
総合評価
(1699件)| 680 | ||
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powered by ブクログカフェでバシャンと大きな音で何かを落とした人がいても、きっと今の私は微笑んでしまう。とても柔らかな心で。 川沿いにある桜並木に佇む喫茶店「マーブルカフェ」から始まる12の物語。各話の主人公たちの人生はどこかで繋がっている。「きっと知らず知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている」知らない誰かに救われ、また自分も誰かにとってそういう存在になっているのかもしれない。 12の物語にはそれぞれに色名が付いており、どれもとても優しく温かい。カフェや公園で読みたいなと思う。緩やかに話は進んでいくが、はっとする言葉も散りばめられており、自分に重ね合わせ気づきを得る。 青山さんのフィルターを通して描かれる世界の空気感がとても心地よい。マーブルカフェから始まり、海を越え最後はマーブルカフェに帰ってくる。この世界は人々は繋がっている、そう思うと少しだけ優しくなれる気がした。ココアを飲む時のように。
10投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログ「抹茶カフェ」を読んだ時にも感じたが、人はみんないろいろなことを抱きながら生きているんだなぁと思った。時々人に腹が立つこともあるけれど、もう少し背景にも目を向け、寛容でありたいと反省させられた。そんなあったかい物語だ。
17投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログもう全体的に優しいストーリー。好き。 短編だけどどんどん繋がっていく感じが読んでいてワクワクするし読むハードルを下げてくれる。言葉一つ一つが優しく包み込んでくれる感じ。この作者さん、青山美智子さんっていうんだ、調べてみよう… 緑の画家さんみたいに好きなものを追求するの、素敵。 私も淡色がすきだけど、具体的にどーゆーのが好きなのかが気になってきた!もっともっと掘り下げられるはずだ。好きな物にもっともっと触れよう。 青山美智子先生のXをついフォローしてしまった。 次は何を読もう。
1投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログ短編集だけど全ての物語が繋がっている。 最後の「恋文」がとても素敵だった。 美しい恋文でした。 ただ登場人物の繋がりが少しごちごちゃごちゃしてしまったので読み直した。
0投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『繋がり』という言葉に身構えなくても、生きてるだけで、日々の生活で誰かと繋がっていて、知らないうちに誰かに救われれていて、知らない誰かの役に立っているのかな。そう思うことで、ちょっと元気になれれば、それでよし!
2投稿日: 2024.03.20
powered by ブクログ人は生きるうえで他者と関わらざるをえない。 どんなに価値観、国籍、人種、文化が違くても、同じ星に生きている。 どこかの誰かがこう言った。 "どうせ地球は丸いんだ。またそのうちどっかで会えるだろ" 円は無限性の象徴だ。 巡り巡って還ってくる。 それは幸も不幸も同じ。 問題はいつどこにいるときにそれが還ってくるかわからないことだ。 だからこそ力強く生きる勇気が必要だ。 我々は一つの糸で結ばれている。 もしこの世界が永遠に繰り返すものだとしたら… この小説のように、最終的には最初に戻ってくるような、回帰性の世界だとしたら… もう一度、その人生を歩んでもいいと思えるだろうか。 まるで桜のように、今にも散ってしまいそうな生命は何よりも強く燃えて輝いている。 だから、 お熱いので、お気をつけください。
3投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログ図書館で借りました。先に『いつもの木曜日』を読んでいたので、登場人物の裏話を知っている気分でした。 人の心にある嫉妬や劣等感も描かれるけれど、決して後味が悪くない温かいお話でした。 「きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている。」という文が印象的でした。たしかに、友人や同僚から影響を受けることは多いけれど、自分が誰かの人生に関わっているとは考えたことがなかったなと思いました。
69投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほっこりするお話の短編集。 各章の主人公がその前の章に顔を出していて、章の読み始めは「次は誰が主人公だろう?」とワクワクする。 『自分は自分のままでいいんだ』と自分を受け入れられるようになるお話が多い。 その分、「私は〇〇な人間」とか「小さい頃から〜」とか自己理解が深かったり、自分のやりたいことがはっきりしている主人公が多くて、実際はそんな夢や自分像をしっかり持ってる人ばかりじゃないよなー、と物語に入り込めない部分もある。 それでもほっこりと優しい気持ちになれる、ココアが飲みたくなるお話。
3投稿日: 2024.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほっこりする系の短編集。 1話1話がとても短いのでサラッと読めた。 ただちょっと短編過ぎるかなと… 確かにどれも温かみがあって良い話ではあるんだけど短いが故にストーリーが浅いというか深みを感じられないというか… 登場人物達の背景もうっすらしてるから感情移入する前に話が終わっちゃって結果何も残らない… 良い話ではあるけど心に印象強く残る本ではなかったな^^; 強いて言えば6話目の半世紀ロマンスが好きかな。 「正しい謙虚さというのは正しい自信だし、本当のやさしさは本当のたくましさじゃないかしら」の一文が印象的。
3投稿日: 2024.03.08
powered by ブクログ青山美智子先生の作品は書店員さんがおすすめされる事が多いらしい。読みやすくて心が温まる作品でした。続編が楽しみです。
9投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログ田中達也さんの作品が好きなのでジャケ買いしました。連作短編集というか、前作で脇役だった人物が次の話では主役になって、最終的にくるりと一周するという感じです。短編より長編派ですがとても良かったです。二作目の卵焼きの話で泣き、次の三作目では心臓がぎゅっとなりました。 応援する夫のために、卵焼き好きな子供のために、やりたいのにできないお母さんの不器用な空回りがしんどくて一緒に涙でした。きれいな黄色、見てみたいです。 ピンクの爪だって見てくれている人はきちんと見てくれている、先輩も後輩もかっこよかったです。私は立場的にもう先輩の位置ですが、こんな風に後輩に接すれたらなと思いました。本当に悪い人なんて誰も出てこない、ハッピーエンド好きには堪らない短編集です。 各作品のタイトルの下にテーマとなる色が記されていて、それもなんかオシャレな感じでした。一周したあとの一作目の“ココアさん”と十二作目の“ココアさん”が繋がったときはやられましたね。正直、舞台がシドニーに飛んでしまったときは少しダレ気味になってしまったんだけど、ココアのように優しくてほっこり温かな作品ばかりで良い作品だったなと思います。
2投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログとても心がほっこりする作品でした。 カフェから始まる人との繋がりを書いている作品で、自分も頑張ってみよう、明日も頑張ろう、って思わせてくれるくらい心が温まる作品です。 「わたしたちは知らないうちに誰かを救っている」とあるように、自分の何気ない行動・言葉が相手の人生に影響を与えるかもしれない、と思いながらこれから生きていきたいと思いました。 自分の何気ない言動にさえも責任を取れるようになる!
