
総合評価
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powered by ブクログ映画化で話題になって気になってた作品。 多分小説で読んだほうが絶対没頭できるなと思って 読み始めましたが久しぶりに一気読みした。 第1部は同じロースクールに通う3人の学生が ゲームの領域を超えた事件について語られ、 第2部はその1年後。 被害者と被告人と弁護人になった3人が、 法廷の場で真実を明らかにさていく法廷ミステリでした。 法律の専門的な用語が沢山使われているので 最初は頭を抱えながらも気づいたら没頭。没頭没頭 公判の様子は止まらない証人尋問、反対尋問…… 法廷ものの面白さはここだよなぁぁ!!!! と。真相とか、3人の想い、関係性とかは 正直感情移入出来ない部分もあるんですが、 法廷の空気感を感じられるのでとても良いエンタメ。
3投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は弁護士を目指すロースクールの男子生徒。 施設で共に育った同級生の女子生徒と共に学んでいる。 学部内で無辜のゲームというのが流行っており、一際優秀な学生、馨が判事の役目を務める。 卒業後馨が殺人事件に巻き込まれ、その容疑者が幼なじみに、、、
0投稿日: 2023.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
期待通りのクオリティ 冤罪の恨みは晴らされるのか? 被害者の息子である法律の専門家が、論理的に罪と罰を構成して同害報復を計画する。 冤罪の恨みは何より深い(個人的感情) しかし、目的を達成させるためには、加害者にその役割を演じさせなくてはならない。しかも法定で… 緻密な設定と伏線、法律の利用と壁。 同じ罪を背負った幼馴染みの男女が向かう結末は罪との向き合い方の違い。 面白い脚本に綿密な舞台、魅力的な役者とミステリー好きの読者が揃って最高の作品になった。
5投稿日: 2023.11.24
powered by ブクログ法律系の用語は難しいものが多く嫌っていたが、話題につられて読んでみるととても面白く読めた。 難しい言葉を知らなくても説明があるため理解することができたし、勉強にもなった。 主人公の生き方に全面的には共感できないものの、生きていくための武器にするために法律を学ぶ生き方は個人的には好きだった。
1投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログ会社の方からご紹介頂いた本。 映画のCMも目にしたことがあったので気になっていた作品。 法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義と織本美鈴。 二人の過去を告発する差出人不明の手紙をきっかけに不可解な事件が続く。 清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨。 真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して――? 物語が進むに連れて明らかになってくる事実。 単なる人物紹介だと思っていた事柄の一つ一つが終点へと繋がっていく。 法廷遊戯という題名だけあって、難しい用語も多く、法廷の場面も多い。 中山七里先生の悪徳弁護士を読んでいたからか?その辺はさほど苦痛てはなかった。 この作家さん、滅茶苦茶頭いいなぁって思って読み終わると、作家さん、司法試験に合格してるとか。。。 すごっ。只者じゃないわけだ!
142投稿日: 2023.11.20
powered by ブクログ前半の「無辜ゲーム」の章は誰のセリフか登場人物の関係性を理解に苦労し、冗長な気がするが、「法廷遊戯」から途端に面白くなる。 同じロースクールに通う清義、美鈴、馨の3人の危うく繊細な関係性が印象的。 清義は弁護人、美鈴は被疑者、馨は無辜ゲームの審判者という役割を果たしながらも、本当の感情はどこにあるのか気になってしまう。事件の真相は過去も絡まり思っていたよりドラマチック。 最後に余談だが、馨が墓に手向けて欲しいというリンドウの花言葉:勝利・正義・誠実である。著者が弁護士であるのもリアリティある内容を助長している。
15投稿日: 2023.11.20
powered by ブクログ面白い! 『無辜ゲーム』のルール、授業の発言、法律と向き合う信条、発言の至る所に含みがあり、最後の真相に繋がる。 よく出来た作品。ロジカルで面白い。2人の今後が気になる…。
7投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログ同じ施設で育ち、お互いにかばい合いながら司法試験を目指してロースクールに通う清義と美鈴、そのロースクールに司法試験に既に合格しているのに通っている馨、その3人の友情と信頼と裏切りと昔の罪と償いと、、、。法廷ですら見えている事実と真実の間には大きな隔たりがある。清義は美鈴をかばい、美鈴は清義をかばい、過去の罪を償う覚悟をする。法律を熟知した3人でなければ構築できなかったが、友情と信頼がなければ、成立しなかったギリギリの選択の結果が馨の死だったが、確かに死ななくてもよかったのに。
12投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログ「不可逆少年」が面白くて、 熱冷めやらぬなか、本書を読みました。 映画の配役(永瀬廉、杉咲花、北村匠海)を想像しながら。 大学時代に学生同士で行われていた模擬裁判、無辜ゲーム。 久我清義と織本美鈴、 ふたりの過去を暴露しようと嫌がらせを受ける。 一体、誰が。 過去に対する復讐なのか。 法律や裁判についてほとんど知識のない私でも、 なんとなくは把握できてわかりやすいように書いてくれています。 そして作中では、 結構厳しい状況や環境、 痛々しい場面もあるのですが、 がっつりの重い文章ではなかったです。 それよりもこの謎はどう明かされていくのか。 結末がわかっているようでわからない感じが、 なんとも不安で一気読みでした。 どこまでわかっていて、 どこまでが仕組まれていて、 どこまでが出来レースなのか。 面白かったです!
