
総合評価
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powered by ブクログ自分が"選ばなかった人生"を体験して成長していくお話。 主人公が同年代女性なので共感しやすかったのと、人生のどん底という割にはそこまで暗い雰囲気を感じなかったので、楽しく読み進められた。 良いなぁと思う文章表現も味わえて、悩んでる時に読んだらとても心に沁み渡りそう。 どうしても他の人ばかりがよく見えてしまったり、世間や社会が推奨する生き方・幸せの形に囚われて悩んでる人におすすめです!
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログジャンルは海外ファンタジーというものにしました。エルム夫人の言葉で印象に残っているものがあります。「人生は何百もの選択肢でできている」まさにそうだと思いました。 主人公が仕事もプライベートもうまく行かず、投げやり状態になってた時に、ふとミッドナト・ライブラリーが出てきて「もしあの時この道を選んでいたらどうだっただろう」と考えさせられ、それを色々と考えていくうちに今の自分も悪くないよね、と気づかされる面白いストーリーでした。
1投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ初めて読んだ海外文学。 内容は面白くてよかったけど、翻訳本ちょっと苦手かも…話し言葉が自然じゃない?セリフ?って感じでなかなか入ってこない
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ話題になっていた翻訳書をようやく読了。 自分の人生に絶望した主人公は真夜中の図書館に足を踏み入れる。そこには、彼女の「あり得たかもしれない」さまざまな人生が本として並んでいた。 あらすじを読んで結末が予想できるタイプの物語だけど、話運びが巧みで、伝えたいメッセージが力強い文章で綴られている。読了後に力が湧いてくる作品だった。話題作だったのも納得の一冊。 人生はブラックホールなんかじゃない、火山だ。人生に迷う人にぜひ贈りたい。
1投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
才能にあふれていたが、人生の複数の岐路で選択を誤ったと後悔ばかりの人生をあきらめ、自殺を図ったノーラが真夜中の図書館に行き、「後悔の書」を開き様々な選択肢の本の並行世界に行く。並行世界を次々と訪れた後、最後に残った本は白紙の本、そこにノーラ自身が「私は生きている」と書き込む。
0投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ今まで、あそこで違う決断をしていたらどうなっていたんだろうとか考えたことがなかったけど、自分の人生の分岐点とか違う結末とかを考えさせられた。
0投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まずまず。 海外文学は価値観の違い、日本語訳のニュアンスで伝わりにくいのだと思う。 人生の価値はお金でも名声でもないことが伝わる。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
賛否両論あると思いますが、人生に絶望していたところから、様々な人生を体験することで自分の価値観を再認識する。最後は自分のあり方を認める事ができる。様々な情報が溢れていて、何者かにならないといけないと焦りがある人にはのんびり読むと落ち着けるんじゃないかなという、そんな本だと感じます
2投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログタイトル名から本を紹介する系のストーリーかと想像していましたが、ある意味期待を裏切られました。それでも生きる意味を再考させられたいいお話でした。現代人は人生に意味や価値を求め過ぎなのかもしれません。
0投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログうーん、ちょっと期待して感じと違ったかな。 だんだん主人公にイライラしてきちゃって… 自分の辛い人生経験と比べてしまって何が不満なわけ?と思い始めてしまって読み進めるのが凄く遅くなった。 ファンタジー感もいまいちな感じ。でも著者の言いたいことはわかる。
1投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ人生のどん底にいてもうこんな人生に終止符を打とうとした時に、真夜中の図書館に迷い込む。 そこで出会う恩人に似た司書に導かれるようにして、主人公がこの人生を送っていたらどうなるかという人生の何ページかを覗き見て過ごすのは面白いなと思った。 確かに、この道を選んでいたら自分はこうなってたかもなど、想像してしまって、モヤモヤしてしまうことがあった。 けど、結局はこの本にも書いてあったように 「人生を理解する必要なんてないの。ただ生きればいいだけよ」なのだと思う。 哲学について詳しくもないし、スルーしてきた分野だけど、今の自分に必要なものなのかもしれない。 人生に絶望したら、この本を再読したい。
3投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ人生の全てに絶望して自殺未遂を図った主人公が不思議な図書館で「あったかもしれない他の人生」を生き直すというお話。 「あの時ああしていれば」「もっとこうしていれば」そんな事ばかり日々考えている自分を主人公と重ねてぐんぐん読んだ。成功しているから、夢を叶えているから幸せとは限らなくて。 こんなはずじゃ!なんて生き方にも自分にも自信を持てない情けない私にはぐさりと刺さるフレーズにいくつも触れた。 視界が開けたというか、少し息がしやすくなった気がして、日々をもっと楽しめる気になっている。 ●「人生を理解する必要なんてないの。ただ生きればいいだけよ」 ●「出口のない場所に閉じ込められて行き場を失った気になっても、時として、ただ心がそう見ているだけだったりもするのだ。 」 ●どんなにひどい出来事も、ただ『ひどい”だけの経験ではない、とわかってきたのだ。ノーラは決して、自分がみじめだから人生を終わらせようと考えたのではなかった。むしろ、そのみじめさに出口はないと、自身に言い聞かせてしまったことが理由だった。 全て捉え方次第だ。また下を向きそうになったら見方を変えてみよう、その事を忘れないようにしよう。 図書館で見かけて「そういえば気になっていたんだよなぁ」と何となく手にとった本。読んで良かったな。
8投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログ後半からの引き込まれ具合がすごい! 悩みや不安の只中で、出口がないように思える時に、人と比べて卑屈になってしまう時に、そっと目の前に灯りをくれるような一冊だと思いました。 過去の選択に対して選ばなかったものへの未練や、たらればは無限にあるけど、ここから作って行かれる“未来の可能性“が一番強い。“だって私たちは、一秒ごとに新たな宇宙に足を踏み入れているのだから。“素敵な一節がありすぎる。
6投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
生きるとは何か、人生とは何か、を問う哲学的な小説? 自殺したら生と死の間にある真夜中の図書館に辿り着き、「あの時ああしてれば」という後悔をやり直せることになった主人公。たくさんの人生を試してみて、結局は自分の人生が良かったという話。 自分もしょっちゅう小さなことで後悔をしているし、もっと勉強していたらどんな人生だったかな、と考えることもあるが、基本的には今の人生が幸せなので、違う人生をのぞいてみたいとは思うけれど、やり直したいとは思わない。ということを確認できた本。
2投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自殺したら生と死の狭間の図書館にいって、もしこうしてたらこんな人生だったというのをたくさん体験して、生きたいと思い、もとの世界に戻ったはなし。人生は環境ではなく自分がどう感じるかで変わる、ということかな?
