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看守の流儀
看守の流儀
城山真一/宝島社
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総合評価

162件)
4.1
44
87
24
1
0
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    おもしろかった! 映像ではなく文字の本ならではの妙味。 ドラマ化もされたようだけど、本で読む方が面白さ10倍だと思う。本であるという形態を複合的にすごく上手く使っていて驚いた

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    題名からしてなんだな固そうな話だなあと勝手に想像していたら、すごく読みやすかった。 刑務所の中での生活、刑務官の仕事内容などあまり知らない内容が多かったので興味深かったかな。 終盤には、え!と声に出るほどの驚きもあり、満足。 続編もあるみたいなので読んでみようっと。

    15
    投稿日: 2025.10.15
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    刑務所内でのエピソードが5章に渡って綴られている 刑務所が組織であり、様々な役割分担の上成り立っているのがよく分かる 中には折り合いの悪い部署同士もあるみたい… 一般に知り得ることのできない、刑務官の生活や受刑者との駆け引き、心の揺らぎ、噛み合わない思い、部署同士のやり取りなどが取っ付きやすいストーリーにまとめられていて楽しめる ただ、ラストにこんな仕掛けがあったとは… 想像もつかなかった 続編があってもよさそうなラストだった 取っ付きにくそうな装丁とタイトルに反し、意外とハートウォーミングな1冊

    21
    投稿日: 2025.09.15
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    5話からなる作品で 私は4話の「ガラ受け」が良かった。  イニシャルで書かれているHTさんがわかって良かった。これからの活躍に期待。

    0
    投稿日: 2025.09.15
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    帯にある通り、最後に驚かされた。 初めて読む作家さんだと思うが、スタイルが城山三郎さんっぽい感じ。

    0
    投稿日: 2025.08.19
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    観ていなかったが、ドラマ化されていたらしい。本ならではの結末だったが、ドラマではどうしていたのだろう。 話は読みやすく面白かった。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマのCMをたまたま見かけて、なんだか自分好みの気がして、これは原作があるなら原作で読みたいと思ってたら、ちょうど行った本屋さんででかでかと宣伝されてた。ちょっと前だけど。 帯から何から随分ハードル上げられちゃったので、これは前情報入りすぎて勝手に期待しちゃったから、ちょっとどうだろうな…って思っちゃってたけど、読み終わってから人におすすめするなら直近はまずこれだわって思った。 めちゃくちゃよかった。 思ってたミステリーとは違ってたけど、読んでよかったと思う。 お前が言ってるのってゲームでもアニメでもそうなんだが人が〇にすぎなんだよって意見が実はないこともない私ですが、これは違うと断言できる。 それでもとてもよかった。 ってか人が〇なのも偶然そんなストーリーなわけだし、別に好んで覗きにいってるわけじゃない。 何を言ってもネタバレになるなーこのお話は。 でも本当によかったと思う。 シリーズで別のがあるみたいなので、それもそのうち読みたい。 やっぱり活字はいいなあ。(*‘ω‘ *)

    0
    投稿日: 2025.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!もうちょい、章ごとの繋がりがつよいとよかったなー。めっちゃ続き気になる!って感じでもなく時間がかかった。 というか、火石の傷の理由とか、過去とか、伏線回収されてた??なんか投げっぱなしじゃなかった? 女だったとかニューハーフだったとか、理由は分かったけど、なんかだから?っていう感じもあり、なんとなくモヤモヤが残った。これもしやシリーズもの…?

    0
    投稿日: 2025.07.31
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    めっちゃおもしろかった。 刑務所の中が想像できて良い読書体験になった。 火石が何者かわかった時はやられたなあとなりました。

    0
    投稿日: 2025.07.31
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     刑務所を舞台にした5話からなる連作ミステリー。どの話から読んでも面白いが、やはり時間の流れを重視するなら1話からがよい。  テレビドラマ化もされたが、ドラマの前に本書を読むべき。本(文字)でしか伝わらない巧妙なトリックが隠されている。そういうのが味わえるのが、本の醍醐味。それを痛感させられる作品。

    0
    投稿日: 2025.07.30
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    竹内涼真主演映画の原作!やはり原作のほうが内容の理解ができたー。原作がある場合は原作読んでから映画みるとがっかりするので映画からみるよーにしてます。服役囚の公正に力を入れる刑務官の話。勤務外の逃亡の捜索だったり、再犯しない為の見張りだったり、熱い思いがないとできないお仕事。刑務所内での受刑者の介護の刑務があることも初きき〜。

    7
    投稿日: 2025.07.19
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    大どんでん返しではありませんが、章ごとの伏線が最後に腑に落ちる感じです。 看守という一般的に触れられない場所での仕事を通じて様々な感情トラブルや過去の清算をしていきます。また、看守は法務省の役人であり警察組織とは異なる事でのトラブルもあり。色々学べながら楽しめました。 見れて無いですが、ドラマ化されてたんですね。柄本さんは蜷川役かー。悪くないですが、勝田役で最後の豹変ぶりを見てみたかったです。

    0
    投稿日: 2025.07.18
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    想像してたミステリとは違うけど最近読んだ短編よりずっと読み応えがある短編だった! 最後うわぁあ!ってなった感じ。 電車で読むのにちょうどよかった!