9投稿日: 2023.11.18
powered by ブクログ司法、裁判等について分かりやすく書かれていて読みやすかった。 清義、美鈴、馨の3人のキャラクターについては感情移入できなかった。清義とサクの関係の方がよほど納得できるかな。
1投稿日: 2023.11.18
powered by ブクログ書店に平積みされていたこの作品をジャケ(帯)買いし、暫く読むタイミングが無くて積読されていたのですが、いざ読み始めると止まらない! 執筆時はまだ司法修習生(!)で現在は弁護士の作家さんだけに、専門的な法律用語も多々出てきます・・・ シロートには???な言葉もありますが、一気に読めました。 法律って難しいけど、真剣に勉強したら面白いのかな?と思える作品でした。
2投稿日: 2023.11.17
powered by ブクログ衝撃と感動の傑作ミステリー… あんま面白くなかったです。 前半ほんとに手が進まなくて…でもまぁ途中で辞めるほどでもないし、最後まで読みたいって気にはなったので良いんだけど。 驚くような展開は無いし、犯人もまぁ分かる。 動機も予想がつくし、凄くわかりやすい。 だからまぁ読みやすい本なのかもしれないね。
2投稿日: 2023.11.10
powered by ブクログ法律をエンターテイメントに エンターテイメントに法律を 前提知識がなくてものめり込める 現役弁護士の腕は計り知れない 法律専門家が読んだ感想も聞いてみたい しかしこれを2〜3時間の映画に収めるのは難しそうだな。。。
2投稿日: 2023.11.09
powered by ブクログ法廷ものにあまり馴染みが無かったけど、とても分かりやすく裁判や司法について教えてくれるので読みやすかった。それでいてミステリとしても先が読めなくて面白かった。 映画も観たけど、あれは原作の面白さが半減していた。出来れば映画よりも先に読んで欲しい。
3投稿日: 2023.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の方は難しく感じたけど、どんどん話を進める事に面白くなっていった。最後の最後でどんでん返しがあったのがとても良かった。
3投稿日: 2023.11.08
powered by ブクログ最後の展開が各人の悩みが出ててドラマティック。 法務に従事するからこその判断だろうけど、自分だったらそこを飲み込んで生きていくラストを期待するかな
12投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半の無辜ゲームの章は、キャラ設定が掴みにくく誰の台詞か一瞬考えないとわからないところがあって、スラスラと読めなかったけど、後半の法廷遊戯の章に入って、二人が犯した罪が解るところくらいから面白くなってきた。 最後まで読んでから、また最初から読み直した。ストーリーが頭に入っていた方が格段に面白い。馨の行動も、美鈴の行動も、セイギの行動もそういうことだったのかと理解できる。そしてお墓に住んでいた権田さんについても。 法律に関する用語はあまり馴染みがなかったけど、馨の言う、「有罪か無罪は裁判官が決めるけど、冤罪かどうかは神様しかわからない」は印象に残った。人を裁くのは人で完璧な人間はいないから。
22投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
裁判関連の専門用語も多く、最初の方はストーリーに置いていかれないように集中して読んだけど、4分の1くらい読んだところからは一気に読めた。 けっこう登場人物が好きで、いい人が多かった印象。権田さん夫婦の見えない想い合い、奈倉先生のフラットな考え方、佐沼の人間くささは個人的に好きだった。 一方で美鈴、セイギ、馨はそこまで気持ちが乗り切らなかった。美鈴とセイギの幼少期の話があまり描かれておらず、なんでそこまで深い繋がりに?となってしまったー。馨ももう少し父の件での葛藤とか描かれてたらよかった。 小説としても面白かったけど、普通に裁判の知識は参考になることが多かったし、無罪と冤罪の定義の違いなどは興味深かった。 無罪=検察が立証に失敗した結果。裁判官が決める。 冤罪=一度有罪になってから逆転無罪となること。本人にしかわからない。 そりゃそうかって感じだけど、冤罪かどうかはわからないことも多く、真実は神(と本人)のみぞ知るというのは怖いよね。 そうそう、主人公二人に気持ちが乗り切らなかったのにはもうひとつ理由があった。 お金のためにめちゃめちゃ犯罪おかしてて、全然関係ない人に迷惑かけたり、最終的には人を死に追い込んでいたのが嫌だったんだー。なにが正義かって話もあるけど、無関係の人に影響を及ぼすって無差別テロと同じじゃんね。
5投稿日: 2023.11.03
powered by ブクログ映画公開前になんとか読了。二転三転するラストに翻弄された。どこかに救いを求めたくなる幕引きだけど、作中に小さな救いが散りばめられているので、そのおかげか胸がズシッと重い読後ではなかった。QuizKnock河村さんの解説も良い。法律のことをもっと勉強したいなと思うけどハードルが高いので、弁護士でもある作者の他作品を読んで、生きた知識を吸収したいなと思った。
3投稿日: 2023.11.03
powered by ブクログ映画化すると聞き即座に購入。 映画を見る前に読んでおいて正解。なかなかに複雑なシーンもあるためよく理解して映画を見ることができるだろう。 司法の在り方について深く考えさせられた。 非常に興味深く面白かった。
9投稿日: 2023.11.01
powered by ブクログネットギャリーにて読了。 司法試験を受けるために予備校に通う学生たちが行う 模擬裁判型ゲーム・無辜裁判を舞台に繰り広げられる法廷ミステリ。 結末にたどり着きたくないと思いながらもスルスルとページをめくってしまった。
2投稿日: 2023.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を観る前に原作を読みたくて購入。 法律の知識がなくても、きちんと説明してくれるので読みやすかった。 セイギと美鈴の過去の罪が暴かれるとともに、絡み合っていたこれまでの事件がみるみる紐解かれていって、気付いたら読み終わっていた 無辜ゲームのルールである「罪と同じ重さの罰を与える」というところをもう少しきちんと理解した上で読むと、もっと面白いのかも。
0投稿日: 2023.10.31
powered by ブクログメフィスト賞受賞作品やからまぁ面白いやろいなと思って読んだけどやっぱり面白かった。 法律について知ってることが殆どないので、単純に勉強にもなった。 メフィスト賞と知ってるからなのか、すべてがFになると同じような感覚を覚える。 インパクトのある事件、とんでん返し等
0投稿日: 2023.10.28
powered by ブクログ一部は読むのに時間がかかってしまったけど、二部は事実が二転三転して続きが気になって気になってあっという間に読み終えた。 正直登場人物誰にも感情移入はできなかったけれど、感情移入していたら1週間くらい引きずりそうだったので、出来なくて良かったと思った作品。
0投稿日: 2023.10.27
powered by ブクログ一気にファンになりました。 これでデビュー作ということは、他の作品も期待してしまいます。どの作品も面白そうですし。 この作品は、例えるなら白夜行と容疑者Xの献身を足して割ったような印象。 法律用語が好きな私にはドンピシャでした。
