Reader Store
無名作家の日記
無名作家の日記
菊池寛、古典名作文庫編集部/千歳出版
作品詳細ページへ戻る

総合評価

1件)
4.0
0
1
0
0
0
  • 焦燥感があふれている

    菊池寛のデビュー時の焦り 劣等感 嫉妬を私小説として実にリアルに描き出している。文筆家は劣等感に苛まされ、明日は書けなくなるのではないか という恐怖に怯えているらしいが、その「業」を赤裸々に描いている。気楽な一読者としては、なるほど文壇デビューというものはこのような手順をたどるのだな ということがわかって面白い。

    0
    投稿日: 2025.01.14