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最高のアフタヌーンティーの作り方
最高のアフタヌーンティーの作り方
古内一絵/中央公論新社
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総合評価

294件)
4.1
100
125
53
1
2
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    甘いスイーツと紅茶の香り、そしてアフタヌーンティーに関わるすべての人の優しさに包まれる物語。 綺麗な景色を眺めながらアフタヌーンティーを堪能する時間は尊いもの。たくさん悩み、葛藤し、ひと手間かけることの温かさを思い出させてくれる。

    1
    投稿日: 2025.11.02
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    ◆この本を手に取った理由 近々、生まれて初めてアフタヌーンティーに行くので(しかもこの小説の舞台!)、少しでも知識を深めたく、大好きなマカンマランシリーズの古内作品なら楽しみながら知識も得られそうと思ったから。 ◆この本のあらすじ 主人公は、老舗ホテルのアフタヌーンティー部門に念願叶って異動。来るイベントに向けて、溢れんばかりの情熱を注いた企画を提案するも有能なパティシエにより玉砕。 主人公には親しい祖父がいる。幼い頃、戦後をたった一人で生き抜いた祖父の口癖は、「おかしはご褒美」。そんな祖父の影響で興味を抱き、なによりも心惹かれたのがアフタヌーンティーだった主人公。 個性あるラウンジスタッフ、ややとっつきにくいが有能なパティシエ、シニアのベテランシェフなど、日々ともに働くスタッフと関係性を築きながら、約半年をかけて特別で“最高のアフタヌーンティー”を作り上げる。 そこには、たった一人でアフタヌーンティーを心ゆくまで堪能する常連客との会話にヒントがあった。 ◆この本から得られたこと ・アフタヌーンティーは、社交の場といわれている。でも実は、1840年代の侯爵夫人が一人自室でこっそりと空腹を満たしたことがアフタヌーンティーのはじまり。 その秘密の時間が近しい人たちの間に知られ、気がつけば女性たちの間で話題になり、男女問わず楽しむ社交の場に変わっていったそう。 ・午◯の紅茶のパッケージにいる女性が、今から約180年前に自室でこっそりとコルセットをゆるめ、一人アフタヌーンティーを楽しんでいた方なのだ。 作品内にもあったけど、本人もまさか自分が亡くなってから100年以上の時を経て、日本でパッケージ化されるとは思いもしなかったろう。 ・祖父「おかしはご褒美」 アフタヌーンティーは、食べる順番や食べ方、スコーンの割り方など、マナーはいくつもある。だけど、それらを気にしすぎないで時間の許す限り、“ご褒美”である特別な時間を自分が心から楽しんで過ごすことがいちばんだと思った。 スタッフの方もゲストのマナーを意識しつつ、その人自身の過ごし方というところを見ているものらしい(アフタヌーンティーをサービスしているお店のYouTubeでも同じことを言っていた)。 ・主人公「美しいところを見るようにする」 ついつい嫌なことに目が向いてしまったり、自分にとって良い面しか見なかったり、そんなことをいつまでも気にしている自分がいる。 性格なのでなかなか簡単には変えられないが、意識することはできる。 何かあったとしても“美しいところ”を見いだすことを心掛けていきたいと思った。 ・主人公の異動前の職場は、宴会場のスタッフ。酔客を対応しなくてはならない環境で培った冷静な対応力は感心した。 30を過ぎても、ふとした瞬間につい感情的になってしまう私からしたら理想にならないぐらい完璧に近い人物像だけど、見習いたいと思った。 ◆この本の感想 お仕事小説であり、恋愛小説でもある。 私は恋愛小説はあまり読まないけれど、甘すぎないストーリーなので“ふふふ”とじんわり楽しめた。 そして、マカンマランシリーズ読者なら歓喜の“あの人”が登場(私は喜びと驚きのあまり声が出てしまった)。 マカンマランシリーズが好きで、本作品が未読の方は心から読むことをおすすめしたい。 本作の続編は、「最高の◯◯◯◯◯◯ケーキの作り方」。タイトルを見れば、ナルホドとなってしまうけど、一筋縄では行かないのが古内作品でしょう、と今から読むのが楽しみでならない。

    1
    投稿日: 2025.11.02
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    マカン・マランを読んで好きで、検索して見つけた物を片っ端から読み始めた第一弾。 アフタヌーンティー行きたくなった!マカンマランの登場人物がちょっとだけやけど出てきてくれるのもまた楽しい。 庭がある職場、いいなぁとしみじみ。草木がある庭でぼんやりできる時間、いいよね。

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    図書館で偶然見つけて。 お菓子は寝転がって食べるものではなく、日々の疲れから解放されるためのご褒美。 ページ数もストーリーもちょうどよく、アフタヌーンティーの歴史など勉強になる部分もあった。 先輩の育児中の話が少しリアルで胸が痛くなった。

    1
    投稿日: 2025.10.20
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    率直な感想を書く前に。 今までおもしろくなーい、と思った本は、自分の読み方が浅かったのかな、合わないだけかな、と思い、そっとしていた。 たくさんの人が関わって出版されるのだから、良い点が自分にわからないだけだろうと。 でも、他の方の書評を読むとはっきり賛否両論がある方が読みやすい。 ことさら貶める必要はないが、非なら非の意見は持って良いと考えた。 良かった点は、自分にとって良い点ではなく美しい面をみたい、という主人公の心掛け。でもホテルの従業員がお客さんの振る舞いの邪道とか乏しいとか割と上から目線なのと、全て主人公の頑張りでうまくいく状況になっていて、あー、そうですか、という気持ちになりましたとさ。

    3
    投稿日: 2025.10.20
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    この本を読むと、アフタヌーンティーを楽しむみたいな特別で美味しい時間を過ごせます。 特に、お菓子の表現が素敵で、読むだけでゆっくりお腹が満たされるような多幸感を感じれました〜!

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    アフヌンを楽しむ顧客達に対して、見た目は冴えないおじさんとか、マナー違反とか、邪道とか、好ましい顧客に対してすらなぜ一旦腐さないと済まないのか、理解に苦しむ。

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    アフタヌーンティー 自分は味わったことがないけれど、味わうことはもちろん、見た目の美しさや、そこにいるという満たされる時間、など、色んなものをひっくるめて楽しんでいるんだ。 大好きな桜山ホテル、念願のアフタヌーンティー担当、大好きな仕事に就きながらも真摯に努力し続ける姿は素敵だ。 アフタヌーンティーって、家族や友だちや大切な人と楽しむものと思ってたけど、鉄人の様に一人でも楽しむ、その人それぞれの楽しみ方があり、それもまたいいなと思った。

    13
    投稿日: 2025.09.15
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    見事にはまりました、古内さんの本。 アフタヌーンティー... すごくおいしそうなお菓子もたくさんでてくるし わかるーーー!!!ていう部分も相変わらずたくさん。 人生苦いことがたくさんあるから甘いものを。 本当にその通り!! 続編あるのかな?涼音と達也の今後も気になります。

    3
    投稿日: 2025.09.05
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    甘いものはご褒美。 甘いものが人を幸せにするということは確かにあると、私も思う。 しかしそれ以上に、それを味わう時間とゆとりが人の心を癒すのだと思う。 現実はいつだって厳しい。 それがわかったうえで美しい面を見る一つの覚悟。 都合のいい面を見ることと、物事の美しい面を見ることは、きっと違う。 美しいものを見たいと欲する主人公の気持ちが、この一冊をよりキラキラと輝かせている。

