちにならなければならないのだろう? 外野にとやかく言われないといけないのだろう? せつなはかっこいい。 特に義両親(仮)とのやりとり。 せつなを試すようなやりとりを一喝したのは爽快だった。 港航一はモラすぎる。 航一が言った、春彦と一緒にいて好きにならない女なんかいない、という言葉に春彦の辛さが詰まっている。 望まぬ性愛を向けられ続けるのは苦しいだろう。 最後の展開では、ああ、こういう形を最小結婚と言うのかと思った。 現在の結婚制度やパートナーシップ制度は性愛に紐付けられた関係だが、2人のような互助の関係も公的に認められればいいのに、と思う。

    5
    投稿日: 2025.08.14
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    人間1人1人にはそれまでの人生があり、その人が何を大切にしていて、何に幸せを感じ、どんな言葉に傷つくかも1人1人違う。 それは一見すると、「どんな地雷があるか分からないから下手なこと言えないな」とコミュニケーションにネガティヴに働いてしまうけど、そうではなく、相手がどんな人生を送ってきて、何を求めているかを不器用でもいいかは真正面から理解しようとすることで、本当のコミュニケーションを取ることができる。 そんなことを改めて感じさせてくれる本だった。 最近はリモートワークが中心で、仕事仲間の私的な考えや思いに触れる機会が少なくなってしまっているので、みんなと飲みにに行ったり、コーヒーを飲む時間を増やしたいな、そんなところから皆んなのことをちゃんと知りたいな、と思った。

    13
    投稿日: 2025.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     2025年で1番の名作であり、本屋大賞1位であるのも納得できると個人的に考える(2025/08/13時点)。  作中では、主人公の野宮薫子が弟の元恋人である小野寺せつなや「カフネ」の代表である常盤斗季子と共にボランティア活動をこなしていく中で、主人公の弟である野宮春彦の死を受け入れ、人間的に成長と言えるかは曖昧であるが、心の変化を繊細に感じ取れる作品であった。また、ファンタジー要素が一切なく、完全に現実的な作品であるため、どこか自分と重なる場面も何度かあった。  読み終わった後は、言葉で言い表わすことが難しいが、現代風に言えば「エモい」の感情に陥った。野宮篤子と小野寺せつなは、作品の終了後、将来どのような関係性に陥ったのか、想像をしてしまうことも多かった。

    5
    投稿日: 2025.08.13
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    どこまでもイイ人というか心優しい人、自分のことより人のことを考えられる人…春彦や公隆さんみたいな人も確かに世の中にはいるのかもしれない。でもそういう人は生きるのが大変なんだなぁと思うと悲しい。親は親で子どもを大切に思う気持ちはあるのに、親の愛情がこんな風になってしまうのもつらい。 子どもをのぞんでいるのにどうしてもできないこともあるのがつらい。こういうチケットを必要としている人たちが世の中にはたくさんいるのかもしれない。 なんか、社会の様々な問題を感じてつらいんだけど、必ず助けてくれる人はいるよ、自分の生きたいように生きていいんだよという温かい前向きな気持ちになれるのは薫子さんのような人がいたからだと思う。すごく素敵な人だった。

    21
    投稿日: 2025.08.13
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    食べ終わった後のケーキ皿が印象的な装丁。 ケーキはすっかり平らげられているというのに、静謐で、何故だか美しい。 読む前から、これは大切な一冊になるぞ、という予感のする本というのがある。 書店で数頁捲り、これはちゃんと読もう、とその場で購入を決めました。 (そこから長らく積読してしまったけれど) 最愛の弟の死。 不妊治療と離婚。 同僚との不和。 毒親の存在。 アルコール依存。 薫子を巡る過酷な境遇に、読んでいて呼吸が浅くなっていく。 生真面目で繊細な薫子と、冷静でふてぶてしいせつな。 最初は水と油のように反発し合っていたふたり。 「資格がなかろうが、未来が真っ暗だろうが、いいことがひとつもなかろうが、人はいつか死ぬし、死ねば全部終わりますから」 「でも、いつかちゃんと全部終わるから。裕福な人も、貧しい人も、うまくいってる人も、何もうまくいかない人も、死ぬことだけは全員同じだから。だから大丈夫だよ」 「でも栄養が意味ないっていうのはいただけない。死ぬまでは生きなきゃいけないし、健康じゃないと生きるのはますます苦しくなる。なるべく快適に生きるためにも栄養は必要。あとね、おにぎりを作れるようになると、人生の戦闘力が上がるよ」 せつなの容赦のない言葉は一見冷たいようで、嘘がなく、心地が良い。 「私の人生、私の命の使い道は、私だけが決められる。」 力強さを取り戻した薫子にパワーをもらう。 これでもかというほどに登場人物たちの辛い過去や意外な事実が次々と明らかになって、胸が苦しくなったけれど、心の底から出逢えて良かったと思える一冊でした。 さぁ、まずは私もトマトとツナの豆乳煮麺を作ってみようかしら。 →翌日、早速作りました。やさしい味でした。

