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サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福
サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福
ユヴァル・ノア・ハラリ、柴田裕之/河出書房新社
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総合評価

187件)
4.3
77
76
24
1
0
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    人類の歴史を見ると、ほとんどが「虚構」によってできているのだなと感じた。生存するための情報を得る(噂話をする)ため発達したかもしれないとされる言語が、ただの生存を超えて人々の支配・統率のための虚構を生み出すための手段となった。宗教・法律・お金の価値、人間を支配しているのはすべて人間の作り話の延長線上に過ぎないと思うと、人間とは本当に無限の可能性がある生き物だと認識させられた。

    0
    投稿日: 2026.08.28
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    一度挫折し、何度もおすすめされ、、どう考えても興味のある中身であることが明確になり再読。面白すぎた。差別、ヒエラルキー、神話、宗教。この辺りの学びは、なぜ今まで学ばなかったのか……と悔しくなるほど。なんて興味深い生き物なんだ、ホモサピエンス。知れば知るほど、ここに、真理が詰まってる。

    1
    投稿日: 2026.08.09
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    人類が、どのように進化し、どのように社会や国を構成してきたのか、その背景がよく分かった。 地球史や生物学史的に見れば、サピエンスが社会や国を構成し始めたのはほんの最近のことで、生物学的な進化がそれに追いついていないという話はとても興味深い。 それは、生物学的な追いつきもそうだが、近年の社会の急激な変容に対して思考が追いつかない(多様性の尊重、パワハラ、セクハラなど)のも似たようなことが起こっているように感じた。 農耕革命の文脈では、それまでの狩猟採集生活から、労働の負担や階級の創出、疫病のリスクが生まれたという観点はとても面白い。 生活を豊かに、食糧を楽に安定的に確保するために畑を耕し作物を栽培する。結果として人類は日々働かなければいけなくなり、労働者と支配者の階級が生まれ、特定の土地での疫病や不作のリスクも負うことになった。 これは現代社会のあらゆる技術進展においても同じことが起きていると思う。コンピュータが発明され、電子メールが使えるようになると、今まで手紙でのやりとでは不要だったメッセージの返信も必要になる。AIについても同じようなことが言えるんだと思う。AIに学習をさせたり、プログラミングが必要だったり、ファクトチェックが必要だったり。 本当に便利になっているのかという再検討は行われない。それを仕事や生活に取り入れて生活していくしかない。 人類の進化において「虚構」を共通認識できたことが大きく影響しているという点については確かにと思った。国や、社会、会社、貨幣など、抽象的で実体はないものを認識で共有化できたからこそ人類はここまで発展できた。 また、帝国主義は批判的に語られることが多いが、人類の歴史上、征服と被征服の歴史は繰り返されており、本の「純正」とされる文化もどこが別の民族を征服して成り立ってきているという観点はなるほどと思った。

    1
    投稿日: 2026.08.07
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    面白い話多いけど抽象的なので読むの時間かかる 神話の話は目からウロコだった、あと社会的な属性って人間が全部作り出したものなんだって思ったらだいぶ生きるの楽になってきた 男らしさ女らしさ、消費主義ロマン主義とかめちゃくちゃ現代の我々はそれに振り回されてるけど、実際は時代や文化によって変わるからそこまで気にしなくていいんだな。生きたいように生きよう

    1
    投稿日: 2026.07.28
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    私たち、ホモサピエンスの歴史を客観的にみていて面白い。 人類は虚構(法律や紙幣、宗教、国)を信じることで発展してきた。 私が生きているこの環境も虚構で成り立っている。この虚構を信じることで生活ができている。 でも生物学的に見ると、存在することのないもの。 自分が正しいと信じていた価値観でさえも、覆りそうな考え方にさせられる一冊。 あと、この本を読んでから、 周りの人たち全員同じホモサピエンスだよね、みたいな考え方になれるので、ちょっと生きやすくなった。

    3
    投稿日: 2026.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以下読書中のメモからAIに纏めってもらった内容。 --------------- 『サピエンス全史 上』まとめ ホモ・サピエンスはなぜ生き残ったのか 約7万年前まで、地球にはホモ・サピエンスだけではなく、ネアンデルタール人をはじめとする複数の人類種が存在していた。 サピエンスが彼らと交雑したのか(交雑説)、あるいは完全に置き換えたのか(交代説)は現在も議論が続いている。 しかし結果として生き残ったのはホモ・サピエンスだけだった。 その最大の理由は身体能力ではなく、「認知革命」によって獲得した高度な言語能力だったと著者は考える。 言語によって事実だけではなく、存在しないものまで語れるようになったことが、人類の歴史を大きく変えた。 ⸻ 虚構を共有する能力 人間は150人程度までなら、お互いを直接知ることで集団を維持できる。 しかし、それ以上の規模になると限界が訪れる。 この限界を突破したのが「虚構(フィクション)」だった。 神、国家、会社、お金、人権、法律などは自然界には存在しない。 それでも、多くの人が同じ物語を信じることで、見知らぬ人同士でも協力できるようになった。 つまり、人類最大の武器は「想像上の現実」を共有できる能力だった。 ⸻ 犬という最初の協力者 人類が最初に家畜化した動物は犬だった。 狩猟民族の時代、人間と犬は互いに利益を得ながら共生し、人類の狩猟能力や生活を支えた。 異なる種同士で協力関係を築けたことも、サピエンスの特徴だった。 ⸻ 狩猟採集民はどんな生活だったのか 狩猟採集時代については資料が少なく、実際の生活はほとんど推測でしかない。 当時の人類も現代と同じように、多様な性格や文化を持っていたと考えられる。 「原始人」という一つのイメージでは語れない。 また、この時代は農耕社会よりも健康で自由だった可能性も示されている。 ⸻ サピエンスは生態系を変えた 人類がオーストラリア大陸へ到達すると、それまで存在していた大型哺乳類の多くが短期間で絶滅した。 同様の現象はアメリカ大陸などでも起こる。 著者は、サピエンスは環境に適応しただけではなく、環境そのものを破壊しながら勢力を広げた存在だったと指摘する。 人類は産業革命以前から、生物大量絶滅の原因になっていた。 ⸻ 農業革命は「史上最大の詐欺」 約1万2000年前、人類は農業を始めた。 穀物を大量生産できるようになり、人口は爆発的に増加した。 しかし一人ひとりの生活は豊かになったわけではない。 * 労働時間は増えた * 食生活は単調になった * 栄養状態は悪化した * 感染症が増えた * 財産格差が生まれた つまり、「人類は小麦を栽培した」のではなく、「小麦が人類を家畜化した」と著者は表現する。 人口は増えたが、幸福になったとは限らなかった。 ⸻ 想像上の秩序 現代社会は法律や国家によって成り立っている。 しかしそれらは自然界に存在するものではなく、人間が作った「想像上の秩序」である。 人権も平等も、お金も国家も、みんなが信じることで初めて機能する。 また、人間は生まれつき能力も環境も異なる。 それでも社会は「みんな平等である」という理念を共有することで成り立っている。 重要なのは、それが真実だからではなく、「多くの人が信じている」という事実である。 さらに歴史上では、多くの支配者が宗教や神話を利用してヒエラルキーを正当化してきた。 ⸻ 貨幣という究極の共通言語 共同体が広がると、物々交換では限界が生まれた。 そこで誕生したのが貨幣だった。 貨幣に価値があるのは、紙や金属そのものではなく、「みんなが価値を信じている」からである。 つまり貨幣も巨大な虚構の一つである。 貨幣が普及したことで、宗教や文化の違う人同士でも簡単に協力できるようになった。 著者は、 「信頼こそ、あらゆる貨幣を生み出す原材料である」 と述べる。 一方で、人は相手そのものではなく、相手の持つお金を信用するようになる。 その結果、人間関係は効率化される反面、非人間的にもなり得る。 ⸻ 帝国は世界を一つにした 歴史は小さな共同体が大きな共同体へ統合される歴史でもある。 都市国家は王国になり、王国は帝国になった。 帝国は暴力によって拡大した側面を持つ一方で、 * 共通の法律 * 共通の言語 * 共通の文化 * 共通の経済圏 を作り上げ、人類をより大きな共同体へ統合していった。 その延長線上にあるのが現在のグローバル化である。 ⸻ 上巻を貫くテーマ 上巻を通して著者が伝えたいのは、 ホモ・サピエンスが地球を支配した理由は、筋力でも知能の高さそのものでもなく、「虚構を共同で信じられる能力」にあったということだ。 宗教、国家、企業、法律、人権、貨幣など、人類社会を支えるものの多くは自然界には存在しない。しかし、それらを何百万人、何十億人もの人間が共有して信じることで、大規模な協力が可能になり、文明が築かれた。 『サピエンス全史』上巻は、人類の歴史を「認知革命」「農業革命」「虚構」という3つの視点から捉え直し、私たちが当たり前だと思っている社会そのものが、人類の共同幻想によって成り立っていることを示した一冊である。

    0
    投稿日: 2026.07.12
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    俯瞰した立場で人類を見る感覚になる。歴史的な出来事も人類の統一に向かうための出来事のひとつに過ぎないようだ。読みやすい翻訳と感じた。

    1
    投稿日: 2026.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人類と他との違いは、虚構を扱えるかどうかという考え方が面白かった。現代の人間社会において法人という、個人とは異なる存在は虚構を扱えるが故に成り立っているなど。 進化の結果、産まれてすぐ立ち上がったり、生後まもなく自分で餌をとって食べる生き物もいる中で、人類はより未熟な状態で産まれ、大人達の庇護がなければ生きていけない状態であり、社会的な環境前提で成り立っている。 烏滸がましくも、ホモ・サピエンス(賢い人間)という名称をつけられている、人間が滅ぼした可能性の高い絶滅種がある〜等、著者は皮肉屋なところがあり、そこが面白い。 単純に数だけで見れば人類の次に多いのは家畜としての牛、豚、羊、鶏らしいが、人類以下は繁栄という意味では成功したともいえるが、自由のない残酷な飼育をされている面もあり、昨今のビーガン活動に繋がるような話もあった。 旅行などで新たな経験を得ることや、次々と出てくる様々な商品の大量消費活動など、大概の欲求はその時代の秩序から生まれる。それらは集団による共同思想によるため、自分一人がそこから脱したところで特に意味もない。 世界史にハマっている時にこの本を読んだらとても面白いと思う。そういう時に改めて読み直したい。

