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花屋さんが言うことには
花屋さんが言うことには
山本幸久、カシワイ/ポプラ社
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総合評価

167件)
3.9
38
77
41
4
1
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    お花屋さんは体力勝負とはきいていたけれど、なかなかだなぁ。お花に囲まれる仕事は素敵だけど、創意工夫が常に要求されるし、正直そんなに儲かるとは思えない。そんなマイナスイメージを払拭するかのようなストーリー展開。夢に仕事に破れた主人公がさまざまな出会いから前向きに進む様子はホント心が踊るし、お花のことをもっともっと知りたくなる。押し付けがましくない花言葉が興味をそそる。恋ももしかしててにいれちゃうたのかな。優しくも心に寄り添う素敵なお話だした。

    6
    投稿日: 2022.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    出てくる人みんないい人で、 微笑ましくって、読みながら思わず笑みが溢れる、こういう作品はすごく好き。 現実的でないかもしれないけど、世知辛い世の中だから、本の世界では優しい時間であってほしい。 ブラックな会社でボロボロのところを李多に助けられて、本来やりたかった仕事や彼氏までできてしまう。こんなに順風満帆なこと現実にはないだろうけど、キクちゃんの一生懸命さが健気で可愛いので、素直にハッピーエンドで良かったと思える。 来週は会社帰りにお花買って帰ろ。

    22
    投稿日: 2022.10.22
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    花屋さんの仕事が、現実的に描かれているところが、好感がもてる。読んでいて、なんだか安心感のある物語だった。花言葉、古典、花に関する知識も散りばめられている

    14
    投稿日: 2022.10.20
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    アルバイトから多くの出会いと夢への道を開いたきくちゃんが頑張り屋さんで微笑ましい。 花の種類に疎いため、都度お花を調べてこれはかわいい、綺麗、菊だったのか!等勉強になりました。

    0
    投稿日: 2022.10.16
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    きくちゃんにとったら、就きたい仕事ではなかったかもしれない。遠回りだったけど、グラフィックデザイナーとして大成功だと思う。いつも初心を忘れず、目の前のことを懸命に取り組む姿は応援したくなる。こんな人に仕事を頼みたいと思う。退職願いが受理されないことにはビックリしたが、前職と花屋のコントラストがはっきりして、何が幸せなのかを再認識できるお話でした!

    4
    投稿日: 2022.10.12
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    主人公はグラフィックデザイナーを夢見て美大へ進学するもブラック企業に就職を余儀なくされ、心身ともに疲れ果て仕事を辞めることを決意した君名紀久子24歳、偶然出会った川原崎花店の店主外島季多のすすめで花屋でバイトすることになった…仕事仲間やお客さんとの出逢いを通して、もう一度前向きに夢を追いかけてみようと奮起する…そんなお話でした。読んでみて、お花好きにはたまらない作品でした!知らないお花はちょっと調べてみて、あぁ~このお花だったのねって、花言葉にもいろいろあって興味深かったです。内容もすごくよくてお花に癒され主人公を応援しながら、読んでいて元気をもらえた作品でした。リアルにお花に囲まれて過ごしたくなりました!

    21
    投稿日: 2022.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グラフィックデザイナーを目指す主人公が、ひょんなことから花屋の店長と繋がり、そこで働くことを通じて主人公自身が成長していく。 ちょっとしたファンタジー要素(?)も交えつつ、全体的にはほっこり暖かい感じ。キャラクターたちも、だいたいいい人。 蘭くんかわいい。笑笑 最後は期待を持たせる感じで終わるけど、主人公的には人生がどんどん好転していく。 もともとグラフィックデザイナーとしての実力があったのか、それとも『諦めない』と腹を括ったからなのか、ちょっとうまく行きすぎな感もあるかなと思っての⭐︎4つ。 コンペで笑われてたのはなんだったんだろう? 各章のタイトルが花の名前で、章の最後は花言葉で締め括られますので、お花にも詳しくなれます^ ^

