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レーエンデ国物語 夜明け前
レーエンデ国物語 夜明け前
多崎礼/講談社
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総合評価

178件)
4.2
72
66
26
6
0
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    「普遍的な正しさは、僕ら人間には荷が重すぎるね」 シリーズ4作目。 レーエンデがまだ美しかったあの頃から、 流れる時間は人の尊厳を奪っていた。 慣れることは恐ろしいことなのかもしれない。 向上心や活力を奪われ、今に甘んじることが最善だと、これが普通のことなんだと自覚してしまったら 人は変化を恐れてしまうのかも。 それでも立ち上がるレオナルドの姿が眩しかった。 そんな兄を信じ抜き、正義を貫いたルクレツィア… “夜明け前”が1番暗いって本当だった。 2人が信じる革命の道は、愛の形は、他になかったのか。 次回最終巻、どうかレーエンデに自由を…!

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    血の繋がりがある兄妹でかつ愛し合っていた2人を別つ物語。闇を背負う妹と光を背負う兄の話が交互に描かれており、ページを捲るたびに悲しく辛い気持ちになった。平和な世界へと導くためには誰かが犠牲にならないといけない、誰かが英雄にならないといけないのがこの物語の世界なのかと考えると涙が出る思いだった。 このような革命があってしてもなおレーエンデが真の夜明けを迎えるまでに十七年の歳月がかかるという設定も、人、国を動かすにはそれほどの年月が必要なのだと思い知らされた。 次巻、完結とのことだが、この物語を終焉させるのは作者にとってとても精力がいることだと感じる。読者の期待に応えなくて全くいいので無事に書き終えてほしいなと願う。

    5
    投稿日: 2025.12.23
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    最新巻までたどり着いてしまった。結構なクリフハンガーで終わったので次巻が待ち遠しい(がまだ発刊予定がないとのこと…(泣))。 レーエンデの革命の物語4冊目は、前巻からさらに100年以上経った時代。我々の現実の世界と同じく、産業革命があり資本主義が台頭しているような時代。それでもなおレーエンデの民は奴隷のような扱いを受けている。不当な扱いに慣れると人はそこで諦めてしまう。人間の順応力の良し悪しはときと場合による。とにもかくにもシリーズのなかで最もドラマチックな巻だった。 前巻で誕生した戯曲「月と太陽」も効いている。レ・ミゼラブルの「民衆の歌」が私の頭のなかでBGMとしてこだました場面がいくつもあった。しかし本格的にその名曲が想起されるのは次巻なのだろう。 本巻の主人公は、恵まれたイジョルニ人側の新世代の若者と、異母兄妹の娘。領家の跡継ぎのレオナルドは、民族平等を標榜し、自らビジネスを起こす。新しい価値観の持ち主だ。しかし暴君の父親が無理やりに法皇王に君臨し、嗜虐の統治を進めることで起こる悲劇的展開。 兄妹はレーエンデの自由のため、別々の方向に進む。妹ルクレツィアはその頭脳を持って暴君の父を操り、レーエンデをさらに苦しめることでレーエンデ人の革命欲を呼び覚まそうとする。兄レオナルドは身分を捨て市井の民となり、レーエンデ人と共に苦しみながら革命を起こそうとするが、民衆のレジスタンス意識はなかなか広まらない。 二人の運命が再び交差するのは物語のラスト近く。次巻で兄が民草の太陽になりそうな予感を感じさせながら、物語は幕を閉じる。なお本巻でようやく、一巻目のラストで生まれたとされる神の子の存在が登場。なんとまあ予想外の存在。そう来るかと。 革命が成功するには、ヒエラルキーのボトムの人たちの抵抗ではなく、トップ近くにいる人たちによる抵抗なのだ、という考えがある登場人物から唱えられたが、なるほどと思った。

    23
    投稿日: 2025.12.20
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    たしかに夜明け前が一番寒くて暗いとはよく言いますが、そのとおりの内容。この巻が、ここまでの中で一番暗くて寂しくて、読むに従って辛くなっていきました。こういう展開しかできなかったのかなぁと思います。一方で、ルクレツィアのしたたかさに感服するとともに、自己犠牲の姿が切なく感じました。また、物語の8〜 9割方読んでも終わりが見えず、どういう形で終わるのだろうと、期待しながら読みました。残り1巻。最後は、ハッピーエンドで終わり、ルクレツィアの苦労が報われることを願います。

    1
    投稿日: 2025.12.20
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    572ページ 2300円 2025年12月9日〜12月14日 辛く苦しい兄妹の愛の話。レーエンデに自由をと願わずにはいられない。

    4
    投稿日: 2025.12.14
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    ルクレツィアの自己犠牲がとにかく辛い。 自分や母がされてきた吐き気を催す仕打ちを飲み込んで、最も憎むべき相手に自らの肉体を餌として差し出し、傀儡をつくる。まだ年端もいかない少女がした決意の方向性が凄惨で、到底理解し難くて… 義妹の意図を知って決断と実行を迫られるレオナルドの、主人公らしい実直なまっすぐさや、優しさ故の苦悩にも胸が痛みました。 御子を助けるために、レーエンデの民を団結させるために、非人道的で冷酷な悪女に徹したルクレツィア。イザベルとレオナルドと共にペスタロッチ家で過ごした数年だけが彼女の平穏な時間だったのかと思うと、何百年間も様々な子供たちに過酷な運命を背負わせておいて『最善な未来を選ぶ』?偉そうに何やってんだよライヒ・イジョルニーーー!!と思ってたので、ようやく話が聞けてよかった。だからといって気持ちは変わらなかったけど。。 今回は2巻目同様、誰にも救いが無かった。 愛に踊らされ、利用された末に幸せも掴めず、歴代きっての不名誉な王にされるステファノも不憫すぎて… 御子のそばでずっと絶望しないよう励まし続けていたヤバネカラスの銀天使は彼だと気付いて、胸がぎゅっとなりました。ただ、支えになっていた彼が消されて、ルクレツィアの政策でたくさんのレーエンデ人が命を落として、鍵がシャイア城を離れて次の時代まで移ろいゆくの間、塔に囚われた御子の描写は無く。直接的な被害はないにせよ無事なのか、今後が気になるところ。 これまで出て来なかった御子の姿や名前、過去作主要人物の名前を冠した銀天使達。ライヒ・イジョルニの真意。最終章に向けて糸が繋がってきた。 最終章には御子の塔の鍵とテッサの鉄斧が大きなポイントになるだろうけれど、先が見えない…!早く読みたい気がしつつ、本当に終わるのかなと疑っている自分もいる。 壮大なレーエンデ国の歴史の最期、心して見届けていきたいです。

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    主役はルクレツィア。 このシリーズに貫かれている、 痛みと苦しみを凝縮した内容。 これでもかと襲いかかる悲劇の予感。 それほどまでに逃れられない運命なのか。 果たして、 これら悲劇の先にたどり着くレーエンデの未来は 光に溢れた幸福か、それとも… 次の完結編に、弥が上にも期待が高まる。

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わった。レーエンデシリーズ毎回読後にずっしりくる感動と悲しみが入り混じった感情の波にやられる!うぅ… 読み進める中でレオナルドに関して、「バカだなぁもう」ともどかしく思うことが多々あったけど、なんか憎めない、少年漫画の主人公みたいなところがあって結局めちゃくちゃ好きになった! ルクレツィア切ない…。なんでそんな役回りなんだよ、、と思うけど、歴史の悪役だろうと物語の闇の部分だろうと、それが自らの役割であると悟ってしまえば不思議と馴染んで受け入れられるものなのだろうか? 最後、レオナルドがルクレツィアを撃ち抜く前、ルクレツィアが1人駆け出していく前に、ルクレツィアとステファノはどんな話をしていたんだろう? 他の登場人物と比べて精神的にかなり幼かったステファノ。彼は利用されたあげく、独りぼっちにされた。あまりにも切なくて救いがないと思った。 ここからラストはどうなるんだろう。5巻が待ち遠しい!ただ、私はまだトリスタンに恋してる。魂が1巻にいて進んでない。