    12
    投稿日: 2025.08.27
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    読んでてとても楽しかった。 スイーツとセイボリーの味を楽しむためにソロでアフタヌーンティーに行きたくなる! 出てくるお菓子も美味しそうだし、アフタヌーンティーの歴史も分かるし、雇用問題、偏見、女性の社会進出、職場の人間関係と色んな要素も絡んでいてかつ自然に主人公の落ち込みと浮上も描かれている単なるお食事小説じゃない。でも主役はちゃんとタイトル通りアフタヌーンティーなんです。ブレない。 ツーラインのアフタヌーンティー行きたいなあ。 作者さんの作品読むのはこれが初めてだったけど著作を見るとジャンルが競馬、伝統芸能、カフェものと多岐に渡るようで、かつご本人は中国語の翻訳者さんということで多才な方が描く作品は面白いんですねえ。他作品も読みたくなります。

    2
    投稿日: 2025.08.11
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    やっぱり古内さんの本が好き。この本を読んで改めて感じた。「マカンマラン」が最初の出会い。本を読んでいて心から楽しい!って思えた作品。からの「アフタヌーンティーの作り方」読んでいるうちにこちらの作品も引き込まれてしまう。登場人物も目に見えるように浮かんでくる。楽しい。ホテルのアフタヌーンティー行きたくなった。

    0
    投稿日: 2025.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり古内一絵さんの本が好き。 前向きに頑張っている事を白い目で見られたり、陰口叩かれたり、出し抜かれたり。でもお爺ちゃんの「だったら、それで、いいじゃないか」が温かくて心にしみました。色んな感情に押しつぶされそうにもなるけど、美しい面を見られる人に私もなりたい。

    3
    投稿日: 2025.08.08
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    古内一絵さんのマカンマランを購入した後にたまたま図書館へ立ち寄ったらこの本と出会った。 アフタヌーンティーとかお洒落な世界とは無縁なんだけど、様々な登場人物がそれぞれのアフタヌーンティーの楽しみ方をしているのが印象的。

    8
    投稿日: 2025.08.01
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    とにかく アフタヌーンティー に行きたいっ! となる小説 老舗ホテルで憧れのアフタヌーンティーチームへ 移動した主人公涼音の お仕事小説でもあり。 それだけではなく 「切る」は「アシェ」 「裏ごし」は「バッセ」など用語から アフタヌーンティーの歴史と それぞれのお菓子の歴史も詳しくて とても興味深く、優雅な世界に浸って読めた。 老舗ホテルの春夏秋冬の庭園の景色も 読んでいるだけでうっとり 登場人物それぞれの悩み 自分の障害との向き合い方や、女性なら考える出産の期限や、正規と非正規雇用など、リアル。 涼音の祖父の口ぐせ 「お菓子はご褒美」 いつも高級なお菓子に囲まれていても 大好きな祖父と食べるコンビニの“あんまん”がしみじみと美味しいと感じる涼音。 どんな高級な料理や、スイーツも 食べる時のシュチエーションや、 誰と食べるか…も重要なんだよな…と思った。 「大事なのは、傍から見た時の“普通”か否かに こだわるのではなく、己にとってなにが 一番大切かを見極めそれを選びとる覚悟を 引き受けていく」 「勝ちも負けもないと思うよ。 無用の勝敗は、物事をつまらなくする」 古内さんの紡ぐ言葉は なんか…本当に好きだわ〜 と 何度も大きくうなづきながら読了。

    1
    投稿日: 2025.07.27
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    主人公、涼音のひたむきさと明るさが時折、苦しくなるけど読んでいたい小説。 あるハンディを持っている、シェフ、達也 憧れだったのに現実では変わり果てた先輩、香織 アフタヌーンティーの達人 おひとり様アフタヌーンティーの眼鏡っ子 そしてなにより、涼音のことを見守る甘党のおじいちゃん、滋。 色んな人の色んな苦労があるけど、 甘いデザートで解きほぐす、そんなお話。 …作中に出てくる「クリスタ」ってマカンマランの人かな?って一瞬思った。

    0
    投稿日: 2025.07.25
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    読後感がとてもよくて、続編を作って欲しい。 タイトルから、仕事にまつわるお話かと思ったけれど、それだけではない。偏見や差別、育児、家族にも踏み込んでいて、身近に感じられたストーリーであり、自分自身はどうだろうかと考えさせられた。 達也が鈴音のことを「この人は元々、美しいものを探させる眼を持っているんだ」と思ったように、「美しいものを探せる眼」を持ちたいと、読み終わって思う。 アフタヌーンティー。この本を読むまでは、午後に飲む紅茶のことだと思っていました。アフタヌーンティーとは、スイーツを紅茶と一緒に楽しむこと。スイーツは2段あるいは3段のスタンドに盛りつけられている。贅沢だけど、1度はアフタヌーンティーを楽しんでみたい。

    9
    投稿日: 2025.07.13
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    2025/07/10 この本を読んでキラキラなアフタヌーンティーのイメージが変わった気がする。変わったというか、キラキラなだけじゃないって知ることができた。 幼少期の茂と看板女優のお話が好き

    1
    投稿日: 2025.07.10
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    アフタヌーンティー、一生に一度でいいから是非食べてみたい。近いうちに行ってみようと思う。 終わり方が潔いというか、爽やかにサラッと終わる感じがいい。 涼音、達也、彗怜、香織、瑠璃、滋、秀夫。 桜山ホテルでアフタヌーンティーを作る人たちの話。

    15
    投稿日: 2025.06.27
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    久しぶりに1日で読みきった作品 あっという間に読み進んでいた! どの章もほっこりする話で、美味しそうなおやつがたくさん出てきて暖かな気持ちになった このまま続編を読んでくる!

    2
    投稿日: 2025.06.08
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    とても面白くて一気読み!!読んだ後には、ヨーロッパに行きたくなったし、ホテルのアフタヌーンティーを食べに行きたくなった。

    2
    投稿日: 2025.06.08
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    ホテルアフタヌーンティーを手がける人たちのお仕事小説。私自身アフタヌーンティーが大好きで、ずっと気になっていた作品。 アフタヌーンティーの非日常感あふれるファンタジーな作品かと思いきや、差別や偏見などにも踏み込んでいて、しっかり現実的だった。育児の話は、わかるわかる、と頷き通し。 現実がほろ苦いからこそ、甘いものを食べるんだ。アフタヌーンティーは最高のご褒美だ! アフタヌーンティーをいただいた後みたいな読後感。余韻がいい感じ。続編が出ているし、続きが気になりすぎるので、今借りている本を読み終わったらすぐに続編読むぞー!待ってろ『最高のウエディングケーキ』!