    1
    投稿日: 2022.09.30
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    山本幸久さんの本は『店長がいっぱい』『渋谷に里帰り』に次いで3冊目。 6年ぶりに読みました! ブクログで高評価のこの本 期待値MAXで読み始めました。 ブラック企業に勤務して身も心もボロボロの君名紀久子、24歳。 深夜のファミレスで出会ったのが「川原崎花店」経営者の外島李多。 花屋さんで働くことになった紀久子。 自分と向き合いながら紀久子が進んでいく道。 全力で応援したくなる! 8編の連作短編集。 それぞれにテーマの”花”があります。 泰山木 向日葵 菊 クリスマスローズ ミモザ 桜 スズラン カーネーション 決して”花”に詳しいとは思っていませんでしたが、それでも、代表的な”花”のことぐらいは知っているつもりだったのに… 『トルコキキョウ』と思っていた花は、実は『トルコギキョウ』でトルコ産でもなければキキョウ科でもない… のっけから”ガッツーンン” 知らなかった”お花屋さん”と”花”のことが満載。 『花は見て楽しむだけではなく 最高のコミュニケーションツール』 なるほど…、その通りだわ~ 花言葉や花にまつわる短歌等々… 気付けば頬が緩んでる… そして… ひまわりにはたくさんの種類があって、画家の描いた「ひまわり」に似せて 種苗メーカーが品種改良した「ひまわりの”画家シリーズ”」があるなんて知らなかった! この本を読み終えて、「川原崎花店」みたいな「いきつけの花屋さん」が欲しくてたまりません。 お店に行って店員さんの花談義を聞きながら、その季節ならではの花を選んでもらったり、選んだり。 その時々の気持ちにあった花を連れ帰ったり… 想像しただけでワクワク。 まずは近所で”お気に入りの花屋さん”をみつけるところからだわ! 本の装丁の”やわらかでふわり”とした感じがとても好きです。 良い本に出会いました。

    8
    投稿日: 2022.09.29
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    各章の最後に花言葉が出てくる。なるほど…と思う。知らない花も出て来たので画像検索。 なぜ主人公の紀久子は、千尋の母親の百花やミモザ農家の雅之などには、ハッキリ文句を言うのに、ブラック企業の上司には何も言えなかったのか?疑問でしかない。 花屋さんで、花を買う機会が減っているので、もっと身近に花を買えるようになりたい。花と短歌や俳句を組み合わせるなんて、素敵な発想だ。

    2
    投稿日: 2022.09.27
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    ブラック企業で心身を疲弊し退職。酔った勢いで花屋さんでアルバイトをすることに。バラエティ豊かなスタッフ、色とりどりのお花、お客さん。町のお店のいいところは、その町の人と繋がれること。出会いや縁は人生の大事な要。偶然って結局は必然だからね。花屋さん、いいね。

    1
    投稿日: 2022.09.27
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    自分は花言葉も花の種類もあまりわからないが、花屋でのバイトを始め、迷いながらも夢に向かって前向きに頑張る紀久子のことを応援したくなるお話だった。

    2
    投稿日: 2022.09.25
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    読み終えて、すぐお花屋さんに行きたくなる感じ。お花屋さんに行かなくても、何か動きたくなるような。小さなことでもいいから自分が好きなこと。

    6
    投稿日: 2022.09.19
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    いいね。現実の世界ではない、それは置いておいて。 人の繋がりを大切にすることを思い出させる、keep in mindなストーリーでした。

    1
    投稿日: 2022.09.18
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    ほんのちょっと一眼レフという言葉がでてくる(笑)。写真の物語ではないですが、花言葉がキーワードになって進んでいくとても良い物語。その花言葉の使い方が絶妙でオススメの一冊です。

    1
    投稿日: 2022.09.12
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    主人公の人生がトントン拍子に良い方向に進んでいく展開にそんなわけあるかと思わなくもないけれどそれを差し引いても良い作品だなと思う。 知らない花が出てくると画像を検索して眺める楽しさもあり、色とりどりで個性溢れる花たちに元気を貰えた。

    1
    投稿日: 2022.09.11
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    読後感がとても良かった♡ この本に出会えて良かったなんて言葉はチープで嫌ですが… 立ち寄った単行本コーナー。誰かが元々あったであろう棚にちゃんと戻さなかったから出会えた偶然に感謝。 この先も読みたい!と願わずにいられない。是非続編を!! ちなみに昔私はグラフィックデザイナー希望で花屋で働いていました…が、その花屋がブラックでしたw それでも花屋は大好きで仕事はとても楽しかった♡だから惹かれたこの本は大切な1冊になりました。

    2
    投稿日: 2022.08.30
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    花言葉や花を贈る習慣、みんなことばにできない想いをどうしたら相手に伝えられるか考えてできたんだろうな。 お花が繋いでくれる想い。ことばにできなくても、伝える方法はたくさんある。そんな気づきがありました。 ありがとうございます。