2投稿日: 2023.10.25
powered by ブクログ専門用語が出てきて難しいかなぁと思いましたが、意外とサクサク読めました。 裁判物は初めてでしたが面白かったです。模擬裁判の無辜ゲームが伏線になっていて後半の裁判シーンでしっかり回収してくれました。
10投稿日: 2023.10.24
powered by ブクログ映画化と話題になっていたので 模擬法廷をゲーム感覚で開催し法律家を目指す学生達。その後実際の事件の弁護士、被告人、被害者となるお話ですが、施設で育った清義と美鈴、秀才の馨が中心。 いくら恵まれない環境で育ったとはいえ、詐欺でお金を稼ぎ、冤罪の罪をきせ、死に追いやっていたこと。それで普通に学校行って、法律勉強して、弁護士なるなんてその神経が考えられない。清義と美鈴は自覚のない本当の悪人と思う。理由はともあれ先生を刺したこともあるそうやし… そした最後に罪を償い美談にするところ、きっと映画では泣けるような演出にするんだろうなぁ、、、本当にちゃんと読んで映像化を決めてるのか疑問に思う。 あと美鈴が杉咲花ちゃんでは、なんか違うかな?杉咲花ちゃんに痴漢はイメージ湧かない。 ビビって人に罪を押しつけた事件を、数年後いい感じにする話。
29投稿日: 2023.10.23
powered by ブクログ法律に関する知識がたくさん。こういう知識欲を刺激する小説好きだなー。作者が弁護士ということで細かい部分までリアルなんだろうなと思う。 ほかの人の作品名を出すのは失礼かもしれないけれど、個人的には大作『ソロモンの偽証』をぎゅっとコンパクトにして法律の知識を盛りだくさんにしたイメージ。 どちらも違う良さがあるけれど、『ソロモンの偽証』が好きならこっちも好きなんじゃないかなー。
8投稿日: 2023.10.23
powered by ブクログ映画化されるということで、五十嵐律人初読み。 法都大ロースクール・模擬法廷で絶命した結城薫と、血まみれの織本美鈴を見た、久我清義。 美鈴は、『私が殺したんだと思う』と、清義に告げ、弁護を頼む… 清義と美鈴の過去。 犯した犯罪… 薫との関係が繋がっていく… 薫が痴漢詐欺被害者の家族で、その復讐なんだろうって、思っていたが… なかなか真相にはたどり着かず… 冤罪を証明するためにここまでかけるとは… ひとつの冤罪がひとつの家庭を崩壊してしまう。 父の無罪を晴らそうする薫の想いの強さを感じる。 司法に訴えるために、そこまでするのか? なぜ、薫の父は戦わずに、死を選んだのか??という疑問も残るが… 痴漢の冤罪で… 死を選ばなくても… お互いを守ろうとした清義と美鈴がせつない。 清義、美鈴がこの後、どう生きていくのか?が気になる。 弁護士であるだけに、法廷内の描写はさすが。
21投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログ刑事手続きについて詳しいなと思っていたら、著者は弁護士でした。少し淡白に感じましたが、裁判が始まってからは読むページが止まりませんでした。
3投稿日: 2023.10.19
powered by ブクログ真相が徐々に明らかになる、という意味では面白かったですが、予定調和というか、人それぞれがシナリオに沿って動いてる感じがして、登場人物にあまり感情移入ができなかったです。
4投稿日: 2023.10.19
powered by ブクログ頭フル回転(笑) 漫画でコナンを読む時って、漫画なのに結構な時間がかかるのだけども、 この法廷遊戯も同じ匂いがした。 でも、面白かった! 怒涛の後半の種明かし。 無辜ゲームの章とも繋がって、壮大だった…… ちょっと法律にも興味わきました(*^^*)
2投稿日: 2023.10.16
powered by ブクログ2023.10.15 面白かったとは思うけど、なぜか登場人物がみな無機質な感じがするというか、体温があまり伝わってこないというか、評判が良いので期待値が高すぎたのでしょうか? 良い評価なのか文句つけてるのかわかりにくい寸評になってしまいました。
2投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログ時間の真相は気になったが、あまり共感のできない話、登場人物だった。自分の犯した罪から逃れられない悲哀を感じる。
3投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
メフィスト賞受賞作品。映画化されるということで帯に俳優さんたちの写真付き。メフィスト賞って何か知らず、その紹介の意味するところを全くわかっていなかったのだけど、映画化が予定されているということだけで手にとった。これまで手にとった映画化作品は、近く映画公開もしくは公開中だったけど、これは映画まで随分時間がある時に読んだから、少し忘れかけちゃってる。 メフィスト賞とは、「究極のエンターテイメント」「面白ければ何でもあり」という賞なのだそう。本作が受賞するのは納得と思えたのだけど、導入部の軽やかな感じから徐々に複雑化していって、後半は暗くなっていくし、登場人物たちの発言を理解するのも一苦労だった。 話は法都大ロースクールの学生たちが参加する「無辜ゲーム」から始まるのだけれど、「冤罪」や「同害報復」というキーワードがメインだったように思う。結城馨と久我清義の二人の秀才の言動を追いながら、冤罪や刑事政策について考えさせるという教育的な側面もあり、「あー、面白かった」だけで終わらせない読了感がある本だった。 裁判を題材としているから、登場人物たちのやりとりがロジカルで、読みながら、頭から湯気が出そうになるような感じだった。私だったら即逃げ出したくなるような知的な会話。 父親の冤罪を晴らすために法律を学び始めた馨。無辜ゲームを私物化してしまったことへの報いとして、死を選んだ、というより、再審のために、父親が自殺することを放置した自分の罪に対する罰として、自殺しようとしていたのではないかと感じた。 「犯した罪が、そのまま罰として敗者に跳ね返る。この同害報復の考え方こそが、正当な報いを意味してると思わないか?財産権を侵害したものには、その程度に応じた財産上の制約を科する。名誉を毀損した者には、その分だけ社会的信用の低下を甘受させるー。裏を返せば、それ以上の復讐は認めない。正当な報いを受けた者は、許されなければいけないんだ。在るべき報いの形を理解するために、僕は審判者として多くの敗者に罰を与えてきた。だとすれば、美鈴にはどんな罰が相応しい?」(p.366) 結局最後まで読んでも、結城馨の父親はどうして再審請求をしなかったのだろう、どうして自殺したんだろうと謎が残った。映画を見てから、改めて読み直してみたい。
2投稿日: 2023.10.14
powered by ブクログ本職の人が書いているだけに、極めて論理的で一つ一つの筋立てに意味があった 第一部で重要な要素を散りばめつつ、裁判そのものに対するルールを読者に説明しておりエンタメとして読みやすくなっていた
2投稿日: 2023.10.14
powered by ブクログ著者が弁護士さんというだけあって、後半の裁判の場面は緊迫感があって引き込まれました。なぜ美鈴が黙秘を続けていたのか、清義にもすべてを話さなかったのか、それが分かったとき、おおー、となりました。そして最後まで繰り返される、真実を明らかにして罰を受けることで人は赦されるのだというメッセージ。おもしろかったです。
14投稿日: 2023.10.10
