カバー絵にまず惹きつけられた
和服の見返り美人が描かれたカバー絵にまず惹きつけられた。友禅や漆器や蒔絵は京都のもの という先入観が、金沢も加賀百万石の時代に京都から職人を招いて、地場産業として育て上げた実績を持っているんだな。そのような中で成長してゆく蒔絵師の男子高校生と、彼を暖かく見守り育て上げるてゆく周辺人物たちの姿がとても良く描かれている。絵柄もしっとりとしていてとても良い。