    1
    投稿日: 2022.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    花屋さんのお仕事小説。花のことも詳しく書いてあり、スマホ片手に花を検索しながら読み進めていくのが勉強にもなったし楽しかったです。 申し訳ないですが私にはいまいち主人公の良さが伝わらなかったです。口が悪いのはまだご愛嬌なのかもしれないけど個人情報を他の人にベラベラ話すのは如何なものかと。客商売なら信用第一だし自分なら個人情報聞いたら返ってくる花屋には次は行かないかな。店主も店主のお母さんも主人公を採用した目は間違いないと絶賛してますが…伊福部さんが彼女に一目惚れしたのもどういったところが?と首を傾げます。 あと正解が分からないけど釈迦に説教というワードが出てきましたが説法とは何が違うんでしょう。調べても出てこなかったので。 意味深に終わったので次回作もあるのかな。ゴッホのひまわりがあるのを知らなかったので勉強になりました。また色々な花が出てきてくれたらいいな。

    1
    投稿日: 2022.08.18
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    面白かったー!!この作者さんのお仕事小説はどれも皆んなが頑張っていて好き。お花屋さんと短歌などの組み合わせも知らない事ばかりで とても良かった。そしてとても良い所で終わってしまった。もう少し読みたかった(笑)

    1
    投稿日: 2022.08.13
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    ハッ! ここ何年も自分のために花を買ってないし、長らく花屋さんから足が遠ざかっていることに気づく。 花のある生活...なんて優雅なんでしょう! 我が家なんて、息子が捕まえたセミを時々放し飼いにしているのでセミのいる生活ですよ。 私はあまりセミさんが得意じゃないので別室に隠れてるけど、ミンミンゼミは室内だとものすごくやかましく、夜には放してます。 母の日やクリスマスではない普通の日に、花屋さんに足を踏み入れてみようかな。 都会のせわしないお店ではなくゆったりした田舎のお店で、気に入る花を見つけたり、香りを吸い込んだり、花言葉を聞いたりしてみたい。 本の中に出てくる花の詞や俳句がどれも素敵だった。 登場する花も、もっと知りたくなるものばかりで検索しつつ読んだけど、よいきっかけなので本物を見なければ!

    17
    投稿日: 2022.08.12
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    花屋で飄々と働いているように見える紀久子ですが、そこで出会う一人一人の人と真摯に向き合い、また与えられた仕事をきちんとこなすことで全てがいい方向へ回っていくことが読んでいて楽しかったです。 自分のしたい事を仕事にすることは難しいかもしれないけれど、案外チャンスはどこにでも転がっているのかもしれない。 紀久子が当たり前にしていることって実は結構難しい〜…。私も見習わないといけないな〜。

    3
    投稿日: 2022.08.12
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    章ごとでも読めるけど全部繋がっててきれい。登場人物もそこまで多くないから覚えやすかったし読みやすかった。全体的にいい話。

    1
    投稿日: 2022.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブクログで見て気になっていた本をやっと読めた。ブラック企業に勤めていた主人公が花屋さんで働き始め、いろいろな人と関わっていき自分の存在意義を見つめ直す本。 主人公が意外と言いたいことは言うタイプで出会ったばかりの人に「母親失格」とか言えちゃうんだよな〜。あまり好きになれず、登場人物が出てくる割には深掘りされずいまいち入り込めなかった正直。それでいてストーリーはあまり起伏がなく…。 ただ花言葉や、短歌や俳句和歌がたくさん出てくる。この分野が好きなので、そこは楽しめた!最後花言葉が紹介されたあとの余韻がいいな。

    0
    投稿日: 2022.08.06
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    花屋でバイトをする主人公(25歳)が、目の前の仕事と向き合いながらグラフィックデザイナーになると言う夢を目指すお話。 ブラック企業に勤めていたときにはどん詰まりだったのに、花屋で働き出した途端物事がいい方へ動き出し、人とのつながりや出会いに恵まれ、ついに夢まで叶えてしまう。 人というのは環境次第なんだよなとつくづく思う。 さまざまな花やその花言葉が紹介されており、花屋さんに行きたくなる。 レース菊は初めて知り、ネットで見たら可愛らしく上品な花だったのでいつか本物を見てみたい。

    0
    投稿日: 2022.07.27
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    ブラック企業で心身ギリギリになるまで働いていた紀久子が、花屋で働き優しい人たちに囲まれて、だんだん元気になり、ついにはグラフィックデザイナーとしての仕事も徐々に入る展開が良かった。疲れている時には、こういう温かい小説は有難い。 美味しい食事まで付いている仕事はいいなぁ。花にちなんだいろんな日があることが、興味深かった。知らない花はその都度、スマホで画像を見て楽しかった。 最後がそこで終わるの…という文章であったが、しっかりハッピーエンドを味わえたらもっと嬉しかった。

