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最高のアフタヌーンティーの作り方
最高のアフタヌーンティーの作り方
古内一絵/中央公論新社
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総合評価

294件)
4.1
100
125
53
1
2
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    皆それぞれ心に痛みを持ちながら生きている。物事の美しい面を見ようとすれば良いのではと言う考え方は好きだなぁ

    0
    投稿日: 2021.12.19
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    お菓子はご褒美。 しかもホテルなどで頂くアフタヌーンティーは最高のご褒美なのかもしれない。 食べに来てくださるゲストを思い一時の最高の時間を提供しようとするスタッフの温かい気持ちが心地良い。 どのお菓子も美味しそう♡

    3
    投稿日: 2021.12.15
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    懸命が故、ときに他人に無頓着となり疎まれてきた涼音。障害をはね除けて腕を磨き、地位を固めつつも知らずと心を閉じていた達也。そんな二人が互いに刺激し合い、高め合って成長する。有能な先輩だって、楽観的な後輩だって、芯の強い異国からきた友だって、実は言い知れぬ辛さを纏っている。達観した風な先輩も、若き日の情熱が空回りし、築いた城も家族も失っていた。内向的で自信喪失の女性客、我が道をゆく達人の男性客、孤独を愛する事情はある。世代も立場も超え、社会の様々な問題を織り込みつつ、前向きに生きる気持ちを喚起させてくれた。

    0
    投稿日: 2021.12.15
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    「まるでケーキボックスから出てきた綺麗なケーキみたいな本」 装丁に惹かれて手にとったこの本。 スポンジに挟まれたクリームを思わせる白いページに挟まれたピンクの栞がステキ! 見返しや扉も凝っていて、まるでケーキの周りに貼ってあるビニールをケーキの形を崩さないように剥がすあの瞬間のようにページを捲りました。 文章が美しいです。 四季の美しさと移ろいが鮮明に脳内に広がります。 そう!まるでショーケースに並んだ色とりどりのケーキのような鮮やかさで。 時代を反映したストーリーで自分と重なる暗く苦い部分を何度も目にし、その度自分の今までの経験や感情、今感じている問題が思い浮かび、顔が顰めっ面になってると思うけど、読後はそんな自分の暗く苦い部分も穏やかな気持ちで向き合おうと思えてきました。 私も登場人物達のように、甘味を際立たせるための苦味や酸味を少し効かせたケーキを頬張るように、人生の苦味も酸味も、仕事の苦味も酸味も丸ごと頬張って、いつかぜーんぶ消化して、自分の一部になっていけばいいなぁーと感じます。 誰しもこういった悩みは多かれ少なかれあるよなーと感じる部分が各ストーリーに散りばめられていますが、お仕事ベースのストーリーなので、やはり学生ではなく、お仕事をしている人にオススメしたいです。 ケーキのようにキレイな装丁、ケーキのようにキレイな文章、ケーキのように苦味や酸味(爽やかさ)を効かせたストーリー、ケーキを食べ終わった後の満足感にも似た読後感! なんて美味しい小説‼︎

    1
    投稿日: 2021.12.04
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    「お菓子はご褒美」という涼音の祖父の言葉に励まされた。 ささくれた心を癒し、さらに上乗せして幸せを感じることもできるだなんて甘いものは偉大だ。 そしてお仕事小説としても面白かった。

    0
    投稿日: 2021.12.03
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     やはりこの作家さんは、一味違う。『マカン・マラン』を読み終えてしまうのが寂しく、ずっと積んであるが、他の作品も追いかけようかな。  東京の老舗ホテルのアフタヌーンティーチームの物語。お菓子は好きだが生クリームが苦手なので、こういう華やかな洋菓子にあまり縁がない私もついうっとりしてしまう。読んでいるだけでさも自分も食べているような錯覚に陥るほど、幸せな気分になれた。  丁寧で綺麗なお菓子の描写と、登場人物たちの悩みがありきたりなものも深みがあるのが好きな要因かも。思えば、識字障害はビブリアの主人公もそうなのかな?

    1
    投稿日: 2021.11.28
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    いやー、良かったです。 最初は青春の話というか若者たちの話かと読み始めた。けれどもいろんな生き方や価値観も痛みも出てきて。 何もかも包んでくれるのは最高の空間とアフタヌーンティー だからなのか、 読んでいて重い空気よりも、美味しそうな洋菓子や紅茶と美しい景色を想像しながら終始暖かな気持ちで読んでいた。 けれども気休めは書かれていない。ま、ちょっと上手く纏まったなとも思ったけど それぞれの1歩を踏み出す終わりは素晴らしく 終わらないでー!もっとあなた達の物語を読ませて〜と本を閉じた。装丁もすばらしく美しい。 私は昔行ったことのある、老舗ホテルのラウンジを想像しながら読んでいましたが、実際にアフタヌーンティーを体験した事は無いので改めて行ってみたい!でも高価!これはご褒美だわ

    9
    投稿日: 2021.11.27
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    アフタヌーンティー好きな人にぴったりな小説。 ホテルのアフタヌーンティーを作っているスタッフ、さらにゲストの間の交流が描かれていて、 微笑ましいだけではなく、時には深く考えさせられる、想像していたよりもずっと深みのある話。 甘いものが大好きな主人公のおじいちゃんの言葉があたたかい。 「人が生きていくのは苦いもの。だからこそ、甘いものが必要」 「現実はいつだって厳しい。それが分かったうえで、美しい面を見るのも一つの覚悟」

    1
    投稿日: 2021.11.26
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    自分への最高のご褒美である「アフタヌーンティー」。生きていく上で必要不可欠でないからこそ、心に豊かさを生む。 桜山ホテルの従業員たちの、お菓子やゲストへの想いがとっても温かくて、みんなが仕事に誇りをもっていて、ホスピタリティってこういうことなんだって沢山学ぶことがあった。 おじいちゃんの「物事の美しい面を見る覚悟」っていう言葉がすごく深くて、そんな風に世界を捉えられるようになりたいって思った。 ホテルのアフタヌーンティーにめちゃくちゃいきたくなる1冊。素敵だった。

    1
    投稿日: 2021.11.18
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    紅茶が好きなので読んでみました。 おやつはご褒美として頂くことを心がけようと思いました。 女性の働き方や職人としての生き様が描かれてました。 もう少し恋愛の要素があればもっと楽しめたかなって言うのが個人的な感想です。

    0
    投稿日: 2021.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幸せそうな人でもみんなそれぞれ今の社会の中で何かしら抱えて悩んでいる。 そして人との関わりの中で何かに気づき吹っ切ることができる。。。というのがマカン・マランに集まる人みたい。 ソロアフターヌーンティーの鉄人がマカン・マランのクリスタさんやった!