    48
    投稿日: 2025.06.02
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    桜山ホテルに勤める遠山涼音と従業員たちと客たちのアフタヌーンティーをより良いものにするための奮闘と自分たちの生きる道。 1人で突っ走ってしまいがちな涼音が考える新しい企画。 祖父が言う、お菓子はご褒美と言う言葉と持ち前の明るさで前進していく様子。 識字障害のために差別を受けた過去があり、それを隠すことで周囲に壁を作っていたパティシエの飛鳥井のもっと腕を磨きたいという思い。 アフタヌーンティーは、複数でも1人でも楽しめる最高のひととき。 ちょうどXで万博のイギリス館のアフタヌーンティーがひどいというような書き込みが多少バズり、そのときにたまたま図書館で見つけた本。 p169で祖父の手に握らせたが正しいと思うのだけど、祖父じゃなくて父になってた。誤植? 内容はよかった。仕事と結婚に出産、どれも諦めたくないし、どれもやってみたいことがたくさんある。 自分の人生どう生きていくか考えさせられる。 著者の他の本も読んでみたくなった。

    1
    投稿日: 2025.05.29
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    2021年出版。アフタヌーンティーを供する老舗ホテルが舞台、最高のアフタヌーンティーの提供を夢見て実現の階段を登りゆく女性が中心人物。描写視点は中心人物と、「気になる存在」のチーフパティシエの男性。主題は「既存の価値観や常識」に自らを縛り、可能性や幸せを棄てたり、他人を傷付けるのってどうよ?って事らしい。その主題が、少し押し付けがましく感じられる記述が重なって感じたのは、自分のココロの貧しさ故だろうか? 女性に対する偏見の多さ・深さに関する記述が多め。その点で共感する人も多いかも知れない。 評価感としては3.5位の印象だが、アフタヌーンティーと云う自分にはまったく縁のない事象世界を間接体験出来たので、4としました。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    老舗ホテルラウンジのアフタヌーンティーチームの一年間 華やかなお茶とお菓子のエピソードだけでなく、ラウンジで働く人々の葛藤、コンプレックス、雇用問題も丁寧に描いた一冊 最高に心から楽しめる空間を提供するために尽力するスタッフ、それぞれの思いを抱えて訪れるゲスト、芳しい紅茶と季節のスイーツが結ぶ最高の時間に思わずうっとり モデルとなった椿山荘のアフタヌーンティーにまた行きたくなってしまった

    2
    投稿日: 2025.04.24
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    好きなマカンマランシリーズの作家さんなので、読むのが楽しみでしたが、やっぱりこちらも良かったです。 単純なお仕事小説に終わらず、ディスレクシア、女性の結婚出産育児、差別や偏見など色々な問題が絡ませられていて、読んでいて何度も共感したり、考えさせられました。 また、アフタヌーンティーやお菓子のことも色々知れて、楽しかったです。(某メーカーの紅茶のペットボトルのラベルの話も知って、すぐ調べてしまいました) 終わり方も良かったので、早く続きが読みたくなりました。

    3
    投稿日: 2025.04.15
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    マカン・マランシリーズ以降久しぶりに この作者の本を読みました。 アフタヌーンティー。優雅で高貴なイメージだから 自分も経験してみたいけれど、勇気が出ない。 けれど、この本を読む中で気軽にアフタヌーンティーに行っても大丈夫なのかもと思うことができました。 本の中では、何かに対する偏見というのも裏テーマなのかなと思いました。人種や障害、性差、そして 何かに対して頑張り、努力している人をバカにするなど 私たち自身も気づかないだけで無意識的に偏見の目を他人に向けているのではとハッとさせられた本でもありました。それと同時にどんな人でも平等に 受け入れる姿勢というのは難しいけれど あなたはあなた、私は私と割り切ることも大切だと思いました。 今年こそはホテルでのアフタヌーンティー 是非ともチャレンジするぞ! そう思えるほど、アフタヌーンティーの魅力が 詰まった作品でした。

    72
    投稿日: 2025.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アフタヌーンティーって貴族の楽しみだって言うイメージがあった。 でもこの本読んでいきたくなった。 自分の生活に幸福を与えてくれる時間を提供する。すごい素敵な空間だと思った。 アフタヌーンティーの話だけじゃなくて、ホテルスタッフの皆さんの人生の話も満載。 アフタヌーンティーを提供することに対する情熱とか仕事の取り組み方とかそういうエネルギーもビシビシ伝わってすごい元気もらった。 カフェ好きお仕事小説好きの私にとってドンピシャでした。読めてよかった。達也シェフかっこよかった。

    1
    投稿日: 2025.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アフタヌーンティーをテーマにした素敵な物語! デザートって高貴な者なんだなー、と、 アフタヌーンティーの起源を少し垣間見て感じる。 ホテルのアフタヌーンティーのセットの裏側、これは物語だけれども… 企画する側と、シェフ長がいて、 その他のスタッフもいて、 いろいろな人間関係ややり取りがあって、 季節ごとのメニューが決まっている、という側面は、 もちろんアフタヌーンティーだけの話ではないのだろうと思いつつ… … 主人公遠山涼音29歳は、入社7年目で、ついに希望していたアフタヌーンティーの企画を担当できる部署に配属になり、そこでの試行錯誤がこのストーリーのメインになる。 . お菓子 甘いお菓子に並々ならぬ思いを寄せていた涼音の祖父ー 「お菓子はな、ご褒美なんだ。だから、だらしない気持ちで食べてたら、もったいない」 受け取る側も誇りを持たなければならないのだ、と祖父は語った。 私の日常では、完全にだらだらと食べるものになってしまっているお菓子! この機に高貴さをもう少し取り戻したいところです。 涼音の話していた、19世紀のイギリスのヴィクトリア時代に一人の貴婦人の空腹から始まったアフタヌーンティーの起源にまつわるお話は、とてもロマンがありました。 食事は一日二回で、コルセットをつけている女性は気軽に間食も許されない。そこで貴婦人アンナ・マリアは、自身の寝室に紅茶とお菓子をこっそり持ち込み、一人ティータイムを開始した。コルセットを外し、甘いお菓子を堪能する幸福を友人にも分かち合いたいと思い、親友たちを招いて秘密のお茶会を催すことに。これが広まり、華やかさを増して、会場も寝室からサロンへと、そして最終的にはイギリスと伝統的な社交の場へと発展した。 . 女性と仕事と 涼音は先輩スタッフが産休に入る代替として、アフタヌーンティー開発のリードを務めることになったという経緯がありました。 いろいろな情報に触れる中で、現実の様々な側面を意識し始める。 _会社から一歩外に出ると、自分は高齢出産者でしかないと香織は言った。一方、結婚や出産などどこ吹く風と、仕事に邁進してきた女性たちは、職場を失ったら、いったいどこに道を見つければいいのだろう。 _アフタヌーンティー開発に夢中になるあまり、婚期を逃し、産期を逸し、最終的にはラウンジを追い出されて、にっちもさっちもいかなくなっている将来の自分の姿が浮かび、涼音はお本気で怖ろしくなる。 経営陣にはオジサンばかり、役員には初老男性ばかり。キャリア女性たちはどこへ消えたのか、という話はとてもリアル。 「本当に実力のある人は自分で起業して、今もきらっきらのぎらぎらぎんだそうです」 「そうじゃない人は?」 「母曰く、怖くて連絡取れないそうです」 … . 人の様々な側面 _都合の良い面を見ることと、物ごとの美しい面を見ることは、きっと違う。香織が自分にとって良い先輩で、彗怜が頼りになる仕事仲間だったこともまた、れっきとした真実だ。 知りたくなかった情報に触れたりしたときに、これまで信じていた他者の人物像や物ごとへの見方が崩れてしまったときにどう解釈するか、って本当に難しい。 たとえ噂であっても影響を受けてしまう私たち。でもこうして読みながらも、とくに人間には、ひとつの固定した偏見を持たないように気を付けたいと思ったりした。受け入れがたい側面もあったとしても、でも大抵はそれだけがその人を作っているわけではない。情報だけではなくて、生の感覚とか、自分にとって、というところに自覚的に、自立的に、物事へのとらえ方を捉えられるようにすることは大事だなーと思った。 . 過去へのしがらみ _「自分に照れてる暇なんで、どこにもない」…「偏見を持っているのは、僕自身だったのかもしれないー」…今後、自分がどうするのはまだわからない。ただ、この先に進むためには、目をそらせ続けてきたものと、一度きちんと向き合う必要があるだろう。大事なのは、傍から見たときの”普通”か否かにこだわることではなく、己にとってなにが一番大切かを見極め、それを選び取るための覚悟を引き受けていくことだ。そう。もう自分も、いつまでも自身に臆しているわけにはいかない。 達也は中年でシェフとして活躍しながらも、自分の中に押さえ込んできた本来やりたいと思っていること、それを抱えているときのもやもやがストーリーの中で表現されていて、それがほぐされていく過程っていうのは、だれもが待ち望んでいることなのかもしれない。でももちろん自分で覚悟しないとほぐされるものではないということも自分では分かっているつもりなのに!!!行動に移せないってことは分かっていないってこと? 留学する、海外に出る勇気、というのはよくドラマとかでもあるストーリーなのかもしれませんが、そう、それだけじゃない、勇気を出して本来取り組みたいことに気づく、確信する、そして覚悟する、というプロセスは、どうやって回り始めるのだろうか。達也の場合、過去にシェフの巨匠のような人からもらった言葉がずっと胸に残っていて、その響きと自分の心のうちの声との共鳴に耳を傾けられたから、かなー。人の声を聞きながら、結局自分の声を聞く、そのためにはまず心を研ぎ澄ませておくことがとても大事なんだろうと思う。

