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合唱 岬洋介の帰還
合唱 岬洋介の帰還
中山七里/宝島社
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総合評価

85件)
4.2
32
35
12
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0
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    やはり真犯人は、彼女でしたか!最初から予想は出来たのですが、動機がはっきりしません?そう言うことでしたか!後半、シリーズ常連のキャストが謎解きで大活躍だ!面白いからぜひぜひこれから読む方にも楽しんで欲しいですね!

    0
    投稿日: 2025.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終始ニヤニヤが止まらない! 友人との約束を守る為、帰って来た岬洋介 それだけで胸熱なのに 中山七里ファンにはたまらない 渡瀬、古手川ペアがでてきたかと思ったら、御子柴弁護士に、光崎教授、犬飼刑事まで!! それから親子対決 ワクワクしたー! 誕生日とクリスマスと長期連休がいっぺんに来た感じで楽しかった!

    11
    投稿日: 2025.01.20
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    『合唱』岬洋介の帰還 幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した犯人 仙街不比等。 この事件の担当検事になった天生高春は、刑法第39条による無罪判決が下る恐れもあり、仙街の殺意を立証すべく取調べに挑むが・・・ なんと取調べ中に突如意識を失い、覚醒した目の前には、仙街の銃殺死体があり、指紋、硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう。 しかも、担当検事は、岬恭平! そんな天生を救う為、あの男"岬洋介"が帰還する。 ピアニストとしてではなく、弁護士? この作品は、中山先生のファンなら、ぐうの音も出ない作品だと思います。 中山作品のあの弁護士、この刑事、あちら解剖医チーム、こちらの鑑定士と声を揃えて大合唱という具合、もちろんタクトを握るのは岬洋介! 前半は、事件のあらましと検事の仕事の解説っぽい内容かなぁと思いきや、中盤"岬洋介"の登場から、ページをめくるスピードが三割増! 作品タイトル『合唱』は、まさに中山作品の花形スターの大合唱でありました。 ミステリーの仕掛的には、当初から犯人の目星は付くものの、動機と方法が分からないというものですが、そこは探偵役"岬洋介"がしっかり美味しいところを持っていきます。 このシリーズの最後?を飾るべき非常に興味深い法廷を舞台にした作品でした。

    28
    投稿日: 2024.10.13
  • 豪華版!?

    岬洋介シリーズ ⑥ ★4.5くらい? 豪華な面子が出てくるお話。それだけでも面白いけど、岬の飄々とした活躍がとても良い。(犯人は分かりやすいけど)

    0
    投稿日: 2024.06.10
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    最高。 中山作品の主役たち、大集合。 ヒーロー大集合っ!という雰囲気。 色々な中山作品を読んでからこの本と出会えて良かった。 ストーリーも先がよめてはいるものの、飽きさせない展開で、何より紅白歌合戦のようでクセ強人物達が各々大活躍でファンとしては最高の作品でした。

    2
    投稿日: 2024.05.09
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    中山七里ワールドのオールスターが勢揃い。もうそれだけで嬉しい。いろんなシリーズを読んできたからこそ楽しめる。そしてもっと読みたい気持ちにさせられる。中山先生、うまいなぁ。 御子柴先生が岬洋介のことを“真摯で老獪”と言ってたけど、まさに!って思った。

    9
    投稿日: 2024.04.26
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    SL 2024.1.13-2024.1.15 全員集合。オールスタースペシャル。 岬洋介が御子柴礼司に天生の弁護を頼むとは。それだけでこの作品好き。 作者が自分の登場人物で思いっきり遊んでいるようで、どこを読んでいても楽しい。 あの御子柴も、あの渡瀬も、あの光崎教授も岬洋介のために動いて、なんだか岬恭介がかわいそうになってきた。

    1
    投稿日: 2024.01.15
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    とても豪華なラインナップ。古手川刑事、渡瀬警部で始まり次から次へとお馴染みの方々が登場し、内容よりもそっちにワクワクしました。御子柴が弁護するだろうとは予想もつくけど父子対決の見どころがちゃんと残されていました。ページ数も残り少なかったので一方的だったけど…。犯人は最初からその人しかいない展開であったので、謎解きよりもそこへ終結するまでの豪華なラインナップを楽しむ作品でした。

    1
    投稿日: 2023.11.06
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    2023年7月2日  意外ない展開。 シリーズだったのね。 知らずに読んだけど、親交の経緯はわかったし、洋介の人柄も理解できた。 法廷闘争が大変。手の内を整えて、出すタイミング、順番も計算しておくのだな。 39条の法律により、不起訴処分になる恐れ。冤罪を起こす土壌、人が人を裁く難しさがみにつまされる。

    1
    投稿日: 2023.07.02
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    容疑者殺害の疑いをかけられた同期の天生検事を救うべく岬洋介が帰還、父である岬恭平と対決する。渡瀬・古手川刑事コンビ、解剖の権威光崎教授、犬養刑事、御子柴弁護士、氏家鑑定人中山七里オールスターの登場。結末は何となく予想していたがそこに行きつくまでのわくわく感がたまらない!

    1
    投稿日: 2023.05.28
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    劇場版オールスタースペシャル、って感じ。だからこそ、今回はピアノの音に合わせた感情の起伏を個人の視点から描かれるのではなく、全ての人間が各々のパートを担いながら目前の謎を解明しようと、合唱、していた。 まだまだ七里さんの作品を読めていないが、御子柴も犬養も光崎も古手川も同じ世界線で存在していて、それぞれ物語のメインキャストを担っている。これは岬洋介シリーズというよりは七里さんの一つの終着点のような気がしなくもない。けれども、そんなこと関係無しに次々と面白い作品を生み出してしまうんだから凄い。こんなオールスターの中でもやっぱり、岬洋介は主人公なのである。天性なんだろうな。 あまりも地名やらその描写やらが身近過ぎて、七里さんってこの辺に在住中?と思ってしまった。

    1
    投稿日: 2023.03.04
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    12ヶ月連続刊行企画第4弾。 心弾むポップな表紙に見惚れていると冒頭からショッキングな幼稚園襲撃事件。 犯人は自らに覚醒剤を注射した仙街不比等。 刑法第39条「心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する」を利用した犯行かと匂わせつつ、事態は意外な方向へ進む。 仙街の取り調べ中に起きた殺人事件で窮地に陥る検事・天生の前に颯爽と現れた岬洋介。 凛としてぶれない洋介の人間性に堪らなく魅力を感じる。 蓋を開ければ想定内の犯人、動機もありがちなミステリーだが、魅力あるキャラと小気味良いテンポで楽しめた。