15投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログ1話ごとに話が短いから読みやすい そして必ずどの話も最後があったまる 出てくる登場人物に、え!って思っても最後に温かい気持ちで終われるからよかった さすがホットココアよ
2投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログ繋がりのある12のショートストーリー。 青山美智子さんは読みやすいし、本にどっぷりつかれない時でも、サクッと読めてしまうのが良いところ。 ストーリー展開も軽めで、表現も分かりやすいから、普通に、良かったよ。という感想になってしまうのだけども。
1投稿日: 2024.03.01
powered by ブクログとても読みやすく、サクッと読み終えられた。 人との繋がりや、人への思いが丁寧に書かれていて、こちらも温かい気持ちになりました。
1投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログこの本では、ただいま神様当番や鎌倉うずまき案内所よりエピソード数が多く、たくさんの視点で登場人物たちを見ることができてとても良かった。こういう考え方もあるのか、と読み進めるたびに感じた。 最後が本当に良かった。「お互いココアさんと呼んでたなんて!」と読みながら心の中で叫んでしまった。 読み終わったあとも2人の恋が成就しますように、と本気で思った。 また、これを読んでカフェがさらに好きな場所になった。
2投稿日: 2024.02.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
月曜日の方を最近読んだこともあって、この人、あの人だ!って発見するのが楽しかった。のびゆくわれらは同業者ってこともあってじわ〜っと温かくなる物語だった。中でも聖者の直進が好きだったなあ。不器用で自分の思いと葛藤して過ごしてる主人公。かと思えば近しい友達にはそうは見えていなくて。さらっと苦手なこともがんばってることも話していいんだなと思えた。ココアは幼い頃母さんが作ってくれて嬉しかった飲み物。何があっても、何もなくとも幸せに感じるあの時間は大切なんだ。
4投稿日: 2024.02.27
powered by ブクログ穏やかでホッとするまさにココアのようなお話。 オーストラリアで植物園やジャカランダを見てみたくなった。
3投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ「きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている」 この言葉が表すように、色とりどりの短編が少しずつ重なり連なる物語はどれも優しくて綺麗で、ほっと温まるお話しばかりでした どれだけ絶望することがあっても 些細なきっかけや1つの言葉で全てが晴れやかになること そういうことってあるなとしみじみしました そして、ラストの「恋文」を読んでこの本一冊丸ごと、ラブレターのようだったなと、じんわり本を閉じました
58投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログカバヒコが面白かったから青山さんの作品をもっと読みたくなって手に取った。 サクサク読めたし、こちらもまた優しい気持ちになれるストーリーだった。 仕事だけでなく、好きなことすることや、あるいはその人の存在自体が、誰かの人生に良い影響を与えているんだと感じた。 当然だけど、人は何かしらの方法で支え合い、間接的にも直接的にも影響を与え合っていると再認識した。 まさに十人十色な物語でした。
2投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログとても温かくなる物語ばかりで心が満たされました。それぞれが苦悩しながらも行動し前に進んでいる姿がここにはあります。何してんだろうなぁ自分。なんだか勇気をもらえたような気がします。 僕は本を読むのが遅く数日かけて読みましたが、それぞれの物語の繋がりを忘れてしまっていることがあり、一気に読んだ方が楽しめる作品だと感じました。読んで良かった。
7投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ雪の降る午後、サっと読み終えた。 人と人は、どこかで繋がっている。それはこの小説の中だけではなくて、私たちの暮らしにおいてもそうなのかもしれない。 心があたたかくなるとともに、何気ない日々の暮らしを大切にしていこうと思えました。
3投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログ川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。そのカフェで出された一杯のココアから始まる、12のストーリー。 各ストーリーに登場する人たちは、それぞれ何らかの関係を持ち、物語が繋がれて行く。 ほっこりするというのは、こう言うことなのかも。 作者の青山美智子さんと言えば、「お探し物は図書室まで」は既読だが、流れる雰囲気は似ているかな。 「夢はかなったところから現実だから。俺、夢が好きなの。だからもういいんだ」 先生の手は、働き者の手だよね。たくさん笑って、たくさん食べて、なんでも楽しくがんばっていると、先生みたいにきれな爪になるよ。大人になってから、色を塗ってオシャレしたいなと思ったとき、元気な爪だったら素敵だよ。 正しい謙虚さというのは正しい自信だし、本当のやさしさは本当のたくましさじゃないか。 と言う言葉には共感を覚えた。
10投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログごめん、なんというか、超チープ。素敵な事を書いて素敵と思ってもらおう、っていう内容。素人のブログ。平板で単調。都合よくどの片想いも両思い。なんら感情を揺さぶってくれなかった。