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    金沢刑務所を舞台とした刑務官と受刑者の物語を描いた連作短編ミステリー。各話ミステリーとしての惹きもありながら、シャバ以上に濃い人間関係からなるヒューマンドラマに魅せられた。 仮出所した模範囚が失踪する「ヨンピン」の最後、宗方は源田に対して敬礼して仮出所を祝う。形式ばった動作とセリフながら、二人の間で築かれた関係が想像できて感動的だと思った。またどの短編でも刑務官の矜持と葛藤が伝わってきて、刑務所という特殊な場所で生きる人たちのことを少し知ることができたと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.04
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    想像していたミステリとは少し違っていたが 事件を解決する様が面白く、これがどう繋がっていくのだろうと期待しながら進めていた。思い込みで読んでしまっていたのでやられた。結末の作り込み、なるほどなぁ。考えさせられる。

    12
    投稿日: 2025.07.02
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    全5話からなる連作短編集。 まだ既読中だった先日、テレビドラマ化しているのを我慢できず観てしまった。 2時間ドラマだったので、1話分のみという簡略化。なので、完全に結末を知る事も無く、十分楽しく読み続けられた。 ドラマではいきなり、???と思う場面があり、原作とは異なる内容だと思っていたら、、、 そういう事ね。 全て読んで納得いきました。 ドラマを先に観た人でも十分、いえ、より一層楽しめるかも、、、です。

    4
    投稿日: 2025.06.24
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    舞台は金沢刑務所。外の世界とは閉ざされた空間の中で、看守と受刑者の濃厚な人間関係が激しく渦巻くストーリー。 初めはただお薦めされたから、軽い気持ちで読み始めたが徐々に吸い込まれていき、気がついたら2日で読破していた。本作のミステリーは新しいと感じた。実際の刑務所における看守と受刑者の関係性はわからないがとてもリアルに描かれていると感じた?

    0
    投稿日: 2025.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは確かにドストライク。文句なしで面白いし、叙述トリック読みまくっていても騙された。 連作短編だけど、大きな流れの中に火石と三上の謎が置かれるのも面白いが、傷のことは据え置きなので次作も期待していいのかな。一編ずつ、メインの謎とサブの謎が用意されていて、重なりながら解れて開陳される様は胸がすく。

    2
    投稿日: 2025.06.22
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    ああ〜おもしろかった!!!ミステリーとは知らず読み始めて、今回はどんな解決をするのか、楽しみながら読み進めた!最後の章では2度も3度もひっくり返されて、お見事!と。続編もすぐ読みたい。

    0
    投稿日: 2025.06.22
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    横山秀夫が「どストライクだった」と評したのが頷ける作品だった。 舞台は金沢刑務所。ミステリの形を取りながら刑務所での刑務官と受刑者のリアルがとてもよく伝わった。 それにしても刑務官というのは大変な仕事だと思う。私が思う大変さは肉体的・身体的な業務の過酷さではない。犯罪白書などによると受刑者の再犯率は55%や58~59%というデータがあり、要するに出所した受刑者の半分以上はまた犯罪者になるという実態だが、受刑者の更生に尽くしている刑務官の徒労感というかやるせない気持ちは如何ばかりかと思う。更に犯罪者は国民の税金で運営されている刑務所で衣食住が保証されて安全な暮らしを送っているにも関わらず、半数以上がまた罪を犯すという現状はおかしいという声も多くある。こういう中で刑務官は自分たちが彼らの更生のために費やした時間やエネルギーは何なのか、意味があるのかと思わないだろうか。そう考えると刑務官という仕事を続けていくのは大変だろうと尊敬の念を禁じ得ない。 最後に蛇足だが、今週6/21に本作をドラマ化したものが放送されるらしい。既にキャストが発表されていて、火石の役を木村文乃が演じることが明らかになっているが、もうこれは本作の重要な面白い部分をネタバレさせているに等しい愚行だ。いつも私は優れたミステリの映像化したものを観ようとは全く思わないし、今回も観ることはない。

    28
    投稿日: 2025.06.16
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    あー、たくさんの伏線あったのに全てスルーしてたわ。 思い込みで疑問すらなかった。 完敗! 全ていいお話でした。 知らないこともたくさん勉強になったし 思ってたより刑務所の中は悪くなかった。 再犯が多いのもなんとなくわかったような気がした。

    6
    投稿日: 2025.06.10
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    ⭐︎4.5 ⭐︎4.5 面白かった。 第一話、二話、、と読んでいて、 オムニバスかな??、、それは勿体無い。深掘りしてほしいな、、と読み進めて、繋がっている事に薄々気づきはじめて、更に読書タイムが楽しくなる。 一般庶民では知ることができない刑務所の内部事情など、感心しつつ、1人1人の人物描写にのめり込んでいく。 最終話の「お礼参り」で、え!?となり、、 何百ページと騙されていた事に驚愕、、。 もう1回、読み返したくなる。 他の著書も読んでみよう、、

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    驚いた!完全に騙された!でも伏線はすべて回収されず、モヤモヤが残る読後感。 騙された快感はあるけれど、明らかに続編ありきの構成で、まだ語られていない謎が多い。

    11
    投稿日: 2025.05.21
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    刑務所内でおこるトラブルをある看守が解決していく短編集。今まで様々な警察小説などを読んできたが、伏線の回収が素晴らしくオチが全く読めなかった。4.4

    1
    投稿日: 2025.05.21
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    社会からはみ出してしまったひとたちが社会に戻るための刑務所。実直で情熱あふれる若き刑務官・宗片と、冷静沈着な上級刑務官・火石。各話で掛け違いそうになる要所で、二歩三歩先にいる火石はできすぎなひとなんだけど、おかげでほっとできる結果になった。 ドラマ化と聞いて読んでみた。 期待の2025.6/21。