0投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ"人生を理解する必要なんてない。ただ生きればいい" "大事なのはあなたが何を見ているかではない。何が見えているのかだ" 人生の全てに絶望し、自殺未遂をした女性ノーラが、 真夜中の図書館で、今までの自分の人生でしてきた一つ一つの決断が違っていたら"存在していたはずの"別の人生を選び、生きる物語。 ありとあらゆる可能性が広がっていることに、様々な人生を生きる前は、その重さに絶望していたのに、たくさんの人生を経験してからは、それを前向きに捉えられるようになってよかった。 成功者の人生も、完璧に思える人生も、元の自分の世界では気にもとめていなかった、小さな当たり前がなくなっていて、その大切さに気づく点がよかった。 最悪だと思っていた人生が、別の人生を経験することで、まったく違う風に見える。 実際に私たちは真夜中の図書館に行くことも、起こり得た人生をリアルに経験することもできないけれど、今目の前にある当たり前に感謝して生き続けることが大事だと思った。
1投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ古市憲寿さんが2023年だったかな?おすすめ本に挙げられていた一冊。 BTSメンバーも読まれたそうです。 きっと多くの人が考えたことがある「たられば」の物語。 「あのときこうしていれば」「違う選択をしていたら」 生きていれば、そんな後悔は日常的に感じるものだと思います。 大きなものから小さなものまで、気にし始めたらキリがないくらい。 スーパースターになっていたかも? オリンピック選手になっていたかも? そんな夢物語のような人生を体験して、そこで何を思い何を考えるのか。 自分だけど自分じゃない人生を生きて、最後にノーラが選ぶ道。 感じ方は人それぞれだと思うけど、人生に後悔がある人のは、一度読んでみてほしい作品です。
5投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ読みやすくて、するりと読み切れる。 よく言われていることがテーマなのだけれど、さらりと読んで行くうちに改めて「そうだよね、やっぱりわかったつもりでわかってなかったな」と気づかされる。さりげなく勇気づけられる感じの一冊。
1投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少し長いと感じてしまったが、自分がノーラになった気分で引き込まれた 大事なのは何を見ているかでなく、何が見えるか
1投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
以前から話題になっていたので気になっていた本。訳が自然でとても読みやすかったし、内容も分かりやすかったです。読みながら、ノーラと一緒に色々経験したような気持ちになって面白かったです。物凄く感動するほど揺さぶられることもなかったですが、映画を観たような気持ちになれました。
1投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ久しぶりの海外小説。海外のって読みにくいイメージがあったけれどとても読みやすいと思います。訳が上手なのかな? それぞれの選択で異なる人生を見るのは楽しかったし、人生に無数にある選択に正解も不正解もないんだと、優しく勇気づけてもらいました。
4投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もし、あの時こうしてたら… 生きていくってのは、選択と選ばなかった道への後悔の連続だなぁと、俺なんかも思うし、世の中の多くの人も思っているのだろう。 この本の主人公は、両親に死に別れ結婚式をドタキャンし愛猫が死に仕事を首になり親友から連絡がこず兄に呆れられ…とうとう睡眠薬大量摂取で自殺を図る。 と、やってきたのは高校の時の司書がいる、真夜中の図書館。とはいっても高校の図書室とは全くの別もので、延々と同じ緑の背表紙の本が続く書架がある場所。その本1冊1冊が主人公の「もしあの時…」が描かれていて、何度もマルチバース的人生を体感できるという設定。 主人公はまず自身の後悔だらけの人生を書いた本を読んだ(再現する)後に、選ばなかった方の人生の本を読み進めていく。 バラエティに富んだ人生の欠片を体感していく主人公が、結論として落ち着くところはなんとも予定調和なのだが、這い上がり系再生の物語が好きな俺にはその予定調和が一番違和感なく収まってよかった。 ベタなのだが、ベタが一番というテーマの小説なのでベタで良いのだ。
1投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログ人生をどこかでやり直せるとしたら、私の人生はどう変わるだろうか。 ある人生の決断が迫っていて、これで良いのだろうか?何が正しいのだろうか?決め手を見出せず、何かしらの決め手を求めていたところ、行き着いたのがこの作品でした。 当時の私は、これまで歩いてきた人生の延長線上にしか立てない自分が苦しい、狭い、そんなふうに感じて苦しんでいました。 読み始めて数ページ、すぐに主人公に共感できた私は、初めて過去に歩いてきた道に大きな後悔と不満のなかにいたようです。大きな人生の岐路とも言えるのかもしれません。 主人公は自分が嫌で、現実が嫌で、過去の決断も現在の関係も何もかもにうんざりしています。 その中で、「生きる意味」「今まで歩んできた人生」を見直していく話。私はこの話の中で、人生に何を求めるかや、過去との向き合い方を学ぶことができました。 今の人生を変えなくてもよい、今の人生だからこその幸せがあって、良さがあって、その美しさを感じることこそが人生だと、ストーリーだけでなく訓示的な表現も含めて教えてくれる、とても素晴らしい作品だと感じました。
3投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログノーラが死を決意する前日、愛猫が亡くなった。 ノーラが死を決意する九時間前、仕事を解雇された。 ノーラが死を決意する八時間前、かつてのバンド仲間に「今、俺とお前の兄が最低な生活を送っているのは あの時 お前が急にバンドを辞め 大手との契約を反故したからだ」となじられた。 ノーラが死を決意する数時間前-。 … … 大切な人や大切な場所がどんどん自分から離れていく。「生きている意味とはなんだろう?」 ノーラは死を選び遺書を書いた。 * ノーラは目を覚ます。手元のデジタル時計の表示は 00:00:00。真夜中だ。 あたりは見渡す限りの書架。 背後から声をかけてきたのは、かつて高校時代に学校の図書室にいた司書。 そこは生と死の狭間にある『真夜中の図書館』 「この図書館の書架には運がありません。そしてここにあるどの本もが、あるいはあなたが生きていたかもしれない人生へと誘ってくれる。もしもあの時違う決断をしていたら物事はどれほど違っていたか。それを教えてくれるのです!もし後悔をやりなおせるとしたら、やっぱり違う選択をしてみたいかしら」 ノーラは無限の本の中から、理想の人生を描いた一冊を手に取ることができるのか。 * もし水泳を続けていたらオリンピック選手になっていた未来。 もしバンドを辞めていなければ たくさんのファンの前でスポットライトを浴びながら歌っていた未来。 もし婚約者と結婚していたら-。将来の夢を諦めていなければ-。子どもを産んでいたら-。あの人のデートの誘いを断らなければ-。 * みなさんは、あの時こうしていたら…と後悔していることはありますか? もし好きな未来を体験出来るとしたら、どんな人生を選びますか? どんな場所でどんな人生を送っていたら「成功した」と言えるのでしょうか? 私は1度でいいからバンドのボーカルになって盛り上がるフェス会場で「お前らタオルぶん回せーー!!」って叫んでみたい あわよくばsumikaと仲良くなりたい♡ 欲を言えば片岡健太さまと恋仲に…(✽︎´ཫ`✽︎) とはいえ、この本は今 自分のいる場所を大切に生きてみようと思わせてくれる一冊です。 あとは出会えた人達にちゃんと感謝の気持ちを持っていたいなと。 みなさんいつも楽しい時間をありがとうございます (*´`) ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 『ただ一人の人間であればいい。今存在している自分を感じていればそれでいいの。 すべてになろうとしてすべてをやってみる必要はない。だって私たちはすでに無限だから。』 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 翻訳は『四日間の奇蹟』でこのミス大賞を受賞された浅倉卓弥さんです。
36投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んだ後に、自分の人生がいつもよりキラキラして見えて、これからの人生の可能性にいつもよりワクワクできる本。 人生に失望し、自ら命を断とうとしたノーラは、別の選択をした自分が生きるあらゆる人生を経験することができる不思議な図書館に迷い込んだ。 生と死の狭間で、あらゆる人生を覗き見て、ノーラが最終的に見つけたものに心が救われた。 私はいつもできない理由を考えて「だから無理だろうな」と結論づけてしまうのだけど、生きていく上で可能性を見つけていくことってすごく大事なのだと気付かされた。 それがたとえ僅かだったとしでも、それこそが生きる希望の光になる
3投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イギリスに住むノーラ。彼女は人生に絶望して大量服薬で自殺を試みる。すると広大な図書館にいた。そこでは本を開くと「あったかもしれない」人生を開始できる。 婚約者を振らなかった人生 氷河研究者になっていた人生 バンド活動を続けていた人生 素敵な出会いを逃さなかった人生 最終的に今の人生を延長させる、今の人生もそんなに悪くない。という結末はいいとして別の人生が始まっても意識と知識が今の人生のもののままなことが気になった。 つまり、氷河研究者の人生にいっても、世界的なロックスターの人生にいっても知識が全然ないまま、今の状況がまったくわからないまま乗り切るところが気になって仕方が無い。北極圏の調査船なかから始まっても、ブラジルでの大規模なコンサートのアンコール前から始まっても知識は今の人生のものなのだ。作品内では無理矢理ごまかしているがちょっときつい。 どの人生でも悲しいことはあるし、今の人生の価値観とずれているところがあって完全に理想のもとはなっていない。外科医アッシュと結婚しているほぼ完全に理想的と思える人生でも理想的すぎて悲しいことがなさすぎて違和感を覚えてしまう。この理想的世界は自分が構築したものではないから借り物に感じる、というのはノーラらしい。何ら貢献していない自分が楽をしてしまっていることに気持ち悪さを感じるノーラには共感できる 『トム・ハザードの止まらない時間』は大好きだが、本作はちょっと違うなと思ってしまう。