5投稿日: 2024.02.22
powered by ブクログ好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話す。 これが大切な事だと思いました。 日常の忙しさで忘れないようにしないと。
4投稿日: 2024.02.22
powered by ブクログ人との繋がりを大切にしたくなるような本。 人はそれぞれ色んなことを考えて、時には相手を思いやりながら生きて、そういったことが少しずつ繋がって、人との縁を結んでいくんだと思った。 自分の気持ちに素直に生きることを優しく応援してくれるようなお話しだと思った。
3投稿日: 2024.02.21
powered by ブクログ神様当番の書き方もバトンを渡すのも気に入って、同じくらいすんなり入って来た。1話の1人の担当が短くて大丈夫かなと思いきやちゃんと収まってて。出だし登場するマスターの所々に情報が出て 京都とかオーストラリアの大学とかで輪郭が見える 緑の子を見つけて引っ張り上げると言う 人を見る才能があると言う 緑の子の幻覚の様なお告げがここに来る理由だったのかな。ピコちゃんのプレゼントで50年の結婚式記念で来た夫婦が良かったです、双子の様に似ていると深い言葉だね。オーストラリアに住んでたからリアル感があるのかな〜繋がっている。あー途中マコとピコちゃん間違えたけど。
25投稿日: 2024.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
以下、気になった分を引用します。 「私のやりたいことは、まだこの幼稚園にたくさんある。それが私の、ここにいる「理由」だ。」 「あの子が大きくなるたびに私、娘だからじゃなくて人として好きだわって、何度も思うもの。」
2投稿日: 2024.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何かの拍子にこの本を知って、以来ずっと読みたかった本。 たまたま図書館にあるのを見て借りてきた。 もう、素敵。もうね、素敵よ。 こんな緩やかに自然なリレー形式で進む小説も珍しいし、始終温かい空気が漂う。 最後から二番目のお話で涙が出そうになった。それまでのお話で蓄積した優しさが、一気に押し寄せてきた。 6話目の「半世紀ロマンス」で、敬語終わりの独白から始まったことに警戒したけど、全く素敵な内容で終わった。 同じ形式で、優しいこと言ってる風で実は虐待に近いことをしていた、なんて展開があったもんだから、この章を読み終えるまでずっと心臓バクバクした。 そして12「恋文」でようやく気付く。 扉?のところにそれぞれ色と場所が書かれているのね。それぞれのお話の特徴を捉えているから、また読み返してみるとちょっとした楽しみを味わえそう。 お互いにココアさん、と呼びあっているのには笑ってしまった。 なんて微笑ましいんだ。
2投稿日: 2024.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
月曜日の抹茶カフェを先に読んでしまったので順番が逆に。 月曜日の抹茶カフェと全く同じ構成で、またもや最初と最後の主人公が初めから両想いパターン…。 ひとつひとつのストーリーが浅いし、ストーリーごとの繋がりもなんだか普通。ただ友達の友達の友達の…ってやっているだけみたい。 なんだか絵本を読まされている気分になった。ただ綺麗ってだけで感じるものが何もない。むしろ絵本の方が深みがあるような…。
4投稿日: 2024.02.20
powered by ブクログとってもお洒落な小説だなぁと思いながら、読み進めていくと、登場人物に繋がりがあることに気づき、それがなかなか複雑に絡み合ってて、「後で整理しよう」と思いながら読み進めていきました。 読み終わってからメモ紙に書き出してわかったのですが、お手紙交換していたのは2組だったのですね〜(笑) 世代もどうやら3世代?2世代半?くらい離れているんですよね。 作者の中では、きちんと設定されていて、世代が違う人たちをうまく絡ませていく、やっぱり作家さんはすごいですね。 作者の青山美智子さんは、シドニーで勤務されていたそうで、とてもシドニーが詳しく書いてあるのも納得でした。うちの娘も今、オーストラリアにワーキングホリデーで滞在していることもあって、日本とオーストラリアは案外身近な存在なのだなぁと思いました。 このお話の中で私が好きなのは、 「ラルフさんの一番良き日」 ラルフさんがイケメンではないところがとっても良いです。そして陽だまりのような笑顔と恋に奥手なところがまたすごく良い。ラルフさんがハッピーエンドになって、読んでいて幸せな気持ちになりました。 もし、オレンジ色のキッチンカーを見つけたら、「ラルフさんだ!!」って、絶対買いに行きます。 あ、マーブル・カフェのワタルくんがイケメンなのはそれはそれですごく良いです♡♡ そしてちょこちょこあちこちに登場するホクロのあるマスター、彼が実は京都出身なので、続編が「抹茶」と京都絡みになるようですね。 次も楽しみです(^^)
23投稿日: 2024.02.19
powered by ブクログ各章が少しずつ繋がっていて、それでいて全く違う視点で、一つ一つ心温まる心打たれる話が凝縮されていました。
0投稿日: 2024.02.19
powered by ブクログ読み始めたら止まらなく、最後まで一気読みしました。 孤独を感じさせず、世界は誰とでも繋がっているという事を感じさせる内容でした。 カフェの店員から始まり、章が進むたびに色々な物語の世界を見ることができて、一つ一つが暖かい物語で読みやすかったです。 ページ数も多くなく、スキマ時間にもサクっと読めるので、忙しい大人や中高生にも良い本だと思います!