    19
    投稿日: 2026.07.07
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    簡潔にまとめれば、これほどまでに人類が発達したのは「虚構(無から想像すること)」を生み出せるからだよねって話。 言われてみれば直接五感で感じたもの以外の、「無」を想像(創造)できるのって人類しかいないのかと考えさせられた。 「信頼」もそうだし、「政治」「価値」「国家」「貨幣」も言うなれば物理的な実態のない抽象的なもの。それを仮に生み出し、人類の間で共通認識として持たせ、維持しているからこそ、今の生活ができている。もし「虚構」が想像出来ず、見たまま聞いたままのことしか表現出来なければ、ここまで発展してないだろう。 個人的には神話の位置付けが新しい観点だった。神話は人を統治するために「人が」生み出したものって考えたこともなかった。自分にとって新しい知見が得られてありがたい限り。 後半ももちろんのことながら、『ホモ・デウス』にも興味が湧いた。

    1
    投稿日: 2026.06.24
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    やっと読むことが出来た。面白いと思えた。学生時代話題に上ってて、読んだ後輩から熱心に勧められたりもした。数年前にハードカバーで買ったものの、その後に文庫本が出てこれからあと一冊、下手をするとあと三冊買うには、ちと荷が重いと思ったので、文庫本に買い換えもしたこの一冊。 農業革命によって狩猟採集民としての作業をすることが無くなって、いざ戻そうとしたら忘れて出来なくなってって流れで、余暇が出来たって確か『暇と退屈の倫理学』にも出てきて論の核になってた部分だと思うから、『サピエンス全史』の影響なのか元からそういう論があるのか、そこまでは知識不足だが、色々読んで来て色んな繋がりが見られたから今読んで良かったと改めて思う。

    8
    投稿日: 2026.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この人は冷笑しながら世界を歴史を見つめているのだろうか笑 ちょいちょいおもしろくって。 虚構の上にねぇ。うんうん。 とか思って読んでたらロマン主義で刺さる。え、どうしよう反対かと思ってたのに笑 ホモサピエンスの歴史を”認知革命““農業革命”“科学革命”の観点から独自の視点で紐解く。上巻は認知革命と農業革命。 うる覚えだった認知革命以前のホモサピエンスとその他人類の整理がまず新しく、もはや新情報。え?そうだったっけ?とか、長年ぼんやり考えていたことを裏打ちする様な記述に心躍る。 未だ多くの謎に包まれた狩猟採集民族の進化(?)や農耕民族への移り変わりを痕跡を元に説得力のある説で展開。 想像上の秩序がいかにこの世に浸透して現代を支えているかを繰り返し解説する。ぼんやりしないパワーワードが衝撃ながらかなり楽しい。 このあと1000年も続くかわからない情緒不安定な独裁者であるホモサピエンスはどこへ向かうのだろう。 6章のあたりからおもしろくなってきた。 8章は若者にも読んでほしい、想像上のヒエラルキーと差別。

    1
    投稿日: 2026.06.16
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    おもしろい。自分がよく考えている幸せについての答えまでとはいかなくとも最適解を得られた気がした。 歴史を学んでいけるのも面白いが、そこから今の人類は、人が作り上げた物の中から幸せを感じるもの、成功というものを作り上げているのではないかと思う。 社会的真実と自然的真実の違いは自分からしたらとても驚きでこの二つは混ざり合い、人生の幸せとはなにか?という問いの時にこれが混ざってしまうことが多い。そして社会的真実だけを考え人の考えが正しいと思ってしまうことをあると思う。 この本を読むことでそのような考えは人が作り出したものなんだと分かることができる。

    2
    投稿日: 2026.06.14
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    わたしたちの祖先、ホモ・サピエンスは果たしてわたしたちが信頼するに値する人物像だったのか。 血生臭い人類史に、当たり前とされる現代の常識的な足もとが容易く揺れる。 しかし、それがとても面白い。 認知革命により虚構(神話)を信じることで見知らぬ他人と協力し大がかりになにかを成し遂げることもできるようになったホモ・サピエンス。 宗教も貨幣も国も法律も、わたしたちはふたつの現実を生きている。 皆が信じているから(わたしも信じているというような事柄で)ようやっと成立している物事の多さに気づかされ、気づくことで改めて考えを揺さぶられる本書。 社会の見方が変わる本だと思う。 哲学的な人類史という感覚。 下巻も楽しみだ。

    1
    投稿日: 2026.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人類の誕生から進化の過程を教えてくれる。 サピエンスは虚構・会話で進化をしてきた。 現在より狩猟採集時代の方が幸せだったのではないか?と考えさせられる。

    1
    投稿日: 2026.06.09
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    人類史というと専門的で固く聞こえるが、実際読んでみると人類の誕生から今までの歴史をわかりやすく記している。 自分たちが当たり前に理解していると思っていたものがどう生まれたか、人間の特徴であるイマジネーションを軸に、身の回りの現象の本質を見つめさせる本。 哲学的でもあり、世界の見方を変えさせる素敵な一冊!

    1
    投稿日: 2026.06.07
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    世界中全てに分布する、僕たちホモ・サピエンスの全史。 一言で言うと面白い。 取るに足らない、特別でもない、そんなご先祖さまがいかにして生物の頂点とも言える今に至ったかの話。 もう関心しきりだった、自分が知らなすぎた部分が多いだけかもしれないが...知恵がまわるし、数多いし、残虐だし、人類は地球の特異点。それらの理由についても語ってあり納得。これは著者の論考? 前半部分はスルスル読めたけど、後半は睡眠導入剤みたいになった。取りこぼしがないように、著者が色んな例を用いて、細かく説明してくれたからだと思う。 よく言えば読者を置いていかない本かな。 下巻も読む。そのうち。

    1
    投稿日: 2026.06.03
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    何度も途中まで読んで挫折してきたサピエンス全史に再挑戦。 138億年前にビックバンが起き、物質・エネルギー・時間・空間が誕生 45億年前に地球誕生 600万年前にヒトとチンパンジーが分岐 250万年前に人類が誕生 7万年前に認知革命が起こり、虚構の言語が出現※ ※認知革命以降サピエンスに単一の自然な生活様式などなかった。それぞれの集団がそれぞれの言語を話し、それぞれの生活をしていた 1万2,000年前に農業革命が起こる 2,500年前に硬貨が発明される 500年前に科学革命が起きる。資本主義が台頭する 200年前に産業革命が起きる 人間の赤ちゃんは産まれても自分で何もできないのはなぜか? →直立歩行するために腰回りを細める必要があり、産道が狭まったため、赤ちゃんの脳と頭が比較的小さく柔軟な早い段階で出産した女性の方が無事に生きながらえて繁殖したため、自然選択により早期の出産が優遇された。その結果、生命の維持に必要なシステムの多くが未発達な未熟な段階で生まれるから、産まれたばかりの赤ちゃんは自分では何もできない。 狩猟採集: 600万年以上? 農耕: 1万年 現代的な暮らし: 200年 →そりゃ、私たちの脳と心は、狩猟採集生活に適応しているわけだ 犬の家畜化ら農業革命の前に起こっていた。1万5000年前には飼い慣らされた犬が存在していたという証拠もある →だから犬って特別に可愛いのか 3万5000年前に人類は日本に到達 ホモ・サピエンスは、東アフリカから中東へ、ヨーロッパ大陸とアジア大陸へ、オーストラリア大陸とアメリカ大陸へと拡がった 第一波: 狩猟採集民が世界各地に広がり、それらの土地で長く繁栄してきた様々な陸上動物(特に大型動物)を絶滅させてきた 農業革命により生活の質は下がった。しかしより大きな集団を形成し、維持できるようになったため、人口爆発が起こった 私たちが特定の秩序を信じるのは、それが客観的に正しいからではなく、それを信じれば効果的に協力して、より良い社会を作り出せるから 例: 人間はみな平等   → 人々が生物学的に平等ではないことは承知しているが、みな本質においては平等であると信じれば、安定し、繁栄する社会を築けるという"想像上の秩序" 今日の人々が外国での休暇にたっぷりお金を注ぎ込むのは、ロマン主義的消費主義の神話を心の底から信奉しているから ロマン主義: 人間としての自分の潜在能力を最大限発揮するには、できるかぎり多くの異なる経験をしなくてはならない 消費主義: 幸せになるためにはできるかぎり多くの製品やサービスを消費しなくてはならない ロマン主義+消費主義→無限の市場経験が誕生。その上に観光産業が打ち立てられた 観光産業: 経験を売る。それを消費すれば私たちの地平線が拡がり、人間としての私たちの可能性が満たされ、私たちはもっと幸せになれるはず

    2
    投稿日: 2026.05.30
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    個人的メモ 人類は約7万年前の「認知革命」で、架空の概念を共有できるようになった。 “神話”や“物語”を信じられるから、大人数で協力できるようになった。 サピエンスは狩猟採集時代のほうが、実は健康で自由だった可能性がある。 「農業革命は人類史最大の詐欺」=種全体は増えたが、個人は楽になっていない。 小麦や米を人間が育てたというより、人間が小麦に利用されたという視点。 帝国・宗教・貨幣は、すべて“共通の虚構”によって成り立っている。 お金は「最も普遍的な信頼システム」として機能している。 ハンムラビ法典やアメリカ独立宣言なども、“客観的真実”ではなく共有された価値観。 人類は多様な文化を持ちながらも、歴史を通して徐々に統一へ向かっている。 戦争や征服は悲惨だが、その過程で文化や経済圏が広がっていった側面もある。 宗教は秩序を作る力を持つ一方、人々を縛る力にもなった。 上巻全体を通して、「常識と思っているものの多くは、みんなで信じている幻想」というテーマが一貫している。

    1
    投稿日: 2026.05.19
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    まずは上巻まで読んだ。世界史の知識はあまりないが、一応読めた。人類の中でも唯一、生き残っているホモサピエンスがどうやって発展したのか、いま世界でおきている戦争など色々な問題がなぜ起きるのか、歴史から何かわからないかと思って読んでいるがとても興味深い内容が多い。 贅沢品は必需品となり新たな義務を生じさせると言うが、まさにその通りで、便利になるとさことが良いことなのかと疑問に感じるが、技術や社会の発展は不可逆的なものだと感じる。

    1
    投稿日: 2026.05.19
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    人類とホモサピエンスの違いは虚構を扱えるかどうか 私たちは虚構の上に社会が成り立っているけれど、宗教や神話が薄れた個人主義の現代に私たちが目指すべき道はどこにあるのか、どこを向いているのか 正解はないけれど社会、未来、自分をまた違った視点で考える機会になる良い作品です。 ホモ・デウス含めた全てを読んで、ディストピア作品やユートピア作品との違いを考えたい……!