0投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ人生について考える本っぽかったので多少主人公に難ありでそこから何かあって変わってく…と思ってはいたけど、序盤の主人公があまりにもで…最初の場面転換までとりあえず読まないことにはこちらが鬱になりそうでした。 場面転換後は、後悔した分岐点で選ばなかった方を選択してみたら…?の繰り返しで徐々に主人公が考えたが変わり強くなり…最後はちょっと無理矢理導いた?感じもしますが、生きることを選び前向きにになっていて物語自体の読後はすっきりで良かったです。 主人公が自分の人生を振り返るように、400Pくらいある中で選択が繰り返され、自分の人生も振り返っちゃって自分としての読後はモヤ〜でした(笑)忘れた方がいいことってあって、幸せに忘れてたことも全部思い出してちょっと読まなきゃ良かったかなとも。 自分の人生で忘れたくて忘れてることがない人は読んでも大丈夫だと思います。 悩み気味やマイナス思考モードに入ってる時期にはオススメできないかな。たぶんつられちゃうと思います。(自分がそうだったからという主観混じってますが…)
1投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙が素敵で手に取った。 図書館と猫、そして濃紺の星空。 「生と死の狭間にある"真夜中の図書館"」 その時の自分にとってはあまり心惹かれるキャッチコピーではなかったけど、2年越しの今、手に取って良かったと思う。 少しずつ少しずつ読んだ 2年くらい経ってしまった! 一気読みするようなワクワクドキドキな展開ではないんだけど、メンタルが落ちてるときにじんわり心に沁みてくる話だった。 「大事なのはあなたが何を見ているかではない。何が見えているかだ。」 苦しいときって視野が狭くなってしまう。 当たり前のことに感謝できなくて 身近な幸せも蔑ろにして 周りにいる人を大切にできなくて どんどんいやな自分になってしまう。 今、自分自身がそうなりかけてたから、ノーラに勇気をもらった。 物語冒頭では悲壮感たっぷりの、痛々しい、傷だらけだったノーラ。 物語の最後には、死を選んだことでさえ必要な選択だったと人生の一部として昇華させた。これから物語が始まるんだと生きようとする姿が清々しい。 未来は不確定。だからそこには可能性がある。 自分の選択次第なんだ。 いまこの場でうずくまってるより、行動しよう。
0投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログ題名も深夜に読むのにぴったり。けれどとても深い意味のある作品でした。 主人公のノーラは不思議な図書館によって、自分の過去を再び経験することができます。その過去とは、その時彼女が選ばなかった過去なのです。 そうやって過去を経験することで、 自分の物事の見方に囚われていた。 本文p 431抜粋 確かに自分にとって完璧な人生なんて、どこにもない。でも生きるに値する人生なら間違いなくどこかある。 本文294抜粋 大事なのはあなたが何を見ているかではない。何が見えているかなのだ。 世界48カ国刊行、世界累計900万部突破のベストセラー小説で、VやJIN、RMなどBTSメンバーが読んで話題にもなった作品です。 私は先日オンラインコミュニティの書籍実践で、ミッションステートメントを書き上げたのですが、この作品も人生の価値観を探求する内容で、今後の私のミッションにも大きく影響を与えたるものでした。
0投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ人生は選択の連続とよく言うけれど、あの時こうしてたら・・のその先が必ずしも良いものとは限らなくて。今をただ生きることから希望が生まれると。たくさん刺さるフレーズがありました。 久々の海外文学でしたが、とても良い本に出会えました。嬉し。
8投稿日: 2024.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わって、気づいたらなんだかとても元気が出た!(元気をもらった!) 読み始めた時点で結末がわかるような話なのに、そこに辿り着くまでに起こる様々な出来事やドラマ、気づきがあって、それが深いゆえにとても良かった。 ノーラは色々な可能性を実際に試したからこそ納得ができた。私たちにもそういう機会があれば良いのだろうが、そうはいかず今の人生がベストという実感がないからこそ、隣の芝生が青く見えがち。だけど、ノーラが気づいたように、私たちには自分の芝生を美しくできる可能性がちゃんとある。だから、今はそうは思えなくても、自分でつくっていったらいい。 と同時に、誰かの期待に応えるのをやめようと思っても、すでにそれは無意識すぎて、どの選択が他人軸で、自分軸なのか、簡単には判断できない時も多いよな〜と感じた。 人生にもやっている人、私の人生このままでいいのかな〜と思っている人に勧めたいと思った一冊。人生に暗闇があっても、それでいい。そう肯定できるだけで、少しは気が楽になる気がした。
2投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今いる場所で、今いる周りの人たちを大切にしたいと感じた1冊。 「大事なことは目に見えない」 「大事なのはあなたが何を見ているかではない。何が見えているのかだ」 「一人で沈んでいきそうになっても、張り巡らされた愛の網の目がきっと助けてくれる」
0投稿日: 2024.06.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
たられば言ってもどうしようもない。 今を見ること。 今の選択によって、何者にでもなり得る。 だけど、最も大切なのは愛、人との繋がり。 目の前の人やものを大切にしていこう。 遅いなんてことはない、未来は可能性に満ちている。
0投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終盤まで楽しく読めた。 なんとなくのオチは読めたけれど、思っていた結末とは違った。 元の人生を生き直すことにしてからが急激に好転し過ぎで鼻白む。
0投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログ紹介動画から興味を持って即購入。 人生のタラレバが解消できる鍵になるかとおもったが、 主人公の後悔した人生のやり直しの設定に無理があってこれじゃ実際どう自分が感じるかは分からないから結局違和感で終わってしまうよなーとも思った。 しかし人生の分岐はいくつもあって、その結末を見ることで今の人生何が必要だったのか気づいていく。そしてどの人生が良かったとかでなく人生の諸行無常を感じながらも愛し愛され人とつながることの大切さ、何を大切にしたいかを自分自身が決める意思が必要なんだと言うメッセージ性があると思った。 海外文学だがとても読みやすい翻訳ですぐに読めた。
2投稿日: 2024.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
生と死のはざまに存在する図書館に迷い込み、あったかもしれない無数の自分の人生の世界線を体験することになるノーラ。 終えたいと思った今の自分の人生も、それ以外の人生と同様、いいことわるいことがあって。自分の思い込みでだめだと決めつけていた自分の人生も、気づかぬところで他者を助けていたり、他者を助けられていたり、生きてる限り可能性に満ちていて、意味を持ってくる…。 ‥ イギリス人の著者、マット・ヘイグさん、作品を読んだことはなかったけれど、Goodreadsでこの本が賞を取っていて、読みたいと思っていた。 イギリスの図書館の雰囲気、司書のエルム夫人、ファンタジックな設定に引き込まれていった。もともとファンタジーは好きだったけれど、大人になりあまり手に取っていなかったので、あらためて、いいなーと思った。 とはいっても、主人公は35歳女性、現実的。 うまくいかない人生に悩む。 ‥ 周りと自分の人生の差が確立していくように感じる時期。違う人生もありえたんじゃないか、と思いつつも、もうやり直しの効かない年齢、と思ってしまいがち。 ‥ 物語の展開は、最初のほうでだいたい分かってしまうのだけれど、 それでもなんだかゆっくり読み続けたくなった本。
2投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログこの小説が多くの国で共感を得ており、その内容に触れられたことは良かったと思います。 --------------- 世界43カ国で刊行 ・英国 The Sunday Times 67週ベストセラー入り ・米国 The New York Times 57週ベストセラー入り ・ドイツSpiegel 33週ベストセラー入り ・韓国の書評サイト「YES24」で2021年の「今年の本」。(BTSメンバーも読んでいたそうです。)
1投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログパラレルワールドに入り込み色んな人生を体験していくところ、哲学者の言葉は読んでいて面白かった。けど読み進めていくうちに結末が想像できてしまう点が残念だった。
0投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ小説だけど、自己啓発本のようなメッセージ性のある内容!そのメッセージはよく自己啓発本に書かれている今を生きるという内容だけど、具体的なストーリーで描かれていたので、より納得度が増した!たとえこんな風に色々な人生を選べても、今の人生を選ぶだろうなと思えた
3投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ナルホドね〜 正直、わりと早い段階で結末は想像ついてたけど、哲学的思考とからめてるのが、一歩踏み込んだ読書体験で楽しかった。 『エヴリデイ』+『はてしない物語』みたいなところもあり。『ソフィーの世界』もなんとなく思い出した。
2投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自殺しようとしたノーラが迷い込んだ時の狭間、そこは図書館だった。司書のエルム夫人の導きでノーラは選ばなかった未来へと旅立つ。枝分かれしたたくさんのあり得たかもしれない世界、並行宇宙を経験することで後悔の念が一つ一つと消えていく。青い鳥のように結局元の世界へと戻り、世界は続く。啓蒙本とも言えるが良かったです。
