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すらすら読める新訳 フランクリン自伝
すらすら読める新訳 フランクリン自伝
ベンジャミン・フランクリン、楠木建、芝瑞紀/サンマーク出版
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総合評価

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    建国の父が自らの歩みを淡々と語った古典を現代語に置き換えた一冊である。若き日から学びを重んじ、節制と努力を積み重ねた姿は三百年を経ても色あせない。だが今の社会は即効性を求め、忍耐や工夫を軽んじる傾向がある。フランクリンが示した「習慣こそ人をつくる」という信念は時代を超えて響く。その普遍の知恵は現代も生きている。

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    投稿日: 2025.09.20
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    「13の徳目」を守り続けて生きていくのは、かなりストイックでないと無理。 キリスト教の宗派を超えて、禁止されるということはその点に気をつけて生きていけばいいと考えるところがすごい。

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    投稿日: 2025.01.01
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    18世紀に生きた人物の著作だから昔話だなとか、ローマ時代の人だから理解出来ないとか、自分には生かせないって無いんだなぁと改めて感じた。 フランクリンの新聞には、人の批判は掲載しないという信条は、今のsnsでの自由すぎる発信に対しても有効だし、異なる考え方の人同士が争わずにすむために行動しようとしていた内容は、今もとても大切だし、同様の考えが広まることを望みたい。 人が幸せに生きるに当たって、大切なことは、普遍だからこそ、やる価値はある。ただし、研ぐのはこれくらいでいいだろうの斧レベルが精一杯かもしれないが。 それにしても、この時代に生きた人は、命の危険と背中合わせ。逞しい。そして、フランクリンの学ぶことへの意欲と行動力の結果、21世紀に生きる私たちにも読み継がれる本になっていることがよく分かった。

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    投稿日: 2023.12.01