    0
    投稿日: 2021.11.01
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    この作家さんの書く作品は、温かい。 辛い状況でも、きっとこの人は大丈夫、そう自然と思わせてくれる。 だから、安心して読める。

    0
    投稿日: 2021.11.01
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    四季折々の美しき花が咲き誇る広大な庭園を持つ老舗ホテルのラウンジが舞台 念願かなってアフタヌーンティーチームに配属された涼音 育休中の凄腕先輩に負けじと張り切って新企画を出しても空回り 最高のアフタヌーンティーとは何か 悩み考え 考え学び 憧れ故により良きものにしようと想う心の強さが素敵だった 2段にも3段にも積まれた可愛らしいアフタヌーンティーは私には眩しすぎて別世界のものだと通ってこなかったけどやっぱり1度は経験してみたいと思った きっと自由に楽しめば良いと言われるのだろうけど正式な作法で嗜むのも楽しそう 参考にされているホテル椿山荘が俄然気になる

    1
    投稿日: 2021.10.21
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    タイトル、というか「アフタヌーンティー」に惹かれて古内一絵さん初読み。なんだろう、品がいいというか美しいというか、なにか感じられるものがある「佳い」物語でした。 アフタヌーンティー、憧れますねぇ。

    0
    投稿日: 2021.10.20
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    ホテルのラウンジで供される、きらびやかなアフタヌーンティーを支えるスタッフ(とお客さん)の物語。 高級すぎていままで憧れた事もなかったけど、アフタヌーンティーに込められた思いや、その美しくもおいしそうな描写に、一度くらいは味わってみたいかもと思わされました。 お話のテイストも似ているので、マカン・マランシリーズがお好きだった方は是非。

    3
    投稿日: 2021.10.18
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    続編が読んでみたい。 私もアフタヌーンティーを食べてみたくなった 視点が涼音と達也で変わるけど読みやすかった。

    0
    投稿日: 2021.10.14
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    この物語の舞台になった目白の椿山荘、 まだ日本で三段重ねのアフタヌーンティを楽しめるホテルが少なかった頃から時々通って楽しんでいたので、 興味津々で読み始めました。 アフタヌーンティが提供されるまでの舞台裏がのぞけて楽しい! なにより、誰かと一緒じゃないとダメだと思い込んでいたのだけれどおひとり様のアフタヌーンティでも全然OKらしいぞ。 これは行かねば。 この小説もぜひマカン・マランのようなシリーズ化してほしいです。

    0
    投稿日: 2021.10.13
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    また素敵な作品に出会ってしまいました。 温かく幸せな気持ちでいっぱいの読後感♪ 桜山ホテルのアフタヌーンティー。 スイーツはどれも美味しそうで、紅茶の芳醇な香りが今にも漂ってきそう。まるでその場にいるような贅沢な雰囲気を味わいました♪ 仕事をしてると行き詰まることが何度もある。 涼音が少しずつ成長していく様子を見ていて、我が子を見守っているような気持ちになりました。 ちょっとずつ変化していく達也との関係も気になる。 温かくて希望を感じられるラストも良かった。 お気に入りの一冊になりました。 『お菓子はな、ご褒美なんだ』 『人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いもんが必要なんだ』 『人が生きていく上で、お菓子は決して必要不可欠なものではない。しかし、だからこそ、楽しく美しい』

    0
    投稿日: 2021.10.10
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    「お菓子はご褒美」 本当にそうだと思う。頑張った自分へのご褒美にアフタヌーンティーにいきたくなった。 お客さんをしっかり見てニーズを捉えることは何に関しても大切だな〜と... アフタヌーンティーに纏わる専門的な言葉、知識も出てきて面白かった。

    1
    投稿日: 2021.10.03
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    おじいちゃんの設定はこの作者の別の作品からもってきたんだな。繋がってるのかな? 先輩の嘆きがリアル。 あとは彗怜の、 自分の努力を誰かに利用されないように。正当な報酬を得られない努力は〜他の人谷地とっても結局良い結果にはならないんだよ 、が響きました。 2021.10.2 135

    0
    投稿日: 2021.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすく面白かったです ラウンジでの仕事を軸に いろんな人たちの悩みや問題が現れていく 個人的には先輩の香織の境遇に すごく共感した 働け、産め、育てろ、輝け 女って本当に大変だ… 夫や姑とのやりとり、 すごくわかるー!!! と思いながら読んでました 他にもいろんな問題は出てくるが きっちり解決させないのも古市さんらしい すこし光が見えるというか ちょっといい方向に進んできたっていうところで 後は想像させてくれる そしてクリスタの登場も とても嬉しかったです(^ ^) 読んでない方はマカンマランもぜひ読んでみてください(^ ^) 自分もご褒美にアフタヌーンティーは足を運びたくなる、そんな一冊でした。

    7
    投稿日: 2021.09.30
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    分類としてはお仕事小説になるのだろうが、もちろん古内作品はそんなものでは括れない。ホテルラウンジで本格アフタヌーンティーを振舞う側のチームのスタッフとパティシエの視点で話が進む。一話ごとに扱われるのは、彼ら自身やお客様それぞれがもつ何らかの痛みや拘りで、すっと一本の道を示されるのでなく、それぞれが葛藤しもがきながら納得する道を見つけていく。アフタヌーンティのもつ英国の上流階級のものというイメージが少し変わった。お菓子はご褒美。私も回り道をしながら、物事の美しい面を敢えて見られる強さを持って生きていきたい。

    0
    投稿日: 2021.09.28
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    働く20代30代の女性のやること多すぎなの めちゃくちゃ共感! 仕事、結婚、出産、旅行などなど、、、 欲張りなので全部やり切りたいですよねえ。 アフタヌーンティーにいろいろ作法があるのは 恥ずかしながら知らなかった