    0
    投稿日: 2023.02.15
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    岬さんの司法修習生時代同期の天生検事が、幼稚園で5人殺した容疑者を検事調べ中に意識を失い、気づいたら容疑者銃殺されてて、殺害容疑で逮捕されちゃう。 知らせを聞いた岬さんが昔した約束通り、天生検事を助けに来たお話。 のっけから犯人逮捕に渡瀬刑事と古手川刑事、その事件を担当する天生検事。天生検事の事件を担当するのが岬さんのお父さん、ほんでもって犬養刑事に御子柴先生...って他作品の方達がまだまだ盛りだくさんに登場! 天生検事が犯人でしかあり得ない状況をどのようにひっくり返すのか⁉︎ 結構あっさり笑(^_^;) あたしはすっごく楽しく読めましたが、七里先生の作品初読だと楽しいのかしら?(ー ー;) 今回ピアノ演奏描写なしでしたぁ

    22
    投稿日: 2023.02.03
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    岬シリーズではあるものの、実態は作者の他作品の主人公たちも勢揃いのスターシステム的作品。作家デビュー10周年おめでとうございます。(最初は全作品追えてたけど、多作なので途中からは追えていません)

    1
    投稿日: 2023.01.20
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    前回にも登場した天生高春が登場。御子柴という弁護士などは他のシリーズに出ていたらしい。そのシリーズも読んでみたい。 親と子の対決は見ものだった。

    3
    投稿日: 2023.01.03
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    他のシリーズの登場人物がちょこちょこと出てくるので、過去作も読みたくなりました。 幼稚園に侵入し、園児や先生を殺した犯人が捕まったものの、覚醒剤を打ってからの犯行だったので記憶が無いという容疑者。 それを裁くことになった天生検事。しかし、容疑者との面会中に、意識がなくなり、気がついたら2人だけの密室で容疑者が銃に打たれて死亡する事件が発生。 天生検察官は、検察官から容疑者になってしまう。 最後は見事に事件解決。イッキ読みでした。

    5
    投稿日: 2023.01.02
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    いやぁ、御子柴シリーズを追いかけているわたしにとって今作はワクワクの連続でした。岬洋介シリーズは初読でしたが、まさかあの岬検事の息子さんとは…。犯人は初期の段階から目星はついていましたが、そこに至るまでの展開がさすがの中山先生でした。他のシリーズ本も読んでみようと思います!

    3
    投稿日: 2022.11.15
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    岬洋介シリーズ第6弾。前作の天生高春が検事として、検事調べをしていると急な眠気に襲われ、気が付いた時には被疑者が銃殺されていた…。硝煙反応が検出されたスーツと、拳銃の指紋、また犯行時刻室内には天生高春と被疑者の2人だけ…天生高春はその場で逮捕、検事から被疑者になってしまう…。窮地に立たされた天生高春のもとに、「約束を果たしに来ました」と岬洋介が現れる…。前作では天生高春と岬洋介は司法修習生の同期、天生高春が容疑者となったときは地球の裏側からでも駆けつけ助ける約束をしていた…。 今作では、ピアノ演奏の描写は少なかったけれど、面白かったです。犯人はなんとなくわかっていたけれど、それを明らかにする過程がよかったし、すごいとしか言いようがない感じです!私はまだ、岬洋介シリーズしか読んでいないので、他のシリーズからの弁護士、刑事、法医学者は初めましてでした。文庫本には中山七里先生の作品のキャラ相関図ついているんですよねぇ…。そう考えると、手元にこの作品の文庫本版を置きたくなり、そして他の作品も読みたくなりますよねぇ…などと悩んでしまっております(^-^;

    27
    投稿日: 2022.11.14
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    読んだのを忘れてて再読。 しばらく読み進めると、あぁこんな話だったなと思い出し^_^ 中山シリーズ集結みたいな感じになってます 変わらず面白い

    1
    投稿日: 2022.08.14
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    オールスター勢揃い! 中山七里作品を読んでいる者にとっては嬉しくてたまらないだろう。 ただし、話の中身となると別。捜査手順を急がせたことによる証拠不十分のまま、審議を進めようとしたことの粗をときほぐすだけのもので、これといってやられた感はない。

    0
    投稿日: 2022.05.27
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    シリーズ最強のわくわく興奮度! 御子柴弁護士に渡瀬警部に犬飼刑事、ついでに山崎。オールスター登場の、しかも重要な局面で絡みつつ、でもしっかり主役は立てて。 不可能を可能にする論展開も怒涛の謎解き編で頭スパーク!ハラショー!

    4
    投稿日: 2022.05.02
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    殺人の疑いをかけられた親友のためにコンサートもうっちゃって駆けつける岬洋介。 友情、親子の確執、そして復讐。 著者の他作品の登場人物も出演していてそれも面白さに花を添える。

    3
    投稿日: 2022.02.23
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    「もういちどベートーヴェン」から10年、天生くんが検事になっていて、なぜか殺人事件の被疑者となり窮地に。そこへ岬洋介が!二人の友情はさらっとしているんだけど、根底でお互いを信じきっている感じが、なんだか温かいなと思った。 そして、いろんな作品の登場人物がいっぱい出てきて、楽しかった!やっぱり他作品とのリンクはテンション上がってしまう。御子柴弁護士と犬養刑事の話はまだ読んでいないので、早く読みたいな。

    1
    投稿日: 2022.02.18
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    気になる登場人物が多数。他のシリーズのキャラクターなのかな? 御子柴弁護士 かつて殺人を犯した、らしい 渡瀬、古手川 浦和署の刑事。キャラがいい 光崎教授、栂野真琴助教、キャシー 浦和医大法医学教室のメンバー。この人たちもキャラがいい 犬養隼人刑事 浦和署捜査一課刑事。昔古手川と平成切り裂きジャック事件を捜査した 岬お父さんが思ったより魅力的で、岬洋介に対する態度も単なるツンデレに思えてきた。

    1
    投稿日: 2021.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 1日で読み終わった。 岬洋介のシリーズをあまり読まないままに、この本を手に取ってしまったので、これから他の作品も読みたいとおもう。 犯人は事務官だとは思っていたが、共犯だとは思わなかった。 最初の幼稚園での描写は、想像しただけで辛い気持ちになった。

    0
    投稿日: 2021.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もうネタ切れなんかな。 岬洋介のシリーズ、最初のはめっちゃ面白かったけど、2作目以降はなんだかなぁ、ってかんじです。でも、読んじゃってますけど。 今作はテコ入れなのか、別シリーズの弁護士さんも登場するんですが、不発ってかんじで。もっと犯人側の事情にスポット当てて欲しかったな。 次回作もありそうなんですが、もういいよ、ってかんじです。