    0
    投稿日: 2022.07.27
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    読んでる最中も、読み終わった後も、ニンマリしてしまう素敵な作品でした。もうちょっと読みたい。続編所望。

    0
    投稿日: 2022.07.27
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    美大卒業後、職がなくブラック企業で働いていた君名紀久子25歳が偶然駅前の川原崎花店の店主外島季多(まりた)38歳と出会いそこで、アルバイトをすることになります。 紀久子は運転手として電気三輪自動車のラヴィアンローズを運転し、売り上げを伸ばすための定期便サービスを始めたり、駅をでたらすぐに目につくように店頭の花を同色のものにしたり、重陽の節句やミモザの日、スズランの日のようにメジャーではない花の日に力を入れたり経営努力を惜しまずに奮闘します。 花屋さんって素敵な仕事で憧れるけどかなり大変なんだと思う場面もありました。 まだまだ若くて、グラフィックデザイナーとしてもやり直しできる紀久子も羨ましく思いました。 各章は花の名前で、花言葉も書き添えられているので、メモします。 花言葉は色々あってうっとりしてしまい、もっと知りたいと思いました。 Ⅰ泰山木  泰山木 ・前途洋々 Ⅱ向日葵  マティスのヒマワリ3本 ・3本は愛の告白 Ⅲ菊  菊白 ・真実   赤 ・あなたを愛してます   黄色・破れた恋 Ⅳクリスマスローズ  クリスマスローズ ・私の不安を和らげて Ⅴミモザ  ミモザ ・優雅・友情・秘密の恋 Ⅵ桜  桜 ・精神美     優雅な女性     純潔     Ne m'oubliezpus. (私を忘れないで フランス語) Ⅶスズラン  スズラン ・ふたたび幸せが訪れる Ⅷカーネーション  カーネーション白 ・私の愛情は生きている       ピンク ・感謝・気品      オレンジ ・熱烈な愛        黄色 ・軽蔑・嫉妬         青 ・永遠の幸福         赤 ・母への愛・真実の愛  菊 ・高貴・高尚・高潔     ユア・ア・ワンダフル・フレンド 花言葉もストーリーの重要なキーポイントになっています。素敵でした。

    79
    投稿日: 2022.07.20
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    王様のブランチで紹介されていたので読んでみた本。ブラック企業で働いていた美大卒の主人公が花屋でバイトを始める話と聞いていたので、ブラック企業のゴタゴタも読めるのかと思ったら、花屋でのほのぼの話が中心で少し物足りなかった。登場人物が多くてそれぞれの関係性がどうだったか忘れることも。お花や短歌に全く詳しくないので、花の描写から実物がイメージできなかった。蘭くんが言っていた、花だと思っている部分が実はガク、という点はへぇと思った。 この作者の作品を読むのは初めてだったが、文章のクセが若干気になった。「ばか」を必ず「莫迦」と書くとか、「ひと」は絶対ひらがなとか、あと「こじんまり」ってよく出てきたけど「こぢんまり」じゃないのかな?話が退屈で、些末な点が気になってしまった。

    0
    投稿日: 2022.07.13
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    ブラック企業勤務の紀久子は、酔っぱらった勢いで 駅前の花屋で働くことに。いろんな想いが詰まった お花を届けているうちに、紀久子は自分の心に もう一度向き合いはじめ…。

    0
    投稿日: 2022.07.11
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    そもそもだれかを恨んだり妬んだりしたところで、自分の人生が楽しくなるわけないし、余計、辛くて惨めになるだけだもの。

    0
    投稿日: 2022.07.09
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    ブラック企業で働いていた24歳の紀久子が、一念発起で会社を辞めて花屋で働くことになり、同僚やお客さんと触れ合うことで、自分の心に向き合い始めるやさしい小説(王様のブランチでも紹介されていた)。向日葵の章、菊の章、ミモザの章といった感じで、全8章が花の名前で構成されてその花の花言葉がテーマになる、。仕事が忙しくて心が疲れている20代女性の方に特にオススメ。

    0
    投稿日: 2022.07.08
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    どこかで似たような作品を読んだ気がしながら読了しました笑 24歳になる紀久子はデザインの道に進みたいのに意に反してブラック企業の営業で2年間耐えてきた。しかし我慢の限界で一方的に辞めたけど付き纏われ、ひょんなことから駅前の女性店長に救われてその花屋さんでバイトすることに♪ 店長や2人の従業員や商店街の人々やお客さんたちとの出会いが知らず知らずに紀久子の道を拓いていく展開がほんわか安らぎをもたらしてくれる。 悪人がほとんど出てこないので安心して優しいラストを一緒に受け取ってください! 思い出しました、数ヶ月前に読んだ夏川草介さんの安曇野診療記「勿忘草の咲く町で」でした。内容は両者ガラッと異なるけれど、花の蘊蓄などトーンがよく似ている気がしています。