    5
    投稿日: 2025.08.13
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    阿部暁子さん初読み。 読後感を表すのがやや難しい物語。 散りばめられたテーマが思いの外多岐に渡り複雑なこと、物語の核となる登場人物の春彦が亡くなっていることで、その思いは誰にもわからないことなどが理由かもしれない。 社会の在り方、家族の在り方に対する問いかけ。 精神的な飢餓、物質的な飢餓のどちらもが人間の危機になり得るという投げかけ。 家事代行サービス会社「カフネ」のチケット利用者の描写は救いがありホッとする一方で、せつなや特に春彦に関しては徐々に辛い背景が明かされていくので、その不憫さに胸が苦しくなる。 薫子とせつな、春彦がつなぎ合わせた2人が救われて欲しいし、また2人が春彦を偲び続けてくれるであろうことに読者は救われる。 ☆2025年本屋大賞受賞作☆

    7
    投稿日: 2025.08.13
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    自分は自分。他人は他人。と聞くと、すごく冷たく聞こえるが、本来、相手の事を完全に理解する事はできない。 しかしながら、その事をしっかり自覚した上で、他者を理解し続けようとすることこそが、必要であると感じた。 また、本書を読み終え、やはり人は支え合っていくものだと、改めて考えさせられた。 てへぺろ。

    15
    投稿日: 2025.08.13
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    意外と、生きていることも、生まれてくることも苦しいとか、子どももつことなんてみたいな考えを持っている人って多いのだろうか この考え方持つ人はマイノリティだと思ってたけど、近い将来マジョリティになってしまったらそれはそれで心配 色々嫌味な感じも取ってつけた感じもなく、するする読めて、2人の幸せを願わずにはいられない小説だった

    4
    投稿日: 2025.08.13
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    食を通した「再生」の物語。 2人の女性によるダブル主人公でセンシティブなテーマも多いように感じましたが、全体的に暖かく、救いがあります。 ぶっきらぼうなせつなが料理を通じて他人の心の溶かす様子は読んでいてほっこりします。 弟の死の謎など、ミステリー的な要素もあって楽しく読み進められました。 全体的に綺麗にまとまって文体も読みやすく、さすがの本屋大賞受賞作品。

    6
    投稿日: 2025.08.13
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    人の抱えている心情を押し付けがましくなく、自然に心にスッと入ってくるような文章が素敵でした。 登場人物が皆何かを抱えていて、全員と同じ立場でもないし、全てに共感するわけでもないけれど、何となくその気持ちわかるなぁと思うのが不思議な感覚でした。最後の薫子の愛のある決断は、人間関係が希薄になる世の中で暖かく、希望があるものだと感じました。誰かと美味しいものを食べる、それだけで幸せなのかもなと改めて感じた1冊です。

    6
    投稿日: 2025.08.13
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    主人公がそうだったように、どんな関係性を築こうとも相手のことを理解できていると思うことは傲慢な考え方なのだなと感じた。もちろん関係のない人よりも近しい人の方が素の自分を見せられるものだけど、近ければ近い人ほど見せられない自分もいる。色々な距離感で接する人がいることで色々な自分を知ることができるし、自分を見失わないために芯を持つことが大事。

    13
    投稿日: 2025.08.13
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    心温まる本だった。 人のことを簡単に決めつけちゃダメだね、外に出していないだけで実際は苦労しているかもしれない。 あとせつなさんが好きすぎる。薫子さんの成長も見ていて楽しかった。 春彦の贈り物も両方感動した。 登場人物ほぼみんな応援したくなる。