    0
    投稿日: 2021.10.15
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    岬洋介シリーズ 第6 (10周年記念作品) 洋介が、司法修習を途中で離脱してから、10年後。 同じグループにいた天生高春は、さいたま地方検察庁 刑事部一級検事として、上昇志向を持ち、有望株と目されていた。 今回、天生が担当する事件は、有名幼稚園に乱入し、幼児三人と教員二人を惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した《平成最後の凶悪犯》仙街不比等事件であった。 「心神喪失という理由だけで、何の咎めもなく法の軛から逃れられる。そんな理不尽があって堪るものか」 天生は、刑法第39条によって、仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。 しかし、取り調べ中に突如意識を失い、目を覚ました時、目の前には仙街の銃殺死体があった。 指紋や硝煙反応が検出され、仙街は、殺害容疑で逮捕されてしまう。 事件は、上位庁である東京高検が捜査することになり、岬次席検事が、異例中の異例、捜査担当・公判担当に任命された。 しかも、「身内に甘い」「隠蔽体質」と謗りを受けない為に、天生には、より厳しい態度で臨むように要求された。 天生は無実を訴え、弁護士を探すが、誰一人として、引き受ける弁護士はいない。 四面楚歌の中、天生の前に、10年前に別れた、岬洋介が現れた。 「約束を果たしに来ました」と。 10年前、洋介は天生に「君が窮地に陥った時には、地球の裏側からでも助けに来る」と約束したのだった。 全てのコンサートの予定をキャンセルし、18時間かけて、ブタペストから飛んできたと言う。 10年ぶりに再会する親子。 岬検事は、洋介に責める言葉ばかりを浴びせる。 ・・違う、こんなことを話すつもりはない。息子を褒める言葉があるだろう・・ だが、口をついて出たのは抗議の言葉だった。 「億を下らない違約金を払ってまで、何故、邪魔をするのだ」 と言う父親に 「友人が苦境に陥っている時に何もせず鍵盤を叩いているだけだったら、僕は一生自分を許せなくなる」と答える。 洋介は、悪名も、弁護士費用もべらぼうに高い御子柴を弁護士に雇い、裁判に向かうが、御子柴は、過去の判決に不満を持ったヤクザに襲撃され、大怪我を負い身動きが取れなくなった。 御子柴は、刑事訴訟法第31条第2項を使い、洋介を特別弁護人として法廷に立つように言う。 裁判所が洋介を特別弁護人に選任したのは一にも二にも司法修習生時代の成績が考慮されての結果らしかった。 かくして、洋介、岬検事の親子対決が決定した。 洋介は、法廷での親子対決では、完膚なきまでに、岬検事を叩きつけて、真犯人を特定し、天生の無実を勝ち取る。 事件が解決した後、 マネージャーからの連絡待ちで、しばらくは日本に、滞在する。と言う洋介。 「また何かの事件に巻き込まれるかもしれんぞ」 「ええ。縁起でもないのですが、僕もちょっとそんなきがしているんです」 と言う会話。 〈次回『おわかれはモーツァルト』(仮題)をおたのしみに〉 これの伏線かなぁ。 今回は、洋介の天生に対する気持ちに、所々、うるうるさせられた。 今回は、ピアノ演奏は無かったけど、 作品が、交響曲第九番 二短調作品125 (合唱)の I 第一楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ〜ウン・ポーコ・マエストーソ Ⅱ モルト ヴィヴァーチェ Ⅲ 第三楽章 アダージョモルト エ カンタービレ、アンダンテ モデラート Ⅳ 第四楽章 プレスト〜アレグロ、アッサイ Ⅴ 第四楽章 おお友よ このような音ではない と、交響曲第九番が進んで行くように、物語も進んでいく。 とても離れがたい作品だった。 何はともあれ、次作品が楽しみ。

    20
    投稿日: 2021.09.05
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    岬洋介以外のキャラクターも出てきたみたいだけど、他のシリーズはあまり知らないのでその楽しみ方はなかったかな。 久々の岬洋介、実写だったらだれがベストかいつも妄想するのですがぴたっとハマる人がまだ浮かばない。 トリックはこまあまあかな。

    0
    投稿日: 2021.07.10
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    面白かったー! このシリーズしかまだ読んでいなかったので、御子柴弁護士のシリーズも今後読みたい! 犯人は薄々判るものの、繋がりが昔の事件まで遡り、ぐうの音も出ない公判はすごく面白い! 奇しくも岬親子の対決になる、法の世界の詳細も詳しいことはわからないながらもとても楽しめる。 早く洋介が日本滞在中に巻き込まれるかも…のつづきが読みたい‼️でも『おわかれはモーツァルト』ってシリーズ終わってしまうのか?それも寂しい…

    2
    投稿日: 2021.06.24
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    久しぶりの岬洋介シリーズ。 冤罪で捕まったかつての友を助けるために。 そして事件の真相を突き止めるまでのプロセス。 面白くて一気読みしました。 登場人物も中山作品ではお馴染みの面々。 さながら中山オールスターズといったところで。 真犯人は消去法でいけばこの人だろうなとは思ったけど。 繋がりに関しては意外の連続で。 中山作品を読んだ事ある人にはたまらない1冊になってます。 滞在してると何かの事件に巻き込まれるって…コナンかよ 笑

    20
    投稿日: 2021.06.04
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    大変面白く読めました。演奏シーンはなし(残念)、真犯人は間違いなくこの人だろう?でも、という状況からの逆転の鮮やかさ。残念なのは、中山七里のこのシリーズだけを読み進めてしまったため、登場人物が楽しめなかったこと。愚か者達をこれから追いかけます。岬洋介の予想外の仕事に、そういう例外もあるんだ、とか、色々法律的にも面白かったです。

    2
    投稿日: 2021.05.31
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    もはや音楽要素がない! 今回は音楽家名もタイトルに入ってないし、岬先生シリーズってだけで検事と弁護士の法廷ものだね。 合唱って中山七里作品オールスターズってことなのか、他シリーズの主要登場人物がどんどん出てくる~。 そしてついには法廷の場で父親と対峙して叩きのめすまでやってのけたので、次作からはまた音楽ミステリーに戻りそうかな。 事件のほうは、責任能力の有無はどうにももやもやするので、読んでいてもほんともやもやした。 報復殺人で加害者以外を殺すのもあかんやろって思うけど、罪を犯した張本人が心神耗弱やらで不起訴になったらどうしたらいいんやろ。 やりきれないね。