0投稿日: 2024.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人生に思い悩んでる時に買った本。 家族や友達、仕事がなくなって猫も死んでしまい、主人公のノーラが自殺未遂をしてしまうところからはじまる。真夜中の図書館と呼ばれる場所にいき、自分の無限の選択肢の選択の結果ありえたかもしれない人生を体験する。時にはオリンピアん、時には氷河の研究者、時には大学の哲学の教授で夫と子を持つ人生など…という体験を経て、自分の今の人生が大事なのだと気づく。 「大事なのはあなたが何を見ているかではない、何が見えているのかだ」 経験したすべてのことをどう感じるのか、ということが大事なのだということだった。 まずは生きてみる。悲しみや苦しみや鬱々としたことはあるに違いない。それでも生きていく。
0投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログ★4.2/5.0 久しぶりに本読めた〜! 結末は確かにありきたりなのかもしれないけど、考え方はとても素敵なお話だと思った。 人生には色々な可能性があるのだろうけど、でも「可能性」にとらわれたところで結局は自分が選択をした「今」しかないんだから、いまをいきていくしかないんだね。 私は他の可能性があったとしても、ノーラほど色々な可能性は無いんだろうなあ笑 オリンピック選手だとか、研究者だとか、ロックスターだとか、可能性に溢れすぎていてある意味尊敬。笑 それからエルム夫人の存在が大きすぎて、現実世界でも真夜中の図書館でも重要な役割を果たしてましたね。 今の自分には100刺さった訳では無いけど、人生に迷った時とか路頭に迷った時に読むと、とても心に響きそうだな。
2投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログ人にどう思われるかではなく、自分の人生を生きようと思える。私もあの時の選択肢を間違えたと後悔する事が多いけど、選んだ選択肢が間違えだとしても、正しい方向に向かって軌道修正できる力をつける事が大切だと思う。
13投稿日: 2024.01.09
powered by ブクログご都合主義にご都合主義を上塗りしている、ハナにつく小説だと感じました・・・【2023年12月5日読了】
0投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログ海外の小説の邦訳です。読書メーターやAmazonなどの海外文学ランキングで1位になっていて、BTSメンバーも絶賛とかで話題になっていた1冊。読んだ感想としては、うん、いかにも海外文学っぽい!という感じ。日本で流行る海外文学って自己啓発要素の強いものが多い印象なんだけど(主観)、これもそのラインではあった。人生の後悔に囚われている人や、人生に辟易としている人に向けた感じというか。ただ、ちょっと途中、私は中弛みしたかなー。
1投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログ読みやすい。メッセージがダイレクトで分かり易い。 でも、ダイレクトすぎるかもしれない。人生の岐路に立つ人にはいいかもしれない。そして途中嫌に情報量が増えるのも気になった。主人公がウザい。笑 星4にしてるのは、メッセージ自体は助けられるしありがたいから。
1投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログひとりきりで、悩んでて辛くて、もうずっと暗い真夜中みたいなとこにいる人に、ぜひ読んでもらいたい。 他人が抱える問題を自分が解決することはできないし、そのことで自分が悩んでいても仕方がない。 他人の望む人生を生きることの無意味さ。 人生は、なにを見るかではなく、なにを見ているかが大切。
1投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ「あの時、別の選択をしていたらもっと良い人生だった」 誰しも〝たられば〟で過去について考えたことはあるのではないでしょうか。自分自身も後悔ばかりの人生ですし、もっとああしていれば良かったなと何度も思いました。さらに言えば、自分の選択肢は間違ってばかりだと考え込むことが多い時もありました。 この物語を読む前と読んだ後では、人生の選択についての考え方が変わってきます。どんな選択をしたとしても完璧な人生は無い。生きることに意味があるんだと前向きな気持ちになります。 主人公ノーラと共に長い旅をした気分になり、読み終わった後は幸せな気持ちになりました。 哲学の話も出てきて大変興味深いです! やはり、物事は捉え方次第で良くも悪くもなるんだなと改めて感じさせられました。 ちょっと長く感じてしまったので、☆4
1投稿日: 2023.11.21
powered by ブクログたくさんの人生の岐路、その一つ一つを探ると自分が考えたこともないような人生がたくさんあって、あらゆる可能性がある。私も沢山迷って色んな後悔してきて、共感できた。色んな人生見てノーラの最終的に生きている、行きたいと、答えを出せるのすごいと思った
1投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログ正直私には合わなかった。 哲学の話が沢山出てきて難しかったし、最後はありきたりすぎるかな。 しかし沢山のパラレルワールドを行き来するのは予想がつかなくて少し楽しめた。
13投稿日: 2023.11.15
powered by ブクログ生と死の狭間にある「真夜中の図書館」にきた主人公ノーラ。 その図書館には数えきれない程の、ありえたかもしれない自分の人生が綴った本があった。 多少難しい表現があって読むのを諦めてしまったけれど、棚から久しぶりに見つけて二度目の挑戦! 頑張って読み進めた感はあれども、読むほどに引き込まれて半分以降イッキ読みでした。 海外ではロングセラーになったようなので、映像化しても面白そうだなぁと思いました! ▽一部抜粋 ですから、何か一つの選択を変えれば、そこから先はほぼすべてが違ってくるんです。でも、実際の人生では、たとえどれほど願ったとしても、とってしまった行動をやりなおすことはできません。
4投稿日: 2023.11.02
powered by ブクログ人生のどん底を味わい、いっそ死んでしまおうとした主人公ノーラが、死の世界へいく前に、迷い込んだ境界線の図書館。人生の選択をさんざん間違えたと思っているノーラが、自分の歴史の本を開きながら、「もしあのとき○○だったら」こうなっていたということを、数え切れないほど繰り返し、その先にまっているものは。その図書館での、不思議な、そして人生を過ごしていくことの意味を考えさせられる哲学的でもある物語。 自分のもしもも無数にあるなあ・・・。
0投稿日: 2023.10.23
powered by ブクログ自分が選ばなかった人生を見れたとしたら、本当に思い描いてる結果が待っているのか? 色んな可能性をみて最後に何が思うのか! 人生は自分の見方や捉え方一つでどうとでもなる。
1投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログ英語でこんな長い本読んだのは初めてか2回目くらいかもしれない。 恋愛も鬱々とした気持ちもワクワクの冒険も子を想う母の気持ちも身近な幸せも、有名になる経験も一冊で体験できてすごく充実感があった。
1投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログ古市憲寿さんがテレビで紹介されていたので読みました。ハードルが高すぎたのか終わりがありきたりだと感じてしまいました。
1投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログ今の私が必要としている本だった。希望の本。生きていれば、いいこともちゃんとある。 この物語が鬱陶しく説教じみてると感じられるなら、それは幸せかもしれないと思った。 今この本を読めて、私は嬉しい。
3投稿日: 2023.08.30
powered by ブクログこれまでの自分に後悔ばかりして何もかもがうまく行かなくて死を決意する35歳のノーラ。生と死の狭間で迷い込んだのは真夜中の図書館。そこには無数の本が並び、一冊一冊にあの時別の選択をしていたらあり得たかもしれないノーラの人生が記されていた。ノーラはあり得たかもしれない数々の人生を生きてみる。死にたいと思ったのは孤独だったからと思っていた彼女は大自然の中で本当の孤独を知って恥じる。「誰しもが本当は友達でもなんでもない友達を持ちすぎているんだ」 表面的に成功しても影のあるいくつもの人生を生きながら彼女は自分にとっての幸福を見つける。「人生を理解する必要なんてありません。ただ生きればいいんです」 そして、穏やかで安心できるラストへ。彼女に必要なものは何だったのか。そして我々にとって必要なものは何なのか。 「ただ一人の人間であればいい。今存在している自分を感じていればそれでいいの」
2投稿日: 2023.08.26
powered by ブクログ人生は選択の連続で、人は誰しも「あの時別の選択をしていたら今頃自分の人生はどうなっていただろう?」と考えたことがあるのではないか。自分の選択だけではなく、親の選択によっても、今とは全く違う人生だった可能性もある。 本作は生と死の狭間の世界で、別の選択をしたことで別の人生を送っている自分をパラレルワールドに体験しに行く女性の話で、私自身も改めて今とは違う人生という可能性を想像してみたりして、面白かった。 後悔が全くない人生もないだろうし、その時々で自分が一番幸せになれそうな選択をしてみて、「選択を間違えたかも」と思ったら軌道修正の選択をして。とにかく、死ぬまではそうやって生きるしかないのかな。後戻りができない以上、前に進むしかないものね。
7投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログ年末にトランジットで使ったウィーンの空港書店で売れ行きトップ5として陳列されていて、この間ふらっと寄った紀伊國屋書店でも洋書トップ5に入っていたのでさすがに気になって購入。 展開はベタofベタなんだけど、最後のオチも最初から読めちゃうんだけど、でもなれたかもしれない無限の人生の描かれ方が詳細に富んでいてどんどん引き込まれちゃう。エブエブ感。 Love and laughter and fear and pain are universal currencies. たしかに!