    5
    投稿日: 2025.08.12
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    世の中には色々と辛いことを抱えながら、それでも懸命に生きていこうとする人たちがいるんだなと気付かされた。 そんな人たちも、決して一人ではどうにもできない状況が訪れることもある。 でも、当人は助けを求めることができない状況かもしれないし、助けが必要なことに気づけないかもしれない。 そんな時に多少おせっかいでも手を差しのべてくれる人がいたらどんなに救われるか、ということをこの本は教えてくれる。 せつなは、アルコール依存症気味の薫子のために酒を全て捨てたり、親を信じ過ぎるなと中学生に忠告したりと破天荒ながらに相手を思った行動をとっている。 自分だったら相手に嫌われたり反発されるのが怖くてできない。 でも、せつなのように相手にどう思われようと相手のためになることをするという信念があれば、嫌われたり反発されたりなんて怖くないはず。 自分も自分を守るだけでなく、相手のためになることを優先に行動できるようになりたい。

    8
    投稿日: 2025.08.12
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    一気に読んだ。涙がポロポロ出た。登場人物が皆生きにくさを抱えながら一生懸命に生活している。 家事代行の会社カフネに勤める小野寺せつなは亡くなった弟の元婚約者だった。弟の遺言により元婚約者に遺産を相続するか確認しに行った姉の薫子。二人の出会いの場面から二人がそれぞれに抱えている生きていく課題のようなものが透けて見える。なぜせつなは生きにくさを抱えているのか。理由が分かった時には涙が止まらなくなった。一生懸命に料理を作って生きてきたんだね。薫子は自分の中のインナーチャイルドに語りかけ、自分を取り戻していく。そして弟の笑顔の中に隠された悲しみや苦しみに気が付けなかったことが、自分はもう後悔したくないと一歩踏み出すのだ。

    20
    投稿日: 2025.08.11
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    ごはんの大切さと人のぬくもりを感じる話。 読み終わった後、幸せって呼べるのはどういう状態をいうんだろうかと考えた。 どんなに辛い状況にあっても食事はしなければいけない。ならば食事が楽しい時間となれば、生きる気力が湧くかもしれない。生きる気力があれば、自分を大事にできるかもしれない。そんなふうに感じた。 ひとりよがりでもいいから、楽しい食事を。そんな登場人物たちの優しい物語だった。

    14
    投稿日: 2025.08.11
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    今の自分の人生と、照らしてみて、とても考えさせられた本でした。とても他人事ではなく、現実に身近に起きそうなストーリーだった。とても感動しました。

    96
    投稿日: 2025.08.11
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    2025年本屋大賞受賞作! 数ある本の賞の中でも全国書店員が選ぶ本屋大賞はまじで信じられる。それなりに本は読むけど割と内容をすぐ忘れがちな私。でも大賞を受賞してる作品は私の中で忘れられない一冊になることが多い(汝、星のごとくにはじまり、かがみの孤城、舟を編む等々)、ということで、気になっていたこちらを読了。 前半、この物語の行き着く先が全く読めん、と思いながら読んでたんだけど、後半からの怒涛の展開と細かい描写の伏線回収に一気に惹き込まれた!食がテーマなのか?も思ってたけどそれだけではなかった、食は確かに肝なテーマではあるんだけど、それを取り巻く愛の物語でしたね。荒んだ生活を送ってしまうことにはそれ相応の理由があるし、サービスが溢れかえる現代社会にはそれを手助けしてくれる仕組みもある(カフネのように無償提供されるサービスもあるけど、現実問題金はある程度必要なことは前提として)。セルフネグレクトって実はあるあるなことだと思ってて。私は社会の荒波に揉まれ多忙すぎて心が一時的に死ぬと掃除ができなくなる。但し食事は元来食べるのが好きなのと摂らないと死ぬからUberに頼る、でも飽きてくるので知らん間に自炊を再開し私って料理の天才!!とかって自画自賛して戻ってくるパターン。 多様性のこの時代、愛の形も様々だしひとりで生きることを選ぶ人も大勢いる。私も今現在ひとりで生きてるけど、好き勝手してるのでこれはこれでいいんじゃね?とも思ってる。ただそれを良しと認めてくれる世界と金と知恵と少なからず何かしらの愛があれば人間なんとかなるんじゃないかなと思ったりした。