    3
    投稿日: 2021.05.30
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    岬洋介の今までの話と演奏の描写がほぼ無いが言葉の至る所での音楽の台詞など音楽が重要でありながらも人を助けている所など言動に人柄が出ていて良かった。

    2
    投稿日: 2021.05.27
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    岬先生は弁護士資格がないので法廷には立てないと思っていたがそうきたか!中山先生は私の知らないところへいつも連れて行ってくれる!シリーズ全部読まないと。

    3
    投稿日: 2021.04.06
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    幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した〈平成最悪の凶悪犯〉仙街不比等。彼の担当検事になった天生は、刑法第39条によって仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。しかし取り調べ中に突如意識を失ってしまい、目を覚ましたとき、目の前には仙街の銃殺死体があった。指紋や硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう天生。そんな彼を救うため、あの男が帰還する! 岬洋介シリーズ七冊目(要介護探偵含め)いよいよもってオールスターキャスト。今回のタイトルが作曲家シリーズじゃないのはそういう意味での特別編なのかな?能面検事も含めて中山先生の本を読んできた読者へのボーナストラック感。なので事件そのものはあっさり。溜めて溜めて解決が早いのはいつものことだけども。今まで洋介の人物像がはっきりしなくて毎回ぼんやり超人仙人みたいな印象だったんだけど、やっと為人が見えてきた。ネットの海には登場人物の年齢含めた相関図と事件年表転がってるかな。次回がいよいよ最終回っぽいし、いったん整理したい。

    1
    投稿日: 2021.03.13
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    岬洋介シリーズ。 「岬洋介の帰還」という副題の通り、今作は岬洋介シリーズではありますが、中山七里作品でお馴染みのキャストが勢揃いで何とも贅沢な作品となっています。前作の「もういちどベートーヴェン」で交わされた天生検事との約束が実現する展開も胸熱だし、あの人もこの人もと七里作品のキャストが次々に洋介と邂逅する場面は楽しくて仕方ない。もう見ることは無いだろうと思われた岬の法廷現場も見れてお腹いっぱいです。ただ、事件の方はトリックはともかく真犯人は絞られているので、あまりどんでん返し感はなかったかな。とりあえず、今回はオールキャストを楽しむ作品だと思うので、これはこれでアリ。次作の予告もあって、岬洋介の更なる活躍に期待しかないわ。

    2
    投稿日: 2021.02.22
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    懐かしい人たちがたくさん出てきました。音楽は冒頭近くに第九の第1楽章がイヤホンから流れただけ。最近話題になった上級国民の暴走ひき逃げ事件なども登場します。重苦しい本が続いていたので良い気分転換になりました。

    2
    投稿日: 2021.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさか岬先生が戦ってくれるなんて思わなかった。ピアニストだけれども法廷に立つ岬先生もみたいと思ってしまう。早く続きが待ち遠しい。

    2
    投稿日: 2021.02.08
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    久々の中山七里さん。 私の好きな岬洋介シリーズの最新作。 この作品は、七里さんファンへのサービス精神も感じる一冊だ。 何故なら、岬洋介はもちろん、天生検事、御子柴弁護士、古手川刑事、渡瀬警部、犬飼刑事、光崎教授、真琴先生…。 七里作品お馴染みの面々が大集結してるのだ。 ファンならもうニンマリしてしまうだろう。 そして、七里先生はグロい描写が多いが、この作品は残虐なシーンはほぼ皆無。なので、七里先生ビギナーの方にも読みやすくお勧めできる一冊だ。 (ちなみにグロいのがお好きな方は、若かりし頃の古手川刑事が主人公のカエル殺人事件シリーズがオススメです。再読はしたくないけど…) さて、内容の方はと言うと。 ある大量殺人の容疑者・仙街の担当検事となった天生。 しかし、取り調べの最中、天生は気を失い、目覚めると仙街が銃に撃たれて死んでいた。たちまち容疑者とされてしまう天生。 しかも担当検事はあの優秀な岬次席。絶対絶命の天生。 そんな中、海外でピアニストとして活躍する、かつての研修時代の友人でもある岬洋介が帰還し、天生を助けると言い出す。 そして洋介が用意した弁護士はあの悪徳弁護士、御子柴だ。 もうここからは豪華キャストの競演に胸が躍りまくる! 古手川、御子柴、犬飼、光崎教授。 彼らが洋介の元に集い、事件のピースをつなげていく。 御子柴と岬次席の因縁の対決も見所。 そして岬次席と洋介、親子が対峙するシーンは緊張感が走る。 面白かった! なんだか最近は意図的にミステリーは避けてたんだけど、これは爽快! 疾走感もあるし、読後感も良い。 岬洋介、好きだなぁ。 個人的にピアノも好きなので、ベートーベンやクラシック曲を時折登場させてくれるのも嬉しい。 これからもこのシリーズ、続いていきそうだね。

    2
    投稿日: 2021.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古手川刑事・渡瀬刑事・犬養刑事・光崎教授・御子柴弁護士・岬洋介VS岬検事、中山七里版アベンジャーズ的な、仮面ライダー集合的な豪華作品。それぞれがそれぞれのパートで行動する、まさに合唱。

    3
    投稿日: 2021.02.03
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    ニヤニヤしながら一気読み。 作者の作品を一通り読んでいるならニヤニヤせずにはいられないだろう。 岬洋介、おとーさん、御子柴礼司に犬養刑事、あれ、カエル男の刑事さん、全部揃ってる! そして事件の背景にこんなネタ持ってくるか。 揶揄ハンパない ニヤニヤオールスターズ、いやニヤニヤさせてくれるオールスターズがいるので星5です 2021.1.22 8

    5
    投稿日: 2021.01.23
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    岬陽介は変わらず格好良い。岬陽介が登場してからはあっという間だったが、それまではやや物足りなさがあったような

    3
    投稿日: 2021.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    御子柴、犬養が出てきて、中山七里作品オールスターズの様相を呈しており、もしやこれで岬シリーズ最後なのか?と思ったけど次作もあるようでよかった。 洋介の活躍を望む一方で、お父さんをそんなにいじめてやるな、という憐みの情も湧いてしまう。 宇賀が天生の事務官についたのも、怨嗟の念からだったけど、岬親子の禍根もなかなかに根深いものだ。 あと、中山七里作品は四字熟語の勉強になる。