powered by ブクログ五十嵐律人『法廷遊戯』講談社文庫 読了。模擬法廷で無辜ゲームなる私的制裁に興ずるロースクール生の間で発生した事件をめぐる青春系リーガルミステリ。同害報復、無罪と冤罪、再審請求など、刑事裁判に関する論点が物語を解く鍵になっている点も面白い。同世代の著者なので今後の活躍に注目したい。
2投稿日: 2023.10.09
powered by ブクログ法律用語が多くて、一応法学を習って忘れてしまった自分には、大学時代を思い出しました。(そんなに熱心ではなかったけど…) 司法修習生を目指す学生さんが、模擬法廷をしながら学ぶ中、過去に起こった疑惑が解き明かされる。 真相は、そうだったのかぁ! 面白かったです。
3投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ映画化前にと思って読みましたが、私には今ひとつ合わず。。 主人公たち(特に清義と美鈴)に全く感情移入できなかったのが原因かな?動機の厚みがあんまりなくて拍子抜けというか、動機に対して同意できないというか。唯一ちょっと移入できたなと思ったのは脇役の泥棒くらい。 法律論は現役の弁護士作家さんということで、すごく面白かったです! 軽めのミステリーが読みたい人にはちょうどいいかも。
5投稿日: 2023.10.04
powered by ブクログ大きい罪でも、小さい罪でも、その罪に対してどう思うかは人それぞれ違う。 気にする人も、気にしない人も、恨む人も、恨まれる人も、自分が過去に犯した事に対してやり直しはできないから、取り戻しはできないから、周りから見て、正解、不正解があったとしても、自分が思う道を進もう。
2投稿日: 2023.10.03
powered by ブクログネタバレになることは承知の上で、11月公開の映画を観る前に読んでみた。ストーリー展開的には面白かったが、クライマックスがあまりに淡々と進みすぎてやや拍子抜け。
4投稿日: 2023.09.29
powered by ブクログおもしろかった!と素直に言ってしまう、いろんな驚きが重なっていく展開でした! 法律についての説明も、ほとんど難しすぎず、ちょっと説明っぽすぎるなぁーってとこもあったけど、わかりやすくて、読みやすかったです。 ひとつの正義心から起こしたはずの出来事からどんどん歯車が狂っていく…運命はやるせないなぁーと。
3投稿日: 2023.09.28
powered by ブクログ初めの部分を読んで なんか知ってると思ってたら イブニングのマンガで読んでいたみたい。 でも無辜ゲームをやっていたところぐらいなので その後でこんな事態になっているとは。 ストーリーとしては、 なんとなく納得したけど、 自分が出来るかとか考えると うーむと唸ってしまう 想いが強くないと 同じことは出来ない…
17投稿日: 2023.09.23
powered by ブクログ面白かった。 徐々に犯行の動機や推理の結果が明らかになってゆくリーガルものが好きな事もあり、一気に読み上げました。作者が弁護士であるだけに法律の部分ではリアリティがありながらも、小説としてのフィクションの部分とのバランスもよく最後の最後までまで楽しめました。 中弛みすることもなく、最後で失速することもなく一気にストーリーに引き込まれました。徐々に明らかになっていくにつれ深まる謎、その謎を追いかけてページを捲るもなかなか明らかにならない。もどかしく活字を追うスピードも上がる。最後の最後になってやっと明らかになった結末には、なんだか納得がいかなかった。ある意味イヤミスに持っていきたかっただけな感じがする。 そこはもう少し納得できる要素が欲しかったです。
10投稿日: 2023.09.22
powered by ブクログメフィスト賞受賞のリーガルミステリーとあり、小難しそうだな、理解が追いつくかなと身構えていましたが、作中に出てくる法律用語も物語の流れで分かるようになっていて、すらすら読み進めることができました。話しの先が気になり、毎日の楽しみが一つ増えました。 結局人は自分と向き合いながら生きていく生き物なんだなと再確認しました。
8投稿日: 2023.09.22
powered by ブクログリーガルミステリーということでのめり込んで読むことができました。 まず小説全般に言えることですが、登場人物の相関図はほしいです。馨っていう名前にすると女性なのか男性なのかもわからないので本題がよくわからない場合があります。 内容は法律なので難しい部分もありましたが、事実が二転三転するあたりはよかったと思います。 法律家の方が犯罪を計画するとここまで複雑化できるのかと感心しました。 あとは判決後のそれぞれの現状が気になります。
2投稿日: 2023.09.21
powered by ブクログ何も読み取れない。馬鹿な若者が冤罪を起こし、周りを奈落へと落とす物語。 論理的な解釈が正義とみなされる世界で生きているからこそ 非論理的なやさしさが身に染みる ことは、朧げながら わかるような気がする。
5投稿日: 2023.09.16
powered by ブクログ「なんだこの読後感は…」というのが最初読み終わった感想です。最初は主人公ともう1人の天才の違いが分かりにくく(天才と秀才だけど基本的に口調・性格が似通っているように見えた)読みづらかったのですが、最後の展開には心をぎゅっと掴まれるような感覚になりました。こう思ってたからこんな態度だったのか…こういう選択肢を取るか…しかもその時そういう言葉を言うなんて…なんというか、"思い"が深くて、でもその根底は単純でそれが素敵なんだけど悲しくもある。ハッピー!という感じにはならないけど、読後は決して暗いとも感じませんでした。殺人事件の謎が解けた後の話っておまけ感が否めないんですがこれは最後がメインでした。意見は分かれると思いますが、個人的には最高の展開でした。
4投稿日: 2023.09.14
powered by ブクログ学生時代と弁護士になってからの二部構成リーガルミステリー。法律の小難しさは感じさせずそれでいて法に裏打ちされた奥深さ。面白かった。まもなく映画化されるので是非観てみたい。
2投稿日: 2023.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ロースクールで、行われる無辜ゲームが殺人事件に繋がる話。 一気に読めた。法律の用語も出てくるが、分かりやすく言い換えてくれているので読みやすかった。映画化されるので、見てみたいと。
7投稿日: 2023.09.05
powered by ブクログネットでこの本を原作にした映画をやる、という記事を見て読むことに。元からリーガルモノは好きだし、「法廷遊戯」というタイトルもそそる。 リーガルモノにしてはテンポよく読めるのだが、なんというか、話に厚みがない気がする。登場人物の背景とか、伏線とかがそれに当たるのかな。なので、最後の真相部分もややあっさり感あり。とはいえ弁護士のお仕事をしながら400ページを超える本を書けるなんてすごい。しかも若いので、これからの作品に期待。
3投稿日: 2023.09.04
powered by ブクログリーガルミステリーなので専門用語が多く読みにくい部分はあったけど話自体は分かりやすかった。序盤のロースクールでの無辜ゲームの部分はなかなか話が進まず少し退屈したけど…馨が亡くなってからの怒涛の展開に引き込まれました。終盤の清義、美鈴、馨の三人の思惑が絡み合って二転三転するどんでん返しが面白かった!