    1
    投稿日: 2025.05.21
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    知らない世界「刑務所」について描写されており、複雑な人間関係が物語を進めていくが、最後はホッコリする話ばかりだった。 最後は想像してない結末でした。

    0
    投稿日: 2025.05.20
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    刑務官という職業の知られざる現実や苦労が丁寧に描かれていて、深く胸に響きました。彼らが抱える厳しい責任と、その中に秘めた情熱や覚悟が伝わってきます。 また、各章で描かれる受刑者たちの人間模様も非常にリアルで、思わず引き込まれました。 現実でも、こうした情熱を持つ刑務官がいてほしいと強く願います。

    1
    投稿日: 2025.05.19
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    看守の流儀  城山真一 刑務所という、多くの人にとっては遠いけれど実在する世界を舞台にした短編5話のミステリー小説。 知らない世界のはずだが、リアリティを感じられる。看守各々の信念に基づいたプロの仕事ぶりも描かれていて、この時期新社会人が読むのも良いかもしれないと思った。(ちょうど先日初めて「ショーシャンクの空に」を観たばかりなので、国は違えどイメージしやすかった) 5話構成なのでサクサク読み進められるし、巻末で解説もされていたが、それぞれ違うジャンルとも読めるので飽きずに楽しめた。

    9
    投稿日: 2025.05.11
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    金沢にある架空の地方刑務所を舞台にそこで働く看守の面々が事件に巻き込まれていく連作短編集。どの話でも火石という核になる人物が狂言回しのような存在となり事件を解明に導く。帯に横山秀夫さんがコメントを残しているように氏の初期作品(例えば陰の季節など)に通ずる面白さと意外なオチがあってよかった。知られざる職業を題材に人間ドラマで魅せる手法はありふれているがどれも深みがあって面白かった。

    7
    投稿日: 2025.05.10
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    5話からなる短編連作。それぞれのお話もなかなか面白いが、ラストはびっくり。そうきたか、と。再読してみたくなります。続編もこれから読んでみます。 刑務所のお話は、あまり興味はなかったけれど、こちらでの評価が良かったので読んでみました。ブクログで見つけなければ手に取らなかった作品。改めて皆さんの感想などに感謝です。 ヨンピン Gトレ レッドゾーン ガラ受け お礼参り

    16
    投稿日: 2025.05.09
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    刑務官と受刑者の人間模様の連作短編集 ノンフィクション?と思えるほど登場人物が生きている 刑務官も聖人ではないのだなぁと思った 思いの外興味深く面白かったので続編も読んでみたい。

    7
    投稿日: 2025.05.09
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    それぞれの章の人間関係や話の展開自体も面白く読めました。何より最後の章が個人的には驚愕で、再読したくなります。 次回作も楽しみにしています!!

    3
    投稿日: 2025.05.05
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    読み終わってすぐに映像化されていないか確かめたのだが、まだされていないということだった。 こんなに面白いのだから映像化されたら人気が出るだろうと思っていたのだが残念。 今後に期待したい。 本作を通じて、なかなか窺い知ることのできない塀の中の話や刑務官の職務の一端を覗くことができた。 こんなに熱い刑務官たちが実在していると信じたい。

    2
    投稿日: 2025.04.14
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    ミステリー界隈で色々と良い評判を見聞きしたので手に取った、刑務官を主人公とした連作短編集 警察小説のような雰囲気の作風やミステリーは読み慣れているが、正直途中までは退屈だった 1話1話は小粒かなあ 思わせぶりに匂わせてくる大仕掛けが最終章で明かされるのだが 「やられました」 やられた系ミステリーは大好物なので、評価は星3から4にアップ 読後、少しだけ最初から読み直してると1ページ目から伏線だらけだったのね 特に11〜12行目あたりのミスリード、好きだわー プロモートとはいえ解説はやや過大評価気味 でもまあこれを読んでしまったら続編は必読だから、積読プラマイゼロになってしまうのだけど

    2
    投稿日: 2025.04.13
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    刑務所内の色んな仕組みなど興味深い内容でした! そして最後の章では え?!っとなり(あまり言うとネタバレになる)面白く読み終えました! 色んな刑務官視点ではなしが進むのもおもしろかったです。 続きの作品?もあるみたいなので読んでみます!

    4
    投稿日: 2025.03.27
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    期待通りの内容だった。刑務官という仕事も知らないことが多かった。最初に登場した宗方という刑務官が素晴らしかったからこんな上司だったらついていきたい、と思ったけどその後も何人かの刑務官が出てきていろんな目線で続く刑務所での出来事が体感できた。また最後まで火石教官の謎は引っ張られたけどなるほどと腑に落ちた。続編、著者の他作も読んでみたくなった。

    8
    投稿日: 2025.03.01
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    読む前と読んだ後で、作品に対する印象が変わった。タイトルや装丁から、ちょっと殺伐とした堅苦しい作品?と勝手に想像してたけど、ミステリ感を含ませながら、人の感情の機微を丁寧に描くハートフルな作品だなって思った。 刑務所を舞台にした5話の連作短編集。巻末の解説にもある通り、バラエティに富んでいて、フーダニットやホワイダニットのミステリ色の強いものや、総務部と処遇部の対立を描くもの、叙述ものや家族間の確執を描く感動もの、、なかなか盛りだくさん。 1章あたりが80ページぐらいで構成されていて、とても読みやすくサクサク進む。それなのにどれも読み応えがある。終盤には、あっと驚く展開もあったりで最後まで楽しめた。 刑務所の実情や隠語など、知らない世界も知れて面白かった。 火石マジック恐るべし。

