好き。 皇女であることの責を果たそうとしている姿とか自分の感情よりも立場を立てようとする様が気高くて素敵。 従者との関係性が気になるところ。

隣国の貴族学院に留学中の主人公(王族)が、持ち前の人脈と知謀で学院内のいざこざを解決していくというあらすじ。 内容的には「ヴィクトリア・ウィナー・オーストウィン王妃は世界で一番偉そうである」に近く、あれからコメディ色を抜いた感じが近いかもしれない。 ストーリーはとてもよく描けており、主人公がその英知でアホどもを論破していく様が心地よい。台詞回し・言葉選びも上手であり、相当台詞が多い作品ながら読みにくさを殆ど感じさせない。 キャラクターも個性的で、演出や表現も上手く、画力も水準以上。ストーリー展開はややスローペースだか、それ故に丁寧に描かれているとも。 他作品と比較してもかなり個性的な作品なので、試し読みして気になったなら是非。試し読み部分だけでも本作が如何に上手く描かれているかが伝わると思う。