    1
    投稿日: 2021.09.26
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    読み始めて数ページで、涼音さんに嫌悪感しかなくて、うわぁこういう女の子ほんとに苦手だわと思いながらも、読み進める。 そしてこの『嫌』という感覚を言語化してくれたのがこの作品のわたしの好きなところ。 『これまで誰にも差別を受けたことがない、びっくりするほど心が健康な人だけだよ』 そう!そうなの!そういう人が!わたしはクソほど嫌いなの!!と彗怜ちゃんに首がもげるほどうなずくわたし。 わたしも報酬を得られない努力はしない主義なので、むしろ彼女の方に妙に肩入れしてしまう… とはいえ涼音ちゃんは、いろんなことを受け止めて、『美しい面だけを見る』と腹を括ったのが素敵だなとおもった。 甘ったれのめんどくさいのほほん平和子ちゃんは嫌いだけど、他人の評価を受け入れてその上でこう決めた彼女はすごくかっこいいと思ったし、同じ職場にいる同僚だったら頼もしいとも思える。 そしてたとえメインキャラに嫌悪感すら覚えても最後まで読ませるこの物語のパワーがすごいとおもう。 共感だけが良作ではないという証明だね。 アフターヌーンティーってわたしも時々頂くけれど、やっぱり少し特別なんだよね。 これを読んで、久しぶりにホテルのラウンジに行きたくなった。 ちなみ達也くんのことは好きでも嫌いでもなくて、あぁこういうめんどくさい男っているよね、普通じゃないと言われたくないと思いながらもどこか自分だけ特別だと思ってる人、君だけじゃなくてそこらじゅうにいるわと冷めた目で見てしまってごめんなさい。 新天地でガンバレヨとはオモッテルヨ(棒読

    3
    投稿日: 2021.09.25
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    美味しいお菓子や、四季の庭園の景色が、目に浮かぶように楽しめた。皆んなそれぞれ抱えている苦しみも描かれているのが良かった。

    0
    投稿日: 2021.09.23
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    やっぱり古内さんのお話はやさしい それにお仕事もがんばろうって応援してもらった気持ちになりま す 私も涼音に似てるところあって、仕事が大好きだけど、キャリア と結婚、30代の年齢での悩み事 いろんなところが重ね合わせて読み進めました それに欲張り 私も仕事も恋も結婚も出産も全部の可能性をそう簡単に捨てたく ないって思う 本当に知識も増えたし、いい話しだった。

    1
    投稿日: 2021.09.19
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    目白のホテルが舞台。読みながら想像を膨らます。 アフタヌーンティーは流行っていますが、こんなに熱い思いを持って企画されているとは。 お菓子は味わって食べないといけませんね。

    1
    投稿日: 2021.09.19
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    ちょうど「体重が増えてますね」「悪玉コレステロール値が高いですね」と健康診断で指摘された私には悪いタイミングの読書。作中のスイーツが何とも美味しそうで食欲がわく。少しずつ様々なお菓子や軽食が盛り付けられた、見た目も麗しいアフタヌーンティー。老舗ホテル名物のアフタヌーンティー開発チームに加入した涼音とパティシエの達也を中心としたお仕事小説。王道だけど良い話~。主役の涼音がお節介でちょっと無神経に思えたが、男性キャラが総じて魅力的。ホテルは目白の椿山荘がモデル。結婚式場として有名なだけじゃなかったことを知る。

    0
    投稿日: 2021.09.17
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    アフタヌーンティーの魅力がいっぱい詰まった一冊でした。 シルバーの3段スタンドに盛り付けられたスイーツとセイボリー、お庭の景色を眺めながらお菓子と紅茶をゆっくりと楽しむ時間…。 私自身ちゃんとしたアフタヌーンティーって体験したことがないので、作中に出てくるようなホテルのアフタヌーンティーは憧れです(*´꒳`*) アフタヌーンティーの歴史や、日本とヨーロッパのお菓子文化の違いなどもとても興味深く、楽しく読みました。 終盤で思いがけず『マカン・マラン』シリーズの''あの人''の名前が出てきてびっくり!でした(^^)

    0
    投稿日: 2021.09.13
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    贅沢とは思いつつホテルのアフタヌーンティーにいつか行ってみたい!その背中を押してくれる素敵な物語でした。悪いところの愚痴を積み上げるばかりの非生産的なことを繰り返すのでは無く、まずは物事の美しい面を見る事、心したいと思います。

    0
    投稿日: 2021.09.12
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    まさかのクリスタ!! クリスタの登場と、おじいさんを救ってくれた舞台女優さんが出てきた時のテンションの上がり方はすごかったけど… まず、内容が好き。 私も三十路で結婚もせずに仕事に生きている。俗に言う『会社』には勤めてないから涼音たちとは違う不安もある。でも、結婚したいわけじゃない。子供が欲しいわけでもない。働いていきたい。どんな人生が待ってても、選択肢は多い方が良い。 疲れた時は、シャールさんも居てる。 古内さんの本はそっと私を支えてくれる。

    0
    投稿日: 2021.09.11
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    このサイトか何かで人気だったので、読んでみた。 高級ホテルのラウンジを舞台に、そこで働く人の人生や、美味しい紅茶やお菓子のことを描いた話。 都心にありながら広い庭を持つというホテルの描写で椿山荘を思い浮かべたが、やはり椿山荘が舞台だったので、何度か行った時のことを思い出しながら読んだ。 出てくるスイーツがどれもとても美味しそうで、食べたくなった。さまざまな人の描き方もリアルで、いそう、ありそうなことばかりだった。話がきれいにまとまり過ぎな感じはするが、前向きになれるストーリーだった。

    0
    投稿日: 2021.09.05
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    今回もほのぼのとした お菓子が食べたくなるお話でした アフタヌーン・ティーなんて なかなか特別な時にしか行きませんが ご褒美アフタヌーン・ティー ゆっくり1人で味わうのも良いですね 人にはそれぞれの迷いがあり その中で他人の評価を気にしたり 本来の自分の大切だった事を見失ったり 置いてけぼりにしてしまったり ありのままの自分を表現できる事こそが 迷いの1番の解決策なんでしょうね お爺ちゃんの 『お菓子は無ご褒美なんだ。だから、だらしない気持ちで食べたらもったいない』 忘れないでお菓子頂きます(笑)

    0
    投稿日: 2021.09.05
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    私の大好きなものが全て詰まっているような物語! 美しい四季折々の庭園や美味しそうなアフタヌーンティーの描写にときめく。 老舗ホテルでの出来事に登場人物の様々な想いがリンクして、美しい映画を見ているようだった。 自分の生き方にもヒントをもらえる、何度も読み返したい一冊。

    3
    投稿日: 2021.09.03
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    老舗ホテルで念願かなって憧れの職場に配置された涼音は張り切って企画を考えるが なかなか認めてもらえず…。 面白く読めたけどもっと膨らむエピソードがあちこちに。 特に涼音の兄に出番がないのは勿体無い気がした。 そして鉄人は誰??いまいちピンとこないのは私の描いたイメージと違うからなのか。 [図書館·初読·9月2日読了]