    2
    投稿日: 2025.03.24
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    マカンマランに非常に似た雰囲気のアフタヌーンティーを題材にした本。ほっこりしていい話だった。老若男女問わず楽しめるアフタヌーンティーいいね。

    1
    投稿日: 2025.03.16
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    本筋の感想と外れているとは分かっていながら書くと、育児の大変さを一気に思い出させてくれました。笑 本筋もよかったです。

    1
    投稿日: 2025.03.15
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    温かな紅茶と美味しそうなお菓子、素敵なホテルのラウンジが目に浮かぶようでした 読んでいても心地よく彼ら彼女らを 応援したくなりました 古内一絵さんの作品はいいですね

    2
    投稿日: 2025.02.23
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    読む順番間違えて、『最高のウェディングケーキ・・・』から読んでしまい。 これはなんだかエピソードゼロ的な感じでした。アフタヌーンティーなるものをしてみたい。今年の目標にしよう。

    0
    投稿日: 2025.02.22
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    お話がとても好きな内容でした。 お菓子やアフタヌーンティーに対しての熱意が強く、念願叶ってアフタヌーンティーチームへと異動が決まった涼音。初めてのアフタヌーンティーの企画を考える際に達也に「爪痕残さなくていいから」と言われ、"最高のアフタヌーンティーを作りたい"と考える涼音のお話です。 読んでる中で「お菓子はご褒美 ━━ 」と書いてあり確かに……!!と感動しました。アフタヌーンティーが最高のご褒美、なんて言葉を聞いて居たらアフタヌーンティーに行きたくなってきました。もうさっきからそれしか調べてないです(՞⸝⸝o̴̶̷̥᷅ ̫ o̴̶̷̥᷅⸝⸝՞)笑 表現がとても美しくて、でも時折お菓子のこと以外(障害や差別)も話に組み込まれています。 最後の結末が気になりすぎて仕方なかったです笑

    12
    投稿日: 2025.02.17
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    単にスイーツをテーマにした 小説ではなく、意外にも 社会的テーマ(障害や差別、 女性の社会進出と育児)を 交えて物語が書かれており、 面白かった。 表現や言葉の使い方も 作家さんのセンスを感じる 『いつも自分は己にとって 都合の良い面しか見られない。 でも、 都合の良い面を見ることと、 物事の美しい面を見ることは、 きっと違う。』 ホテル、アフタヌーンティー、スイーツ、 パティシエなど、一見華やか見える部分と 対照的に社会の本質的な部分、 問題を書こうとしたところに 本作の意図が見える。 もちろん、それのみが焦点ではなく、 スイーツの歴史や専門的な言葉や 情報も多く、美術、芸術をテーマとした 小説(楽園のカンヴァス、 赤と青とエスキース等)のように 料理分野の小説として十分に楽しめる。

    4
    投稿日: 2025.02.16
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    人によってはたかが菓子、それでもそこに携わりたいと熱望する人がいて、一生を捧げたいと思う人がいるし、真摯に向き合うべきご褒美と考える人もいる。熱望する人であるところの主人公涼音がそこで菓子に重きを置かない人を翻意させようとするでもなくただそういう人もいると自然と受け止めているところに密かな好感をもった。熱意で暴走しがちではあるけれど、底意には気づかいもあるし彗怜の評通り好人なんだろうと思う。“約束はしない。させてはいけない。”にこもったやさしさがただただ素敵だった。二人の続きが気になる。

    2
    投稿日: 2025.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    念願のアフタヌーンティーチームに配属になった涼音。真っ直ぐに目標に向かって頑張れるのはとても凄いことだと思う。ただ頑張りすぎて空回りしてしまうことも。 祖父の言葉「お菓子はご褒美」 そんな風に考えてお菓子を食べていなかったけど、ご褒美と考えるとアフタヌーンティーはまさにピッタリだと思った。友人と行こうという話はしているので、まさに日頃頑張った最高のご褒美になることでしょう(*ˊ˘ˋ*)笑 とりあえず桜山ホテルのアフタヌーンティーに行きたくなりました。出てくるスイーツがどれも美味しそうで、、とりあえず紅茶飲んできます( ᴗˬᴗ)笑 涼音と達也がこれからどうなるのかも気になる!

    3
    投稿日: 2025.02.10
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    ホテルで働くスタッフやパティシエのお仕事小説!アフタヌーンティー大好きだけに、その由来やメニュー開発の裏側、アフタヌーンティーファンの描写は面白く読みました。

    1
    投稿日: 2025.01.31
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    いいところで終わっちゃった……! 真っ直ぐな主人公に、少し恥ずかしくなったりちょっと救われたりする良い話でした。三十路にしては……ちょっと子供っぽいかな……?と思わなくはないけど……めちゃくちゃ嫌な人間はほとんど出てこない、爽やかなお話で良かった。

    2
    投稿日: 2025.01.30
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    少女漫画を読んでいるような爽やかさと明るさ、主人公の真っ直ぐさとちょっと鈍感なところ、不器用だけど真面目な達也、じわじわと惹かれ合う2人、おやおや…とニヤつきながら読む笑 お菓子は特別なご褒美という考え方は健康の意味でも良いし、主人公くらい桜山ホテルのアフタヌーンティーの魅力に取り憑かれてストイックに励む姿は尊敬しかない。 一人アフタヌーンティーというのも確かにハードルが高い。周りがほぼほぼ女性の友達同士であるし、大概はアフタヌーンティーに行きたいと思えば友達を誘っていくもの。 しかしそこをおひとり様で貫き、新作が出る度に通う、たまの贅沢。己の人生を謳歌しているようで、憧れる。

    49
    投稿日: 2025.01.27
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    読んでいると美味しいお菓子が食べたくなった〜 登場人物みんなが成長するお話。 なんだか、読み終わった後紅茶を飲んだ後のホッとするような瞬間になった。 あ〜、この心が温まる感じ。大好きだ。

    3
    投稿日: 2025.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なりたいものになるために『頑張る』。すごく当たり前のことで素敵なことなのに何故か罵られたりすることがある。変なの。スポーツ選手とかは頑張って頑張って結果を追い求めるのにね。でも、周りの目にも負けずにきた主人公が色んなことを吹っ切って更に前を向く姿が清々しい。 もう一人の主人公も『結局のところ、人は自分の物差しでしか物事を量れない。しかし、言い換えるなら、この世のすべての事物をどう捉えるかは、すべて本人しだいということになる。』と、自分の気持ちをまとめている。 素敵な登場人物達。そして、美味しそうなアフタヌーンティー。癒されました。

    4
    投稿日: 2025.01.20
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    先に続編の方を読んでいたのでこうだったんだみたいな発見もありつつ。変わらず読みやすかったし好きな内容だった、アフターヌーンティー行きたくなる

    1
    投稿日: 2024.12.18
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    マラン・カランシリーズが好きで手に取った一冊。うっかり続編から読まなくてよかったかもとひとりごちながら。 つい先日紅茶の専門店に行ったせいか、ドンピシャの内容で、アフタヌーンティーの雰囲気、うんちくに心を奪われまくり。後半の人間模様の絡みも物語に深みをもたせ、最初は敬遠しがちだった主人公のキャラも最後には全力で応援していたような気がする。自分らしく前に進むことの素晴らしさを実感かな。続編も早く読みたい‼️

    14
    投稿日: 2024.12.11
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    人生は苦いものだから甘いものが必要なんだ、という言葉に救われるものがあった。 涼音は四季折々の庭園風景から〜など、美しいものを見つけるのがうまくて、私はそれに惹かれた。 私も美しいものを見つける目を身につけたい!