    41
    投稿日: 2025.02.09
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    金沢の刑務所の刑務官らを主人公にしたミステリー。 それぞれのやり方で仕事に、収監者に向き合う刑務官たちの姿がかっこいい。

    2
    投稿日: 2025.01.15
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    刑務所の刑務官にスポットを当てた連作短編。 図書館でたまたま目にした初めての作家だったけど、とても面白かった。 単純にミステリーとして面白かっただけでなく、人間模様やそれぞれの背景が興味深い。特に「ガラ受け」に関しては、読み進めると自然に涙が溢れた。 「えっ」と驚く展開もありかなりハマってあっという間に読了。 続編も読みたい

    3
    投稿日: 2025.01.14
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    私の問題ではありますが… 看守の話って…なんか入り込めないんだよなぁ… と、思いつつ、読み進めるうちに どんどんと次は次は?となりました。 そして、最後の章で伏線回収と違和感の謎がとける!ちょいとたまげましたよ! なるほどそういうことね!となります! ネタバレはしないので…是非読んで確かめてみて下さい。 続編の「看守の信念」も楽しみに読みたいと思います。

    8
    投稿日: 2024.12.03
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    「驚きの結末」に惹かれて読んだ。 看守が題材だしサスペンス系かと思っていたら心温まるヒューマン系でした。 最後は確かに驚きはしたけどヒューマン系は私のツボに入らないんだよねぇ

    8
    投稿日: 2024.12.01
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     元歌手や暴力団員、末期の病気を抱えた男……様々な人物が収監されている加賀刑務所では、代り映えのない毎日にみえて、様々な出来事がおこっている。  章ごとに主人公が変わるが、どの看守も受刑者の罪よりも人間性、そして外に出たときのことを考えて動いたり思い悩んだりする者が多く、印象が変わったというか目からウロコというか。その中で、全てを見渡しているような、事件についても背後で密かに解決に導いているような謎のポジションにいる警備指導官の火石司の存在。エリートであることは間違いないが、それ意外に何か秘密が…と思っていたら、案の定というか、やられたーーー!こういうところも先入観というか偏見で見てしまっているんだなぁと思い知らされる結末。おもしろかった。

    7
    投稿日: 2024.11.24
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    皆さんの高評価な感想から読んでみました。 五つの短編ですが、どれも良い内容です。 特に第四話、この話、他の作家さんの話にどこか似ていると感じながら、涙腺ゆるゆるの私にとっては感動の内容です。 そして、第五話、最後にびっくりの展開も良かったです。 刑務所の看守というテーマなのに皆んな、温かみがある人ばかりなのも高評価の要因なんだと思います。

    40
    投稿日: 2024.11.21
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    刑務所について学ぶ事の多い一冊だった。 巧みなトリックだけではなくストーリー性も非常に面白い短編傑作。飽くことなく読めた。 火石刑務官の人物像に好感を持った。

    8
    投稿日: 2024.11.20
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    刑務所の仕組みが気になり購入。すっごく読みやすくてあっという間に読んでしまった。 勝手にゴリゴリのミステリーを想像してたから多少物足りなさを感じはしたのだが、伏線回収ですべて持っていかれた...知った上で読んだらまったく違う印象だった。気付かぬうちに魔法かけられてた。やられた! 面白かったので続編も読みたい!楽しみ!

    3
    投稿日: 2024.10.26
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    読みやすかった。 でも、「看守の信念」から読んじゃったからなぁ。こっちから読めばよかった。 火石さん、かっこいい。 登場人物全ていい。

    2
    投稿日: 2024.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    刑務官とはいっても様々な人がいる。 厳しく強さを誇示する人もいれば弱さを持っている人も、日々悩みながら囚人に向き合っている人もいる。 今まで知らなかった世界の話が読めて面白かった。 西門さんのこれからが気になるなぁ。 ラストの火石さんの真実にもびっくりしたし真摯に囚人に向き合う姿に感動もしました。 三上さんの歌も聴いてみたい✨

    5
    投稿日: 2024.10.18
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    サクサク読めたけど、続きが気になる!早く読みたい!ってほどではなくて、期待が高かった割には残念だった。ミステリーではないと思った。刑務所の暮らしや仕事については理解が深まった。

    5
    投稿日: 2024.10.18
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    刑務所という特別な環境で巻き起こる事件の短編集。どの話も読みやすく、刑務官の様々な葛藤が伝わってきた。結末は全く予想出来なかった。火石マジック恐るべし。

    35
    投稿日: 2024.10.06
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    確かに驚きの結末だった! 『火曜サスペンス劇場』 を見ているような感覚がして、なんだか懐かしい気持ちになった。

    4
    投稿日: 2024.09.17
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    火石指導官は私の頭の中で高倉健としてキャスティングされてたんやけど、、、気持ちよく驚かせてもらった。 堅苦しいルールの中でもちゃんと情はあって、いろんなトラブルも最後には上手いこと収めてしまう火石マジックが素晴らしい。

    5
    投稿日: 2024.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    城山作品、初読み。刑務所で起こる様々なミステリー。仮出所した模範囚が失踪した謎、印刷所から入試問題が流出する事件、受刑者の健康診断記録とレントゲン画像が消えた謎、余命宣告を受けた受刑者の秘密、出所後の復讐計画。受刑者と刑務官の微妙な関係性ではあるが、全ての話しが刑務官の矜持を見ることができた。この作品の一番の驚き(騙された!)は火石が〇〇だったこと。なるほど、さすがのストーリー展開でした。火石が放った一言『あなたが更生していないのは自分の責任』、受刑者の過去と対峙する刑務官の役割は重要だと再認識した。④