    2
    投稿日: 2021.09.02
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    古内一絵 著 先日…、と言ってももう1か月以上経ってしまったが…(・_・;)市民会館で同じ習い事の七宝(講座)を している、お稽古仲間の友人にこの本を、 お借りしたのだが…彼女曰く 「とても、お気に入りの本で何度も読んで、心落ち着くんです」とか。  「そう…ありがとう、嬉しい!」 なんて、借りた単行本だが、タイトルが、、 「最高のアフタヌーンティー…」ふ〜ん。 彼女はフランス料理も習っているとか… いつも、エレガントな雰囲気だし、料理好きな、彼女にとって特別な本なんだろうなぁ             (心の声…(^_^; 古内一絵さんも存じ上げなかったし、著書すら読んだことがなかった自分( ̄д ̄;) 自分からは絶対手にしないだろう本だなぁ、なんて思ってたけれど、彼女のお気に入りの本であることと、それを貸してまでくれるんだから、良作に違いない⁉︎自分なら敢えて読んでこなかったジャンルだからこそ、余計…どんな作品なんだろう?って俄然興味が湧いてきた(^◇^;) 実のところ、アフタヌーンティーの事、何となく知っているが…あの3段重ねのようなケーキやスコーン、(サンドウィッチもあるのかな?)綺麗だけど、見るだけで、いくら小さいと言えど、あんな沢山のお菓子を食べることなんて出来ないし、そんな機会もないだろうと、縁遠く思っていたのだ。 (話は逸れるが、 以前、”マツコの知らない世界”TVで  アフタヌーンティーにハマっている女性  の話を聞いたり観たりした。  色んなホテルのアフタヌーンティーに  ハマっており、見るには美味しそうで  華やかなイメージだった(о´∀`о)) 本のあらすじとしては、 老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームへ異動した涼音。 夢にまで見た職場で初めて提出した企画書は、シェフ・パティシエの達也に却下される。悩む涼音だが、お客様、先輩、そして達也の隠れた努力を垣間見ることで、自分なりの「最高のアフタヌーンティー」企画を練り直し…、頑張りたい。だからこれは、自分への最高のご褒美! 「マカン・マラン」シリーズが大ヒット心に染みると評判の著者待望の新作!と紹介されてあった。 それで、 前置きが長くなってしまいましたが、 予想に反して(^^;;とても、良かったです! 唯のケーキやアフタヌーンティーの話ではなく、 人それぞれの生き方、考えた方 それだけでもなく…人生の岐路に立って、 自分の好きな分野に気づき芽生えるものを知る。 苦い経験の末、辿り着いたもの、そこから生まれくるものにヒントを得たり、人生の中で育まれる色んな深い要素が散りばめられていた。 勿論、 アントルメの話も興味深い 「アントルメ… 西洋料理の正式献立で,ロースト料理のあとに供する甘味の料理をいい,デザートの一つに当たる。しかし一般には食後に供する甘い菓子類をいう。 プディング,パンケーキ,焼いたり揚げたりした果物(くだもの)など。また冷たいものではアイスクリーム,ババロアなどが代表的」 最初は冷たい人間かと思ってた達也のアントルメに傾ける情熱には心奪われて魅入ってしまったし、 彼の話には正直泣けました( ; ; ) (全然…嫌な冷たい人間でもなかった) 読み初めは、主人公である涼音の独走的といおうか…?かなりトンチンカンな調子に、何?この女性?と少しムッとした部分もあったが、ラストには、色んな個性ある人との触れ合いや出来事で、 自分という人間を改めて知ることが出来たり、それでも、曲げてはならない信念を貫く大切さを知る、そんな中で ちゃんと成長してゆくんだ!と微笑ましい気持ちになった 達也同様、涼音を勘違いしてた部分もあった( ´ ▽ ` ) それにしても、 涼音の祖父の言葉は心に響きました  「人が生きていくのは苦いもんだ。   だからこそ、甘いもんが必要なんだ」 甘いもの(洋菓子)が、そんなに得意でない私でも、思わず、ホテルのアフタヌーンティーの様子をネットで見てしまいましたよ(^。^) それから、フレンチ料理のコース好きな自分は、そー言えば、フレンチコースで出てくる最後のデザートは絶品だよね!あんな美味しいデザートあるんだって思い出して、ニヤついてしまったσ^_^; この、作品は、フィクションなのだけど、 “ホテル椿山荘東京”をモチーフにしているみたいですね、、興味ある〜(@ ̄ρ ̄@) 全然、、関係ないんだけど、かなり前に再放送BSで観た映画「バベットの晩餐会」名作! もう一度観たくなりました(о´∀`о) 大食漢の自分ではなくとも、本にしろ映画にしろ、料理の話って面白いですよね 美味しそうで華やかだけでなく、料理を作る工程もとても大変で繊細な分、素直に感心してしまう。 この作品のラストは何だか、もう一度泣けてきてしまいました( ; ; ) お菓子の話しで泣くとは思っていなかった。 この本を貸してくれた友達に改めて感謝 自分の知らなかった世界を見る事って大切 素敵な世界を堪能させてもらいました。          ありがとう(^^) 読了。

    22
    投稿日: 2021.08.27
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    アフタヌーンティーが好きで装丁を見た時から読みたかった本 女性、学習障害の人、外国籍の人 それぞれ生きづらさを抱える中でも 一生懸命働いている人達の成長物語り みんなそれぞれ生きづらさを抱えて生きているんだろうなぁ カテゴライズしたり分断したり まるっと受け入れられる人でありたいなぁ 自分の今はどうだろうか 好きな仕事をしてるだろうか 一生懸命やれてないのではないか 自分の今の仕事を振り返るいい機会でした

    1
    投稿日: 2021.08.25
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    パティシエの達也とラウンジ担当の涼音。二人の交互の視点で進むお仕事小説。 ぶつかり合い助け合い成長して認め合う定番ラブストーリー。お仕事と言ってもそこはケーキ作り。美味しそうで読んでるだけでも幸せでした。

    0
    投稿日: 2021.08.24
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    良著‼️アフタヌーンティーと絡ませながら行き詰まり感のある社会を懸命に生きる人々…それぞれが頑張っていて応援したくなる。私も頑張るぞーという気持ちにさせてくれる気持ちの良い作品だった。 でも、、ホテルのラウンジでのアフタヌーンティーて行った事ないけど、、高いんだなぁ(笑)

    0
    投稿日: 2021.08.24
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    涼音が私にはどうしても傲慢に思えて気になった。 あまりにも優等生だからかなぁ。 飛鳥井目線の章の方が読みやすく、彼の苦悩も想像がつきやすい。 物事や人の美しい面を見るという涼音のおじいちゃんの言葉は良かったなぁ。 アフタヌーンティーに行きたくなった

    0
    投稿日: 2021.08.22
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    横文字のオンパレードに悪態つくも、後味は悪くない。この春、久しぶりに椿山荘行ったが、江戸川沿いの遊歩道からは入れなくなってた。食事かティー利用者じゃないと。ケチ…山縣さん泣いてる…「自分に都合の良い面じゃなくて、物事の美しい面を見るように心がけよう」心しよう…

