画力が非常に高く、キャラクターデザインも良い。演出や表現等も十分に上手い。ストーリー展開的にも面白くなりそうだとは思う。 ただ、様々な設定がありながらも、その設定の解説が一切ないまま進行していくため、完全に読者を置いてけぼりにしているのが最大の欠点。 スキルの設定なんて全くないし、魔物使いがどういうものかの解説もないし、「脳内物質」とかいう正体不明な単語まで出てくる。 主人公は文無しだったのに、「一番の服飾屋」で高そうな服を買ったお金はどこから？恐怖のオーラって何？レイスってどういう存在なの？蟻型モンスターの「機械のチップ」って何？ ここらへんが本当に謎。画力や世界観は良いだけに、上手く描けているだけに、この読者放置の構成が本当に勿体ない。