    1
    投稿日: 2025.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正義と正義。全く同じ形をした普遍的な正義なんてものはありえない。誰かの正義は、誰かにとっての悪で、そうやって正義は変わっていってしまう。御子の子の解放のために、レーエンデ人を苦しめ、殺してまで、立ち上がらせるルクレツィアの正義が正しかったのか。あるいは、頑なに己の信念を曲げず真っ直ぐでありたいと願い続けたレオナルドが本当に正義だったのかは分からない。だけど、夜明け前が一番くらいのは確かだ。暗闇の中でふたりが見たいと願った未来は光だった。夜明け前のうっすらとした払暁の瞬間、そこだけが唯一、決して同じではあれない光と闇の交じわれる刹那だった。愛する兄から、唯一無二と特別として心臓を貫く銃弾を求めるしか無かったルクレツィアの覚悟と愛情が裏寂しい。

    0
    投稿日: 2025.09.24
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    レーエンデの夜明けがこんなにも遠いものだとは。 今回の物語には「正義」が土台にあると思う。 ビョルンは「正義っていうのは欲望を粉飾するための方便だよ。十人いれば十通りの正義がある。正義をつき通すって言えばかっこいいけど、それは他の正義を捻じ伏せるってこと。最後に残った正義は最も強いと言うだけで、正しいとは限らないんだよ」「普遍的な正しさは、僕ら人間にはにが重過ぎるね」と話した。 ルクレツィアの評価 「必要悪と呼ぶには、あまりに犠牲者が多すぎる」に一票。

    10
    投稿日: 2025.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今巻はレオナルドとルクレツィアの愛と正義の話 個人的に、10人いれば10通りの正義がある、刺さった。あと、ペンは剣より強しでも俺は銃を選ぶ、このレオナルドの言葉に、ペンの強さを知ってるからこそあえてって言う覚悟が見えた瞬間に感じた。 話の中でユリア、テッサ、アーロウとリーアンの戯曲の話があるたびに涙が出そうになった。みんなが今までやってきたことは無駄じゃないんだなーってなんか懐かしくなった。 読んでる最中思ったこと、エールデの存在は完全に忘れてた。確かにあの時からそのままだったと気づいて鳥肌がたった。エールデのそばにいたカラスはトリスタンじゃなかったのかなとか思ったり、、 読み終わった時に思ったこと、ブルーノ、レオナルド死ななくてよかった! でもルクレツィアには抱きしめてキスをして欲しかった。ルーチェがテッサに最後キスをしたみたいに、愛してるを伝えて欲しかった。っていう切ない気持ちとかいろんなのが押し寄せてもう涙が止まらなかった。 読み終わった後も本当にずっと涙が止まらなかった。 次巻がほんっとうに楽しみです!!!

    1
    投稿日: 2025.09.09
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    図書館にて借りる、第765弾。 (京都市図書館にて借りる、第229弾。) レーエンデ国物語シリーズ第4弾。 本作は、レーエンデを立ち上がらせるための物語。 レオナルドの正義とルクレツィアの正義。 どちらも目的は同じだが、方法(方向性)が違うことで生じる対立を描く。 何よりルクレツィアの圧倒的な存在感。最後までブレない考えには恐れ入る。 最終巻に向けた機運は十分に高まったと言える。まさに革命に向けたお話だった。シリーズを通底している革命への想い。やはり本作でも描かれていた。 本作でのルクレツィアのヒールに徹する姿勢、個人の幸せより革命への道標となる姿が素晴らしい。 最終巻5巻はいつ出るのか。 ここまで楽しませてもらったので、感謝を込めて最終巻は本屋で買おうと思っている。 星は勿論、4つ。シリーズ全部4つだ。

    0
    投稿日: 2025.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    革命はレーエンデの民たちが団結しないと起こせない。けれど支配されることに慣れた彼らは、理不尽な圧政にも蜂起するどころか、諦観してますます従順になる。 ならば心を捨てて、徹底的にレーエンデを地獄に落とすことで革命の火種を起こそうとした皇女と、そんな彼女の意をくんで『英雄』を引き受けた兄の物語。 トリスタンの登場にめちゃくちゃ興奮した。そうだよね、ずっとエールデのそばにいるって言ってたもんね。過去作の主人公が介入してくる展開ってなんでこうも熱いんだろう。それはそれとしてエドアルドおまえ…… ラスサビ前くらい盛り上がってる。三百年かけて受け継がれてきた意志が、ようやく実を結ぶのだろう。次が最終回か……なんだかさみしいな。

    0
    投稿日: 2025.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レーエンデに自由を! だんだんと機械化が進むレーエンデ。列車が走り、新聞が配られる。という姿にファンタジーの要素が少しづつ薄れ、現代へと歴史が走っているという実感が湧きました。 ルクレツィアがしんどい。 彼女は頭が良すぎた。だから、どうすればレーエンデのためになるかわかっていた。だからあえて魔女になるしかなかった。わかっているけど、あの幸せな彼女の日々に祝福が欲しい。 最後のページでボロ泣きした。全てわかってたんだね。 あとついに出てきた神子。ちょっとびっくりした。 早くレーエンデがどうなるか知りたい。続きでたら読みます。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レーエンデを巡る、自由と抑圧、そして革命のお話。 武力、芸術、の次は「情報」による革命を目指す辺りは、現実世界に類似するところがある気がした。無血の革命なんてほとんど存在しないけど、やっぱり今回も呼んでいて苦しくなる瞬間。 夜明け前が一番暗い。 確かにどんなに絶望的な状況でも、ひとは自分より酷い状況の人があれば、「あれよりはマシ」「逆らって、ああなってはいけない」と思う。だから犠牲法で人々を立ち上がらせようとしたルーチェの試みは「ウル族への圧政」「娼館保護法」によって叶うことは無かったのだなと、今更ながら思った。 戦は人を変えるとかよく言うけど、このシリーズでは、テッサたちよりステファノが体現している気がした。そこにはルクレツィアへの崇拝に等しい狂愛も含まれているけど。 それにしても、ルクレツィア、大人すぎん……?大人でなければ、決して成し遂げられなかったのだろうとも思うが。 個人的にはエールデとの対面シーンが一番好きでした。だってヤミガラス、トリスタンじゃん……。「ユリアさんが……」とか何百年経っても変わらなすぎて、微笑ましすぎた笑

    0
    投稿日: 2025.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今までの革命や登場した人達が出てきて、歴史が積み上げられている感じがした。 次回どうなるのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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     革命の話をしよう。冷酷な魔王と情念の英雄。2人に交わされたのは優しい凶弾か、冷たい接吻か。  此度も時は流れ、天才作家の作品は人々の心に刻まれ、火を灯した。新天地は開かれ、新たなる風が絶望の地に希望を持ち込んだ。炎に希望を焚べ、夜明け前の暗闇を耐え忍ぶ。  愛とは反転するものである。愛の炎は、強ければ強いほど、失望した時に手痛く身を焼かれる。では憎悪が愛に反転した時、どうなるのだろうか。罪悪感に苛まれるだろう。自己嫌悪に陥るだろう。己に刃を突き立てたい衝動に駆られるだろう。しかし、それ以上に相手のことを愛してしまう。それが最も恐ろしい。  

    8
    投稿日: 2025.08.30
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    夜明け前までたどり着いてしまった。 登場人物たちとこれまで苦しい旅をしてきた。 まだか、まだかと、それぞれの正義や覚悟をみてきた。 過去の人物の真意がここでわかることもあり、革命を起こす、自由を手にする難しさを改めて感じさせる。 お互い想い合う兄妹だからこそ成し遂げられた、ある意味のハッピーエンド。 17年後の革命の話が読みたい。 立ち上がらない人々は日本の情勢にも繋がるような気がして恐ろしい。 -よく言うでしょう? 『夜明け前が一番暗い』って。 夜の闇が暗ければ暗いほど、黎明の星は眩しく輝くのよ

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    2025/8/19 ルクレツィアの信念もレオナルドの真っ直ぐすぎる正義感も読んでて苦しかった〜。 次で終わりなのかと思うと…寂しいような待ち遠しいような。

    0
    投稿日: 2025.08.19
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    夢中で読み進めて4巻目。 ルクレツィア、強い信念で極悪非道の限りを尽くしたとんでもない美女だった。イザベラとレオナルドと暮らした日々が本当に素晴らしいものだったのだろうな。レオナルドを最後まで信じ続けた彼女、またこの巻も最後に会えない悲恋と感じたけれど、彼女の目的は達成したのでハッピーエンドと言ってもいいのかもしれない。 それで、御子はこの間どう過ごしていまどうなってるんですか…?