    22
    投稿日: 2022.06.30
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    いい本、七草がゆを食べているような優しさを感じますが、一方で刺激は少ないかも。ブラック企業の上司とのやり取りが面白くて読み始めたのですが、それは第一章だけでした。花屋さんを舞台に花言葉と物語がシンクロして、連作小説として話が進みます。登場人物も全員いい感じの人たちです(ちょっとだけ出てくるブラック企業の上司と茜さすの社長はお愛嬌)。主人公を応援したい気持ちも沸くのだけど、なんとなく存在自体が薄くて、「がんばってね」ってくらいの気持ちにとどまってしまった。

    0
    投稿日: 2022.06.29
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    こんなお花屋さんが近所にあったら、きっと常連になってしまうと思う。 花にまつわる和歌や、花言葉なども随所にちりばめられていて、思わず久しぶりに花図鑑を手に取った。 結末は…期待通りということですよね?

    1
    投稿日: 2022.06.28
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    最後が気になる!!!人と人が関わり合って、それぞれの個性が見えてくるお話。古歌や花言葉などが出てきて面白かった。花は普段あまり見ないが、花屋さんに行きたくなる!

    1
    投稿日: 2022.06.25
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    最短距離のルートを選ぶばかりが人生ではないけど、若いときは出遅れることばかりを気にしていて、ずいぶん貴重なときを無駄にしてしまった

    0
    投稿日: 2022.06.22
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    連作短編8編 ブラック企業をやめ花屋でアルバイトすることで成長するお仕事小説。 毎回花にちなんだ出来事があり花ことばがいいアクセントになっておしゃれに解決するのが面白い。キクちゃんも夢に向かって進めそうだし愛も開きそうで心温まる小説です。 お花にも詳しくなれるのもポイント高し!

    0
    投稿日: 2022.06.21
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    花にまつわる知識が増えます。 「向日葵 」の章が良かったです。 皆爽やかですが、都合の良い人物も登場しているような。

    0
    投稿日: 2022.06.18
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    花屋さんを舞台にしたお仕事小説。 どの編も花を絡めて心温まるが、締めに置かれた花言葉が俳句の結句のように余韻を与えて味わい深い。 主人公を囲む人それぞれが魅力的だが、特に人々の繋がりが話に奥行きを持たせている。

    0
    投稿日: 2022.06.16
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    すごく好きです。 ここで終わるの?って言うラスト。 ぜひ、続きが読みたいです。 花屋さんを舞台にそこで働く人やお客さんたちの人間模様を描く。 沢山の花の名前や、ブーケやリースの作り方、水切りの仕方などと、花にまつわる名文が散りばめられて物語とは違った部分でも楽しめた。 花言葉が色や本数で違うことを初めて知りました。

    0
    投稿日: 2022.06.13
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    同世代の主人公が花屋さんで新しい出会いと自分の人生に向き合っていく姿が、お花ごとに描かれていてとても面白かった。 知らない花もたくさんあって、物語事に花言葉や花のエピソードが次々出てきて、もっとお花に詳しくなりたいって思った

    0
    投稿日: 2022.06.06
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    スズランの話が特に印象に残っています。 一気に読まずに、お昼休みの時間に1話ずつ読みました。 花言葉って本当にたくさんあるなぁとしみじみ。

    0
    投稿日: 2022.06.04
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    主人公 君名紀久子は、東京の西端の鯨沼という町に住んでいる。グラフィックデザイナーになる為に上京し、美大に通ったが就職出来たのはブラック会社の営業。偶然、知り合った駅前の川原崎花店でアルバイトする事になり、次第に知り合いもふえ、いきつけの店も、友だちもでき、お店のTwitterやインスタを更新したりショップカードを作ったり、毎日生きているって実感を感じるように。ショップカードから少しずつデザインの仕事を頼まれるようになり、恋とも無縁だったのになんとなくそんな新しい巡り合いも訪れそうな。花の名前がついた8つの章、花言葉や花を詠んだ俳句、花屋さんのお仕事など盛り沢山な内容。花店の店主、外島李多の母、莉香は、65歳。夫を日本に残して丸9年フィリピンに住んでいる。彼女のフェイスブックの動画は、フライボードで7メートル上空を飛んでいるもの。そこにこめられた紀久子へのメッセージ、65歳の私でも新しいことにチャレンジしているんだから25歳のキクちゃんだってそうすべきだ!!この言葉に背中を押されたのは紀久子だけじゃないなぁ。