9投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログなにかのアンソロジーで既読のものもあり、懐かしい感じですんなり物語の世界に入り込めた。マーブル・カフェ、もっと言えばカフェのマスターを起点として少しずつ重なる人と人との心のつながりの物語。誰が何をするわけでもないが、何気ないひと言や振る舞いが、あたたかく波及してどこかに影響を及ぼしていくような、静かで緩やかな愛にあふれている。
1投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ表紙ミニチュアアート田中達也。東京・シドニー,マーブルカフェで繋がる縁。子供の弁当作りに苦戦するキャリアウーマンなど,頑張る人を応援する心温まる物語。(1.店長ワタル視点12.ココアさん視点)
21投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ終始温かい本に初めて出会いました。自分自身、ハッピーエンドなどの話は苦手だと勝手に思っていたのですが、全くそんなことはなくとても幸せな気持ちです。
2投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログ2024/02/12 マーブルカフェという景色のいいカフェの定位置にいつも来る女性のお客さん(ココアさん)に恋心を抱く店長のお兄さんから始まり、そのカフェに来る人や関わりのある人たちの織りなす思いやりに溢れた12個のエピソードからなる小説です。 これもまたずっと書店で見かけて気になってたものの読めずにいた一冊ですが読み終わってやっぱり早く読んでおけば良かったと後悔。 それぞれの人物のエピソードがとても読みやすく、なおかつ、心から温かくなるようなエピソードが詰まっています。 一つ一つの話も微妙につながっていてこの登場人物たちはそれぞれが認識していないところのどこかしらつながっているというのも面白味を増しているように思います。
2投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログ短編小説のようで全てが繋がっている...!? ひとつひとつのお話しにテーマカラーがあるのが遊び心あってほっこりします。 こんなに美しく絡み合ったストーリーを書く作家さんってほんとうにすごい。 最近の荒んでいた心が無事清められました笑 袖触り合うも多生の縁、ですね。
4投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近大好きになった青山美智子さんの小説デビュー作! 全体的にとてもロマンチックで甘い香りがして、青山さんの原点を知れた気がして楽しかったです。本当に読みやすくて手が止まらない。 印象に残った章をつらつらと 4 聖者の直進 一番好きな章かもしれない。女2人の友情にウルウルが止まらない。 タイトルも最高すぎる。行進ではなく直進。 めちゃくちゃ心に残った文章が2つありました ①「道がまっすぐかどうかというよりも、曲がりくねった道をがんばってまっすぐ歩こうとしてるならいいんじゃないかなって、僕は思います。」 ②「子どものなかで仕事がしたかった。私が思う真っ直ぐな道を教えたかった。正しさが疎まれる、そんな大人たちの群れにいるのがしんどかったから。」 パンチラインすぎる。言葉の魔法使い改め魔女!の青山さんの言葉選びに痺れる回。 6 半世紀ロマンス おばあさんの語り口が本当に気持ちが良い。 お祖母ちゃんに育ててもらったごりごりのお祖母ちゃんっ子の私には本当に心地よく染み渡る文章。容易にイメージができる。 内容についてはじいさんばあさんの惚気話! 最高に羨ましいぞこのやろう! 「正しい謙虚さというのは正しい自信だし、本当のやさしさは本当のたくましさじゃないかしら。」 本当そうだと思う。私も謙虚にやさしく生きたい。正しく。 7 カウントダウン 読んでいて強烈な違和感が続いた章。 なんだこの女の妄想みたいな男は?青山さんどうした?と思ってしまった。 あぁ、、疑ってすまない。ガーデンの緑が救ってくれたんか、、鳥肌ぞわぁ 自分を救えるのは時として自分だけ、、そして自分が本当に愛したものにだけ、、尊い。 8 ラルフさんの一番良き日 シンプルニヤニヤ回 こーのやろう! 笑 12 恋文 あんたもココアさんと呼んでるんかいとリアルにフフッと笑ってしまった ちょっとロマンチック過ぎるし話の締めも思わず笑ってしまったけど、不快感はなかった。 カフェ、ええなぁ。珈琲一杯にこんな払わないといけないんかい!そしてオシャレ過ぎやしないか?と敬遠してきたけど、、良い店を私も見つけたいなぁ。 今回も良き短編集でした。私は短編が好きなのだなぁ。コンパクトで無駄な描写がなくて色んな人物の人生や内面に触れられる。お得。 良きものですね。
4投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログ各話に色が関連付けられているのがいいですね、これこそ「マーブル」。とても良いお話ばかりでした。心が暖かくなる言葉、ハッとさせられる言葉、そして時々くすっと笑える要素のある青山さんのお話が大好き。
18投稿日: 2024.02.08
powered by ブクログ====================== MASTERという言葉の意味を、思い浮かべる。 修士。責任者。長。師匠。経営者。精通者。進行役。元になるもの。 彼が「マスター」と呼ばれることを好む理由が、なんとなくわかった気がした。誰かのために、何かのために、彼は起点となって人を動かすのだ。マスターと出会わなかったら世に放たれることのなかった光が、たくさんあるのだろう。 でも考えてみたら、多かれ少なかれ、誰もが誰かにとってそういう存在なのかもしれない。きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている。 ====================== マスターになりたいなと思った。 人の人生に光と灯すような存在に。 お気に入りのお店を沢山見つけたいな。
8投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログ生きていると人と関わりを持ち、何らかの影響を受けたり与えたり、それが思わぬ人とだったりする。チェーンで繋がっているようだった。
4投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログ⭐︎3.5 その時々の自分の気分によって評価変わるかも ページ数が少なく、さらに12の短編で書かれてるからほんとうにさらさら読める 1時間ちょっとくらいで読み終わった 青山さん読むのは初めてだけど、とても温かい内容で、良い息抜きになったなあという感じ 視点がどんどん変わっていくから、登場人物を色々な角度から見ている感じがして面白い 最後の話が手紙になってる?のが素敵だなって思う
2投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログ大人の童話。 疲れた時に読むとホッとするかも。 エンタメ系小説読み過ぎてる自分には、ちょっと物足りず。 もうひとひねり欲しいなぁとか思ってしまった。
2投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログさすが、青山美智子さんの本で、あっという間に読んでしまいました。 毎度、ほっこりして心温まります。 ココアが飲みたくなりました。笑 マーブルカフェのような場所を探してみたくもなりました。人との繋がりを大切にしたいと思いました。