    0
    投稿日: 2025.08.01
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    レーエンデの物語がついに終結へと向かい始めていることがわかる。1巻の人物の切ない願いやこれまで続いてきた革命の種が身を結んでいる。でも、まだ革命までには至らない。レーエンデの革命前の最も暗い時代を描いたはなし

    0
    投稿日: 2025.08.01
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    悲劇や理不尽は現実だけで十分なので、物語はハッピーエンドが好きである。 レーエンデ国物語は素晴らしいファンタジーだが、革命が主題のため、読了後に呆然とするのが通例。 一日で一番暗いとされる「夜明け前」が副題の第四部もこの例に漏れないのだが、嫌な感じは残らなかった。 例えるなら、「ロミオとジュリエット」。悲恋の古典だが、二人が愛を貫き通した物語だと読むこともできるのではないか。 本書の結末は帯に(!)書いてあるが、大事なのはそこに至るまでの兄妹の触れ合いなのだ。

    13
    投稿日: 2025.07.27
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    革命前夜の緊迫感とレオナルド・ルクレツィア兄妹の深い絆が織りなす感動的な物語に引き込まれた。 抑圧されたレーエンデの重苦しい雰囲気と、希望を灯す彼らの行動の対比が心に響く。 過去の巻の歴史が集約され、革命への期待が高まる展開は圧巻。 シリーズの集大成に向けた盛り上がりに感動。最終巻が待ち遠しすぎる!!

    3
    投稿日: 2025.07.16
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    革命の話をしよう。 テンポも良く、刺激的な内容が続くので一気にのめり込みました。 人の正義は必ずしも自分の正義ではない。ガンダムも言ってる。夜明け前が一番暗い。結果は同じでもアプローチが違う2人のお話。 非情だが大きな目的には犠牲が必要なのかもしれない。 第1巻では、レーエンデの美しさををウル族を中心に。 第2巻では、全てを焼け野原に、ティコ族を中心に。 第3巻では、教育の大事さを、ノイエ族を中心に。 そしてこの巻で圧政を敷く側、イジョルニ人を中心に レーエンデに関係する全ての民族人種が革命を押し進めていく。押さえつける側と押さえつけられる側、両者の力が合わさって初めて革命は達成する。のかな? 何というか、レーエンデが煮え切らないんだよねぇ。でもそれは現実世界に照らせば非常にリアルな感情で、ルクレツィアの大胆さも大きな事を成し遂げる為には必要悪なのかも。 5巻が楽しみで、楽しみで。

    7
    投稿日: 2025.07.15
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    壮絶である。このシリーズは読む度に物語の壮絶さと壮大さに飲み込まれる。そして後悔する。続きが気になって仕方ないのだ。 フィクションでファンタジーの世界なのに今、我々の住む世界が直面している混沌と混乱があった。それぞれの信念が螺旋のように絡み合いながらレーエンデを、世界を巻き込んでいく様が素晴らしい。この巨大な物語の構成にどれだけの時間とアイディアが必要だったのか。考えるだけで身震いする。レーエンデに自由をもたらすための戦いはどんな結末をもたらすのか。今から楽しみだが、とても怖くもある。

    3
    投稿日: 2025.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今までの登場人物に関わりのある人たちが山盛りで、名前を見るたびに「この人はきっと……!」と、嬉しさやら懐かしさやら悲しさやらでいちいち硬直してしまった。 それもこの物語にどっぷりつかってきたからだろうなあ〜! 一番衝撃を受けたのは「浅黒い肌、琥珀の瞳、首の後ろで束ねた髪は黒く、前髪の一部を三つ編みにしている」人の宿ったヤバネカラスを見たときですね……やっぱりね、この人が一番好きなんだよね私……ああああ……。 今回の登場人物では、ルクレツィアが根っからの悪の気質を持っていたとはいえ、みんなで暮らした幸せだった時の描写が幸せすぎて辛すぎた。 どうにか幸せになってほしかった。きっと幸せになれる人だったのに。 レオナルドよりルクレツィアに感情移入してしまったかもしれない。 でもどっちも好き。好きだからしんどい、レーエンデはいつもしんどい。 それでもようやく希望が見えてきた。最後の1冊はどうなるんだろう。発売がすごく楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.07.04
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    序章でネタバレをしていくタイプの4巻めだった。どうなるんかなと思ったけど、こうなるのか…そうか…という感じ。 穏やかな幸せパートが本当に楽しそうで、これでええやんと思ってしまう。 ところどころでレーエンデ人の怠惰さを非難する文言がつらいなと思う。現実に向けて言っているよねこれ。 銀天使の正体や、仮説を確かめる話、泡虫、影、その他あれこれと少しずつ舞台裏の設定がわかって面白かった。表紙が美しいなぁとも思った。

    2
    投稿日: 2025.06.20
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    ファンタジー小説「レーエンデ国物語」の四作目を読了。 相変わらず、序章で明かされる衝撃の結末。”夜明け前”というだけあって、最終巻に向けてのつなぎのような内容とおもいきや、今作もなかなかにドラマティックで、常に登場人物たちの救いを求めるような内容となっている。 出てくる登場人物は有能な者が多い中、身分で卑屈な状況に追いやられるキャラクター「ステファノ」の苦悩が、読んでいてとても苦しかった。「ステファノ」は利用されるように****になるのだが、最終巻では果たしてどのような存在になっているのか、気になるところ。これまでに張り巡らせた伏線回収にも期待。 推しのキャラは「ステファノ」。 ★4.2

    118
    投稿日: 2025.06.18
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    うーん、ルクレツィアの正義は、私には受け入れ難かったな。とはいえ、長い物語の終わりに近づいてきているのが随所に感じられて、一気に読み通してしまいました。次巻に期待。

    2
    投稿日: 2025.05.29
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    とても良かった。 3巻が1番かなと思っていたけれど、 4巻が1番心に響いた。 抑圧された世界から立ち上がれと、強いメッセージを感じた。安穏と日々をただ生きているだけの自分に何ができるのか、何をすべきか、ファンタジー小説からこんなにも感銘を受けるものかと思った。 次巻がとても楽しみ。

    3
    投稿日: 2025.05.27
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    しんどい。夜明け前が一番暗い。 どこまで苦しめば光が見えるのか。 何気なく初巻をめくりました。 『レーエンデの誇りのために戦う女がいた。 弾圧と粛清の渦中で希望を歌う男がいた。 夜明け前の暗闇に立ち向かう兄と妹がいた。 飛び交う銃弾の中、自由を求めて駆け抜ける若者達がいた。(485頁)』 壮大な物語、レーエンデの自由を思う心はずっと受け継がれてて胸が熱くなる。 早くレーエンデに降り注ぐ光が見たい。 最終巻が待ち遠しいです。

    9
    投稿日: 2025.05.27
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    人は大抵、これこそが正しいと思った行動を取ると思います。 でもそれは相手によっては真逆になり得るんだな、と。 結局は真に正しいことなど存在しないのかもしれません。 だとすれば、自分がしていることをせめて自分だけは正しいと思えることをして生きていきたいですね。 シリーズ通して夢中で読みました。最終巻楽しみです。

    2
    投稿日: 2025.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ルクレツィアが、その年齢で大人にならざる負えない、その後もレオナルドと仲良くなるなどして表情は解れていくが、周りと比較して背負いすぎていて辛い。 レオナルドは正義感に溢れ、信頼を得て事業も順調に進めたりと、見ていて分かりやすくて清々しい。ルクレツィアもルクレツィアで、自己犠牲が酷いが、必要悪と割り切って思惑通りに人を操っていくのが清々しい。 その2人がかち合って終わりを告げるのは思ったより本当の最後で、呆気なかった。

    17
    投稿日: 2025.05.05
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    レーエンデの解放を目指して活動を始めるレオナルドと、レーエンデを目覚めさせるために地獄の道を行くと決めた妹のルクレツィア。行き着く先で革命は成されるのか。夜明け前が一番暗い。レーエンデ国物語第四巻。 レーエンデの革命も残すところあと一巻のところまで来ました。相変わらずのリーダビリティでぐいぐい読ませられました。 今回は、実はあまり物語に入り込めませんでした。物語の構造が2巻と似ているし、そうなる必然性を強く感じなかったからかと思います。2巻でルーチェがその道に踏み込みましたが、それは(リアルというより)小説としての面白みを感じるものでした。しかし同じ轍を踏む今回は、小説としても少し工夫が欲しいな、と感じてしまいました。持ってきた悲劇がとってつけたように見えてしまい、少し安っぽくなってしまったのが残念です。 とはいえ、抑圧と解放という人間の営みの普遍性が強く描き込まれていて読み応えは抜群です。最終巻にどんな展開が待っているのか、楽しみに待ちたいと思います。