    1
    投稿日: 2022.06.04
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    表紙に誘われて手に取りました。 花屋さんが舞台のお仕事ストーリーですが、少し癖のある登場人物がお互いに関わり合いながら、それぞれの歩幅で成長していきます。 語り口が穏やかで、読みながらほっこりするのと同時に、こんな素敵な人や場所に巡り合う主人公に軽い嫉妬を抱いたりもしました。 一つのことに長く真剣に向き合うことの大切さを実感しました。 落ち込んでいる時に読む本は、なるべく刺激が少なくてホッとするものを求めたいので、あらすじに「切ない」と言った表現があると躊躇してしまい、買ったもののページを捲らずにしばらく置いていたのですが、読んでみて良かったです。 確かに切なさはあるけれど、抉られるようなものではなかったから。 人によって感度が違うので絶対ではないですが、疲れている時でもきっと癒されるので、まずは第一章泰山木を読むことをお勧めします。

    0
    投稿日: 2022.06.02
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    ふとしたきっかけで、花屋でバイトをすることになった紀久子さんのお話。前向きなストーリーがよく、一気に読了。続きが読みたくなるパターン。

    0
    投稿日: 2022.05.26
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    グラフィックデザイナーを目指す女性が花屋でアルバイトしながら人生が好転していくお話。素敵な話で泣けたー。花言葉がたくさん出てきてきたり、俳句とかも興味深かった。もう一回読みたいなぁ。

    2
    投稿日: 2022.05.22
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    とても心地よくて、まだまだ続きを読みたいと思うようなお話でした。 家にお花があるっていいですよね。 空間が華やいで、心にも余裕ができる気がします。 幼い頃から母が生けるお花が好きです。 花は枯れてしまうけれど、その儚い美しさにいつも魅せられます。 それぞれの章の最後を飾る花言葉が素敵でした。 泰山木:前途洋々 3本の向日葵:愛の告白 菊:You’re a wonderful friend. クリスマスローズ:私の不安を和らげて ミモザ:優雅、友情、秘密の恋 桜:Ne m’oubliez pas. 私を忘れないで スズラン:ふたたび幸せが訪れる 赤のカーネーション:真実の愛

    1
    投稿日: 2022.05.15
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    花に関するほっこりするストーリー。 ブラック企業を辞めて花屋で働く主人公。 特に心に刺さるとかそういうストーリーではないけれど、花屋で働く主人公がお客さんとの出会いや会話に癒される。

    1
    投稿日: 2022.05.12
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    24歳の紀久子が、ブラック企業を辞め心身共に疲れていた時、出会ったのが、駅前のお花屋さんの店主・李多。 アルバイトとしてお花屋で働く紀久子は、個性豊かな仲間とともに、さまざまな花に囲まれてお客さんとも繋がっていく。 珍しい花や由来、花言葉なども知れて為になる。 元高校の国語教師だった光代さんが、店頭の黒板に書く、花に纏わる短歌や俳句、詩、小説の一文なども素敵である。 花は、みんなを幸せにするんだなぁとつくづく感じた。 Ⅰ 泰山木〜前途洋々 Ⅱ 向日葵〜3本 愛の告白 Ⅲ 菊〜あなたはとても素晴らしい友達 Ⅳ クリスマスローズ〜私の不安を和らげて Ⅴ ミモザ〜秘密の恋 Ⅵ 桜〜私を忘れないで Ⅶ スズラン〜ふたたび幸せが訪れる Ⅷ カーネーション〜真実の愛 癒されて、ほっこりする温かな話。 これを読んだあとは、花屋さんに行ってみたくなる。 今の時期は、何がメインなんだろうか…⁇と考えるだけでもワクワクしてしまう。

    36
    投稿日: 2022.05.12
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    ブラック企業で働くことに疲れた紀久子が ふとした出逢いから花屋で働くことに。 タイトルと絵柄からほんわか路線かと思ったら たまに予想とは違った方向に飛び出す部分もあって面白かった。 登場人物が皆魅力的なので シリーズ化してほしい。 [図書館·初読·5月10日読了]