    10
    投稿日: 2025.08.11
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    暗い過去を背負った女性二人の心の交流を描いた小説。 心に傷を負った人々が、出会いを通して互いの傷を癒していくみたいな話は、ある種テンプレ的に巷に溢れており、この小説も大きな括りでは、その類の小説である。 にも関わらず、本書がここまで読者を引き込むのは、主人公の弟に関するミステリー的な要素、主人公の繊細な心理描写、主要人物二人のユーモラスなやり取り、そして何より随所に散りばめられた秀逸な食事シーンがあるからだと思う。食事については、能動的に生きる姿勢や人々の交流を媒介する場として象徴的に描かれていた気がした。 また、ラストの切り方もよくて、主要人物二人の友人とも恋人ともとれないが、確かに互いを大切に思っている関係が良く描写されていた。 カフネ(cafuné)はポルトガル語で、「愛する人の髪を優しく撫でる仕草」のことらしい。ただ恐らく他言語では、その言葉に込められた細やかな情緒は訳しきれないのではと推測する。 同様に、実態はあるが、当人達以外には伝えられない関係性というのもこの世には多く存在し、まさにそのような関係の二人なのだと考えさせられた。 とりあえず、味噌卵は作ってみよう。

    10
    投稿日: 2025.08.11
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    人を愛することってなんだろう。 相手のために、見返りなく、何かをしてあげたいってことなのかな。 そんな風に思える作品でした。 自分のことは、自分にしか分からない。 相手のことを理解しているなんて思っているのは、単なる自分の自己満で傲慢な考え方なのかも。 食べることは、人間として必要最低限なことだけれども、 何を食べるか、誰と食べるかということも重要なんだなって思った。 幸せな食卓を囲む未来が、ほんのちょっとだけ垣間見えた結末でした。 ごちそうさまでした。

    6
    投稿日: 2025.08.11
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    本屋大賞を受賞し話題の作品、やっと読めました。 四年にわたる不妊治療の末、夫から離婚の申し出、精神的に荒廃した主人公・野宮薫子。最愛の弟・春彦の急死、亡くなった日に書かれた遺言状、死後送られてきた誕生日プレゼント…とミステリ要素も。 春彦の元恋人・せつなの“寄らば斬るぞ”的な佇まいは読む人に不快感を与えるかも。 だけど読み終わって私が一番惹かれたのはやっぱりこのせつなだった。大切な人が次々と自分の前からいなくなる寂しさや哀しさに、期待も希望もなくして心を閉ざし武装するしかなかった彼女の胸の内を思うと泣けてくる。 薫子が「カフネ」の活動を通して出会う様々な家族。彼らを助けながら、また自分も救われていくという過程が見事。 「食べることは生きること」。食事は栄養を満たすだけの餌じゃないんだと再認識。食事を美味しい、楽しいと感じること、人と関わり自分が必要とされていると感じることが生きるための大きな力になると実感。 みんないつかは死ぬんだから。大きな希望はなくったって、日々の小さな喜びを大切に生きていこうとしみじみ思った。

    8
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「カフネ (cafuné )」とはポルトガル語で、「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」 人が生きていくために、ご飯は栄養素としてではなく、心の温かみとして必要なものなのだなあと。 自分のために考えられたご飯があること、誰かと一緒にご飯を食べられること、誰かのためにご飯を考えること。 「愛する人」というのは何も恋人ではなくてもいい、目の前にいる大切に想う人を、しっかり大切にしていこうと思うお話だった。 個人的にはせつなさんのキャラクターがお気に入り。強そうに見えるけど弱さもある、分かりにくいけど人への思いやりに溢れている素敵な人柄。 最後どんな風に終わるのだろうかとワクワクしながら読み進めた。とても綺麗な終わり方だったと思う。

    7
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    料理の描写がすごく丁寧で、食事が人に活力を与えているのだと本当に思わせてくれる本でした。 最愛の弟の死や夫との離婚など、中々に厳しい話が沢山出てきますが主人公の薫子さんの負けん気な言葉が時に笑いを誘い、哀しくも面白く、非常にスピーディーな展開で夜の3時に読み終わった位です。 さすが今年の本屋大賞。 最後は久々に泣けてしまいましたね。

    6
    投稿日: 2025.08.11
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    人のすべても自分のすべても理解することはできないけど、そういう世界で生きることを怠らず、生活を重ねていくことが生命への最大の敬意であると思った。 死んじゃいけない理由とか正直あんまりわかんないし説明できないけど、きっとこういう考え方が人間の根っこにはあると思うんだ