6投稿日: 2023.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お、重い……とても重い……。 少しずつ明かされていく真実を知るのが嫌になってページを閉じようかと何度考えたことか。 投げ出さずに無事に読了出来てよかった。 最初に読み始めた時は何となく流し読みしていた部分がまぁ後から次々と繋がる繋がる、えっ!?そんな所まで!?と思ってしまうくらい伏線の嵐で唸らされた。 最後の最後に明かされた真実があまりにも重たすぎて読みながらため息が出てしまった……ただ、この2人はこの件が無かったとしても共に幸せに生きる道なんて初めからなかったんだろうな、どんなに望んだとしても……。 あの関係性からして離れ離れになるのがお互いの幸せの為だとは思うけど(多分完全に共依存だし)、でもそれでも、やっぱり最後のやり取りは泣きそうになった。 社会的な問題も内包していてとにかく読み応えが凄い作品。 今年読んだ中で一番心に残ったし、「これは凄いものを読んだ」という感じ。 映像化も楽しみです。
1投稿日: 2023.08.30
powered by ブクログリーガルミステリー系作品 法律用語頻出のため読みにくさは多少あるが内容自体は分かりやすく推理の全体像も頭の中にスーッと入りこんでいった 清義、馨、美鈴、三者三様の思惑が目まぐるしく絡み合ってからのラストの二転三転は面白かった
5投稿日: 2023.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公たちの学生時代が舞台の第一部、そのラストで大きな事件が起きて弁護士編へとなだれ込む第二部 そんな二部からなる作品 第一部のラストでおきた殺人事件にいおいて重要事項を何も話さない被告人と、それを弁護する絆でつながった弁護人 こんな状態で裁判が始まって、何がどう逆転してどういう解決を迎えるのか といったあたりが読み進めるうえで興味を持たせるポイントになるでしょうか ただ、過去に何かが起きたという匂わせ描写(施設長を刺した件ではなく、痴漢冤罪についての事)を挟むことで、なんともモヤモヤとした薄暗い空気間でお話が進んでいきます それはサクの再登場や、権田の憎めないキャラクター・エピソードをもってしても、それでもまだ暗いイメージの方が先行するかなという位の勢いで このあたりのノリで好みが結構別れそうかも ラストは罪に対する向きあい方として、セイギ、美鈴、馨とそれぞれの選択が対比される形になるのだけど、そこはあまり考えさせられるような結末とは感じなかったかな というのも、自分の中で「いやこれはこのキャラの選択しかありえないのでは」といった罪と罰に対する考えがが明確に出来上がってしまっているもので…… 読んでいて、シンプルに「法律って面白い!」と思えるところが特に好きでした
1投稿日: 2023.08.13
powered by ブクログ法律用語や法律の事は難しいところあったけど、 めちゃくちゃ私の趣味にぴったりな作品。 中弛みもなく、読み進めていくにつれ、 どんどん緊張が増していく。 私はいろんな事情で一気読みできなかったけど、 これは一気読み必須作品だと思った。 途中途中、いろんな推測ができると思うけど、 何を想像しても、最後はその想像以上の結末だと思う。 若干白夜行の二人を思い出しそうな部分もあったけど、 そんな一方的な関係じゃないと思う。この二人は。 読み終えてどっちが馨、どっちが清義か帯を見直した。 永瀬廉の涙目?悲しい顔すごくわかる気がした。
0投稿日: 2023.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白くて、ほぼ一気に最後まで読んだ。 難しい法律もわかりやすく、取っつきにくい内容にはならなかった。 が、私の読みこみが浅いのか、馨の父がなぜ冤罪を受け入れて、法と戦わなかったのがわからないなぁ。警察官なら、なおのこと、不祥事は命取りですよね。警察官だって、身内から犯罪者は出したくないから頑張りますよね。映像のペンが入っていても、その映像だってちゃんと調べれば本人のものじゃないと時間や場所や角度から証明されたのでは?階段を落ちた件についても、なぜ、馨は見ていたのに証言をしなかったの?身内の証言にしたって、警察だって検証したのでは?最後のどこかで、冤罪じゃなかったとか出てくるのかななんて思ったけど。痴漢冤罪被害があまり認知されていなかった頃といえども、私のなかではちょっと無理が…。でも、そこにひっかかってはもともこもないので。 なんて思ったりもします。馨が再審をさせるため、美鈴と清義がお互いを守るために行ったしかけや謎解きは秀逸で本当に面白かった。
0投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログ物語の序盤は、法律関係の言葉が多すぎて、スラスラ読み進めず、途中で読むのを諦めようかと思ったが、事件の真相を近づくと面白くて最後まで読んで良かったと思った。登場人物の心理描写が丁寧で、それぞれの登場人物が、どのような結末を選ぶと幸せになれたのか?考えさせられるストーリーだった。
0投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログ軽すぎず重すぎず、 ちょうど今、これくらいのが読みたかった。 なんだかすごくちょうどいい。 一気読み。
0投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログ法曹を目指していた3人がある事件をきっかけに、1人は弁護士、1人は被告人、1人は命を失うというミステリー。 次々にされる伏線回収が面白い! 著者が弁護士ということもあり、物語が緻密に作られている。
5投稿日: 2023.08.11
powered by ブクログ前半は無辜ゲームという独自のゲームを展開していき、後半に一気に伏線回収される流れ。綺麗に風呂敷を畳むかのように閉じていく様は読んでいて気持ちが良い。ドラマ性が豊富でやや芝居じみた演出があるものの、法廷ものなのでこの過剰な感じがエンタメ性を増していていい。 好きなセリフ: 複雑な葛藤の中で導き出された選択であるほど、言語化の作業には馴染まない、例えば…そうだな。久我はどうして織本の弁護人を引き受けたんだ?(奈倉先生「法廷遊戯」167p)
2投稿日: 2023.08.07
powered by ブクログだんだんと真相が読めてくる書き振りは読んでて気持ちが良かったです。 正義とは何か、真実とは何か、現在の司法制度は…、無辜の制裁…色々と考えされられた… 難しい法律用語の説明もわかりやすかった。
0投稿日: 2023.08.06
powered by ブクログいただき本 法律はどこまで公平さを保てるのだろうか。 罪を犯したものは、その対価としての罰を受けなくてはならないのか。 思わぬ繋がりと真実。 なんとなーく、最初にそうかな?って思っていたけど、面白く読めました。