    24
    投稿日: 2025.05.02
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    嫌味なく過去を回収して見事に完結。このシリーズに出会えたことに感謝。未来を知ったところでもう一度読み直し、過去に意味を与えたくなった。

    1
    投稿日: 2025.05.01
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    ようやく歴史が動き始めました。 これまで謎にされていた部分が少しずつ明かされ、話が繋がってきました。 次巻も楽しみです。

    14
    投稿日: 2025.04.12
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    編年体で編まれた第4巻は,一風変わった革命の物語が展開される.国家の統治者の子息と息女(ただし異母兄妹)が,差別のない安寧の世界を創出する,という目的は同じくしつつ,真逆の方法論で進め混沌とした死の世界に変わり果てていく.正義を行えば世界の半分を敵に回すというが,長い物語のどの一篇を取り出しても,救いがない.読んでいて,この世も結局ディストピアで成り立っているのか,と錯覚しそうになる.

    1
    投稿日: 2025.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レーエンデ4冊目。 かなり近代化が進んできた! 巻を読み進めるごとに時代を追う感じが新鮮で楽しい。 今までの登場人物が度々話の中で出てきたのがアツかった! 今回のテーマは正義なんじゃないかと個人的には感じた。 正義って本当に難しい。 かなり核心に迫ってきてて面白かったです。 次は最終章!楽しみ。

    5
    投稿日: 2025.04.03
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    追手門学院大学図書館 蔵書検索OPACへ⇒ https://lib-opac.otemon.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2000658447

    0
    投稿日: 2025.04.02
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    それぞれの正義のために 信念を持っている人と、 そうではない人の対比がすごく印象的。 そのためスカッとする場面もあった。 けどやっぱり辛いなぁ。 過去作とのつながり部分でも 色々と楽しめたので振り返って 読みたい気持ちにもなったけど、 とにかく早く最終巻が読みたい。

    1
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    だから、レイプの、話を、やめろ。 と、このシリーズはあまりに酷いので読むのを止めようかと思った。3巻でもそうだったけど、4巻こそはと思ったのに。 いやライヒ・イジョルニお前おったんかい。動物の銀天使になって歴代重要人物助けろやとか、ルクレツィアはそこまで身を犠牲にしなくてもいいだろとか、足に焼印作ったけど右足ない時点でルクレツィアとわかるからそこまでフィリシアに寄せる必要がないとか、神の御子の使い所とか、色々思う所があるのでもう少し納得できる筋道だったら良かったな。 ヴァスコはもっと激しく苦しませたら良かったのに。で、あのヴァスコの子どもたちがなぜ2人ともあんなにできた子たちなんだ。 またテッサの斧を抜いたランバートが出てこなかった。最終巻までお預け確定?ちゃんと出てくるのかな。3巻の終章で出てきたリウッツィは伏線回収されたね。 あと、ルーチェがなぜ残虐王となったのか4巻でわかるとは!そして何気にトリスタン再登場。

    3
    投稿日: 2025.03.18
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    シリーズ4作目。 夜明け前というタイトルから、希望が少しずつ見えてくるのかと期待したが全くそんなことはなく…。 夜明け前が1番暗い、なるほどね。。。 レオナルドとルクレツィア、 2人の最終目的は同じなのにその手段は全く反対で。 正義ってなんなんだろうか。 お互いの正義を潰すことなく、共存してこその平和なのかもしれない。 結局、御子はどうなったのだろう… そしてレオナルドは…、、、。 最終巻の5巻への期待が益々高まりました。

    2
    投稿日: 2025.03.10
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    シリーズ第4巻。 『月と太陽』とは違う方向でキツい描写が多い。 既に立ち上がる気力が尽きんとしているレーエンデ人たちを奮起させるために更に叩きのめすやり方、あまりに乱暴すぎる。

    1
    投稿日: 2025.03.10
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    繰り返される「絶望」 絶望の先にしか光はないのか。 ルチアーノもルクレツィアも 愛する人を通しての未来しか見えなかったのか。 民は革命のための、ましてや神の子のための駒ではないんだよ。 苛烈! 次巻、神の子が海に還り大団円となるのだろうけど レーエンデはどう続くのか 結末が見えないのが楽しみ

    1
    投稿日: 2025.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レーエンデ物語 第四巻 夜明け前 レーエンデの光と闇、異母兄妹のレオナルドとルクレツィアが主人公。 レーエンデに自由をもたらすため 共に闘うのではなく 表面上は全く反対の立場に。 兄は反体制側に 妹は法皇を操り魔女と呼ばれ、 恐怖政治を断行していく。 ルクレツィアの壮絶な覚悟、一瞬たりとも怯まない実行力に比べて レオナルドの育ちの良さからくる正義感や感傷的な場面に途中ちとイライラした。 しかし、二巻のテッサの戦いや最期が 200年後にも人々に伝わっていて嬉しかった。 二巻のルーチェが、後に残虐王となった真意も知ることができ、 さらに神の御子の正体もわかる。 伝説の預言者も登場。 三巻の登場人物の名前がついた病院や 劇場名も変わっておらず 長く読んできたなぁと 懐かしさすら感じてしまった。 次がようやく最終巻とのこと、、 早くー!レーエンデに自由をー!

    12
    投稿日: 2025.03.02
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    すごかった! 面白くて一気読み。 地図を参照しながら読むファンタジー、好きだ。 レーエンデの伝説や歴史が、やや説明不足だけど、 物語のスピード感や熱を優先するには致し方なし。 どのキャラもはっきり描かれていて、 大人の味付けで、気持ちよく読めました。 早く次に取り掛かりたい。

    2
    投稿日: 2025.02.20
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    読み終わってしまった。 終わってしまった喪失感。 もっと読みたい。 第4巻はレーエンデに革命が始まる物語。 光の兄レオナルドと闇の妹ルクレツィア。 2人がレーエンデで革命を起こす。 キャラクターに魅力がありすぎてたまらない。 読み進めると心が温かくなっていくと共に切なさもやってくる。 こんなにも純粋な物語が他にあるんかな。 皆がそれぞれの正義をもっているのに、互いに受け入れられず、分かり合えないのが辛い。 4冊中、2番目の面白さだったかな。 テッサの物語には及ばないけど、めちゃくちゃ面白かった。 あと1冊で完結か。 早く読みたいけど、読み終えたくない。 この本に出会えてよかった。 「革命の話をしよう」 こんなにはかっこいい言葉、ほかに浮かばない。

    4
    投稿日: 2025.02.18
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    レーエンデの歴史が語るように、銃に銃をもって対抗し、戦で平和を勝ち得ようとしても到底かなわない。かつての勇者たちはあれほどの信念を抱き、自己犠牲を惜しまなかったが、結局は武をもって突き進んだがため思いを果たせなかった。このたびのペスタロッチこそは、朋友ブルーノとともに支援や教育によって、あるいはビョルンとともに報道によって法皇を諭してくれるのではと期待したのだが。聡明なはずのルクレツィアは、御子を救うためとはいえ何故ああなっちゃったの?で、御子はどうなったの?次話はブルーノとリオーネの息子ジュードが登場?

