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YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors
YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors
小林深雪、にかいどう青、長谷川まりる、如月かずさ、水野瑠見、菅野雪虫、鎌谷悠希/講談社
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総合評価

13件)
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    児童書でこういったアンソロジーがあるのかと、とても新鮮だった。わたしが子供の頃にはなかった。 ジェンダーフリーアンソロジー。 世界は日々変化していっているのだな。

    0
    投稿日: 2025.07.12
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    現在活躍中で人気の児童文学作家さん達の 中学生にも納得できる ジェンダーフリーアンソロジー こんな素敵なアンソロジーが読める中高生は なんて恵まれているんだろうと感動さえしてしまいました 朝井リョウさんの「正欲」をはじめ ジェンダーフリーを難解にしすぎているのかもしれませんね 昔の中高生には、少し物足りないところもあるかと思いますが、6人の作家さんにもとても興味を持ちましたので、作家と作品を記録しておきます 「Peony」 漫画 鎌谷悠希 2000年月刊Gファンタジー「華屋」デビュー 2008年「隠の王」テレビアニメ化 peonyはお花の芍薬 男女による香りの性別の違和感 「女子高か、共学か。それが問題だ!」 小林深雪 1990年デビュー 青い鳥文庫 「泣いちゃいそうだよ」シリーズ 漫画原作「キッチンのお姫さま」 第30回講談社漫画賞 女子高こそジェンダーフリー⁉︎ と、好きな幼馴染と別の中学になり 幼馴染の男の子に紹介された好きな人の考え方 本当の平等なミライを感じる 「チョコレートの香りがするね」 にかいどう青 青い鳥文庫「ふしぎ古書店」シリーズ 講談社タイガ「7日目は夏の扉」 MtF、FtM、 SOGI このソジという性的指向への思考 「チキンとプラム」 長谷川まりる 2022年第53回日本児童文学者協会新人賞 「お絵かき禁止の国」 2024年野間児童文学賞 「杉森くんを殺すには」 2025年第7回ほんま大賞「呼人は旅をする」 父親の昭和的家庭内セクハラジョークへの対抗 家庭での話し合い 家庭で性的な意見を言って解決できてこの家庭がすごく良い これは読み込んでしまった 確かに昭和の時代、鳥肌が立つほど気持ち悪い 状況があったんですよ 「いわないふたり」 如月かずさ 2012年第45回日本児童文学協会新人賞 「かえるの歌姫」 少女達のセクシャルマイノリティ 「羽つきスキップ」 水野瑠美 2014年第59回講談社文学新人賞「14歳日和」 少年が知る大人になる為の知識と優しさ 羽付は、例の羽付です 「いつかアニワの灯台に」 菅野雪虫 2005年第46回講談社児童文学新人賞 「ソニンと燕になった王子」 母娘と娘の友人達と 子供という呪縛 性別にライフプラニングという固執

    95
    投稿日: 2025.05.20
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    YA!ジェンダーフリーアンソロジー。いわゆるLGBTQだけでないテーマが描かれている。 「男女」に縛られてないか、「普通のこと」と考えるのを停止してないかと問われる想いが胸をつく。 執筆者は小林深雪、にかいどう青、長谷川まりる、如月かずさ、水野瑠見、菅野雪虫、鎌谷悠希。

    1
    投稿日: 2024.12.20
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    ジェンダーフリーがテーマのアンソロジー。 「チキンとプラム」「いわないふたり」「羽つきスキップ」が好きだった。 いろんな作家さんの雰囲気の違う作品が読めておもしろかった。

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    投稿日: 2024.05.18
  • 悩んでる子どもたちに手を差し伸べよう

    ジェンダーフリーをテーマに児童文学作家たちが描く短編集。お目当ては水野瑠見さんと如月かずささんの作品だったけれど、結果的にはどれも個性的で素敵な作品だった。同性愛とか性同一性障害で悩む子どもたち。いつまでも娘が小学生だと思ってるセクハラパパ。生理に無理解な男子学生たち。異性とあるいは同性とどういう距離感で付き合えばいいのか?新しい価値観が出てきてみんな困惑し模索している感じがよく表現されていると思う。実際、世の中の価値観もどんどん変わっていくんだろうな。金八先生で上戸彩さんの演じた女の子を思い出す。

    0
    投稿日: 2024.05.13
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    ジェンダーフリーアンソロジー。 性に悩む中学生たちが主人公。ほろっときたり切なかったり可愛かったり、感情が忙しかった。 惜しいのは男の子目線が少なかったところ。男の子主人のジェンダーフリー短編集、ぜひお願いします。 よかったのは、にかいどう青さんの「チョコレートの香りがするね」と長谷川まりるさんの「チキンとプラム」。 にかいどう青さんの短編、あまりにも好きすぎるな、とずっと思っていたんだが、さすがに今回完全に射抜かれた。いやーあまりにもお見事。残酷なくらい切ない。ホラーのほうも読んでみることにする。