    0
    投稿日: 2021.08.22
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    図書館で借りたもの。 老舗ホテルのアフタヌーンティーチームに念願叶って異動した涼音。初めての企画書がシェフ・パティシエに却下され、悩む涼音だが、先輩たちの隠れた努力を垣間見て…。 日本で働く外国人、ディスレクシア、ワーキングマザー、非正規雇用…様々な働きづらさを抱えた人達が出てきたけど、涼音の出した答えが良かったな。 “年齢を重ねていくうちに、自ずと手放していくものはあるのかもしれないけれど、今はまだ、その時期ではない。 最高のアフタヌーンティーも、恋も、結婚も、出産も、全部の可能性を、そう簡単に捨てたくない。 差別はある。椅子取りゲームはある。正規と非正規の格差は簡単に埋まらない。高齢出産の壁もある。 それでも。 「全部、あきらめたくない」” 読んでいるうちにアフタヌーンティーに行ってみたくなった! “人が生きていく上で、お菓子は決して必要不可欠なものではない。しかし、だからこそ、楽しく美しい。 これからも、香り高いお茶と、宝石のようなお菓子を楽しむアフタヌーンティーの時間は、悩ましい現代を生きる人々の生活に彩りを添えていくに違いない。” 自分を元気にする推しが必要だってことだね!人によってはそれがアフタヌーンティーだったり、アイドルだったり。 過去作品の人たちもちょこっと登場して懐かしかった。

    1
    投稿日: 2021.08.14
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    ホテルラウンジでアフタヌーンティーの企画やサービス、また調理をするパティシエたちを描いたお仕事小説。 若い女性に人気のアフタヌーンティをめぐり、変わった洋菓子の製法やパティシエなどの仕事、アフタヌーンティのいわれなども物語の中に盛り込まれ、ケーキやお菓子、アフタヌーンティに興味のある人を惹きつける。しかし、すでにそのような初歩的なことを知っている読者にとっては少し物足りないかもしれないが… 各章で違う登場人物の視点で描かれているのもストーリーが単調にならず、飽きさせない。 この本を読むと、ザックっとした食感のスコーンや美味しい紅茶も楽しめる本格的アフタヌーンティーを食べたくなった。

    0
    投稿日: 2021.08.13
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    2021.8.12読了 登場人物がみんな素直で、思ってること全部言ってくれるからなんの推測もせずに読める。 高齢出産、非正規雇用、識字障害、男らしさ・女らしさ、色んな社会問題を詰め込んではいるけど、全部軽ーく触れてる程度。 四季折々のスイーツはとても美味しそうだった。

    0
    投稿日: 2021.08.12
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    アフタヌーンティーをプロデュースすることを夢見てホテルに就職した主人公。 憧れていた先輩が生活に疲れた姿に愕然としたり、一番の理解者だと思っていた同僚に裏切られたり、自分のことを半人前と見下すパティシエに認められたりしながらら自分のアフタヌーンティーをつくっていく。 アフタヌーンティーは敷居が高いイメージだと敬遠していたけどいつかトライしてみたい。

    0
    投稿日: 2021.08.09
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    美味しそうなお菓子とほっこりエピソードだけのお仕事物語ではなく、過去から現代の女性(に限らず男性も)のつらさや悩みも描かれて読み応えがあった。

    1
    投稿日: 2021.08.08
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    p.234 甘いものが人を幸せにするのではなく、それを味わう時間とゆとりが、人を本当に幸せにしているのかもしれない。

    3
    投稿日: 2021.08.07
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    古内一絵さんのこれで4 5冊目ですが本当に面白い老舗ホテルで働く涼音はサービス課に移動するが そこでパティシエの達也に出会う、ちょっと障害のある達也ローマ字が虫のように見えるただそれだけだが 心の中にしまい込んでいた。最後は海外に引き抜かれ新しい勉強を始めるためお別れ会を開く 鈴音は自分の気持ちを押し殺して門出を祝う。

    0
    投稿日: 2021.08.05
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    これまであまり読んだことがなかったお仕事小説。 読みやすく、心に残るシーンや台詞も良かった。 装丁もタイトルと合っていてワクワク。 すてきなホテルの描写に、 こんな場所があったらいいなぁと思いながら読んでいたら、なんとモデルがあったとは。 いつか行ってみたいな。 お仕事小説ならそこに恋愛が絡むのも当たり前なのか? わたしは恋愛なしの方が好みなので 星一つマイナス。 「人生は苦しい。 だからこそ甘いものは必要。」 に大賛成。

    8
    投稿日: 2021.08.02
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    食べ物小説でもあり、お仕事小説でもありでした。 お話としては好きな感じではあるけど、わりとあっさりなイメージだった。 ホテルのアフタヌーンティーってめちゃくちゃ憧れるけど、お値段も高くてなかなか敷居が高い〜。 でもこの小説凄く想像力を掻き立ててくる〜(ˊo ˋ*) 紅茶が大好きなので、その時のお菓子に合わせた鉄人のチョイスとかも凄く興味深かったな。 お菓子はご褒美。 たまには奮発して自分にご褒美もいいよね♬ 椿山荘って実在するとこなんですね! 遠〜いけどいつか行って、この小説に思いを馳せてアフタヌーンティーを堪能してみたい♡

    14
    投稿日: 2021.07.31
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    早速、アフタヌーンティセットを予約して 椿山荘にはこのご時世行けませんので 地元栃木県の那須にあるお店に行ってきます。 ゆっくりとした時間を過ごしてきます。 普段、そんなに精神的、体力的にも 酷使して生活をしておりませんが、 たまには自分への御褒美もいいかもしれません。 コーヒーは飲めず紅茶派 辛い物は苦手な甘党としては 今から楽しみです。

    0
    投稿日: 2021.07.28
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    近頃ハマっているアフタヌーンティーがテーマの小説で、手に取った。大好きな椿山荘に取材して書かれており、景色が浮かぶようで、色々と楽しかった。 色々なテーマが詰め込まれており、少し短絡的な感じもあったが、伝えたいメッセージは共感するものではあったし、丁寧に書きたい気持ちが伝わってきて、好意的に読めた。読後感はさわやかだった。 お一人様アフタヌーンティーに行ってみたくなった!