    1
    投稿日: 2025.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ四巻目。 ついに革命の主役とも言える兄と妹が登場する。 読み終わって胸が痛い。 と共にワクワク感も感じてしまう。 読む前は、「夜明け前」という副題にもうすぐ世が明けるという希望を感じたのだけど、逆に夜明け前が一番暗いと言うお話だったのが少し意外だった。 光と影、朝と夜が揃ったと言われた時は明るい希望を感じたのだけど、こんな展開になるとは。 ルクレティアの覚悟が凄すぎる。 それだけにその覚悟が辛すぎる。 物語のラスト、「兄弟はそれぞれの正義を信じやがて敵対することになった」と書かれているのだけど、決して二人は敵対したわけではないと思う。 むしろやり方は違っても同じ目的に向かって共闘していたのだ。 誰よりもお互いを分かって、互いを信じたのだ。 だからこそ残されたレオナルドには最後までやり遂げる義務がある。 それにしても神の御子の件は、彼が原始の海に帰ったらなにが起こるのだろうか。そこがちょっと分からない。あたらしい世界とは何?そしてルクレティアの死後、神の御子はどうなったのだろうか?鍵が無いから誰も塔に入れないのかな?そこら辺の疑問も次巻で回収されるのだろうか。 次巻、最終巻が待ち遠しい。

    1
    投稿日: 2025.02.08
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    正義と正義 正義には何通りもあるかー まぁ,価値観ではあるけれど、 人を殺してよしというのはどうかなあ どんどん面白くなっていきますね レーエンデに平和を! 人は初めからの体制を受け入れてしまう、 確かに、何かを変えようとするのは勇気がいること。

    1
    投稿日: 2025.02.05
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    えぐみ、やばみ著しいルクレツィア。そこに見目麗しいとくれば、堕ちるよそりゃ。怖すぎるよ、どんだけ努力と我慢してんだ、自己犠牲のいただき女子かって。自分なら殻に閉じこもっちゃうよ、革命なんて夢のまた夢。

    36
    投稿日: 2025.01.19
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    レーエンデ国物語『夜明け前』読み終わりました。 法皇帝ヴァスコ·ペスタロッチによる支配下、未だレーエンデ人にとって自由がもたらされたとは言えない世界情勢だった。舞台の幕開けは息苦しさを覚えた。 しかし希望もある。 ヴァスコの息子、レオナルドの存在は、希望の象徴のような人。人を守るための強さが感じられる。その母、イザベルも偉大な存在だと思った。 物語の要となる、ルクレツィアの存在は異質に際立っていた。美しさと聡明さ、鋭い洞察力に長けている彼女はレオナルドを本当の兄のように慕う。そんなルクレツィアとレオナルドの、ちょっとした絡みは楽しいものでした。恋人のように寄り添う2人は最高に素敵でした。 レオナルドとルクレツィア。正しき正義とは何かを考えさせられる。壮絶だけれども、そこには真実の愛がある。  もっともっと多くを語りたい。それほどレーエンデという国に魅了されています。          

    25
    投稿日: 2025.01.18
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    前作の兄弟の"絆"に引き続き、本作は兄妹の"愛"。。 両者共に、過去とその時代と未来をつなぎとめる程の偉大で尊い力。 燃え盛る炎のような正義を貫く人物、熾火のように静かに、震え上がるような正義を貫く人物。 ユリアが託した月光石がこの時代でもとある人物の手元にあるのが嬉しかったり。 クライマックスは涙が止まりませんでした。 兄妹愛をこんな風に描いた作品なんて、他に無いと思います。。

    7
    投稿日: 2025.01.18
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    4作目ものめり込んでしまいました。前3作までの伏線回収もあり面白い。正義は人それぞれ、歴史は表面的な理解だけでは真実を見誤る。妹ルクレツィアの意思の強さに驚嘆します。早く次が読みたい!

    2
    投稿日: 2025.01.17
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    シリーズ第4作。 本書も主人公は兄妹。 本シリーズは兄弟姉妹が重要な役割を担っている。 レーエンデと神の御子を救うために、全く逆の行動を取る兄と妹。 ルクレツィアの冷徹さが悲しみを誘う。 妹の思惑は成就した。 レーエンデは遂に解放されるか。 長大な叙事詩もあと1冊。 次巻はまだか!?

    1
    投稿日: 2025.01.16
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    「レーエンデ夜明け前」第4作目もとっても面白く、一気読みしました。遂に「神の御子」が登場しました。 4大名家の嫡男レオナルドと異母妹のルクレツィアは、互いに深く愛し合いながらも、それぞれの正義を貫き、レーエンデの民を立ち上げ、自由を取り戻そうとするのだけれど、どうしてそんなことになってしまうのか...善のためには悪も必要...。他に方法はなかったのか...あーなんとも儚い。 最終巻が待ち遠しいです。物語が薄れる前に早く次巻出版されるといいな。ようやくレーエンデ独立が見えてきた。レーエンデの真の「夜明け」を迎える瞬間が楽しみです。 これまでの話はどれも悲しい結末だったけど、5巻目はハッピーエンドに読み終えたいな〜 2025.1.5

    76
    投稿日: 2025.01.05
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    これまでの2巻、3巻の影響が4巻に響いてる。実際の人類が歩んできた歴史に通づるものがあるなぁと感じながら、ファンタジー要素も面白い。5巻が楽しみだー

    4
    投稿日: 2024.12.15
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    ついに次巻完結! 毎回主人公が変わるのに面白いからすごい。 神の御子がやっと出てきて、これから御子をどう始原の海に帰すのか、、 それぞれの正義で動いたルクレツィアとレオナルドに感動。 そしていつの時代にもいる権力を盾に好き勝手する奴らに辟易もする。今回のヴァスコも酷かった

    3
    投稿日: 2024.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再び時は進み、100余年の月日がレーエンデに流れる。 これまで主に市井の人たちに焦点を当てていたのとは対照的に、権力者側―—政治に携わることを可能とする人物が中心となることで、革命の時が近いことを感じさせる。 ルーチェが為そうとした「抑え込むことでレーエンデの人々に矜持を思い出させる」というやり方はしかし生ぬるかった。 権力に人々は案外簡単に屈してしまう。抵抗することはそれほど容易なことではない。テッサに次ぐ第二、第三の英雄はそうそう現れない。 であるならば、あらゆる人々にとって敵意の対象となる存在を仕立て上げよう、私が、私こそが魔女になろう。 混沌の中にあって、そのようなゆるぎない信念をルクレツィアは貫こうとする。すべてはレーエンデのために。レーエンデの未来のために。 高潔な物語だ。自身のためではなく他者のためにゆるぎない決意でもって前進し続けるルクレツィアの姿を見ていると涙が流れてくる。 彼女の人生において幸せだったと言える時間はほんのわずかだった。わずかだったが、それでもそのときに得たかけがえのない時間こそが彼女のことを形作った。潔さと情熱を彼女は身に着けた。 新しい国を作るために必要なことは何なのかを「月」となる存在と「太陽」となる存在それぞれが探し求め、未来のために動く姿が互いに崇高だ。かつて革命を志した人々の意思が彼らに受け継がれていくようでもあり……。 止まっていた時計がついに動き出す。革命のときは近い。ただ、ここにあなたがいないことが私は哀しい。

    7
    投稿日: 2024.12.03
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    レーエンデの光と闇 ペスタロッチの異母兄妹レオナルドとルクレツィア。夜明け前が一番暗いお話。 今回はわりと一本道。その中でついにエールデと対面したり。懐かしい顔をみたり。 というかユリアの時代でも伝説の人だったあの方が、まさか登場するとは思わなかった。 登場人物の中ではイザベル様がかっこよくて好き。 はじめからわかっていた結末だったので、泣ける度は低め。

    3
    投稿日: 2024.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    商会運営の件は面白かった。が、革命の段になると前置きで壮大に語られるほど胸熱き展開ではなく、悪の道に正義を見出し走る義妹の願いを叶えるべく打つ義兄に見えなくもない。途中まではレーエンデのためにの大義名分が作用していたけど。 革命は一人で起こすものではなく、内から迸る民衆によるものだと思う。今作は暗殺を持って革命の一端としているけど、ちょっと運命に身を任せすぎかな。 ただ、見えなかったルーチェの意図とテッサの革命の失敗の裏話を垣間見られてよかった。レーエンデの民を奮い立たせるためには善政を敷いてはならなかったのね。 自作いよいよフィナーレ。次は誰の手にバトンが渡るのか。

    6
    投稿日: 2024.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

     法皇帝ヴゥスコ。その正妻の子レオナルドと愛妾の娘ルクレツィアの生い立ちが、丁寧に描かれて、その後の二人の信じる正義のための行動につながっていっているように思いました。  即座に革命でことをなそうとするレオナルドに対し、時間がかかっても子どもたちへの教育を進めることを求める新聞記者のビョルンたち。その間にもたくさんの人たちが虐げられ、亡くなっていく。  ルクレツィアは、これだけ人が亡くなり、虐げられてもまだ戦おうとしないレーエンデの人たちを極限まで追い込むことで立ち上がらせようとする。  本当に正義はそれぞれにあるという言葉の重みを非常に感じました。  幾代にも渡ったレーエンデは苦しみから解放され、自由を手に入れることができるのか。夜明け前という副題に、次の巻を読むのを非常に楽しみしています。