    6
    投稿日: 2025.08.10
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    生きづらさ、読んでて涙が溢れた。 タイトルはポルトガル語で、「愛する人の髪にそっと指を通すしぐさ」を意味し、言葉にならない優しさが物語の核にあります。 派手な事件や劇的な展開があるわけではありません。でも、日常に潜む痛み、孤独、そして人と人をつなぐ小さなやさしさを丁寧に包み込む物語です。私は、料理を通じて描かれる“人と人を結ぶ営み”の美しさと、「カフネ」という名前に込められた切なさと温かさに、深く心を打たれました。 読むたびに、誰かに手を差し伸べたくなるし、自分自身も誰かの“カフネ”になれるかもしれない――そんな希望を感じさせてくれる作品でした。

    5
    投稿日: 2025.08.10
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    自分でも自分のことがわからなくなる時もあるかもしれない。それでも道を選ぶのは自分自身でしかあり得ず、その時に周りの意見や世間体に振り回されてはいけない。自分の欲に正直に誠実でありたい。そして時には振り返って愛されている自分を見つめられますように。

    6
    投稿日: 2025.08.10
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    読みたかったやつ。ハードカバーなかなか手つけにくかったけどいざ読んでみると面白くてすぐ読み終わった! 一人暮らしをしてから4ヶ月くらい経ち、食費をケチってしまっている身としてはいろいろと刺さる内容だった。ちゃんと食べる!と強く決意。確かに甘いものを食べた時は幸せを感じるし、やっぱり何よりお腹いっぱい食べて満たされるってことは本当に大事だ。 食べることは生きることでもあるし、食と共に日々を乗り越えていくことはどの生物にとっても共通のこと。 あとは家事に関しても、忙しかったりして後回しにしちゃうことザラにあるし、でも誰もやってくれないから自分がやるしかない。今は自分でやれる気力がちゃんと湧き上がってくれるからいいけど、それすらも湧き上がらない時、カフネがあると救われるだろうなと思う。 全体的に面白かったけれど、薫子のセリフ(特に冗談交じりに毒を吐き返すところとか)があまり好みではないのが多かったかな笑

    4
    投稿日: 2025.08.10
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    登場人物たちの繊細さが、時に痛々しいほどのすれ違いを生む物語。特に、困難を抱える人への支援のあり方についての描写が心に残りました。本当に切迫した人だけを助けるのではなく、グレーゾーンの人も受け入れることで「とりこぼさない支援」を目指すという考え方(p223)は、本作の核となるメッセージだと感じます。 また、親から子への無自覚な期待(p185)や、味覚のない少年が周囲を傷つけまいと「おいしい」と嘘をつき続けたエピソード(p211)など、悪意のない言動が人を追い詰める様子がリアルに描かれていました。 分かり合えなくても言葉を尽くすこと(p168)、そして「いつでも相談していい」と伝え続ける寄り添いの姿勢(p273)が、信頼関係の礎となる。「カフネ」というタイトルに込められた、愛しいものに触れる時間と他者への配慮の大切さを改めて考えさせられる作品でした。

    4
    投稿日: 2025.08.10
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    春彦が昔の自分と少し重なって胸がぎゅっと締め付けられた。自分の人生を生きられなくて、生きた心地がしなかっただろう春彦がせつなに出会って少しずつ心境にも変化がおきた。それは姉の薫子も同じ。せつなのぶっきらぼうな愛情にほっこりしたり薫子の強い意志に圧倒させられたり感情が溢れる小説だった。最後の章では自然と涙が溢れた。春彦がアガベを姉に託した理由はそういうことかと納得。

    6
    投稿日: 2025.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    きつい話だった。不妊関係でしんどい人は、まだ読まない方が良いと思う。わたしは過去のことになったから読めたけれど、それでもきつかった。あと、自死遺族にもなかなかお勧めはできない。 とはいえちゃんと理由もあるし救いもある。物語としても面白い。港くんの人物造形だけがやや疑問。

    5
    投稿日: 2025.08.09
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    評判どおり、かなり読みやすいし、内容も良い。 テンポよくあっという間に読了。 中心的登場人物の2人の女性も、どちらもキャラが立っていて、惹き込まれる。 美味しいご飯の力ってありますよね。 万人にお勧めできそうな本。

    6
    投稿日: 2025.08.09
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    死んだ弟の恋人?があまりにも無愛想で途中で投げ出しそうになったけど読み進めるうちに夢中になり最後は涙で全然進まず困った。