    56
    投稿日: 2024.08.27
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    2024年 鑑賞作品 No.27 塀の向こうに隔絶された世界で起きる人間ドラマとミステリーの融合。 5つの物語はそれぞれ独立して読むことができるが、しかし、その底流には三上と火石の謎が頭をかすめる。 読んでいて何か引っ掛かるが、それが何かわからないまま、ただひたすらに物語が進んでいく。 そして最後まで読み続け、あっと驚く伏線回収。 いやあ、おもしろい…! 人間ドラマとしてもミステリーとしても傑作。 そして社会問題としても考えさせられる。 塀の中にいるのは、怪物ではない。 私たちと同じ感情を持った人間。 それに接する看守も私たちと同じ人間。 受刑者の社会復帰や日々受刑者の更生に向き合う刑務官の働き方。 他人事として無関心でいるわけにはいかない。 世間から隔絶された場所だからこそ、俗世間から排除された人たちだからこそ、一つ一つの物語に人間らしさが濃く滲み出ていた。

    3
    投稿日: 2024.08.20
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    最後にびっくり! そこを踏まえて読み直してみるといいかも。 警察官も刑務官も役職の順位がよくわからないので最初はすごく読みにくさを感じた。 次回作も出ているようなので読んでみたい。

    12
    投稿日: 2024.08.16
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    短編集ですが構成がしっかりしていて、心理描写も上手く、非常に読みやすい。 最後のドンデン返しにも、なるほどそういうことだったのか、と意表をつかれました。 刑務所が舞台の作品は途中で読了を断念した内容のものも過去にあったため、読む気になるのに時間がかかりましたが、この作品は面白かった。 続編も読みたいと思いました。

    4
    投稿日: 2024.07.31
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    刑務所は更生のための場所ってことをこの本が教えてくれた。短編のそれぞれの人物が丁寧に描かれてミステリー要素もあって面白かった。

    17
    投稿日: 2024.07.20
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    久しぶりの星5つ。看守と服役者との関係がビビッドに描かれていました。短編集なのですが、登場人物が重なり、読み応えもありました。次も出ているようですので、楽しみです

    7
    投稿日: 2024.07.13
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    ブクログのおすすめで見つけた本。最後まで火石マジックにかかってしまったが、面白いストーリー展開で続編も読んでみたい。

    13
    投稿日: 2024.07.13
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    こちらで評判が良かったので、気になって読んでみました。刑務所が舞台とはなかなか珍しい〜!5つの事件(短編)でさらっと読めるが、少しずつ重なっている感じが良かった。また、こちらの帯にあるように鮮やかな反転!驚きの結末!であった。 地元が金沢なので、知っている地名がたくさん出てきて身近に感じられた。そして、作家さんも石川出身とは!こんな面白い作家さんが地元にいたとは嬉しい!

    15
    投稿日: 2024.06.23
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    刑務所を舞台にした5つの事件の連作 刑務官と受刑者の目線での人間模様や心情がよく描かれていて、引き込まれた。 最後は、なるほどーと唸るような展開で、思わず読み返してしまった。 続編もあるみたいなので読んでみたい。

    52
    投稿日: 2024.06.22
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    大変大変よかった。 服役した経験は無いのだが、情景が温度とともに感じさせる・・・。そんなイメージでした。 短編集といえば、 「教場」や「佐方貞人シリーズ」を思い起こし、今度は刑務所の刑務官か〜と軽い気持ちで読み進めるが、終盤に向かうと涙を誘われ、最後の最後に跳び上がるほどの驚き!が待ち構えています。 ネタバレせずに予備知識無しで読んでもらいたい。 大満足の作品でした。

    71
    投稿日: 2024.06.12
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    珍しい?刑務所を舞台にしたミステリー。個人的にはヒューマンな心温まる小説だった。元受刑者の有名歌手と有能な刑務官を軸に、章ごとに別の刑務官と受刑者にまつわるエピソードが続き、最後に話が集約していく。予想外の結末。構成もしっかりしており、秀逸。

    6
    投稿日: 2024.06.11
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    ブク友さんが高評価付けてるので読んでみた。 5篇から成るが、全体を通して完結する話となっている。 それぞれの物語はそれなりに面白くまとめているが、あまり緊迫感もなく、こんなものかなと感じていたが、最終章でびっくり! なるほどね。ずっと感じていた違和感はこういうことだったのね。うまいなーと思う。 最後まで読んでよかった!お薦めです。 全編通じて登場する火石の顔の傷に隠された謎?は明らかにされずじまいだったが、次回作が楽しみである。

    30
    投稿日: 2024.06.09
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    いやー面白い。評判通りでとても楽しめました。 舞台はタイトルから分かる通り刑務所。全5話短編集の構成。刑務所で起きる様々な事件と謎。事件解決に至るまでの看守と囚人の絡み合う人間模様、感情、または状態が上手く描かれており、文章もわかりやすくて読みやすかったです。刑務所の事は知らないことも多いので、この特殊な状況下であるという点が一般的なミステリー小説とはまた異なり、とても新鮮さを感じました。そして5話一貫して登場する「火石司」という刑務官!なるほどー!!そういうことでしたかー! 続編「看守の信念」も読んでみます。

    49
    投稿日: 2024.05.30
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    刑務所の話だけど、極悪な人は出て来ない。ハラハラする時もあるけど最悪な事態にはならない。 「看守の信念」を読んだ時にそう感じたので、今回も安心して読めた。 この本好きだなと素直に感じた。