1投稿日: 2024.02.05
powered by ブクログココア という響きがこんなに心あたたまるなんて。 何も繋がりがなさそうな短いお話でてきている。 でも全てがつながりをもっていることもおもしろい。 なごみ、なんだか心があたたまるお話。
2投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ全部が綺麗な短編集。愛とか恋とか友情とかこんなに綺麗な言葉で表現できるのかと目を白黒させながら読んだ。早くお抹茶をいただきたい。
49投稿日: 2024.02.02
powered by ブクログ気負わずにさらっと読める短編集。物語の舞台になっているカフェで、静かな独り時間をゆったり過ごしている時に、手に取りたくなる感じ。読んでいるうちに、ほんわりあたたかくなり、じんわり元気が出てくるのは、確かに、平日の午後に飲むココアのようだと思った。 カバー写真の田中達也さんのミニチュアが、よく似合う。
3投稿日: 2024.02.01
powered by ブクログじんわりと、心の芯から温まったような気持ちになる本。 生きていると理不尽なことや辛いことに目が行きがちで、生きるのって大変だと思ってしまうけれど、 こんなにも優しくて尊い世界もあるのかと、心が救われた。 川沿いの桜並木のそばにひっそりと佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。そこに訪れる人たちにまつわる12色の物語。なんて素敵なつながりなの、と感動する。 余裕をなくしたり、誰かになぐさめてほしくなったりしたら、もう一度読み返したい。
1投稿日: 2024.01.31
powered by ブクログ読み進めていくうちに、登場人物が手と手を繋ぎあって一つの円になっているイメージが浮かんだ。十二の物語の登場人物が少しづつ接点を持っているという現実的ではない設定に、人と人の縁の不思議さや温かさをより深く感じられて心が温かくなった。
1投稿日: 2024.01.28
powered by ブクログ2024年5冊目。 枕元の照明を30分オフにしておふとんの中でぬくぬくと読むのにピッタリ。 ほっこりと幸せな気持ちで眠りにつける1冊。
1投稿日: 2024.01.26
powered by ブクログ短編小説が沢山集まっているけど、どこかで話が全て繋がっている作品。 1日1編だけというルールを自分で作ってスローペースで読みました。毎回終わってほしくないと思いながら最後まで楽しく読み終えました。 可愛らしく、癒され、心が温かくなる作品でした。
3投稿日: 2024.01.25
powered by ブクログこういうの好き。短編と見せかけて人物が繋がっている。ちょっと途中複雑でこのひとはだれだ、!?となったりしたけど。 香りのおまじないとか、好きな場所にいるだけで元気が出るとか、あったかい。この作者の本はおそらく全て好き。
2投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ初めて青山美智子先生の作品を読ませて頂きましたが、まさにココアのようにほっとしてしまうような作品でした。
8投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ青山さんの本は、どれも前向きになれて、やさしい気持ちなれるから大好きです。 この本は、キュンとする話が多かったなと。
1投稿日: 2024.01.23
powered by ブクログ人気の青山美智子さん。 意外に読んでおらず、私にはこれが2作目。 青山さんの初期のころの作品。 住宅地の隅にある、知る人ぞ知るマーブル・カフェ。 ここから始まる物語が、めぐり巡っていく。 12章になっており、それぞれ主役と場所が変わっていく。 悪い人は出てこず、ささいな嫉妬にも罪悪感をもつような優しい人たち。 別の場所、ほかの人の輪のなかに、あのとき出てきた人がここで姿を現す。 匂わせるでもなく、しっかり書いている文章が初々しさを感じる。 各章にテーマ色がありめぐっていく。 色えんぴつのような優しい彩りの作品だった。 小学生くらいでもじゅうぶん読みきれる。 ……人生酸いも甘いも噛み分けてきた者には夢心地で、もう少し毒があるくらいがちょうどいいかも。
5投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ『きまじめな卵焼き』と言うエピソードでは、幼稚園に通う一人息子の拓海の為に一生懸命弁当作りに励む輝也の妻でキャリアウーマンの朝美の姿には思わず心打たれました。また、ラルフさんの一番良き日と言うストーリーも好きです。
41投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログ地道に努力しているのは誰かが見ていてくれていづれ報われる 報われるとは経済的な成功だけではなく、不安だったり悩みから開放されることも含まれる ”幸せ”や”充実感”が得られる? 前向きでとても読みやすい 自己肯定感を高められます
1投稿日: 2024.01.18
powered by ブクログ心があたたまるお話でした。 最初の方のお話は私にも思い当たるようなリアルな葛藤を抱いてる人が多くて、登場人物たちと一緒に私もなんだか心をざわつかせながら読んでた。 でも最後にはあたたかいラストが待ってるから私もなんとなく人生に希望が持てるような気がした。 最後の方のお話にいくにつれ、ファンタジーっぽいなって感じる要素が増えてきたように思える。 でもトンデモご都合主義とは私には思えなくて、実生活においても冷静に考えればそんなことはないかもしれないのに「これは絶対運命/奇跡だ」って思える瞬間を経験したことのある人がいると思うけど、ファンタジーっぽいなって感じる部分を読んでいる時は、正にそういう時の感覚がしたからある意味それらも前半のお話と同じようにリアルに思えた。 最後のお話の終わり方が好きです。 あとは短編集によくある前のお話の主人公が後のお話に登場人物として出てくるみたいなのが好きなのでこの本も読んでて楽しかった。 私も自分の人生を変えるようなきっかけを急に与えてくれる人に会ってみたいような気がする
1投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログめちゃくちゃ好き。一つ一つのお話が繋がるところもそれが表紙のミニチュアで表現されてるところも全部すき。大好き。
2投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログこんな優しい表現の中に、自分がいられることが嬉しい。いつも連れていってくれてありがとう。心にジワーっと染み渡るあたたかさが心地よい。目頭が熱くなる、物語りばかり。短編の中で気持ちをほんわかしてくれる。
1投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログきれいに繋がっており、次は誰の話かな?と楽しみにすぐ読めた。みんながいい人な感じ。カフェの話という感じではなかった。カフェからはじまる話。
2投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログどの話も、ほわ~っと暖かい湯気が出てきそう。 いい話ばかりなので、安心してページを開くことができる。 私には初青山美智子さんだったが、この先はまりそうな予感。