    1
    投稿日: 2026.05.16
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    僕たちの遠い遠い祖先、ホモ・サピエンス。その歴史の全貌を知れる本。 個人的に面白かったのは農業革命のパートで、狩猟から農耕への移行は、進化的観点では成功だが、当時を生きた個人の幸福度という観点ではまったく成功じゃなかった、という話。 長い歴史で見れば、農耕によって人類は数を増やし、複製・進化に成功した。でもそれには膨大な時間がかかった。その瞬間を生きる人々にとって農耕とは、栄養が偏り、天候リスクも高く、貧困をもたらすものだった。 印象的な一節を引用。 "私は栄養失調で死んでいくけれど、2000年後には、人々はたっぷり食料があって、空調の効いた大きな家で暮らすだろうから、私の苦しみは価値ある犠牲だ" 皮肉的で、悲しい。 関連して、こんな言葉も。 "私たちが小麦を栽培化したのではなく、小麦が私たちを家畜化したのだ。" 農耕の開始によって"小麦"という種は莫大に数を増やした。では人類と小麦、いったいどちらが主なのだろうか。 他にも、言語・化学・貨幣など、人類史上の大きなイベントを軸に語られる我々の歴史。少し長いけれど、その分満足度の高い一冊です。

    3
    投稿日: 2026.05.10
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    1. 認知革命と「虚構」が作った世界  本書の根幹にあるのは、「人類がなぜこれほどまでに世界を支配できたのか」という問いへの答えだ。著者のハラリ氏は、その要因を「認知革命」による「虚構(フィクション)を信じる力」だと断じている。  サピエンスは、国家、法律、人権、そして貨幣といった、物理的には存在しない「概念」を共有することで、見知らぬ人同士が何万人、何億人と協力することを可能にした。  特に貨幣についての「最も効率的な相互信頼の制度」という定義は面白い。誰もがその紙切れに価値があると信じ込むことで、大規模な経済活動が成立している。裏を返せば、私たちが日々一喜一憂している社会の仕組みの多くは、共通の「思い込み」の上に成り立っているということだ。 2. 農業革命は「史上最大の詐欺」か  1万2000年前に起きた農業革命を、著者は「史上最大の詐欺」と呼ぶ。  狩猟採集時代、人間は多様な食物を摂取し、自由な時間を謳歌していた。しかし農業を始めたことで、特定の作物(小麦や米など)の奴隷となり、不作のリスクや重労働、そして階級格差に縛られるようになったという。  生物学的な「種の繁栄(人口増)」には成功したが、個人の「幸福」という観点で見れば、むしろ生活の質は低下したのではないか、という指摘は鋭い。現代の私たちが感じているストレスや生きづらさの根源が、急激すぎる生活様式の変化に遺伝子が追いついていない「タイムラグ」にあると考えると、妙に腑に落ちるものがある。 3. 歴史の非情な側面  サピエンスが勢力を広げる過程で、多くの大型動物や、ネアンデルタール人のような「兄弟種」が絶滅に追い込まれた事実についても、淡々と、しかしドラスティックに描かれている。  著者は倫理的な批判をするのではなく、生物学や歴史の視点から、サピエンスがいかに「危険な存在」であったかを警鐘として鳴らしている。環境破壊や核の脅威を抱える現代において、この性質は変わっていないのだと思い知らされる。 4. 冗長な具体例がもたらす説得力  本書は決して薄い本ではないが、その厚さは「具体例の豊富さ」に由来している。この具体例が非常にユーモラスで、かつ思考を揺さぶってくる。  例えば、イタリア料理に欠かせないトマトがメキシコ原産で、ヨーロッパに伝わったのはわずか400年前だという話。カエサルはトマトスパゲティを食べたことがなかったし、ブッダは唐辛子を知らなかった。  私たちが「伝統」や「当たり前」だと思っている文化も、実はごく最近のグローバル化によって作られた「共同主観」に過ぎない。こうしたエピソードの積み重ねが、難解な概念を血肉化させてくれる。 5. 総評:歴史を「美化しない」視点  読み終えて感じるのは、ある種の解放感だ。 社会にある格差やルール、絶対的だと思っていた正義も、歴史の文脈で見れば移ろいゆく「虚構」の一つ。そう認識することで、今のシステムに過剰に適応しようとする肩の力が少し抜ける気がする。「人権」も「平等」も、生物学的な事実ではなく、協力のために発明された強力な「虚構」なのだ。  ドラスティックに歴史を切り取る筆致は、塩野七生さんの著作を読んだ時の感覚に近い。人間の物語を美化せず、本質をありのままに提示する姿勢には、強い説得力がある。 ⇓好きな一節(第2章 虚構が協力を可能にした P40)⇓  虚構のおかげで、私たちは単に物事を想像するだけでなく、「集団」でそうできるようになった。聖書の天地創造の物語やオーストラリア先住民の夢の物語、近代国家の国民主義の神話のような共通の神話を私たちは紡ぎ出すことができる。そのような神話は、大勢で柔軟に協力するという空前の能力をサピエンスに与える。アリやミツバチも大勢で一緒に働けるか、彼らのやり方は融通が効かず近親者としかうまくいかない。オオカミやチンパンジーはアリよりもはるかに柔軟な形で力を合わせるが、少数のごく親密な個体とでなければダメだ。ところがサピエンスは、無数の赤の他人と著しく柔軟な形で協力ができる。だからこそ、サスペンスが世界を支配し、アリは私たちの残り物を食べ、チンパンジーは動物園や研究室に閉じ込められているのだ。 ⇓好きな一節(第9部 統一へ向かう世界 P210)⇓  私たちは相変わらず「純正」の文化ということをしきりに口にするが、独自に発展し、外部の影響を免れた古代の地元の伝統から成るものを指して、「純正」というのなら、地上には純粋な文化は1つとして残っていない。過去数世紀の間に、すべての文化は、グローバルな影響の洪水で、ほとんど原型を留めていないほどまで変化してしまったからだ。  このグローバル化のうちでも、特に興味深いのが「エスニック」料理だ。私たちにはこんな思い込みがある。イタリアのレストランではトマトソーススパゲティーが食べられて当然だ。ポーランド料理とアイルランド料理の店ではジャガイモがたっぷり出てくる。アルゼンチン料理の店では何種類もビフテキ、インド料理店では、ほとんどの料理に辛い唐辛子が入ってる。スイス風のカフェのハイライトは、ホイップクリームの載った濃厚なココアだろう。  だが、これらの飲食物は皆、もともとこれらの国のものではない。トマトと唐辛子とココアはどれもメキシコ原産で、ヨーロッパとアジアに伝わったのは、スペイン人がメキシコを征服した後に過ぎない。ユリウス・カエサルとダンテ・アレギエーリは、トマトにまみれたスパゲティーをフォークに絡めたことが1度もなかった。(実のところフォークさえ、まだ発明されていなかった)ウィリアム・テルはチョコレートを味わったことがなく、ブッダは唐辛子で食べ物に辛みを加えたりしなかった。じゃがいもがポーランドとアイランドに伝わったのはわずか400年前だ。1492年にアルゼンチンに入ったのはラバのステーキだけだった。

    2
    投稿日: 2026.04.29
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    難しい…!世界史もう一回勉強したい…! けど内容は(ちゃんと理解できてないけど)面白くて、ホモサピエンスがなぜ他の人類種を差し置いて広く生き残ることに成功したのか、という部分を虚構に着目して書いてあった。 文量多いけど何回かちゃんと読みたいなぁ…

    2
    投稿日: 2026.04.14
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    ❝それに引き換え、人類はあっという間に頂点に上り詰めたので、生態系は順応する暇がなかった。そのうえ、人類自身も順応しそこなった。❞ 人類の進化の歴史、そしてこれからの進歩について、新しい視点をもらえた1冊。

    16
    投稿日: 2026.04.09
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    ホモ・サピエンスのこれまでの生存の歴史で、帝国の成り立ちまでが書かれている。ホモ・サピエンスがここまで繁殖できているのは「現実」でないものを想像で崇め、中心に置き、意識の統一が図れるところにあること。改めて凄い能力だと思う。狩猟から農業への移行で食料の安定供給が図られたようにもなっているが、逆にこのせいで生活の場を狭め、幸福を失っているという考えにも強く共感する。改めて全体の感想は下巻の読了後に。 下巻の内容が楽しみです。