    8
    投稿日: 2024.05.18
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    面白かった! そして、斬新さと驚きも感じた!  読書メーター読み友さん数名が、絶賛オススメしていてGET。 石川県の加賀刑務所を舞台にした5話連作短篇集。 看守たちと受刑者たち、そして医務官や薬剤師。 それぞれに抱えている事情が、人間ドラマとして絡むミステリー。 知らない世界を垣間見ながら、出所してからの厳しさをあらためて思った。 《ヨンピン》《Gとれ》《レッドゾーン》《ガラ受け》《お礼参り》と小題名が全て隠語になっているのも興味深い。 三上と火石のキーパーソンの伏線もうまく効いていた。

    23
    投稿日: 2024.05.01
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    おぉー、そうきたか!という感じ。 思ってたのと違う方向の驚きだった。頭の中の人物像が覆る感じが面白かった。 でも顔の傷は謎のままかぁ。 完全にすっきりしないのは続編があるからか。 ちょうど図書館で借りられたので早速読んでみようと思う。

    85
    投稿日: 2024.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマのような内容で楽しく読めた。 自分が(恐らく、多分、きっと)一生お世話になることのない世界なので興味深かった。 刑務官として当然のことをしたまでだ。 何も特別なことでない。 貝原さんのとこ、電車でうるっとした。

    5
    投稿日: 2024.04.23
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    これはこれは大変好みでした!! 完璧な叙述トリック!! 本にしかできない仕掛け!! 刑務所内の人間ドラマにぼけーっと感動していたら、最初から最後まで張られ続けていた伏線に全く気付けませんでした。 これだから読書はやめられません。 強くオススメです! 蛇足。 こういう本を読むと、自分の持つ先入観に心からがっかりします。 タトゥーにして刻み込みでもしないとこの気持ち忘れちゃうんですよね。。

    82
    投稿日: 2024.04.20
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    この本の続編である『看守の信念』から読んだため、どのようなストーリー展開なのかは事前にわかっていた。刑務所内での受刑者同士、あるいは刑務官など人間模様をうまく描いており、続編を読んでいたことで、登場人物の背景を知りながら読み進められたのもよかった。刑務官の仕事とは、深い。読み応えあった。

    10
    投稿日: 2024.04.10
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    心内でどんなに苦悩や努力があっても吐露せず自分の仕事に真摯に向き合う人間はカッコいい。 刑務所という場の雰囲気と、そこの刑務官と受刑者の人間ドラマ、それに一貫して違和感を添えつつミステリー的な要素が入って、短編ながら連なって行く気持ちよさがあった。 ラストの「お礼参り」で伏線の回収と思い込みをひっくり返されて相当に気持ちよい読後感が味わえた作品でした。 これも初読みの作家さんだったのですが評判の良い作品だと納得。 続編もあるみたいなので期待大です。

    26
    投稿日: 2024.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり熱いお仕事小説は大好きだ。 短編集だけどどの話もクオリティが高くて 面白かったし最後の叙述にもまんまと引っ掛かりました。 気持ちいい~ ■刑務官 年齢や立場は違うがそれぞれの矜持を持って刑務官の仕事をしているのが良い やっぱり仕事に熱い人はカッコいい 蒲田がしっかり飛ばされてたのは笑ったが(笑) 受刑者との距離感はとても難しいと思う。 厳しいしなければいけない一方で、親身にならなければ本当の更正はさせられない 出所後に再犯すれば刑務官の責任は重い 【ガラ受け】はボロ泣きしてしまった ■更正 刑務所としての最大の目的は受刑者を更正させて再犯を起こさせないこと 被害者目線では許せないことも多いが刑務官として日々接していると受刑者の内面もあるていど見えてくるんだろう 難しいことはわかっているけど罪を償って二度と同じことを繰り返させないがやっぱり目指すべき姿だし最善だよなぁ ■性別誤認 何回引っ掛かかるねん(笑)っていうくらいひっかかってる でも今回は犯人でも被害者でもないメインキャラの性別誤認というのが新しいかった (しかも二人) 薬剤師のおばちゃんと仲良しなのはそういうことか! イメージしてた火石の外見が丸々ひっくり返った。 この状態で読み直したら大分印象変わるなぁ 気持ちよく騙された~ また読みたい作家さんが増えてしまうのは困る…読みたい本が追い付かん…

    27
    投稿日: 2024.04.01
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    初読みの作家さんでしたが、皆さんの評価が高いのも納得の1冊でした。 刑務官の仕事に関してあまり知らなかったのでとても興味深く読めました。特にレッドゾーン。処遇部の刑務官たちは高齢の受刑者たちが増えて、監視する役割より心身のケアのウエイトが増しているとは…。 そして受刑者を更生させたいという刑務官の熱意には胸が熱くなりました。 しかし、冒頭から気になっていた三上順太郎受刑者の専属刑務官、火石司にはやられました。勝手な思い込みって恐ろしい。そういえばいくつもヒントが転がっていましたね。ストーリーに夢中になっていたのでこんな仕掛けがあったとはビックリです。続編も期待が膨らみます。

    8
    投稿日: 2024.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりにドストライクの内容でした。 刑務官では数少ない上級試験合格組の主人公 火石司が 濃密な人間関係、厳格な規律で守られている刑務所内でおこる事件を解決していく内容 第一話 ヨンピン 第二話 Gとれ 第三話 レッドゾーン 第四話 ガラ受け 第五話 お礼参り 各話の前に 服役している歌手の三上順太郎の「プリズン・ダイアリー(完全版)」が記されており 鮮やかに伏線として機能しており 最後に回収されていく