5投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログ映画実写化を機会に読みました。 専門用語が多く出てくるのでなかなか難しいところもありますが、登場人物それぞれの思惑や信念が絡み合っていて読み応えありました。
0投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まずまず。 裁判ものとして凝っている作品。 主人公達が犯罪者で共感出来ない、自殺するには動機が薄い。納得できない内容。
0投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログちょっとだけ難しかった。結局は、結城馨のシナリオ通りだった且つ真実は神様しか知らないということがこの作品の結論のような気がする。
3投稿日: 2023.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
難しかった・・・笑 ゲームのルールを完全に理解していないとおかしなポイントとか気付けないよなってわかっていたが・・ 市役所の手続きの書類を読んでいるように、頭に中身が入って来ん!笑 とりあえず一貫して感じてたのは「美鈴は何様?」てことだった笑 主人公と裏で何かあるぽかったし、読んでるうちに事情もわかってきたけれど、なぜかはわからないが常に「全てをお見通し」みたいな空気感を持っていて、それはあの時助けてくれた主人公を守りたい、それが私の使命・・ミカサに通じる話の通じなさを感じてしまった。 今まで読んだ小説の中で、酷い暴力の描写とか底辺の生活とか「ここまで描く必要あるんか?」って思ったことも何度もあったけれど・・いや、必要なこともあるんだね。今回、2人が小さい頃に受けた酷い仕打ちやボロアパートでの生活の描写だけでは、2人の人生が切羽詰まっており手段を選べる状況にないってことを感じづらかったんだと思う。だから2人の絆もあまり強固に感じられなくて、いまいち2人の関係性が腑に落ちないままだったのかなぁ。。 私がもう少し頭がよかったら。。 人の感情の部分はまぁ置いといて、馨がしようとした復讐の完璧さ(父の再審と美鈴に冤罪を着せることを同時に可能にする)とかそれをひっくり返そうとした美鈴の頭の良さとかトリックとかが際立って面白く思えたのかもしれない・・・・哀しい。。
8投稿日: 2023.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
メフィスト賞受賞の現役弁護士が描いたリーガルミステリー。 現役弁護士が描いたからか法律描写や審査手続き、公判中だけでなく休廷中の様子なども事細かく描かれている。 エンタメ性があってとても面白かった。裁判のことはあまり知らない所が多いのでとても勉強になりました。主人公の久我がロースクール時代の仲間の弁護を行いそれを解き明かすという設定で、弁護士の心情を突き通すだけではないという所に深みが持ててとても重厚なドラマであると感じた。人を弁護すること、裁くこと、真実は一体何でそれをどう解釈しどんな結末にするのかという司法の重みと、愛する人を無実にすべく奮闘する久我の必死さの2つが重なりリアリティが凄かったです。 ページが進むにつれて、真相がどんどん明らかになっていきこれで終わりかと思いきやまだまだひっくり返してくる作風がとても面白かったです。馨が全てを計画し司法へ復讐するために自分を殺させたのかと思いきや、馨は死ぬつもりまではなく美鈴が故意に彼を死なせたという真実には驚きが隠せなかった。そしてそこにも布石を打っている所に彼の執念を感じました。そして馨を故意に殺害したかの理由はとても悲しいなぁと。そこには打算や含みが一切無い、久我への献身だったのだと思った。 解説のQuizKnockの河村さんの解説も是非読んでほしい。法律は知っていなければいけないものである事がよく書かれている。私も法律という分野に少しでも触れていこうと思った。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 久我清義:松岡禎丞 結城馨:細谷佳正 織本美鈴:宮本侑芽 矢代公平:梅田修一朗 藤方賢二:河西健吾 奈倉:津田健次郎 古野:三木眞一郎 留木:古川慎 権田聡志:大塚明夫 佐沼:石田彰 喜多秀明:小山力也 佐倉咲:水瀬いのり
59投稿日: 2023.07.02
powered by ブクログ法律のエンタメ小説といった所でしょうか。 情緖らしいものより、ロジカルさに焦点を置いている気がしました。 法律の枠、制限、ルールによってストーリーを決め、それを肉付けする登場人物の生い立ち、関係性、心の動きやはただの材料って感じを受けました。
13投稿日: 2023.07.02
powered by ブクログ法廷モノも好きなジャンル。 でも、この作品は予想外だった。 1部と2部で展開がガラリと変わる。 第1部 無辜ゲーム ロースクールに通う生徒たちの「無辜ゲーム」が始まる。 無辜ゲームとは、裁判ごっこというには失礼で、裁判というにはあまりにも独裁的な空気がある。 身内でおこった揉め事を、告訴者、審判員、そして犯人(もしくは無辜の人=罪のない人)で進める。 審判員はかならず馨が務めた。 法の道を志す、若者の青春ストーリー…とはいかない。 陰がつきまとう作品なのだ。 主人公セイギ(本名:清義 きよよし)と美鈴は同じロースクールにかよう同級生。まわりには明かしていないが、同じ養護施設出身でもあった。その二人に事件が起こる。 そして、卒業後、久しぶりに無辜ゲームを再開しようと連絡をしてきた馨が殺害された…あの模擬法廷で。 そこには返り血を浴びた美鈴も…。 第2部 法廷遊戯 無実だという美鈴を信じてセイギは弁護人を引き受ける。 なのに美鈴は黙秘をつらぬく。彼女も法の知識はある、よってなにかの考えがあるはず。 セイギも突破口を探そうと動くが、、。 鍵になるのはロースクール時代に起こった嫌がらせか? ーーーー 一般的には「法」にたずさわるのは、高尚な職というイメージだ。しかし、登場人物たちは陰のある過去をもち、清廉潔白とは真逆なのだ。 マイナスだからこそ、法を武器に戦おうと決めた。 法を知り尽くしているから、合法的に攻め、守る。 法を知り尽くしていても、真実を知るのは被害者と加害者、当人だけなのだ。証拠から推察される科学的知見を考慮しても、その心情までをさらすことはできない。 謎はなかなか解明しない。 しかも誰を信用していいかわからなくなる。 ロースクール時代、養護施設の暗い過去、同志が容疑者となり拘束されている現在、を行き来しながら、物語は理路整然とすすんでいく。 さすが司法試験合格している五十嵐先生だ。 「法」に対する哲学も感じさせる文章も印象的だった(でも難しくてあまり理解できていない…?) 秘密の曝露におどろき、最後のさいごまでハラハラさせる! すべてを知っても、もう一度まっさらな状態で読み返したくなる作品だ。 ーーーー 2023年秋に実写映画 公開予定。 メインキャスト永瀬廉 杉咲花 北村匠海 この若手俳優の名を見るだけでもワクワクする! 作品の謎や憂いを演技力でさらに肉付けしてくれそう。期待大。