    0
    投稿日: 2021.07.25
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    古内一絵さんはマカン・マランのシリーズを読んでからファンに。 ジャンルは異なりますが、『痛みの道標』や『十六夜荘ノート』もとても良かったです。 だから、期待のハードルが上がりすぎていたのかも… 読みやすく、主人公の女性がまっすぐにお仕事を頑張る姿には好感が持てました。 職場の同僚やお客様の悩みもリアルに描けていて、パッと見では分からなくても人生色々あるよね…と共感もできました。 でも、上記の愛読書に比べてしまうと、ちょっと物足りないような… お一人様アフタヌーンティー、行ってみたいです。

    1
    投稿日: 2021.07.21
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    深みはないが、普通におもしろい。 突っ込みたいようなところもあるが、共感できるところも多かった。 「自分は見たいものしか見てこなかった」というのに、 けれどもその人は優しくて頼もしかったのだろう?と、 「現実なんてのは、いつだって厳しいもんだ。それがわかったうえで、美しい面を見るのも一つの覚悟だ」 というのにも、素直に、そうだね、と思えた。 「でも、都合の良い面を見ることと、物事の美しい面を見ることは、きっと違う」と自戒しているのも。 最終話は蛇足かも。

    0
    投稿日: 2021.07.21
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    人それぞれ、悩み、悩み生きている。 涼音や京子の変化が嬉しかった。 日常にはご褒美が必要。アフタヌーンティーはかなり贅沢だけれども、日常的に自分にご褒美をあげることは大切。 さくらのアフタヌーンティーが食べてみたい。

    0
    投稿日: 2021.07.19
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    お菓子はご褒美。 人生の苦みを味わう人だからこそ、沁みわたる甘み。 ご褒美があるから頑張れる。 ただ甘いだけじゃないこの作品、 ゆっくり味わう時間も私のご褒美。 心への栄養バランスは◎!

    1
    投稿日: 2021.07.18
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    3.7 一回は行ってみたかった ホテルのアフタヌーンティー。 一人で行くのもありなんだ。 それがわかっただけでも、 この本を読むことができてよかった。 頑張った自分にご褒美ももちろんいいけど、 人間関係は難しくて、削られるから 背徳感や優越感ような気持ちで アフタヌーンティーに行っても いいんじゃないかとも思った。 ちょっと贅沢ですが それで少しでも気持ちに余裕が持てて 誰かに優しくできるなら、ある意味お得。

    4
    投稿日: 2021.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホントにご褒美にわたしも是非行ってみたいとおもいました 出てくるお菓子やお料理がホントに美味しそうです ゆっくりお庭も歩いてみたい 涼音の決意も素敵でした そして、知った方がまあまあ重要人物として出てきますwインスタの他の写真のとこでなぜ気づかなかったのか!私は激ニブでしたが、気づいたかたはたくさんいらっしゃるでしょう 声出ちゃいました!

    0
    投稿日: 2021.07.17
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    アフタヌーンティー のインパクト強め、お菓子の説明も専門的で食べてみたくなります。また、桜山ホテルの風景も印象的。子育てやキャリアのエピソードは刺さりましたね。こんなこと、後輩に話す?と思うほどリアル。作者が訴えたかったのでは、と勘ぐるほどです。まあでも、ラブストーリーを土台にしつつ、上を向いて歩く女性の姿を描いていて、さわやかな後味はありました。アフタヌーンティー 好きで何度かいただきました。少食になったシニア向けに厳選したスイーツ載せ、若干ロープライスにしたものを企画して欲しいですね!

    0
    投稿日: 2021.07.10
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    恋愛要素は特に必要なく、ソロアフタヌーンティーの鉄人やら後輩瑠璃ちゃんやら、登場人物ごとにもっと掘り下げたサイドストーリーが読みたくなった。 しかしホテルのアフタヌーンティーは敷居が高い。

    0
    投稿日: 2021.07.10
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    想像的五感に響く珠玉の一冊。桜山ホテルが美しく上品。矜持を持って働く涼香達も素敵。アフタヌーンティーについての知識も充実していた。穏やかに流れる時間を楽しみながら、大事に頁をめくった。

    3
    投稿日: 2021.07.09
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    最高のアフタヌーンティーの 作り方 古内一絵さん。 お菓子はご褒美。 アフタヌーンティーは、 最高のご褒美。 アフタヌーンティー それを味わう時間とゆとりが、 人を幸せにしている。のかもしれない。 夜食カフェ マカン・マランの 作者。古内一絵さんの新作。 楽しみでワクワクしながら、 読みました。 美味しい食べ物の描写は、 やはり上手いです。 温かな主人公。 脇を固める人達も、 皆、優しく生きる強さがある。 物事の美しい面を見るように心がけた。 とても、ステキな本でした。 四季折々のお庭を堪能できる、 ホテル椿山荘。 アフタヌーンティー

    2
    投稿日: 2021.07.01
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    突っ走り気味の涼音のキャラクターに、苦手だなと思ったのは最初だけで、流石に経歴に基づいた冷静さも持ったキャラだったのでひと安心。達也は最初随分冷たく感じたけど、DXであることの葛藤や傷を負っていることが見えてくると急に人間味を帯びる。そんな感じで表向き華やかな人たちが、色々な思いを抱えていることが見えてくると、リアルだなと感じて、そういうところが良かった。あと、おじいさんの話はそれだけで1冊出来そうよね。

    0
    投稿日: 2021.06.30
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    華やかな香りの紅茶、スコーンにクリームとジャム、フルーツのタルト… はぁぁ…アフタヌーンティーってうっとりしますね。 そんな雰囲気の中で、多様性について考えるようなストーリーになっているのが、とても印象的です。 人と違う特性があったり、周りに理解されない事をしていたり、自分が少数派だったとしても、 堂々と楽しめば良いし、堂々と生きれば良いんだ! ましてや、周りがそれをバカにしたり、差別するなんて、全くナンセンスだ! そんなメッセージが伝わってきます。 素敵なアフタヌーンティーに惹かれつつ 温かな勇気を感じる本です。

    2
    投稿日: 2021.06.28
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    桜山ホテルで念願のアフタヌーンティー部門に配属になった遠山涼音。企画で頑張りすぎてしまう。一人でやって来る常連客や、気難しいスタッフなどとやり合ううちに成長してゆく。 美味しそう&大変そう。 椿山荘をモデルにしてると即分かる。そして裏側の苦労を読むと、アフタヌーンティーは決して高いものではないと感じる。予約しようとしたけど、週末は全くとれなかった。食べ物小説は=食べたいと思わせる作品が最高、だと思ってる。そういう意味でも、ストーリーもとっても良かった。

    0
    投稿日: 2021.06.27
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    ・お菓子はご褒美 ・物事に対して、自分にとって良い面を見つめるのは悪いことじゃない。多角的にみた上で、いい面をしっかり見つめる生き方もあり。