    1
    投稿日: 2024.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2~3段式のアフタヌーンティースタンドに乗ったスコーンやケーキ、サンドイッチ。タワーのような贅沢な盛り付けを目の前にしたらわくわくしてしまうこと間違いなし。 私も若かりし頃、友達とシェアして食べたことがある。優雅でお洒落なミニお茶会は、日常では決して味わうことのないご褒美のような時間をもたらしてくれた。 そんなアフタヌーンティーを大勢のお客に提供するホテルスタッフたちの物語。 お客に楽しんでもらうための"最高のアフタヌーンティー"を目指して奮闘する。たかがお菓子、たかがお茶、と言うなかれ。季節やイベントに合わせ、様々な年齢層のお客を満足させるアフタヌーンティーを創り上げていくスタッフの心遣いには頭が下がる。 「余計なことは何も考えず、ひたすら美味しいものを満喫する」 親子や友人と語らいながら食べるのはもちろん、一人でこっそり食べたっていい。人が生きていく上で必要不可欠なもの、とまではいかないお菓子とお茶が、その人の人生に彩りと余裕をもたらしてくれる。人に夢を与える仕事は本当に大変だ。 最後に出てきた、将来の夢の成就を占うお菓子"ポルボロン"がとても気になった。

    31
    投稿日: 2024.11.23
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    知らなかったお菓子がたくさん出てきたから、スマホ片手に調べながら読みました。 四季折々の景色とお菓子、紅茶、そして、それを取り巻く魅力的な人たち。それぞれの悩みや葛藤、でもアフタヌーンティーに癒され…そんな物語を読んでいる私も元気をもらいました!終盤にはこの人は~!って思うこともあり…別の意味でも楽しめた!

    1
    投稿日: 2024.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間の成長物語。 他人軸で生きている人間が新たな視点を持ち始めて前に進んだり、 苦しいと思う環境の中で小さな幸せを求めていた人がその本質を変えようと変化を選択をしたり、 仕事出来人間だった人が実は周りに頼れず育児に苦しんでいたり、、 視点を少し変えるだけで、 今の生活が当たり前じゃないことに気付ける。 正解だと思ってたことが実は他にも正解がある。 幸せになるための手段はいくつもある 甘いスイーツは甘いものの詰め合わせでできているわけではない。時にアルコールや塩味が必要で、人生も一緒 そんなことに気づかせてくれる本

    2
    投稿日: 2024.11.01
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    最後は思ったよりも、甘かったかなぁ。恋の話で終わるのね、と思って。 最初の方はとても引き込まれた。だから、少しだけ残念。 アフタヌーンティー、また食べに行きたくなった!

    3
    投稿日: 2024.10.27
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    とても良かった! アフタヌーンティーのお話が中心かなと 思いきや、それを取り巻く人間模様も丁寧に 描かれていて胸にじんときました。 憧れの仕事、憧れの先輩や気の合う仲間達。 充実した毎日…。 それが理想だけど、現実の仕事では、そんな綺麗事だけではないはずで。 時には衝突することもあったり、馴染めなくて辞めてしまうこともありますよね。 嫉妬や焦り、優越感など醜い感情もあるなぁと感じます。 そういった、負の感情の部分も描かれていて引き込まれました。 それらを経験し、その先に新しい光みたいなものが見えたので、希望を感じるお話でした。 この先の涼音と飛鳥井さんとの関係も気になるところです。 ホテル内の優雅で華やかなラウンジが目に浮かぶようで、アフタヌーンティーに行ってみたくなりました!

    6
    投稿日: 2024.10.26
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    アフタヌーンティーという、非日常の世界に携わる人たちの日常が描かれた一冊。 お菓子にお茶、そして舞台であるホテルの四季折々の描写が美しくて、まるで五感で楽しんでいるかのようだった。 涼音のおじいちゃんが口にする「お菓子はな、ご褒美なんだ」「人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いものが必要なんだ」が印象に残っている。 久しぶりにアフタヌーンティーの世界を楽しんでみたくなった。

    1
    投稿日: 2024.10.07
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    ホテルアフタヌーンティーで働く人々のお話。 地に足のついた等身大の悩みや葛藤、共感できる部分も結構あったな……。 そんなビターな部分があるからこそ、明るく終わるラストが爽やか。

    8
    投稿日: 2024.10.02
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    手元に置いて、時々読み返したくなる。 少しずつ読み進めながら、なんだか愛おしくなってくる一冊でした。 人生の選択は自由なようで難しい。 大切なことも、日々の忙しさで忘れてしまう。 だから、自分のための癒しの時間を、きちんと大切に取れるようになりたい。

    3
    投稿日: 2024.09.28
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    マカンマランシリーズにハマった古内さんの作品。 ホテルのアフタヌーンティーは、私もたまにいくけどすごくウキウキして特別な空間だ。 季節に合わせて、見た目でこんなに幸せにしてくれるなんてと思うが、その企画側の視点で描かれていてもワクワクした。

    5
    投稿日: 2024.09.26
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    先日久々にアフタヌーンティーを嗜んだのがきっかけで手に取った一冊。 お菓子やホテルの四季が繊細で鮮やかに描写されていて素敵だった。女性が必ず直面するであろう現実的な問題や人間関係のリアルにも考えさせられるものがある。 “人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いものが必要なんだ” 滋おじいちゃんのこの言葉を胸に留めて私は今日もお菓子を戴く。

    3
    投稿日: 2024.09.25
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    想像よりも感動し、たくさんのことを考えさせられた。 障害や女性の働き方、非正規雇用、差別について、などなど。 また、アフタヌーンティーの歴史についても初めて知った。 涼音は最初はだいぶ張り切って空回りしてる印象だったけど、ひたむきで一生懸命、人に優しいのがすぐにわかり嬉しくなった。 達也は輪をかけた不器用っぷりだけど、涼音との共通点もあり、少しずつ2人の心が歩み寄っていく様子がすこしくすぐったくて嬉しくて。 続編期待したいです!