1投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんなに止まらずに1冊読み終えたのは初めてな気がする。12本の短編、どれも素敵で、どれも生活する上で大切なヒントが隠れてて、何度も繰り返し読みたい本だった。東京、シドニー、時々 京都とイギリス、どれも自分に縁のある場所で、それもまた良かった。
1投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログ表紙の写真家さんが元々好きで気になり手に取った作品。喫茶店を舞台にした短編集なのかと思いきやもっと広くて深い人との繋がりを描いた作品だった。登場人物それぞれの心理描写を描く言葉選びが一つ一つ綺麗ですんなり物語に没入できる。自分の何気ない行動一つが周りに大きな影響を与えているかもしれない、と日常に新たな視点を気づかせてくれる作品。
1投稿日: 2024.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物たちのつながりがすごい。文字の中にたくさんの色が出てきてカラフル。ココア、桜、ピンクのネイル、黄色の卵焼き、黒のバーキン、ターコイズブルー、緑、オレンジ、聖母のブルー、ベジマイト、ロリキート、ジャカランダ…。 読み終わった後、おさらいで登場人物の特徴と関連図をまとめた。そのメモを元に何人かを取り上げるだけでも、次のような感じだ。 ●マスター(MASTER) マーブルカフェのオーナー。京都のギャラリーのオーナー。50歳くらい。背が低く、おでこの真ん中にホクロ。オーストラリアの大学院で修士。日本とオーストラリアを行き来している。見る目がある。 ・ワタルにマーブルカフェを任せる。 ・輝也(たっくんパパ)の作品をギャラリーで展示したりマーブルカフェに飾ったり ・マーク(インテリアデザイナー、アツコの結婚相手)とは仕事仲間 ・アツコに日本の出版社を紹介 ・ラルフのサンドイッチ店のデザイン ・優の作品をマークから見せられ、会いに行く ●マコ(Mako、Maco) 英会話スクール講師。25歳くらい。高校時代にシドニーに留学。留学中にCANVASの取材を受ける。編集者と仲良くなり今でも連載コラムを寄稿。 ・えな先生とは同級生。先生と名のつく職業に就くきっかけを与える。 ・メアリーの家に高校時代に一年ホームステイ。以後文通 ・シンディ(魔女になりたい。グレイスに師事。ラルフを好き)とは留学時の同級生。 ・優はマコのCANVASの連載コラムが好き。 ・ワタルのいるマーブルカフェの常連客。そして… ●ピーちゃん(ヒロコ、尋子) ランジェリーのデザイナー兼ショップ店員。36歳くらい。店はマーブルカフェの近く。 ・アツコの幼なじみ。2年前にアツコとマークの結婚式でシドニーを訪れてグレイスと話す。 ・泰子先生は理沙へのプレゼントをピーちゃんの店で買った。それはグレイスから聞いた話をもとに作ったMARIAという名前の青いショーツ。 ・進一郎、美佐子夫妻の娘。金婚式のお祝いにシドニー旅行をプレゼント。両親はマーブルカフェを知っているし、シドニーで理沙とひろゆきに会っているし、ホテルで優に給仕もしてもらったりしている。 文中にグレイス式魔術の習得について次のように書かれている。 「ボランティアで医療施設をまわったり、森林を保護する活動に参加したりと、グレイス先生の手伝いをしながら私は、人と人、自然と生物とが、どんなふうに関わり合い、助け合っているのかを、体で学んだ。この世界で息吹くものは、みんなみんなつながっているのだった。それを知ること、考えること、想うこと、願うこと、実行すること。それがグレイス式魔術を習得するために必要な課目だった」 この本の登場人物や読んだ我々はみんなグレイス式魔術の魔術師になれそうだw ココアのシミや「好きな場所にいるだけで、元気になることもあると思います」という一言が遠いオーストラリアの人に大きな影響を与えたとは、ワタルも思っていないだろう。 「月曜日の抹茶カフェ」を読もうと思ったら、「木曜日にはココアを」の登場人物が出ているようなので、先に読むことにした。
4投稿日: 2024.01.08
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12章構成 基本は恋愛小説の群像劇。 ・メインストーリー カフェで働く店員が、一女性客に恋に落ちるも、女性客側も店員に恋をしていて、最終的には結ばれる恋愛ストーリー。 ・サブストーリー カフェに関わる登場人物の背景が描かれる。 ・構成 最初はカフェでの出来事が描かれて、それに派生する形で途中は各登場人物の物語が描かれる。 最終的にはまたカフェに戻ってくる。 なんとなく有川浩の『阪急電車』に似ている。 ・特に印象的な場面など p.18 よけいなことしたかなと一瞬ひるんだけど、なんとか気持ちを伝えたくて、僕は勇気を振り絞る。 →ひるまずに言葉をしっかり選んで話すことで自分の伝えたいことを伝えようとする勇気ある姿勢に、自分もそういう心意気で頑張りたいと勇気をもらった。 p.38 子どものころから一生懸命勉強して、大学生になったら一生懸命就職活動して、会社に入ったら一生懸命仕事して、ずっと優秀だ優秀だと言われてきたのに。 →少し自分と重なるところがある。常識的に誰もが知ってて当たり前のこと、できて当たり前のことができなかったりする。それに萎える気持ちはすごくわかる。ギボムスの母親と似てるなと一瞬思ったが、彼女はできないことに目を背けずに、真正面から向き合ってひたむきに努力していた。 第11章トリコロールの約束 異国人同士のスピリチュアルな絆に涙した。 すべて直接的ではない表現ながらも、的確に登場人物の状況や心情を届けられる言葉の魅力に感動する。 p.209 12章恋文 好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話す。 ・気づき 1.様々な思いを持って生きる人と出会える 青山さんの本は2作目だが、自分なりの生き方を模索している人と出会うことができる。普段仲のいい友人と話していても、なかなかどう考えて生きているのか深い部分まで話すことはないので、この本を読むことで貴重な体験ができていると感じる。 2.読みやすい内容とそうでない内容 ちょっと本筋から外れすぎると興味がなくなってしまうからか、サイドストーリーを心から楽しむことができなかった。文章の表現自体は素敵なので、また見返した際に感じることは違う気がする。 総合的に見ると3,4ぐらいの評価になってしまうが、途中何章分かは楽しめた。
3投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログ好きな作家さんの1人、青山美智子さんの本でした。これの続編と言われている 月曜日の抹茶カフェ を先に読んでしまっていて、それは正直ちょっと微妙だったからこっちはどうかな…と思っていたけど、こっちの方が面白かった。ただ、非常に淡々とささやかな話で、かつ特に感動するわけでもないので、読後感としては非常に薄味。人に勧めるかというとそうでも無いかもしれないけど、隙間時間とかに読むには読みやすい本だったと思う。
2投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった!登場人物みんないい人であったかい話だなーってほっこりしながら読み進めてたけど…最後ー!!!