1投稿日: 2023.08.10
powered by ブクログ色々な選択肢があったんだけど、人は気づかないうちに最善を選んでいるのだろうか。正解なんてないけど、なるべくしかなかった運命に結局人は行き着くのだと思う。 アニメ大奥を見てても思うけど、どんなイケメンで人格もできてるありことも、だまされる形で大奥に入る。そんな中でも運命を受け入れて、必死に置かれた環境で頑張る。その結果、目の前の上様を救い、大奥では1番の責任者となる。 君たちはどう生きるかだってそうだし、人間は大きな物語の1人でしかなくて、人はそれぞれ自分の運命を受け入れながら進んでいくしかないのだと思う。 どんな運命や受け入れていない結果に悩まされたとて、目の前のことをひたすらに頑張って、ただそのままを受け入れる強さを持ちたいな。
3投稿日: 2023.08.07
powered by ブクログどこかで読んだことがあるなー、と思ったら構造が某古典的SFに似ている。素敵な本歌取り。良い読書になりました。
18投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログ今生きていることを大切にしたい。忘れたくない。勇気を持ちたい。行動したい。 そう強く想いました。 そして、今からでも、明日からでも、スタートはいつでもいいのだということも。
1投稿日: 2023.07.26
powered by ブクログ人生の分岐点。 大きい選択、小さい選択が自分の人生をかえていく。 あの時違う選択をしていたら、と思う事は本当に沢山あって、それについての答えを教えてくれた本であった。 自分自身の後悔の書が少し軽くなった。
2投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私の人生、もしあの時からやり直せるなら。 ノーラ・シードは死のうとした。彼女は気付けば図書館にいた。そこにある本は、彼女の無数の人生。あり得た可能性を試しに、彼女は次々と本を開く。 もしあの時違う選択をしていたら、今頃は幸せになっていただろうか。ノーラは自分の人生に絶望していた。水泳でオリンピックに出たかもしれない、ロックスターになっていたかもしれない、氷河の研究者になっていたかもしれない、優しいパートナーと子どもと暮らしていたかもしれない。いくつもの人生を試したが、ノーラは戻ってきてしまう。結局満足できない。そのどれもが幸せな人生ではないのだ。 なぜ生きているのか、なぜ自分は幸せじゃないのか、こんな人生を生きる意味はあるのか。一度も迷ったことのない人はいない。どれだけ恵まれた人生でも、たったひとつの悲しみさえないなんてことはないから。 数々の可能性を試してノーラは気付く。自分の人生をただ生きていくだけでよいと。すべて完璧な人生はないと。帰ってきた彼女の人生は幸せそうだった。
2投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログ自分の人生を作る、司るのは、今を生きる自分自身しかいないのだ。 人間生きていれば、あああの時こうしていれば、と後悔することの一つや二つ。いや100や10000個ぐらいあるだろう。だが実際にその後悔をやり直せたとして、思い描くような人生を送ることはできるのだろうか。 1つの後悔が解消されると、また1つ後悔が生まれるんじゃないか。自分の人生を完全にコントロールしようとすると、コントロールできないことの方が圧倒的に多い世界で、1人悶々としてしまうんじゃないか。 目まぐるしく変わっていく人生という名の荒波に時には飲み込まれ、時には乗りこなし、時には逆走して。そんな自分を楽しんでやろうくらいで生きていれば、いいんじゃないか。 そんな本。
1投稿日: 2023.07.07
powered by ブクログ以前、ブクログでピックアップされていた時に気になって予約していた本。 人生に絶望して、衝動的に自らの命を絶とうとしていたノーラ。 目覚めた時、彼女の目の前に現れた“真夜中の図書館”。 そこに並ぶ無数の本には“ありえたかもしれない人生”が綴られていて・・・。 あの日、あの時、違う選択をしていたら・・・。 そんな後悔のある人生を、もしやり直せるとしたら・・・?このテーマは非常に興味深いですよね。 本書は、主人公・ノーラが“選ばなかった”様々な人生を体験しながら、自分を見つめなおし成長していく展開となっております。 “選択しなかった別の人生”を次々と体験する設定は面白いですし、要所に出てくる哲学的な台詞にも考えさせられるものがありました。 ただ、個人的にちょっと残念だったのは、主人公・ノーラの元々のスペックが高いということです。 水泳や音楽の才能もあるし、研究者を目指せるような頭の良さも備わっているという・・そう、ノーラは恵まれた才能があるにも関わらず、それを活かす人生を選ばなかったのですよね。(逃避癖がある感じかな) なので、その辺が共感できないといいますか、何の取柄もない私からすれば“何だかなー・・・”と若干拗ねモードに入ってしまいました。 とはいえ、前向きな気持ちになれる物語ですので、読み終わった後は、『人間失格』の葉蔵ばりに恥の多い生涯を送ってきた私も、自分の人生をまるっと受け入れてみっか!と思えた次第です。 “たとえ現在がどんな状況でも、未来はやっぱり不確定なのだ。つまりは、そこに可能性があるということだ。”
9投稿日: 2023.07.01
powered by ブクログ決断によって現実は変わる。でも、何を選んだとしても、「生きる」ってことには変わりはないんだなって思いました。 ありがとうございました。
0投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ設定の気持ち悪さと純粋に物語に惹かれる気持ちがない交ぜになった。終わり方雑じゃない?読んでよかったと思いたいけどまだ思えない。もしわたしが自殺するときがきたら、そのときは「図書館に行けるかも!」と思って決行しようと思う。
0投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
◎人生について悩んだ時によむ本 ・自分に起こった全てのことはどこかの世界で自分が経験していることだと考えると決断が楽になる ・成功や失敗という成果にとらわれないで、くよくよ悩まずにまず踏み出してみようという気持ちにさせてくれる。 ・幸せそうな他人も同じような毎日と挫折を繰り返し生きている。生きていればそんな中でも心を動かされる出来事に出会える。 何か一つの選択を変えれば、そこから先はほぼ全てが違ってくる でも実際の人生では、たとえ願ってもとってしまった行動をやり直すことはできない 学習する唯一の道は生きること 私たちがこの道こそ成功に至る1番のルートだと考えるものは、現実では決してそうではない なぜなら、私たちは成功をというものを何かしらの達成といったもので測ってしまいがちだから でもそれは外側からみただけの、バカみたいな作り物、ブルシット(戯言) 成功なんてそもそも数値ではかれないし、人生だって勝ち負けのためにあるものではない 外からは充実した完璧にみえる人生だって、中身は他の人の人生とそこまで変わらない 似たような毎日と挫折を際限なく繰り返し、傷つき、他人との競争を強いられ続ける たがそんな中に、ふとした折に美しい何かや息をのむような出来事に出会うとことがある 多分本当に意味があるのはそういうものだ 自分が世界の一部であればこそ、そうした場面が巡ってくる 起こりうる全てのことは、どこかの世界で実際の自分の身に起きていると考えると、決断するのが楽になる