    8
    投稿日: 2024.09.10
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    冒頭の景色の描写ですぐに椿山荘を思い浮かべて、その後東京で初めて本格的なアフタヌーンティーを提供したホテルの話ということがわかり、確信に変わったんだけど合っているのかなあ?→最後、謝辞を読んで確定しました。お菓子はご褒美だから、だらしない気持ちで食べてはならない。これは金言にします。生地づくりのトゥリエ、オーブン担当のフルニエ、仕上げのアントルメンティエ、砂糖が主原料の菓子を担当するコンフィズール、アシェ、パッセ、アンビバージュ、といった用語にも心踊るし、カスタードやクリームやシロップは「炊く」と日本の伝統的な呼称も残っているという点にもうっとりして繰り返し読んでしまった。春の描写も素敵だったけど、夏の江戸風鈴の描写もいい。由来や製法の話ってふだんは目にしても目が滑って頭に入ってこないのに、物語のなかで展開されるとスッと知識として入ってくるのはなんでだろ。働く女性の子を持つ選択、専業主婦、非正規雇用、戦争孤児、震災のひとつひとつのエピソードも、取って付けたかのようなこともなく、物語のなかに自然とじわりと存在していて受け止めることができた。午後の紅茶のパッケージの女性が、アフタヌーンティーのはじまりに関わっている女性ということも初めて知った。難しい言葉を使うことなく、でもそれらが胸に染み渡っていって、どんどん読み進められる、読み進めたくなる一冊。この本はとても好きだな。装丁も素敵で、読み始める前からわくわくした!

    1
    投稿日: 2024.09.01
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    一人ひとりの描写がしっかり描かれていて、悩んだり喜んだりしながらリアルに本の中で生きてる感じがとても素敵だった。 アフタヌーンティーだけでなく、庭園の描写も丁寧で行きたくなる。

    4
    投稿日: 2024.08.28
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    努力は報われないこともある、人にはきれいな面もそうではない面もあることを踏まえた上で、前に進んでいくあったかい物語。 紅茶やセイボリー、スイーツに関する描写がとても美しい。まだ言語化はできないけれど、大切な一冊になる予感がする。

    1
    投稿日: 2024.08.17
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    素敵なホテルや美味しいアフタヌーンティーの光景が目に浮かぶようで、楽しく読ませてもらいました。 視点が変わるので、飽きずに読むことができ、お互い気になっている2人のやり取りが素敵でした。

    4
    投稿日: 2024.08.13
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    私は古内一絵さんの本が好きなんだとこの本を読んでわかった。他の作品もだけど情景が想像できたり、登場人物も嫌だなと感じる人がいないなあって思う。アフタヌーンティー行きたくなった!

    2
    投稿日: 2024.07.28
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    『人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いものが必要なんだ』 というおじいちゃんの言葉には、癒されました。 なんで苦しいんだろう?と思いすぎることは、自己否定につながっていってしまうこともあるから、 苦いもんだと思うことで、かえって前を向いて進んでいけるなぁと思いました。 そして、モデルとなったホテル椿山荘のアフタヌーンティー、ぜひ行ってみたい!

    1
    投稿日: 2024.06.16
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    2024.6.8 今年の1月に初めてホテルのアフタヌーンティーに行ったのを思い出した。豪華で緊張していたけどホテルの方と目が合っただけで、呼ぶ前に席まで来てくれて気遣いが素晴らしかった。 人を幸せにできる仕事素敵だな。 スイーツはご褒美!

    0
    投稿日: 2024.06.08
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    アフタヌーンティーに行きたくなる作品。 自分に都合のいい面じゃなくて、できるだけ物事の美しい面を見るようにこころがける。 この言葉が印象的だった。

    0
    投稿日: 2024.05.23
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    この本を読んで、アフタヌーンティーに行ってみて、今はアフタヌーンティーにどハマりです。 素敵なお話です。

    0
    投稿日: 2024.05.13
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    マカン・マランシリーズの最終作を読む前に、こちらの一作を挟みました。アフタヌーンティー、経験したことないから今度行ってみよっかな! 初のサイン本!お茶とお菓子と共に楽しみました。

    1
    投稿日: 2024.05.10
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    涼音のおじいちゃんの言葉が深いです。 アフタヌーンティーは知っていたけど 歴史については知らなかったのでなるほどって なりました! アフタヌーンティーは1人でも大人数でも 楽しめる素敵な時間なのだと感じました! 読んでいて温かくなる話です!

    5
    投稿日: 2024.05.10
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    めちゃくちゃ分かりすぎる葛藤が多くて、 自分のための本なのでは?って思うほど刺さった。 自分のキャリアのために頑張った結果、 結婚が遅くなって周りにつつかれる女性、 自分の弱みを周りに言うのが怖くて、 執念と努力で隠しとおそうとする男性。 日常にあるじわじわとした不安や葛藤を、 この本はぎゅっと包んでくれる。 あとアフタヌーンティーがすっごく美味しそう! ちょっとお高くて敬遠しちゃうけど、 またいつか食べに行けたらいいなあ。

    1
    投稿日: 2024.04.29
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    ”人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いものが必要なんだ” 涼音のおじいちゃん、本当にその通りだね。 アフタヌーンティのお菓子と言うほど優雅ではないけれど、 今まで何度も、甘いものに癒やしをもらえてきた気がする。

    22
    投稿日: 2024.04.22
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    クリスタ!マカンマランが続いている感じがして嬉しかった。お菓子はご褒美、良い言葉。読んだ人全員思うだろうけど、ご褒美のアフタヌーンティーをしに行きたくなった。

    1
    投稿日: 2024.04.20
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    一生懸命な人、新しく社会に出たり何かを始めた人、上手くいかずに挫けそうになってる人におすすめです。甘いものが好きな人はもちろん好きな感じだと思います

    0
    投稿日: 2024.04.19
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    271ページ 1600円 4月24日〜4月24日 桜山ホテルに勤める涼音は、念願のアフタヌーンチームに異動することになる。己の至らなさや不甲斐なさに傷つくこともある。頑張っても裏切られる可能性のほうが高いと、フランス人形のような後輩、瑠璃は言う。その気になった瞬間、眼の前で シャッターを下ろされるようなことをいっぱい経験してきたと、中国からきた友人、彗怜は言う。一体なんのためにここまで努力をしてきたのだろうと、憧れの先輩香織は呟いた。『人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いものが必要なんだ』おじいちゃんの言葉を胸に、涼音はアフタヌーンティーにこれからも憧れ続ける。 アフタヌーンティーの勉強になった。そしてアフタヌーンティーを楽しみたくなった。どの職種でも苦しいことがあって、悩みは尽きなくて、それでも一人一人の人生、それぞれの心のもちようで輝かせることができると思った。短編集だけど、登場人物が一貫していて、視点は変わるけど、時が流れていくのも読みやすくて良かった。

    9
    投稿日: 2024.04.13
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    甘いものが人を幸せにするのではなく、それを味わう時間とゆとりが、人を本当に幸せにしているのかもしれない。(文章から抜粋) 日常にちょっと疲れてしまった人におすすめ。 頑張った時は、自分にご褒美をあげよう!