    5
    投稿日: 2025.08.09
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    人の感情はわかっていると思ってもそれは思い込みで何ひとつ分かることはできないと改めて実感させられる本だった。春彦が死んだ明確な理由、何を考えていたのか、知りたすぎるけど結局人の感情はわからない、とこの本が教えてくれた。

    5
    投稿日: 2025.08.09
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    かなり話題作だから期待して読んだ。 すごい感動したし、世間のことについて気付かない部分を突かれた、読書が終わった後の充実感は本当にすごい。ただ、なんだろう。話題作としてではなくふらっと読んだ本ならもっと衝撃的だと思ってしまった。 過度な宣伝は購買威力を生むので必要だと思うが、広告に流されれて本を買ってしまうと貴重な感動体験が軽減されると思った。 メディアで良い読書体験を見つけようとした私に少しだけ反省 ただ、本当に良い作品だった。もう少し経ってからもう一回読みたい。 あと、腹減った。

    5
    投稿日: 2025.08.08
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    生きること、食べること。 嬉しいこと、楽しいこと、幸せなこと、食べるのは生きるための栄養素補給だけじゃない。 おにぎりとプリンってたしかに温かい気がする。 なぜなら手作りできるものだから。 そして、案外手間のかかる料理でもあるから。 お気に入りなの、と言いたくなる気持ちがわかる。 私も誰かのために作り、誰かと共に食したい。 明日、誰と、何を食べて生きようかな。

    17
    投稿日: 2025.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞にふさわしいと思えた1作 引っ掛かる部分はあるものの、誰もがはまる可能性のある問題を取り上げているところには共感できます そうそう、くそ真面目な人間って大体嫌われもんなのですよね 後半はかなりの勢いを持って読めました 「子供を産むことは親のエゴ」? 子供を持つことを軽く考えすぎるのも良くはないけれど、重く考えすぎるのもどうなのだろうか? 血にこだわるせいもあるのかもしれませんが、もっと大らかに捉えても良いのでは 本当に寛容な社会で認められるべきなのは、多様な性より多様な家族像だと思えます

    9
    投稿日: 2025.08.08
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    さすが本屋大賞受賞作。生き抜くこと、ご飯を食べることの大切さを改めて知った。何度もグッとくる瞬間があったが、特に印象的なのは春彦の内面が描かれている場面。春彦の性格と似てる部分があると共感できたのと、周りの人たちの言葉が私の心にも染みた。心が救われた。

    27
    投稿日: 2025.08.08
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    本屋大賞やったので、期待しすぎた感があった。 登場する主要人物が全て独特すぎ&盛り込み過ぎで読んでて疲れた。 でも、現代社会の問題点を浮き彫りにしてるところなど勉強になるところもあった。 個人的には「アルプス席の母」の方が好み。

    5
    投稿日: 2025.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても心温まるストーリー。弟の死にミステリー味を期待してしまったが、そちらはあまり深掘りされず。 人と人を結ぶ食事の描写は読んでいて気持ちが良かった。絆されてていく登場人物の心が胸を打つ作品であった。笑いあり涙ありのとても良い作品だと思う。 せつなさんが好きすぎる。薫子さんも振り切っていて好き。愛されるダブル主演で読んでいて楽しかったです。

    5
    投稿日: 2025.08.08
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    Audibleで聴く読書。 本屋大賞受賞作ということで、大いに期待していました。 序盤から刹那さんの人柄にどんどん惹かれていき、最終的にどのような終わり方に持っていくのか、非常にワクワクしながら読み進めました。 読んでる途中も少しずつですが、心に残るような描写があり、最後の展開が気になりました。 ただ、最後は何とも言えない終わり方だったなと個人的に思います。 確かにそのような終わり方しか持っていきようがなかったのかもしれなかったと思いますが、もう少し何かあってもよかったかと思います。

    3
    投稿日: 2025.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすくて秒で終わった。 会話文がちょっとわざとらしく感じるとこがあった 主人公のキャラあまり好きになれない。 あと終わり方、唐突すぎて、???となってしまった。2人は程よく離れた距離感だから保たれる関係性なのではと思った。 薫子みたいな人とパートナーシップしたら絶対に毎日疲れるw 自然の描写と食べ物の表現がすごく素敵。 お腹すいた