    4
    投稿日: 2026.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世界の見え方が変わる本。なぜホモ・サピエンスが天下を取れたのかが順を追って納得できる論で説明されており引き込まれる。 特に印象深いのは、虚構を語る能力によってそれまでせいぜい数十名でしか協力できなかったホモ・サピエンスが、数千数万の単位で同じ神話を信じ、同じ方向を向けるようになったという論。 また、農業革命が必ずしもホモ・サピエンスを幸せにしなかったのでは?という話も面白かった。むしろ「種の繁栄」という意味で小麦の方にしてやられていて、でも小麦はどこでも育つし、これにより爆発的に人口が増えた…全てが繋がっていて面白い。下巻も楽しみ。

    4
    投稿日: 2026.04.04
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    社会学・生物学・考古学などの視点から、人類史を広いスケールで読み解いていく一冊。 「人とは何か」を考えるのが好きな人にとっては、世界の解像度が一段上がるような内容だと思う。 軽い気持ちで人におすすめできる本ではないが、こういう本が存在し、それが広く知られていること自体には、とても意味があると感じる。 現在の常識や倫理、人権やコンプライアンスは、歴史の中で見ればごく最近のものに過ぎない。 膨大な時間軸の中で見たとき、我々ホモ・サピエンスの本来の生き方から、かなり遠いところまで来ているのだと実感する。 この先の未来は、本質は変わらないまま進んでいくのか、それとも都合よく変わっていくのか。 そんな問いを自然と考えさせられる。 集中力が続かず、途中で内容が頭に入りにくい部分もあったが、それでも読んで良かったと思える一冊だった。 下巻もあるようなので、少し間を空けてから挑戦したい

    2
    投稿日: 2026.03.31
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    私たち人類は、人類が地球上で最も賢い霊長類であり、地球を支配していると思い込んでいる。 その認識は間違ってはいないが、人類が地球の覇者になったのは地球の歴史ではほんの最近のこと。それまでの狩猟採集民と呼ばれていた時代は、他の動物とほとんど変わらず、特別な動物ではなかった。 では、なぜ人類は突如として地球の覇者になったのか。人類とほとんどDNAが一緒と言われているチンパンジーと人類を隔てるものはなにか。 ホモサピエンスの壮大な歴史をもとに、この偉大な謎に迫るのが本書の目的。 人類の大きな転換期となったのは①認知革命②農業革命。 ①認知革命とは、何らかの理由で脳に突然変異が起き、それまでの認知能力より大きく進化した。つまり賢くなった。 その大きな特徴は、現実に存在するもの(木や川やライオンなど)以外について話し合うことが出来るようになったこと。 それは、神や神話、伝説であったり、死者の霊であった。古代の人々はこれら虚構の話を通じて繋がり見知らぬ人同士でも協力することができた。 つまり、人類は他の動物では比較にならないほど、血縁や種族を超えて膨大な数の人数が協力することができたため、他の動物を征服し、地球の覇者となることができたと言える。 そして、この虚構の力は現代ではより一層強くなっている。 国家、法律、法人、お金、資本主義、どれも現実には存在しないのに、存在していると思い込んでいるものをもとに現代社会は成り立っている。虚構を共有できることが人類を地球の覇者にし、人類をここまで発展させたといえる。 ②農業革命は、言うまでもなくそれまでの狩猟採集のライフスタイルを捨て、農耕、家畜により生計を立てるようになったこと。突然急激な変化が起こったわけではなく、徐々にゆっくりと何世代もかけて狩猟採集から農耕へと変化した。それまでは移動が当たり前の生活だったが、人々は家を建てて定住し、やがて大きな村へと発展した。 人々は密集して生活するようになり、また家畜から様々な伝染病が発生したことから、農業革命以降は病気による死亡率が上昇する。そして、少数の食物に依存することで餓えによる死亡も増えることになる。 また、富の蓄積が可能となったことから貧富の差も顕著になる。食料自給率が上がったことにより人口が爆発的に増えたという利益は享受できたが、その反面これらデメリットも同時について回った。 私たち人類は、死なないように安全に生活できるように、そして便利で快適な暮らしが実現できるように様々なイノーベーションを繰り返してきたが、その裏にはいつも相反するデメリットがついて回ってきた。 例えばIT革命により、それまで郵便でやりとりしていたことがメールやチャットで出来るようになった。 時間や手間が短縮された分だけ、私たちは余暇をたっぷりと享受できているか。答えはNOだ。レスポンスが迅速になったことで全てのスピードが上がり、それについていくことを強いられている。 そして、人々の暮らしはますます豊かになっている。全自動洗濯機、お掃除ロボット、ハイテクなスマホタブレット、海外旅行。これらは現代では持っていて当たり前のものである。そのために、私たちは家族との時間、ゆっくり余暇を楽しむ時間を犠牲にして懸命に働いている。 人類の様々なイノーベーションは、人類全体で見ると確かに表向きの成功をもたらしたが、それは個人の多大な苦しみと密接に繋がっていた。 そして、人類のあらゆる革命はその繰り返しであるといえる。

    3
    投稿日: 2026.03.26
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    息子へ) 図書館の予約のしかたをミスして、 先に下巻を読んだ。これが、衝撃的。 今回、そのイメージで上巻を読んだ。 下巻の衝撃には及ばなかったものの、 上巻もまた、卓越した切り口。 これまた、「目から鱗」の表現以上のボキャブラリーを、持ちたくなるほどの衝撃。 2つ挙げておこう。 ①認知革命。人類は虚構を築くことで頂点に立った。 人類種は、我々ホモサピエンスだけではなかった。 では、なぜホモサピエンスだけが生き残ったか? それは、認知革命にあるという。 認知革命とは、目にしている現実ではない虚構を言葉にして共有できる能力。虚構とは、神とか概念とか死後の世界とか。 これにより、会ったことのないホモサピエンス同士が協力して、 なにかを起こせる。 他の人類種や動物も言葉を使えるらしい。 でも、現実しか言葉にできない。 この場合、互いに協力できる数は、150人までらしい。 認知革命により、個々には能力の乏しいホモサピエンスが、地球の頂点にたった。 例えば、1万5000年前、ホモサピエンスがオーストラリア大陸に立ったあとすぐ、大型哺乳類はほぼ絶滅している。。。 ②農耕革命は避けられなかった詐欺。 狩猟採集時代の人類のほうが幸せだったらしい。 農耕革命によって、人類は、その個体数を増やした。 ただ、個々には不幸となった。 種としての成功(数の増加)は、個としての成功にはならない。 誰も種として成功するために、個を犠牲にするつもりはなかった。 でも、農耕革命は起こるべくして起こった。 なんという皮肉か。 なんと大きな逆らえない流れ。 この本を読む以上に、自分のちっぽけさを感ずることはできない。 とにかく、読め。

    1
    投稿日: 2026.03.22
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    人類の歴史をマクロな視点で捉えた一冊で、読み応えがありました。 印象的だったのは、狩猟採集民の生活に対する見方が覆された点です。農業革命以前の人類は不安定で貧しいイメージがありましたが、食の多様性や労働時間の短さという観点から見ると、むしろ現代人より高い満足度を持っていた可能性があるという指摘は、「進歩」や「豊かさ」の意味を改めて考えさせられました。 また、人類の勢力拡大が生態系に多大な影響を与えてきたという視点も、現代の環境問題を考えるうえで重要な示唆を含んでいます。 本書でとりわけ興味深かったのが、「共通の虚構」という概念です。貨幣・国家・宗教といった社会の根幹をなすものが、突き詰めれば「皆が信じることで成立するフィクション」であるという論点は、社会の構造を根本から問い直すような知的な刺激がありました。 下巻も引き続き楽しみに読み進めたいと思います。

    2
    投稿日: 2026.03.16
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    人類がどのようにして現在の文明を築き、地球上で圧倒的な存在になったのかを、人類史という長い時間軸から読み解いた一冊。狩猟採集社会から農業社会への転換、宗教や国家の成立など、人類社会の形成過程が大きな視点で描かれている。 本書で特に印象に残ったのは、人類が「虚構(フィクション)」を共有する能力によって大規模な社会を形成してきたという指摘である。国家、宗教、法律、企業といった制度は自然に存在するものではなく、人間が共通して信じる物語によって成り立っている。こうした共通の認識があるからこそ、人類は大規模な協力関係を築くことができたという視点は非常に興味深かった。 また、農業革命が必ずしも人類の幸福を高めたわけではないという議論も印象的だった。文明の発展は必ずしも人間の生活を豊かにしたわけではなく、むしろ新たな制約や課題を生み出してきた可能性があるという視点は、人類史を改めて考えさせられる内容だった。 下巻では科学革命以降の社会や資本主義の成立が扱われるため、より現代社会に近いテーマが展開されていく。本書はその前提となる人類史の大きな流れを理解するための一冊として非常に面白かった。

    1
    投稿日: 2026.03.14
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    やっと読み終わった。まだ上巻。かなり読み応えがあります。 まずは、ホモサピエンスがどのようにして他の人類を押しのけて生き残れたのか、どんな点でホモサピエンスは他の生物から独立して、生物学的制限から解き放たれて、歴史を刻むことができるようになったのか、順を追って丁寧に書かれています。 第一に重要なのが、突然変異によって唯一人類の中でホモサピエンスにのみもたらされた認知革命。 これによって言語という意思疎通の方法を獲得し、さらに虚構の世界を築けるようになった。このホモサピエンスにしかない能力を活かして、同一の神話や物語を共有することで、大きな集団を形成し、維持することが可能となった。 次に農業革命が起こり、人々は定住し、人口が増え、次第に王国がうまれていく。 「我が家」を持つようになったことで、周囲の人間との間に物理的にも心理的にも壁ができ、ホモサピエンスは自己中心的になっていった。 農業をするようになったことで未来の予定を立てたり、先のことを考えることが増えて不安が増した。 交易を通して少しずつそれぞれの文化が影響を受け合い、世界が統一化していく流れの中で、世界を一つにまとめる役割を果たしたのが、貨幣、帝国、宗教の誕生であった。 興味深かった点 •人類はあっという間に頂点に上り詰めたので、生態系は順応する暇がなかった。多数の死傷者を出す戦争から生態系の大惨事に至るまで、歴史上の多くの災難は、このあまりに性急な飛躍の産物なのだ。 •人類全体としては、今日のほうが古代の集団よりもはるかに多くを知っている。だが個人のレベルでは、古代の狩猟採集民は、知識と気のの点で歴史上最も優れていた。 •農業革命は史上最大の詐欺だった。 ・私たちが小麦を栽培化したのではなく、小麦が私たちを家畜化した。