    2
    投稿日: 2024.11.24
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    感想 四作目にしてやっと御子にたどり着く。370年以上も生きてるって死なないことも辛そう。 兄妹の悲劇が革命の狼煙となるとは!?続きが気になり過ぎる。 あらすじ 第四作は、三作目から150年ほど経った頃。レーエンデはさらに近代化が進んだが、イジョルニ人によるレーエンデ人の差別は相変わらずだった。 主人公は四大名家のレオナルド。父親は合州国に攻撃的で、次期法皇帝と目されていた。レオナルドはレーエンデ人が住む旧市街に繰り出し、レーエンデ人が不当な扱いを受けている現状を目の当たりにする。銀夢草の畑を怒りで焼き払ったレオナルドは、一時家を追放される。 法皇帝が亡くなり、レオナルドの父のヴァスコが法皇帝となる。正妻を皇后とせず、ダンブロシオ家の娘を皇后とする。その子供のルクレツィアは幼少期より城に幽閉され、テッサの真実を歴史書で学ぶ。 ルクレツィアは、ヴァスコから忌み嫌われボネッティへ流れ、暮らすことになる。 レオナルドは、人種差別のない会社、テスタロッサ商会を立ち上げ、収益を上げる。会計士がランカスター卿に操られ、不正経理をしていたことに気づき、ランカスター卿を遠ざけ、会計士を助ける。従兄弟のステファノ一家の不正も見抜く。 ルクレツィアと語り合い、お互いの誤解を解いて仲良くなる。 ルクレツィアが14歳になった頃、母親のフィリシアが亡くなり、弔うためにルクレツィアとレオナルドは意を決してシャイア城に向かう。彼らはそこでエールデという神の御子に会う。御子はレーエンデが弱体化したことで弱っており、絶望の未来視を見せる。 御子と未来を救うために、ルクレツィアは城に残って御子を励まし、レオナルドはレーエンデに革命を起こすことを誓う。 レオナルドは、知られざる者に会い、エルウィンにたどり着く。ルクレツィアは、御子に祈った通り、法皇帝ヴァスコの四肢を奪い、自分をフィリシアと信じさせ、法皇帝の名代となって帝国を意のままに操る。レオナルドを死んだこととし、ステファノを王騎隊の隊長に据える。 ルクレツィアは悪女を演じ、人頭税を2倍にし、軍隊を編成して北の合州国と戦争を開始する。その後もルクレツィアはレーエンデ人の蜂起を煽る法律を次々と制定するとともに、法王庁の有力者の弱体化にも手をつける。 ステファノを次期法皇帝とした日に、ルクレツィアは同時に成婚する。そのタイミングを見計らってレオナルドはルクレツィアを狙撃する。それが革命の狼煙となった。

    14
    投稿日: 2024.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    権力を手にしたルクレツィアが神の御子を始原の海に還せばよかったのでは?根本のところが理解できていないので消化不良です。 1~3巻までとても好きだったけど、ここにきてうーん?となってしまった。最終話に期待!

    5
    投稿日: 2024.11.16
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    【きっかけ】 本屋大賞2024に1作目がノミネートされていたので読み始めて4巻目。 4月に今作が新刊として出た際、SNSで「レーエンデ休暇を取る!!」と盛り上がっていたのがとても羨ましかった。3巻まで無事読み終わり、ついにここまできた!!! 【あらすじ】 四大名家の嫡男・レオナルドは佳き少年だった。 生まれよく心根よく聡明な彼は旧市街の夏祭りに繰り出し、 街の熱気のなか劇場の少女と出会う。 ――そして、真実を知り、一族が有する銀夢草の畑を焼き払った。 権力が生む欺瞞に失望した彼の前に現れたのは、片脚を無くした異母妹・ルクレツィアだった。(Amazonより) 【心に残ったところ】 ◉"正義とは欲望を粉飾するための方便だ。十人いれば十通りの正義がある。誰かにとっての正しさは、誰かにとっての悪になる。絶対悪である人殺しですら、場合によっては正義となる。ルクレツィアの正義は神の御子を救うこと。そのために彼女は何万という人間の命を奪った。レオナルドの正義は人として正しくあること。やむなく暴力に訴えることはあっても、誰も殺さないことを信念としてきた。でもビョルンは言った。普遍的な正しさは、人間には荷が重すぎるね、と。" 【感想】 初っ端から最愛の妹に手をかけなければならない兄の運命が綴られていたために、何故そうなってしまったのか、悲劇は四巻目にもなって繰り返されるのかと思ったけど…今回は一気に前進したのではと思っている! 神の御子に絶望を具現化させないよう必死に声をかけるトリスタンの影、レーエンデ人を絶望から奮起させ続ける英雄テッサ、テッサの英雄譚を後世に残したリーアン(アーロウ)始め、ルーチェを見初めたミラベルや、名前を受け継いだペネロペたち等々、今までレーエンデを想ってきた人たちがレオナルドに手を差し伸べているようにさえ見えた。 レオンならきっと「レーエンデに自由を」を実現してくれるのではないか。 ルクレツィアの運命は辛かったが、この革命が今度こそ悲願を叶えるきっかけになってほしい。 最終巻がとても楽しみ!!

    7
    投稿日: 2024.11.15
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    つらい結末で何とか本当の気持ちを兄に伝えてほしいと思った。革命の闘志を芽生えさせるためにここまでしなければならないのは悲しい。つらい終わり方だった

    2
    投稿日: 2024.11.07
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    これは途方もなく長い年月をかけて、成されようとしている革命の過程。 テッサの願いは空しく敗れ、時は流れていく。今作では、レオナルド(レオン)とルクレツィアの異母兄妹が、互いを光と闇として、それぞれの立場から目標に突き進もうとする。多くの命が失われるが、レオンは諦めない。400年もの間、人々が願い続ける「レーエンデに自由を!」が、形になってほしいと思う。 次作にも期待。

    6
    投稿日: 2024.11.06
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    次作で完結…早く読みたい気持ちとまだ終わってほしくない気持ちが混じり合う。 レオナルドはTHE主人公。テッサに次ぐ英雄の器。今度こそやってくれるんだなという期待ができるレオナルドの序章。これからどう魅せてくれるだろう。

    2
    投稿日: 2024.11.04
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    こんなにわれわれを引っ張っていく恐ろしい作品です。飽きない。最初の魅力的なキャラクターがいなくても次から次へと。

    29
    投稿日: 2024.11.02
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    一気読みでした。革命前夜の一番暗い弾圧の時代。ついに神の御子の姿が描かれる。毎回悲劇だけれど、今回も悲劇。

    2
    投稿日: 2024.11.01
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    今回も夢中で読んだ。 悲しい結末が冒頭で示唆されているのと、主人公達が信念を揺るがすことなく行動していくので、ある意味ではハラハラせずに読める。 ただし、前半の明るい希望のある場面にも、フラグ的な悲しさがつきまとう。 厳しい局面にあっても、レオナルドがひたすらに真っすぐで救われる思いがする。 ルクレツィアの幼少期があまりにも絶望的で、それがあの冷血な選択の一因であることは間違いないが、もう少し彼女がその選択に至るまでの描写がほしかった。また、性描写が悪目立ちしたように思う。ここまで必要だったかな……。 終盤はわかっていたこととはいえ悲しく涙が溢れた。 伏線も回収されつつあり、いよいよ佳境。終わってしまうのは寂しいが、これまでの長い歴史の中で様々な場所から確実に紡がれてきた革命への細い糸が、今後こそしっかりと編まれ、確かなものになっていくのを最後まで見届けたい。

    12
    投稿日: 2024.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これまでの出来事は全て繋がっている。 ただ、ルクレツィアがどのように感じ、なぜ決意して、あそこまで冷血になれたのかを、もっと丁寧に知りたかった。