1投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今までの自分の人生のあらゆる分岐点で選択しなかった道が実はその後も別世界で続いていて、それを試す機会があるのはすごく面白いし興味深い。私も、この選択をしていたらどうなっていたかな?と思うことはあるので、ノーラのような体験をしてみたいな。でも覗き見するだけでその人生を選択しようとは思わないかも。それは私の人生のひとつだろうけど、この私の人生ではない。だから読んでいてずーっと違和感というか、ノーラに対してそれは違くない?あなたの人生じゃないじゃんって思っていた。過去に執着しても何も良いことないと思うし、過去を後悔するならその後悔した思いを未来に向けて生きていきたいなぁ。 もし今後そう思えない時がきた時はもう一度読み返したいと思う。
0投稿日: 2023.05.22
powered by ブクログ人は生きている間に選択を要する場面に何度も出くわす。決断を要する選択もあるが、それを選択だと自覚しない選択もある。それが常に二者択一だったとして、常に左を選んだ場合と、常に右を選んだ場合で、全く違う結果になるのだろうなと漠然と考えていたことがある。 そしてよく言われる「たられば」。もしあの時、別の選択肢を選んでいたら、今頃は…と。これは誰もが考えるだろう。 この物語は、死のうと決めた主人公が、死の間際に無限にあるたらればを少しずつ実際に経験してみるという話。最近よくある言い回しを使うなら、現在の記憶と意識を持ったまま別の世界線にいる自分を経験するということですね。量子力学的には無限の世界が存在するという話は以前にどこかで読みましたが、この本でもその説を何度か出してきているので、それがこの物語のモチーフでしょう。 438ページとそこそこ長編のため、途中から、この話をどういう結末にするのか、それが気になって、とにかく最後まで読もうと思って読んでいました。予想通りでよかったというところですが、若干物足りない感じはあります。 それからこの本の評価と関係ありませんが気になったことが1つ。作中の太字の「誰もになって誰でもなくなった誰か」。「誰もになって」は引っかかってしまいます。もう少し適当な訳や言い回しは見つけられなかったのでしょうか。言わんとすることはわかりますが、日本語としてこなれてないですね。 人生を悩んでいる方に一読をお勧めします…とはなりませんが、この作者、『#生きていく理由 うつ抜けの道を、見つけよう』というエッセイ本も出しているので、興味がある方はそちらを読んでみるのがいいかもしれません。おそらく作者本人に経験があるのでしょう。他にも作品がありますが翻訳本はあまり多くないですね。
0投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の女性ノーラが、人生に絶望し、自死を選んだ時に意識の中に現れた図書館で、人生をやり直す話。 どの段階で人生の選択肢を選び直したとしても、辛いこと、逃げたいことが出てくる。 作中次の表現が繰り返される。 "大事なのはあなたが何を見ているかではない。何が見えているのかだ" ノーラは別の選択肢を選んだ人生に何パターンも入ってみることで、元の人生に見えていなかった意味や可能性に気づく。 最終的には自分の今の人生を生きる希望を取り戻す。 誰かが求める完璧な娘、恋人、妻、などにならなくてもいいんだ、という気づきが得られてノーラは生きやすくなっていく。
0投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログ後悔をやり直せるとして自分ならどうかと考えてみても思い付かない。 その性格のせいか主人公に感情移入し辛く読みやすくはなかったけど、決して陰々滅々とした内容ではなく経験を通して変化していく主人公は好きになれた。 自分らしさとは、自分の可能性を感じ背中を押してくれる話でした。
2投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少しページ数は多めだけど、細かな章に分かれていて読みやすく、最後はほっとでき、温かい気持ちになれる。 特に今日(読了日)がGW最終日ということもあり、明日からのことを考えると少し憂鬱だったが、未来の私のために「もう少しだけ仕事を頑張る」という選択をしてみようと思わせてくれた。 最後、主人公のノーラが完璧な人生にたどり着きながらも、ちゃんと「自身が主人公の人生」に戻ってくれたところは、とてもうれしかった。 「大事なのはあなたが何を見ているかではない。何が見えているのかだ。」というフレーズが一番印象に残った。ノーラのように、今までじめじめした刑務所のように思われていた故郷も、見ているものが変わればキラキラと輝いて見えてくるかもしれない。 ノーラが迷い込んだ真夜中の図書館のように、私達は日々、無数の選択をしながら生きていて、その些細な選択の先に未来の私がいると思うと、身近なものを大切にしていきたいと思う。ただ、その未来だって、無数にある未来のうちの一つにしか過ぎないのだから、いくらでも変えることができるということも忘れないでいたい。
0投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログイギリスの作家、マット・ヘイグ著。 全英1位、世界でもロングセラーとなっているそうです。 最近、私が読む本は時事的な問題を扱っているせいなのか、「死」や生きることの「絶望」について書かれたものが多く、事前情報として知っているならまだしも、突然やってくる辛い描写は心に迫るものがあり、少ししんどいなと感じていました。 しかし、今作はテーマが生死であるにもかかわらず、読後には優しい暖かさに包まれるような本でした。 死を決意し、実行に移してしまった主人公ノーラ。彼女がたどり着いた先は、無限に書架の並ぶ図書館でした。そこにいたのは司書のエルム夫人。ノーラは夫人に導かれるままに、「選択肢を違えていたらありえた別の人生」を生きる自分になり、その人生が自分に相応しいかどうか、そしてふさわしいと思う人生を探す旅に出る――というお話です。 理想を追い求めてしまうがゆえに、現実とのギャップに苦しめられることは誰しも経験があることだろうと思います。しかし、その理想が現実となった人生を生きた自分はどうなるのか? をノーラは実際に幾つも試してみるのですが、なかなか想像するように上手くはいかないようです。 私は本書を読んで「足るを知る者は富む」という老子の言葉を思い出しました。自分の今いる状況が捨てたものではないということ、自分の持つものが素晴らしいものであることに目を向ける。そういうことから遠ざかったとき、人は絶望と羨望に苛まれてしまうのでしょうか。 私も「全てが上手くいかない」と感じることがあったり「自分は全然だめ」と思うことがありますが、そういうときにこの本のことをまた思い出したい、そんな本だと感じました。 <この本で印象に残ったフレーズ> 人生にはいいことだってちゃんと起きる。でもそれまで、じっと待っていなくちゃならなかったりするのだ。 (425p)
5投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログジャンル分けが難しい作品。 タイムリープ、多次元宇宙モノ? ”もしあの時違う選択をしたら?”と、映画や他の小説でも散々描かれてきたテーマ。しかし、その数が多い事、主人公のキャラがしっかりしており全体的にユーモラスなテイストがあって、ラストまで楽しめる。 一方で、展開、そして落としどころまで全て想像通りで、同じ旅行者?との絡みもさほど活かされず、意外性がないのは残念。 とはいえ、これは間違いなく映画化されるだろうし、キャスト次第ではヒットしそう。
1投稿日: 2023.04.16