    5
    投稿日: 2024.03.14
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    刑務所を舞台にした連作短編集。刑務所内で起こったトラブルを刑務官が解明していくのだが、どの話もスッキリと纏っており読みやすい。 最後には、おっ?と思わせるような叙述的な仕掛けも用意されていて楽しめた。

    8
    投稿日: 2024.03.10
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    順番逆に読むというミスをしたけれど、問題なく楽しく読めました。 2巻目から読んだにもかかわらず 1巻目最後を読むまで分からず 思い込みと刷り込み、固定観念ってこんなにも物事を柔軟にとらえられないんだなー。とプチショック。 話の内容的には2巻目のほうが人間味ある事件が多かったかなーって印象

    5
    投稿日: 2024.02.26
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    面白かったし、理解もしやすかったけど特段また読みたいとは思わなかった。 短編ミステリーのようだった。 最後は少し驚かされたが、それぞれの話にはそれほどつながりを感じなかった。 刑務所の中という独特の世界の中で、刑務官の仕事の一部を知ることができたという意味では面白かったかも。

    6
    投稿日: 2024.02.17
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    超良かった ただの推理要素やどんでん返しだけではなく、ちょっとした感動も組み込まれている点が個人的にナイス また各話の終わり方のキレイさにも好印象 ラスト付近のひっくり返しは予想してなかった ある意味ずーっと騙されていたわけね 叙述トリックものとしても面白い

    3
    投稿日: 2024.02.11
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    活字だからこその最後の種明かしが膝を打つ。 繋がり合う短編が大きなひとつの物語になってる。 刑務所という閉ざされた中での登場人物の心の揺らぎが とてもリアルに表現されている。

    5
    投稿日: 2024.01.31
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     もうもう、池上冬樹が解説してるって段階で「買い」確定。まして、ぜったい読めとの太鼓判!間違いない。    連作それぞれ素晴らしかったが、「ガラ受け」で泣けない人いるんでしょうか?号泣後に書かれる最終話の落とし技にも唖然。    だから読書はやめられない!

    6
    投稿日: 2024.01.22
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    ある受刑者の手記から始まる5つの物語。 それぞれ視点が違い、短編のようになってますが繋がってます。 人間ドラマあり、ミステリーあり、メッセージ性もあります。 そして驚きの結末も♪すごいすごい! 続編も読みます! ・ヨンピン 【服役期間の残り四分の一を残して仮出所すること】 ・Gとれ 【暴力団から足を洗うこと】 ・レッドゾーン 【刑務所内の介護棟】 ・ガラ受け 【受刑者が仮出所するときに、家族や後継人が身柄を引き受けること】 ・お礼参り 【不利益をもたらした相手へ、関係が解消した後に報復すること】

    3
    投稿日: 2024.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説の池上さんがあまりに持ち上げすぎてたから、ちょっと期待しすぎてしまったけど、刑務所が舞台という設定はとても良かった。 最後の明らかになる真実も、思わず声が出るほど驚いてしまった。 それにしてもこれから刑務所では、この問題は大きなテーマになるかもなぁ。

    5
    投稿日: 2024.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    期待していた程ではなかったが、それなりに楽しめたと思う。 長岡弘樹さんの『教場』っぽさがあり、場所は違えど何か通じるものを感じた。 ラストの、火石が女性だったのは予想外だった。完全に男性と誤認していた。とは言え、ひっくり返しがそれだけだと少し物足りない感じは残ってしまった。次巻を読むかは、迷うところ。

    5
    投稿日: 2024.01.07
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    2024/1/4読了。 大きな一つの流れの中にはあるが、一話一話が一応、独立した5話からなる作品。 私は短編集だと、一話読むとそこで休んでしまうことがあり、今回も御多分に洩れず、1冊読み終わるのに時間ががかかった。 刑務所の話、とはわかっていたけれど、やっぱり暗い話ばかりだよね、と、ちょっとがっかりもしていたし。 が、第四話の「ガラ受け」から急に引き込まれて夢中で読み始め、第五話で「え!」と大きな衝撃を受けて。 最初からなんとなく感じていた火石刑務官への違和感が、「そういうことだったの?」と。 「もう一度最初から読み直した方が良いかも」とまで思った。 急に城山真一のファンになって、続編も買ってしまった。 これだから読書はやめられない

    15
    投稿日: 2024.01.05
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    刑務所内のことなど全く知らなかったが、刑務官と受刑者の関係がよくわかった。刑務官が受刑者の更生に力を尽くす姿に感銘を受けた。

    5
    投稿日: 2023.12.29
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    横山秀夫、長岡弘樹の雰囲気を感じた作品。いろいろな刑務官が主役の短編連作。ひねりが二重三重で、とても面白かった。

    3
    投稿日: 2023.12.25
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    刑務所の中で起こる事件、謎解きミステリー。 そこに人間関係のドラマが組み合わさりより深みが出る。 単純に刑務所の中での様子、組織について興味もあったが、刑務官達の心の暖かさ、更生へ尽力を尽くす様に心打たれた。 火石が素敵過ぎて泣けた。 続編も必ず読む!

