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UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ
UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ
池内恵、宇山智彦、川島真、小泉悠、鈴木一人、鶴岡路人、森聡/東京大学出版会
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総合評価

9件)
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    世界情勢などについて知識が浅い自分にとっては、こちらを読むのにかなりの時間を要した。 この戦争に際しての各国の動きについて、ニュースを見ているだけでは知ることの出来ない部分を広く知ることが出来たように思う。 どの章も客観的に冷静に話が進められており、特に偏った思考はなかったので、読んでいて感情的になることはなく、淡々と情報を得ていく感覚だった。 読み解くのは大変であったし、内容が頭に入り切ったとは言えないけれど…。 それでも読む前よりは視野が広がった気がするので、読んで良かったです。

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    投稿日: 2024.10.05
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    各分野の碩学による評論集。 ロシア−ウクライナ関係そのものではなく、今般のロシアの暴発を受けて欧州、米国、中国、中央アジア、中東等の対外政策がどうなるのかを考察する。 紛争地である欧州にどうしても一つ目が向く中、周辺地域の動きが俯瞰できて興味深い。 共通して言えるのは、今般の紛争が世界の変化を方向付けるのではなく、すでに多く起きつつあった変化を加速するということだろう。

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    投稿日: 2023.04.12
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    ウクライナ戦争について、各地域の国々の考えとそこにいたる歴史や背景(特にロシア及びアメリカとの関係)の考察が興味深かった。日本の報道だと、欧米各国の反応はよく報じられるが、中央アジアや中東等はあまり触れられないので、勉強になった。 (誤字脱字等が多かったが、急ぎ出版したので仕方ないのかなと思う)

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    投稿日: 2023.01.25
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    中国はロシアのウクライナ侵攻に関して、自らが世界の少数派になっていくことを嫌っている。ウクライナ戦争を通じて東アジアでは緊張が高まった面がある。中国はウクライナ戦争を通じて日本に対する警戒をあらわにしている、中国が批判するNATOと日本との関係強化であり、まtア日本が従来以上に踏み込んだ経済制裁に加わっているから。

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    投稿日: 2023.01.24
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    ウクライナ戦争についてのジャーナリスト的な本はたくさんでていて、どれも役にたつものだが、これは一味違った視点を与えてくれるものであった。 東京大学出版会からの本で、主として東大の教授などが中心となって執筆した論文集。 ロシアの侵攻に対する国よって異なる考えがあることがさまざまな地域の専門家が冷静に分析してある。 複数の視点をもつこと、価値観を共有することが難しい多極的な世界をどう理解するか、どう捉えるか。 と言っても、価値ニュートラルな相対主義的な世界にとどまることは、今回の戦争は倫理的に許されないという感覚がある。 そのあたりをしっかり考えるのに役にたつ。

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    投稿日: 2023.01.16
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    22/01/01読了 秋に読み始めたのでかなり時間がかかったけど、各国/地域から捉えたもので興味深かった

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    投稿日: 2023.01.02
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    ウクライナ情勢について、7人の学者の記述を載せる。あとがきは2022年7月なのでその時点での論考。巻頭に1ページにまとめたウクライナ年表、大西洋が中心にくるNATO加盟国地図があるのがよい。 経済制裁、戦争形態、ドイツ、スウェーデン、フィンランドなどEU,NATOからみた側面、アメリカから、中国から、中央アジア諸国から、中東諸国から見た側面について述べられている。 アメリカではオバマ政権、トランプ政権、バイデン政権の対ロシア政策について考察。オバマ大統領って期待の割にはあまり・・という印象だったが、対外政策は、その時の相手の国の事情、それを取り巻く諸外国の事情、そして自国の事情、と3者がからまっての対応なのだ、というのが分かった。って当たり前でしょうと言われそうだが、時の権力者が、何かを成し得た偉大な人だった、と言われるのは、その時その場所に居合わせたという偶然も少なからずあるのでは、などと思ってしまった。 小泉悠氏は「古くて新しいロシア・ウクライナ戦争」 この論考ではロシア・ウクライナ戦争の性質(nature)に着目。ここで問題となるのは、戦闘様態(戦争の特徴=character)よりも、戦争がどんな目的で、誰によって戦われ、社会全体との関係性においていかに位置づけられるか、といった戦争のパラダイムである。ロシア・ウクライナ戦争は、その基礎は近代の欧州で成立した「古い戦争」パラダイムでありながら、冷戦後に唱えられた「新しい戦争」としての性質も有する。 ○ロシア・ウクライナ戦争の教訓は「考えうる国家間闘争の形態は非常に多様であり、しかもそれぞれの闘争形態はそう簡単には消え去らない」ということにある。現代ならではの情報戦もあるし、古色蒼然たる闘争形態も出現しうる。・・このことは我が国の安全保障を考える上でも重要な示唆を持つ。仮に闘争形態が無数にあるなら前もって備えることは事実上不可能だろう。ならば、優先的に備えるのはどのような闘争形態か、想定外の闘争形態に対処しうる重複性はどう備えるか。非在来的なものを含めた闘争が成立する基盤としての核抑止(米国による拡大抑止)とはどうあるべきで、その信憑性をどう確保するのか、といった問いが自ずと出てくる。  ・古い戦争:ロシアの戦争目的は政治的なものだった。拡大された決闘。ここでは兵力の動員能力が鍵を握る。  ・新しい戦争:非政治的な目的で組織的暴力が行使される。戦場の外側にも広がる~マスコミやインターネットなどの情報空間に越境して展開。・・だが経済制裁もロシアの自給率の高さとも相まって、今後とも戦争継続できるという可能性も排除できない。   ・プーチンは単にウクライナの政体を転換するだけでなく、自国の強い影響下に置きたかった。ロシアとのパートナーシップの強要。 パラダイム: 範例, 枠組み なにしろUP東京大学出版会、新書に親しんでる身にとっては、文は硬い。きっとこれが論文というものなのだろう。 2022.8.1初版 2022.8.26第3版 図書館

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    投稿日: 2022.10.06
  • 固着した視野を広げる一冊

    ロシア・ウクライナ両当事国自体の視点を離れて、アメリカ・中国・中央アジア諸国・中東諸国それぞれの考え方や立場・距離感が分析されていて勉強になった。この戦争はコロナ禍と同じく従来からある問題や課題を顕在化させているのだろう。 各国の情勢を読んでいると、直接協議に関する各国政府とロシアとで発表内容のズレが目立ち、ロシアのプロパガンダが浮き彫りになるのもすごかった。

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    投稿日: 2022.09.30
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    ロシア・ウクライナ戦争について7人の研究者の視点から冷静に分析した論文集。 単純な善悪二元論には収まらない世界の冷徹な現実をまざまざな角度から示してくれる好著。

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    投稿日: 2022.08.21