    0
    投稿日: 2021.06.26
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    アフタヌーンティーに関わる人たちのお話。 お菓子って奥深い!人生は何があるか分からないから楽しいのかもしれません。 ゆっくり素敵なホテルでアフタヌーンティーを楽しみたくなります。

    0
    投稿日: 2021.06.26
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    泣いて笑って読み終えるのが惜しかった。始め涼音がウザいと思った私、謝ります、ごめんなさい。兎に角一度手に取って、ページ開いて、と強く言いたい。全てのスイーツ好きの人と、彼や彼女を大切に思ってる人に。

    1
    投稿日: 2021.06.20
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    人生はほろ苦い。 だから甘いお菓子が自分へのご褒美になる。 桜山ホテルで働く涼音と達也。 この2人の関係性がすごく良い。 幸ある未来を願いたくなる。 そして今回、特別で贅沢な軽食にも歴史的背景や作法があることを初めて知った。 アフタヌーンティーって奥が深い。

    0
    投稿日: 2021.06.17
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    「アフタヌーンティー」。なんて魅力的な響き。 個人的には田舎にいて、金銭面的にも精神的にも(笑)そんな高尚なものには手が出にくく、一度も味わったことがない。 アフタヌーンティーは社交の場ではなく、もともとは1人でこっそりと味わうものだったという。 そんなアフタヌーンティーに魅了され、奮闘する人たちのお話。 お菓子は「自分へのご褒美」。わたしもそうやって味わいたいなと思う。 登場人物ひとりひとりに共感できた。 それぞれなりの孤独があって、他人から「あいつは普通じゃない」と分断された経験があって。 だけどそれらを乗り越えようとしていて、やりたいことに向かって進みたい気持ちがある。 個人的にはディスレクシアの人に英語を指導する経験があるので、達也にはいたく共感できた。 ほんとに、日本語は全く問題ないのに、アルファベットはごっちゃごちゃになって見えるのである。 世間的にはマイナーで広まっていない障害なのでこうやって取り上げられていてちょっとうれしかった。 「人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いもんが必要なんだ」(171ページ) おじいちゃんのこのセリフが印象的だった。重みがある。 わたしも、京子のように周りを気にせずに自分だけの世界に浸って、美味しいお菓子を存分に味わってみたい。 そして、涼音、達也、それぞれの今後の人生に幸あれと願った。

    26
    投稿日: 2021.06.16
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    アフタヌーンティーが大好きな人には情景も浮かぶし、丁寧なプロの仕事、歴史も知ることができて、とてもよい話だった。 その情景が浮かぶからこその主人公たちの葛藤にも共感ができた。 あとはアフタヌーンティーは女性の社会進出とともに広がってるっていうのもおもしろいなぁと。 椿山荘にいきたくなった。

    0
    投稿日: 2021.06.14
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    この題名から、人生どう生きるべきか等人生の作り方を学べると思って、この本を読み始めた人はいるだろうか。自分自身をネガティヴな発想で閉じ込めてしまう。 振り返ってみて、数限りなくあったような気がする。 物事の美しい面だけ見る、やってみようかな。

    0
    投稿日: 2021.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アフタヌーンティーを提供するホテルのスタッフを中心とした物語。ふわふわとした話かと思いきや、性差、障害、世代差、子育て、高齢出産など現代社会の問題を無理なくリアルに盛り込んであり、主人公の涼音以外の登場人物にも感情移入しやすかった。秀夫の、男性社会を長年生きてきた男性だからこそ感じる戸惑いや、不器用ながらも変化を受け入れようとする姿勢は共感できるものがあった(自分は涼音や香織が近い立場だが)。 物事の美しい面を見ようという「覚悟」をもって生きる決意をした涼音が、この先の苦難の中でその覚悟を手放さずにいてほしいと思った。

    0
    投稿日: 2021.06.12
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    老舗ホテルでアフタヌーンティーを饗する華やかなラウンジで働く人々の悲喜交々が描かれた物語。 美しい終わり方をするので読後感はとても良かった。 著者多作品(マカン・マランと風の向こうへ駆け抜けろ)の登場人物が顔をだす趣向も楽しかった。

    0
    投稿日: 2021.06.09
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    「お菓子はご褒美。だから、だらしない気持ちで食べてはいけない。」 お菓子を食べる時間は、自分へのご褒美。 そしてこの本を読む時間も、自分へのご褒美。 装丁がとても綺麗でおしゃれで、眺めているだけでアフタヌーンティーを味わっている気分になれる本。 本物のアフタヌーンティーも、いつか体験してみたい。

    5
    投稿日: 2021.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても読みやすく、そして美味しそうな作品でした。最後に食べたアフタヌーンティーはいつだろうか。ちょっと勇気のいるお値段だけにいつも手が出ない貧乏性。古内さんの描かれる甘いものは本当に魅力的。何とか時間を取ってアフタヌーンティーに行きたくなったけれど、安心して行けるようになって欲しいと願う今はコロナ禍。それぞれの立場がきちんと書かれていて、どの人の物語もなるほど、と納得しながら読めました。

    1
    投稿日: 2021.06.05
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    こんな老舗ホテルで素敵なアフタヌーンティーをいただきたい。季節に合わせたスイーツや凝ったサンドイッチ、そして、香り高い紅茶…。 ずっと憧れていたアフタヌーンティーチームに異動した鈴音の頑張りは、ときに空回りするけれど、誰に対しても誠実で一生懸命だ。無愛想だが真面目で、本当は優しいシェフ・パティシエ 達也との今後が気になる~。

    0
    投稿日: 2021.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一生懸命を免罪符に、障害を叩きつける涼音 涼音自身は物語を通して成長していません。 しかし、飛鳥井は一歩一歩成長がみえる。 ただどうして涼音に惹かれていくのかはわからない。 社会的な問題に触れると 難しい問題を考えている気になれる そんな気持ちを刺激する作品ではないでしょうか

    0
    投稿日: 2021.06.04
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    マカン・マランシリーズ3冊も読みました。ちょっとしたレシピなどもあり、面白く読ませていただきました。 爽やかな紅茶を飲んだような感じです。

    1
    投稿日: 2021.06.04
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    Instagramで紹介されていて気になり、手に取りました。読んでいてほっこりするお話です。 著者の古内一絵さんの他の本も読んだことがありますが、文章の書き方がとても素敵です。

    0
    投稿日: 2021.05.31
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    どうしてもマカンマランと比べてしまうけれど、これも良かった。何だか物足りない感じもする。次回作に続いたりしないのかな?という終わり方。

    0
    投稿日: 2021.05.30
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    四季折々のホテルの庭の風景や、美味しそうな料理、お茶などの描写にうっとりしました。 登場人物それぞれの仕事や人生にかける思いに感動し、自分も前向きに頑張ろうと思える作品です。 コロナが落ち着いたらアフタヌーンティーを楽しみたいです。