    1
    投稿日: 2022.05.10
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    感動したとか、考えが変わったとか 大きな影響力がある本ではないけど どの本よりも読んでいて癒される。 ほっこりストーリー 寝る前に、疲れた日だからこそ読みたくなる そんな本は初めてで明日からの癒しが一つなくなったようで。 すごくあったまる本だった。

    2
    投稿日: 2022.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

     24歳の紀久子はブラック企業を退職しようと辞表を出したが受理して貰えず、深夜のファミレスで上司と対峙していたが、そこに助けを出してくれた外島李多と名乗る女性で、ひょんな事から李多が経営する「川原崎花店」でアルバイトをする事になった。  個性的な従業員と花屋と言う仕事、そこに花を求めてくるお客さん。紀久子は少しずつブラック企業での傷を癒やしていく…  元々美大出身でデザイナー志望だった紀久子だったけど、中々デザインの仕事にありつけず妥協して入った会社がブラック企業だったのがそもそもの敗因でしたが、川原崎花屋に勤めて自分を必要としてくれてお礼を言ってくれる、当たり前の事すら麻痺していたのが切なかったです。  デザインの仕事も花屋の仕事を通じて増え始めて、コンペにも参加できる程にまでなって本当に良かったです。  きっと、この先個人事務所を立ち上げてデザインの仕事をしていくのかと思うと、ワクワクが止まりませんでした。  紀久子に一目惚れして、亡くなってまで応援してくれていた森教授の後押でようやく告白できた伊福部と紀久子の今後にも期待です。  カーネーションの告白、とっても素敵でした。

    0
    投稿日: 2022.05.08
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    花や花言葉のうんちくだけでも楽しめる。ひまわりにゴッホやモネやマティスと言った種類があったなんて驚きでした。誰かに花を贈ったり、自分で花を買って飾ったり育てたりしてみたい気持ちになる。

    2
    投稿日: 2022.05.05
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    花言葉や花にまつわる行事等で花屋さんの物語りが展開されていく優しい物語りでした。辛い思いをした主人公にもどんどん運が開けていく様が小気味いいです。これからも頑張れ紀久子(主人公)!

    1
    投稿日: 2022.05.05
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    4.2 花に関する様々なトリビアだけでもかなり楽しい。 そして… 心がほっこりする物語。 自らが退職届を提出した勤務先ブラック企業の上司から呼び出され、深夜のファミレスで恐喝もどきの説得を受けている最中、隣に座った酔っ払いの女性・季多の機転によって無事退職できた主人公・紀久子は、その縁で、季多の経営する花屋で働く事に。 美大を卒業して、デザインに関わる仕事に就く目標を持つ紀久子にとって、花屋での経験、そして周りの人々との関わりは得難いものとなってゆく。

    0
    投稿日: 2022.05.04
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    最初はありがちな話の展開・・・と思って読んでいたけれど、途中からサクサク、面白くて一気に読めました。特に雨月物語に絡ませた話には意表をつかれ、また幸せな気持ちになれる話でした。最後は「えっ終わっちゃった⁈」という終わり方(笑)続きを出してほしいと思える本でした。

    1
    投稿日: 2022.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    デザインの仕事がしたくて東京に出てきたきくこ。就活がうまくいかずデザインの関係ない 東京のすごいブラック企業に勤めていたきくこ 退職願を出したのにもかかわらず追いかけてきた上司。ファミレスでセクハラのような発言されたら、横の机の女性が救い出してくれた。 きたさんである。同じ街の花屋のオーナーである。 そこからきくこは花屋で働くことになる。 すごい花の知識があってもともと国語の先生だったおばさんと植物学を学んで研究しながらバイトしているはがくん。ビルの3階はきたさんの部屋でお昼とかはそこで食べる。 花屋ならではの花言葉がたくさん出てくるし、読み飽きない。 最後は配達の時にすれ違っていた伊福部に赤いカーネーションをあなたに渡したいと言われる。赤いカーネーションの花言葉は真実の愛。 花屋のバイトをしながら、花屋のカードや人とのつながりで少しずつデザインの仕事をしていたきくこ。大手の老舗和菓子店の150周年のデザインコンペに出ないかと誘われ、最後は勝ち抜いた話も舞い込む。

    0
    投稿日: 2022.04.26
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    春の季節に読みたい本。というよりも、春がきた!と感じる本でした。こんなはずじゃなかった。と落ち込む日もありながら、 新しい世界を楽しみ、開けていく視野をどんどん進む姿は応援したくなりました。 花言葉も添えられていて、素敵で優しい気持ちになる本でした。