    2
    投稿日: 2021.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     面白かった。岬洋介と御子柴礼司が同じ物語に出てくるとは、感無量だった。犯人はシリーズのなかでも推理がしやすかった。  最後の場面の、岬洋介のしばらく日本にとどまるという発言から、次回の作品はどういう物語かワクワクしている。

    2
    投稿日: 2021.01.08
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    中山七里、やっぱり面白い。刑法第三十九条を論じて展開するかと思いきや、ストーリーは思いがけない方向へ、密室殺人の状態だったので、何らか事務官は関係ありとは思っていたけど、やっぱり。でも岬洋介の親子関係が理解できたのは、思いがけず興味深かった。これからの作品が楽しみ。

    1
    投稿日: 2021.01.02
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    えーまさかの岬洋介の帰還。 天生高春検事、おぼえてるよぅ〜 まさかまさかの岬検事、天生高春検事 そして岬洋介!なんと予感はあったが岬洋介は救えない。ピアニストだもの。 御子柴登場。 ちょっと役者揃い過ぎじゃない。出来過ぎ。 岬洋介が登場しただだけで 空気が変わる。 (初版2020年5月) 落ち着いたらこの系統「音楽ミステリー」というらしいを順番で読みたいかな さよならドビュッシー おやすみラフマニノフ さよならドビュッシー前奏曲 いつまでもショパン どこかでベートーベン もういちどベートーベン 合唱 順不同。 本文よりー岬洋介は言う。 「大抵の物は本人が努力すれば手に入る 友人はいくら頑張っても作れません 自然発生する物だからー」 「約束を果たしに来ました。」 うーしびれる。ブタペストからドバイで乗り換えて18時間。 素晴らしい、なんとカッコいい! 中山七里は悪人を作るので その対角線上の最高の善ー岬洋介をここまでにしていく。本人は自然体で」 えー渡瀬刑事に、古手川 そして犬飼刑事まで〜 まだまだ法医学の光崎教授もそのメンバーも こうなると 最終回にみんな出すみたいな安っぽい。ちょっといや! 減点。まあ仕方ないか!事件が絡んでるから。 それにここまで彼の作品を読ませていただくと もう手法もわかってきたし〜「鈍感な自分にも少しはね。」 星三つかな。岬洋介に免じて星⭐️4でいいか。 呉越同舟 隔靴掻痒

    21
    投稿日: 2020.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他に犯人いるとすれば絶対この人でしょ!と誰もが思うであろう人がやはり犯人なんだけど、そこの繋がり方がうまいのが中山七里だなと思う。どんでん返しの達人。

    3
    投稿日: 2020.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    岬父と岬息子の天生に裁判での対決。ピアノを聴く場面がなかったのは残念。 優雅にでも強引に成し遂げるべきことをやる岬洋介がかっこいい。

    3
    投稿日: 2020.12.08
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    中山七里作品スター軍団勢揃いとも言える作品で、ワクワクしながら読めた。事件の真相はついこの間起こった元高級官僚の起こした自動車事故を思い起こされるもので、きっと創作の対象になるだろうとは感じていた。やや偶然が重なり過ぎの嫌いはあるが、読み物としては楽しめた。このシリーズはまだまだ続きそうだし、他のシリーズでもスター軍団の競演が見られるかもしれない。

    5
    投稿日: 2020.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    各シリーズの登場人物が共演していてワクワクした。 だからなのか、物語の展開、意外性としては少し物足りない感じがしてしまった。

    1
    投稿日: 2020.11.29
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    全員しっかり覚えてるわけじゃないけど、あの人もこの人も次々出てきてワクワクしっぱなし。なるほど、合唱ね。

    1
    投稿日: 2020.11.22
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    とうとうやってくれました。中山作品登場キャラクタ勢揃いのオールスターキャストで紡ぐ検察官取調べ中密室殺人事件解決談。プロットもお見事。事務官だろうと思わせてからの二転三転と、読後も納得感のある事件背景には潔く脱帽しましょう。中山作品ファンには至上のギフト作品であることは間違いありません。一気読み必至。

    2
    投稿日: 2020.11.21
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    さよならドビッシーしか読んでいなかったのが相当に悔やまれる。シリーズキャスト総出演のすごい作品だったとは。単純に物語としてもかなり楽しめたしピアニストが法廷に立つという贅沢な展開に、ラストの詰めも良くできていたように思う。

    1
    投稿日: 2020.11.21
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    図書館で借りた本。シリーズの登場人物が集結した内容。幼稚園に侵入し園児と教諭を殺害、犯人は覚醒剤を使用して犯行に及んだ男。刑法39条に値してしまうのか危惧していた検事だが、自分が取り調べをしている最中に急に睡魔に襲われ、記憶がないまま起きた時、被疑者は拳銃で撃たれ死亡していた。疑われた検事はどうなるのか?という話。犯人は序盤で予想がつくが、登場人物がオールスターなので懐かしい感じもする作品だった。

    1
    投稿日: 2020.11.08
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     幼稚園に乱入し、園児3人と教員2人を惨殺した容疑で仙街不比等(せんがいふひと)が逮捕された。襲撃後に覚せい剤を使用していた仙街は、犯行時も薬のせいで何も覚えていないと言い、刑法39条での無罪判決を目論んでいるように思われた。彼を起訴するために検事調べをしていた天生高春だったが、取り調べの最中に急な眠気に襲われ、気がつくと目の前にいた仙街は胸を撃ち抜かれて即死状態。天生は仙街を殺害した容疑で逮捕されてしまう。  著者の作品を読んできた者からすると、本作はこれでもか!というくらいの全部乗せ。岬洋介はもちろんのこと、御子柴先生やら犬養隼人やら光崎教授やら古手川&渡瀬やら、お馴染みのキャラクターはほぼ全て登場しているのではないだろうか。これだけでも楽しいが、ピアニストであるはずの岬洋介、なんと法廷に立つ!そして、絶縁状態の父・恭平とのやりとりも多数でもう、わくわく感ハンパ無い。まぁ、真相に関しては、この人でこのトリックしかありえないでしょうと予想のつくものだったけれど、その他の部分で大満足。

    1
    投稿日: 2020.10.26
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    オールスターです 岬洋介は題に出ているので、もちろんですが古手川くん、御子柴さん、光崎さん、そして犬飼さんまで! その度にちょっと嬉しくなります。 さて本編 覚醒剤中毒の仙街不比等は幼稚園を襲撃し、先生と園児を惨殺する。 警察に捕らえられるも、検事の取り調べ中に射殺されてしまう。 取り調べていた天生検事はその時猛烈な眠気に襲われ記憶がないと言うが、2人きりの密室でピストルとジャケットには証拠が残っていた 犯人は義憤にかられた天生なのか!? 最後ページ数が少なくなって、解決するのかドキドキしました。 裁かれないことが、不幸の連鎖を起こすこともある