    1
    投稿日: 2026.03.13
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    濃厚な内容。途中でメモしてないと全てを要約することは極めて困難。個人的な学びとしては、①「虚構」(架空の事物について語る能力を身につけたこと)により、人間は大規模な協力体制を築き、急速に変化する環境に対応できるようになり、これが「認知革命」であること、②「農業革命」は人類にとって肯定的なものとして捉えられてきたが、一般的な農耕民はむしろ狩猟採集民よりも苦労することとなった。だがこれによって爆発的な人口増加がもたらされたのも事実であること、③人類の文化はたえず変化しているが、人類にとって普遍的な秩序となりうるのが、「貨幣」「帝国」「宗教」の3つであることだった。

    6
    投稿日: 2026.02.23
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    2026年、4冊目です。 話題作だが、直ぐには読めていなかった。 2年ぐらいすると文庫版が出るのでそれを読むことになるケースが多い。別に、文庫版を待っているわけでは無いけど、, 全体的に、シニカル、ニヒリズムという感覚が、第一印象です。

    1
    投稿日: 2026.02.20
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    評判になっているだけあり、学びも多い。 ただし、既存の個別の各論的な記載についてはすでに各書で詳細に触れられているトピックでもあるため、真新しさはそんなにない(国家、宗教、貨幣等の性質)。社会科学系の本を多読していると、どこかで読んだことあるような内容が多い。 それらの概念を整理して一つのストーリーにしたというところが本書の最大の魅力と考える。 あと、複雑な概念などがそれほど登場することもなく、平易な表現となっているため、単純に読みやすい。

    2
    投稿日: 2026.02.12
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    生物学の観点から世間一般的な「人類」の歴史を振り返る作品。 ただ、人類の脳の発展で一部不明な部分があるのであれば、生物進化の話を人間に当てはめるのはナンセンスなのでは、と思う。 それでも新しい視点での見方を知れたので、一読の価値はあったかと。

    1
    投稿日: 2026.02.08
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    人類は、単なる知恵ではなく、作り話や虚構を信じる力を武器に、地球で圧倒的な力を手に入れた。でも、その力は決して私たちを豊かにするだけのものではない。戦争も差別も搾取も、人間の力の影の部分を如実に示している。文明の発展は必ずしも幸福をもたらさない、という現実を前に、力をどう使うかが人間に問われているのだと感じた。

    1
    投稿日: 2026.01.25
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    体系的、網羅的に人類史に触れることができてとても興味深い本でした。 上巻にあたる本書は3部構成(認知革命・農業革命・人類の統一)となっており、章が進むにつれて現代に近づいていくような構成で読み進めやすかったです。 少し寝かせてから下巻に手をつけようと思います。

    1
    投稿日: 2026.01.21
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    ホモサピエンスだけなぜ生き残ったのか、大型動物の絶滅、残酷な家畜化、小麦や米に支配されているなど、地球誕生から農業革命の途中まではロマンに溢れた興味深い話が多かった。 貨幣経済や帝国主義以降は読んでいて疲れる歴史の羅列。 上巻前半だけでも学びが多かったので、評価は星5

    12
    投稿日: 2026.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サピエンスがなぜ世界中を支配することができたのかということについて学べた。人間は権力やお金に執着してしまう生き物であるが、この本を読んでその理由が少しだけわかった気がする。侵略した人間のために犠牲になったものがたくさんあるが、その人間のおかげで生まれた文化や芸術があると知ったため、無下にはできないと思ったが、やはり人間は侵略を繰り返してしまう生き物なのだと思い、悲しくなった。

    1
    投稿日: 2026.01.16
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    人類史の面白さを知っていて、読みたいと思っていたので読んだ。 宗教観や文化、ホモサピエンスなど、様々な視点で人類がどう進化してきたかを学ぶことが出来た。 人間の赤ちゃんは他の動物と比べて未熟な段階で生まれる。男と女は社会的な区別であって、生物学的にはX・Y染色体とX染色体2つ持っているかの違い。 audibleで聴読。

    0
    投稿日: 2026.01.14
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    人がどうして人となったのか分かりたくなって読んでみた。というよりオーディオブックで聴いてみた。 序盤のプジョーの件はいつ聴いてもいい例えというか、つい聴き込んでしまう内容。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (読みかけ) まだ読み始めたばかりだけれど面白い。 別の本で、ホモ・サピエンスについて多少の知識を得た状態であり、復習的に「そうそうそうだった」と思える箇所もある。 面白いのは、著者の意見のあり方。 皮肉めいたというか、いや自身がホモ・サピエンスなのだから自虐的とも言えるのか、事実の後にちょこっと述べられる著者の意見に思わずクスッと笑ってしまったり、より深く考えさせられる場面もある。 ちょうどこの直前に古事記に関する本を読んでいた。 神話の成り立ちやそれが語り継がれる理由が、この本の中にも感じ取ることができ繋がった。

    0
    投稿日: 2026.01.10
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    ふと思う。自分はこれまでの歴史に積み上げられたもののうえで何不自由なく暮らしている。あまりにも当たり前すぎて気に留めなかったが、これまでの悠久の時間のなかでたくさんの犠牲が生まれたはず。どのような犠牲のうえで今の自分が存在できているのか。知りたくなった。 気が遠くなるような歴史を知ることは自分のたったひとときの存在を見つめなおし、内省を深めるきっかけになるとも思った。 本書を読んでいる最中、夜空の月を眺めると自分の存在のちっぽけさが鮮明になり、日々の悩みなど霧散してしまうような、ずっとそんな感覚に満たされていた。 しっかり内省を促すことができたので、『よし!2026年!やったるで!』と意気込んだのも束の間。 元日から食あたりで寝込むことに。。 先人の築いた歴史にも、健康であることにも感謝し、新たな年を始めようと思う。

    3
    投稿日: 2026.01.07
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    人間が農業を始めたり家畜を育てて、暮らしが豊かになった結果、どうなったのかを、わかりやすく説明してあります。 農業革命の結果、富が蓄積されて人口が増え定住することになり戦が増えたというのはわかりやすかった。 また家畜を飼って食事や栄養面で困らなくなったものの家畜由来の伝染病が流行するなど、別の困難に苦しめられた。 豊かさや便利になるのは良いことだけど、想像もつかないような困難に苦しめられることになった。 今の世の中もAI革命が起きている最中だからAIという便利な物を手に入れたサピエンスは今後どんな困難に立ち向かうのだろうかと考えるきっかけになった。どんな想像もつかないことが起こるのかをみていきたいと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.03
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    話題作で読みたいと手にとってから読破に時間を要した。動物として競争に打ち勝ったホモサピエンスが文明を築き貨幣という共通価値創造を経て帝国を形成していくまでの歴史が叙述される。新しい発見はないが全史の名の通り世界の主要事項が大局的に網羅されている。同じような言い回しや例えが何回も繰り返されるくどさが若干気になる、読み進めづらさの一因かも。

    0
    投稿日: 2026.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホモサピエンスの誕生から遡ることで、現在私たちが生きている世界を改めて見直す機会になった。 難しい表現や言葉も多かったが、勉強になる。 壮大な小説のようで、ゆっくり時間をかけながら読みました。 印象的だったこと ・ホモサピエンスはそもそも他の種を滅ぼそうとする生き物である(実際ネアンデルタール人などは滅ぼされている) ・認知革命によって架空(虚構)を生み出せるようになったことが、他人種との違い ・贅沢品は必需品になり、新たな義務を生じさせる ・想像上の秩序は生まれてからありとあらゆる手段で叩き込まれているため、疑うことすらしないことも多い ・以下本文そのまま抜粋 ーーーーー このような悪循環は、何百年も何千年も続いて、偶然の歴史上の出来事に端を発する想像上のヒエラルキーを永続させうる。不正な差別は時が流れるうちに、改善されるどころか悪化することが多い。お金はお金のある人の所に行き、貧困は貧困を招く。教育が教育を呼び、無知は無知を誘う。いったん歴史の犠牲になった人々は、再び犠牲にされやすい。逆に、歴史に優遇された人々は、再び優遇されやすい。 たいていの社会政治的ヒエラルキーは、論理的基盤や生物学的基盤をいており、偶然の出来事を神話で支えて永続させたものにほかならない。 ーーーーー

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    色々と面白い視点でした。ただ背景知識が無い、知識不足のせいでもあるが、後半が難しかった。 他の歴史書も読んでもう少し理解したい。

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    我々人類の誕生から文明を築くまでに至る過程をとにかく詳細に書かれた本 感想 Good 数ある種の中からホモサピエンスが生き残ってきた理由が興味深かった。 ホモエレクトスやネアンデルタール人と違ったところは、圧倒的な社会性や思考力。 そして文明や神、ルールなど皆が当たり前にあると考えそれに従う虚構を作り出せること。 確かに現代でもこの世中を見渡せば虚構だらけだなと思った。 農業革命が必ずしも幸福ではないってのも面白かったな。 また、狩猟採集民時代の人類の生活様式などを例にしていて、現代がどれほど人類史でみると短く、急速に変化していっていることがわかった。 Bad 長い。とにかく前半の生物学の話とかもう長すぎる 筆者が賢いから色んな例が出てくるけど,その文長くなってる

    0
    投稿日: 2025.12.19
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    普段なら絶対買わないジャンルの本を買ってみよう企画で買って見た本なんだけどやはり途中から文字を読んでいる感覚になっていてあまり頭に入らず…