    1
    投稿日: 2024.04.27
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    このご時世に必要とされる短編集。欲を言えば、女の子が主人公ばかりだったので、男の子(体が男の子の人間)に寄り添った話がもう一編あると良かった。

    0
    投稿日: 2024.02.16
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    ジェンダーフリーアンソロジー、ふーんと読んでみましたが、すごい! YAや児童書はジェンダーの問題をきちんと語る作品は多いですが、最先端も最先端の話がずらっと並んでいて全くゆるみのない仕上がり。作品ごとにテーマ分けもされてるし、話のバランスもいい。非常に優れた仕事だ。

    0
    投稿日: 2023.11.20
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    中学生が主人公でジェンダーフリーがテーマの短編集。巻頭の漫画の鎌谷悠希さんが各短編の扉絵も書いていて、とても良い。

    0
    投稿日: 2023.09.11
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    ジェンダーフリーをテーマにした短編集。作家が豪華なのと、挿絵や表紙を描いた鎌谷悠希による8ページのマンガから始まるという、子どもが手に取りやすい作りになっている。内容もおもしろかったし、テーマ的にも小中図書館に配架して欲しい本だと思った。 「Peony 」鎌谷悠希 鼻が利くまるくんが席替えで僕の後ろになった。そんな日に限って、僕はこっそり母さんのシャンプーを使っていたんだ。 「女子校か共学か。それが問題だ!」小林深雪 隣の家の翔太が好きな鈴。私立の超難関女子中に受かってしまい、しかも女子校が肌に合って最高な毎日。そんな時に受験失敗して私立共学に通う翔太から、中学で好きな人が出来たと告白されて…。 「チョコレートの香りがするね」にかいどう青 アユはとある事情からあまり人と関わらず図書準備室にいることが多い。そこにはアユの少ない友人ミッコが会いに来てくれる。ミッコは最近付き合い始めた吉村くんがキスしたそうなんだよねーと話始め…。ミッコが大好きでこっそり持ち歩いているマーブルチョコが上手く使われ、甘酸っぱい想いが書かれます。 「チキンとプラム」長谷川まりる うちの父さんは料理もするし、朗らかでとっても良いお父さんさんだと思うけど、私に対する性的な会話や行動(お風呂に入ってこようとしたりとか)がとにかく嫌。そんな時にクラスでいまいちなじめなかったみやびと高架下の公園で出会ってお互い家族に対する悩みあることを知る。 「いわないふたり」如月かずさ 私と北条さんはこっそり付き合ってる。それは世間でレズビアンと言われる関係だから。中三の修学旅行前にお互いの"世間に公表したい、したくない”という思いのズレから、ぎすぎすした状態になる。 「羽つきスキップ」水野瑠見 中学になってなんだかこれまで仲の良かった男女がくっきり別れた状態になり、男子のエロ話にもついていけない 僕。しかも女子が落としたナプキンをティッシュと思って拾って渡してしまい、最悪の事態に。 このお話、個人的にスゴく好きでした。男前な主人公だった。こんな弟なら欲しいなぁ。 「いつかアニワの灯台に」菅野雪虫 中高一貫女子校に通う栞は地味。地味カッコいい安珠と仲良くなりたい。安珠は一軍女子咲留と親戚でよく関わっている。あることをきっかけに栞は安珠の家に誘われ、彼女の秘密や咲留との真の関係性、安珠がアニワに行きたがる訳などを知っていく。

    6
    投稿日: 2023.08.07
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    児童書の棚で見つけた。大人でも難しいLGBTQをどう扱うのか?(この本はそれだけでは無い) 当事者の多くは自己肯定感が低く悩んで成長していくらしいが、ここでは肯定していいんだといっている。 自分の感覚を大事に、他人の感覚も尊重して。

    0
    投稿日: 2023.08.03
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    こういう本が、小学校や中学校の図書室にあってほしい。ジェンダーについてだけじゃなく、他のさまざまなことについても、いろんな考え方や生き方があっていいんだって思わせてくれる本だから。

    0
    投稿日: 2023.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    改めて有名な作家さんの集まりだと思いました。 ジェンダーに関連した深い、不快、日本の人間関係が漫画も入れて7作品。視点が全て違って、タメにもなる。 ①男の匂い、女の匂い。個人の好みで男女関係ないのでは? ②男性が好きな男性を好きな女子。 ③性自認が女性で女性が好き。 ④父親の愛情表現がセクハラ。家族の対応も不満。 家族観。 ⑤女性が恋人の女性。男性が好きな女性で距離感が近い人がいる。誤解されたくない。カミングアウト。 ⑥性への関心と誤解。コドモっぽいとは。女性の生理と自分にできる事。 ⑦男尊女卑。優しい、いいことは。

    2
    投稿日: 2023.07.12