    3
    投稿日: 2020.10.23
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    覚せい剤の影響下にあった殺人容疑者に対し刑法39条の心神喪失による責任能力有無を争う展開なのかと思いきや、担当検事自身が心神喪失状態での殺人容疑で逮捕されてしまうというどんでん返しから始まる。 小手川刑事、渡瀬警部、光崎法医学教室教授、御子柴弁護士とお馴染みの面子が活躍し、岬親子の対決まで見られるサービス満点の展開ではある。 真犯人は消去法から明らかだが、上級市民による交通事故という時事ネタもそつなく織り込む、著者ならではの手堅い仕事を楽しめる。

    1
    投稿日: 2020.10.20
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    幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した“平成最悪の凶悪犯”仙街不比等。彼の担当検事になった天生は、刑法第39条によって仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。しかし、取り調べ中に突如意識を失ってしまい、目を覚ましたとき、目の前には仙街の銃殺死体があった。指紋や硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう天生。そんな彼を救うため、あの男が帰還する――! 楽しみにしていた岬洋介シリーズ。ただし焦らされます。登場は中盤までありません。やっと来たーーって感じです。 他シリーズの登場人物たちも集合していますが、私は未読なのでそこまでおお!とはならず。タイトルはベートーヴェンですがピアノの描写はほとんどなく、筆者の表現が好きなのでそこは寂しい気もしました。ストーリー的に仕方がないのですが。犯人当ては正解でしたが、動機と手段が分からず、洋介の推理でトリックが明かされる場面は非常にすっきりしました。現実問題、こんな杜撰な司法解剖がまかり通るなら大変なことだけど・・・。御子柴弁護士の活躍ももっと見たかったなあ。続編も決定しているとのこと。嬉しい限りです。

    1
    投稿日: 2020.10.01
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    (2020/9/30読了) 久しぶりの中山七里さん、久しぶりのミステリー。 あ〜、そういえば、どんでん返しの中山七里さんだったっけ。 そんな感じだから、岬洋介で、御子柴礼司?で、調べてみたら、御子柴シリーズは、洋介の父の恭介の方なのね。 この本は、岬洋介シリーズ(だと思う)。タイトルの「合唱」は、必要?帰還だけでもいい気がするけど、音楽にまつわるタイトルにしたかったのでしょうか。 星4つはおまけです。それなりに面白かったので。 しかし、先がわかりすぎる。登場人物が少ないことも理由かも。登場人物と言えば、事件の深部に関わること、人物が出てくるのが遅すぎる。もっと、序盤から伏線を張って欲しいな。 岬洋介が出てくるタイミング=話が動き出すのも、中盤に差し掛かってから。ここまで待てずやめちゃう人もいるんじゃないかな。 最後の、「この物語はフィクションです。…」の後に、次回作のお知らせが載ってます。こんなのはじめて!

    3
    投稿日: 2020.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

     大好きなドビュッシーシリーズの岬洋介がまたしても難解な事件を解決する。  幼稚園で園児らを惨殺した犯人・仙街が検察に送られてくる。覚せい剤を使用、刑法第39条により、無罪になることもありえるこの事件を担当する事になったのが天生検事だ。だが、取り調べ中に意識を失い、起こされた時には仙街が銃殺されていた。見に覚えがないとはいえ、密室で起きた犯行、そのまま逮捕てしまう。そんな天生の窮地を救うべく現れたのが、司法修習生時代の同期・岬だった。仙街を逮捕するのに、埼玉県警の小手川と渡瀬、天生の裁判を担当する検事に洋介の父・東京高検次席検事の岬恭平、天生の弁護人を御子柴、仙街の再解剖をする浦和医大法医学教室の面々、警視庁捜査1課の犬養・・・と、中山さんのシリーズ作品に登場する人々、大集結なのが見物。さらに裁判途中にもかかわらず、銃で撃たれ負傷した御子柴に変わり、洋介自身が弁護人として法廷に立ち、父と対決するのも見物。真犯人は予想通り、この人しか無理よね…という人物だったのがラスト、大ドンデンの中山さんにしてはわかり易かったかなぁと感じたが、次なる事件を予感させて終わった、楽しみ。

    1
    投稿日: 2020.09.20
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    天生くんが殺人容疑・・・!? 10年たってこういう事件が起きるのがまた運命を感じる。 しかしオールスター出演☆って感じだった。豪華。 古手川くんが相変わらず優秀だな。 次回作も期待。

    1
    投稿日: 2020.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    別シリーズの登場人物も出てきて、10周年記念らしい! 意外性はなかったけれど、岬洋介がかっこよいのでそれでよいのである。ツアーキャンセルは残念…。

    1
    投稿日: 2020.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大好き岬洋介シリーズ! 中山七里作品でおなじみのキャストがたくさん出てきて、繋がった世界線。それだけに際立つ、美形の天才ピアニスト、という岬洋介の主人公感。 いつ演奏シーン出てくる?と期待していたけど最後までなく。(さすがに法廷にピアノは持ち込めないか‥。) 続編もあるようなので楽しみにしています。

    2
    投稿日: 2020.08.20
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    他シリーズのキャラクターが大勢登場した本作。残念ながら私はどれも読んだことがないのですが…読んでみたいなと思わされる。岬洋介登場から先は気持ちのいい展開で楽しく読んだ。

    1
    投稿日: 2020.08.19
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    タイトルだけで、かなりウキウキしてしまう(本編は結局ベートーヴェンのタイトルだけだったんだけど…)。音楽要素少なめ。これを読むと『ショパン』をもう一度読みたくなった。 2020/6/25読了

    2
    投稿日: 2020.08.08
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    岬が日本に帰国。友を救うために。 幼児らを殺害し、その後、覚醒剤を打っていた凶悪犯を担当することになった検事・天生。取り調べ中に天生は意識を失い、その間に犯人が銃殺されていた。天生は殺害容疑で逮捕される、そこに現れたのが岬であった。 なんの情報も入れず、読み始めたけど。ここはもしかしてあの人が出てくるのかなと思ったら、その人が登場し、そんな連続。豪華出演陣、大サービスかな。作家生活10周年記念ということで先生自ら楽しみながら書いているのかなあ。親子対決やら弁護士対検事やらで見どころも満載。ただ、残念なところは、音楽に酔うシーンがなかったことかな。それがこのシリーズの一つの楽しみなんだけれど。真犯人については意外性はなし。なんといっても登場人物たちのやりとりが面白かった。親子のこれから、気になりますね。

    19
    投稿日: 2020.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いつもどおり、しかし全員集合ですごかったです。 怒涛のように出てくる色んなシリーズの登場人物。 父と子、異色のピアニストと異色の弁護士、友情等々良かったです。 39条が出て来た時点で御子柴シリーズっぽいなとは思いましたが本当に出てくれるとは。 次回仮題がおわかれはなんたらでしたがシリーズは終わらないでほしいなあ。 そして怒涛のように刊行されているようで。 ヒポクラテス買わなきゃ。 そして御子柴先生楽しみです。

    2
    投稿日: 2020.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    次から次へと役者が登場して楽しかった。 でも天生の手の硝煙反応検査とトカレフの弾数はなぜスルーなのか…どこかに記述あったかしら?