    3
    投稿日: 2025.08.08
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    春彦が死んだあとから物語は始まる。彼の死によって、姉と恋人の人生が変わってしまう。そして、その変化が彼女たちを引き合わせ、彼女たちの絆を育むことになる。 食というものに注目した描き方がよかった。食べるというのは生きるということ。それを通して様々な人の生活を描き、そして春彦の死から立ち直ろうとする栄養とする。そのような表現が素晴らしかった。

    3
    投稿日: 2025.08.08
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    私には合わなかったです。 とにかく今どきな要素、問題を盛り過ぎているというか。読んでいて苦しさしかなかった。

    11
    投稿日: 2025.08.07
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    登場人物の悩みが結構重めで、読んでて苦しい所もあるけど、カフネを通して変化していく心情にこっちまで心が軽くなる感覚があって、読み終わったあとは凄く穏やかな気持ちになった。 女性特有の悩みが多くて、キャリア、結婚、子育て...今まさに直面している年代なだけにすごく自分事として捉えられて、怖くもあった。 ただ、うん、とりあえず1番は人が作ったご飯を食べたくなった。 人とご飯を食べたくなった。

    5
    投稿日: 2025.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人と人の物語でした。どこか素直になれない登場人物。それがまさに人間だよなぁと、少しでも素直になろうと優しくなれました。若干のミステリー感と結末がちょうどいい。全体的にちょうどいいと思うお話しでした。

    6
    投稿日: 2025.08.07
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    登場人物の抱えているものがそれぞれヘビーであるものの、読了後はずしんと重くなるよりも不思議と清々しさが勝る。誰しも表には出さないだけで様々な背景や思いがあるのだから、他者に対して決めつけや配慮を忘れずにいきたいと感じた。

    5
    投稿日: 2025.08.07
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    カフネとは何のことなのかと思っていたがこんな意味を持つ言葉だったとは。 何箇所か心に刺さりまくる文章があって本を閉じて考えてしまった。 人を助けることは人のためじゃなく自分も助けられてるということなんだというような解釈は本当にその通りなんだなと思いこれからこのことは心に留めて忘れずにいたいと思った。 人のために何かしてあげていると思うのは傲りであって自分が何かしらのものを与えてもらっている。 そういう見方をしたら何でも頑張れる気さえしてきた。 生きていくのが辛いという状況で重たい内容のはずなのに何とも心が温かくなるような、前を向けるような場面が多かった。 それはやはり愛情深い料理がたくさん出てきたからなのかな。人間食べるということは生きるということと切り離せない。 この作品は読んでよかった。

    25
    投稿日: 2025.08.07
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    個性的な登場人物に最初は戸惑いましたが、読み進めるうちにどんどん愛おしくなってきました 考えてみると、これって親しくなるときの感覚に似ていますね 2時間で何品も料理を作ったり、掃除をこなす姿がカッコよくて、真似して家事がしたくなりました その一方で、自分のことを後回しにしてしまう姿がリアルで、胸に刺さりました タイトルの「カフネ」(「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」というポルトガル語)の由来を知って、そんな仕草を表す言葉があることが、素敵だなと思いました

    7
    投稿日: 2025.08.06
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    薫子とせつな、死んだ弟春彦が繋いだ不思議な関係。カフネを通してせつなの生い立ちや病気を知る薫子の変化がなぜか嬉しくて、最後に2人気持ちを分かり合えた場面に温かい感動を覚えた。

    3
    投稿日: 2025.08.05
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    妊活に失敗した挙句夫と離婚した主人公野宮薫子の許に届いたのは愛する弟春彦の急な死の知らせ。 29歳の春彦は両親、薫子と元恋人の小野寺せつなを受取人とする遺言書を遺していた。 度重なる悲劇に精神を損ないアルコールに溺れていた薫子は、せつなが働く家事代行サービス会社カフネの週末ボランティアに参加し、相手先の家庭に接するうちに自分を取り戻していく。 薫子とせつなの週末ボランティアの様子はお仕事小説、グルメ小説の他に家庭崩壊、ネグレクトの社会小説の観があるが、徐々に薫子、せつな、春彦の過去も掘り下げられる。 家事代行や相手先家庭へのサポートを通じて少しずつ互いへの理解を深める薫子とせつな。 せつなと春彦の過去や春彦の生前の思いを知り、薫子はせつなへの思い入れを強くする。 終盤に明らかになる春彦の死の真相。(本書はミステリー小説ではなかった) 薫子がせつなに示した選択肢は唐突感があるが、本気度を示すものだったか。 「カフネ」とは「愛しい人の髪を優しく撫でる」という意味。 この小説も薫子とせつなが互いにカフネしあう情景で幕を閉じる。 本屋大賞を受賞した究極のツンデレ。