    2
    投稿日: 2024.10.23
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    今までのレーエンデ国物語は、希望やこうあって欲しいという幸せな願いを目前にして、予想を裏切られるような結末ばかりだった。普通のファンタジーではない。昨今の現実社会のような、何もかもがハッピーエンドにはならないことをこれでもかというくらい主張してくる。その度ごとに心を刺される感覚を味わっていた。 でも、今回の「夜明け前」は少し違った。レーエンデに自由を取り戻すべく、みんなの思いが、みんなのそれぞれの正義のために動き出した。読んでいてとても安堵していた気がする。 そして、各話それぞれが意味のあるものとして繋がっていて、今があることが分かる。たくさんの人が死んでいったが、全ては革命のため、海に帰るためのものだったのだと。 次の物語が待ち遠しい。

    5
    投稿日: 2024.10.14
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    まさに夜明け前。 暴君である法皇帝ヴァスコの娘のルクレツィア、ペスタロッチ家のレオナルド。 義兄弟として幸せな日々から一転、離れ離れになって光と闇と化してしまう。 夜の闇が暗ければ暗いほど、黎明の星は眩しく輝く。 悲しいバトンタッチ。 いよいよ次で完結、どうなる。 213冊目読了。

    7
    投稿日: 2024.10.13
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    レーエンデ4作目 冷血の魔女を撃つお話 なかなかに酷い話で読む度に辛くなるが どんどん読み進めてしまう 謎が少しずつ解明したり 過去の人物や子孫が出てきたのがよかった だが少し残酷過ぎませんかね? 今の日本人も団結が必要なのかな?笑 でもやっぱり一番好きなのはテッサダールかな

    1
    投稿日: 2024.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    吐き気する話しだったな。 登場人物の誰にも感情移入出来なかった。 話し自体は面白いんだけど、なんというか、学芸会の劇を見せられてるような感じ。 熱いはずのセリフが何一つ響いてこない。

    2
    投稿日: 2024.10.04
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     図書館にリクエストし、2ヶ月後にようやく手元に。前作から時間が空いてしまったこともあり、細かい人名等を忘れていたので、蒔かれた種の萌芽を感じきれなかったことが残念。これは最終巻が出る前から予習して、読了後すぐにシリーズ再読せねば。そして600ページ近くあるのに、この読み易さは凄い。  誰かにとっての正義は誰かにとっての悪である。ルクレツィアの想いとレオナルドの想いは限りなく強く、どちらも生半可な覚悟ではなかったことは明白だが、冷酷な悪女の役割を演じ切ったルクレツィアの胆力に脱帽。どうか彼女の哀しく短い人生が報われますように。

    3
    投稿日: 2024.10.03
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    冒頭はコナン君登場かと思った。 いや、あれは中身高校生ですから。6歳であの才女の設定は少し無理があると感じてしまった。 冷血の魔女になる動機もちょっとはっきりしないし、レオナルドも冒頭に語られたほどは大きな動きはしていないような。あくまで最終巻に繋がる前座的な話なのか。

    4
    投稿日: 2024.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024年。革命の話をしよう。って、400年かかる革命。 本書のことの始まりは、時の法皇帝ヴァスコ・ベスタロッチが、フィリシアを見初めたから。権力を駆使し、フィリシアの婚約者を殺し、フィリシアを拉致、思いを遂げる。彼らの間に生まれたのがルクレツィア(ボルジアではない)。フィリシアへの妄執は、ルクレツィアの片足をダメにする(片足で済んだのが守られていたから) ヴァスコの正室はイザベル、生まれたのがレオナルド。やらかしつつも、まっすぐに育つ。 ルクレツィアとレオナルドが出会い、銀妖精たちが夜明けが始まると大喜び。ルクレツィアの圧政が始まる。そこまでする必要があったのかな? ユリアが産んだ子の謎も明かされる。銀呪病も明かされる。初代イジョルテの思いも明かされる(未来は霧の中)。 はしょるが、ルクレツィアの思惑通り、レオナルドに殺される。キスしてほしかったの、してないんだけどね。ルクレツィア美しくて痛いw 利用されただけのステファノ・ベスタロッチ・・・ テッサが失敗したのは・・・レーエンデ人の教育が足りなかったからだ。生きのびるだけで精一杯。それはテッサのせいではないけれど、悲しいね。

    1
    投稿日: 2024.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レーエンデを救う為に自分を悪とし、レーエンデ人を奮い立たせる為に動いていた。それを倒す為に動く兄お互いを愛し合っているのに殺さなければならない運命に切なくなりました。次作はついに完結!

    44
    投稿日: 2024.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    分厚いけど読みやすかった。 んん、今回登場人物たちにあまり焦点があたってない感じがした。 国での出来事が淡々と描かれてる感じというか。 レーエンデに対する耐性ついちゃったかな。 今まで謎だった部分が少し解明されたのは良かった。 あと多分誰かの子孫だったりするんだろう人達もいたけどもう忘れてしまった。 ルクレツィアはあまり好きになれなかった。

    3
    投稿日: 2024.09.18
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    革命の嚆矢は、血と共に。 ランベール兄弟が命懸けで繋いだ、暴力に頼らない革命の炎が、再び血によって燃やされるのは、なんとも皮肉で、あまりにリアル。

    1
    投稿日: 2024.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これまで全シリーズ読んできたけど 嫌な予感しかしない だいたい序章を何回も読んでしまう 半分読んだ時点でむごいと思っとるのに この先が知りたいけどめっちゃしんどそうな結末しか待っていない気がする… どうしたらあんな覚悟で生きていかれるのか 愛する人がいながら、1番殺しても足りないくらいに憎い人の元におって… 今回も大いに報われんやん ある意味大恋愛ともいえるけど 次の完結でたくさんの人が幸せになれたらいいな

    1
    投稿日: 2024.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レーエンデ第4巻。 夜明け前というタイトルのとおり、 まだ光は遠い。 遠いわ〜〜。 悲劇ばかりを読み過ぎて辛くなった。 まだ発売されてない最後の物語が どうか納得のいく結末でありますように。 今作ではずっと気になっていた神の御子が再登場。 今後の展開に関わる重要な存在であることがわかり、 次作への期待が高まった。 感想はここまでで、 ここからは気になった部分についてのネタバレです。 ルクレツィアがヴァスコに 死んだフィリシアは自分の中に戻って来た。 見た目はルクレツィアだけど、中身はファリシアだ、 と、主張する場面。 ヴァスコとフィリシアしか知り得ない秘密、 内股の烙印について語り、 自分にはそれがあると見せるんだけど。。 それって必要だったの? 見た目はルクレツィアのままなんだから わざわざ痛い思いをして烙印押さないといけなかった理由がよくわからない。 もう一つ、第1巻のときからずっと思ってたこと。 人物紹介のイラストが物語に役立っているようには思えない気が。 主要人物のイラストより 膨大に登場する人物紹介が欲しかった。 レーエンデの世界観を知ることが出来る地図(こちらは最高)と共に、人物相関図や人種の説明を希望。 もう最終巻だから、無理だよね。。

    24
    投稿日: 2024.09.14
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    革命の話をしてくれ。 この作者、自己犠牲好きだねえ… 作者の大好きな自己犠牲を描くため、無理な展開になっている気がする。だから変なもやもやが残る。 自分も幸せにできない人が、他人を幸せにできるはずがない…って誰かが言ってました。 イヤな気持ちになるファンタジー、略してイヤファン。 あとトリスタンやらルクレツィアやら、特定の有名な人物が思い浮かぶ名前は、ファンタジーではあまり使わない方がいいと思う。作者はこの名前が有名だって知らないのかな? あと!もう一つだけ!「なにそれ怖い」なんて使わない!転生ものとかでなら使ってもいい。ハイファンタジーではダメ。

    3
    投稿日: 2024.09.09
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    レーエンデ国物語シリーズ第四部。 次巻で完結とのことで、今巻もこれまで同様悲しい終わり方ではあるのだけど、先への希望が持てる終わり方でもありました。 1巻でユリアが産んだエールデがその後どうなったのか気になっていたので、今回わかってよかった。 誇り高かったレーエンデの民が飼い慣らされることに慣れきってしまい、なかなか革命の狼煙があがらないところがもどかしくも現実的。 今に満足しているわけではないけど、苦労して変化を起こす気概もないっていうの、リアル社会でもあるあるだよね。 それをどうにかしようとするルクレツィアの政策がえぐくてしんどい。 ルクレツィア、挿絵だと大人っぽいからそれなりの年齢かと思っていたら、めちゃ若くて驚き。 それであの意志の強さと実行力は感服。 しかし今までの3巻では必ず泣く箇所があったけど、今回は一度も泣かずでした。 なんだかんだで1巻が一番好きで2巻が一番衝撃的だったかな。 いよいよラスト1巻! 次でもレオナルドは出てくるみたいだし、数百年に及ぶ物語がどうなって終結するのか楽しみです。

    2
    投稿日: 2024.09.08
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    物語もかなり佳境。 兄妹の物語に加えて、エールデやライヒイジョルニの謎が明かされるなど最終巻に向けてかなり話が進む。 次巻は17年後とのことなので最終巻は夜明け前の登場人物もでてくるか?