    1
    投稿日: 2020.07.30
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    7月-10。3.5点。 岬洋介シリーズ。幼稚園に乱入し生徒と先生を惨殺した犯人、検察で聴取中に殺害される。容疑者の検事は岬と同期。 意識を失った最中に犯人は射殺された。犯人は検事なのか。 中山七里オールスターという感じ。面白い、一気読みした。

    0
    投稿日: 2020.07.10
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    岬洋介、御子柴弁護士、渡瀬警部、古手川刑事、光崎教授、等々、中山七里ファンにとっては、とても豪華なキャストが登場し、それだけでうれしくなる。犯人の背景は別にして驚くようなどんでん返しはないし、反証にも無理があるように思うが、登場人物と展開で一気読みさせる。寝る前に読み始め気がついたら明るくなり始めていた。

    2
    投稿日: 2020.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オールスター登場。 幼稚園を襲撃し園児と先生を殺すという事件が起こる。犯人の仙街はヤク中であり、心神喪失で不起訴になろうとする魂胆みえみえ。担当検事は天生くん。取調室で仙街撃たれ、天生くんに嫌疑がかかる。 岬洋介登場。弁護士は御子柴センセー。検事は岬父。さいたまの監察医(これは覚えてない)、続々登場する。 さすがに、あっといわせる結末。 そして、息子は父を超えちゃった。 次は「おわかれはモーツアルト」ですって。

    1
    投稿日: 2020.07.04
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    いやあ、これはもうなんとも言えない、七里の主人公の勢ぞろい。しかも検察側、弁護側共にフルラインナップ。 思わず、読書スピード全開で一気読み。 犯人が明らかになるところは意外とシンプル。容疑者が犯人ではないとすると、残るは誰というところか。 ただ動機が何?というところで、思わぬところから露見する。あと少ししかないなと思っていがうまくまとめられました。さすがと言ったところ。 今回は岬陽介が弁護人も行ない、しかもそこで御子柴、渡瀬、古手川、犬養など主人公級がいっぱい出て来るところがすごい。次もあるみたいだけどそれも楽しみだ。親子の対決も良かったし、久々に楽しく読めました。  

    3
    投稿日: 2020.07.02
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    中山七里作品の登場人物が総出演して楽しめる。中でも岬洋介の凛とした存在感には引き込まれてしまう。光崎教授も存在感を放つのだが、教授を芸術家と評するのは彼らしい。「専門的な職業に求められるのは技術者と情熱」という洋介の言葉には同感である。

    2
    投稿日: 2020.07.02
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    中山七里作品の登場人物が色々出てきてとても面白かったです。次回の『おわかれモーツァルト』(仮)も楽しみです。

    2
    投稿日: 2020.06.27
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    +++ 幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した“平成最悪の凶悪犯”仙街不比等。彼の担当検事になった天生は、刑法第39条によって仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。しかし、取り調べ中に突如意識を失ってしまい、目を覚ましたとき、目の前には仙街の銃殺死体があった。指紋や硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう天生。そんな彼を救うため、あの男が帰還する―!! +++ 誰が主人公になってもおかしくないようなキャスティングであり、実際に、読み始めてしばらくは、主役と思しき人物が何度か入れ替わるような展開になっている。さらに言えば、主題も、これかと思えば覆され、そう来たかと思わせておいて、さらに違う展開に持ち込まれるという、嬉しい裏切りが満載である。なにより、岬洋介が突然帰国したにもかかわらず、レコーダーに吹き込まれたたった一音しかピアノが出てこないのである。そして、そんなことさえ忘れさせられるほど、彼の活躍に目を惹かれ、惹きこまれるのである。御子柴も(普段とはいささか別の意味で)いい仕事をしてい、好感度アップである。贅沢な一冊である。

    3
    投稿日: 2020.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あの人もあの人も、あの人も、そしてさらにあの人まで登場して、まさかの親子対決、からの父親の圧倒的な負け。中山さんの作品は合わないと感じる物も多いのですが、これは何かのご褒美かしら?と思いながら、豪華な競演を満喫しました。洋介が帰ってきてから、解決までが早すぎであっけない…。でも、これくらいスピード感がないと洋介の異次元の天才っぷりは表わせないので仕方ないか…。登場人物全員のキャラが際立ってるので、このくらいあっさりしている方が読みやすい気もします。次の作品の予告もあったので、楽しみに待とうと思います。

    2
    投稿日: 2020.06.18
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    岬洋介シリーズ。なのですが。これでもかってほどに中山七里作品のキャラクターがてんこ盛りの、あまりに豪華すぎる一冊。 幼稚園で起こった無残な事件の犯人を、担当検事が取り調べ中に射殺したという前代未聞の事件。しかし自らの犯行に全く身に覚えのない検事。大切な友人である彼を窮地から救うため、急遽帰国した岬洋介が依頼する弁護人は……やっぱりかー! 他にも捜査協力を仰ぐあの人やこの人や、もうおなじみの面々ばかり。これ、絶対に負ける気がしません(笑)。そして因縁の親子対決。勝ち目のない岬検事がかなり可哀想になってしまいました。岬検事って、実はけっこうツンデレなんだよねえ。 事件の犯人は最初からこの人しかありえないんじゃないの、ってなところがあるのですが(トリックも考えればある程度は分かることだし)。それでもなぜこの人がそんなことをしたのか、事件の裏にどういう事情があったのか、というのはまったく見当もつかなかったので。充分にミステリとしての興味も引っ張られ続けて読めました。