powered by ブクログ以前芦田愛菜さんが、「自分の人生は予め決まっており、自分はそこに行くまでの方法を選んだだけ、と考えている」という発言をしたことが話題になっていた。 そのニュースを見た時は正直???という感じで、理解が出来なかった。 多分自分の人生と行動とを直結させて考えたことがなかったからで、現在の私と、どこか漠然と遠いところにいる将来の私は、私の頭の中では切り離された存在だった。 しかしここ数年はその考えが少しずつ変わって、日々の行動の積み重ねが私を遠い場所へ連れて行ってくれるのだ、ということが腹落ち出来るようになった。日日是好日、という映画を見たことがきっかけだったと思う。 例えば、できるだけ毎日サラダを食べることにする、とか。すごくあの人にメッセージをちゃんと返してみる、とか。小さくて取るに足らないような行動だけど、それが何年も積み重なって自分自身と周囲の関係とを形作っていく。私の選択が、私の人生を作る。 日々に流されてしまいかけていた中で改めてそこに目を向けさせてくれた、優しくて力強い物語だった。 私が選ばなかった人生はごまんとあるし、今とは全く別の人生に思いを馳せてしまうことももちろんあるけれど、今の人生を少しでも自分好みにするために日々を頑張りたいし、それを朗らかに楽しんで生きていたいな。 ▽好きなセリフなど ・いつだって人生というのは行動なんですよ ・「私たちは自分が知覚したものしか理解できません。そういうふうになっているの。つまり私たちが経験するすべては、結局、私たちの知覚に帰されるのです。〝大事なのはあなたが何を見ているかではない。何が見えているのかだ〟ということです」 ・痛みから逃げ出すことはもうしない。想像の中にしかない完璧さを目指して、その重圧で、自らを押し潰してしまうようなことも。自分の傷とはちゃんと向き合い、そこにあることを認めてやろう。
5投稿日: 2023.03.28
powered by ブクログ私は基本的に、人生に“たられば“はないと思っています。もし○○だったら‥‥あの時こうしていれば‥‥と考えるのはナンセンス!時間の無駄!と思っています。 -----でも、まあ、こんなに鼻の穴を膨らませて言い切るのは、実は誰よりも“たられば“なことばかり考えている時期があったからなのです。 なので、ついつい考えてしまう人の気持ちは120%分かるのです。 本書は、人生のドン底の悲しみを感じている主人公ノーラが自ら命を断とうとすると、不思議な図書館に迷い込み、ここにある数えきれないほどの本は全てノーラが選ばなかった人生であると告げられるお話。数限りない可能性に満ちた選ばなかった人生たちの本の世界に入っていくノーラ。最後にノーラが選んだ本は‥‥。 大事なのは何を見ているかではなく、何が見えているか。 幸せとは何か。自分が求めているものは何か。 ぜひ若い人たちに読んでもらいたい作品です。
80投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ブクログで話題になっていた本作。 人生に絶望した主人公・ノーラが迷い込んだのは、生と死の狭間にある"真夜中の図書館"。そこでは、今とは別の選択をしたことでありえたかもしれない人生が、無数の本となって所蔵されていた。 ノーラは、あの時別の選択をしていたら…という後悔を軸に数々の人生を体験していくが、それがどんなに幸せな人生であったとしても、どこか他人の人生を生きているような感覚があった。葛藤の末出した答えは、元の人生を一生懸命生きるということ。人生のどん底で一度は死まで決意したノーラが、自ら生きることを選択し、未来に向けて踏み出す様にはとても勇気づけられた。 例え沢山の後悔があったとしても、自分の歩んできた道は間違ってなんかいない。生きていれば辛いこともあるが、必ず素敵なことも起こる。 小説でありながら自己啓発書でもあり、自分らしく前向きに生きていくことの素晴らしさを教えてくれる良書だった。
1投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログあのときあーすればよかったあーしてたらこうなってたとか後悔しても意味がない、 人生どんな選択をしても良いことも悪いことも必ずある。 過去がどうこう未来がどうこうじゃなく、今どう生きるか!
0投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人生の選択肢で、右に行くか左に行くか、右に行ってみたけど、左の人生はどうだったかなー? ちょっと行ってみよー。 やっぱ右でよかたーって本です
0投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログ多くの人生を体験したノーラが選んだ結末の愛おしくさたるや。 生きることは、可能性に満ち溢れているかもしれない。 選択しなかった道も多くの後悔もしっかりと噛みしめて自分の人生を歩んでいこうと思った。 私たちは、これから先も、きっと何にでもなれる。
2投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログSF(すこしふしぎ)なストーリー。生きている中で大小様々な選択と後悔があって、あのときあっちを選んでいれば、というIFの人生を生きられるとしたら。自分であることは変わりないけど、そこまで生きてきた経験や知識は身についていないので、人生の都合のいいやり直しというものはないんだろうな、とちょっと反省したりした。最終的に生きる希望というか気力を持ち直す展開で、まーた愛だのなんだのかよと若干うんざりしつつ、結局は考え方次第なんだな。
0投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログ生きていると持ってしまいがちな『後悔』の気持ち。 多くなりすぎると、あたかも袋小路に追い詰められたかのような錯覚に陥ったりもします。 そのような状態に陥った主人公が、そこから抜け出す話。 物語を通して、主人公とともに生きていくのに大切なものを思い出せるようになるかも?
0投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
死の間際に、他の選択をした色々な人生を生きてみて、結局死にたくないって思い、元の人生に戻る話。 特に印象に残る言葉などがあるわけでもなく、途中から飽きてしまった。最後まで読めたけど。
1投稿日: 2023.01.23
powered by ブクログ考え方が私と似ている社会学者がおすすめと言ってたから、という理由で読んだ本。普通、かなぁ。よくあるシチュエーションでよくある着地点。だけど翻訳が好きな感じだったのか、結局最後まで読みきってしまった。あちこちに自己啓発本的な一言があったけど、メモしとかなきゃ、と思うほどのものも強烈に記憶に残るものもなかった。
0投稿日: 2023.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
生死の境目に、他の人生を図書館で選べるというエンターテイメント性は抜群で、この作品が売れた大きな要因だろう。だが、ヒロインに魅力がなく、ずーっと共感が持てなかった。生きることにひたむきさも腹のくくりもなく、誰かから必要とされたいと言う割には、自分本位。選んで行く先の別の人生のストーリーも薄っぺら。この程度のヒロインが別の人生ではオリンピックメダリストだったり、超有名ロックスターだったり、文学賞候補の小説家だったりとは、ご都合主義的で鼻白む。(可能性の百貨店?)エルム夫人やヒューゴなど、脇役が説教臭いことも含め、小説というよりは自己啓発本の印象が強い。 ただ後半になって、人生をチェスになぞらえるあたりは上手く語られており、ヒロインがそんな風なのはこんな風だから・・・、と理解することができた。 結末はありきたりだが、「小さな物事の持つ大きな意味を決して過小評価してはいけない」という言葉にハッとさせられ、自分自身の毎日を考えさせられた。 やっぱり自己啓発本?