3投稿日: 2023.06.29
powered by ブクログミステリーなのでついつい謎解きをしながら読みましたが、割とわかりやすく解ける問題かなと思ったら、事実は(人の心は)もっと複雑で、最後までまだあったのか!という感じ。 五十嵐律人さん初読みでしたが、他も読んでみたい。
5投稿日: 2023.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久し振りにハマった!最後まで展開が読めなくて、時間を忘れて一気に読んだ。 弁護士ドラマで少しだけ聞いたことのある専門用語が難しかったけど、それでも分かりやすく書かれていたから2度ほど読み直せば頭に入ってくる感覚もちょうど良い。 考えさせられるというか、自分がどの立場の人間に共感するかで見え方が変わってきそう。 私は馨の立場に立って、父親を救えないもどかしさと辛さで泣きそうになった。死んでしまったら救えないという一般論が、法律の下では覆されることを知った。 時間をおいてもう一度読み返したい作品。
3投稿日: 2023.06.26
powered by ブクログ知らずにコミカライズ版を先に読んでしまい、これは先に小説版を読みたいが文庫派なので、マンガの2巻を我慢していたところで見付けた文庫版。 これで安心してマンガ版も秋公開の映画も観られる。 ロースクールの学生たちが学校で行う法廷をもしたゲームを題材に無罪・冤罪をテーマにした「無辜」に踏み込む作品。 折角なので、感想はマンガ版に記すことにして、解説について。 クイズノックの河村拓哉が筆を執っている。 法律担当のこうちゃんではない視点で、子供の頃の膨張経験から作品をなぞり学びで結ぶ計算された文章に○。
3投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ正確に書くと星3.8。 基盤となる秘密が分かっていたので途中まではあんまりだなと思っていたが、最後は予想を超える仕掛けがいくつかあって、面白く読み終えれた。 弁護士資格を持っていらっしゃるということで、リアルさがあって物語に深みを足していたと思う。 実は解説目当てで読んだ。すると贔屓目は入っているかも知れないが、論理的で、かつユーモアもあり、内容も面白い解説だった。 他の作品の解説もしてほしい。
2投稿日: 2023.06.23
powered by ブクログ中盤は話が進まずはぐらかされてる感じがしてしまいましたが、後半から物語が真実に向かって進み出すと面白くて一気に読んでました。 法的用語も分かりやすく説明されていたので映像も想像しやすく、映画も楽しみになりました。
3投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログ無罪ー犯罪の証明がないこと 冤罪ー無実であるのに犯罪者として扱われること 無辜ー罪のないこと 語義は、似ているけれど、全く別物であることに、今まで無関心だったかもしれない。 審判者の青年が仕掛けた模擬法廷での無辜ゲーム。 そのゲームの最終目標は、父親の無実の立証。 主人公の二人の生い立ちからストーリーはなんとなく予測できるけど、ゲームを仕掛けた青年のそこまでに至る悲壮感と周到さが痛みがあって良かったです。 無辜について周知させる筋書きに加えて、ハムラビ法典の“目には目を”の同害復讐法について、過度の復讐を避ける温情的な意味合いの刑罰という一説の興味的でした。
60投稿日: 2023.06.16
powered by ブクログ面白ければ何でもありで有名なメフィスト賞の2020年受賞作で、著者のデビュー作! ストーリー展開が特徴的でミステリーでもありつつ、法律とは罪と罰とはと考えさせられる内容でもある。 人物の魅力に入り込めなかった部分もあるので、他の作品も読んでみたい!!
0投稿日: 2023.06.15
powered by ブクログ法律用語が多く難しいですが、勉強になるし面白かったです。ハンムラビ法典の解釈とかそうなのかと思いました。 個人的にはふてぶてしい佐沼のキャラ好きですね。 伏線回収されるのはいいのですが、若干無理矢理感はありました。
4投稿日: 2023.06.12
powered by ブクログ『どんな小説が好きですか』 と聞かれたら、今後はそのうちの一つにこの作品を挙げる。 自分の好きなジャンル(系統)は何なのかを、具体的に示してもらったかのような感覚。肌に合う作品でした。 タイトルに「法廷」と冠するぐらいなので、裁判にまつわる話です。事件の審議を実施して判決を下す一連の流れは、法の下で行われることからロジカルに進みます。その様が分かりやすく描かれており、それをゲームのように仕立てた設定が、理解に拍車をかけます。 考えさせられるテーマでありながら、その重さを感じさせないストーリー性も見事でした。裁判をゲーム的な切り口で捉えた設定が中和してたのもありそうですが、偏にテンポの良い話運びが光ってました。 他の作品も読んでみたいです。
0投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログ法律を学ぶ頭の良い学生達 どこか無味無臭なストーリー展開に 引き込まれ、法律家の物事の考え方に興味をもつようになったかも
2投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ著者は弁護士ということもあり、専門用語も分かりやすく織り混ぜてあり、サクサク読み進めることができました。法律って解ると面白いのかも!
4投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ法律に詳しくなくても理解出来ました。勉強にもなりました。冤罪というテーマでのストーリー展開で読む手が止まりませんでした。面白かった。ただ無理矢理感が感じたので☆-1にしました。
2投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学生のゲームでしかなかったものが、思いがけなく殺人につながって……。 確かにねぇ、ろくでもない法律家もいるし、法律家も間違いを犯すのも事実でね。 でも、こうした罠を駆けるのは嫌かも(-"-;A ...アセアセ 読みやすかったので、一気読みしましたが、読後感はあまりよくなかったかなぁ。
24投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログ面白かった!本作は複雑な過去を抱えた訳ありの被疑者と弁護士の視点がメインで、さらに被害者となるキャラの異様性が加わって、その危うさにヤキモキさせられつつ目が離せなくなります。少しずつ明らかになる事実の小出し感がとてもよいペースでラストまで引っ張ってってくれました。
6投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログ設定、ストーリーの展開共にとても斬新で最後まで楽しめました。主人公の三人の人に対する思いが噛み合ってないいようで、がっちりクロスする点が印象的でした?