    0
    投稿日: 2025.12.10
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    何万年も前のホモサピと今日のホモサピのどちらが幸せなのかを考える。何万年前の狩猟採集の社会へは戻れないだろうことは確定している。

    1
    投稿日: 2025.12.06
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    おもしろいー! 会社という、人権という神話、貨幣という寛大な神 歩いてるみんなのことホモサピエンス…と思う様になる

    0
    投稿日: 2025.12.04
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    あれ〜?昔途中まで読んだ事があり、その時は星1個の最低評価だったのに、読み返してみるとおもしろい。何を毛嫌いしていたのか、私は。 読書なんて数年に1回しかしない人達が一斉にこの本を読み、口を揃えて人類の哲学を語っている感じを忌避していたのかもしれない。そう考えると、本書は悪くなく、申し訳ない。 とは言え、書いてある内容は分断されて各媒体で細々と紹介されているためどこか聞いた事があるような内容に富んでいた。逆に言えば、今世各所で聞く、人類とはこういうものだ的な言説はかなりこの本の影響を受けてできたものなのではなかろうか。 人類を生物学的に見た時に、そういうものと決めつけられるものは少ない。本書が言っていたように、だいたいが文化の文脈の影響を受けて決まるのだろう。主語を大きくしないように気をつけようと思った。

    1
    投稿日: 2025.11.30
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    もしや人間は狩猟採取民時代が1番幸せだったのでは...と思わせる上巻の幕開け。 文化や宗教、科学は人間を幸せにしたのか?そこにはただ今につながる事実の連なりがあるばかり。 私の世界史知識が貧弱で、途中追いつけなくなる箇所あるのがもったいない。下巻に続きます!

    23
    投稿日: 2025.11.29
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    認知・農業・科学の3大革命により人類は進化した?していない?色々と考えさせられる事の多い本でした。 歴史の一連の流れに沿って書いてあり、読みやすいと思いました。 認知革命のあたりはあまりに古く分かっていない事の方が多いようですが、その頃の人類が何を美しいと感じ何を考えていたのかを想像するのも楽しいなと思いました。 しかしそれこそがまさに目の前にない事を想像する人類が認知革命により手に入れた能力と思えばなかなか興味深いです。 帝国と言う概念の部分では、グローバル化とそれに伴う境界の曖昧化とありますが、本書が書かれたのがまさに2013年の二期目のオバマ大統領の頃と考えると納得です。 それから10年経った現代はその当時のリベラルなグローバル化よりも民族主義的な流れになっているように見えます。本書では人類の大きな流れの中では統一に向かっていると言っていますが、今の抵抗もいずれグローバル帝国の流れに飲まれてしまうのかとても興味があります。

    10
    投稿日: 2025.11.28
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    人類の歴史を、まるでドキュメンタリー映像を見ているかのような語り口で辿ることができる(ということは、訳も秀逸ということである)。

    0
    投稿日: 2025.11.18
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    読んでいてずぅ〜っと面白い。 知的好奇心が刺激され続けてページをめくる手が止まらない。 一方で内容は一読して簡単に理解できるものではないので、何度も読み返して時間がかかる。 自分の人生の中でも「最高」に近い読書体験であったことは間違いない。 内容としては、人類の歴史について、鳥の視点よりも広い、宇宙を飛ぶスパイ衛星の視点で論じたもの。(本人のたとえから引用) 歴史の中で各種の「革命」が起こったが、自分が注目したいのは二つ。 認知革命と農業革命。 認知革命は言わずと知れたもの。簡単に言えば言葉によって人がコミュニケーションを取れるようになったということ。 ただ、ここで面白いのが認知革命の本質が「虚構」であるということ。 動物のコミュニケーションは「天敵だ!逃げろ!」など、現実に基づいた内容しか話題にできない。 でも人間の場合は「昨日、黄色と黒の虫に襲われた。みんなも気をつけろ。アイツのことをハチと呼ぼう」など、ここにないものを話すことができる。 国家や紙幣、いま通っている学校や会社も虚構の上に成り立ってると考えると面白い。 もう一つが農業革命だ。 特に面白いのは以下の視点だ。 ホモ・サピエンスが小麦などを栽培化したのではない。ホモ・サピエンスが小麦などに「家畜化」されたのだ。 狩猟採集民から農耕民にかわったことで1番利益があったのは、人間ではなく小麦だというのだ。 そんなバカな!と思った。 でも、言われてみるとその通りだ。 人々は小麦などの栽培に生活のほとんどを費やすようになった。 自分の土地が生まれた。 それによって争った場合は戦うしかなくなった。(狩猟採集民の場合は「にげる」コマンドがあった) 貧富の差が生まれた。 人口爆発した。 いま、わたしたちが家から会社に長い時間をかけて通ってるのも、この農業革命がきっかけなのかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.10.20
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    黎明期からの人類の興りが生々しく推察されている。農耕の罠など、なぜこのような世の中になっているんだろうと感じていた違和感をほどいてくれている感じがする。とても面白い。再読必至。 ふと思い出したが小麦の奴隷という名の高級食パン屋があったが、あれはこの本の威を借りようという目論見だったんだな。商魂たくましいわ(笑)

    3
    投稿日: 2025.10.08
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    知革命が私自身の歴史の認識を変えてくれた。なぜ、歴史を学ぶのか学ぶ理由は何なのかを再度考えるきっかけになった。

    1
    投稿日: 2025.09.30
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    虚構、かたちのないもの、考えに人々は動かされ帝国が出来た。 今でも人々はあらゆる物語に熱狂し、踊らされて生きていて、認知の重要性を痛感。 今の私たちも力付くで統一を果たした人の子孫と思うと、国籍問わず他の人にもっと優しくなれるかもしれない。 普段美味しく食べるお肉に刹那的に心が痛む。

    9
    投稿日: 2025.09.27
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    Sapiens Yuval Noah Harari 2011 確かに、興味深く挑発的で、こわい。私達はこの惑星上一番強い存在であり、もっと強くあろうと前進する。他の生物やこの環境を踏みにじってでも。他の人間を踏みにじってでも 全文はブログで www.akapannotes.com (英語で読了)

    1
    投稿日: 2025.09.11
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    世の中をニュートラルに見たいのなら、読んでみる価値のある本。『銃・病原菌・鉄』も読むべき本の一つだと思うが、彼の本よりも人類全体の悪行が描かれている。 「サピエンス」が特別優れている訳でもないし、農業が他の生物を含め我々を幸せにしてくれたわけでもない。何が幸せかという議論はあるけれど… 認知革命以来背負ってしまった、想像という武器でもあり足かせでもある力。下巻では集団で想像する力が行きつく先を鮮やかに示してくれる。

    1
    投稿日: 2025.09.07
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    ホモサピエンスが勢力を強めた背景と経緯を明瞭に語っていて、非常に関心を持たされた。信仰の力がいかに人類にとっての鍵であったか。虚構の力の凄まじさ

    1
    投稿日: 2025.09.04
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    人類の繁栄や残忍さについて様々な観点から楽しめた。 長いが読み応えがあり面白い。 特に家畜の部分は心が痛い。

    1
    投稿日: 2025.09.02
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    難しい内容の本だと思い遠ざけていたが、ふと目が合って読むことになってしまった。 人間の長い歴史を実に面白く飽きさせずに書かれている。 人間が二足歩行になり他の動物とは子育ても生活スタイルも一線を画し、農耕により争いが始まり、対立や帝国ができる。 面白いのは世界はずっと統一に向かう流れだということ。 現在の社会から俯瞰して見てみると、宗教問題や奴隷、権力、政治、あらゆるものが形やそれぞれの想いがあるものの、統一に向かっているというのは間違いないのかもしれない。 これから世界はどこに向かう?と後半が楽しみになる前半だった。

    1
    投稿日: 2025.09.02
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    読んだのは2回目です。読書を始めたばかりの頃から1年経ち、だいぶ分かりやすく面白い本だな、と思いました。言い回しがアイロニックなのも好きです。 大変面白いと感じたのは3カ所です。二足歩行を手に入れる代わりに出産が早まり自立するまで子育てが必要になったこと、農耕から狩猟採集民に戻れない理由の一つに「贅沢品が必需品になる」という今でも通じる歴史の傾向が効いていること、そして金の価値の違いから自然に同様の貨幣が世界に流通してしまうことです。 大変勉強になりました。やはり歴史で捉えるといろんな事が見えてきて楽しいですね。

    3
    投稿日: 2025.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に面白かった。 人類史の書籍を初めて読んだが、これまでにない切り口で、人間とはなにか、どこへ向かうのかを考えさせられる内容だった。 狩猟から農耕へのシフトが、これほどまでにインパクトを与えたというのは印象的だった。 人間のもつ特性について、これまでの長いスパンでの進化という視点で考えると納得感のあるものも多々あり、その点も興味深かった。 下巻は特に人間とは何か、ヒトを人間たらしめるものは何かといった点に思いを馳せる内容であった。後世にDNAを残すというのが生物としての成功の定義なのかもしれないが、それは幸せであることとはまた異なる。我々はこの先どこに行き着くのか、というのがとても興味深い。 また読み直したい。

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    簡潔な文章で様々な説を述べられ、とても面白い。知っている話も、改めて説明され納得できたように思う。ところどころにクスッと笑える箇所もあり、一気に読み進められた。 支配された国のエリート層が権利を求める例としてガンジーを挙げられていた点(ガンジーは英国式の教育を受けたが初期は弁護士としてうだつが上がらなかったし、アフリカ行きの列車では一等車の座席指定のチケットを持っていたため、一等車に乗ることを強弁したわけでもない、三等車に移れと言った車掌の方がおかしい)や、 オッペンハイマーにノーベル平和賞を与えるべきという言葉(終戦に繋がったかもしれないが、20万以上を殺し、後遺症により殺してきた事実は消えない。人間相手に実験として投下したのも許せない。この言葉は絶対に許容できない)など 納得いかない箇所はあった。 それ以外の箇所については興味深く読み進められたと思う。