    4
    投稿日: 2025.08.05
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    2025年本屋大賞。 読みやすい為、すぐ読破。 家事代行の話を通じて物語が進む為、 主人公だけではなく生活困窮者の描写も有り、 現代日本の問題も一緒に考えてみる。 とはいえ面白い内容でした。

    13
    投稿日: 2025.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族・配偶者を失い、自暴自棄になっていた主人公の女性が温かい食事と、家事代行のボランティア活動を通じて人との繋がりを新しく獲得していく話。 主人公が失った弟・配偶者・子供のいる家庭、そして両親との親密な関係性は最後まで取り戻すことは無かったが、なぜ失うことになったかの事実・過程を冷静に客観視できるようになったことで過去に折り合いをつけられるようになった成長が描かれている。 最後は過去に執着はせず、今の自分に手の届く範囲の関係性に対して出来ることをやっていこうとする前向きな姿勢で終わった。 一般的な他者から見た時に、主人公は孤独な女性に見えるのかもしれないが、過去にとらわれず自立している姿には前向きさを感じた。

    9
    投稿日: 2025.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじを読んで、「ごはん系かなぁ」と思い読み始めて「ごはん系だけどごはん系じゃない!!」と意味のわからないことを1人呟いてしまいました(笑) でも、読了後は心がジーンと温まるような感じがしました。所々にちりばめられた、ほんとに小さな引っかかりがつながっていく感じが最高でした!

    7
    投稿日: 2025.08.04
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    好きな人と美味しいご飯を食べるのが1番幸せなんだなと改めて気付かされます。 ご飯を食べることなんて毎日することですから、その大切さも少し薄れてしまうかもしれません。 ですが、その日々の中でも好きな人とご飯を食べることがこんなにも素晴らしいことなんだとこの本を読んで思いました。 辛い時や、大変な時に生きる活力であったり、頑張ろうと思えるのって、誰か大切な人がいるからだと個人的には思います。 男性目線なので、また女性の方がこの本を読んで抱く感想は違ってくるだろうなとは思いました。 ですが、愛しい人とは一緒にいたいという感情は性別関係ないと思います。

    4
    投稿日: 2025.08.04
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     この作品からは、「生きる」ことの背後にはどんな形にしろ「家族」の存在があり、否応なしにその影響を受け、そこから逃れられないこと。また生きるためには「食べること」が必要であり、何を食べるかはその人の生き方に大きな影響を与えること。という大切なことを学びました。  これからもたくさんのものを食べていきますが、思い出の料理が増えていくのが楽しみです。

    15
    投稿日: 2025.08.04
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    自分自身や大切な誰かへ心を込めた食事を用意したくなる本。 頭の中で実際の俳優さんを自然と思い浮かべていた。 薫子は吉田羊さん、せつなは河合優実さん 実写化するならこのお二人がいいな。

    4
    投稿日: 2025.08.03
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    本屋大賞の本、現代のいろんな人間模様をメインとするストーリー。読み終えた後に人にはいろんな人生があるよなぁ、辛いことあってもいつかは収まるよねって前向きに考えられる本。

    5
    投稿日: 2025.08.03
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    本屋大賞受賞作ということで読んでみました。 様々な人の人間模様が丁寧に描かれていて物語に引き込まれました。 いい作品です

    17
    投稿日: 2025.08.03
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    傷ついたときに。 生きることは苦しく他人と分かりあうことはできないが、それでも踏み越える。 ◯ごはんを作り、食べてもらい、好きだよと伝えたいひとを失ったはずのあなたは、それでも作ることをやめなかった。真摯に、信じるように作り続けてきた。 あなたが出会った人たちのために一品一品に込めてきたものは、こうして誰かの喜びになっている。おいしいと笑顔にさせ、生きる力をもたらしている。 ◯簡単には伝わらないのは当たり前だ。人間は自分以外の人間のことは何ひとつわからない。わかったような気がしても、それは思い込みに過ぎない。

    4
    投稿日: 2025.08.03
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