2投稿日: 2023.05.30
powered by ブクログ五十嵐律人さん初読みです。大好きな法廷ミステリー、法律を軸にした展開は、やや難解ながら、読みごたえがあり、ちょこっと法律に詳しくなったような気分になりました。脇役のキャラクターもなかなか魅力的で、最後まで一気に読んでしまいました。他の作品も読んでみたい‼️2023年11月公開の映画も気になります‼️
27投稿日: 2023.05.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
展開が気になって後半一気読みでした! 予想していた結末よりもずっと清々しくて、主人公を嫌いにならずに済んだことになんだか一安心する(笑) そういえばなんですけど、私が読書を習慣化するきっかけになったのは、同著者の『不可逆少年』を図書館の新刊コーナーで手にとったことが始まりだったりします。 『法廷遊戯』というタイトルを改めて考えてみると、真の主人公は馨だったのかな、とも思いますが…ハムラビ法典の過剰報復抑止の原理がここで効いてくるのかー、と馨の思惑が分かったときはちょっと鳥肌モノでした。 墓荒らしもね、そう繋がるんだねって。 なんと言うか無駄がない、本当に。 とてもおもしろかったです(^^)
2投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログ過去に犯した罪とそれによる因縁とも呼べる繋がりが生む三人を中心とした遊戯は、一見すると分かり辛い法律用語でもイメージしつつ、物語に没入出来ました。 この本の主題とは外れるかもしれませんが、何より貧困による機会損失への支援を国には強く求めたいです。 「まるで、真理を見抜ける神様になったかのように。」
14投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログ話が複雑で、登場人物の考えや行動を理解することが難しかった。内容は難しいけれど、ストーリー展開に目が離せなかった。続編が見たい。
2投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログわかりやすく隠してる というか、 これは後で明かした方がおもしろいので、後で明かしますって名言して ハードル爆上げしてるのに 明かし出したらそのハードルの遥か上空を飛び越えるくらいの内容もってくるところ 隠してるけどちょいちょい伏線貼ってて全て回収してつながるところが素晴らしくおもしろかったです。
2投稿日: 2023.05.26
powered by ブクログ第62回メフィスト賞受賞作、初めての五十嵐律人。 法律家を目指す男女の学生が、二人の「過去」を知る何者かによる嫌がらせを受けた事から殺人にまで至り、その裁判での攻防をドラマティックに描いています。 現役弁護士の作品だけあって、圧倒的にロジカルに描いています。スゴく面白かったです。が・・・ ちょっとズルい、と言うかフェアじゃないです。最後の展開も決して・・・賛否ありそうですが、私的にはちょっと残念に感じました。
2投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
予想できなかった結末。いやぁ本当に面白かった。ハッピーエンドじゃない、このズーンとした読後感が好きです。
2投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログ2023 05/14. 読了 とても面白くて読み応えがありました。 推理しながら読んでいたけどまさかの結末に驚きました。 きっと、皆んなが救われたかったのだと思う。 主人公2人も命を落とした馨も。 誰がまず1番悪かったかと言えば私は最初の犯罪(犯罪? 正義?)に手を染めるキッカケっとなった施設長が1番悪かったのだと思うし。 ここ最近、やはり弁護士の新川帆立先生の弁護士ならではの小説を2冊読破して、それでやはり同じ弁護士である作家さんのこの「法廷遊戯」を手に取ったのですが、 こちらは本当に正当な弁護士が主人公の法廷小説で読み応えがあったし、ドラマやこれまで読んだ小説では裁判のシーンしか無かったけど裁判以外でもこういうやり取りがあるんだ、というのが書かれていてそれも面白かったです。 物語はもちろんなのだけど、職業小説って、その職業についてる作家さんならではのシーンとかもあるから好きです。 弁護士って面白いなー、と思いました。 この小説はきっと悲劇しかない。 主人子2人に馨、その事件のキッカケとなった馨の父親。 誰もが大切な人、己の信念、想いに殉じたのだと思う。 その見せ方が本当に面白かったし、先が読めない展開にページを捲る手が止まらなかったです。 法廷小説としては私が読んできた小説の中では1番面白いです。 五十嵐律人先生、面白い小説をありがとうございます。
3投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ最初は無辜ゲームに溶け込むのがなかなか難しくて、でも物語が動き出してからはこの物語がどう着地するのか知りたくて一気読みでした。 人が人を裁く。罪に対する同害報復。 無辜ゲームでの罪に対する罰の基準である同害報復を復讐ではなく寛容だったと感じていた…。 それでも最後に彼が想いを託したのは天秤ではなく十字架だったのは同害報復ではなく本当の意味での贖罪を願ったからなのかなと思う。
2投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログ後ろめたい過去がある主人公とヒロインは過去に一度も司法試験合格者を出したことのないロースクールで司法試験合格が期待される優秀なロースクール生。 そんなロースクール入学前に司法試験に合格した優等生がおり、その優等生がロースクール内で主催して行う私的模擬裁判、通称「無辜ゲーム」から始まり、ロースクール卒業後に主人公が関わるリアル裁判『法廷遊戯』を描いた作品となります。 法律がわからない方でも無辜ゲームの章である程度手続きであったり、法律がわかるようになっており、それを踏まえての法廷遊戯の章で公判手続がある程度わかるようになるので、法律で特に刑事訴訟法の手続きの初学者向けの勉強にもなるんじゃないかなとは思います。 また、ロースクール生同士の会話を読んでいて、ロースクール生あるあるというか、日常会話に法律用語いれてわざわざ話す感じ、懐かしいなと思いました。 さて、本作は『法廷遊戯』とあるのですが、タイトルの意味は考えた方が良いかもしれないなと思います。 裁判を使ったミステリーということで、単純に法廷を使った遊戯なんだよということで、おそらく、弁護士として活動している著者も理論上は可能ですが、こんなことは実際の裁判ではあり得ないことは承知のフィクションだという意味で遊戯だという意味が込められていると思います。 その他、刑事訴訟に再審請求はあるものの、基本的にその裁判の中で得た心証が有罪、無罪に影響すること、実際の刑事裁判でも検察側が描くストーリーと弁護士側が描くストーリーというように、事実らしいものを法律に当てはめていくということから、実際に行われている刑事裁判も100%の事実を認定できない以上、究極的には遊戯に過ぎないということ(こんなこと書いたら怒られそうですが)も含まれていそうです。 ただ、このことを司法制度の穴と見るか、人間が裁く以上仕方ないことと見るのか、そんなことも考えながら読んでほしい作品です。
2投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公側にまっっったく共感できなかった。 馨がかわいそうでしょうがない。 最後の判断だけはナイスだと思うけど。 2週間前くらいに読んだけど、もう内容はあんまり覚えてないや……。
2投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログ重い、凄く重い話しだった。普段は、苦手で読まないようなストーリー。 でも、読めた。法曹用語や登場人物達の会話が難しくて時間かかったけど、結末が気になり楽しく?読めた。
5投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログロースクールに通う久我清義と織本美鈴の過去に関する嫌がらせが始まる。そしてスクールの同級生、結城馨が始めた「無辜ゲーム」という裁判のような模擬法廷。この冒頭から描かれるゲームに引き込まれ、あまり読んだことのない法廷ミステリーが展開されていく。久我と織本の生い立ちや、久我が出会う痴漢詐欺とこの法廷の外の描き方、細部が面白い。模擬法廷から本物の裁判へと移り、法律とはなにか。裁判とは、罪とは何かを問いかけてくる。法律用語や刑事裁判の仕組みなどが語られるけれど、そこに難しさはあまり感じることなく読み手にも伝わる。これがデビュー作というのが驚き。今さらではあるけれど注目していきたい作家さん。
2投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログ法律に疎い私でもするりとストーリーが入ってきたうえ、ストーリー展開がとても面白い作品でした。 本作は第1章と第2章からなるミステリー作品であり、その舞台はロースクールや実際の裁判所。文字を追っているだけで裁判のやり取りが聞こえてくるようなスムーズな文体であるとともに、状況が2転3転していくストーリー展開で読みやすさがありました。 個人的にはどうしてこのキャラクターはこの場面で、こういう行動を取ったのだろうと疑問に思った箇所もあり、少し共感出来ない感じは残りました。
27投稿日: 2023.04.29