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    投稿日: 2025.08.16
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    面白かったなー。全然知らない本だったけど、LINEで大学時代のサークル仲間が話してるのを見て、買ってきた。 ある意味、広く知られていることばかりだが、語る切り口が新しいと思った。もともと「当然で所与のものと見られてることだが、そもそもこれは・・」って語りが好きなので、最初から最後まで大変面白く読むことができた。

    1
    投稿日: 2025.08.08
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    なぜ他の人間種に比べ、サピエンスが生き残れたか、虚構を生み出せるからだ。 身体的特徴は、ネアンデルタール人が強いだろう。個ではそうだが群れとなるとサピエンスに、軍配が上がる。 神話、精霊など虚構で人々をまとめ上げられる

    1
    投稿日: 2025.08.03
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    認知革命、農業革命、人類の統一。 ところどころ首を傾げたくなる部分もあるが、「サピエンス」としての人類の歴史をうまく概説している。 「たとえばキリスト教徒が、通りの先にあるモスクに通うイスラム教徒のことを理解したいと心から願っていたら、……イスラム教文化のジレンマ、つまり規則と規則がぶつかり合い、標準どうしが衝突している部分を調べるべきだ。」(205頁) 「インドと地中海沿岸を行き来する貿易商人は、金の価値の違いに気づく。彼らは利益を得るために、インドで金を安く買い、地中海沿岸で高く売る。その結果、インドでは金の需要と価値が急速に高まる。一方、地中海沿岸には金が大量に流入するので、その価値が下がる。いくらもしないうちに、インドと地中海沿岸での金の価値はほとんど同じになる。」(230頁)

    1
    投稿日: 2025.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホモサピエンスの歴史を様々な観点から振り返って紐解いていく大ベストセラー。 比較的読みやすい文体ながら、文字数は多く専門的なワードも多い。 でも引き込まれる…自分の認識を破壊されたり、新しい視点に出会えたり。本を読むことの良さの一つとして、他の人の人生や考え方を取り入れられることがあると思うけど、この本はそれを体現しているように思う。この本を読めて良かった。 上巻では認知革命、農業革命、グローバル化がテーマ。 勉強になったポイントがたくさんありすぎるけど、なんとか付箋を貼っていたところを振り返ると、まず農業革命によってサピエンスは豊かになったのかという点。狩猟採集から作物を育てるという技術を手に入れ、発展していくことはできたが、労働時間は増え、天候に左右され、簡単に移動できなくなった。まるで穀物の奴隷になったように。ただ、不作に備えるために未来の心配をし始め、天候や季節などの研究をし始めるようになったんだろうか。それによって川の氾濫を何とかするための技術や天候を予測する技術が生まれていったんだと思う。 またサピエンスの異なる集団同士の生物学的区別は無視できるほどでしかないということ。今あるヒエラルキーや人種差別は、歴史上で発生した偶然を虚構で補強して繰り返していくことで定着したものである。人種による能力の差はほとんどなく、今接している人たちも育ち方の差や会社でいうと役職・職種の違いを積み重ねた差しかないのではと思う。他の人がどう考えるのか、間違った考えだと思ってもその考えに至るプロセスを考えてみるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.07.23
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    サピエンス全史、予てより読みたかった本である。衝撃である。 我々ホモ・サピエンスは、同時代にかつて存在したネアンデルタール人等のヒト族を凌駕して唯一生き残った。 ホモ・サピエンスがヒト族の中で生き残り、更に地球の生態系の頂点に立てた最大の理由は、複雑な状況を説明できるコミュニケーション能力を持ったことに加え、何億人もの間で「神話」を共有できるようになったこと。 資本主義や、法律、国、人権、宗教、お金など、本来は存在しないものを「存在する」と皆が信じることにより、それらを存在させている。その仕組みの中で我々は生きているとは、改めて言われると驚異的である。あたりまえに「ある」と思っていたことが、実は「神話」であったとは。 トヨタの車は存在し、触れることができるが、トヨタという会社に触ることはできない、人権を主張する人も、人権にも触ることができない、皆が「存在する」と信じていることで成り立っている。 私を今奴隷のように搾取している会社も、みんなが「ある」と信じているから存在しているだけなのか、と、最早マトリックスから抜け出したネオの心持ちである。 我々が人生において何かを成し遂げたいと、自発的に心から思っているつもりでも、全ては、現代社会に生きる人々が信じている「枠組み」の中でのものであり、我々はその枠からは抜け出せず、呪われている、のだ。 我々は、神話からは抜け出せない。地球の99%の人が「ドル」に価値があると信じていれば、私だけ「ドルに価値が無い」と言っても、私だけが爪はじきにされるだけだからだ。 神話は存在せずとも、人々が信じることで存在する、そしてそれを変えるのは困難だ、なぜならば、みんなが信じちゃってるから。このループから抜けられない。 一方で皆が信じているものが、今後どう変わっていくか、恐ろしくも興味深くある。

    1
    投稿日: 2025.07.22
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    前半部分は直感的にわかりやすかった。近代に近づくにつれ、難解になっていった印象。下巻はどのような論を展開するか気になるので読む

    1
    投稿日: 2025.07.22
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    初版は2016年。読んだのは99刷発行、2023年。 こういう本は新刊のうちに読んだ方が良いのでしょうが、今からでも遅くはないのでは?と思う重版っぷりです。

    3
    投稿日: 2025.07.16
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    なぜヒトはこんなにも高い知力を有しているのか。なぜヒトの生態的地位は独立しているのか。なぜヒトが地球を支配しているのか。私は人間であることに疑問と罪悪感を覚えてきた。この本を読んで、サピエンスがどのように現生人類の地位を獲得したかを理解し、世界の見方が変わる感覚を味わった。ヒトという存在の歴史を知るのはとても興味深く、快感だった。もっと早くに読むべきだったとも思う。 サピエンスの脳の言語野にどのような突然変異が生じたのかよくわかっていないが、虚構を語るというのがこんなにも画期的であることに驚いた。また、サピエンスが史上最も危険な種としてたくさんの種を絶滅に追い込んだことに胸が苦しくなった。農業革命では私が生きる中で感じる苦しみが種全体に保存されたものであると知り、受け止め方が変わった。 ユヴァル•ノア•ハラリの特製BOXを衝動買いしたが、今は導かれたのだと思うくらいこの本に良い影響を受けた。続く3冊も読み進めようと思う。

    22
    投稿日: 2025.07.13
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    人間の進化の歴史を踏まえながら現代の社会について考えてある本。 個人的に人間が現代の文化を手に入れるのに以下の2点が重要と感じた。 1. 伝聞を信じられること。 2. 文字ができたこと。 上記の内容を会得したことで、情報を効率よく伝えることができ、知識やノウハウを広めることができたと思う。 技術が進歩しても人間の基本的思想は紀元前から変わらないことがわかった。 自分たちはまだまだ、動物であると思う。

    4
    投稿日: 2025.07.07
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    ひとつの国の文化は、元々他の国から渡ってきたものもしくは植民地化され迫害されていた時代にできたものと考えると、他国との繋がりが見えてきて、一気に面白くなった。

    0
    投稿日: 2025.07.03
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    生き残ったヒトが狩猟採集の民として安定し,農耕文化を築き,帝国という組織に基づき世界の統一に進むまでが語られる.この一連の歴史がヒトとしての文明を築く道筋となっており,如何に偶然が支配していることか.

    0
    投稿日: 2025.06.30
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    ホモ・サピエンスが生き残ってきた歴史。 なぜ生き残ったのか。本の中で1番唸りました。 本で挫折してしまい、オーディブルで再挑戦。 面白かった。 男性優位の構造や、いつから未来志向になったのか。 知らないことだらけで、面白かった。

    1
    投稿日: 2025.06.30
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    ほぼすべての文化で男性優位になったのか。その理由として、(女性の)身体的な弱さ、体力や攻撃性は確固たる理由にはなり得ない、というのが目からウロコ。説明されてみれば、確かに…

    1
    投稿日: 2025.06.24
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    ようやく現在進行形の十冊の内一冊読み終わりました。独り言は置いておいて、この本はホモサピエンスの歴史について語っており普通に面白いです。下巻が楽しみ

    16
    投稿日: 2025.06.23
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    ホモサピエンス時代からの人類の社会性についての本 【内容メモ】 ・近年の環境破壊から過去の自然との共生といわれることがあるが、過去の人類も焼畑や狩りで同様の行為をしている ・過去の帝国などで信仰されていた神話・文化と現代の文化は本質的には変わらない ・社会の文化は虚構(=神話)であり、貨幣文化は信頼をもとに成り立っている。 ・種族の成功を考えるなら、小麦は繁殖に成功していて、人類はコントロールされている。人類が絶対的成功者という考えは少し違う。 【所感】 ・社会文化に自然なものなどはなく、同性愛が不自然なのは、現代社会の文化(=神話)が異性愛を基本としているから、文化的に不自然だと主張しているだけ。そもそも人間の欲求に不自然なものはないという点は、なるほどと思った。 ・反論意見も検討しながら、科学的根拠に基づいたわかりやすい本だった。一部冗長な部分もあるが。