    8
    投稿日: 2024.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ビョルンの言葉が心に重くのしかかる。 「普遍的な正しさは、僕ら人間には荷が重すぎるね」 終章はこの言葉への回答であるのだろう。 「数多の正義が潰し合うことなく同時に存在すること。それこそが平和の証明なのかもしれない」 この言葉に触れることができただけで読んで良かったと思える。 ただ、レオナルドとルクレツィアはそれぞれの正義を全うしたのではなく、ルクレツィアがレオナルドの正義を前提とした悪として生きたことを踏まえると、上の言葉を導き出す物語としての強度があったのか、少し疑問が残る。 何はともあれ、次が最終巻。この物語がどこに向かうのか楽しみで仕方ない。

    1
    投稿日: 2024.09.06
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    最後の場面は涙なしでは読めない。庶民を目覚めさせるための犠牲が計り知れない。今の時代も踏まえて、色々と考えさせられる。正しい教育さえ続けていけば、いつかは夜が明ける。世界には、夜明け前の地域もまだまだあるし、夜に戻りつつある地域もある。皆が平和に暮らせる世界は実現できるのでしょうか?

    7
    投稿日: 2024.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今までの伏線が色々と回収されていく 2,3巻と影の薄かった神の御子の謎が明かされた タイトルが夜明け前だったので、今回はハッピーエンドかと思いきや、そんなに甘くないのがレーエンデ国物語 必要悪って本当に必要なのかな 次巻が最終巻だが、どうなるか楽しみ

    2
    投稿日: 2024.09.02
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    テッサが現れる2巻、英雄テッサの物語が紡がれる3巻。そして、もはや区別されていることが常識になっている時代の4巻。 いいとこの坊ちゃんが、あるとき世の中の二面性を知り、それでも自分の信念を曲げず成長していく姿を軸に、物語は展開していく。4巻にして解き明かされる謎の数々。この巻で悪役となるルクレツィアの賢さと美しさ、その生誕の業や深い信仰心にクラクラしつつも、一気に読み進めた。面白かった。 神の子の姿は、予想外だったが、神はやはり恐ろしい、畏怖する存在。最終巻に期待!きっと、全てがつながり、この物語は、長い叙事詩となるんだろう。

    2
    投稿日: 2024.08.30
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    レーエンデ4作目。独裁者を倒してここから民主主義が生まれる過程が描かれるんだろうな。 人類の歴史と同じようなことがレーエンデ内でも起こっていくのが不思議で、でもそれが自然な発展なんだなと思える。 ルクレティアの独裁者ぶりとその最期は、ウラを知ってると辛い。無事に逃げたであろうレオナルドが今後どうなるのか気になるんだけど…。銀呪病周りの伝説とか、1巻のユリア、2巻のテッサなどここまで積み重ねてきた歴史、そして各巻に出てきた人々の子孫たちなどが絡んでややこしい。年表と相関図が欲しい…。

    10
    投稿日: 2024.08.29
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    以前の記事で書いたように、この作品もファンタジーで、長編なので時間軸が長く、様々な民族が登場、それぞれに関わりを持ちながら、レーエンデ人の歴史を壮大に描いた物語です。 昨夜読み終えたばかりですが、この冬に予定されている第5作完結編の創刊が待ち遠しくなっています。 今回のルクレツィアが、想像を絶する魔女の所業を遂行しつつ、兄への敬愛と思慕の念を抱いているという、悲しい最後を待ち続ける姿はとても切ないです。また妹ルクレツィアの覚悟のほどを知り、それを叶えられる者は自分しかいないと悟る、兄レオナルドもまた悲劇の人です。 これまでの物語も全て悲劇です。「革命にハッピーエンドは似合わない」のかも知れません。けれど、完結の時こそ幸せが訪れてほしいと願わずにいられない作品でした。

    2
    投稿日: 2024.08.18
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     ルクレツィアという名前だけで、もうお腹いっぱい。学生の頃に読んだ、塩野七生氏の『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』を思い出した。毒とか性の描写とか自己犠牲とか、私の苦手な部分を突いてくる内容多々あり。  そしてまた、季節感のおかしい漢語が混じる。「青風」って初夏ではなかったか?他にも「僚友」やらなんやら、今まで私が思っていた意味と微妙にズレた表現にいちいち引っかかって、ストーリーを楽しめなかった。  物語は、3巻からまた100年後の話。5巻に向けて、いままでの伏線回収とそこから何かが生まれたことが、ペスタロッチ家の愛憎と共に描かれてゆく。何もかも自分で背負おうとする二人の兄妹の相反する手段と苦しみ、幻の海のできた理由、レーエンデの民の卑屈さ。  救いは、イザベルの正しい母としての在り方か?  次巻で最終巻。ここまで読んだのだから最後までがんばろうと思う。    

    3
    投稿日: 2024.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もうわくわくがとまらない…! 完全にレーエンデの虜です♡ 今回も貪るように夢中になって読みました。 私が思うこの作品のテーマは「正義」 人によって正義は変わるという一見当たり前だけど普段は考えることのないテーマをまざまざと見せつけてくれた。 レオナルドとルクレツィアそれぞれの正義を追い求め、最後はルクレツィアの願いも叶ったんだから、2人とも幸せを感じながら未来に繋げることができたのではと思う。

    2
    投稿日: 2024.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半までは何とか安心して読み進めれたけど、後半は息を呑んでしまう所が多々あり。 レーエンデに自由を与えようと駆使するレオナルド。諦め無気力なレーエンデ人との温度差に最早お手上げ。 でもここから、やっと時代は変わるのか? レーエンデの革命に期待!

    3
    投稿日: 2024.08.12
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    実は読む前からね…ちょっと気が重かったです。 あと一冊あるじゃないですか。また切ないことになるのでは…と思って…。 テスタロッサ商会のあたりを読んでる時は笑顔になったんだけど、そのあとふと思うんですよ。あ、これは嵐の前のやつだ…と…。 そして案の定暗黒時代ですよ。 それにしてもペスカが。なるほどでしたね。 ルクレツィアせつねぇなぁ…。本当に自由が来ないと報われない命だらけですね。 全部が愛だった。いろんな愛だった。そこがすごく良かったし、すごくしんどくもあった。 次は100年たたないみたいですね。 心して待ちます。

    5
    投稿日: 2024.08.10
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    前巻からおよそ100年。ついに"テッサ•ダールの反乱"を上回る大乱の時が来る。その引金を引くのは「冷血の魔女」ルクレツィア•ダンブロシオ•ペスタロッチ。第八代法皇帝の娘だ。途方も無い犠牲を払ったその向こうに、テッサが超えられなかった壁を乗り越える光明があるのか。物語は次世代、最終巻へと続いていく…。 本作では第一巻•第二巻の終章にさらっと触れられていた様々な事象の謎が開示される部分があります。ちょっと強引な所はありますが、よく読むとそれも含めて伏線だったということでしょう。なるほど。面白い。最終巻、期待して待ちます。

    32
    投稿日: 2024.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絶望だらけになった後半 ついに本物の希望が見えた終章 テッサの革命ぶりで胸に込み上げるものがあった 最終巻、早く読みたい気持ちと、 ハッピーエンドを信じてまだまだ読み終わりたくない、レーエンデの世界にいたい気持ちの両方がある

    3
    投稿日: 2024.07.31
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    ルクレツィア、好きすぎる。 辛すぎる。魔女すぎる。 どうしてそこまで正義を貫ける。。。 正義への徹底力がエゲツナイ。 ここまでやらないと世の中は変わらない世界、っていうことを、その残酷さをまざまざと見せつけられる。 次で終わりだと思うのですがとても楽しみ 2024.7.28 108

    7
    投稿日: 2024.07.28