    7
    投稿日: 2024.04.07
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    華やかな舞台の裏には想像絶する過酷な世界があるもの。 キラキラしたお話かと思いきやめちゃくちゃお仕事奮闘お話でした。 主人公の悩みのほかに、ホテルスタッフ、お客様、色んな視点の物語があった。 特に産休に入った先輩の話とパリピ後輩ちゃんの名言は辛かったな...。 みんなそれぞれにアフタヌーンティーに思いれがあって私もその空間ごと味わってみたくなった。 椿山荘をモデルにしてるだけあって想像も簡単にできた。雲海見てみたいけど、なかなかハイレベル過ぎて行けない...。 HPをみながらニマニマ勢。想像しながらお家アフタヌーンティーするか。 私自身ホテルスタッフ経験あるから、調理場との意見食い違いは何度もしてきた。その時代が少し甦ってきてその部分も辛かったな。

    23
    投稿日: 2024.03.30
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    物の見方は見る方向や立場、考え方、生い立ち、事によってはその時のメンタルによって変わる。 アフタヌーンティーという相当に特別な響き…と思うことも私の環境や生い立ちに依るもの。 それを卑屈に思うか未知への期待とするか?で景色は変わる。

    3
    投稿日: 2024.03.10
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    上品な“お紅茶”とスタンドに盛られたお菓子の表紙に惹かれて手に取った本書。 美しい庭園が自慢の〈桜山ホテル〉に勤める遠山涼音は、念願のアフタヌーンティーチームへの異動が叶います。 “最高のアフタヌーンティーを提供したい”という熱意のもと、早速意気込み溢れる新提案の企画書を提出しますが、シェフ・パティシエの飛鳥井達也にバッサリと却下されてしまい・・。 老舗ホテルを舞台に、ラウンジスタッフの涼音の視点と、パティシエの達也の視点を交互にした、連作形式で綴られる構成となっております。 所謂お仕事小説ではあるのですが、そこに関わる人達が抱える様々な問題にも触れていて、正規・非正規雇用の格差や、多様性採用枠に対する差別、キャリア出産の厳しい現実等々・・・“リアルしんどい事がリアルに”描かれているので、“共感性強めの絹ごし豆腐メンタル”の私は、読んでいて心がヒリつく時が正直ありました。 とりわけ、職場の人間関係に悩む京子さんがソロアフタヌーンティーで心を癒しているのを、心無い同僚たちに見つかり揶揄されてしまう場面は、共感性大発動してしまいマジ辛かったです・・。 (※私が敏感なだけで普通のメンタルの人は大丈夫と思いますよ~) と、個人的にしんどいパートはありましたが、いうても「最高のアフタヌーンティー」が題材なので、色とりどりの美味しそうなお菓子たちや、共に楽しむ種類豊富なお茶の描写にはワクワクしますし、四季折々の美しさを見せる庭園描写も素敵で、その空間の優雅さが伝わってきて思わずウットリとなったのも確かですので、前述のしんどさも相殺される感じです。 主人公の涼音は、まさに朝ドラのヒロインといった感じの“頑張りやさん”で、最初はそういうキャラ特有の、悪気のない無神経さにモヤついていたのですが、話が進むにつれてちゃんと成長していくので後半には好感を持てるようになりました。 そして、自身の“ある特性”によって辛い思いをしたことからトガリ気味だった達也も徐々に丸くなって、前向きになっていくのも良かったです。 さらに、お菓子の文化等の蘊蓄も面白く、涼音が京子さんの意地悪同僚に語った“アフタヌーンティーの起源”も、語るタイミング的には微妙でしたがその内容は興味深かったです。 読了後、“アフタヌーンティー”をまんま和訳した某紅茶のパッケージに描かれた貴婦人を眺めて“あんただったのか!”とちょっとウキっとなった私です。 と、いう訳で色々ありましたが優雅なアフタヌーンティーの雰囲気を満喫させていただきました。 因みに本書に登場した“ある人物”が、古内さんの代表作「マカン・マラン」シリーズにも出ているようですね。 私はそちらはまだ未読なのですが、“リアルしんどく無ければ”読んでみたいんだけど、どうしようかな~・・なんて思っております。

    24
    投稿日: 2024.03.03
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    主人公のおじいさんのお話にぐっときました。 甘いものが人生を変える、甘いものだけでなく、景色を愛でる気持ちや、人のことを思う気持ちがある人はよい方に変わる気がする。 私も「自分に都合のよい面ではなくて、物事の美しい面を見る」ようにしていきたいな

    2
    投稿日: 2024.02.29
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    マカンマランシリーズが面白かったので読んでみました。 こちらも面白かった!お菓子はご褒美。物事の美しい面を見る。。 高齢出産の話もリアルで心に残りました。

    1
    投稿日: 2024.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    良かった!!! 楽しいことやうまくいくことだけじゃなくて、現実味がある話も多いけど、最後はそれぞれ少しでもいい方向に変化する感じが良かった。 恋愛要素もあるのありがたい笑

    1
    投稿日: 2024.02.21
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    人が生きていくうえで、お菓子は決して必要不可欠なものではない。でも、疲れたりした時は、自分へのご褒美としてなくてはならないよね。

    11
    投稿日: 2024.02.16
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    2/13 うん。ほのぼの小説が好きな私にとっては本棚に飾っておきたいくらいのものだった。 派手ではなくつまらないなと思っている人生でも、 実は彩られていたんだと、気づくことができる。 そんな自分には、ご褒美にスイーツを食べよう!

    16
    投稿日: 2024.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    題名に惹かれ、古本で購入したんだけど、めちゃくちゃよかった〜。。。 アフタヌーンティーの素敵なお菓子とお茶だけではなくて、ホテルで働く正社員、シェフ、そしてお客さんにもフォーカスが当てられて、それぞれの想いとか社会の仕組みについても考えさせられる話だった。 やっとの想いでアフタヌーンティーチームに配属されたけど、華々しいアフタヌーンティーには実際現実味を持った提案が必要で日々悩み、女性のキャリアと子を持つ選択の難しさにも悩まされる主人公とか、ディスクレシア(識字障害)に悩み海外でのキャリアを諦めていたシェフ、今までばりばりキャリアウーマンとして働いてきたけど、出産後はただの「高齢出産者」になってしまったと考えながら子育てをする人など、登場人物全員が色々な悩みを抱えて生きていた。実際の社会もそうなんだと思う。社会に出る前に読めてよかったと思える本だった!!

    4
    投稿日: 2024.01.31
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    面白かった〜! お仕事小説としても連作短編小説としてもとってもよかった。暗い気持ちのときになんとなく励ましてくれる小説書くのがうまい人だなって思う。押し付けがましくなく、そっと寄り添ってくれる友達みたい。

    3
    投稿日: 2024.01.28
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    アフタヌーンティーに行きたくなる、、 それぞれいろんな過去や事情を抱えていて、お菓子への想いも人それぞれだなぁと感じた。 登場人物たちの今後も気になる〜

    2
    投稿日: 2024.01.27
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    読み終わったあと、アフタヌーンティーに行きたくなります。実際よく行くアフタヌーンティーですが、1人では行ったことがなくて、1人でもいいんだ、ってふいに勇気もらえたり、すごく癒される一冊でした! そして自分も頑張って働こうって、力をもらえました。美味しそうなスイーツもたまりません(笑)甘いものはご褒美。頑張った自分へのご褒美!

    2
    投稿日: 2024.01.22
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    今回もとても良かった。 「お菓子はご褒美」 人には辛い時、大変な時がある。 それを頑張った時や乗り越えた時に美味しいご褒美があっていいと思う。 マカン・マランシリーズを読み終えて、古内さんの作品何か読みたいなぁ〜と思って選んだ作品。 読んで正解! 私も今頑張ってる物が落ち着いたら、久しぶりにアフタヌーンティーに行ってこよう。

    11
    投稿日: 2024.01.13
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    おやつはご褒美、ありがたく味わうという考え方が素敵で、豪華な高層階ホテルもいいけれど、こじんまりしたラウンジに行きたいなと思った。

    2
    投稿日: 2024.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙のアフタヌーンティーの綺麗さから選んだ本 それぞれの事情で色々ありつつも登場人物があたたかくて癒されました。 人生思い通りにいかないことやうまくいかないことも多いけれど、折り合いの付け方を教えてもらった気がしました。

    5
    投稿日: 2023.12.14
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    アフタヌーンティー、憧れます。 ただマナーをしっかり知らないので敷居が高いイメージもあります。 本当に1人でも行って大丈夫なのかな?とか、マナー分かってなくても大丈夫?とか。 この物語ではアフタヌーンティーを作る側のことが描かれていて演出にしてもメニュー決めるにしても大変な作業だなと思いました。 「彼女たちのアフタヌーンティー」で描かれる香織さんの現実。結婚して子供を産んで、産休育休明けに戻って自分の居場所はあるのかと不安になっていること。産休育休を取る側人にはこんな不安もあったのかとハッとさせられました。 結婚してもしなくても子供がいてもいなくても既婚者でも独身でもみんなが働きたいやすい環境と場所があったらいいのに。 敷居が高く感じられるアフタヌーンティーだけど、もうちょっと調べて勉強して憧れの京都の長楽館でアフタヌーンティーしたいです。

    0
    投稿日: 2023.12.10
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    お菓子を楽しむアフタヌーンティーの始まり、歴史を知ることができた。お菓子はご褒美、表紙の絵のようなアフタヌーンティーをいつか自分へのご褒美として頂きたい。そこには桜山ホテルの庭園のような四季折々の素晴らしい景色もあったら最高!