    1
    投稿日: 2021.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    四季折々の描写や数々の美味しそうなお菓子の描写が相まって素敵な情景が目の前に広がってくる1冊でした✨ この話はホテルでのお仕事シーンもたくさんでてきますが、社会的問題も結構扱われています。でもそれらが自然に盛り込まれているので、「意外と身近に問題を抱えてる人っているんだな、そういうのにきづけるような人になりたいな」と思えました。 また、お仕事を通して涼音と達也の仲が深まっていく流れも素敵でした。最初は涼音のことを冷たい目でみていた達也もだんだんと彼女や周りの人たちに心を開いていく様子はこちら側も読んでいて微笑ましくなりました。涼音と達也の今後に期待…途中の達也の妄想?であったように、仲睦まじく2人で達也の店で働く未来が来てほしい…最後の5ページ、2人の会話シーン大好き。何回読んでもキュンってしちゃう。ちょっと切ないのもまた良い…はやくくっつけ!笑 続編期待!! お話にでてくるお菓子を調べながら読みました。甘いもの食べたい…この作者さんの他の話も読んでみようと思いました!

    1
    投稿日: 2021.05.20
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    周囲の人をうらやみ、今の自分に焦るときはある。だからこそ、自分の弱さを認め、向き合いながら生きていくことを教えてくれる一冊。 豪華なアフタヌーンティーでなくても、お菓子は幸せを与えてくれる。コロナが明けたら、甘いものを食べに行きたい! 2021,5/19-5/20

    16
    投稿日: 2021.05.20
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    老舗ホテルのアフタヌーンティーチームに念願 カナって異動した涼音。初めての企画書が シェフ・パティシエに却下され、悩む涼音だが、 先輩たちの隠れた努力を垣間見て…。

    0
    投稿日: 2021.05.19
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    老舗ホテルで働く涼音は、念願叶って憧れのアフタヌーンティーチームに配属された。でも初めの企画会議で、空回りしてしまい……?

    0
    投稿日: 2021.05.13
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    あらすじと装丁に惹かれて購入。ガッツリお仕事小説と思って読み始めたら色々な社会的な問題が盛り込まれててちょっと??ってなってしまった。でも桜山ホテルの窓際からの景色を想像したり、見たことのない綺麗なプティフールを想像しながら読むのはとても楽しかった。

    0
    投稿日: 2021.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    季節うつろうホテルの庭園や、美味しそうなスイーツやセイボリーの描写に、すぐにでもアフタヌーンティーに行きたくなった。たくさん取材しているんだろうなと思う。緻密な描写の裏の、作者のこだわりが好ましい。 マカンマランに比べてキャラクターの濃さはないけれど、誰もが悩んだりしつつも前を向いて生きている感じが読んでいて安心するし、明るい気持ちになれた。 まさかの、アフタヌーンティーの鉄人がマカンマランにも出てくる人でちょっと嬉しかった。 鉄人の頼む紅茶に、シェフが胸の中で毎回つっこむテンポがリズミカルで好き。

    0
    投稿日: 2021.05.07
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    安定だけど、マカン・マランシリーズに比べるとパンチが足らない。けど、アフタヌーンティーしに行きたくなりました。

    0
    投稿日: 2021.05.06
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    ホテルの3段のアフタヌーンティーが食べたくなって、本を読んでいる途中に何度も検索してしまった。 本当に美味しそう… アフタヌーンティーの成り立ちや花の名前など、色んなことを学べた。

    0
    投稿日: 2021.05.02
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    面白かった。 どちらかというと、ホテルのラウンジで働く、携わる人々を描いたお仕事小説。 それぞれの立場で悩み苦しみ、自分なりの答えを出して前に進んでいく。 性差、障害、派閥、国籍、出産…様々な事情が作中には、出てくる。 でも、お菓子はどんな事情を抱えた人でも、頑張りたい人、頑張る人へのごほうびなのだ。 鈴音の祖父の言葉が素晴らしい。 鈴音と達也の今後はどうなるのだろう。 二人の今後の関係もとても気になる。 続編希望。 装丁もですが、作中に出てくるお菓子がどれも美味しそう。 コロナ禍になる前からアフタヌーンティーを食べに行こうと思っていたら、コロナ禍になり、行けずじまいに。 安心して外食できるようになったら、絶対に食べに行く!

    4
    投稿日: 2021.04.30
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    紅茶とお菓子が大好きな私が思わず手に取ってしまった一冊。 とても読後感の良い本だった! 読んでいて日本の四季の美しさが目前に広がっているような感覚。 興味深いアフタヌーンティーの作法や歴史。 そして、現代社会において人それぞれ周囲とは異なる点で悩んだり、差別されたりすることがまだまだたくさんあること。それらを多様性として認め合い、助け合える社会になってほしいと願う。 「お菓子はご褒美である」 この本を読んで、ホテルのラウンジでアフタヌーンティーを提供する方々の思いを知ったうえで、また素敵なアフタヌーンティーを楽しんでみたい♪

    0
    投稿日: 2021.04.29
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    とてもとてもとてもとてものど越しの良い物語でした。 でもそののど越しの良さの中に、女性であること、マイノリティであること、障害を持っていること、非正規であること、そういう立場で働き続けることの、難しさ、つらさ、苦しさがきちんと描かれていて、たんなる「いい話」で終わっていないところがさすがです。 人と同じことができないこと、人と違っていること、それが「普通」という壁で区切られてしまうことの理不尽さは、いつもどこででも消えない問題。 客に、アフタヌーンティーという「非日常」の世界を提供するための「日常」。 お菓子はご褒美である。そのご褒美をきちんと味わうために必要なこと。 気持ちよく読み終わった後、おいしい紅茶を丁寧に入れて、おいしいお菓子と共にいただきたくなる。 そして気付くでしょう。その気持ちよさの向こうにある少しの苦みを。その苦みを味わった人だけが知る甘さを。

    3
    投稿日: 2021.04.24
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    アフタヌーンティーとは午後の紅茶と勘違いしていました。読んでびっくり、スタンドでだ出されるデザートと紅茶とのこと、奥が深い、知らない事ばかり、イギリスの貴族アンナ・マリアが初めたとのこと作中で涼音が由来を説明するところは圧巻でした。ちなみに「午後の紅茶」にはアンナ・マリアがプリントされているそうです。とてもおいしそうなデザートばかり読んでいるうちに食べて見たくなりました。このお話を読んだらアフタヌーンティーをして見たくなりますよ。

    2
    投稿日: 2021.04.05