    11
    投稿日: 2023.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【323冊目】石川県の刑務所を舞台に、看守と受刑者が絡んで起こる短編ミステリーの連作。おもしろかった。事件の結末は悲劇的なものにならず、登場人物の多くが切なる思いを抱え、その表現の仕方に迷いながら生きている感じ。受刑者が多く登場するのだけど、人の醜い部分や悪意にあまり触れずに済むのでとても読みやすく、感動する物語もあった。  ただ、そのスタイルは昔流行った「教場」に似ているかも。舞台を警察学校から刑務所に変えたように思ったので、あまり目新しさは感じなかったかな。  それと、全編通して登場する火石が抱える事情が読者を最後まで惹きつけるのだけど、正直私には既視感のある展開だったので、他の読者さんよりは驚かなかったかな笑  とはいえ、軽く読むエンタメミステリとしては最高だと思います!

    3
    投稿日: 2023.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りて読み、読了するとその本とはその時限りになりがちな私ですが、購入しようと思うほど、めっちゃよかったです!! まず、まんまと騙された!! 余計な情景描写がなく、会話で話が進み、すらすら読めて、状況が頭にしっかりと入っていたからこそ、めちゃくちゃ悔しかったです。 次に、刑務所や刑務官の実態にとても興味が湧きました。参考文献を読んでみようかなと思いました。 最後に、話の構成がきれいで、安心して読めます! メイン刑務官の登場→事件発生→捜査開始→疑わしい人やその関係者が大体3人登場→火石マジック→真相の順になってると分析しました。 ドラマ化できそうですよね!ミステリー×人間ドラマとして!刑務所の実態も見られるので良さそう! 火石さんの人間像が気になるまま終わったのですが、続編にいるのかな?今から読みます! 質問:最初の火石マジックだけ理解できなかったのですが、刑務所を守るために証拠をでっち上げたのですか?火石さんができる人すぎて、そんなことする人なのかと自分を疑っています。

    9
    投稿日: 2023.11.13
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    城山真一さんの著書、自分にとって初めて読む作家さんの作品。書店で平積みされていたので購読。 全5話からなる連作短編集という事なのだが、5話を通じて最初から最後までトリックが仕掛けられているため、その部分ではミステリーを感じさせるまとまりのある作品だと感じた。 一編一編の作品はヒューマンドラマであり深すぎず浅すぎず程よく面白い。 ただ、主人公の火石に最初からかけられているトリックは絶妙。終盤までミスリードさせられている。 更に火石と三上の関係性は話が進めば進むほどしっかりとした物になり、同時に仕組まれていたトリックも平行して解読できていく感じがとてもスッキリする。 続編もあるらしいのだが、どうだろうか?今回のトリックは今回で通暁した物で次作には生きないであろう。それだけ今回のトリックが素晴らしかった。

    68
    投稿日: 2023.11.02
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    フォロワーさんが「看守の信念」を押しており、 調べたらシリーズ2作目だったので、 まずは1作目の本書を購入 いゃ〜面白かった。 加賀刑務所を舞台にした短編集です。 数話読んで「教⚪︎の風⚪︎教官みたい」と 感じていましたが、 最後まで読み終わると まったく違った感想に。 上手く隠してますねー お勧めします

    15
    投稿日: 2023.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これはおもしろいわ。刑務所での出来事や人間模様を描いた5話の短編集。読んでいくうちに刑務所の人間関係や利害関係や登場人物たちの過去が明らかになっていく。 どの話も読みやすくて、実際に有り得そうなリアリティがあって、どんどん読んでしまう。 人間模様あり、謎解きあり、サスペンスありの充実の内容。さらにラストで驚かされて、お腹いっぱいになりました。

    7
    投稿日: 2023.10.14
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    評価レビューより読みたいと思って手に取りました!面白かったです! 予想できない一話一話どれも良かった。刑務官と受刑者との関わりや刑務官同士の探り合い、上下関係、出所後などなど 第四話 「ガラ受け」は久しぶり涙が滲む作品でした。

    27
    投稿日: 2023.10.02
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    一つ一つのお話は独立しながらも、それとなく繋がっていて最後に伏線が回収されます。 刑務官のお仕事についても知ることができましたし、人間ドラマも厚く描かれています!

    6
    投稿日: 2023.10.01
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    全5話の連作短編小説で刑務所が舞台の作品です。 1話1話驚きがありますが、作品全体を通しての伏線が回収された時は久しぶりに驚きました! 是非ともまだ読んだ事が無いか方にオススメしたい作品です!!

    6
    投稿日: 2023.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前から気になっていた作品!! 様々な種類のミステリーが楽しめ、なおかつ熱い人間ドラマも楽しめる傑作です。

    3
    投稿日: 2023.08.26
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    「読んで損することは絶対にない。必読である」とあるように、まさにまさに。 5つの連作短編となっているが、どの話も素晴らしい。ドロドロなミステリーではなく人間ドラマにスポットがあたっている点も好み。 ラストの伏線回収と、とある事実が判明したときに「マジか!?」となった。 続編も出ているようなので文庫発売されたら読みたい。

    21
    投稿日: 2023.08.22
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    読んでいてとても楽しく、続きが気になる書き方であっという間に読んでしまいました。 推しは火石司さんなのですが、この人がもう凄い! 色んな意味で凄いんです!! 最後に分かる真実を見て「そうだったのか!」と思いました。 もし続編が出るなら読みたいです!

    5
    投稿日: 2023.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    各章が短篇の形となっている本作、どの話も胸が熱くなる部分があり、読む手がなかなか止められない作品でした。全話共通して登場する火石さんがとてもカッコよく、次回作にも登場するとのことで楽しみなシリーズの一つとなりました。

    5
    投稿日: 2023.05.14
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    サクサクと読みやすい今まで知り得ない世界のお話。 ただラストでなかなかの衝撃の事実が判明し思わず読み返してしまいました

    6
    投稿日: 2023.05.06