    0
    投稿日: 2023.11.28
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    四季を感じるお庭を見ながらの、季節のアフタヌーンティー。ちょっと贅沢でとても素敵な時間。 そこで働くスタッフさんたちにもいろいろと問題はあるけれど、それぞれが向き合い乗り越えながら前に進んでいく、がんばりたくなるお話でした。 頑張ったご褒美にアフタヌーンティー、私も行ってみたくなりました。

    9
    投稿日: 2023.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グレーゾーンゆえの辛さを表現した作品でした。 私は登場人物と同じグレーゾーンですが、やはり周りの人には言えません。登場人物は結局周りの人に言えましたが、まだ差別もある世の中なので、障害をカミングアウトして、こんな上手くいく訳ないだろうと受け止められませんでした。 でも、出てくるアフタヌーンティーがとても素敵かつ美味しそうで、甘さは人を幸せにするということがとてもよく伝わりました。 私も主人公のすずかみたいに真っ直ぐ美しい面だけを見て、人を大切に出来たらいいのにと思いました。

    0
    投稿日: 2023.11.19
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    静かな時間 心の葛藤をさらりと描写 綺麗な美味しいスイーツの描写 綺麗に見えても色んな面と複雑さがある まったりとした美味しい時間を堪能できます

    0
    投稿日: 2023.11.05
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    老舗 桜山ホテルのアフタヌーンティー 頑張ったご褒美にいただくなんて 最高な時間を過ごせるだろうな。 自分を労うとか大事にするってなかなか できないけど、 大切なことだなぁと思いました。 そういうお客様の素敵な時間を過ごせるための サポートをしているスタッフの方々もまた 生き生きと仕事に誇りと生きがいを持って働いていて目に浮かぶようでした。 鈴音の真っ直ぐで、一生懸命はたらく姿や 周りの人達を大切にする姿もとても気持ちの良いもので清々しい爽やかな香りを感じました。 私もぜひ一度三段スタンドのアフタヌーンティーで優雅に過ごしてみたいです。

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    投稿日: 2023.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホテルのアフタヌーンティーって 高いイメージだし、紅茶とおいしい上品な お菓子が3段重ね、くらいの知識しか なかったのですが、本作を読んでみて お菓子や紅茶ひとつとってみても1年通して いろいろと考えられていてその辺は 読んでいて興味がわいたし面白かった。 アフタヌーンティーチームにあこがれていた 涼音がスタッフやお客様との奮闘物語みたいな 感じかと思ったら、雇用や高齢出産などの 社会問題や障害などの問題などなど結構 考えさせられるテーマもあり勉強になった。 作中に出てきたソロアフタヌーンティーの 鉄人が言ったマインドフルネスって 考え方もあぁ~確かに自分でも無意識に そういった状態になっていることも あってそれって意外とすっきりして 心も満たされた気持ちになるんですよね。 それがマインドフルネスなのか・・なるほど。 涼音のおじいちゃんが言った ”人が生きていくのは苦いもんだ。 だからこそ、甘いものが必要なんだ” って言葉、これは人によっては甘いものが 違うものに変わるかもしれないけど、 人生で辛いときに食べるご褒美”甘いもの” ってホントに心をふっと少しだけ 軽くしてくれるそういうものだと あらためて思いました。 そしてあの作品のあの人がしれっと 出てきて結構なキーマンだった。 色々と難しい問題もあったけど 比較的やさしい世界で爽やかな結末。 面白かったです。近い将来にぜひ アフタヌーンティーデビューもしてみたい。

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    投稿日: 2023.10.27
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    マカンマランシリーズが大好きで、がんばれてないからがんばりたいな、って思ったときに読み返している。 アフタヌーンティーは、古内さんの著書、評価も高い、ってことで、期待して読んだ。止まらず一気に読めた。 出てくるみんながいい人のお話は、読んでいてほっとする。スイリンはちょっとあれだったけど、そこまで悪い人じゃなかったし。みんなそれぞれ、ちくっとする過去があって、でも前に進もう、ってなる感じがとても好き。人の感情ってそんなに簡単なものじゃないけど、とりあえずまた明日から、いろんな好きなこともの見つけて、小さな幸せを受け止められるアンテナ伸ばして、がんばろって思った。 一番盛り上がったのは、鉄人が「クリスタ」だったこと!こういう作品同士のちょっとしたつながり、大好き。 よかった!

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    投稿日: 2023.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アフタヌーンティーという 少しだけ現実と離れた特別な空間。 それこそ、特別なというその空間に 自分の力量をかけた人たちの話。 自分の技術や接客が その人の“特別“を演出するって どんな気分だろう。 私は失敗したらとか 邪魔をしてしまったら、 ふさわしくない接客だったらと 考えてしまいそうだなあ。 涼音みたいに、何事にも くじけず、負けん気がある性格で やってやる!!特別な空間を お客様にもっと素敵に味わってもらいたい! って奮闘していく姿が眩しかった。 マカンマランでおなじみの あの人が出てきたときは ええええ!と口角あがりっぱなしでした! フランスのお菓子にも 詳しくなれそうなお話だったなあ、

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    投稿日: 2023.10.25
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    読み始めたら美味しいご褒美が欲しくなって、ケーキを食べながら読了。ホテルのアフタヌーンティーも行ってみたいなぁ。鉄人のマインドフルネスってとらえ方も素敵!と思ってたらクリスタだとわかって納得した!自分だけのための大事な時間を作りたい。

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    投稿日: 2023.09.22
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    中学生の娘に先に読まれてしまった。 甘いお菓子はご褒美。 お菓子を食べる事に常に罪悪感を感じてしまっていた私にはちょっと衝撃。 きちんとご褒美を受け取れる様に毎日を過ごし、胸を張ってご褒美を頂ける人になりたい。そしていつか、娘とアフタヌーンティーを楽しみに行きたい。

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    投稿日: 2023.09.16
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    表紙のアフタヌーンティーのスタンド、なぜ三段ではないー!?ぜひとも重版かかる時か文庫本が出される時には三段スタンドへの変更を願う!! 読み終えた瞬間はじーんとしたものに包まれたが、そこから時間差でじわじわと喉元奥の方が詰まるような胸に来るものがあり涙が溢れてきそうになる。 物語を読み終えた後、自然とその続きの光景が脳裏に思い浮かんで広がっていくような感覚。 途中、この登場人物って、あの人だよね!?そうだ!きっとそうだー!と繋がった場面があり、ものすんごくテンションが上がってしまった。 登場人物たちが実在する人のように感じるうえ、とても身近にいるように感じられるところもとても良かった。

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    投稿日: 2023.09.16