    0
    投稿日: 2022.04.23
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     グラフィックデザイナーの夢を捨て切れないままブラック企業に勤務する主人公。上司のハラスメントから救ってくれた人との出会いがきっかけで、花屋さんで仕事をすることに…。  やがて、人に認められ、必要とされることで、頑張る意欲を取り戻していきます。人の心に真摯に向き合うことの大切さを教えてくれているようです。  また、花の種類のみならず、色の違いで花言葉も違うという事実を、恥ずかしながら初めて知りました。確かに、花は生活に潤いを与え、心を豊かにしてくれますね。

    12
    投稿日: 2022.04.21
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    やりたいことが今実現できなくても、その思いを持ちけたり学び続けることで、必ずチャンスがやってくると感じました。 途中でどこかに寄り道することだって人間の幅を広げてくれる事もあります。 地味だけどポジティブになれる本です。

    0
    投稿日: 2022.04.17
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    花の写真を検索して読みました。ゴッホ、マティス、モネのひまわりの花なるほどと思いました。ほんわかとして、面白かった。

    1
    投稿日: 2022.04.15
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    美大卒業後入社した、2年も勤めたブラック企業を退社し、ひょんなことから花屋でバイトをすることになった紀久子を主人公とする連作短篇集。8篇が収録されている。 舞台となるのは東京の西端に位置する鯨沼(市?)。ん? 『あたしの拳が吠えるんだ』と同じだ。山本さんを知ったのは拳からなので、他の作品とも繋がっているのだろうか。戸部ボクシングジムも、キラキラヶ丘団地も出てくるが、残念ながらそれ以上の共通点はなかった。 お仕事小説でもあるが、それ以上に紀久子と周りにいる素敵な人々とのやりとりが楽しい作品だった。余韻を残す終わり方だったので、仕事や恋の行方など紀久子のこの先を読みたいと思った。

    0
    投稿日: 2022.04.12
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    山本作品にハズレ無し。ホンワカ癒される。植物には詳しい方だと思うが、ためになった。知らないことは、まだまだある。手触り抜群のラムズイヤー、枯らしたあと最近、目にしない。ミロ作品のようなラベルがかわいい「満点星」最近飲んでないなぁ。

    0
    投稿日: 2022.04.11
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    ブラック企業での勤務に疲れ果てた紀久子が出逢ったある花屋を営む李多。この出逢いから紀久子の日々が変わっていく。特に大きな出来事があるわけではないけれど花屋で働くようになり、花を学び、人と出逢い、その一つ一つが日常に彩りを与えてくれる。花を必要とする人の心に寄り添おうとする姿勢とそれが伝わった時の喜びや安堵感。地域の人と人を繋いでいく素敵な瞬間がたくさんあった。お店に行きたくなるし花を部屋に飾りたくなるような物語。

    2
    投稿日: 2022.04.04
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    東京郊外、駅前の花屋さんを舞台にしたハートフルな8つの連作短編。 さすが、安定の「お仕事小説」山本さん。もっとも少々安定し過ぎの感も有りますが。 ブラック企業から逃げ出し、やりたかったグラフィックデザイナーを目指しながら、いまは花屋さんでバイトをしている25歳の紀久子が主人公。各編で花言葉をキーに、店長を初め一癖ある店員たちやお客さんとの物語が展開します。 それにしてもLGBTネタを入れなきゃいけないといった風潮は如何なものか。その他にもチョコチョコ無理にくっつけた感のあるネタもありますが、そこは流石に山本さん、無難に上手くまとめて、読んでる分には平穏で暖かく。でも読み終わったら余り残るものは無い。 この手の物語の書き手は多々あれど、ここまで徹底して癖が無ければ、それは一つの特長なのでしょうね。

    0
    投稿日: 2022.04.01
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    ブラック企業にしがみつかず自分の道は素敵な人との出会いもあってひらけていくって背中を優しく押してもらえる作品です。

    8
    投稿日: 2022.03.30
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    とある司書さんがこの作家さんの作品をおすすめしてくださって以来、私もつい手にとってしまう作家さんです。 こちらはネットギャリーから読みました。 お花屋さんが舞台の、お仕事小説。 未来と、自分の生き方、やりたいことに希望を持てるような、優しくて、ちょっと笑えて、ちょっと泣ける物語です。 謎の多い店長、おいしいカレーを作る青年、元教師の花屋パートの先輩。取り巻くお客さんたちも含めて、クセの強い登場人物たちがたくさんで、登場人物と一緒に笑い、泣きながら、あっという間に読めます。 綴られる花言葉がとっても素敵です。 お花を飾りたくなりますね!

    6
    投稿日: 2022.03.29