    2
    投稿日: 2020.06.11
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    中山ファミリーが勢揃いで、何とも豪華な仕上がりでした。そして、岬洋介のみでなく、色々なキャラの視点でコロコロ変わるので中々斬新でした。岬親子の対決もハラハラしましたが、読了感爽快でした。久々の岬洋介シリーズ、また続くみたいなので、今からとても楽しみです。

    3
    投稿日: 2020.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『約束を果たしに来ました』!うほー。←嬉しすぎて奇声あげちゃった!岬洋介シリーズ最新刊にして中山さん作品のあの人、あの人、あの人が!ひとつの物語に終結。豪華すぎて読むのがもったいなかったくらい!前作から続く岬洋介と天生高春の物語。今回も老獪に真摯に。スカッと事件を解決。やー、もう一回前作読み返そう。今すぐに! (まだ続きそうな岬洋介シリーズがとっても楽しみです)

    6
    投稿日: 2020.06.08
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    前作『もういちどベートーヴェン』で予告された本書ゆえ、文庫化は待っておられず! 前作の最終頁で、天生は、「ひょっとしたらおれも何かの弾みで被告人にならないとも限らない。その時は君が弁護士になってくれ」と岬に約束させる。 それに対し岬は、「僕でよければ地球の裏側からでも駆けつけますよ」と、答える。本当に、彼は被疑者となった天生のために、地球の裏側から駆けつける。 現役検事が犯人?しかも密室殺人!しかし、前作での主人公的天生が犯人ではありえない。2-2=1と、真犯人は当初から想像がつく。 友の冤罪を晴らすためにとの、岬洋介の活躍ぶりに、読む手が止まらない。 さらに、他の作品の主人公たちオールキャスト登場という著者のサービス精神満載に、読まずにはいられない。 埼玉県警の古手川刑事に渡瀬から始まり、東京高検の岬恭平、弁護士御子柴礼司、浦和医大法医学教室の光崎教授、警視庁刑事の犬養隼人と、次々に登場。 題名の『合唱』とは、そういう意味か。 読者サービスの一方で、著者は刑法39条の問題点をしっかり提示している。 得意のどんでん返しはないが、事件の裏に隠された真相に著者の緻密な仕掛けがあり、十二分に楽しめた。 最終頁での天生と洋介との会話から、またも次の作品の予告らしきものが。

    8
    投稿日: 2020.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ピアニスト探偵岬洋介シリーズ。 ミステリーとしては真犯人は容易に推定できるし、真犯人が分かればトリックも推測できる範囲で、どんでん返しもありませんでした。 ただ、タイトルに作曲者名がつかないのに岬洋介シリーズとはこれ如何に、ということで、中山さんのシリーズ物の主役メンバーがほぼ総登場というファンへのサービス版でした。 出だしから、埼玉県警の古手川&渡瀬に始まり、岬検事vs御子柴弁護士、証人としての光崎教授、警視庁の犬養刑事、当然他シリーズのほかの登場人物や名前も出てきててんこ盛りでした。 父親の岬検事がフルボッコ状態でかわいそうでしたが、無罪検証の準備をした好敵手の御子柴弁護士がそれを憐れむというのもおかしかったです。 主人公の岬洋介はミステリー解明の前面に出ることはなかったですが、他シリーズの主役たちを完全に食ってしまう最強キャラなので、今後は他シリーズとは絡まないでおいてあげたほうが良いですね。

    1
    投稿日: 2020.05.31
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    デビュー10周年と言うことで、毎月新作が発刊されているが、今作に至っては全ての作品の集大成と言う位置づけなのか、これまでのシリーズの主役たちが惜しみもなく登場する、ファンには堪らない1冊。 シリーズは一応「岬洋介シリーズ」だが、まず渡瀬&古手川ペアが登場し、幼稚園に侵入し、5人を殺害した犯人を逮捕。覚せい剤を使用していたことにより、憲法第39条の適用を心配しつつも、無事起訴し、舞台は検察へ。 担当するのは、岬の司法修習生時代の同期の天生。 しかし、事情聴取の最中に意識を失い、気が付いた時には目の前で被疑者が死亡していた。 完全な密室で起きた事件であり、検察官が被疑者を殺害したと言うことで、天生は逮捕され、事件は高検の岬の父親の元へ。 その親友のピンチに世界を回っていた岬が帰国。 弁護士の選定に悩んでいた友人の為に見つけた弁護士が御子柴。 初めての岬と御子柴のタッグで、事件は再び埼玉県警の二人の元へ。 そこから事件の再捜査が始まり、解剖医の光崎、警視庁の犬養へと繋がっていく。 天生の事件については、関係者がかなり限られているので、犯人についての予測はかなり容易。 しかし、その動機を明らかにしていく過程での岬の立ち回りがお見事の一言。 期待するほどのどんでん返しはないが、幼稚園に侵入して、何人も殺害する事件は昨年の川崎のスクールバスの通り魔事件を思い出させるし、事件の根底にはやはり、昨年起きた大きな社会問題となった事柄が含まれていて、どちらの事件も曖昧なままなことに問題提起をしたいのかなぁ、と作者の意図を勝手に想像してしまった。 まさしく「合唱」と言うタイトルにふさわしい1冊。 くしくも、ここまでシリーズを全て読んでいるのに、発売をピアニストの清塚さんのTwitterで知ると言うことに、ちょっと反省…

    9
    投稿日: 2020.05.16
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    偶然がどんだけ重なれば成立するんだよってな事件なんだけれど、そんなことはどうあれ、著者が生んだスターキャストによる夢の共演である。あの御子柴礼司が脇役に甘んじ、てか、しっかりと脇役をお勤めになっているから凄い。いずれ主役を張れる面々が、それぞれの個性を発揮してご活躍だから、プロスポーツのオールスターゲームってとこだ。内容(勝敗)そっちのけで満喫させていただきました。能面検事こと不破俊太郎もお気に入りなんだけど、まだここに名を連ねるには至らんか。

    4
    投稿日: 2020.05.05
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    岬洋介シリーズ。取り調べ中に意識を失った検事。気がつくと被疑者が死んでいた。知らせを聞いた岬洋介は親友である検事を助ける為に奮闘する。一番の面白い点は中山七里作品の人気キャラが一挙に登場。美味しいとこ取り。満足。

    2
    投稿日: 2020.05.03
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    やっぱり岬洋介シリーズサイコー!!! あれっ?タイトルがいつもと違う感じ... と思ったら、そういうことか! オールスター集合=合唱ってことねと納得。 続編の告知もあり、今からわくわく。 岬洋介、そして周りの人々のハーモニーが聴けるわくわくが止まらない作品になっている。

    3
    投稿日: 2020.04.24