0投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ会社の方から勧められて、楽天で購入した一冊。 Amazonには本が売ってなかったので(^_^;) 電子書籍よりも、やっぱり本で読みたい私(笑) ノーラの人生は上手くいっていなかった。 飼っていた猫が交通事故で亡くなってしまった。 気持ちはどん底で、勤め先に遅刻をした為解雇されてしまった。 たった一人、ピアノの生徒がいたのだが、レッスンの日を失念し、激怒されてしまった。 親友のイジーにメッセージを送るも、返信すらこない。 過去に兄と一緒にやっていたバンドを辞めてしまい、兄も、バンド仲間の人生も変えてしまいガッカリさせてしまった。 結婚式の三ヶ月前、母親が亡くなり、精神が不安定になり、結婚式の2日前、ノーラは結婚を取りやめてしまっていた。 35歳の今、子供を持たなかったことに後悔があるのか、、、 そんなノーラは自死を決意し、薬を大量服用する。 ノーラが目を覚ますと荘厳な建物の外にいた。他に行く当てもないローラは建物の中に入っていく。 そこは不思議な図書館だった。 哲学と共に語られるノーラの様々な人生。 私には突き刺さらなかったけれども良書であることは間違いない。 ただ翻訳本である為に、ついていけない思考は多かったかな。 人生やり直しても、自分は自分でしかない。 自分の未来は自分が切り開くしかない。 とにかく生きているということが素晴らしいことなんだ。 そんなメッセージを感じとった。
42投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログ一言で言えば楽しかった、とても面白かったです。 分かりやすく読みやすい内容でした 最初に 主人公を落とすところまで落とすのが海外っぽい。 そこから人生を見直していく王道ストーリー でも、ワクワクしてしまう、続きが気になってしまう。 1小節毎に細かく分かれ場面描写が目まぐるしく変わるけど それもリズム感がよく良かったです。 飽きのこないテンポで最後まですんなり読めました。 読了後の気分もスッキリ、 映画化したら ちょっと見てみたいかも。
0投稿日: 2022.12.16
powered by ブクログ人生は選択の連続。色々な人生を体験できるきっかけとなる図書館が本当にあったら、自分は試してみるだろうか?この本を読んだら、ちょっと怖いような気がする。 自分自身の、かけがえのない人生を生きることの大切さを教えてくれる。今を大事に、自分で切り開くしかない。
0投稿日: 2022.12.14
powered by ブクログ221205*読了 この本の存在をどこで知ったのだったか。 思い出せないのだけれど、ずっと気になっていた。 時々、この本はこのタイミングでわたしに読まれるためにやってきたのだと思うことがある。 今回もまさにそれでした。 「あの時、ああしていればよかった」「こうしなければよかった」 そんな後悔が全くない人はいないと思う。 別の決断をしていた人生を体験できる、それは相当に魅力的。 生死の境目にある図書館で、ノーラはたくさんの人生を体験する。 幸せばかりの人生も不幸ばかりの人生もない。 わたしなら、何をやり直したいだろうか。 どんな自分になりたいだろうか。 この物語のように、違う人生にジャンプすることはできなくても、想像してみることはできる。 そして、これから先の人生を自分自身で決断し、作っていくことはできる。 それは決して容易くはないし、全てが思い通りになるわけでもない。 それでも人は、自分は生きる。可能性に満ちた人生を。 読むほどに力が湧いてきて、今手にしている幸せを愛おしく思える。そんな本でした。
0投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ感想 自分の人生に気づく。手持のカードを観察し何ができるか何ができないかを知る。他人とぼ勝ち負けにこだわらず楽しく自分だけの人生を生きたい。
0投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログ人生無い物ねだり。 配られたカードでいかに勝負できるか。 隣の芝生が青いのは当然。良いところしか見えないんだから。 それで羨んで望んだ人生を送ってみたとて完璧なわけなんてなくて必ず欠点はある。 それなら自分で積み上げてきた人生の方がまだマシなんじゃないかと思う。 努力は必ずしも報われはしないけど、自分の糧にはなる。 幸せになりたいなら自己肯定感を高めること。 いろんな国やシチュエーションに飛ぶし、映像化したら視覚的にもとってもキレイだし楽しそう。 あとは翻訳に関して、特に会話の文体が好みではなく話の内容が入ってきづらかった。。
2投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログ読了。 選ばなかった人生の物語が、無数の本となって、所蔵されている真夜中の図書館。あの世とこの世の狭間。人生に絶望した主人公ノーラが、これまでの後悔をひとつずつ生き直し、見つけたものとは? 良質な映画を見終わった感じ。 頭の中のエンドロールでは、Mr.ChildrenのAnyが流れてきた。 生きている間に、一体どれだけの本を読めるだろう。あと何回、こんな満ち足りた読後感に浸れるだろう。 パウロ・コエーリョの『ヴェロニカは死ぬことにした』と森絵都の『カラフル』の小林真と、映画アバウト・タイムとバタフライ・エフェクトとインセプションと「ちょっと思い出しただけ」とララランドと…。これまで触れた小説や映画のシーンが頭に浮かんだ。 世界は素晴らしい。それに気づこうとしさえすれば。幸せだと思える瞬間はいつでもどこかにあるはず。何者かになろうとしなくてもいいし、人生を理解する必要もない。ただ、私は生きている。何も成してはないけれど、愛のあるこの人生が私はいい。 今生きているこの人生しかないし、これが最良なんだと希望を抱かせてくれる一冊。 読んで良かった。
0投稿日: 2022.10.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今の自分にとても響いた本だった。 あの時ああすればよかった、選択を間違えた、こう伝えていたら今はどうなっていたんだろう。 こんなふうに考えることが多い自分自身を、「そんなこと考えたって意味がない」と分かりながらも考えられずにはいられなかった。 そんな時偶然SNSでこの本を見かけすぐに購入した。 帯とタイトルからなんとなく、結末は予想できていたけれども、それでも自分の背中を押してくれる本だった。 読み終えた直後、SNSをスライドして他人の人生を見た時の感覚が読む前とは異なるものだと感じた。 もちろん他人の人生も素敵だと思うことはあるけれど、その他人の人生に私自身が心を痛めたり自分を責める必要はない。 生きていれば今後の未来はいくらでも作れる。 今自分が何気なく行ったことや自分自身の存在が、大きな結果を残しているように見えなくとも、その決断が何か,誰かの未来につながっている。 後悔して、仮に過去の選択に戻ってやり直したって、絶対に満足いくものとは限らない。 それならば過去を悔やまず、未来を見て、今できるベストを尽くしたほうが世界は明るいと感じた。 ノーラと同じで、私もまだ完全に全てを受け入れて前向きになれるわけじゃないけれど、少しずつでも後悔より生きて何かできることへの希望を持って過ごしたいと思った。 「自分が自分の1番の味方」 こんな言葉を聞くことがあったけれど、正直理解ができなかった。 自分自身が一番自分を疑っていた。 でもそうじゃない。人生良いことばかりではないけど、良いことが全くないわけでもない。 "いいこともちゃんとやってきますから。だから大丈夫。"
1投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログ無難にいい話だった。 最初はなかなか入り込めませんでしたが、中盤からは流れも読めたのもあり一気に読めました。 生きていればあの時こうしていたら今頃きっとこうだっただろうなぁと思うことはたくさんあるはず。 死にたいと思うよりも、どんな人生であれ自分として生きていくことが大事。 当たり前なのになんか心に響くようなそんな一冊になりました。
1投稿日: 2022.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ノーラの人生は、どん底だった。死のうと思った時に、辿り着いたのは無意識下の世界、そこに図書館と、小さい頃に一緒にチェスを指してくれたエルム夫人がいた。不思議な図書館で起こる不思議な出来事。過去のどこかのタイミングで、誤った選択をしたと思っている主人公の女性が、もしこうだったらというもう一つの人生を体験していく。親友と共にオーストラリアに行っていたら、水泳選手として大成功していたら、バンドが売れていたら、、、とその人生を体感しながら、ベストな選択と人生を模索していく。最後は、どんな人生であったとしても、それが仮の人生であれば面白くもなんともない。愛こそが、また愛しているということが、どんな人生を生きようとも大事であり、そこからくる生きたいと願う気持ちがノーラを前に押し出してくれる。人生を前向きに押し出してくれる良作。
0投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログ「あの時、違う選択をしていたら、別の素晴らしい人生を歩めたのでは?」、誰もが考えたことはあるはず。主人公のノーラは、絶望から自殺を図り、気付いたら不思議な図書館に。そこでは、違う選択に基づいて進むパラレルワールドでの人生を体験できると聞き、どこかに素晴らしい人生があるはずだと、次々に試し始めるが。 考えてみれば当たり前だが、何か一つが良くなれば、そこだけを見れば素晴らしい人生かもしれないが、そこには別の残念なことや、うまく行かないことがあるはずで。 思い通りになるばかりの人生などない、楽しいことばかりの人生も。いろんなことがあって、ときどき少しだけ楽しいことがある、そんなもん。それでもいつも無限の可能性がある、人生には。それを伝えるために、この本は延々とノーラの物語を綴っていた。
0投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ誰しも生きていれば あの時ああしていれば、こうしていれば。 あの職業であったら。 金持ちだったら。 そう思う事ってある。 私もそう。 学生時代にもっと勉強して 就きたかった仕事に諦めなければと ずっと思ってきた。 だけどドラマや映画じゃあるまいし 戻れる訳もなく。 ただ退屈な毎日を送ってた。 だからこの本を読んでみようと思ったのは 必然だったかも。 読んでみて。 自分の今を見つめ直す事が出来た。 無いものばかりだと思ってた。 けどたくさん持ってた。 家族、子供、マイホームに 少ないけれど給料貰えて仕事がある。 帰る家がある。 この本に感謝したい。
2投稿日: 2022.08.28