0投稿日: 2024.01.04
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タイトルの意味が、最初の2ページでわかってしまい、どんな話になるかと思い、読み進めると、コーヒーショップ店員と、店員の彼がココアさんと密かに読んでいる女性との恋の話になり引き込まれました。しかし、すぐに別の人が主役になり、オムニバスのようになるかと思いきや、前の物語にでてきた人達にスポットを当てる巧みな技法でした。人間社会は、色々な人が案外近くで交わっているんだと感じさせられました。その鍵をにぎているのは、マスター?な気がしています。最初のお話の2人の恋がどうなるか、気になっていましたが、ちゃんとに最後の章で書いてくれてあります。読みやすく、爽やかな気持ちになる1冊でした。
11投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログ簡単にするすると読めてしまうのだけど、ココアみたいに本当にほんわり暖かくなる一冊。 人と人の繋がりの不思議。 他の人とでは芽生えない何か。 それが繋ぐいくつもの物語の中を私たちは生きている。それを優しく文章に変えたら、こんな一冊になる、という感じ。 ごちゃごちゃごちゃせず、ストレートに暖かい、「あなたがいてくれて良かった」と言える誰かに出会えるのを、これからも楽しみにしているし今までも有難く思ってる。 なんか、自分の人生に感謝したくなった一冊だった。 ずーっと積読してたけど、今読めて良かった。
0投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログ青山作品として初めて読んだ作品です。一つ一つの短編が最期では一つに繋がる。これが、青山作品の神髄!とひしひしと伝わる作品となっています。 読む手が止まらない。 当作品の内容を忘れてしまっているのが許せない。 ’215/9 '2311/18
1投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログ月曜日の抹茶カフェを読んでこの前にもお話があることを知り手に取った。月曜日の抹茶カフェにも出てくる人物も登場しワクワクした。東京とシドニーで距離は離れているものの人を思う心は離れていない。なんだかホッとするお話だった。何か一歩進みたいなと思っている人におすすめ。
1投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログ色彩豊かな情景が浮かぶ1冊! 何気ない日常が特別に感じられるようになります。 読書好きの友達に勧められて読みましたが、この1冊から青山美智子さんの著書が好きになりました。 続編の月曜日の抹茶カフェも必読!!
2投稿日: 2023.12.26
powered by ブクログあまりこういう系作品は読まないし、この本は2年前くらいに買ったっきり積読本となってしまっていたけど、なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔した。優しい作品だった。青山美智子作品が絶賛される理由が分かった。短編系もあまり好んでこなかったけど、この作品は一編一編が読みやすい長さで、かつ、終わり方もスッキリしているからすごく良かった。ココアは好きで、猫舌だから冬でもアイスココアしか飲まないけど、ホットココアも飲みたいかもと思ってしまった。たまにはこういうホッと一息つけるあたたかい優しい作品もいい。今度は木曜日に、カフェでホットココアを飲みながら読みたい。
4投稿日: 2023.12.26
powered by ブクログ1章が短いので少しあっさりに感じた。 だが登場人物たちの心温まる空間を味わえて気分がいい。他人との繋がりを大切にしたくなる。
2投稿日: 2023.12.26
powered by ブクログ人と人とが知らないところで繋がって、あたたかい物語が生まれる。 この本を読んで、改めて人との関わりや、まわりの人たちを大切にしたいなと感じました。 YellowとOrangeのお話が私は特に好きです ○
17投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログさすが青山美智子さん。至るところに様々な伏線があり、読み進める毎に人と人が繋がり心温まる物語でした。
3投稿日: 2023.12.23
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「きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている。」 そう感じさせる本でした。章毎に、登場人物を取り巻くストーリーがあって、人生があって、その一つ一つに心温まります。続編を書店で見かけて、先にこちらを読んでから…と思い手に取ったので、続編も読みたいと思います。
7投稿日: 2023.12.22
powered by ブクログ居心地の良いカフェで提供されるココアから物語が始まる。 そして、繋がっていく人間関係。 出会いの循環。 まさに人間ドラマ。当たり前かもしれないが、一人ひとりにドラマがあるということを改めて教えてくれた。 とはいえ難しいお話は一つもなく、ショートショートの連続で、気軽に読める本になっている。 そしてやはり田中達也さんの作品世界をミニチュアに模したカバーデザインが素晴らしいく、素敵。 読み終わった後に、改めて眺めると「あ、ここいるのはあの人かな?」など発見があるかも。
16投稿日: 2023.12.21
powered by ブクログおしゃれな小説。連想するのは、枝が絡み合って円を描き、もとの場所に戻ってくるリースのような、らせんのようなおはなし。
15投稿日: 2023.12.19
powered by ブクログ縁の素晴らしさを感じました。 こんなふうに自分が出会う人々がずっと繋がっているのは、とても素敵なことですね。 じんわり温かい気持ちになれました。ホットココアを飲みながら、読み返したいと思います。 みなさんも、ホットココアはいかがですか?
5投稿日: 2023.12.18
powered by ブクログ12の物語で構成された短編集。 それぞれにテーマとなる色が副題としてついていて彩りが感じられ、物語の締めくくりも大体洒落がきいている文章で面白い。文体も読みやすくスラスラ読める。最後の一文は、まるで落語のオチのよう。
8投稿日: 2023.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
非常に温かく優しい物語だった。他人との出逢いは一期一会で、自分の人生がどうなるかも予知する事はできない。ただ、一寸先は闇ではなく光だと思いながら必死に生きたい。出逢った人達を大事にしていきたい。遺伝子レベルで似てきてしまう老夫婦のような関係はとても素敵だと感じた。
4投稿日: 2023.12.14
powered by ブクログ色んな人たちの心温まるお話。 それぞれの人に繋がりがあって面白かった。 いるだけで幸せになれる場所探してみたいなあ
8投稿日: 2023.12.13
powered by ブクログ青山さんデビュー作。この方の作品の特徴は、 ほっこり優しい、最後は粋な一文でオチをつける印象。落語のような、安住紳一郎さんの喋りのような。そんな連作短編集。
3投稿日: 2023.12.12
powered by ブクログ青山さんのデビュー作。 これまで何冊か読んでみて、ほっこりと温かい気持ちになれる作品ばかりだなーと思っていましたが、これがスタートだったのね!と納得の1冊。 万人にオススメできる!