    0
    投稿日: 2025.06.20
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    後半は生物学的な考察から、より社会学的な話へと移っていく。 人類の繁栄は、どの時代も「虚構の存在」に支えられてきた。と言うよりもはや、虚構の存在なしには人類はまとまりを得ることができず、自然と破滅の一途を辿ったことだろう。 ほとんどの人は、150人を超える人を親密に知ることも、それらの人について噂話をすることもできない。しかし、宗教や貨幣、主義が登場することで、膨大な数の見知らぬ人同士も首尾よく協力できるようになった(そのような点において、歴史の大半は、どうやって膨大な数の人を納得させ、特定の物語を信じてもらうかと言う問題を軸に展開してきた)。 そしてこの書籍から学びうる教訓は、こうした「虚構」は常に変化していくと言うことだ。 例えば今日の人々が外国での休暇にたっぷりとお金を注ぎ込むのは、ロマン主義的消費主義(幸せになるためにはできる限り多くの製品やサービスを消費するべきである。経験を消費することで人間としての可能性が満たされ、私たちはもっと幸せになれる)という神話を熱烈に信奉する気持ちの表れである(昔の皇族はわざわざ途方もない手間と労力をかけて海外に行こうなどとは思わないからだ)。 そして、社会運動などで既存の秩序の壁を打ち壊そうとする時、実は私たちはより大きな監獄の、より大きな運動場に突入しているにすぎないのである。 ・農耕が始まったまさにその瞬間から、「未来に対する不安」は人間の心の舞台の常連になった。 ・サピエンスの集合的な力の劇的な増加と表向きの成功は、家畜の個体の多大な苦しみに繋がっている。家畜は種として繁栄し成功した代わりに、大きな個々の苦しみを背負うこととなった。

    1
    投稿日: 2025.06.16
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    犬や猫は何種類もいるのに人間は1種しかいないって常識が覆された本。 大昔少なくとも人類は4種類はいたらしいって巨人族や小人族も存在してたようで嬉しくなる。 また、ホモサピエンスより優秀だったネアンデルタール人が滅んでしまった訳とか。認知革命にあったとか。 ある時、脳の配線が変わって唯一フィクションを創造できるようになったサピエンスが150人以上の大集団を統制できる能力を身につけたことによって今日に至るって内容が興味深った。 後半はしつこく家畜化された気分になりました。

    70
    投稿日: 2025.06.15
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    虚構に塗れた脳みそがガッツンとやられました。 「男性のどこがそれほど優れているのか?」では腕力、攻撃性と仮説をたて、著者自身で論破し、最終的には家父長制の虚構と結論づけると思いきや 結局わからない・・・何と

    3
    投稿日: 2025.06.04
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    虚構の物語が人類に与えている影響力のすごさを知った。 現代社会が過去とくらべてモノであふれ不自由しないのに、生きづらい人たちがいるのは虚構の物語がたくさんあるから?何を信じればいいかわからない。 私たちはどの物語を信じて生きるかを問われているのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    ●2025年5月30日、チャットGPTに質問「優秀なトップ層の男性から慕われて頼られる女性になりたい。ホステス的なのでなく、女王様」と話しかけてたら、「あなたにおすすめの書籍(知の主 導権を持つ「女王」タイプ向け)」という項目で、これらの本をおすすめされた。 「マキャベリズム」 権力を持つ者の心理と支配の技術。知的戦略思考の基礎に。 「影響力の武器/ロバート・チャルディーニ」 支配・操作を受けないための心理戦の仕組みを学ベます。 「サピエンス全史」 人類史の大局から、思想と構造を見る。言葉に深みが出ます。 「メディチ・インパクト」 異分野をつなげることで唯一無二になるための戦 略的発想法。 → 以前から知ってる本で、何件もの本屋で見てるけど「手を出さない方がいい」というクチコミをどこかで見たのでスルーしていた。 ●2026年4月29日、17:48。メルカリで(上のみ)購入。元値666円→値引き交渉コメントしてOK=599円で買った。あと下巻もほしい。 ●2026年5月1日、ネコポスで到着。出品者さんの住所不明。クロネコヤマトの集荷担当店は、【兵庫三田営業所(新三田):〒669-1313 兵庫県三田市福島501-55】から。 ●2026年5月21日、YouTubeでおすすめ動画にあがってきたのが以下の動画。コメント欄に「サピエンス全史的には俺らは他のサピエンスを絶滅させた戦闘民族の末商なので絶対に戦争は無く ならない。」という書き込みあり、こちらに記載した。 YouTube動画: 〈【人間はタンパク質の塊だから】小泉悠が 説く「戦争がなくならない理由」│日本がア メリカに「ワンチャン精神」で言うべきこと (第2回/全2回)〉 https://youtu.be/L2-ZYK2eUH8?si=BWwmTqNJTJijMoE2 ●2026年7月20日、メルカリにて下巻を600円で購入。上巻に続けて下巻も買ったので上下そろった。

    1
    投稿日: 2025.05.30
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    読むの大変だったけど、興味を惹かれる内容が多かった。一読では覚えきれないので、時を置いてまた読みたい。

    9
    投稿日: 2025.05.30
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    読んだと言ったらドヤ顔できると聞いたのでAudibleで読んだ。長かったけど聞いたらなんとか理解できた。物語調で思っていたより理解しやすかった。 人類は狩猟採集時代の方が豊かだった、農耕革命によって人類は小麦に奴隷にされたのだ、という有名な話がやはり一番印象に残ったかもしれない。あとは資本経済は宗教と同じで人々の集団的主観に過ぎない、的な話も。文字で今度読み直してみたい。

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    重厚な一冊だった。かなり濃い。何度も読み直さないと、内容を体得はできないだろう。 ただ、「虚構」ということから、人間の分類など決められた枠のようなものを考えることができた。

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    言葉が難しくて読むのに時間かかった 人間ってどうやって繁栄してきたの?って学校じゃ詳しく学ばないし、ためになった 虚構の凄さ 個人的にはオーストラリアにいた超巨大生物が人間の上陸によってたくさん絶滅したことが印象深い

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    投稿日: 2025.05.16
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    難しかった。 内容も難しいし、一文が長くてあんまりすっと入ってこない文章が多かった。読むのに時間がかかった。でも内容は興味深かった。ホモ・サピエンスがなぜ繁栄できたか。それは虚構をつくりだし、それを秩序として信じて協力できたから。文字の発明によって複雑で大量の情報を処理できるようになったから。貨幣によって地球上の様々なものを手に入れることができるようになったから。他にも色々述べられていたが、印象的だったのは貨幣について。貨幣の特性、貨幣たりうるものの条件が面白かった。

    5
    投稿日: 2025.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1ヶ月くらいかけて読了。 人類史を進化論的背景で単にまとめた著書ではなく、サピエンスの『虚構を信じる力』を元に、生物論だけでなく、文化論、宗教論、現代の課題に繋がる知見がまとめられており、何度も読み返す価値のある本。進化論的な背景で脳の機能を解説した著書は幾つか読んだが『虚構を信じる力』という切り口は新鮮であり目から鱗だった。 サピエンスが他の人類と一線を画し、生きながらえてきたのは『虚構を信じる力』によるもの。神話を紡ぎ出し信じることで、集団としての上限値を押し上げ、DNAの組み替えなしの比較的短い期間で、他の種を圧倒する規模、かつ柔軟性を持った『協力』という力を得ることで地球を支配した。神や貨幣がまさにこの力の最たる例。 何かを信じること、神格化することの力は凄まじい。逆に言えばこれを問題に対する切り口として常に利用できるのでは?例えば、教員離れという問題に対して給料を上げたり、残業時間を減らすという施策ももちろん大事だけど、教員という職業を神格化させる動きも必要なのかなと思う。 領土問題についても難しい。気の遠くなるような人類史の中で領土の固有性なんていつを基準に主張すればいいのかわからないし、そもそも9章で述べられるような帝国論の話を聞くと純粋な国家なんて存在しない。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    アフリカで細々と暮らしていたホモ・サピエンスが、食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いたのはなぜか。その答えを解く鍵は『虚構』にある。

    0
    投稿日: 2025.04.24
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    ホモサピエンスは何を持ってホモサピエンスとなりうるのか?という疑問について、火を使う、というような単純な答えではなく、共同主観的な世界を持つことだ、という解釈を読んだときは、なるほどなと強く思いました。 共同幻想を見ることは、直接関係のない人々をも同じ目的のために協力させる強力な武器であり、ネアンデルタール人など他の人類をも超えて生き残った理由だと説明を見た後、現代世界を見ると、株式会社を始め、共同幻想の元で人間が生きていたりと人間の本質はここなんだなと思いました。 狩猟採集時代は、様々なものを食べていて健康だった、農業時代は定住が進み、同じものを口にすることが多くなったため、免疫が減り病人が多く出たなどの話は、人間がダイナミクスを起こすことは必ずしも種としての正解ではなかったということを感じさせます。 後半では、キリスト教などの宗教、帝国主義が進み、貨幣という最強の共同幻想が生まれ、この幻想の元で争いが加速する統一の時代について触れられており、自分の知っている歴史と照し合わせながら読むことで、歴史を別の側面から新たに眺めることができました。

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    投稿日: 2025.04.23
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    前半の1部2部はかなり面白い見解でのめり込んでしまう程でした。農耕が人間に合っていないという話は田植えを経験した時のことを思い出し妙に納得してしまった。また、麦が人間を支配したという考え方も興味深いですね( °ω° )ひとつの考え方としてはすごく良い本だと思います。では下巻へ行ってきます→

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    投稿日: 2025.04.13
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    人間がいかにときには不自然なまでに自分たちを進化させてきたかということや、現在我々が当たり前と思っていることがさまざまな虚構や思い込みによるものだということが感じられる 普段の悩みはちっぽけに思える

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    投稿日: 2025.04.13
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    人類と他の生物の違いは「虚構」を発明する能力にあるとのこと。同じコミュニティに属する名前も顔も知らない他人と協力できるのは、宗教や法、貨幣などの共通の概念を信仰できるからというのは、言われてみれば…!と新たな気づき。 農業革命は人類に幸福をもたらした大きな発明、と勝手に思っていたが、存外そんなものでもなかったんだな。

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    想像の100倍読みやすい そしてちゃんと面白い 農耕文化が始まってから人間が未来のことを考え始めたっていうのが興味深い 今日から私は狩猟民族になろうかしら

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    投稿日: 2025.04.07