8投稿日: 2023.12.11
powered by ブクログ作者は心のやさしい人だ。読むと心がホクホクする。 最後まで読んで、なんて素敵なんだと感動。登場人物の心のあたたかさ。ほっこりさせられる。お上品でつつましい。
1投稿日: 2023.12.10
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かるくかるく読める、 軽く読め過ぎて、なんかのエッセイを読んだくらい特になにも残らなかった。 ひとつのストーリーに出てくる他人が次の主人公になるのだけど、探してしまうので、さらに入り込めなかった。
1投稿日: 2023.12.09
powered by ブクログずっと読んでみたいなあと思ってた作品 青山美智子さんが紡ぎ出す心温まる物語がやっぱり好きだった! 短編小説だけど、登場人物が色々リンクしてくるのも面白かった
9投稿日: 2023.12.07
powered by ブクログ短編集だけど所々登場人物が繋がっていて、さらっと読めるのにとっても心があったかくなる本 私の友人が保育士をしていることもあって、「のびゆくわれら」は泣いてしまった 疲れた時はこの本に戻ってきたい!読めて良かった!
3投稿日: 2023.12.06
powered by ブクログ小さな出来事が繋がり、人と人が繋がる12色のストーリー。 どれも心優しい物語だが、「5 めぐりあい」で、新婚3日目の主人公が、結婚50年の老父婦と話をして感じた一節が特に心に響きました。 「赤い糸。それは、小指と小指をつなぐたよりない一本のことではなく、互いの体の中をかけめぐる血のことなんじゃないだろうか。あらかじめ結ばれた線を手繰り寄せるのではなく、色々な出来事を重ねながら、それぞれの中で脈々と流れるたくさんの糸を共鳴し合っていく。」
6投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログ短編12集。12色。 みなさんは、何色が、どうして好きですか? 第1編に出てくるマーブルカフェから始まる短編集。登場人物・出来事が少しずつ被り、話がつながっていく。 誰も不安や悩みはあるけど、暖まれる場所や人がいる。好きなところにいるだけで元気になれることもある。 好きな色は赤だけど、オレンジの話が好きでした。
10投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログ短編なのでサクサク読み進められる。 誰かの人生の中に自分も組み込まれているんだと思わせてくれる作品。 みんながそれぞれ主役であり、多かれ少なかれ影響を与え合っている。 「巡り会う」って、こういうことなのかしらとホッコリ。
6投稿日: 2023.11.28
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ひとつひとつのお話が短めで、サクッと読める群像劇短編集。活字をあまり読まない人でも読みやすいと思う。 人から人へ、日常の何気ない言葉がつながりあたたかい気持ちが連鎖する。じんわりと心があたたまる一冊。 個人的には2話目の"きまじめな卵焼き"が印象に残っている。 家事が苦手な朝美は、仕事に精を出し家計を支えることで存在意義を感じていたが、幼稚園のお迎えに行っても居心地が悪かったり、主夫だった輝也が知らないうちにデイトレードで利益を出していたり、卵焼きもまともに作れなかったり...。 「自分は全然だめだ。自分のいる意味は?」と落ち込んでいる朝美に対して優しく包み込む輝也。 ボロボロになった卵焼きを見てたっくんが言った「菜の花畑みたいできれい」にじーんと来た。 人はみんな得意不得意があり、輝ける場所も違う。そしてそんな自分を認めてくれる人が周りにいるって大切だなあと実感した。
8投稿日: 2023.11.28
powered by ブクログ一話一話、心が温まりました。また、涙するストーリーもあり、こんなにも言葉が温かくて、想像力を掻き立てる本は久々だと思いました。どのストーリーも少しずつ関連を持たせてあり、読んでいて楽しかったです。何度も読みたい本です。
14投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログ青山さんのデビュー作、やっと読むことが出来ました! お得意の連作短編はここから始まったのね。 優しさが詰まったお話の数々。悪人は出て来ない。 期待通りの展開でほっこり。 スピンオフや続編もあるようなので、早速図書館で予約しました。 うー、楽しみ!
6投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログ一軒の喫茶店、一杯のココア。東京とシドニーをつなぐ12色の物語。 憎しみや悲しみも連鎖するが、愛しさや喜びや希望も連鎖するものだと信じたい。 人々の生活の中で起こる小さな出来事、それらは繋がっていないように見えて実は繋がっている。 心の傷にそっと寄り添ってくれるような連作短編集。
2投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログ阪急列車、独立記念日…。自分にとっては脇役だった人が、人生の主人公として物語を生きている。 初めて青山美智子さんの作品を読んでみた。売れているし、友人や知人も口を揃えて、温かくなる作品で読んだ後の心地よさがいい、と言っていたし、間違いはないだろう、と読み始めた。次の展開が気になる〜、という感覚は覚えなかったが、ホッと一息つけるような、張り詰めた心の糸を緩ませてくれる様なお話だった。 茶色、というと、なんだか汚れた様なイメージが先行してしまう私。でも、ココア、というと、甘くて温もりのイメージが浮かぶ。ブラウン、といえば焦茶色を思い浮かべ、木とか自然の優しさや落ち着きが広がる。 色って特段意識して生活することはないし、したとしても一つ一つを咀嚼する余裕がない。こうやって小説と一対一で向き合い、色について味わっていくと、その色にも解釈があり、それが心を癒すことや強くすること、あらゆることに一役買ってくれて、まさに人生に彩りを与えてくれることに気がついた。 自分一人だけでは生きていけない。誰しも苦しみや悲しみ、悩みや不安を抱えながら生活している。それに気づいて、互いに支え合っていくことのできる、心を持って関係を築くことのできる人間っていいな、と思ったら、どんなに嫌なことや嫌な人がいても、全ては人間社会で起きたこと、きっと何か一筋の光が見えてくるはずだ、と期待することができそうな気がした。 正しい謙虚さとは正しい自信で、本当のやさしさは本当のたくましさ。 道がまっすぐかどうかではなくて、曲がりくねった道をまっすぐ歩こうとする。 この本と出会えた素敵な言葉を白い心に、黒のペンで書き留めておこう。
3投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログとっても読みやすい1冊。 気づいたら読み終わってました。 ココアさん。 色々な方の人生が繋がり、 1部だけを切り取ってみると 「好きじゃない」「ムカつく」 そんな場面多いよなぁと。 自分が知らない時にそんなことがあったんだ… と思うことも確かに多いや。 とハッとしました。 本を読むことで、いつも色々な感情になりますが 私は今は連絡が経ってしまった海外の友人が 元気なのかなぁと……
4投稿日: 2023.11.24
